• 検索結果がありません。

平成20年度論文賞の受賞論文紹介:ジャーナル:情報処理学会論文賞:フィッシング詐欺撲滅に向け奔走した研究生活

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平成20年度論文賞の受賞論文紹介:ジャーナル:情報処理学会論文賞:フィッシング詐欺撲滅に向け奔走した研究生活"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)フィッシング詐欺撲滅に向け奔走した 中村 元彦 研究生活. ソフトバンクテレコム(株). 〔受賞論文〕 • プロキシを利用した HTTP リクエスト解析によるフィッシングサイト検出システムの提案 • 中村元彦(中央大学大学院 理工学研究科),寺田真敏,千葉雄司(中央大学研究開発機構/ (株)日立製作所 システム開発研究 所),土居範久 (中央大学大学院 理工学研究科) • 情報処理学会論文誌,Vol.48, No.10, pp.3365-3374 (2007).  このたび,標記の論文で本会論文賞をいただくことに なった.もとより賞を狙って研究するわけではなく,新 しい研究分野ということも重なり,苦難の日々が続いた. 調査項目. サイトの存続期間 1. Netcraft サイトを利用した Web サイトの が短いという特徴 稼働日数取得. が,これで 1 つ報われた気がする.大変名誉なことであ. 2. Netcraft サイトを利用した Web サイトの ランク取得.  本論文の構想当時,現実世界・サイバー世界にかかわ. 3. WayBack Machine サイトを利用したドメ イン登録有無と過去の Web ぺージとの差異 量の取得. り,今後も精進していきたい.. らず, 架空請求詐欺 が横行し,被害が拡大の傾向に. 平成 年度論文賞の受賞論文紹介. 20. 分類. あった.現実世界では 振り込め詐欺 についてマスメ ディアが大々的に取り上げた.しかし,サイバー世界の フィッシング詐欺 は世の中に認知すらされていない 状況であった.また,当時としては希少であった既存の ブラックリスト方式のフィッシング対策では,ブラック リストに登録されてないフィッシングサイトを検出でき ないという課題があった.そこで,我々はフィッシング. ドメイン名の特徴 4. Web サイトへのアクセス回数の確認 5. TLD(Top Level Domain),SLD(Second Level Domain)に基づくドメイン名形式の 確認 6. DNS サーバを用いた正引き,逆引きアド レスの取得 個人情報の詐取を 7. 個人情報の入力を促す文字の有無 目的とする特徴 表 -1 フィッシングサイト判定のための調査項目. 詐欺対策に一石を投ずるべく,実態調査という地道なと ころから研究に着手した.  調査を重ねた結果,フィッシングサイトには, (a)サ.  幸いにその研究成果は注目を集め,高い評価を得るこ. イトの存続期間が短く, (b) ドメイン名に特徴があり, (c). とができた.本会論文誌に発表したところ,運良く採録. 個人情報の詐取を目的としている,という正規の Web. されたが,我々の思う以上の評価が得られ,とても嬉し. サイトとは異なる特徴に着目するに至った.そして,. く思う.この分野は新しい研究分野であり先が長いと考. 表 -1 に示すようなこれらの特徴を総合評価することで. えている.これからも,多くの優秀な研究者と競い,本. フィッシングサイトを検出できるのではないかと考え,. 分野を発展させていきたい.また,研究成果が,フィッ. パラメータ調整を試行錯誤しながらプロトタイプ実装に. シング詐欺対策という研究の発展に貢献することができ. 改良を加え,新たなフィッシングサイト検出方式の基本. れば,これ以上ない幸せである.. 構想を固めた.その後,正規の Web サイトとフィッシ. ングサイトを対象にした評価を繰り返し行い,提案方式 の有効性を検証した結果, プロキシを利用した HTTP. リクエスト解析によるフィッシングサイト検出システ ム の提案につなげることができた.. 676. 情報処理 Vol.50 No.7 July 2009.  (平成 21 年 4 月 2 日受付). 中村 元彦 [email protected]  2006 年中央大学大学院理工学研究科情報工学専攻修士課程修了.同 年ソフトバンクテレコム(旧日本テレコム)(株)入社..

(2)

参照

関連したドキュメント

機械物理研究室では,光などの自然現象を 活用した高速・知的情報処理の創成を目指 した研究に取り組んでいます。応用物理学 会の「光

アメリカ心理学会 APA はこうした動向に対応し「論 文作成マニュアル」の改訂を実施してきている。 21 年前 の APA Publication Manual 4th Edition(American

北区では、外国人人口の増加等を受けて、多文化共生社会の実現に向けた取組 みを体系化した「北区多文化共生指針」

データベースには,1900 年以降に発生した 2 万 2 千件以上の世界中の大規模災 害の情報がある

平均的な消費者像の概念について、 欧州裁判所 ( EuGH ) は、 「平均的に情報を得た、 注意力と理解力を有する平均的な消費者 ( durchschnittlich informierter,

87)がある。二〇〇三年判決については、その評釈を行う Schneider, Zur Annahme einer konkludenten Täuschung bei Abgabe einer gegenteiligen ausdrücklichen Erklärung, StV 2004,

—Der Adressbuchschwindel und das Phänomen einer „ Täuschung trotz Behauptung der Wahrheit.

[r]