スポーツ理論Ⅱ
2011.12.07 vo.11
体育授業における「めあて」の問題
授業評価と「めあて」の関係
1 自分にあっためあてを持って学習しているか 2 めあてを持っているが、その実現やそれに関わる課 題の解決方法は適切に行われているか
3 めあてが多様になりすぎて子供に適切な指導ができ ているか
4 基礎的技能が身に付いていないため次の学習に進め ないのではないか
「動機づけ」
内発的動機付け
外発的動機付け → 「あめ」と「むち」
→ 「自ら学ぼうとする意欲」
「やる気」がないからできないのか
「できる」から「やる気」が出るのか
「できる」喜びに内発される意欲作り
「運動経験」を大切に
「できるような気がする」段階での意欲
「運動感、運動経験」によって強化される意欲
(2)運動リズム
動きの中での緊張と解緊による動きの力動構造
運動リズム
客観的に計測され、生理学的に表現されるものではない
「感じ(力動感)」
(2)運動リズム
「感じ(力動感)」の表現方法
<擬音>
「ガーといけ」「ドンとあたれ」「ビュッと振れ」
<タクト的>
「トン トンとパス」「タン タターン」
<かけ声>
「イチ ニ サン」「ワン ツー」
(3)指導上の運動リズムの利点 運動を行う際の
「スピード感」「力の入れ具合」「動きの起伏」「タイミング」 これらを的確に表現しやすい
運動リズムと音楽のリズムとは異なる 運動リズムはあくまでも運動を行う際の力動構造
その構造が音楽のリズムに合っている時だけ音楽的表現が有効になる
これらは個々の動作に限らず、球技の戦術的な指導にも応用が利く
「ボランチが前を見た瞬間 ゴー」
「くさび→落として→スルーパス」
(3)指導上の運動リズムの利点
指導者
A 目標とする運動の基本リズムをしっかりと見つけ出す B 指導対象の「今」実施した動作のリズムを的確にとらえる
①分節化
②アクセント
③時間の長短
動きの節目をみつけ、表現 強調部分をみつけ、表現
ゆっくり、はやくのタイミング「ため」
動きの「共感」
2−4 動きの系統性を見つける
(1)動きの系統性 小学校入学時
走る 跳ぶ 捕る 投げる
基本的動作は一定の習熟度を持って習得済み
順序性を持って習得
寝返り はいはい 座る つかまり立ち 伝え歩き ひとり歩き
投げると捕る 登ると下りる
(1)動きの系統性
動きの順序性や関連性から、そのつながりを明らかにしたもの
動きの系統性
系統性を意識すれば効率の良い指導ができる
「いまできる」動作をベースに発展
<新しい動作の習得>
簡単なものから複雑なものへ
(2)動きの類縁性
動きの
類縁性
運動形態の類似性を動きの構造の視点からとらえる 運動方向、運動範囲、運動局面での比較
<類縁性を持つ運動>
オーバーハンドスロー ⇄ テニスのサーブ 棒高跳びの踏切後 ⇄ 器械体操の着地
2、動きの類縁性
前方倒立回転跳び
<前方倒立回転跳び>
b 跳び前転 ↓ a 前方倒立回転 ↑
2、系統性にもとづく指導
<テニスのサーブ、バドミントンのスマッシュ>
女子の多くが動作が小さい → ボールを投げる練習
<高跳びのベリーロール>
動きのイメージが湧かない → 跳び箱の「川跳び」
新しい動作を指導する場合
どの動きとつながっているか その動きが
どの動きに変化、発展するか 指導対象のできる「具合い」にあわせて
系統的に段階を踏んだ指導が重要