研修を通し、地域でどのように多職種が取り組む排泄ケアを推進できるか!
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(2) 1.目的:在宅医療・介護・福祉の従事者が下部尿路機能の排尿に関する基礎知識・実際の排尿 ケア技術を習得し、地域で質の高い多職種連携による排尿ケアを推進する。 2.研修趣旨:愛知県 A 市を中心に在宅の多職種連携教育(医師・看護師・理学療法士・作業 療法士・言語聴覚療法士・栄養士・社会福祉士・ケアマネジャー・介護福祉士・ヘルパー 等)を通し、下部尿路機能の排尿に関する基礎知識・実際のケアを習得させ、質の高い排尿 ケアを推進させることである。 3.研修への協力:愛知県 A 市で医療・福祉に関する研修を行うため、A 市高齢福祉課、A 市医 師会にお願いし、後援として協力をいただいた。また、研修会場として、A 市にある社会医 療法人八千代病院の会議室を使用することができた。. 会場の案内. 4.実際のプログラム内容 1) 高齢者排尿障害の管理 講師:名古屋大学医学部泌尿器科教授 後藤百万 日時:2016 年 10 月 30 日(日) 会場:社会医療法人財団新和会. 13:30~16:30 八千代病院. (愛知県安城市) 高齢者排尿障害の管理における現状と問題 点について説明された。排尿症状のある人 は、夜間頻尿、昼間頻尿が最も多く、尿勢低 下、残尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁の順に 多い。排泄の問題は、本人および家族にも精 神面、活力、対人関係、社会的活動等の生活 の質(QOL)にも影響する。 米国の 65 歳以上の活動膀胱を有する対象 者は、転倒および骨折が高頻度に見られてい. 後藤医師より、解剖生理・検査・治療・薬 物療法等の基礎的な知識を講義。.
(3) る報告がある。また、切迫性尿失禁を伴う女性の 19~42%に転倒もあり、転倒の 4~9%に骨 折もある。排尿障害の改善は、転倒転落や骨折予防にもなる。 平成 11 年、後藤らは老人施設(160 施設・13,466 名) 、訪問看護(64 施設・2,322 名) 100 床以下の病院(95 施設・13,317 名)では、おむつが 60%、カテーテル 16.8%を報告して いる(愛知県排尿障害実態調査) 。おむつ使用の内訳では、トイレ排尿可能や尿失禁がまれ で予防的におむつ使用しているケースが 15.3%示されていた。これらから、病院。在宅にお ける排尿ケアは、必ずしも質の高い排尿ケアを行っていないことが示唆されていた。 実際、自分たちが行っている地域での排泄ケアも質の高い排尿ケアであることは言い切れ ない現状がある。 また、質の高い排尿ケアを地域で動かしていくために,下部尿路の解剖と生理、蓄尿・排尿 のメカニズム、排尿障害の評価・検査方法・排尿障害に影響を及ぼす薬剤等の知識習得や排尿 障害タイプ分類できるスキルが求まられる。講義では、解剖や排尿メカニズムを理解すること は難しいが、講師はわかりやすく説明していた。これから学ぶ参加者は、やる気たっぷりの元 気さが見えた。本日学んだ内容を職場でリーダー的な存在となって指導していくことが課題で ある。 2) 下部尿路症状と診断・治療の基礎、尿道留置カテーテル抜去後の下部尿路機能障害の対処 講師:小牧市民病院. 排尿ケアセンター. 日時:2016 年 11 月 27 日(日) 会場:社会医療法人財団新和会. 泌尿器科部長. 吉川羊子. 13:30~16:30 八千代病院(愛知県安城市). 「尿を出す意味」から尿路の機能と役割、排尿機能の基本(蓄尿・排尿)についての基礎 的知識について説明された。排尿障害の診断方法では、問診後、排尿記録による排尿パター ンの把握、残尿の確認が重要である。排尿に関する患者さんの訴えでは、残尿感に関するも の(残った感じがする、切れが悪い、終わってもまだすぐに行きたくなる) 、ちょっと変わ った漏れ(入浴後に漏れ漏れる、漏れていないけど漏れている気がする)、排尿困難に関す るもの(尿線が二つに割れる、後ろに立たれると出にくくなる)等がある。患者・利用者の 話をいかに聞くかの情報がとても重要となる。また、排尿障害からみた症状より、腹圧性病 失禁、溢流性尿失禁、尿排出障害、機能性尿失禁の分類と特徴について詳しく説明された。 また、平成 28 年度診療報酬改定による排尿自立指導料算定による尿道留置カテーテル抜 去の話題である。初めて診療報酬改定として下部尿路機能障害を有するケアが評価された。 講師は、ある病院で膀胱留置カテーテル挿入患者に対し、病棟ラウンドして留置目的を調査 した。全身状態管理、術後尿量管理、尿路疾患、尿量管理、排尿障害、終末期により患者の 安静等の順に多かった。そして、カテーテルの構造、カテーテル留置の適応について説明さ れた。留置カテーテルによる問題は、長期挿入による合併症である。尿路感染、結石形成、 瘻孔、出血、自己抜去である。何れにおいても挿入された留置カテーテルは、外していく方 向が理想である。対処としては、排尿環境整備、生活指導、間欠導尿、膀胱機能回復のリハ ビリテーション、骨盤底筋訓練のトレーニングが説明された。 排尿をする上では、いかに排尿環境を整えると同時にポジショニングが重要となる。ま た、腹圧性尿失禁に対しての骨盤底筋訓練の運動パターンと運動能力評価の説明がされた。.
(4) 運動のコツは、骨盤底の収縮感を実感させる内診(直腸診)をしながらの個別指導である。 症例を用いての指導が紹介された。この内容も臨床現場で実践していきたいところである が、事業所でどのように仕組みを作っていくかが課題となった。 3) 排尿ケアを実践するためのアセスメント 講師:人間環境大学看護学部看護学科 永坂和子 日時:2017 年 1 月 14 日(土). 13:30~16:30. 会場:社会医療法人財団新和会. 八千代病院(愛知県安城市). 平成 28 年度診療報酬改定で新設された排 尿自立指導料のケア加算の話題からスター トした。排尿ケアのアセスメントでは、排 泄動作として 9 つの機能があることが説明 された。排泄のアセスメント枠としては、 重点・経時的・救急があり、意外と初期だ けは行っている施設が多いが、常に経時的 にみていくことが重要だということが説明 された。また、排泄ケア手順では、アセス メントし、整理・解釈・分析する必要があ り、尿失禁タイプ分類や漏れの状況確認等. 排尿日誌の分析. からどのような排泄ケアを選択していくか. 尿失禁は、いろんなタイプがある。どれぐ. のスキルが必要であることが説明された。. らい膀胱に貯めることができるのか?そし. 今後、施設および事業所でどのようにアセ. て排尿量はどれだけか?. スメントを行い、どのようにケア・評価し ていくかを自分たちで考えて仕組みを作ることが課題となった。 自立するための排泄動作と介助法 講師:社会医療法人財団新和会. 八千代病院. 理学療法士 上野愛範. 排泄動作を実演で説明された。まず、ベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗につ いてレクチャーした。看護師、介護職は、間違った方法を今まで行っており、自立させるた めの移乗動作を初めて学んだという声も聞かれた。排尿の自立をさせるための排泄動作を1 つ1つ丁寧に説明され、明日から実際の臨床現場で使える内容を学んだ。ADL の中で排泄動 作の支援を専門的に学ぶことは、利用者の QOL 向上や家族の介護負担の軽減にもつながる。 今後、排泄動作をどのような仕組みで改善させていくのか、地域で考える必要がある。地域 包括ケア病棟に「ときどき入院」させて、数日間の排泄動作に関するリハビリを行い、再 度、在宅で過ごすことができるようにすることが理想であることが話し合われた。 4) ケースメソッドで学ぶ多職種連携を高めるファシリテーション知識とスキル (資料は非公開).
(5) 講師:日本福祉大学社会福祉学部 日時:2017 年 2 月 25 日(土). 篠田道子教授. 13:30~16:30. 会場:社会医療法人財団新和会. 八千代病院(愛知県安城市). 教材:「不毛な会議」ケースメソッド、事前課題用紙 ケースメソッドでは、事例をある程度の 筋書きを講師が読んでから始めた。グルー プは、多職種を混ぜて 6 名を作った。その メンバーで、事例の中で何が問題であるか を書きだした。その問題を講師が取り上 げ、整理しながらさらに抽出させた。そし て、どんな方法で解決させるかの意見を出 させて、活発な意見交換ができるようにフ ァシリテーターを務めていた。多職種の意 見交換は、意外とセクショナリズムにな っている。そのためには、職種が集まって 同じ事例等をディスッションして発散させる ことが効果的だといわれている。ディスカッ ションをすることで、それぞれの専門職が答 えることを尊重し、そして付け加えることで ケアの質がさらに向上していく感触が伺えら れた。 今後、排泄ケアを地域で作っていくために は、スクール形式で勉強会をするのも1つの. ケースメソッド. 方法であるが、参加者は、このようなケース. 上手くいかないカンファレンス・・・・. メソッドを数回行っていく必要性を理解した. どのようなファシリテーションスキルをも. ことが考えられる。この意見交換は、参加者. つと良いのか?. の思考過程が見え、さらに多職種連携が高ま る技法であることが体感できた。ケースメソッド教育を誰がリーダーシップとなって指導し ていくかが今後の課題である。. 5) 排尿アセスメント. 排尿日誌の活用法. 講師:人間環境大学看護学部 講師:津島市民病院. 看護学科. 永坂和子. 皮膚排泄ケア認定看護師 日比野綾香. 日時:2017 年 2 月 25 日(土). 13:30~16:30. 会場:社会医療法人財団新和会. 八千代病院(愛知県安城市). まず、30 分は排尿日誌の書き方、分析の仕方を説明した。その後、グループワークの中で.
(6) 事例の排尿日誌(資料)より、排尿障害のタイプ分類、介入方法を具体的に考えていただいた。 グループでは、資料を手に取り、学んだことを意見交換して切迫性尿失禁や過活動膀胱と言い ながら分析していた。また、臨床現場では残尿エコーがないので、今後はどのように残尿測定 していくのか、もしくはエコーを購入するなどの施設としてどのように考えていくことができ るかが課題となった。 排尿日誌の記録は、なかなか現場では作成できない雰囲気がある。参加者がリーダーシップ をとり、排尿日誌の記録がスムーズに書けるようにしていくと同時に、排尿日誌を分析できる 力がほしい。今後も継続的にアセスメントの中で排尿日誌記録と分析を継続できる体制作りが 求められる。 6) 排尿自立するための排泄道具を学ぼう! 講師:なごや福祉用具プラザ. 看護師. 日時:2017 年 5 月 27 日(土). 14:00~17:00. 会場:社会医療法人財団新和会. 福祉用具プランナー. 日高明子. 八千代病院(愛知県安城市). 福祉用具は、福祉用具法から成り立つことから説明があった。そして、排泄障害のある 2 事例を用いて紹介された。事例1では、おむつ使用の要介護4の利用者に対するポータブル トイレ、折りたたみ式、おむつの選び方、当て方、漏れて困る場合等を通して説明された。 多くの人は、自分が排泄をする時に「人に手伝ってもらうのは恥ずかしい」 、「屈辱的」 、 「まだ自分でできる」という思いからできるだけ自分でやりたいと思っている。そして、 「介助してもらえるのはありがたい・・」 「介助が上手ではない」 「この人なら介助しいぇも らってもよいが、この人には介助してほしくない」などの様々な思いがあり、介助される柄 や介助する方がどう思っているかである。 排泄用具においては、上記のように羞恥心も伴い、なるべく自立させていく用具の選択が 重要となる。自立させるための排泄道具では、便座やパンツの種類、便器、尿器等の種類に ついての説明が具体的にされた。これなら自分でできるという用具を個別で選択できる力が ケアする人に求められる。 大人用紙おむつパッド類の医療費控除については、医師の証明書が必要である。医療費の 合計が 10 万円以上子医療費の控除が受けられることが説明された。 今後、排尿障害の改善を進めるにあたり、排泄道具を知っているか知っていないか、そし て排泄道具をどのように選択していくかで自立は変わる。学習後、現場で活かせる内容であ った。. 7) 実際の泌尿器科受診と受診後のアプローチ 講師:ゆばクリニック. 泌尿器科医師. 日時:2017 年 6 月 25 日(土). 弓場. 宏. 14:00~17:00. 会場:社会医療法人財団新和会. 八千代病院(愛知県安城市). 尿道留置カテーテルにおける抜去、抜去後の管理、トラブルについて具体的に説明され た。排尿管理マニュアルより、排尿日誌、排尿チェック表について、どのように記録して分.
(7) 析していくかが説明された。特にカテーテルは、挿入したらそのまま放置しているケースも ある。地域の中で、いつ、誰が抜去させていくかが課題である。 日頃の排泄ケアに骨盤底筋訓練を活用しよう! 講師:名古屋医健スポーツ専門学校. 理学療法士. 阿部信美. 理学療法士として、病院および在宅で腹圧性尿失禁患者に骨盤底筋訓練を指導していた。 実際の事例を通して、骨盤底筋訓練指導のコツ等について説明された。参加者は、腹圧性尿 失禁がある利用者や元気の良い高齢者には予防的に骨盤底筋訓練指導をしていく必要性が理 解できたことが考えられる。今後、病院・クリニックやデイサービス等で骨盤底筋訓練等を 医師とともに浸透させていくことが求められる。 8) 質の高い排尿ケア!地域でどうしたら作れるか? 講師:国立長寿医療研究センター 日時:2017 年 7 月 29 日(土). 副看護師長. 横山剛志. 13:30~16:30. 会場:社会医療法人財団新和会. 八千代病院(愛知県安城市). 「質の高い排尿ケア」とは、尿閉、尿失禁、頻尿などの下部尿路症状がなくなることであ る。そして、排尿自立とは、「排尿管理方法は問わず、自力で排尿管理が完結できること」と 「人としての尊厳が守られるばかりでなく、ADL の維持・増進をもたらし、ひいては早期退院・ 寝たきり利用者の減少にもつながることが期待される」ことが説明された。愛知県の排尿ケア の現状では、留置カテーテルの約 40%が抜去可能やおむつ 35%はおむつ外しが可能ではないか が報告されている(2006,後藤。また、 「あなたは、どのような状態になったとき自宅での療養 生活から老人ホーム等の施設入所を考えると思いますか」という問いでは、最も多かった項目 に「自分ひとりでトイレに行くことができなくなった時(60%)」、 「おむつが必要になった 時(42%)が挙げられている(2016 年,秋田県健康福祉部福祉政策課,在宅における医療・介護 に関する県民意識調査) 。そのため、排泄の自立を支援していくことの重要性を語っていた。 いかに排尿日誌を分析してケアをするかが大きなカギとなる。 また、後半はグループワークを行った。7 名が 1 グループになって、 「質の高い排尿ケア! 地域でどうしたら排尿ケアが作れるか?」を 1 時間程度ディスカッションした。. 終結として、 「質の高い排尿ケア!地域でどうしたら作れるか?」 地域の中で在宅ケアを行っている専門職は、排泄ケアに関する知識・スキルの習得は必須であ る。今後も定期的に知識を高めていく研修システムの構築が望まれる。.
(8) グループワークの中では、在宅の専門職が個々でアセスメントおよび改善していく力量が望ま しい。しかし、24 時間のケアが求められる排泄ケアにおいては、カテーテル抜去や自己導尿指 導、排泄動作のリハビリテーションを2~3 日の「ときどき入院」で行うことはできないだろう かという意見が出された。ある診療所の 医師 2 名を含むグループでは、排尿障害 を積極的に取り組もうとする場合、外来 通院では難しい場合がある。地域包括ケ ア病棟で2~3 日の入院の中で進めていく と診療所の医師も協力できそうであると 述べていた。地元の地域包括ケア病棟で 成功事例を作りながら積極的に排尿障害. 地域でどうしたら作れるか?. に取り組もう!という意見が出され、最. 参加者の意見をまとめた。. 終回が終わった。今後も A 医療福祉ネッ トワークが中心に排尿障害を積極的に改善していく仕組み作りが求められる。 診療所の医師(泌尿器科医)より、 2つの病院、医師会、行政で話し合 い、排尿障害のある利用者を療養病 床または地域包括ケア病棟で改善 できるようにすることが最もよい のではないか!. グループでディスカッション・・・・グループワークの記録. 一部.
(9) 5.研修プログラムと職種別の参加人数 回. 日時. 数. テーマ. 参. 参加職種. 講師名. 加. 医. 看. P. O. M. 介. そ. 数. 師. 護. T. T. S. 護. の. W. 職. 他. 師 1. 2016 年. 高齢者排尿障害の管理・ケアにおける現状と. 10 月 30 日(日). 問題点. 88. 5. 54. 6. 9. 4. 5. 5. 69. 7. 39. 5. 4. 5. 6. 3. 72. 5. 25. 12. 10. 6. 11. 5. 83. 4. 37. 8. 6. 6. 12. 4. 5. 44. 8. 6. 4. 6. 4. 69. 5. 34. 8. 7. 5. 7. 3. 72. 4. 40. 8. 6. 4. 7. 3. 56. 3. 25. 8. 6. 4. 8. 2. 13:30~16:30 2. 11 月 27 日. 排尿障害の症状と原因、前立腺肥大症、神経. (日). 因性膀胱、尿失禁の分類と病態、尿失禁の治. 13:30~16:30. 療 講師:小牧市民病院. 排尿ケアセンター部長. 吉川羊子 3. 2017 年. 排尿ケアを実践するためのアセスメント. 1 月 14 日(土). 講師:人間環境大学看護学部看護学科. 13:30~16:30. 永坂和子 自立するための排泄動作と介助法 講師:社会医療法人財団新和会 理学療法士. 4. 上野愛範. 2 月 25 日. ケースメソッド教育. (土). めのファシリテーション知識とスキル. 13:30~16:30. 講師:日本福祉大学社会福祉学部 教授. 5. 多職種連携を高めるた. 篠田道子. 5 月 27 日. 排尿アセスメント、排尿日誌の活用法. 87. (土). 講師:人間環境大学看護学部看護学科. 「. 14:00~17:00. 永坂和子 津島市民病院. 6. 8. 看護師. 日比野綾香. 6 月 24 日. 排尿自立するための排泄道具を学ぼう!. (土). 講師:なごや福祉福祉用具プラザ. 14:00~17:00 7. 八千代病院. 看護師. 日高明子. 6 月 2(土). 実際の泌尿器科受診と受診後のアプローチ. 14:00~17:00. ゆばクリニック. 7 月 29 日. どうしたら質の高い排尿ケアができるか?. (土). 講師:国立長寿医療研究センター. 13:30~16:30. 副看護師長. 泌尿器科医師. 横山剛志. 弓場宏.
(10) 6.感想 在宅要介護高齢者の約 6 割が尿失禁を有していることが報告(後藤 2002,田中 2012)されていま す。そして、医療提供体制では、病院完結型から地域完結型へと変化しており、地域での医療・ 介護活動が求められています。急性期病院では、益々在院日数が短縮され、入院時より診療報酬 の加算を通じて退院支援がスタートしています。主疾患の検査・治療が過密なスケジュールのも とで行われ、排尿障害があっても見過ごされていることや排尿障害のケアまで届かないうちに在 宅復帰になるケースが多い現状です。 平成 29 年 7 月に勇美助成の交付決定通知書が届きました。A 医療福祉ネットワークとして排 泄ケアを強化するためには、まず、①以前に勤めていた A 市にある B 病院の理事長、②B 病院 で連携していた A 市医師会長、③A 市高齢福祉課長に一緒に行ってほしいことをお願いしまし た。勇美助成が受けられることについて、全ての機関では喜んでくださり、A 市や医師会では、 早々に会議の中で承認を得て下さりました。そして、配布チラシにも後援として掲載することに なりました。また、A 市医師会の協力で、診療所の医師も毎回来て下さり、在宅で排尿障害を改 善しようとする時の受診しやすい雰囲気を作って下さいました。つまり、医師はどうしても敷居 が高い存在であり、排尿障害のことで受診しづらい関係もありましたが、一気に研修を通じて敷 居がとれたように感じる部分もありました。こうして地域の中で研修会の積み重ねから、排尿障 害に関する知識の取得・連携の仕方を体得できると同時に話しやすい関係作りができたと思われ ます。 今回、愛知県 A 市を中心に 8 回の研修を企画することができました。地域の中で「排尿障害 に関するケア」が盛り上げり、排泄ケアを何とかしたい医療・介護のスタッフが 1 人でも増え たことと思います。これらは、協力して下さった愛知県 A 市高齢福祉課、A 市医師会、A 市に ある社会医療法人財団新和会八千代病院の方の賜物だと思っております。 2018 年 7 月 29 日に最終会を迎え、このまま終わるのはもったいないという声も出てきまし た。今後も定期的に開催がきるように地域の中で継続的に取り組みたいと考えています。 この勇美助成でスタートした多職種の研修を無駄にしないように、さらに発展していきたいと 考えています。 最後になりましたが、公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団により助成を受け、無事 8 回 の多職種連携の研修会を修了できたことに感謝申し上げます。.
(11) 研修会 5 回目で行った事例の一部(事例 I さん 55 歳女性) 150cm,65kg. 74 歳,仕事は茶道の先生. 家族構成:子供は 3 人,現在は 20 歳の娘と夫の 3 人暮らし。 既往歴:胆石. 出産歴:3 回. 現病歴:半年前から強い尿意があり思うように我慢ができず尿が漏れることがある。もともと買い物 好きだが 急な尿意がありトイレの場所がはっきりわからない所には行かなくなった。友人 から日帰りバス旅行を誘われても高速道路の渋滞が怖くて断っている。最近体重も増えいつ の間にか便秘気味である。尿漏れを気にして早め早めにトイレに行くようにしている。 ADL:自立. 起床時間. 6 時 00 分. 朝起きてから寝るまで (尿意など) 1. 08:00. 50. 2. 09:00. 140. 尿失禁有無 排尿量 (ml) 失禁量(g). 有5g. 洗い物をしている時に 強い尿意. 3. 10:20. 60. 4. 11:30. 100. 5. 13:00. 120. 6. 14:15. 50. 7. 15:40. 140. 有5g. 茶道教室の時に強い尿 意あり. 8. 17:00. 100. 9. 18:30. 40. 有5g. 炊事時に強い尿意あり. 10. 20:00. 80. 11. 21:30. 100. 12. 23:00. 120. 就寝. 23 時 00 分. 夜寝てから起きるまで. 排尿時間 排尿量 尿失禁有無 (ml) 失禁量(g) (尿意など). 排尿時間. 就寝時間. 13. 2:00 強い尿意. 140. 14. 3:30 強い尿意. 90. 15. 5:00 強い尿意. 80. 16. 翌. 140. 6:00 起床 トイレに行こうと して強い尿意. 昼間:尿量. 排尿回数. 失禁回数. 失禁量. 夜間:夜間尿量. 排尿回数. 失禁回数. 失禁量. 1日排尿量/回数.
(12) <アセスメント> 1.蓄尿について: 2.排尿について: 3.考えられる問題: 4.さらに必要な情報:.
(13) 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団セミナー. 地域で作ろう!質の高い排尿ケア. 参加費無料. ■会場:社会医療法人財団新和会 八千代病院2F 会議室 愛知県安城市住吉町2丁目2-7 <目的>. 在宅医療・介護・福祉の従事者が下部尿路機能の排尿に関する基礎知識・実際の排尿ケア 技術を習得し、地域で質の高い多職種連携による排尿ケアを推進する。. <プログラム> 日時 第 1 回目. 2016 年. 基礎知識. 10 月 30 日(日). 内容. 講師. ◆高齢者排尿障害の管理・ケアにおける現状と問題点、尿路の解剖、蓄尿と尿排出のメカニズム、. 13:30~16:30. 排尿機能に影響を及ぼす薬剤、排尿障害の評価・検査方法(医学的評価) 講師:名古屋大学医学部泌尿器科教授. 後藤百万氏. 第 2 回目. 11 月 27 日(日) ◆排尿障害の症状と原因、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿失禁の分類と病態、尿失禁の治療. 基礎知識. 13:30~16:30. 講師:小牧市民病院泌尿器科. 第 3 回目. 2017 年. ◆排尿ケアを実践するためのアセスメント. 基礎知識. 1 月 14 日(土). 講師:人間環境大学看護学部看護学科. 多職種連. 13:30~16:30. ◆自立するための排泄動作と介助法. 携教育. 排尿ケアセンター部長. 講師:社会医療法人財団新和会. 吉川羊子氏. 大学院看護研究科. 八千代病院. 理学療法士. 講師. 永坂和子氏. 上野愛範氏. ◆グループディスカッション、排泄ケアに関する問題抽出. 第 4 回目. 2017 年. ◆ケースメソッド教育. 多職種. 2 月 25 日(土). 講師:日本福祉大学社会福祉学部. 連携教育. 13:30~16:30. 第 5 回目. 予定しています. 第 6 回目. 多職種連携を高めるためのファシリテーション知識とスキル 教授. 篠田道子氏. ◆排尿日誌の活用法、排泄用具の紹介、事例検討等 ◆診療所の医師と連携、実際の診療所への受診とフォローアップ. <問い合わせ>〒474-0035 大府市江端町 3-220 会場までの案内. 人間環境大学看護学部看護学科 永坂和子. 大学院看護研究科. E メール:[email protected]. FAX:052-693-6979. 共催: 安城医療福祉ネットワーク 後援: 安城市、一般社団法人 安城市医師会 社会医療法人財団新和会 八千代病院 このセミナーは、公益財団法人. 在宅医療助成勇美記念財団. によって多職種連携研修会の助成金を受けたものです。. 申 し 込 み:〒446-8510 安城市住吉町 2-2-7. FAX: 0120 – 811 – 814. 裏. 八千代病院内 安城医療福祉ネットワーク事務局.
(14) 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団セミナー. 地域で作ろう!質の高い排尿ケア. 参加費無料. ■会場:社会医療法人財団新和会 八千代病院 新館5F「なごみ」 愛知県安城市住吉町2丁目2-7 <目的>. 在宅医療・介護・福祉の従事者が下部尿路機能の排尿に関する基礎知識・実際の排尿ケア 技術を習得し、地域で質の高い多職種連携による排尿ケアを推進する。. <プログラム> 日時. 内容. 講師. 第 5 回目. 2017 年. ◆排尿アセスメント、排尿日誌の活用法、排尿自立指導料について. 排泄アセ. 4 月 22 日(土). 講師:人間環境大学看護学部看護学科. スメント. 14:00~17:00. 講師:津島市民病院. 第 6 回目. 2017 年. ◆排尿自立するための排泄道具を学ぼう!. 排泄道具. 5 月 27 日(土). 講師:社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団. 14:00~17:00. なごや福祉用具プラザ. 第 7 回目. 2017 年. ◆実際の泌尿器科受診と受診後のアプローチ. 排尿障害. 6 月 24 日(土). 講師:ゆばクリニック(泌尿器科). 専門医へ. 14:00~17:00. ◆「日頃の排泄ケアに骨盤底筋訓練を活用しよう!」. の受診. 大学院看護学研究科. 皮膚・排泄ケア認定看護師. 看護師. 永坂和子氏. 日比野綾香氏. 日高明子氏. 講師:名古屋医健スポーツ専門学校. 弓場宏氏. 理学療法士. 阿部信美氏. 第 8 回目. 7 月 29 日(土). ◆質の高い排尿ケア!地域でどうしたら作れるか?. 地域活動. 14:00~17:00. 講師:国立長寿医療研究センター. 副看護師長. 横山. 剛志氏. 講義&多職種でディスカッション・ためしてガッテン残尿エコー. 会場までの案内. 申 し 込 み:〒446-8510 安城市住吉町 2-2-7 <問い合わせ>〒474-0035 大府市江端町 3-220 八千代病院内 安城医療福祉ネットワーク事務局 人間環境大学看護学部看護学科. 大学院看護研究科. 永坂和子 メール:[email protected] FAX: 0120 – E811 – 814 裏 FAX:052-693-6979. 共催: 安城医療福祉ネットワーク 後援: 安城市、一般社団法人 安城市医師会 社会医療法人財団新和会 八千代病院 このセミナーは、公益財団法人. 在宅医療助成勇美記. 念財団によって多職種連携研修会の助成金を受けた ものです。. 申 し込 み 〒446-8510 安城市住吉町 2-2-7 八千代病院内 安城医療福祉ネットワーク事務局. FAX: 0120 – 811 – 814. 裏.
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としても極少数である︒そしてこのような区分は困難で相対的かつ不明確な区分となりがちである︒したがってその
これからはしっかりかもうと 思います。かむことは、そこ まで大事じゃないと思って いたけど、毒消し効果があ
兵庫県 篠山市 NPO 法人 いぬいふくし村 障害福祉サービス事業者であるものの、障害のある方と市民とが共生するまちづくりの推進及び社会教