1 指導観 ○ 本単元では、施設の名称を知り、道の尋ね方や方向を表す英語表現を使って道案内をする体験を する。ここでは、子どもの実生活に密着した建物の名前について体験的に学習する。建物を表す表 現は日常生活と深く関わっているため、毎日の生活の中で自然に繰り返し触れることができる題材 として有効である。また、日本を訪れる外国人数の増加や外国へ行く日本人の数は増加しており、 実生活においても道を説明したり、尋ねたりという機会は増加していくことが考えられる。実生活 では、地図上で「ここです」と説明したり、実際に連れていったりという行為で、道案内が可能で あり、方向を表す表現 right / left などは役立つ表現である。道案内という活動は、実際には言葉 だけで言うのは難しいものであり、さらに尋ねる側と答える側の情報の差があることから、子供た ちに自然と積極的なコミュニケーションを促すことができると考える。 ○ 本学級の子供たちは、1年生のころから総合的な学習の時間において外国語活動に親しんできた。 外国語活動のゲームには進んで参加している。しかし、活動そのものの楽しさを味わうことのみに とどまり、相手の伝えようとしていることを進んで理解しようとしたり、自分が使える外国語を駆 使し、自分の思いを伝えようとしたりするといった態度までは十分に高まっていない。また、挨拶 やチャンツ等は元気に英語で表現できるが、コミュニケーションの段階になると自信がなく、活動 に消極的になってしまう子どもも多く見られる。 ○ 本単元の指導にあたっては、目的地までの道順を正しく伝えようと積極的にコミュニケーション を行う体験を豊かにすることを大切にしたい。そこで、まず建物の名前の言い方に慣れさせるため にチャンツやおはじきゲームをくり返し行う。その中で建物の言い方が、日本で使われている外来 語と本来の英語とでは表現方法やアクセントが違うと言うことに気づかせる。次に方向や動きを指 示する表現をサイモン・セズ・ゲームや絵地図を完成させるゲームを通して理解させる。ここまで は聞き取る活動を中心とすることで、安心して英語独特の表現の仕方に触れる機会を増やし、次時 以降の話す活動へとつなげていく。最後に実際に相手に目的地を伝えたり、道案内を行ったりする。 ここでも、ゲームをくり返し行うことで英語表現に十分に慣れさせる。また、いきなり会話をさせ るのではなく、ゲームの内容を次第に複雑にしたり、集団から個の活動へとしたりすることで、自 信を持って積極的にコミュニケーションを行うことができるようにしたい。また、その中で相手に 丁寧に教えたり、お礼を言ったりすることで気持ちよくやりとりができることや自分の思いを上手 く伝えられるおもしろさに気づかせたい。 【TT型】 本単元は、専門的な知識を持った中学校の英語教諭と連携して授業づくりを行う。授業の中では、 英語教諭はT2として、ALTに代わる英語表現のモデルやゲームの中で活動にとまどっている子 どものパートナーとなり、子供たちに積極的なコミュニケーションを促す。 2 目 標 ○ これまでの英語活動の経験を生かし、道案内のゲームで楽しくコミュニケーションを行う。 ○ 建物の名前や道案内の英語表現に慣れ親しむ。 3 単元計画(計4時間) 次 学習活動 指導・援助の手だて 一次 1 建物やお店を英語で聞いて、その建物を ○ 町中にある建物の単語を聞いて、その絵を指差させ (1) あてるゲームをする。 るゲームをルールを変えながらくり返し行う。 二次 2 方向や動きを指示する表現を聞き取る。 ○ 聞き取る活動を中心にして、英語独特の表現の仕方 (1) に触れる機会を増やし、次時以降の話す活動へつなげ る。 三次 3 方向や動きを指示する英語を使って相手 ○ グループ内で自分の配置した建物絵カードの場所を (3) に目的地を伝える。 英語で伝えるゲームを行い、表現の仕方を確認したり 教えあったりする。 本時 4 方向や動きを指示する英語を使って相手 ○ ペアで道案内ができるように、ゲームを次第に集団 4/4 に目的地を伝える。 から個の活動になるように仕組み、積極的なコミュニ ケーションを促す。 ○○町立○○小学校
第6学年2組
外国語活動指導案
場所 ○○中学校 PC室単
元
道案内をしよう
指導者 ○○ ○○ TT ○○ ○○4 本時の主眼 ○ こ れま で に 親 し ん だ表 現や 身 振り で 相手 TTを活用した授業づくりのポイント に 情 報を 伝 え た り 、 相手 の情 報 を聞 い て反 本 時 の 授 業 で は 、 授 業 の は じ め に 前 時 ま で の 復 習 を 設 定 し 応 し たり し て 、 道 案 内ゲ ーム に 積極 的 に取 ています。建物の名前や進行方向の言い方、道の尋ね方などを り組む。 短い時間でテンポよく繰り返すことで英語の表現に慣れさせま ○ 道 案内 の ゲ ー ム を 通し て、 建 物の 名 前や す。その際、担任ではなく、中学校の英語教諭がモデル提示す 道案内の表現に慣れ親しむ。 ることで英語独特のリズム・発音・アクセントなどをより効果 5 準 備 的にとらえさせ、子供の学ぶ意欲を喚起することができると考 ○ 前時に用いた絵地図(掲示用) えます。また、主活動のゲームの中では、TTを活用すること 本時の絵地図(掲示用) で、クラスの実態や内容に応じて特に難しい所を重点的に練習 本時の絵地図(3種類 児童用・教師用)したり、困っている子供に個別の支援を行ったりすることがで 建物カード(児童用・教師用) き、全ての子供に積極的なコミュニケーションを促す上で大変 有効であると考えます。 6 展 開 段階 学習活動・内容 指導上の留意点(○)・GT(☆)評価(◆) 形態 配時 1 前 回 ま で に 学 習 し た 内 容 を 確 認 し 、 全体 15 本時のめあてを共有する。 (1)はじめの挨拶をする。
・Hello,how are you? ☆ 挨拶・日時・天気等の確認。 導 (2)前時までの内容の復習をする。
・建物、施設の名前の聞き取り ☆ 建物の名前が出てくるような話を ~What's new ?~ 準備しておく。
"I had a stomachache yesterday. So I went 入 to the hospital. After that I went to~
・場所の尋ね方、道案内の仕方 ☆ 発音が難しい単語を重点的に発声 Where is the bookstore ? 練習を行う。
・進行方向の言い方 ○ サイモン・セズ・ゲームをしなが Simon says,"Go straight two steps." ら、進行方向の言い方を確認させる。
"Turn right." "Turn left." "Go back." (3)本時のめあてを確認する。 めあて:英語を使って、建物への道順を説明しよう。 2 建 物 の 場 所 を 尋 ね る 時 の 対 話 を 練 習 25 し、道案内ゲームを行う。 ( 1 ) 英 語 で の 道 の 尋 ね 方 や 道 案 内 の 仕 ○ T 1 ( 道 を 尋 ね る 人 )、 T 2 ( 道 全体 方を全体で確認する。 を教える人)のやりとりを行い、自 T1:Excuse me. 分のわからない場所を尋ねられた時 T2:Yes. の答え方を確認する。 展 T1:Where is ~? T2:Go straight. ・・・・・ ☆ 発音と併せて、ジェスチャーでの ※T2:Sorry I don't know. 意思の伝え方も指導する。
開 (2)グループで道案内ゲーム①を行う。 小 集
① 建 物 カ ー ド を 1 枚 引 き 、 そ の 建物 の ☆ ゲームでは、教師は児童のゲーム 団 場所をとなりの友達に尋ねる。 の様子を見て回り、上手く会話でき ② 尋 ね ら れ た 人 は 、 そ の 場 所 が 分 か る ていない子どものコミュニケーショ
場合は行き方を教える。 ンを援助する。
※分からない時:Sorry I don't know. ○ 次の活動につながるように、自分 の知らない場所を尋ねられたときの 答え方をおさえる。 ( 3 ) ペ ア で 道 案 内 ゲ ー ム ② ( イ ン フ ォ 個 メーションギャップ)を行う。 ○ 空白になっている場所が違う絵地 ・ 空 白 の 場 所 が あ る 絵 地 図 の 空 白 を 埋 図を3種類用意し、空白を埋めさせ め絵地図を完成させる。 る。 ◆ 親しんだ表現や身振りで相手に情 Do you know the station? 報を伝えたり、相手の情報を聞いて (Yes. / I am sorry. I don't know.) 反応したりして、道案内ゲームに積 Where is the station? 極 的 に 取 り 組 む こ と が で き た。( 様
Go straight. Turn right. Go straight and stop. 相観察)
3 活動を振り返る 全 体 5 ま ( 1 ) 活 動 を 振 り 返 り 、 今 日 の 学 習 の 感 ○ 聞き方や案内の仕方がよかった子 と 想を書いて発表する。 ども、既習事項を積極的に使用して め いた子どもを称賛し、次時からの活 動の意欲づけを図る。 (2)終わりの挨拶をする。 【評価】親しんだ表現や身振りで相手に情報を伝えたり、相手の情報を聞いて反応したりして、道案内ゲー ムに積極的に取り組むことができる。(コミュニケーション)