償却資産(固定資産税)申告の手引
平成25年作成 市税につきましては、平素から格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、固定資産税の対象となる償却資産の所有者は、その資産が所在する市町村に申告してい ただくことになっていますので、この『申告の手引』をご覧のうえ、下記期限までに必ずご提出 くださいますようお願い申し上げます。 ○ 申告書の提出期限は、毎年1月31日までです。 ※ 期限直前になりますと窓口等が混雑しますので、早めの提出にご協力ください。 ○ 提出は「郵送」及び「窓口への持参」のどちらの方法でも結構です。 ※ 郵送による場合は、下記の税務課資産税班宛にお願いします。 ※ 窓口で提出される場合は、郷ノ浦庁舎1階の税務課・各庁舎支所窓口または、最寄りの事 務所にご持参ください。 ○ 申告書(控え用)に壱岐市の受付印が必要な場合は、2枚(提出用・控え用)の提出をお願いします。 ※ 郵便での返送希望の場合は、必ず切手を貼った返信用封筒の同封をお願いします。 〒811-5192 長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触562 番地 壱岐市役所 市民部 税務課 資産税班 TEL 0920-48-1118(直通) FAX 0920-47-4844 メール [email protected]1 償却資産とは
○ 会社や個人で工場や商店などを経営されている方や、駐車場・賃貸住宅・アパート等を貸し 付けている方が、その事業の用に供することができる資産。 ○ 減価償却額または減価償却費が、法人税法又は所得税法の規定による計算上損金又は必要な 経費に算入される資産。 ※ 『事業の用に供することができる』とは、所有者がその償却資産を自己の営む事業のために 使用している場合だけではなく、他に貸し付けている場合も含みます。2 償却資産の種類
固定資産税の対象となる償却資産には6種類あり、具体的には次のようなものです。3 申告書の提出
○ 申告していただく方 1月1日現在(申告提出期限の年)、壱岐市に事業の用に供することができる償却資産を所有し ている方。(他に貸し付けている償却資産が壱岐市内に所在している場合も含みます。) なお、申告書は資産の増加・減少のない方、免税点未満(課税標準額の合計が150万円未満) の方も下記の方法で提出してください。また、廃業・転出の場合でもその旨を記入のうえ提出し てください。 種類 種類の名称 代表的な資産 第1種 構築 物 構築物 舗装路面、岸壁、橋、サイロ、門扉・塀、緑化施設、庭園、 屋外給排水管、外灯、広告塔、独立煙突等 建物附属設備 可動間仕切り、受変電設備、中央監視制御装置、LAN 配線、 予備電源装置、日除け設備、賃借人による内装等の造作等 第2種 機械及び装置 顧客の為の厨房・洗濯設備、機械式駐車場設備、印刷設備、 各種製造設備、建設機械等 第3種 船舶 釣り舟、漁船、ボート、遊覧船等 第4種 航空機 飛行機、ヘリコプター、グライダー等 第5種 車両及び運搬具 大型特殊自動車、構内運搬具、貨車等 第6種 工具、器具 及び備品 電話設備(交換機含む)、電気時計、防犯カメラ、看板、 陳列ケース、理美容機器、パソコン、複写機、印刷機、 ルームクーラー、自動販売機、レジスター、机、椅子、 ボンベ、簡易物置、什器、ベッド・布団、その他の備品等○ 提出していただく書類 ◎ 前年度以前に申告された方 増減申告 昨年度の『種類別明細書』を参照し、増減資産を記入してください。 次の表の申告の区分により、○のついている書類を提出してください。 ※ 前年中とは、前の年の1月2日~その年の1月1日までの間をいいます。 ※ 申告する資産がない方は、申告書「17 備考」欄に「該当資産なし」と記入してください。 ◎ 初めて申告される方 全資産申告 次の表の申告の区分により、○のついている書類を提出してください。 提出書類 申告の区分 申告書 種類別明細書 留意点 増加資産・全資産用 申告する資産がある方 ○ ○ 種類別明細書には壱岐市内に所在する 全資産を記入する。 申告する資産がない方 ○ × 申告書「17.備考」欄に「該当資産なし」 と記入する。
4 申告にあたって注意していただくこと
○ 申告の必要がない資産 ・車両及び運搬具のうち自動車税・軽自動車税の課税対象となる自動車・軽自動車・バイク・小 型特殊自動車 ・ソフトウェア、鉱業権、漁業権、特許権、営業権その他の無形固定資産 ・牛、馬、果樹その他の生物(ただし、観賞用・興行用及びこれらに準ずるものは申告が必要に なります。) 提出書類 申告の区分 申告書 種類別明細書 留意点 増加資 産用 減少資 産用 資産の増減がない方 ○ × × 申告書「17.備考」欄に「増減なし」と記入 する。 増加した資産がある方 ○ ○ × 増加資産用種類別明細書に前年中に増加し た全資産を記入する。 減少した資産がある方 ○ × ○ 減少資産用種類別明細書に前年中に減少し た全資産を記入する。 増加・減少資産の両方 ともある方 ○ ○ ○ 前年中に増加した資産は増加資産用種類別 明細書に、前年中に減少した資産は減少資 産用種類別明細書に、それぞれ記入する。 廃業・転出等の方 ○ × × 申告書「17.備考」欄に「廃業」または「転 出」と記入し、その年月日も記入する。○ 建物を賃借している方が施した内装等 ビル等を借り受けて事業されている方が、ご自分の費用で内装、電気、給排水、ガス、空調設 備等を施した場合は、それらの資産について賃借人が償却資産として申告してください。(地方税 法第343 条第 9 項) ○ 申告が必要な資産で、特に注意していただくもの ・遊休・未稼動の償却資産であっても1月1日現在事業の用に供することができる状態であるもの ・企業会計上建設仮勘定で経理されている資産であっても、その一部が1月1日までに完成し事 業の用に供されているもの ・帳簿に記載されていない薄外資産であっても、1月1日現在において事業の用に供しているもの ・所有権留保付割賦販売の資産(所有権留保付割賦販売の資産については、売主及び買主が連帯 して納税義務を負うものとされていますが、この場合の申告は原則として買主が行うものとされ ています。 ○ 少額償却資産の取扱いについて 国税 (法人税・所得税) 地方税 償却資産(固定資産税) 申告の 必 要 1 使用可能期間が1年未満又は取得価格が 10万円未満のものは、一時に損金(必要 な経費)に算入可 ☞ 一時に損金(必要な経費) に算入されたものは課税客体 としない
無
2 当該法人等の有する減価償却資産(取得 価格が20万円未満)を一括して3年間で 損金(必要な経費)に算入可「一括償却」 ☞ 「一括償却」の対象とされ たものは、課税客体としない無
3 個別償却 ☞ 課税客体となる有
※ 国税において、中小企業者等が、取得価格30万円未満の減価償却資産を取得し、取得価格 の全額を損金に算入する特例適用を受けた資産については、償却資産(固定資産税)において は適用されませんので申告が必要です。 ○ その他申告全般について ◎ 短縮耐用年数について 国税局長の承認を受け耐用年数の短縮を行っている資産については、承認された耐用年数に基 づき評価を行いますので、承認を受けたことを証する書類の写しを申告書に添付してください。 ◎ 増加償却について 税務署長に増加償却の届出を行っている資産については、税務署に提出した増加償却届出書の 写しを申告書に添付してください。 ◎ 圧縮記帳について 圧縮記帳は固定資産税においては認められていません。従って、圧縮記帳を行った場合は、当 該圧縮額を含めた実際の取得価格を記載してください。 ◎ 改良費について 改良費については、その資産(本体部)には加算せずに、個別の資産として改良に要した価格 を記載してください。 ◎ 消費税の取扱いについて消費税の取扱いについては、税込み処理をしている場合は税込価格を、税抜き処理をしている 場合は税抜き価格をそれぞれ取得価格としてください。 ◎ 固定資産税の賦課期日(1月1日)と事業年度との関係について 決算日以降から賦課期日(1月1日)までの資産の増減についても申告漏れのないように注意 してください。 《例》平成25年9月末日が決算日の場合 平成25年10月1日から平成26年1月1日までの資産の増減についても申告してください。 ◎ 虚偽の申告をした場合又は申告をしない場合 申告すべき事項について虚偽・過少の申告をした場合、又は正当な理由がなく申告をしない場 合は、罰則規定により過料を科せられることがあります。
6 償却資産に関するQ&A
Q1 以前から申告していますが、ここ1年間は資産の購入や廃棄がありません。資産の入れ替 えがない場合にも申告は必要ですか? A1 必要です。その場合は、申告書「17.備考」欄に「増減なし」と記入してください。該当す る資産がない場合には「該当資産なし」と記入してください。 Q2 壱岐市には支店がありますが、本社は壱岐市内にはありません。償却資産の申告はどうし たらいいですか? A2 償却資産の申告は、資産が所在する市町村へ申告することになっています。従いまして、 壱岐市内の支店に設置している償却資産は壱岐市へ申告しなければなりません。 Q3 建築設備(家屋の附帯設備)と償却資産について説明してください。 A3 建築設備(家屋の附帯設備)でも償却資産として取り扱われるものがあります。一般的に は家屋の所有者が所有するもので、家屋に取り付けられ、家屋と構造上一体となっているも のは家屋の一部として取り扱われます。 具体的には、電気設備・ガス設備・衛生設備・給排水設備・空調設備・消化設備・避雷設 備・運搬設備等で家屋と一体となって効用を発揮し、家屋自体の効用を高めているものは、 家屋の範囲に含まれます。 しかし、附帯設備の中でも、『構造的に簡単に取り外しができるもの』『そのものの効用に 従って他に転用できるものであってそのもの自体に資産価値のあるもの』『家屋と一体となっ て効用を発揮するものであっても家屋自体の効用を高めないもの』等は家屋に含めないこと とされています。 具体的には、ネオンサイン・スポットライト・投光器・電話機・電話交換機・タイムレコ ーダー等をはじめ、発電施設・工場等の機械の動力源である電気設備、冷凍倉庫における冷 凍設備、ホテル・病院等における厨房設備及び洗濯設備等は、家屋に含められません。これ らは、償却資産として申告が必要になります。 Q4 テナント(建物の賃借人)が取り付けた設備の取り扱いは? A4 家屋の附帯設備のうち、テナントが取り付けた設備(電気・給排水・空調設備など)内部 造作で、そのうち事業に用いている場合は、テナントが所有する償却資産として取扱います。従いまして、テナントが壱岐市へ申告する必要があります。 Q5 リース資産の取り扱いは? A5 リース会社などから借りている資産で所有者がリース会社になっている場合は、リース会 社が申告することとなりますので、申告の対象外です。しかし、所有権留保付割賦販売の資 産にかかる申告は、原則として買主が行うものとされています。 Q6 20万円未満の資産の取り扱いは? A6 取得価格が20万円未満の資産で次の場合は償却資産の申告の対象外となります。 ○ 耐用年数1年未満又は取得価格10万円未満の償却資産で、その取得に要した経費の全 部が法人税法又は所得税法の規定による所得の計算上、一時に損金又は必要な経費に算入 されたもの。 ○ 取得価格が10万円以上20万円未満の償却資産で、法人税法又は所得税法の規定によ る所得の計算上、3年間で一括償却を行うもの。 Q7 法人の決算は3月末ですが、償却資産の申告は? A7 償却資産の申告は決算期にかかわらず、1月1日現在の資産の状況について1月31日ま でに申告することが義務付けられています。 Q8 法人の決算では減価償却を行っていませんが、償却資産の申告は? A8 法人税又は所得税における所得の算定にあたって、現実にその減価償却額又は減価償却費 が損金又は必要な経費に算入されていないものであっても、本来損金又は必要な経費に算入 されるべき性格のものであれば減価償却を行っていない資産についても申告が必要となりま す。 Q9 フォークリフトなどの大型特殊自動車は、償却資産として申告をする必要がありますか? A9 申告する必要があります。 自動車税の課税客体である自動車及び軽自動車税の課税客体である原動機付自転車、軽自 動車、小型特殊自動車、二輪の小型自動車については、二重課税を避ける趣旨で固定資産税 (償却資産)の課税客体から除くこととされています。 しかし、大型特殊自動車については,その用途の特殊性等から自動車税の課税客体から除 かれ固定資産税(償却資産)の課税客体となります。 ○ 特殊自動車は道路運送車両法施行規則第2条及び別表第 1 で小型・大型特殊自動車に 分類されています。農耕作業用自動車も特殊自動車に分類され、概要は次のとおりです。 建設用自動車:ショベル・ローダ、タイヤ・ローラ、ロード・ローラ、グレーダ、ロード・ スタビライザ、スクレーパ、ロータリ除雪自動車、アスファルト・フィニッシャ、タイ ヤ・ドーザ、モータ・スイーパ、ダンパ、ホイール・ハンマ、ホイール・ブレーカ、フ ォーク・リフト、フォーク・ローダ、ホイール・クレーン、ストラドル・キャリヤ、タ ーレット式構内運搬自動車、自動車の車台が屈折して操向する構造の自動車、国土交通 大臣の指定する構造のカタピラを有する自動車及び国土交通大臣の指定する特殊な構造 を有する自動車 農耕作業用自動車:農耕トラクタ、農業用薬剤散布車、刈取脱穀作業車、田植機及び国土交 通大臣の指定する農耕作業用自動車 ○ 特殊自動車(農耕作業用自動車を除く)は車両の大きさと最高速度によって小型・大型 に分類されます。
A 車両の長さ B 車両の幅 C 車両の高さ D 最高速度 4.7m 以下 1.7m 以下 2.8m 以下 15km/h 以下 A~Dのすべての要件の範囲であれば 小型特殊自動車 それ以外であれば 大型特殊自動車 ※排気量の制限はありません。 ○ 農耕作業用自動車は、最高速度によって小型・大型に分類されます。 最高速度が35km/h 未満 小型特殊自動車 最高速度が35km/h 以上 大型特殊自動車 ※車両の大きさ・排気量の制限はありません。 Q10 耐用年数を経過し、減価償却可能限度額まで減価償却を終えた減価償却資産も申告は必要 ですか? A10 減価償却を終えた資産(償却済資産)であっても、事業を営むために所有しているものに ついては、償却資産の申告の対象になります。 Q11 テナントの方が取り付けた設備なども申告の対象になりますか? A11 固定資産税上、本来家屋として取り扱う電気設備、ガス設備や内装であっても、テナント の方が借りている建物に自らの事業を営むために取り付けた設備や内装については、テナン トの方に「特定附帯設備」として償却資産の申告の対象になります。 Q12 家庭用にも事業用にも使用している資産は申告の対象になりますか? A12 家庭用にも事業用にも使用される資産は、事業の用に供することができる資産であるため、 その資産全体が償却資産の申告対象になります。 Q13 リース資産は申告の対象になりますか? A13 リース資産の申告義務は、原則として、リース会社にあります。ただし、実質的に所有権 留保付割賦販売であると認められる場合(リース期間終了後に無償で譲渡される場合等を含 む)は、賃借人が申告を行う必要があります。 ・小型特殊自動車 →軽自動車税の申告 ・大型特殊自動車 →償却資産の申告