124 餓躍二同細軸會記事 第五保一 四七八 は之を多量に投輿すれば往々にして耳鳴、頭痛等不快なる副作用を起し,母胎見の假死を惹起することがある。 近年陣痛誘客の目的は必ずしも大量を用ひすとも少量投與に由っても略同様に達せられると云ふ者がある。吾教室に於て も狡窄骨盤、豫定日を遙かに経過せるもの、早期破水にて陣痛なきもの、胎兇死亡、有事性流産,其他の妊娠中絶を必要と する場合臼、器。。一δ跨巨。営①氏の此の﹁キニーネし少量投與法を行って居る。即ち其の方法は0・〇五の鷹酸﹁キニーネ﹂を三〇 分おきに毛包服用せしめ以て陣痛を誘黒し分娩を途行せしめるのである。實験例六〇親中成功例二十二例三六.六%。 副作用ありしもの三例なるも極めて輕微なり新濠兇は假死に塾しもの二例なりしも死亡せるものなし。 少量法投與に由O無効なりしもの三十例に更に從來の大量法を行ひしも奏効せしもの二例に過ぎす。 妊娠月数との關係は吾教室に於ては從早耳はれて居った程差異はない。有効率は豫定日近く、叉は豫定日を廻ぎたるもの に三六・七%、六ケ月より九ケ月までのものに三三・六%,爾三ケ月の有熱性流産二例共に奏効した。 ﹁キニーネし少量投資は母艦の副作用及び三見の假死,死亡を起さしむる事は從來の大量投興よりも少し。故に陣痛誘護の 目的には一鷹この少量法を行ひ爾奏効せざる時に初めて從來の方法を行ふが良いと思ふ。 一九、膣﹁トリコモーナス﹂の臨淋的観察 東京女子馨學專門學校産婦人科教室 吉 岡 阿 部 薫 誓 膣﹁トリコモーナス﹂は一八三七年bき冒⑦により始めて磯見せられたるも其後沓として顧られざりき。然るに一九一六年 に至りて、一包窪。が其病原性に就きて焚表するや、其後職洲に於て相次いで多照の學者により、之に關する研究行はれ、 本邦に於ても最近幅島・三宅・谷ロ其他の諸氏により、或は深く或は寒く研究され、目下我國婦人科學界の興味は將に膣﹁ト リコモーナス﹂に集れりと云ふも蓋し過言に非らざるべし。
余等は我東京女子讐東琴門學校病院産婦人科教室に於て、昭和十年一月より八月に至る期聞に於て六八四名に就き膣﹁ト﹂ の存否を黙したるに一〇五名回五・三%の陽性率を得たり。依って之が年齢的關係、季節的關係.妊娠との關係,帯下の關 係,各種疾病との窓蓋等に就き統計的調査を試み、併せて之が臨豚的曲調を行ひ、興味ある成績を得、萱野﹁トし病の治療法 にっきても相當の効果を牧めたり。