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第2学年〇組 国語科学習指導案
1 単 元 説明の仕方に気をつけて読み,それをいかして書こう 「馬のおもちゃの作り方」「おもちゃの作り方をせつめいしよう」 2 指導観 ○ 本学級の子供たちは,これまでに,季節や時間といった時間の経過に基づいた順序に着目して,説 明的な文章の内容を読み取る学習をしてきている。また,観察したことや経験したことについて,必 要な事柄を集めてはじめ・中・終わりの三つの構成で書く学習をしている。これらの学習を通して, 時間的な順序を考えて内容を読み取ったり,構成を意識して書いたりすることができるようになって きている。しかし,経験したことをどのように文章にして良いか分からなかったり,同じ言葉を繰り 返し書いたりして,相手に伝わるように分かりやすく文章を書くことができない子供が多い。 そこで,これまでの学習を活かし,おもちゃの作り方の手順という事柄の順序で書かれた説明的な 文章を読み,筆者の説明の工夫を使って書くことができるようになるこの期に,本単元を取り上げる。 このことは,深く考える子供を育てる上からも意義深い。 ○ 本単元に関しては,前単元〇月「どうぶつ園のじゅうい」の学習で,一日の仕事を時間の順序に沿 って,仕事とその理由や工夫を読み取り,自分の体験と結び付けて感想を書く学習をしてきている。 本単元は,この上に立って,事柄の順序を表す言葉に沿って「馬のおもちゃの作り方」を読み取り, 必要な長さや数,向きや位置など,正しく伝えるための筆者の説明の工夫を活かして,おもちゃの作 り方の説明書を書くことができるようにする。このことは,〇月「おにごっこ」において,大事な言 葉に気を付けて読み,分かったことを知らせる学習へとつながっていく。 また,本単元は,「馬のおもちゃの作り方」(読むこと)と「おもちゃの作り方をせつめいしよ う」(書くこと)の二つの教材で構成されている。「馬のおもちゃの作り方」は,おもちゃの作り方 を事柄の順序で述べた説明文である。作成手順を文章と写真で順序よく示すことで,作品が出来上が る様子を捉えやすくなっている。さらに,学習したことをもとに,自分でおもちゃの作り方の説明書 を書くという活動に発展させる構成となっている。 ○ 本単元における「考える子供の姿」とは, おもちゃ作りの手順を読み取りながら,分かりやすく説 明するための筆者の工夫を捉え,それらを活かして,自分の説明書を書くことができる子供の姿であ ると考える。 本時における「考える子供の姿」とは,馬の体の作り方を読み取り,場所を表す言葉がおもちゃの作 り方をより分かりやすくしていることを捉えることができる子供の姿であると考える。 そこで,本時指導にあたっては,まず,つかむ段階では,前時学習を振り返り,馬の体を作って, どんな書き技があるのかを見つけるという本時学習のめあてをつかむことができるようにする。次 に,見通す段階では,前時学習を振り返ることで,読み方や着眼点を確かめ,学習の進め方を見通す ことができるようにする。そして,つくる段階では,文末表現に着目しながら,「すること」と「何 になる」の文にサイドラインを引くことができるようにする。さらに,深める段階では,順序を入れ 替えたり,おもちゃを作ったりしながら,作り方の順序を捉えることができるようにする。さらに, 不具合のあるおもちゃを提示し,向きや場所を表す言葉があることで,おもちゃの作り方をより分か りやすくしていることを読み取ることができるようにする。最後に,まとめる段階では,本時学習で 話し合ったことをもとに書き技についてまとめ,自分の説明書に活かすことができるようにする。3 目 標 (1) おもちゃの作り方を分かりやすくするための語句を増やしたり,「まず」「次に」「それから」「最 後に」「これで」と言った言葉や指示語が作業の手順を表す働きがあることを理解したりすること ができるようにする。 【知識及び技能】 (2) 馬のおもちゃの作り方について,作り方の手順に沿って内容のまとまりごとに述べられている ことを捉えて,作り方の手順をより分かりやすく説明するための長さや数,向きや場所,形を表 す言葉を使った筆者の工夫に気づくことができるようにする。 読み取った筆者の工夫を使って,おもちゃの作り方の手順を分かりやすく伝えるための簡単な 構成を考えることができるようにする。 【思考力,判断力,表現力等】 (3) 身近なおもちゃの説明書に関心を持ち,意欲的におもちゃの作り方の説明書を読んだり,書いた りしようとする態度を育てる。 【学びに向かう力,人間性等】 4 単元構成(14時間) 配時 学 習 活 動 ・ 内 容 具体的な支援 事 前 導 入 2 ① ① 展 開 5 ① ① 終 末 2 3 4 5 本 時 6 ~ 8 9 ○ 生活科の学習で,1年生を招待して「おもちゃパーティ」を したことを想起し,おもちゃのせつめい書を書く。 ・文章がなかなか書けなかったよ。 ・今度の2年生が分かるかな。 1 「馬のおもちゃの作り方」を読み,学習課題をつかむ。 (1)全文通読をし,分かりやすかったところを話し合い,学習 課題をつかむ。 ・〈ざいりょうとどうぐ〉〈作り方〉〈楽しみ方〉に分かれていて分か りやすい。 ・写真があると分かりやすい。 ・「まず」,「つぎに」,「さいごに」を使っていて分かりやすい。 (2)学習計画を立てる。 ① 「馬のおもちゃの作り方」を読んで,書き技を見つける。 ② 書き技を使って,分かりやすい説明書を書く。 ③ 友だちの説明書を読んで,おもちゃを作る。 ④ 説明書の分かりやすいところを伝える。 2 「馬のおもちゃの作り方」の文章の構成や内容の順序を読み 取り,筆者の工夫を見つける。 (1)文章全体の構成を捉え,自分のおもちゃの作り方の構成を 考える。 ・〈前書き〉〈材料と道具〉〈作り方〉〈楽しみ方〉の組み立てで書く わざ。 ・私は,〈前書き〉〈材料と道具〉〈作り方〉〈遊び方〉の組み立てで 書こうかな。 (2)〈作り方〉の文章の構成と内容の順序を捉え,書き技を見 つける。 ○ 部品,体,足,顔の内容のまとまりで,作業手順に合っ た順序で書かれていることを捉え,自分の説明書の内容の まとまりを考える。 ・順序の分かる言葉を使う技。 (まず,次に,それから,最後に,これで) ・最初に何を作るのか教える技。 ○ 1年生からのリクエストとし て,内容のまとまりを考えて書け るようなおもちゃを意図的に選別 する。 ○ 書き技を見つけて説明書を書く という学習の見通しを持たせるた めに,子供たちが書いた説明書と 教科書の説明書を比較する場を設 定する。 ○ 見通しを持たせるために,教師 が作成した説明書のモデルを提示 し,ゴール像を確認する。 ○ 「けん玉の作り方」の文章も紹 介し,自分のおもちゃに合った説 明書の構成を考えさせる。 ○ 最初に何を作るのか教える技に 気づかせるために,「まず,馬の体 や足になる部品を作ります。」の文 がある場合とない場合を比べる。 書きわざを見つけて,読んで作れる!せつめい書を書こう。
① ① 本 時 ① ① ① ○ おもちゃの部品を作り,筆者の説明の工夫を捉える。 ・長さを表す言葉(四センチメートル)を使う技。 ・数を表す言葉(四つ,三つ)を使う技。 ○ おもちゃの体を作り,筆者の説明の工夫を捉える。 ・場所を表す言葉(はし,上)を使う技。 ・向きを表す言葉(よこむき)を使う技。 ○ おもちゃを完成させ,筆者の説明の工夫を捉える。 ・形を表す言葉(細長い四角形)を使う技。 ・「しゃしんのように」と説明する技。 ○ 部品を作ったり,長さがない場 合と比べて考えたりすることで, 長さや数を書くとより分かりやす いことに気付かせる。 ○ 馬の体を作ったり,場所や向き がない場合と比べて考えたりする ことで,向きや場所を書くとより 分かりやすいことに気付かせる。 ○ 馬の足や顔を作ったり,形がな い場合と比べて考えたりすること で形を書くとより分かりやすいこ とに気付かせる。 終 末 7 ② ② ② ① 3 「馬のおもちゃの作り方」の筆者の工夫を活かして,説明書 を書く。 (1)書き技を使って,〈作り方〉の説明書を書く。 (2)前書き,〈ざいりょうとどうぐ〉〈楽しみ方〉・〈遊び方〉の 説明書を書く。 (3)友だちが書いた文章を読みながらおもちゃを作り,文章の 見直しをする。 (4)おもちゃの説明書を仕上げ,感想を伝え合う。 ○ 前時までの書き技メモやおもち ゃを作った時の動画を見せて書か せる。 ○ 写真は,説明書を書きながら, 増やしたり代えたりできるように する。 ○ 読み取ったことを生かすため に,技を使っているか,読んで作 ることができたかをアドバイスす る。 ○ 分かりやすかった工夫を伝えさ せる。 5 主 眼 ○ 「これが~になります。」や「おきます。」「とめます。」のような叙述に沿っておもちゃを作る活動を 通して,①おなか→②首→③せなかという馬の体の作り方を捉え,それを明確にする向きや場所を表 す言葉のよさを読み取ることができるようにする。 6 準 備 学習の流れ図 挿絵 7 展 開 段階 学 習 活 動 ・ 内 容 具体的な支援 つ か む 見 通 す つ く る 1 これまでの学習を振り返り,本時学習のめあてをつかみ, 見通す。 (1)本時学習のめあてをつかむ。 ・部品ができたから,馬の体をつくりたいな。 ・今日は,どんな書き技が見つかるかな。 2 馬の体の作り方の手順を読み取り,書き技を見つける。 (1)前時の学習を振り返り,本時学習の方法を見通す。 (着眼点)文のさいご・しじ語 (方法) サイドライン (2)馬の体の作り方の「どうする」や「何になる」にサイド ラインを引く。 ・どうする→体の部品のうちの一つをよこむきにおきます。 ・何になる→これが,馬のおなかになります。 〇 前時までの学習を振り返 るために,流れ図を掲示して おく。 ○ 学習方法を板書すること で,学習の見通しをもたせ る。 ○ 作り方の手順を読み取ら せるために,「何になる」の文 を赤で,「どうする」の文を青 でサイドラインを引かせる。 馬の体を作って,書きわざを見つけよう。
深 め る ま と め る (3)馬の体の作り方について話し合ったり,おもちゃを作っ たりしながら,おなか→首→せなかという馬の体の作り 方を捉える。 ・「おきます(とめます)。」→「これが,~になります。」 の順に書かれていて,作り方の順序が分かりやすい。 ・文を入れ替えたら,馬の体が作れなくなる。 ・順序を考えて説明書を書いている。 (4)向きや場所を表す言葉がおもちゃの作り方をより分かり やすくしていることを捉える。 ・向きや場所を表す言葉があると,よく分かる。 ・向きや場所を表す言葉がないと,ちがう形になる。 3 本時学習をまとめ,振り返る。 (1)話し合ったことをもとに,本時学習をまとめる。 (2)書き技を使って,事前に自分が書いた説明書に活かす。 ・「つりざおのはしの方に」と付け加えようかな。 ・「キャップの真ん中に」と書こうかな。 ○ 「もう一つ」「おなかの上 に」という言葉に着目させる ために,もし,おなかと首を 入れ替えたらどうなるか,順 序を考えさせる。 ○ 向きや場所を表す言葉に 着目させるために,首が縦に 向いていないおもちゃや端 と端がずれているおもちゃ を提示して考えさせる。 ○ 一番初めに書いた説明書 をカード化することで,付 加・修正できるようにしてお く。 馬 の 体 体 の ぶ ひ ん の う ち の 一 つ を よ こ む き に お く 。 ① 馬 の お な か も う 一 つ を た て に し て , は し を 合 わ せ て お な か の 上 に お く 。 ② 馬 の 首 お な か と 首 が か さ な っ た と こ ろ を , ホ チ キ ス で と め る 。 の こ っ た も う 一 つ は よ こ に し て お な か の 上 に お く 。 ③ 馬 の せ な か せ な か は , お な か と 首 に , ホ チ キ ス で と め る 。 馬 の 体 の で き あ が り 〈むきやばしょをあらわすことばをつかうわざ〉 ・よこむき ・たてにして ・はしを合わせて ・おなかの上に ・おなかと首がかさなったところ 馬の体は,おなか→首→せなかのじゅんに作る。 ばしょやむきをあらわす言ばをつかうわざ