MEK Inhibitor for Gastric Cancer with MEK1 Gene Mutations
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(2) 論文内容の要旨. 【背景】. 最近の化学療法の進歩にも関わらず,切除不能進行・再発胃癌患者の予後は依然として不良のままであ る. epidermal groW血 factorreceptor (EGFR) type2 (HER2)の過剰発現を有する胃癌に対するトラ スッズマブのように治療薬が有効と予測される患者の層別化や, KRAS変異型大腸癌に対して抗EGFR 抗体の効果が期待できないとされるような効果を予測するバイオマーカーの同定が切除不能進行・再発胃 癌においても必要とされている. 佃的】. 進行・再発胃癌における分子標的治療の治療効果を予測するバイオマーカーの検索 【方法】. 8種類の胃癌細胞株に分子標的治療薬を投与し薬剤感受性を測定.また胃癌細胞株の遺伝子変異を解析 し,遺伝子変異の有無と分子標的薬の薬剤感受性の相関を検索.確認された遺伝子変異の腫傷原性を3T 3 focusformation assayで確認.またウィルスベクターを作製し,遺伝子変異を入れ腫傷原性(MAPK 経路の活性化)・分子標的治療薬の薬剤感受性を検討.次にSCID (重度複合免疫不全)マウスに遺伝子 変異を移植し,分子標的治療薬の抗腫傷効果を測定.最後に進行胃癌患者の摘出標本の臨床腫傷検体を用 いて遺伝子変異の頻度を検討した. 【結果】. 3種類の胃癌細胞株で, MAPK経路を構成するものの1つのMEK 1を選択的に阻害する MEK 1阻 害薬(GSKH20212 および PD032590D の著効を認めた.胃癌細胞株における KRAS・ BRAF ' MEK I. にっいての遺伝子解析の結果, MEK 1阻害薬の著効を認めた胃癌細胞株の1つに既報のないMEK 1遺 伝子変異(MEKIS72G)を認めた. MEK 1阻害薬の著効を認めたその他の2つの細胞株では既知の遺 伝子変異(KRAS G12V およびMEKI Q56P)を認めた.上記の3つの遺伝子変異にっいて3T 3 focus formationassayでいずれも腫傷原性を確認できた. MEK1遺伝子変異を有する細胞株においてMEK1阻 害薬はERK I/2のりン酸化の抑制(MAPK経路の活性化の抑制)およびアポトーシスの誘導を認めた 異種移植片研究においても MEK1遺伝子変異(MEKIS72G)を移植したSCIDマウスでMEK 1阻害 薬投与による著明な腫傷縮小効果を認めた.また46の進行胃癌患者の摘出標本の臨床腫傷検体にっいて MEK1遺伝子解析を行い,1つの低分化型管状腺癌患者の臨床検体にMEK1遺伝子変異を認めた 【結論】. 今回,胃癌細胞株で既報のないMEK 1遺伝子変異(MEKIS72G)を見付け,その MEK 1遺伝子 変異(ME凱 S72G)の腫傷原性および, MEK1阻害薬による抗腫傷効果を証明した.以上の研究より, MEK 1遺伝子変異を有する胃癌患者は, MEK1阻害薬を用いた分子標的治療の良い対象となり得る可能 性が示唆された. -38-.
(3) ノπ、. 月. 年. 2014年9月24日. 出版物の種類及び名称. 日. ノえ、. 表. ノ\. 表. 出版物名 Molecular cancer Therapeutics. 容. 博士論文の印刷公表. 表. doi:10.1158/1535-7163. MCT、140429. 内. 2014年9月24日 全. 文. -39-. Online 掲載.
(4) 言△. 文. 査. イ 、. の. ^. 最近の化学療法の進歩にもかかわらず、切除不能進行・再発胃癌の予後 は依然として不良であるが、その治療成績の向上には、肺癌などの他の腫 傷で治療成績向上に貢献している分子標的薬の導入が必須と考えられる。 そこで本研究では、胃癌における分子標的治療の効果を予測するバイオ マーカーの検索を目的とした。 方法. 8種類の胃癌細胞株に畑部且害薬を添加し薬剤感受性を測定した。そし て高感受性を呈した胃癌細胞株の遺伝子解析により見いだされた遺伝子変 異1こつし\てSwisS 3T3糸田1包を用し\た focus f01'mation assayと. 加morigeniC北y assayを行った。 ME獲遺伝子変異を持つホ醐包株でMEN阻. 害薬による駅KI/2のりン酸化の抑制(NIAPK経路の活性化の抑御D および アポトーシスの誘導を解析した。また、これらの遺伝子変異を導入した SwisS 3T詠醐包をSCIDマウスに移植しME部且害薬の感受性を検討した。そし. て、進行胃癌46症例の摘出標本における腫傷部分の糊K1遺伝子解析を施行 した。. 結果. 8種類の胃癌糸畍包株のうち、 HSC"、 OCU川、 okajimaがM風1阻害薬に対 して高い感受性を示した。いずれもスキルスタイプの細胞株でHSC44こは K玲Sの遺伝子変異、OCUM1にはME駐の遺伝子変異が報告されていたが、今. 回okajimaで未知の畑K1の遺伝子変異(ME蹴 S72G)を見出した。既知の畑KI Q56P ・新規のMEKI S72Gともに3T3 focus formation assay .. tumorigeniC北y assayで腫傷原性を確認した。 OCUM-1、 okajimaのネ醐包株 でMEN阻害薬による駅KI/2のりン酸化の抑制(ⅧPK経路の活性化の抑 罰D およびアポトーシスの誘導を確認した。また異種移植片実験において もME駐遺伝子変異(MEKIS72G)を導入した線維芽細胞を移植したSCIDマ ウスでMEK1阻害薬投与による著明な腫傷縮小効果を確認した。最後に進 行胃癌46症例のうち、 1例の低分化型管状腺癌の臨床検体に畑K1遺伝子変 異(Q56P)を認めた。. 考察 今回、胃癌細胞株で未知のM肱1遺伝子変異(ME碓 S72G)を見出し、その. 変異の腫傷原性および,MEn阻害薬による抗腫傷効果を証明した。これら の知見は、このM肌1遺伝子変異を有する胃癌患者が、畑磁阻害薬を用い た分子標的治療の良い対象となり得る可能性があると考察した。 学位申請者は本研究を中心となって遂行しており、本研究分野に関する理. 解と造詣も十分で、最終試験では合格と判定した。本研究は、切除不能進 テ・再発胃癌に対する新しい分子標的薬治療の戦略開発における極めて有 用な情報となる成果であり、本論文は医学博士の学位に値する論文と判定 した。. -40-.
(5) 課・論博. 博士学位論文最終試験結果の報告書. ttJ. 曽我部俊介. 学位申請者氏名. ノぢ. 審査委. ⑳ 副査. 生. 1. 種投晰有住メお、 βP K6 MQ のにりて ) 2Gかよし. 譚、書子藤. K M. 、、. ゛. E. し. 糸. ア1. よ お. の. 佑 抑 ゛. 、、、. ス し. ブ. 1. 4. ナ、. ゛、. 、. つK,応 つ、W床 あ究. 力の. .ーロロ. の註・. 質、、胴. ル. いが匝退のしが. ・だあ肱 忙 伝M EΥ 、学. 異. n. 、. 、つつ関. mつ. Utた. atの. て行にの. 、、. 、. つ験口染MEを 0. いをかと鞭行. 、. イ細週 由片ヘ.Nで解し X レしス、ー理植かhスな断 ,、キ,つシ駅た移モW一切判 、スー一⑥ し種ホHベ適と 一)違卜仏 目異はD夕は格 、癌a相ポ 注て異a一者合 い胃りのアて にい変、デ請に 打るよンる い 薬っ子Υぐ圃申験 査イけつ 害に伝いa位試. 、癌(包子 ,毛テ原臭の答:た. 駅来ME. ーの二阻方舮. 舌1{青法、、 ⑱たい連. >、株薬にた )かてに.如で. 本、、つ. 分ス序⑤出 児報K1aに文 ゛ E 1 ノJ 、キ用て如 験たのイ頻位 用の作し症. 票三口. 、、断用樹の れか変且 昔. もつが薬 つこの織 た に異薬 に1本組. ,、し且リ土 、つし司の. "、く型っ Hて、織に. ,)Mの低て. 71 す郎の ( K 7 で た 阻 イ 変 2 G リ い ES る授対、 0湘知 1 r子 北確 こ、未 1 K K 云 E E イ 口びメがよあEて冨 鳥を 1 n ブ ゛ 、 し株 1 し おイも注異Pな、 と包 P Ⅱ 6 的細 0.詔ウ重E 変鮖 n、 れる r確 1M 、罷一度 れあ の ー.ー ーロ性工 つ 下肱フ悪 M t 1 、軍 1. イ て つ. ヒ イ 1. こ. ,. 株. '. 、. ノP. 且. 害. こ. る よ. 卸K. い経. 路. 0の. ノ. 由月. の. 類 す 禾 を L. ﹁ 受 、、. 、一鳧. 一局. の. 刃. 糸 癌. ノ. 請癌 旨申田月. 立. 移植片実験として、この遺伝子変異を導入 た繊維芽細胞を移植したSCID 与による著明な腫癌縮小効果を確認した。 た進行胃癌46症例の摘出標本 ノー、 1 /\升11ム=、'品口 にこのMEK1遺伝子変異を認め、. イ ' 植 を 移 卜 を 析 ポ 刀牛 角 マ. は公聴会において、今回の学位申請研究に関して以下のような報告を行. 要学ち. -41-. 孫 1、. '1. 員. MEK lnhibitor for Gastric cancel' with MEKI Gene Mutations. 目. 論文題. 副主査. 一丁よ:.・'ゞ:. j-,ヘ悉i lF.i、ン 副主査. 熊印ウ.、'1 "'、、、1J、、1i. アtL圦盆共 主査. 日 0 i. 月 ^. 寸年 平成. 1ゞ.一如ゞ゛、.
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