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TDIの生体作用に関する実験的研究 : 経皮感作マウスの吸入実験

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Academic year: 2021

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(1)

氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 援 与 の 番 号 学 位 援 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 8 3 、 、 , , , , 唱 E4 , , , ‘ 、 オオ サワ

大 津

医 学 博 土 甲第164 号 昭和58 年 6 月17 日 学 位 規 則 第

5

条 第

1

項該当(医学研究科専攻,博士課程修了者〉

TDI

の 生 体 作 用 に 関 す る 実 験 的 研 究 一一経皮感作マウスの吸入実験一一 ( 主 査 〉 教 授 石 津 澄 子 〔 副 査 〉 教 授 石 井 妙 子 , 教 授 飯 沼 . 守 夫

論 文 内 容 の 要 旨

研究目的

)

2

TDI

で 経 皮 感 作 し た マ ウ ス に

TDI

ガス吸入と ウレタンフォームの原料などとして多用されている し、う方法でチャレンジすると,塗布の場合と同様に, トリレンジイソシアネート(以下

TDI

と略〉は,ヒト 耳介は発赤・腫脹する.但し,その程度は腫脹率から に主として鴨息様呼吸器障害を起こすことから,感作 も,病理組織学的所見からも,前者に比し軽度であっ 性化学物質とみなされている.しかし,この物質の詳 た. 細な生体作用はほとんど明らかにされておらず,感作

)

3

TDI

ガスで経気道的に感作したマウスの耳介に 性に関する実験的研究も充分ではない

TDI

を塗布チャレンジすると,耳介はやはり発赤・腫 本研究は,動物実験的に

TDI

の皮膚感作性を皮膚塗 張するが,その程度は

)

2

の実験結果とほぼ同様であっ 布および吸入の2 つの投与ノレートを用いて立証すると た. 問時に, この皮膚感作性の呼吸器障害に対する関与の

)

4

経気道的に感作したマウスに

TDI

を吸入チャレ 有無を検討した. ンジすると,チャレンジ前より耳介が腫脹していたた 実験方法 め,腫脹率としては増加がみられなかった.

BALB/C

雄性マウス

0

3

匹を使用し,

TDI

を背部皮

)

5

TDI

ガスを吸入させたいずれのマウスの呼吸器

膚に塗布感作後,耳介に塗布チャレンシする群,

TDI

系臓器にも,特記すべき病理組織学的変化はみられな ガスを吸入感作後,耳介に塗布チャレンジする群,塗 かった. 布感作後,吸入チャレンジする群,吸入感作後,吸入 結論 チャレンジする群の

4

群を構成し,それぞれチャレン

BALB/C

マウスに

TDI

を経皮的に投与しても経気 ジのみの対照群2群をおいた.感作成立の有無は,チャ 道的に投与しても感作が成立することを確認した.ま レンジ後の耳介の二次性皮膚炎の発現(発赤・腫脹の たチャレンジの方法は,感作の投与方法と異なってい 程度およびその病理組織学的変化〉により判定し,剖 ても,耳介には遅延型アレルギー性皮膚炎が発現する 検して全身に対する影響を病理組織学的に検討した. ことを明らかにした. 結果 しかし,このような状態になっても,病理組織学的 1 )

TDI

で経皮感作したマウスの耳介に塗布チャレ にはマウスの呼吸器系臓器には特記すべき変化はみら ンジすると,耳介は著しく発赤・腫脹し,腫脹率は60% れなかった. にも及ぶ.病理組織学的には,血管拡張,細胞浸潤, 有東京細胞間離聞などがみられ,真皮浮腫が顕著で、あっ Tこ 7 2 1 ー

(2)

8 4

論 文 審 査 の 要 旨

従来,

TDI

に感作性作用があることは経験的には知られていたが,これに関する動物実験的研究は ほとんど実施されていなかった. 本論文は

BALB/C

マウスを用い,

TDI

を経皮的または経気道的に投与し,感作を成立させ,これ を耳介の腫脹率から証明したもので,学術上価値ある論文と認める. 主論文公表誌

TDI

の生体作用に関する実験的研究 一一経皮感作マウスの吸入実験一一 東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌 第35 巻 第3号 237-246 頁 3981( 年3月52 日発行〉 副論文公表誌 1 )

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マウスの

TDI

皮膚炎に関する実験的 研究J.

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, 11-21 1()089 -722 2 )

MDI

の皮膚感作性に関する実験的研究 溶媒による反応の差異について 東女医大誌 25 (5) 770-777 1()289 3 ) トリレン・ジイソシアネートの皮膚感作性に関 する実験的研究. 東女医大誌 35 (3) 273-277 1()389

4

)

小児の

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血中濃度について. 脳と発達 11 (6) 525-530 1()979

参照

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