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特別支援教育における養護教諭の意識と実態に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)特別支援教育における養護教諭の意識と実態に関する研究 特別支援教育学専攻. 心身障害コース. M07 114H 森崎ち えみ. I 問題と目的.  本研究では、教育現場の養護教諭の特別支.   1905年、初めて学校に医療職として学. 援教育についての意識および実態調査を実施. 校看護婦が配置された。1941年、養護教. し、結果および先行研究をもとに、特別支援. 諭の前身である養護訓導が教育職として配置. 教育における養護教諭の実態を明らかにして. され、1947年には学校教育法が公布され. いくことを目的とする。. 養護訓導が養護教諭と改名され配置された。. 学校看護婦時代から103年間、時代の変化. l1 方法. によって養護教諭に求められる二一ズも様々. 1 予備調査 養護教諭の意識と実態に関す. に変化している。特別支援教育に関して養護. るアンケート調査用紙の作成. 教諭の関わりについて鎌塚(2007)は、頻繁.  (1)対 象 S町養護教諭. に来室する子ども遠の背景に先天的な発達の.  (2)期間 2008年2月. 偏りやつまずきが根底にあるものか否かを見.  (3)内容 質問項目は淡路(2005)が作. 極める必要があり、見極めるためには、発達.    成した、軽度発達障害児の保健室利用と. 障害の視点を持って観察することや、日々の.   養護教諭の支援に関する調査の質問紙. 情報の中でそれらを判断するための手がかり.    を参考にした。. となる指標を見つけ出すことが必要であると.  (4)手続き S町養護教諭研修会におい. 述べている。また鈴木(2007)は、日ごろの専.    て趣旨説明後協力依頼し、次回研修会. 門的な視点から心身の健康観察、養護教諭独.    で回収した。. 自の健康相談活動の中から子どもの課題を発 本調査 養護教諭へのアンケート調査. 見することもありうるため日々の研鎖を積み 専門知識の獲得に努力し、子どものサインを. (1)対 象 A県公立小中学校養護教諭. 見逃すことのない眼を養うことが大切である. (2)期間 2008年9月.  と述べている。. (3)内 容 予備調査で実施した質問項.   しかし、現時点では養護教諭の特別支援教.  日や、回答をもとに、養護教諭の特別支. 育の関わり方は、特性が起因となった問題点.  援教育に関する意識や実態が具体的に. が明らかになってからの対処に追われ、発達.  わかるよう選択肢を増やすなどして作成. 障害の見極めや早期発見という視点で子ども.  した。. 達に接することは難しいのが現状である。. (4)手続き A県公立小中学校養護教諭. 一234一.

(2)  にアンケートを郵送しF狐で回答を. 63.7%が自信ありと答えている。しかし、.  依頼した。. 勤務年数との関係を見ると勤務年数10年. (5)分 析 度数を集計しそれぞれの比. 未満は、自信なしが自信ありを上回るが1O.   率を計算した。また必要に応じてクロス. 年を越すあたりから逆転し、自信ありが自.   分析を行なった。. 信なしを上回る。.  養護教諭が今現在、重要と考えているもの. ㎜ 結果及び考察. は、「救急処置」がトップであったが、経験年.  1 回収率は、小学校16.5%(135校)、中. 数が増えると「教育相談」、「保健室登校・不.   学校13.1%(47校)であった。. 登校児への対応」、r通常学級に在籍する教.  2 養護教諭のプロフィールと勤務校の状況. 育的二一ズを持った児童生徒の対応」を選ぶ.    回答の養護教論の年齢は小学校で20代. 養護教論も増えている。. ケース会議で養護教諭が期待される発言.   21.1%、30代17.3%、40代37.6%、50代   24.1%、中学校で20代28.3%、30代19.6%、. は、保健的データや入学後からの様子や障.   40代26.1%、50代26.1%であった。. 害特性などがあった。.   保健室利用の現状は、発達障害の診断は受. r困っていること」には、r職員間の共通理解」.   けていないが特別な教育的二一ズを持っと. やr連携」が挙げられ、連携に困難を感じてい.   養護教諭が感じている児童生徒の来室は、. る養護教諭は他の項目に比べると多かった。.   発達障害の診断を受けている児童生徒の来.   室は小学校で3.6倍、中学校は5倍てあっ   た。来室理由は、小学校ではケガ(15.8%)、.   話し相手を求めて(13.4%)などが上位を占   めている。中学校は、不定愁訴(1916%)、話   相手を求めて(15,2%)、気分不良(I5.2%)、   頭痛(15.2%)であった。.    養護教諭と特別支援教育ゴーディネータ   一の連携は、小学校は70%、中学校は40.9%.   が連携できていると答えている。連携内容   は情報交換が小中学校とも60%を超えた。    校内体制での養護教諭は、特別支援教育   の校内委員会では小学校で82.2%、中学校.   で72,3%が、ケース会議でも、小学校で   90.9%、中学校で90%が構成メンバーであ   った。. lV総合考察   養護教諭は、発達障害あるいは発達障害の  二次障害という視点を持って対応する必要が  あるものの、職員間の共通理解や連携は十分.  ではなく、連携が困難と感じる場合、情報交  換にとどまっていると感じているものも多かっ.  た。このことからも連携内容の充実が今後の  課題といえる。.   また、養護教諭自身が、自らの専門性を意  謝しながら、発達障害に関連する知識・技能  の習得に努めること、また勤務年数によって意  識、二一ズに差があることを考慮し、勤務年数.  に応じた段階的なスキルアップなどの養護教.  論の特別支援教育に関する研修の体制整備  も重要であるといえる。. 3.養護教諭の特別支援教育に関する意識.         主任指導教員鳥越隆士.    発達障害児保健室来室時の対応について.         指導教員高野美由紀. 一235一.

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