イイ ダ
飯 田
医学博土
乙第625 号
昭和四年9 月16 日
(
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)
ユタカ
裕
学位規則第
5
条第
2
項該当〔博土の学位論文提出者〉
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氏名〔生年月日〉
本 籍
学 位 の 種 類
学位授与の番号
学位授与の日付
学位授与の要件
学 位 論 文 題 目 肘 部 管 症 候 群 に お け るncsiirtxE Vessels の 役 割 に 関 す る 基 礎 的 及 び 臨 床 的 研
究
論 文 審 査 委 員 ( 主 査 〉 教 授 回 川 宏
( 副 査 〉 教 授 重 田 帝 子 , 教 授 織 畑 秀 夫
論 文 内 容 の 要 旨
緒言 肘部管症候群でも,尺骨神経へのcisnirtxe v巴sless
肘部管症候群において,手術直後より症状改善のみ をできるだけ温存しながら神経を除圧,剥離するべき
られることが多いのは,諸家の認めるところである. であると考えた.そこで尺骨神経を肘部管において
この所見は病因の少なくとも一部が尺骨神経の肘部管 gnitcirtsnoc band より開放して神経を剥離し,さらに
部での循環障害にあるとする学説を支持するものと思 cisnirtxe slessev を 温 存 し な が ら 神 経 の 下 で-noc
われる.またこの部は尺骨神経へcisnirtxe slessev が gnitcirts band を再縫合し,再びgnitcirtsnoc band 下
流 入 し て い る に も か か わ ら ず , 特 に 我 国 に お い て は で尺骨神経溝に絞犯されることを防ぐ手術法を考案し
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c slessev を犠性にして尺骨神経を前方に移動 た.この方法で神経の除圧と, cisnirtxe slessev の温
する手術が漫然と行なわれてきたきらいがある.そこ 存という二面より,尺骨神経の循環障害を回復させら
で末梢神経に至るcisnirtxe slessev の役割について, れ,よい結果が得られるのではないかと期待した. 5
家兎の緋骨神経を用いて検索し,その重要性を確認し, 年間に24 例に本法を行ない,最低 1 年以上の追跡にお
さらに臨床的に肘部管症候群における圧迫部での循環 いて 1 例も術前より増悪した症例はなく,種々の評価
障害を除くために,除圧とcisnirtxe slessev を温存し 法においても,諸家の報告に比して優れた結果が得ら
ながら神経を剥離することを目的とした手術法を考案 れた.
し,優れた成績を得た. まとめ
実験的研究 eX331 ガスの神経幹内での減衰を測定すると,その
末梢神経におけるcisnirtxe slessev の役割を調べる 特性により局所の血流量に応じて経時的に減衰する
ために,成熟家兎の総勝骨神経を用いて,神経へ膝関 が,cisnirtxe slessev を切離すると減衰が遅延するこ
節部で入るcisnirtxe slessev を 切 離 し 非 切 離 群 と の とを証明した.また光顕で、は困難で、あった末精神経に
差を調べた.微量の eX331 ガス溶液を神経内に注入し おけるcisnirtxe slessev 切離後の変化を電顕で確認で
てその減衰をみる神経内血流量測定を行ない,-nirtxe きた.
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c slessev 切離により平均39% の血流量の減少が認め さらに臨床的にも,肘部管症候群の患者において
られた.さらに組織学的検索では,切離群で初期より cisnirtxe slessev を温存する手術法を考案し,全例に
Schwann 細胞に変化が始まり,軸索原形質にも変化が 優れた成績を得ることができた.
拡がり,この変化は2 - 3 週後に最大となった.また
この時期には軸索原形質の分離,断裂すら認められた.
臨床的研究
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論 文 審 査 の 要 旨
末梢神経の走行中,周囲より
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に流入している
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が,神経の血流量維持に
重要な役割を持っていることを
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ガ ス を 用 い た 血 流 測 定 法 に よ っ て 明 か に し そ の 遮 断 が 組 織 学
的にもかなりの変化を起こすことを電顕的検索によって明らかにした.また臨床的応用として,肘部
管症候群において,尺骨神経へ入る血管をで、きるだけ温存する術式を考案し,優れた結果を得ること
を示したもので,学術上価値あるものと認める.
主論文公表誌
肘部管症候群における
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V
の役割に
関する基礎的及び臨床的研究
東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌 第
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巻 第
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号
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-3
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頁(昭和
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年
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月
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日発行〉
割論文公表誌
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による四肢腫脹の数量
化に関する研究.
整形外科
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493-496
昭(
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における二次的な端々縫合の試
み.
整形外科
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昭(
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-766
ー
3
) 長揖指伸筋臆皮下断裂に対する臆移行術の検
討.
関東整災誌
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(5)
491-494
昭(
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)
切断肢よりの
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を用いて
膝関節を温存した 1 症例.
中部整災誌
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(1)
201-203
昭(
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)7
5
) 脂肪層をつけた遊離皮膚移植術(含皮下血管網
遊離全層植皮法〉の経験.
整形外科
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