• 検索結果がありません。

リコースを用いた確率的DEA

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "リコースを用いた確率的DEA"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1998年度日本オペレーションズ。リサーチ学会 春季研究発表会

周 一A−5

俳卦豆炭を周齢た確率酢帽錮≡A

O1604524 神戸大学 * 森田浩 MORITAHiroshi 神戸大学 道田英雄 MICHIDAHideo O1501824 神戸大学 藤井進 FUJIISusumu

1.はじめに

入出力データに基づいた効率性分析手法としてDEA (DataEnvelopmentAnalysis)が広く用いられるように なった現在、その適用範囲の拡大に伴って、さまざまな 拡張が進められている。その中でも特に、データに潜在 的に存在する不確実性を扱うことの重要性がいわれて おり(Seiford,1996)、統計的あるいは確率的なDEAの 開発が行われている。これらには、得られたデータより データ生成機構を構成して効率的フロンティアを推定し ているブーツストラップ法(Simar,1992)や機会制約条 件を考えた効率性(Olesenら,1995)さらには、効率性 評価の確率的変動に対する信頼性や効率的となる確率な どの確率的尺度(Morita.ら)などの研究がある。 本稿ではリコースを持つ確率的計画問題としてDEA を定式化し、繰り返しデータをもつDMU群の効率性分

析への適用を試みる。

2.リコースを用いた確率的計画法

確率的データによる効率性分析は確率的線形計画問題 により定式化できる。一般に確率的線形計画問題は、 A(∪),わ(u),C(u)は確率変数、℃九は確定的な係数とす るとき、 脱量をⅣ(∪)z=A(∪)〇−む(u)とおくときの損失9(∪)ヱ が最′トとなるように決められる。 Q(ご,山)=霊(9(山)′z世(∪)z=A(u)〇一粒)) このQ(ご,U)の期待値Q(ェ)はリコーアコストと呼ばれ、 ペナルティとして目的関数に課される。 目的関数にある確率変数にも、その期待値を取ったり、 分散も加味した定式化を行ったりするなど、いろいろな 定式化が考えられているが、本応用では目的関数には 確率変数が含まれない計画問題となる甲で、詳細は省略 する。 ここでは、リコースのある確率計画問題として Minimize c/〇+Q(ェ) Subjectto T3;=h,T≧0 を考えることにする。ただし、Q(ご)は Q(〇,山)=霊師lけ,一項=A(山)〇−わ(∪= から求めている。

3.且型法

リコース問題における確率要素が離散的な場合にはエ型 法(L−Shapedmethod)と呼ばれる効率的な解法が提案 されている。確率変数A(∪),む(∪)がエ種類の離散的な 値((Al,い),(A2,む2),…,(Aム,甚))を取り、それぞれの 実現する確率を(pl,托,…,批)とする。このとき、リ コースコストQ(芳)は ム 帥)=∑釣Q(町巧 l=l と与えられる。ただし、 叫≧。

帥,山り=チビ(恥み+q−Z−lz・−Z−=A‘〇一扉)/ム

である。 Minimize c(w)I〇 Subjectto A(w)x=b(w), 7b=九,〇≧0 SLP と表される。確率変数を含んだ制約条件は成立するか どうかも確率的となり、制約条件の成立に関する考え方 の違いにより機会制約条件モデル(chanceconstraind model)とリコースモデル(recourcemodel)に分けられ

る。前者は制約灸件が満足される確率をある確率レベル

α以上にしようというもので、確率的な制約条件を Pr(A(∪)〇=わ(u))≧α と置き換える。後者は制約条件から逸脱した畳をペナル ティとして課そうというもので、一般にリコースは、逸 −12− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

L型法による解法は、2種頸のカット(fbasibilitycut とoptimalitycut)を順次加えていく切除平面法であり、 有限回の繰り返しの後、最適解が得られることが証明さ れている。アルゴリズムの詳細は(Birgeら,1997)を参 照されたい。

4.繰り返しデータによる効率性分析

不確実性のあるデータを用いて効率性分析をする蓼合を 考えよう。1回限りの測定値からデータのばらつきを推 定することは困難である。ばらつきの大きさを見るには、 データを繰り返し測定することが有効である。測定を複 数回行ったと考えても良いが、7日分のデータを過当た りのデータとする蓼合は、7回の繰り返しデータと見る こともできる。 今、不確実性のある入出力項目に関してエ回観測を 行ったとしよう。これらを確率的変動を含んだ入出力項 目のい固の実現値であると考える。つまり、入出力の値 を観測値(ズ‘,yり,∼=1,…,エが確率釣=1/エで生起 する離散的確率変数とみなす;もしこの入出力項目が何 らかの確率分布に従う確率変数であるとすれば、これら の観測値はその確率分布に従うエ個の無作為標本であ るとも考えられる。 リコースを用いた効率性分析のためのDEAの定式化 を以下に示すが、ここでは簡単のため、入力ズが確率 的、出力yは確定的としている。実際には、入出力に確 率的なものと確定的なものが混在しても構わない。出力 指向型CCRモデルの双対形式で考えている。リコース コストQ(β,入,ざ。)は

Q(β,入,5。,∪り=

チビ≧。(句+L巨・−ヱ「=咄−ズ‘入−∂∬) 叫 の平均値

Q(β,入,ぶ。)=主立Q(β,入,ざ。ルり

l=1 となる。よって、リコースをもつDEAモデルは R−CCR−D 図1:繰り返しデータをもつDMU群 表1.効率値とリコースコスト A B C D E F βリコ ̄ス .852 .598 1 1 1 .815 Q,0265.0685 − − −.1380 β平均 .857 .632 1 1 1 1

5.簡単な数値例

2つの入力と1つの単位出力をもつ5つのDMU群を考 え、それぞれ3回線り返し観測し、図1のようになった とする。このときの各DMUの効率値βリコ ̄スとリコース コストは表1のようになった。3つの観測値の平均値に よって求めた効率値β平均と比べると、リコースを考えた ときの効率値は何れも′トさくなっている。これはばらつ きを考慮に入れたためで、平均値による効率値は過大評

価になってしまうことにも対応している。この他の結果

は紙面の都合上省略する。 参考文献 Birge,コ.andF.Louveaux(1997),”Introductiontostochas− ticprogramig”,Springer.

Morita,H.and L.M.Seifbrd,”Characteristics on Sto−

ChasticEfBciency−ReliabuityandProbabilitybe− 。1.),”。hanc。C。n_ StrainedEfhciencyEvaluation”,ManagemetltScience, Vol.41,pp.442−457. Seifbrd,L.M.(1996),”Dataenvelopmentanalysis‥The evolutionofthestateoftheart(1978−1995)”,Jourtlal OfProductivityAnalysis,Vol.7,pp・99−138・ Simar,L.(1992)”馳timatingefBciencies丘om丘ontiermod−

elswith paneldata:A comparison ofparametric, non−parametric and seml−parametric methodswith bootstrapingM,JournalofProductivityAnalysis,Vol・3, pp.17ト191・ Minimize O+rQ(0,入,SJ−E(s∬+sy)

Subjectto YL−Y入+sy=0

β≧0,入≧0,㌔≧0,ぶy≧0 となる。ここで、 rはリコースコストにかかる係数で、こ の値はリコースに相当する変数が基底に選ばれるように 適切に与えなければならない。 −13− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

関連したドキュメント

 処分の違法を主張したとしても、処分の効力あるいは法効果を争うことに

焼灼によって長期生存を認めている報告もある 23)

医師の臨床研修については、医療法等の一部を改正する法律(平成 12 年法律第 141 号。以下 「改正法」という。 )による医師法(昭和 23

累積誤差の無い上限と 下限を設ける あいまいな変化点を除 外し、要求される平面 部分で管理を行う 出来形計測の評価範

LicenseManager, JobCenter MG/SV および JobCenter CL/Win のインストール方法を 説明します。次の手順に従って作業を行ってください。.. …

これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,

解析の教科書にある Lagrange の未定乗数法の証明では,

次に、第 2 部は、スキーマ療法による認知の修正を目指したプログラムとな