• 検索結果がありません。

中学生男子バスケットボール選手における自律神経機能と試合に発揮されるプレー事象の関係について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "中学生男子バスケットボール選手における自律神経機能と試合に発揮されるプレー事象の関係について"

Copied!
52
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)中学生男子バスケットボール選手における自律神経機能と 試合に発揮されるプレー事象の関係について 専 攻. 教科・領域教育専攻. コース. 生活・健康系コース. 氏 名 1.目的 本研究の目的は,試合前の自律神経機能と試合中. 平 岩. 東. 機能とプレー事象の関係(実験II) (1)対象. のパフォーマンスとの関係を明らかにすることで. 某中学校男子バスケヅトボール部に所属する8名. ある.まず,運動への影響をみるために主運動前に. (2年生6名,1年生2名)を被験者とした.全ての. 自律神経機能の変化を行い,精神的ストレスをかけ. 被験者に対して監督ならびに本人の参加の同意を得. ると考えられる加算作業時とコントロール時を比 較し,主運動への影響を観察した.中学生バスケヅ. た.. (2)プレー事象の測定. トボール選手において練習前,試合前の自律神経機. 練習中ならびに試合をビデオカメラで撮影した.. 能の変化ならびにそれぞれのプレー事象を観察し. 対象とするプレー事象の項目は,シュート成功率,. た.. パス,ドリブルそれぞれの成功率,さらにリバウン ド数,スチール数,及び移動距離について分析を行. II.方 法. 1.自律神経機能の基礎的研究(実験1) (1)対象. 健康な成人男子6名(年齢33.1±9.1歳)を被 験者とした.全ての被験者に対して事前に実験の内 容を説明し,参加の同意を得た.. った.. (3)自律神経機能の測定. 測定は練習前,試合前ともに3分間の座位安静状 態を保ち,実験1と同様の方法で分析を行った. (4)統計処理. 結果は平均値と標準偏差で示した.一元配置分散. (2)運動の方法. 分析を行い,有意差が認められたときに対比による. W−up3分,30秒の休憩後主運動を漸増負荷法によ. 分析を行った.相関分析はピアソンの相関係数を求. ってall outまで運動させた. W−upの負荷につい. めた.有意水準は,いずれも危険率5%未満とした.. ては110拍程度になるように事前に調査した上で. m.結果ならびに考察. 負荷を決定した.運動は自転車エルゴメーターを使. 用した.実験条件は室温25℃,湿度60%の人工気 象室で実験を実施した.. 1.実験1 (1)精神活動が自律神経機能に及ぼす影響. コントロール時と加算作業時の自律神経機能を比. (3)自律神経機能の測定. べたところ,HFが有意に加算作業時に減少し,そ. 自律神経機能は,心拍変動パワースペクトル解析. れとともに,交感神経活動の指標であるLFIHFの. により評価した.心電図R−R間隔の時系列データを,. 値は,コントロール時に比べると大きくなった.そ. メモリー心拍計を使用して胸部双極誘導法により. して副交感神経活動の指標であるHF1(HF+LF)は. 記録した.記録した心拍のR−R間隔の測定値を高速. 小さくなった.加算作業をすることにより,コント. フーリエ変換(FFT)し,ここで得られる周波数成. ロール時と違った自律神経機能の変化が認められた.. 分の絶対値を算出して振幅スペクトルを求め.この. Pagani Mらの研究によると,心理的ストレス負荷. 値を二乗してパワースペクトルを求め,低周波成分. 時にLFIHFは増加することが報告されている.今 回の測定でも加算作業時にLFIHFが増加したこと. (LF:0.04∼0.15Hz)および高周波成分(HF:0.15. ∼0.50Hz)のパワースペクトルを算出した. LFは. により,加算作業が心理的ストレス負荷として加わ. 交感神経活動と副交感神経活動双方に関連し,}F. ったことが示唆された.. は主として副交感神経活動に関係している事から,. (2)自律神経機能と運動の関係. LF佃を交感神経活動の指標, HF/(HF+LF)を副交感. 主運動中の自転車エルゴメーター継続時間は,コ. 神経活動の指標として自律神経機能の評価を行っ. ントロール時と加算作業時を比べると,コントロー. た.. ル時では平均継続時間が430±144.1秒で加算作業. 2.中学生バスケットボール選手における自律神経. 時では600±189.7秒と有意な差がみられた.加算.

(2) 作業による心理的ストレスが緊張感を増すことによ. 延びる可能性が考えられる.. って継続時間が延長するという結果であった.また,. ところが,練習中にはシュート率とLF!HFに負 の相関関係が認められ,ゲーム中には,有意な相関. 自転車エルゴメー今一継続時間と自律神経機能につ. いて相関関係を調べたところLFと自転車エルゴ渾 一ター継続時問にr=一〇.623の有意な相関関係が. 関係が認められなかった.練習中のシュート率は,. 認められた.. 人数の関係が違っていた.また,試合中には,チー. 2.実験II. ムの作戦で動いており,シュートも作戦にのっとり,. (1)試合に向けての自律神経機能の変化. 打ったりしている.練習中はどんな相手ともチーム. 3対3以上のシュート成功率を出したものであり,. 練習前の自律神経機能と試合前の自律神経機能を. を組み練習し,相手によっては色々なポジションで. 比べたところ,練習曲のLFと試合前のLFには有 意な差があり試合前のほうが大きかった.HFにお いては有意な差は認められなかった.LFが大きく なり,HFは変化しないことからLFIHFが大きくな. プレーをしていた.ポジションが違えば,シュート. 3.実験1とIIの自律神経機能からみる関係性につい. った.また,HFノ(HF+LF>は小さくなった.すなわ. て. ち試合に向けて精神的なストレス負荷がかかってい. 実験1のコントロール時と実験IIの練習時の自律 神経機能の関係を比べてみると,実験IIの練習中の. たことがうかがえた.. (2)練習時における自律神経機能とプレー事象の関 係. 練習時の3対3以上のシュート成功率と自律神経 機能について相関関係をみてみると,LFIHFとの間. を打つ位置も違い,シュート成功率に影響している ことが考えられる.. 方がLFIHFは高く,HF1(HF+LF)は低いことが認 められた.このことから,両者の緊張度の違いがあ ったものと考えられる.徳永は,実力発揮度と緊張 の関係について緊張度が高ずき(過緊張)ても画すき. にr=一〇.719と有意な相関関係が認められた.ま. (低緊張)ても実力発揮度は低く,適度な緊張の時が. た,有意な相関関係はみられなかったものの. 優れた実力発揮度が得られると述べその関係を逆U 字曲線の関係にあると報告している.すなわち実験 1では,低緊張状態から加算作業によって緊張が九 品した状態,実験IIでは,すでにある程度緊張した 状態から更に緊張が充嘉した状態による違いがその. HF1(HF+LF)ではr=0。664,}IFではr=0,665の高. い数値が示された.このことからLFIHFを小さく することでシュート成功率が高くなることがわかっ. た.L酬HFを小さくするためには, LFを低くする. か,HFを高めることである.すなわち選手をリラ ックスさせることによって,シュート成功率を上昇. 後の運動への影響の違いになってあらわれたものと. させると言うことが示唆された.. W.まとめ. (3)試合時における自律神経機能とプレー事象との. 実験1,IIから運動前の自律神経機能とその後の. 関係. プレー事象について以下のことが明らかになった.. バスケットボールゲーム中のプレー事象と自律神. 経機能について相関関係をみてみると,HFと移動. 考えられる.. 1.精神的な負荷がかかるとLFIHFが増大し, HF1 (HF+LF)が低下することがわかった.. 距離にr=0.708の有意な相関関係が認められた.. 2.練習前,試合前の自律神経機能の状態としては,. HFは主に副交感神経活動と関係がありこれが充血. HFを高めることにより,LFIHFが低下し,リラヅ. すると心臓の拍動をゆっくりさせる働きがある.バ. クスした状態を作ることがその後のバスケヅトボー. スケットボールゲーム中は,瞬間的な動作をして無. ルのシュート成功率や移動距離に影響を与える事が. 酸素運動をしたり,持久的な有酸素運動をすること. わかった.. で,心拍数を高めて運動をしている.HFが充進ず ることによって心臓の心拍数を減少させる働きが増. 今後の課題として,他のチームでも自律神経機能 とバスケヅトボールプレー事象との関係を測定観察. し,バスケットボールプレー中の心拍数が抑えられ. することで,試合前のHFを高めるための指導法の. る.このことによって循環系に負担がかからず運動. 工夫をしていこうと思っている.. でき,その結果,よく動ける状態を持続できたこと が示唆された.すなわちリラックスさせることで,. 主任指導教官 三野 耕. 緊張が和らぎ,心臓に負担がかからず,移動距離が. 指導 教官. 山本忠v志.

(3) 学 位 論 文. 中学生男子バスケットボール選手における自律神経機能と 試合に発揮されるプレー事象の関係について. 兵庫教育大学大学院学校教育研究科. 教科・領域教育専攻 生活・健康系コース. M99763D平岩. 東.

(4) 目次. 第1章 緒言. 1. 第H章. 自律神経機能の基礎的研究 第1節 目的. (実験1). 第2節 方法 対象 第1項 運動の方法 第2項 自律神経機能の測定方法 第3項 統計処理 第4節 第3節 結果. 第1項 第2項 第3項. 5. 6. 8. 心拍数の変化について 精神的加算:作業が自律神経機能に及ぼす影響 自律神経機能と運動の関係. 第4節 考察 第5節 三思 皿章. 5. 14 15. 中学生バスケットボール選手の自律神経機能とプレー事象の関係 について(実験皿). 第1節 目的 第2節 方法 第1項 対象 プレー事象の測定 第2項 自律神経機能の測定 第3項 統計処理 第4項 第3節 結果. 第1項 第2項 第3項 第4項. 19. 練習期間中の自律神経機能の変化. 練習時における自律神経機能とプレー事象の関係 練習から試合に向けての自律神経機能の変化 試合時における自律神経機能とプレー事象の関係. 第4節 考察 第5節 小門 第IV章 総括 第V章 今後の課題 文献 資料 謝辞. 16 17. 33 35 36 38 39.

(5) 第1章 緒言 2000年は,シドニーオリンピックの年であり,日本女子選手が大活躍をした 年であった.田村選手が「最低でも金,最高でも金.」と言ったように,自分の. 力を発揮し結果も良かった選手もいれば,自分の力を100パーセント発揮でき ずに大会を終えてしまった選手もいた.. 水泳のオリンピック選手は,国内大会の予選を勝ち抜き,選考委員会で上位 に入賞できないと予想されれば,如何に有名選手であっても代表選手になれな かった.水泳の日本代表選手は,上位に食い込む実力があった.しかしある選 手は入賞し,ある選手は入賞できなかった.この違いは何にあったのでしょう か.. 試合で実力を出せる人と,出せない人がいます.その原因は何にあるのでし ょうか.スポーツの競技成績にかかわる原因を探ってみた. 上野靖之19)は勝負について「凡そ勝負の別れている点奪大別すると,武器,. 地の利,天の時,技術,経験,精神等であろう.なかんずく精神が最も重要で ある.」と言っている.長田一臣9)は競技の成績について図1のようにとらえ ている.. 図1は身体局面と精神的局面と技術的. 成績. 局面よりなる三角錐の頂点に成績が乗 体. 技. \. っかっていることを意味する.この基 底面の中心に「息」を想定する.そして. これが場の中心に息づいていることを. 示す.心・技・体のバランスが取れて 心. おれば呼吸はぴたりと定まり,安定し た成績が得られることになる.スポー ヅにおいてはこの何れの面が弱くとも. 図1 心・技・体と息と成績の関係(長. 息の乱れとなって現れ,頂点はゆがん. 田一臣,1976). だ位置に傾くから,そこに得られる成 績はきわめて不十分なことになる.. しかし技術と体力を統括している「精神」が崩れた場合,これを支える技術も. 体力もない.この時は一切が無に帰してしまう.即ち心がなければ何もない.. 4一.

(6) 人間の行為一切を支えているのは心だからであると論じている.これらのこと. から精神的な状態を探る事は,重要な意味を持つと考えられる.そこで運動時 の精神状態とパフォーマンスの関係を検討してみると,徳永17)は緊張度と実 力発揮度の関係について図2のようになることを示している.すなわち,横軸. に示す緊張度と実力発揮度の関係はU字の逆を示しているので逆U字曲線の 関係にあると述べ,緊張度が高すぎても低すぎても実力発揮度は低く,適度な 緊張度の時が,高い実力発揮度が得られることを報告している.. 活性化が必要. リラックスが必要. 藻. 実. ↑. 力. 発. 揮. 慧 ↓. 度. 倶. やる気な. 過緊張. 低緊張. 高不安. 望ましい心理状 態 やる気十分. 自信など. 緊張度. 低いくトー一一一一レ中く←一→高い 図2 緊張と実力発揮度の関係(徳永幹雄,1996). 著者は,中学校でバスケットボール部の顧問をし,15年間選手の指導をして きた.15年間の指導の中で,練習でできたことが試合で発揮できないことがあ り,悔し涙で会場を後にすることがあった.練習ではできたのに試合ではでき. ない,まさにこの精神が崩れていたと感じざる終えなかった.スポーヅも最近 メンタルトレーニング5・7・10・13・17)が重要視されるようになった.精神の. 乱れは,心の中のことであり,直接は見ることができない.間接的に行動面を 深く観察してみれば解ることもある.ではどのようにしたらその時点の精神的 な緊張度を知ることができるのかと言うことを検討してみると,質問紙法がよ. 一2一.

(7) く用いられている8・18).しかし質問紙法では,自分のことを主観的に判断し. 答えるので,その時の気分に左右されることが多々あると考えられる.そこで それ以外に生体信号から客観的に心理状態を捉える方法として,脳波,指二二 波,皮膚電気活動,心拍等を測定し解析する方法がある16).中でも,心拍をと. らえる方法は,経済的にも安価で,生体情報を非侵襲で長時間観察でき,活動 している人間に対しても測定できる利点が多くある.. 最近この心拍の一拍動のR・R間隔を周波数解析することで,自律神経機能と しての交感神経の働きや副交感神経の働きが判り始め,人間の心理状態が緊張 しているのかリラックスしているのみ》を論じている報告がみられる20・22).緊. 張というのは,大脳皮質の認知のしかたに基づき,人間の感情をつかさどる間 脳の視床下部が興奮して,交感神経を刺激し,アドレナリンなどのホルモン分 泌を伴い,心臓がドキドキしたり,筋肉が硬くなったり様々な生体の諸機能に 影響を与えている状態と定義されている.緊張は,試合に対する認知の仕方に よって心の状態が変化し,それに伴って生体が変化している状態というように 考えることができる.逆に,緊張状態がとけ心に余裕ができリラックスを感じ れば,副交感神経が働くと言われている.. このように自律神経の働きと精神的な変化とは密接な関係にあると考えられ る.しかし,どんな状態がその後の運動パフォーマンスに一番良いのかという 客観的な指標はみあたらない.交感神経が優位なほうが良いのかそれとも副交 感神経が優位なほうが良いのか.もし選手の心理面を心拍のR・R間隔を解析し 客観的に判断できれば,今後の指導に役立つと思い研究した.. 心拍のR・R間隔を周波数解析することで解っていることは,R−R間隔をグラ フ化した波は,低周波成分(:LF成分0.04Hz∼0.15H:z)と高周波成分(HF 成分0.15Hz∼0.5Hz)と低周波ノイズに分けられる22).心拍変動は種々の精 神的ストレスの指標になることが知られており,負荷が強くなるに従って心拍 変動は減少し,精神的ストレス負荷時にL:FIH::F値が増加すると報告されてい. る11・12).運動言及びトレーニングに関する自律神経機能の変化では,運動 中は:L:F,H:F成分とも低下すると言う報告や23),トレーニングによってH:F. 成分が上昇すると言う報告14)は見られるものの,運動前の自律神経機能とパ フォーマンスとの関係についてみたものはみあたらない.. 一3一.

(8) そこで本研究は,最初に運動前の自律神経機能と運動中のパフォーマンスの 関係をみる目的で,精神的ストレスをかけると考えられる加算作業時とコント ロール時の比較を行い,運動への影響を観察した.さらに実践的研究として中. 学生バスケットボール選手における練習および試合前の自律神経機能とそれぞ れのプレー事象との関係を明らかにすることで今後のバスケットボール指導へ の基礎的資料を得ようとした.. 一4一.

(9) 第II章 自律神経機能の基礎的研究(実験1). 第1節 目的 主運動前の自律神経機能がその後の運動パフォーマンスにどのような影響を 与えるかを検討する為に,主運動前の自律神経機能を精神的ストレスをかける と考えられる加算作業で変化させ,加算作業時とコントロール時を比較し,主 運動への影響を明らかにした.. 一5一.

(10) 第2節 方法. 第1項 対象 健康な成人男子の大学生2人と大学院生4人の計6人(33.1±9.1歳)を被験者 に用いた.平均身長は170.3±4.Ocm 平均体重は60.5±4.7kgである.. 実験当時競技を続けている被験者は1人で後の5人については競技を継続し ていない.. 被験者には実験の内容を説明し,実験の主旨に賛同してもらった上で実験を 行った.. 第2項運動の方法 W−up 3分,30秒の休憩後主運動を漸増負荷法によってa丑outまで運動させ. た(資料1参照).W−upの負荷については110拍程度になるように事前に調査 した上で負荷を決定した(資料2参照).運動は自転車エルゴメーターを使用し た.実験条件は室温25。C,湿度60%の人工気象室で実験を実施した.. 第3項自律神経機能の測定方法 自律神経機能は,心拍変動パワースペクトル解析により評価した.測定はコ. ントロール時として運動開始前15分間の座位安静状態と加算作業時として運 動前にクレペリン用紙を用いての計算作業中17分間,その間を通して心電図. R−R間隔の時系列データを図3に示すメモリー心拍計(Polar社のPolar. Vantage NV)を,使用して胸部双極誘導法により記録した. Polar Advantage Interfaceを介して,コンピューターに取り込んだ.使用するソ フトは,ポーラーHRアナリシスソフトウェアとMicrosoft Excelを使用した. 安定し連続した2n心拍(測定終了前の512心拍)を選択し解析の対象とした.記 録した心拍のR・R間隔の測定値を高速フーリエ変換(:F:FT)し,ここで得られ. る周波数成分の絶対値を算出して振幅スペクトルを求め,この値を二乗してパ. ワースペクトルを求めた.また,心拍R・R間隔は心拍のR波とR波の間隔で ある為,測定値は秒である.これをF:FT解析した:場合の周波数の単位は一心拍. あたりの頻度となるため,各測定区間の心拍R・R間隔の平均値を用いて周波数 (11Hz=Sec)に補正し,これを補正時刻として用いた21).そして,低周波成. 一6一.

(11) 分(:LF:0.04∼0.15Hz)および高周波成分(H::F:0.15∼0.50Hz)のパワース. ペクトルを算出した.LFは交感神経活動と副交感神経活動双方に関連し, HF は主として副交感神経活動に関係している事から,:LFIHFは交感神経活動の指 標,HF!(HF+:L:F)を副交感神経活動の指標として自律神経機能の評価を行った.. 同一被験者の測定は1週間以上の間隔をあけ,全て同一時間帯で実施した.全 ての測定は室温25。C,湿度60%の人工気象室で実施した.なお,自律神経機 能の測定にあたっては,前日から激しい身体活動およびアルコール飲料摂取を 避け,十分に睡眠をとるよう被験者に指示した.測定当日は,カフェインや香. 辛料等の刺激物を摂らないよう,また,食事は測定3時間前までに済ませるよ う指示した.. 鑛灘鎌. ストiうツゴペ万ド. 図3 計測機器. 第4項 統計処理 結果は平均値と標準偏差で示した.一元配置分散分析を行い,有意差が認め られたときに対比による分析を行った.相関分析はピアソンの相関係数を求め た.有意水準は,いずれも危険率5%未満とした4・6).. 一7一.

(12) 第3節 結果. 第1項心拍数の変化について 図4は実験中の心拍動毎にみた心拍数の変化の一例を示したものである.15 分間の安静座位状態から,17分間の加算作業を行うと心拍数の上昇がみられる ものの有意な上昇ではなかった.ところが安静状態に比べて心拍の揺らいでい る巾が少なくなることが示された.さらに運動することによってそのゆらぎは 小さくなることが認められた.. ..灘織購藤織灘難難灘鱗 慧 賦∵. 嘩,. 弓 懸 畷. 灘. 鷲く一一一一レ<一一一一一一一一一一一Hレぐ→レ くトー→. 1難. 加算作業中. 安静座位. up. 主運動中. 犠. 藁難. 馨 叢蒙、 図4 実験期間中の心拍数の変化について. 被験者全員の安静座位中と加算作業中の平均心拍数を表1に示した.安静座 位状態の心拍数と加算作業時の心拍数を比べてみると,被験者全員の安静状態 の平均値は69.2回と加算作業時の平均値は70.6回となり有意な差はなかった.. 各被験者別にみると2名を除く4名では加算作業時に心拍数の上昇傾向がみら れた.また各被験者のゆらぎをみてみると,1名を除いて加算作業時にゆらき が小さくなることが認められた.. 一8一.

(13) 表1安静座位(上段)と加算作業時(下段)の心拍数. Subject. TA UE KA IG 圃 YO 平均SD. 平均心拍数 68.275.773.365.957.574.5. 69.2. 6.85. SD 4.46 6.69 6.48 5.99 3.26 4.89. 5.29. 1.33. 変動係数 6.538.848.859.095.666.56. 7.59. 1.50. 最大. 88.0. 11.88. 55.2. 6.45. 32.8. 10.15. 74.6 70.9 75.1 66.4 61.9 74.6. 70.6. 5.39. 3.11 4.43 3.89 5.77 4.40 3.24. 4.14. 0.97. 変動係数. 4.17 6.24 5.18 8.69 7.11 4.34. 5.96. 1.75. 最大. 84.7. 86.0. 4.23. 最小. 66.8 60.4 63.4 49.0 50.5 65.9. 59.3. 7.77. 17.9. 26.7. 7.02. 84.498.791.790.166.196.9. 最ノ」、. 57.9. 54.0. 60.2. 47.2 48.5. 63.3. 差26.544.731.542.817.633.6 Subject TA UE KA IG }m 平均心拍数. SD. 差. 91.9. 31.5. 88.8. 25.3. 85.5. YO 平均 SD. 79.3. 85.8. 36.5 28.8 20.0. 一9一.

(14) 第2項 精神的加算作業が自律神経機能に及ぼす影響. 表2の上段にはコントロール時,下段に加算作業時の各被験者の自律神経機 能ならびに平均値と標準偏差を示したものである.コントロール時と加算作業. 時の自律神経機能を比べたところ,H:Fは1名を除く5名は顕著な低下を示し 平均値でも有意に減少した.一方,:L:Fは2名に増加4名には低下を示し,平 均値では減少傾向は見られるものの有意な差は認められなかった.. 表2 コントロール時(上段)と加算作業時(下段)の自律神経機能. Subject. LF. HF. LF/HFHF/(HF+LF). TA. 27.80. UE. 349.06. 397,95 0.88. KA. 102.66. 246.30 0.42. IG. 164.44. 134,66 1.22. 0.45. MU. 遷49.55. 260.16 0.57. 0.63. YO. 203.78. 121.56 t68. 平均. 166.21. 201.10 0.83. SD. 108.00. 125,77. Sublect. LF. 45.95 0.61. HF. 0.62. 0.53 0.71. 0.37 0.55. LF/HFHF/(HF+LF). TA. 54.17. 15.94 3.40. 0。23. UE. 104.59. 32.53 3.22. 0。24. KA. 44.44. 37.46 1.19. 0.46. IG. 2月.75. 134.93 1.57. 0.39. MU. 1壌8.33. 25.84 4.58. 0.18. YO. 80.46. 23.87 3.37. 0.23. 102.29. 45,09 2.27. 平均. SD. 60.63. 0.31. 44.63. 一10一.

(15) 交感神経活動の指標であるL:F!H:Fの値は被験者全員が増大し,平均値の比. 較において有意に大きくなった(図5).また,副交感神経活動の指標である H:F!(HF+L:F)は被験者全員が低下し,平均値の比較において有意に小さくなる. 事が認められた(図5).これらの結果からクレペリン加算作業によって交感神経. 活動が元進し,副交感神経活動が抑制されることがわかった.. 懇 援謹餐. 燃 黙馨. 簸灘霧餐. 醐髄瓦慧熱. 灘. り、. @、 @ 、 、馬 藍難隷. @、 @ @ 噂 馬 隷藝蓑. @. り. 灘愚. 憾嘱. イ1潔. 糠 藩. 鍵. 図5 コントロール時と加算作業時の:L:FIH:FとHF1(H:F÷:L:F)の比較. 一11一. 灘.

(16) 第3項 自律神経機能と運動の関係 表3は各被験者の主運動中の自転車エルゴメーター継続時間と平均値・標準. 偏差を示したもので,1名を除く5名について加算作業時には運動時間の延長 が認められた.コントロール時と加算作業時を比べると,コントロール時の平 均継続時間は430±144.1秒であったが,加算作業時では600±189.7秒と有意 に延長する結果が認められた(図6).すなわち,加算作業による自律神経機能の 変化によって運動継続時間が延長することがわかった.. 表3自転車エルゴメーター継続時間(秒). TA UE KA IG MU YO平均SD コントロール時. 420. 300. 540. 300 660 360 430 144.1. 加算作業時. 660. 600. 840. 300 720 480 600 189.7. 磯鱒. 繰. 蕪. 鐘. 離. 霧. 霧. 懸. 麟::撫蕊懸 轟. 、晒. 難 壁. 緯 嚢 こもヘモム. みセぶ. サ. や. 望∴ll 郵. 畿 ご書 醸、隷 瀧. 糠. 図6 コントロール時とクレペリン加算作業中の継続時間の比較. 一12一.

(17) さらに,運動継続時間と自律神経機能について相関関係を図示したものが図7. である.またそれぞれの相関係数をまとめたものを表4に示した.図7および 表4に示すようにLFと運動継続時間にr=一〇.623の有意な相関関係が認めら れた.すなわち:L:Fが減少することにより運動継続時間を延長することが認め られた. 時闇(5ec). 恥間く5のら}. @1㏄ゆ. 1㎝. 働 ◇ ◆. 働 櫛. 800. ◇. ◇. ◇. ◇. 600. ◆. ◇. ◇ 輌200. ◇◇. ◇◇づ. 勘 0αoo. oαoo. too. lLoo. な⑳. 400. α20. 昌LOD. 060. 〔L40. 時間. α80. h酒0+吐F). @LF舶F 時閻(5eo). i5eo). 1㎜. 1α〕D. 800 5⊂o. 800. ◇◇. ◇. 500. 軸. ◇. 200. 佃. ◇. ◇ ◇. ◇. ◆. 2⊂D. 0. oαOD. ooo. 10QOO. 20〔LOO. 30Qoo. 4αユoo. 10Qα〕. @ 「. 図7. 遭. ◇. 2⊂n〔コ. 3〔n〔■〕 40nα〕. @ 臣. 自律神経機能と運動継続時間の関係. 表4 自転車エルゴメーター継続時間と各自律神経機能の相関係数 LF成分HF成分LF/HFHF/(HF+LF) 継続時問 一〇.623−0.4120.343 −0.198. 一13一.

(18) 第4節 考察 自律神経機能の基礎的研究に関して,ゆらぎについては,運動中小さくなる ことが認められている.また,精神的ストレスがかかることによって交感神経 活動が充回し,その結果ゆらきが小さくなったと考えられる.. 安静座位自然呼吸で,自律神経機能の測定をした.呼吸によって自律神経機 能が影響を受けると言われているが加算作業中は無理と考え,今回は被験者に 意識をさせて自然呼吸において行った2・3).コントロール時は15分,加算作. 業中は17分間の自律神経機能を測定した.一般に自律神経の支配を心臓が受 けないと,心拍数はかなり高い値(車引値は,20歳で107拍!分,30歳で101 拍1分,50歳で90拍1分)に達するので,健常者では安静時に恒常的に副交感神 経が働いていると言われている1).安静時にH:FやHF!(H:F+:LF)は増加するこ とで心拍数は低値を示し,すなわち安静時では,H:FやH:F/(H::F+:LF)の数値は. 高く示されることにより副交感神経が優位な状態で,心拍数は低値を示してい る.安静時の交感神経活動はもともと低く,コントロール時と加算作業時の成 分を比較すると,L:Fは有意な変化は見られず,H:Fは有意に減少した.そして,. 交感神経活動の指標である:LFIH:Fが増加した. Pagani Mらによると,この ような状態のことを心理的ストレスがかかっている状態である11・12)と言われ ている.更に,H:F!(HF+LF)が減少することが認められた. HFがなぜ下がっ. たかと言うと,安静時には,恒常的に副交感神経が働いて心拍数を下げる働き があり,副交感神経が働きHFの値が大きくなる.安静状態では心拍数が低く,. 加算作業をしたので,もともと大きかったH:Fが小さくなった.加算作業だけ では:L:Fに関してはそれほど影響を受けていなかったと考えられる.精神的ス. トレスに適応しようとした結果H:Fが小さくなったと考えられる.運動継続時 間が延長した被験者の中には,ウォーミングアヅプ中は加算作業時のほうが心 拍数が高く推移したが主運動中の心拍数の上昇は緩やかになる傾向を示したも のがみられた.また自転車エルゴメーター継続時間が延長したのは,安静状態 でリラックスしていたのでH:F成分が抑制され緊張度が増すことが原因だった と考えられる.すなわち,低緊張状態から緊張度が増しパフォーマンスが向上 したと考えられる.. 一14一.

(19) 第5節. 小キ舌. 実験1から運動前の自律神経機能とその後の運動について以下のことが明ら かになった.. 1.安静状態から精神的な負荷をかけると,H:Fが有意に減少することによ って:L:FIH:Fは増大し, HF1(H:F+:LF)は低下することがわかった.. 2.精神的ストレスによってH::F成分が抑制され,その結果緊張度が増し運 動継続時間を延長することが認められた.. 一15一.

(20) 第皿章 中学生バスケットボール選手の自律神経機能とプレー事象の関係 について(実験豆). 第1節 目的 実験1で運動前の自律神経機能とその後の運動への影響を観察したところ, 自律神経機能の変化にともない運動継続時間が延長する結果がみられた.そこ. で実際の実践場面における精神的ストレス変化による自律神経機能とその変化 にともなうパフォーマンスの関係をみることによって,今後の指導への資料を 得る為に,中学生男子バスケットボール選手の運動前の自律神経機能を測定し,. その時の自律神経機能がその後のバスケットボールのプレー事象にどのような 影響を与えるかを観察することによって関係性を明らかにすることを目的とし た.. 一16一.

(21) 第2節 方法 第1項 対象 中学校の男子バスケットボール部に所属する8名(2年生6人,1年生2人)を用. いた.監督と本人の同意の元,実験に供した.表5は,それぞれの被験者の身 体的特徴やバスケットボール歴を示した.8名の平均身長は159.1±6.4cm 平. 均体重は47,1±9.1kg,平均1500m走のタイムは344.3±21.2秒,平均50m走 のタイムは7.9±0.5秒,競技歴は4.0±二1.3年である.. 表5 中学生の身体能力について 身長(cm)体重(kg)1500m(s)50m(s)競技暦. SA. 163. 48. 310. 7.9. 5. TU. 168. 64. 330. 7.4. 2. 1S. 154. 44. 351. 7.7. 6. EN. 147. 32. 344. 7.7. 4. SU. 157. 41. 336. 7.7. 5. ON. 160. 48. 339. 8.6. 4. KO. 162. 50. 365. 8.7. 3. UN. 162. 50. 379. 7.8. 3. 47.1. 344.3. 7。9. 4.0. 9.1. 21.2. 0.5. 1.3. 平均. SD. 159.1. 6.4. 第2項 プレー事象の測定 練習ならびに試合をビデオカメラで撮影した.対象とするプレー事象の項目 は,練習においてはシュート成功率,試合においてはシュート成功率,パス,. ドリブルそれぞれの成功率,さらにリバウンド回数,スチール回数さらに移動 距離である.移動距離についてはビデオの映像をコンピューターに取り込みそ の軌跡をコート図に描きルーラーペンで距離に換算し分析を行った.調査期間 は平成12年7,月31日から10,月22日の大会までの期間において適宜行った.. 。17一.

(22) 第3項 自律神経機能の測定 測定は練習・試合開始前の朝8時に3分間の座位安静状態を保ち,測定終了 前の128心拍を選択し実験1と同様の方法で分析を行った.中学生の胸囲が狭 いため,コーディッドトランスミッターが大きく,心拍のR−R間隔を測定するの. に,胸に密着せずに浮いてしまうことがあり,心拍の電気信号を測定できない ことがあった.そのことを解決するために,Tシャツの上からコーディッドトラ. ンスミッターを取り付けた.コーディッドトランスミッターは水分があると電 気信号をひろいやすいので,シャツに十分水分を吸収させた.Tシャツの上から. 計測するので,コーディッドトラシスミッターが浮きにくくなり,冷たさを感 じず汗もつかないことから衛生的であった.また中学生には,ストラップベル トをコーディッドトランスミッターに着けるのに時間がかかってしまうことが. あった.そのことを解決するためにストラップベルトの変わりに幅2cmのゴム 紐を代用した.コーディッドトランスミッターを片方の穴に縛り,もう片方の 穴にゴム紐を通してゴムの先を持って放せば固定できるので時間の節約ができ る方法を考案した.. 第4項 統計処理 結果は平均値と標準偏差で示した.一元配置分散分析を行い,有意差が認め られたときに対比による分析を行った.相関分析はピアソンの相関係数を求め た.有意水準は,いずれも危険率5%未満とした4・6).. 48一.

(23) 第3節 結果 第1項練習期間中の自律神経機能の変化 7月31日から10,月22日の大会までの練習期間中各被験者のLF成分の変化を. 図8に示し,HF成分の変化を図9に示した.全体として一定した変化は見られ なかったもののLF成分では1名を除く7名ではほぼ安定した数値で推移した. HF成分では3名を除く5名ではほぼ安定した数値を示した. LF成分, HF成分が ほぼ変化なかったものか,ばらついて推移しているもののどちらかであった.. すなわち全体として一定した傾向はみられなかった.練習前の体調は日によっ て異なっていることがわかった.. 一19一.

(24) s∴r. τULF. 3b L. 」. 諭. ‘ i LL. 塾. F .− @ . E. ... .. r. 鋤. −. f.」」. 扮. 鋤 篇. 1{」 i. 怜. o .3. o. o 5口 15日 肇7ロ 19口 1勝口 自α目 測目. 訓口 曝9 β口 14目蜘9■葛墜鯖. 巴腰UF. 馨8Lド. 翻. 網. 殖. 器. 2“. 網 雁 暫5. go. 鱒. 5. 5. ■. o書日 謁巴5 ¶o日 m日 揖α3 0・奮召 9・躍4. 咽. 調目. 霊78 噸露目 10日 艶5 {翔8. o・24. o網『. 釦u「. 掴. 甜 「. P. V. 一. 器. 25. 幽. 難. 罰 f Dゴ 「. 15. 1督 F −. Io. M. . v. 5. 雪. 8. “. o誓8. 図8. 噛8. 58. 16目 158 り膣目 oq8. {4目 耀58 1豚目 2G日 qo日 o・¶【 9・腰4. 練習中のLFの変化. 一20一.

(25) 酌㌧HF. 了UH=. ゐ. :. 鴛 : ’: :. o. 嬰習習蜜聖霊亭亭十. 譜・φ白白ず詑3 凋HF. 日闇HF. ;:. 勇. 1:. お 1:. 茸. o. ’.㌶避譜評評。げ. ず紳.爵避野牛評 su汗 25. 酬HF 琵. 湘 15 10 15. :1. :. 0 31日旧6日15日16日,8日3◎圏. 漣評ず譜詑評評. koトぞ 飾 ⑳ 15 10. 5 0. 図9 練習中のHFの変化. 一21一.

(26) 第2項練習時における自律神経機能とプレー事象の関係 練習期間中の各被験者における3対3以上のシュート本数とシュート成功数 の関係からシュート成功率をまとめたものが表6である.シュート本数は約60. 本から約100本のばらつきがあり,シュート成功確率は,約3割から5割を示 すものであった.. 表6 各被験者の練習期間中のシュート成功率(%) Sublectシュート本数 成功本数 成功確率. SA. 59. 28. 47.5. TU. 108. 44. 4α7. 1S. 56. 33. 58.9. EN. 64. 20. 31。3. SU. 87. 46. 52.9. ON. 105. 41. 39. KO. 70. 20. 28.6. UN. 94. 39. 4t5. シュート成功率と自律神経機能の指標について相関関係を図示したの力弐図10. で相関係数をまとめたものを表7に示した.表7に示すようにLFIH:Fとの間に r=一〇,719と有意な相関関係が認められた.また,有意な相関関係はみられな かったものの且:F/(HF十LF)ではr=0.664, HFではr=0.665の高い相関係数が. 認められた.こQことから交感神経活動の指標である:L:F!HFを下げる事でシュ ート成功率が上がることが示された.:LF!H:Fを低くするためには:LFを低くす. るか,EFを高めることである.これに関しては副交感神経活動の指標となる HFやHF1(H:F+:LF)との相関関係が高く示されたことにより副交感神経活動を 高めることが有意に作用していることがうかがえた.. 一22・.

(27) %. に=一〇.719. %. R罐0.654. 700 8α0. W臣0. T00. Tα0. ◆. 艪Rα02α0100◎o. Sα0. ◆. ◆◆. oαo. 000 @. 1加. %. 2.00 3.00 LF/HF. aoO. 〔】し2匡⊃. @. 霞環。。026. α4〔3. ⊂L60. 080. HFノ(闘. %. R=05ε5. 7α0. 欄鋤鋤4α0鋤2001αOoo. g500姻3ao2α0讐αoOO. ogo @. 5.oo. 1αoo. 15.oo. 2αoo. び. ooo @. 5.oo. l Qoo 匪. 図10練習中のシュート成功率と自律神経機能の関係. 表7 シュート成功率と自律神経機能の相関係数:. LF/HF HF/(HF+LF) LF HF 成功率. 一〇.719. 0。664. 0,028 0,665. 一23一. 15.oo.

(28) 第3項 練習から試合に向けての自律神経機能の変化 練習前の自律神経機能と試合前の自律神経機能を比べたところ,表8に示す 通り練習前の:LFと試合前のL:Fには有意な差が認められ試合前のほうが大きく なった.. 表8. 練習前(上毅)と試合前(下段)の自律神経機能について. Su切eot LF. HF LF/HFKF/(HF÷LF). SA. 14.35. TU. 10.27 1.40. 0.42. 3.80. 5.65. 0.67. 0.60. IS. 9.69. 9.61. 1.01. 0.50. EN. 10.67. 3.92. 2,72. 0.27. SU. 2.63. 4.49. 0.58. 0.63. ON. 9.11. 5.43. 1.68. 0.37. KO. 7.00. 3.74. 1.87. 0.35. UN. 6.86. 4.00. 1.72. 0.37. 平均 SD. 8.01 5.89 1.36 0,42 3.79. 2.60. S呵ect L F HF LF/HFHF/(HF+LF) SA. 12.55. 9.58. 1.31. 0.43. TU. 4.05. 4.54. 0.89. 0.53. IS. 13.13. 10,22 1.28. 0.44. EN. 14.45. 4.17. 3.47. 0.22. SU. 3.79. 4.00. 0。95. 0.51. ON. 11.53. 3.91. 2.95. 0.25. KO. 11.88. 7.74. 1.54. 0.39. UN. 15,46. 5.93. 2.61. 0.28. 平均 SD. 10,85 6.26 1.73 0.37 4.47. 2.59. 一24。.

(29) H:Fに関しては有意な差は認められなかった.LFが大きくなり,HFが変わ らないことから交感神経活動の指標である:LF!HFが大きくなった(図11).すな. わち試合に向けて精神的なストレスがかかっていたことで緊張度が増していた ことがうかがえた.また,逆に副交感神経活動の指標のH:F(H:F+L:F)は小さくな. ることが示された.. 欝藁蕪 織:黙麟繰鯨麓織獣1》1:k嫌難響欝欝薫繊ご’ミ欝漁“. 鳩犠. 馨舞嚢. 、. 、. 於ルな懸轟 \凝. 離離綴講. ミ韓. ぞ. ・“”. T嚢.. ? 欺. 嚢鑓 @ 織. ㌧、“、、“ 、^. 桑. 羅二三顯3:簸淵鰹識灘藤. 燕G麟 ,もマ. ・. 噂. @ 噛 軸. 鴫. 贈. も. 麹■費. 、. 嘩. 織蒸ガ. 黙麟糠:難戦濠濾騰鱒醸i違灘1 ヤ昏 隔 壇. 図11練習前と試合前の自律神経機能. 一25一.

(30) 第4項試合時における自律神経機能とプレー事象の関係 表9にはバスケットボールプレー事象として各被験者の移動距離パス成功 率,シュート成功率,ドリブル成功率,リバウンド回数,スチール回数を示し た.練習中(表6)と試合中(表9)のシュート成功率の比較では3名においては増. 加したものの他の4名については減少することが認められた.これらのプレー. 事象と自律神経機能の相関関係を図12∼17,表10∼15に示した.図12と表 10に示されたようにH:Fと移動距離の間にrニ0.708の有意な相関関係が認めら れた.. 表9 試合中のプレー事象 Su切ect移動距離(m)パス成功率(%)シュート成功率(%)ドリブル成功率(%)リバウンド回数スチール回数. SA. 2724.9. 95.9. 49.1. 100.0. 3.1. 3.8. TU. 2369.3. 93.6. 37.1. 100.0. 3.4. 1.4. IS. 270t2. 94.3. 41.8. 100.0. 2.2. 0.7. EN. 2211.1. 92.9. 19.5. 96。1. 1.1. 2.3. SU. 2600.7. 92.2. 37。4. 98.5. 1.3. 0.9. ON. 2540.0. 96.7. 55.1. 100.0. 1.8. t7. KO. 2708.8. 93.8. 36.5. 100.0. 3』. t3. UN. 2432.3. 94.9. 52.4. 90.2. 2.8. 2.4. 一26一.

(31) 図12 移動距離と自律神経機能の相関関係 表10 移動距離と自律神経機能の相関係数 LF/HF HF/(HF+LF). 移動距離 一〇.582. 0.436. LF. HF. 0」07 0.708. 一27一.

(32) 船. 篤. ◆. go. ◆ 鱒. ◆ 鮎. ◆. ◆. 躰. ◆. ◆. ◆. ◇. 訟. 詮. 9b. go. 6. 2. 雷. 3. 4. o. ur1蹄. “2. 賎‘. 輪. 鮎. 銘. ◆. ◆. 9き. 蛤. ◆. ◆ ◆. 粥. 鱈. ◆. ◆◆. ◆ 餓. go. 節. o. o. 沁. 0. 酋. 図13 パス成功率と自律:神経機能の相関関係 表11 パス成功率と自律:神経機能の相関係数 LF/HF HF/(HF+LF). パス成功率. 0.257. 一〇.366. LF. 2. 4. ◎. s. lo. 捻. 幡. 『. HF. 0.449 0.283. 。28・.

(33) Ob. むb. ◆◆. 50 40. ◆. 、. 30 ①. ◆. 論. 鎗. 酋. 節. ◆. ⇔. 。. 。. o. 2. 1. o. 4. ↓. 駄2. 敬4. 0唯. HFノ随. ur舗. GO. ●o. ◆. ◆ ◆. ◆ 5b. δ◎. め. ◆. 範. ◆. 30. 笛. 鋤. 噛. ◆◆. ◆. め 。. 。. o. o. 沁. 笛. 0. 『. 表12 シュート成功率と自律神経機能の相関係数 シュート成功率 0.089. 0.028. 4. 0. 魯. ㌻b. 並. 匪. 図14 シュート成功率と自律神経機能の相関関係. LF/HF HF/(HF+LF). 2. LF. HF. 0.134 0.225. 一29一.

(34) 櫛. 櫛. ◆. ◆ ◆. 翁. ◆ 鶉. go. 9b. 8昌. 2. 1. ◎. 鵠. 4. 3. 櫛. 麟. 糠. 。. ur轟炉. ◆. ◆◆. 恥. ◆. go 鵠 O. o. 沁. 勧. 20. 0. 『. 2. @. 図15ドリブル成功率と自律神経機能の相関関係 表13ドリブル成功率と自律神経機能の相関係数: しF/HF HF/(HF+LF). ドリブル成功率 一〇、499. 0,508. LF. HF. 一α446 0,236. 一30一. 4. 9. 9. 沁. 槍. 即. HFノ圃.

(35) 4. 4. 鵠. 瓢{」. 魯. 亀. 篇. 塾. ◆. 2 鵠. ◆. b. ◆. 1. ◆. 2. ◆. ◆. 1. 軌δ. なo. o. o. o. 1. 1. o. 亀 4 L『「昏炉. ‘. 4. 箭. &5. 亀. 3. 主0. 2Lo. ◆. 2. 1. 載δ. 軌与. o. 団rゆ糊. ◆. “. ◆. 1. 心4. ◆. 2. ◆. 矯. 鮫. 金. 9 o. 轟. 20. 沁. 0. 『. 表14 リバウンド回数と自律神経機能の相関関係. リバウンド 一0.467. 0.367. LF. 4. 9. も. 沁. 挽. 即. 図16 リバウンド回数と自律:神経機能の相関関係. LF/HF HF/(HF+LF). 2. HF. α014 0.464. 一31一.

(36) 4. 4. ◆. 魯、6. 論. 魯. 3. 25. b. ◆. 2. ◆. 2. ◆. to. ◆. ◆. b. ◆. ◆. 1. 1. ◆. ◆. ◎」o. い. o. 。. o. 1. 4. 3. 2. o. 蝕. “4. 眠1」引r. 4. ‘. ◆. ◆. 鵠. 叡δ. 口. 亀. 渇. 乞0. ◆. 2 ◆. ”. ◆. 2. ◆. 乳5. 1. ◆. 1. ◆. 鯖. ◆. a5 0. 。. o. o. 絶. 『. o. 翰. 表15 スチール回数と自律神経機能の相関係数. スチール. 0294. 一〇.331. LF. 4. 融. 3. 沁. 銑. 降. 図17 スチール回数と自律神経機能の相関関係. LF/HF HF/(HF+LF). 2. HF. 0.461 0.197. 一32一.

(37) 第4節 考察 中学生のバスケットボール選手を対象として,自律神経機能を観察したとこ ろ対象者によって動きが異なり,練習期間中において自律神経機能の変化は一 定したものではなかった.自律神経機能と疲労の関係について,菅原15)らの「運. 動終了後の副交感神経活動の簡易評価法とコンディショニングにおける応用」 の論文によると,夏季合宿での合宿中,トレーニング量の多かった翌日,副交 感神経最興奮過程の指標は低値を示し休養を主体にした日の翌朝には高値を示 したと報告されている.しかし今回の実験では,このような且:Fの変化が見ら れず,前日の疲労を考慮する必要は二二;期間中にないと思われる.実験1と同 様に:L:FIH:Fが増大し,H:F/(:HF+:L:F)低下することが認められることにより試合. 前に精神的負荷がかかっていたことが示唆された.しかし成分の変化として RFは有意に低下せず,:L:Fの増大によってこのような結果になった.すなわち,. すでに副交感神経活動は抑制されている状態であったことがうかがえる.そし てL:F成分を高めることにより生体が試合に向けての精神ストレスに適応しよ うとした結果であると思われる.また練習期間中からそのような状態であるが 故に練習中のプレー事象とL:F/:HFと負の相関関係が認められたと考えられる.. 自律神経機能が試合に発揮されるプレー事象との関係では,バスケットボー ルゲーム中のプレー事象と自律神経機能の指標について相関関係をみてみると, H:Fと移動距離にr=0.708の有意な相関関係が認められた.H:Fが二進するこ. とによって心臓の心拍数を減少させる働きが増し,バスケットボールプレー中 の心拍数が抑えられる.このことによって心臓に負担がかからず運動でき,HF が低い選手よりも楽に運動ができ移動距離が長くなったと考えられる.すなわ ちリラックスすることで,緊張が和らぎ,心臓に負担がかからず,移動距離が 延びる可能性が考えられる.また,練習中にはシュート率と:L:FIHFに負の相. 関関係が認められた.Jay MkesはBasketba丑FundaMENTALs 5) のな かでシュートについて,身体的な要因と精神的な要因に分けて説明している.. 精神的な要因の中に心のウォーミングアップ不足を挙げている.身体的にリラ ックスしなければならないように,精神的にもリラックスしなければならない と述べている.今回の練習中のシュート成功率と自律神経機能の相関関係の結 果と同じ事が述べられていた.ところが,ゲーム中には,有意な相関関係が認. 一33一.

(38) められなかった.練習中のシュート率は,3対3以上のシュート成功率を出し たものであり,試合中には,チームの作戦で動いており,シュートも作戦にの っとり,打ったりしている.練習中はどんな相手ともチームを組み練習し,相 手によっては色々なポジションでプレーをしていた.ポジションが違う事によ り,シュート成功率に影響していることが考えられる.一般に試合時の不安や 緊張を取り除くたゆ最近ではメンタルトレーニングが実施されている.いいプ レーをインプットして試合に臨むことで実力が発揮されるというものである.. 副交感神経活動の充進,すなわちリラックスさせることがシュート成功確率を 上げそして移動距離を伸ばすことにつながることが示唆された.. 一34一.

(39) 第5節 小括 1.練習から試合に向けて精神的ストレスが加わり,:LF大きくなることにより L:FII{Fは増大し, H:F/(H:F+:LF)は低下することがわかった. 2.練習前,試合前の自律神経機能の状態としては,HFを高めることにより, L:FIHFが低下し,リラックスした状態を作ることがその後のバスケットボー ルのシュート成功率や移動距離に影響を与える事がわかった.. 一35一.

(40) 第w章 総括 以上の結果より実験1では緊張度が増した方がよい結果が出て,実験皿では 緊張度を和らげたほうが良い結果が得られた.実験Hでは緊張感を取り除けば その後の運動に良い結果が得られた.. この結果の違いの原因を検討するために,実験1のコントロール時と実験H の練習時のL:FIH:FとH:F/(HF+L,F)を比べてみたところ, L:FIH:Fは実験1では. 1。0以下実験nでは1.0以上と実験IIの方が大きくH:F/(H:F+LF)が実験1では. 0.5以上実験皿では0.5以下で低いことが認められた(図18).また成分変化の. 動きにも実験1ではH:F成分の有意な低下,実験皿ではしF成分の有意な増加 を示すものであった.ところで緊二度とパフォーマンスの関係について徳永は,. 緊張と実力発揮度の関係は逆U字の関係にあることを報告している.この理論. からすれば実験1では,逆U字曲線の左側にある状態でコントロール時の低緊 張状態から加算作業によって緊張が充進した状態,すなわち緊張感を増加させ ることで,その後の運動にいい影響を与える結果であることと考えられる.実. 験皿では逆U字曲線の右側にあたりすでにある程度緊張した状態であったこ とが考えられる.それ故,緊張がやわらげばその後の運動にいい影響を与えら れると考えられる.このように今回の研究では,自律神経機能とその後の運動. パフォーマンスに関係上があることが示唆された.また運動前の緊張度は :L:FIHFが1.0でH:F/(H:F+:LF)が0.5を基準とした数値:の変化さらにH:F,:L:F. 成分の変化を持ってその時の緊張度が推し量られる可能性が示唆されるもので あった.. 図18 実験1のコントロール時と実験皿練習前の自律神経機能の比較. 一36一.

(41) 実験1,】1から運動前の自律神経機能とその後の運動にについて以下のこと が明らかになった.. 1.安静状態において精神的な負荷をかけると,H::F成分が減少して:L:FIHFの 値は増大し,H:F/(H::F+:L:F)の値は低下することがわかった.. 2.ある程度HF成分が抑制された状態では,:LF成分が増加して:LFIH:Fの値 は増大し,HF/(HF÷L:F)の値は低下することがわかった.. 3.精神的緊張度が増すことで運動継続時間が延長することがわかった.. 4.中学生バスケットボール選手において,練習,試合前にEFを高めること で,リラックスした状態を作ることが,その後のバスケットボールのシュ ート成功率を高め,移動距離を延長させることがわかった.. 一37一.

(42) 第V章 今後の課題 本研究は,試合前の自律神経機能とバスケットボールの試合に発揮されるプ レー事象との関係を明確にすることを目的とした.その結果いくつかの点で自 律神経機能とプレー事象に関係があることが示唆された.. 今後試合数をもっと多くし,他のチームでも自律神経機能を測定し,バスケ ットボールプレー事象との関係をもっと明確にした上で,自律神経機能のバラ ンスや値がどうなったら,選手の力が100%出し切れるのか研究したいと思っ ている.また今回の実験で中学生バスケットボール選手は,練習や試合前に緊. 張していることが認められ,HFを高めることすなわちリラックスした状態を 作ることがその後のバスケットボールのシュート成功率や移動距離に影響を与 えることがわかった.リラクゼーション法は色々あるが,中学生のバスケット ボール選手にはどんなリラクゼーション法が一番適しているのか.中学生にあ ったリラクゼーション法を工夫していこうと思っている.. 一38一.

(43) 文献. 1)早野順一郎(1996)心拍のゆらぎと自律神経.Therapeutic Research17(1):163・238.. 2)且ayano J,Mukai l S,Sakakibara M,Okada A,Takata Kl, and:Fulinami エ(1994)Efεbcts of resph?atory interval on vagal. modulation of hea!出. rate.Am J Physiol Heart C±rc Physiol 267:H33・H40.. 3)林博史編(1999)心拍変動の臨床応用一生理的意義,病態評価,予後予測. 医学書院:東京,pp.8・16.. 4)岩原信九郎(1962)新教育統計法.日本文化科学社:東京同pp.45・52,. 5)ジェイ・マイクス=石村宇佐一訳者代表(1991)バスケットボールのメンタル. トレーニング大修館書店=東京.〈Jay Mikes(1987)Bas:ketball FundaMENTA:Ls A Complete Mental Training Guide:Human:Kinetics. Pubhshers> 6)ジェリー・トーマス.ジャック・ネルソン:宮下充正・片岡暁i夫監訳(1999)最. 新 体育・スポーツ科学研究法.大修館書店:東京.<∫erry R, Thmas.Jack. K,Nelson.RESEA:RCE METRODS IN I)HYSICAL ACTrVITY> 7)ジム・レーヤー:小林信也訳(1996)メンタル・タフネス・勝つためのスポーツ. 科学.株式会社ティビーエス・ブリタニカ:東京.<Jim loehr(1987)Mental Tbughness狂aining fbr Spo:rts>. 8)小林寛道(1992)疲労の自己チェック∼スポーツマンの場合∼.体育の科 学42:351・356. 9)松田岩男編著(1979)スポーツ心理学概論.不味堂出版:東京,pp.92・112.. 10)大村政男(1997)不安軽減を目的としたメンタルトレーニング.体育の科学 47(3):180・184.. 11)Pagani M, Furlan R, Pizzinelh:P et al(1989):Spectral analysis of恥R and. arterial variabilities to assess sympatho・vagal interaction duhng mental strees in human.s. J Hypertens:7(supp16):S14・S15.. 12)Pagani M,Mazzuero G,:Ferrari A, Liberati D,Cerutti S,V寵tl D,Tavazzi. :L,Ma皿ia通A(1991):Sympatyovagal interaction during mental stress;A study using spect:ral analysis of heart rate variabihty in healty control. 一39一.

(44) subjects and patients with a pirior myocardial i㎡arc七ion.Circulation 83(Suppl II):II・43・II・51.. 13)リチャード:園田順一訳(1995)スポーツメンタルトレーニング ピークパフ. ォーマンスへの7段階.岩崎学術出版社:東京.<Richard M, Sutnn(1986)Seven steps to peak perfbrmance> 14)Scheuer,」L and Tipton,CM.(1997)Cardiovascular adaptations to physical trair虹11g。 A:nn Rev Physio1.39:221・225.. 15)菅原順・濱田 豊・鍋倉賢治・西嶋 尚彦・松田 光生(1999)運動終了後. の副交感神経活動の簡易評価法どコンディショニングにおける応用.体力科 学48:467・476. 16)竹中晃二(1995)ストレス反応の測定.体育の科学.45(12):943・948.. 17)徳永幹雄(1996)ベストプレイへのメンタルトレーニング。大修館書店:東 京.. 18)徳永幹雄(1997)不安をどのように測定するか.体育の科学.47(3):205・209.. 19)上野靖之(1966)剣道教典,文化堂出版.. 20)潮田ひとみ(2000)積極的快適感誘発衣服の開発デサントスポーツ科学 21.pp.146・153.. 21)和田孝雄(1999)生体のゆらぎとりズムーコンピュター解枡入門.赤池弘 次監修.株式会社講談社:東京.. 22)山下久仁子他(2000)紅茶を飲むときに生ずる付香の生理応答に対する効 果.日本生理人山学会誌5(3):pp.131・138. 23)Yamamoto Y,Hughson, RL and Na:kamuraY.,(1992)Autonomic nervous. system responses to. exercise in. relatio且 to vent丑atory. threshold.Chest.101:206S・210S.. 一40一.

(45) 資料目次. HRT測定実験用紙. 資料1. ウォーミングアップ検査用紙. 資料2. コンディション記録. 資料3. コントロール中とクレペリン中の心拍数の変化. 資料4. バスケットボールコート図. 資料5.

(46) 資料1. HRT測定実験. 実験日平成12. 氏名. 年齢. 身長. cm. 体重. 歳 生年月日. 月. 日. 年 月. k. 運動:負荷 自転車エルゴメーター(60rpm/min). テスト内容 時間(分). W−up 3∼4 4∼5 5∼6 6∼7 7∼8 8∼9 9∼10 10∼11 11∼12. 12∼13 13∼14 14∼15 15∼16 16∼17 17∼18. 負荷強度(w). 各自の負荷で. 100 130 150 160 170 180 190 200 210 220 230 240 250 260 270. 主観的運動強度5:楽である. 4:ややきつい 3:きつい 2:かなりきつい 1:非常にきつい. 心拍数(beats/miH). 平均斑s. 主観的強度. 日.

(47) 資料2 ウォーミングアップ検査用紙 時間(分). 0∼3. 3∼4 4∼5 5∼6 6∼7 7∼8 8∼9. 負荷強度(w). 50. 100 130 150 160 170 マ. 13∼14. 180 190 200 210 220 230. 14∼15. 240. 15∼16. 250. 16∼17. 260. 17∼18. 270. 9∼10 10∼11. 11∼12 12∼13. 心拍数(beats/min).

(48) 資料3 コンディッション記録. 記入田 年. 月. 日. 氏名. 一今日の調子について紀入してください一. 非常に. ふつう. 非常に. 1.体の調子は(全体的に)………・よい 5 2.全身疲労は・・……………・…. 4. 3. 2. 1. ない 5 4 3 2 1. 悪い ある. 3.整形外科的疾患(けがなどに). …・……・・…. 悩まなかった 5 4 3 2 1. 悩んだ. 具体的に(. ). 4.内科的疾患(かぜも含む)に. …・・…. 悩まなかった. 5 4 3 2 1. 悩んだ. 具体的に( 薬は飲んで. ). いる・いない. 5.食欲は…………・ 朝食は. あった 5. 4. 3. 2. 1. なかった. 食べた・食べなかった. 朝食は(. )時(. )分に食べた. 眠れなかった 眠れた 5 4 3 2 1 ) 具体的に(寝つきが悪い 眠りが浅い 嬬菱模 目覚めが悪い 悪い夢を見る ( )時( )分に寝て()分に起きた )時(. 6.睡眠は…・…・…・・. 7.便通は…………・1。便秘. 8.精神状態は……・・. 2.普通. 良い 5悪い 4 3. 3.下痢. 2. 1. 何か悩んでいることがあったら書いて下さい。一_ ).

(49) コントロール中の心拍数H. クレペリン中皿の心拍数 ・・ミ輪騰 a耀憲こ/♂ 奪・蚕襲職爵姦 、’. ㍉. ごン・獣怨載藩. 諺. 畷 7彰. 」離. セ♂. ノ÷9領【ヤ ㌔・譜編綴醇. 送{鰻 三藤. く. γ. 塗. 壌. 8 罫,、. ,一’7. 灘. !歴漣. 鵬 き. 嶽 ’ 舞鵜薫. ノ 」「’. ・ 「’ i広. X 影 @譲. m. 」’ノ. 糖 こ、詑. ;. 一ご鍼. :鐡1 ;・猿. 鉢 車劣. 摂、轟i文. 資料4・1.

(50) i雛糞羅癬鷺雛鱗難繕も;鳶 ・繰蜜 織”. ♂. 鰯ヤ、. 4,苧. 籔. 甘・. 3ρζ 1o.ミ. 嘱ゼ芝鷲舞を. ・ビ奪窯獣. 50〆. 頭蔓. 徽 総灘 η. 資料4・2. , ㌧ぐ考潔γ.;. ㌔Mり. ご:饗藁. 壕一引誌皿. 》. 翅 巧戸go舟. 辮曝露i繋馨露出 、. 〃鶴〃. 寧. 孔. ハ. 鴇. 、. ▼ ず 脅. rこ敬・沸β㌦・岬 ’ゴ轡べ. y工髭藩 彦K. 懸難i静. 嶋 とル溝. n毒 ;. 鞭拳 μ{}オ. 毒1嘱:・ρ. κ. 之. 油. }A. 鐵302. 蒸津→ト鳳雛. ロ灘 窪葦。o・. 蕩ノgo’ 酪栫e8・多. 甲 な 冷,脅吻. @∼等ぐξヂ ハ ㌦鐙・・. マ鐸鷲駈. d 嚢饗奎撃墜撰塗 〆・矯 鞭. ,・ご横越. 麟. 購. 淘噌講夢 華 罫㌧璃嘆 き・. 構叢 写銃薫綾. 豫藩. 藍等等. 轟轟.

(51) 対練習試合 SU Oシュート成功 ×失敗 ムファールされフリースロームカウントシュート. 資料5. .75m. .25m 、、.. 4 押・…鵡㌔、 …. ピ …. ㍉∼.♂〆. 、. 〆〆丁. i6.0. 等:㌦、. †. 置 メ. 5.8 i/. 一一 崧│噛一. {. 13.4 ・弓・…7…. ト. …騨、、. 25メートル. 対シズ機 SU. .………・..幽. 詞・闘ぱ…㌧. ぐ. 、_〆. .,’・●●r「9. ,・’・’e”. =潤一臼・. 対高松 SU. ド、、、. ノレ.

(52) 謝. 辞. 本研究を終えるにあたり,終始変わらぬご指導,ご助言を賜りました兵庫教 育大学 生活・健康系の三野 耕教授ならびに山本 忠志助教授に心より感謝 申し上げます.. 本研究のために多くの示唆を賜りました生活・健康系の先生方にも,この場 をお借りしまして厚くお礼申し上げます. また,本研究のために,多忙にも関わらず調査を快くさせていただきました,. 静岡県静岡市立豊田中学校の田中 茂校長先生をはじめ,貴重な部活動のお時 間にご協力していただきました顧問の横井利夫先生ならびに生徒の皆様に心か らお礼申し上げます.. さらに,2年間という長期にわたる研究の機会を与えていただきました静岡 県教育委員会,中部教育事務所,ならびに静岡市教育委員会の諸先生方に深く 感謝します.. 最後になりましたが,2年間,院生の皆様には,ご協力ならびにおカづけを いただいたことを記して感謝の意を表します.. 平成12年12,月20日 平 岩. 東.

(53)

参照

関連したドキュメント

緒 言  第圏節 第二節 第四章 第一節 第二節 第五章 第口節 第二節第六章第七章

第1董 緒  言 第2章 調査方法 第3章 調査成績

 第I節 腹腔内接種實験  第2節 度下接種實験  第3節 経口的接種實験  第4節 結膜感染實験 第4章 総括及ピ考案

第七節 義務違反者に対する措置、 第八節 復旧及び建替え 第 2 章 団地(第 65 条~第 70 条). 第 3 章 罰則(第 71 条~第

 第2項 動物實験 第4章 総括亜二考按 第5章 結 論

 第1節計測法  第2節 計測成績  第3節 年齢的差異・a就テ  第4節 性的差異二就テ  第5節 小 括 第5章  纏括並二結論

平成25年3月1日 東京都北区長.. 第1章 第2章 第3 章 第4章 第5章 第6章 第7 章

瀬戸内千代:第 章第 節、コラム 、コラム 、第 部編集、第 部編集 海洋ジャーナリスト. 柳谷 牧子:第