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[講演要旨] プレート境界地震の再来間隔の規模依存性とそのモデル化

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Academic year: 2021

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(1)歴史地震 第 24 号(2009) 159 頁. [講演要旨]プレート境界地震の再来間隔の規模依存性とそのモデル化 海洋研究開発機構地球内部変動研究センター. 堀 高峰. 京都大学大学院理学研究科 宮崎真一 プレート境界地震の再来間隔は様々な変化をするが、Shimazaki and Nakata (1980)が示した ように、規模に依存した変化をする場合が見られる。つまり規模が大きい地震の後ほど再来間 隔が長いという傾向である。もともとの Time predictable model (Shimazaki and Nakata, 1980)では、次の地震の規模については何も拘束がない。しかしこのモデルのもとになった南海 地震を含め、いくつかの巨大地震では、規模の大きな地震の後、長い再来間隔を経て次に起こ る地震は、前よりも規模が小さい傾向がある。そしてその規模の小さい地震の後は短い再来間 隔で次の地震が起こる(右図)。また釜石沖では、繰り返し起こる M~5 の地震のサイクルの後 半にのみ、M~3 程度の地震が短い間隔で繰り返し起こる。時空間スケールは異なるが、これも 類似の傾向と見なすことができる。 こうした規模に依存した再来間隔の変化が、破壊エネルギーの不均質がある条件を満たす場 合に現れることを、地震発生サイクルの数値シミュレーションによって示した。その条件とは、 (1)破壊エネルギーがスケール依存性をもつこと、 (2) 大きな破壊エネルギーをもった領域 A に小さな破壊エネ ルギーをもった領域 B が内包されていること、(3)A と B の破壊エネルギーの差が十分にあること、である。 このモデルでは、A の破壊(B も同時に破壊)の後、A のサイクルの後半で B が単独で何回か破壊し、A が再び 破壊する。また B を取り囲む領域は、B の破壊前にはプ レート運動速度の数割程度で定常すべりをする。このた め、仮に B が単独で破壊する期間しかデータがないと、 その地域は B の破壊が最大規模と誤解する危険がある (2004 年スマトラ地震はその典型例といえる)。日向灘 地域は、最近 M~7 程度の地震しか発生しておらずプレー ト境界の固着度も低いとされているが、1662 年には M7 後半の被害地震が発生している。我々のモデルが該当す るのであれば、被害地震のサイクルの後半に現在いるこ とになる。こうした歴史時代の被害地震を見直すことや、 繰り返し履歴を地質学的な調査で調べることが、活動度. 規模の大きい地震を基準とした. の低い地域でも重要だと我々のモデルは示唆している。. 発生時期。南海地震は 1361 年と 1707 年のそれぞれを基準とした 2組の発生時期を示す。. - 159 -.

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