市原都市計画
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針
平成19年3月20日
市原都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更
目 次
1.都市計画の目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1)都市づくりの基本理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2)地域毎の市街地像 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2.区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 ・・・・・・・・・・ 4
1)区域区分の決定の有無 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2)区域区分の方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
① おおむねの人口
② 産業の規模
③ 市街化区域のおおむねの規模と現在市街化している区域との調整
3.主要な都市計画の決定の方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
1)土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 ・・・・・・・・・・・ 6
① 主要用途の配置の方針
② 市街地における建築物の密度の構成に関する方針
③ 市街地における住宅建設の方針
④ 特に配慮すべき問題等を有する市街地の土地利用の方針
⑤ 市街化調整区域の土地利用の方針
2)都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 ・・・・・・・・ 11
① 交通施設の都市計画の決定の方針
② 下水道及び河川の都市計画の決定の方針
③ その他の都市施設の都市計画の決定の方針
3)市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 ・・・・・・・・ 19
① 主要な市街地開発事業の決定の方針
② 市街地整備の目標
4)自然的環境の整備又は保全に関する主要な都市計画の決定の方針 ・・・ 21
① 基本方針
② 主要な緑地の配置の方針
1. 都市計画の目 標
1)都市づくりの基本理念
① 千葉県の基本理念
人口安定期への 移行や少子・ 高齢化の進 展、人々の 価値観やラ イフスタイ ルの多
様化等、社会経済 情勢の変化 に対応した都 市計画の取 り組みがいよ いよ急務と なっ
ている。
このような状況 にあって、今 後の都市づ くりにおい ては、多様 な世代が、 生き生
きと豊かに暮らす ことのでき る生活環境の 整備が求め られており、 バリアフリ ーや
ユニバーサルデザインに配慮しながら、「徒歩生活圏」の形成を図り、安心、快適で
コンパクトな市街地の形成を目指していく必要がある。
また、市街地の 質的な改善や 充実、防災 性の向上が ますます重 要になって おり、
今後の道路、公園 、下水道等 の社会資本の 整備や市街 地の再整備に あたっては 、費
用対効果などを踏まえ、既成市街地を中心に効率的、重点的な取組みが重要となる。
さらに、人々の 生き生きした 暮らしの実 現を図り、 都市観光の 振興や他地 域との
活発な交流を促進 するため、 歴史、文化な ど地域特性 を生かし、景 観や環境に 配慮
した魅力ある市街地の形成を図る必要がある。
② 本区域の基本理念
本区域は千葉県 西部のほぼ中 央に位置し 、北は千葉 市、東は茂 原市、長柄 町、西
は木更津市、袖ヶ 浦市に接し ている。また 、本区域は 市原、五井、 姉崎、市津 、三
和、辰巳台、有秋 、ちはら台 の各地区の全 域と南総地 区の一部の区 域であり、 首都
圏のほぼ50㎞圏に位置している。
地形は、大きく 北部の平坦地 と中部の丘 陵地、そし て南部の山 間地の三つ に区分
され起伏に富んでいる。
市原市は、昭和38年5月に市原、五井、姉崎、市津及び三和の5町合併により市
制が施行されている。当時の人口は約73千人であった。
昭和30年代は、全国的に人口及び産業の都市への集中が進んだ時代で、市原市に
も臨海部の大規模 な埋立地に 装置型大規模 工場が誘致 され、工業都 市として発 展す
る基礎がつくられ た。また、 これら工業地 帯への就業 者の住宅地と して、内陸 部に
住宅団地の計画開発が進められた。
また、すでに開通した東関東自動車道館山線や東京湾アクアラインに加え、現在、
首都圏中央連絡自 動車道等の 新たな広域幹 線道路網の 整備が進めら れており、 内房
と外房、そして東 京圏を結ぶ 交通の要衝と して、他都 市との交流や 協調が進み 、千
葉県の中核都市としての役割が高まっている。
このような状況 を踏まえ、安 全で快適な 都市生活と 機能的な都 市活動を確 保する
とともに、農林業 や自然との 調和を図りつ つ、合理的 な土地利用計 画を進めて 行く
必要がある。
ついては長期的視点に立脚し、「やすらぎと活力」を都市づくりの基本理念として、
誇りと愛情と笑顔があふれる新しいふるさとの実現をめざし、「ともに輝く 元気な
ふるさと いちは ら」を都市 像としてまち づくりを進 めるとともに 、過去から 積み
重ねてきたまちづ くりの足跡 を基礎に、将 来へのさら なる発展をめ ざしグラン ドデ
ザインを次のとおり定める。
・都市交流核
多様な都市機 能が集積し 、市民活 動や都市活 動の拠点 となってい る東日本
旅客鉄道五井駅 周辺地区 から市役所 を中心とし た国分寺台 および文 化の森周
辺地区を「都市 交流核」 とし、市原 市の玄関口 として、市 内のみな らず周辺
都市に対して情報、交流の発信力、求心力を高める施策を展開する。
・地域核
通勤、通学、 買い物など の利便性 の高い日常 拠点とな っている西 部ゾーン
の東日本旅客鉄 道姉ヶ崎 駅周辺地区 、東部ゾー ンの東日本 旅客鉄道 八幡宿駅
周辺地区及び辰 巳台地区 並びにちは ら台地区、 中部ゾーン の小湊鉄 道上総牛
久駅周辺地区を 「地域核 」と位置づ け、都市基 盤の整備と さらなる 商業・交
流機能の充実を図るとともに、都市交流核との機能分担や連携を図る。
・都市活動軸
都市の活力は 、地域間の 交流や都 市交流核と 地域核と のネットワ ークが効
果的に連携して いるかに かかってい る。このた め、人・物 の流れを 十分に踏
まえるとともに 、周辺都 市との多様 な連携の創 出にも配慮 した都市 活動軸の
ネットワーク化を進める。
・水と緑のやすらぎ軸
水辺や緑のや すらぎ空間 は、いつ の時代にお いても常 に日常生活 と深く係
わりを持ち、そ してふる さとへの思 いを募らせ る風景とな っており 、魅力あ
るまちづくりに は欠くこ とのできな い大きな要 素となって いる。そ こで私た
ちの暮らしに与 えるはた らきを再認 識し、やす らぎ軸とし て積極的 に保全・
2)地域毎の市街地像
東部ゾーン(市 原、辰巳台、 ちはら台、 市津地区) は、臨海部 に新産業へ の転換
ポテンシャルのあ る企業群が 立地するとと もに、ちは ら台や潤井戸 地区は研究 ・開
発拠点としての期 待が高まっ ていることか ら、学術交 流ゾーンとし ての展開を 図る
とともに、景観面 では、歴史 資源を保全・ 活用し、丘 陵地や村田川 等の自然景 観と
調和した緑の連続感ある住宅・農村景観の形成を図る。
西部ゾーン(五 井、姉崎、有 秋地区)は 、臨海部に 石油化学コ ンビナート 群が立
地するとともに、 広域交流拠 点である東関 東自動車道 館山線の各イ ンターチェ ンジ
も位置し、さらな る情報・産 業・業務機能 の発展が期 待されること から、産業 交流
ゾーンとしての展 開を図ると ともに、景観 面では、市 原市の玄関口 としての個 性あ
るシンボル景観を創出し、賑わいと活気にあふれた中心市街地の景観形成を図る。
市原市のほぼ中 央に位置する 中部ゾーン (三和、南 総地区の一 部)は、肥 沃な土
地を活用した稲作 をはじめと する農業にお いて、その 経営の高度化 を進める拠 点と
しての期待が高まっていることから、田園交流ゾーンとしての展開を図るとともに、
景観面では、養老 川の流れを 活かし、これ を軸とした 美しい田園景 観の広がり を保
2. 区域区分の決 定の有無及び 区域区分を 定める際の方 針
1)区域区分の決定の有無
本区域に区域区 分を定める。 なお、区域 区分を定め るとした根 拠は以下の とおり
である。
首都圏整備法に もとづく近郊 整備地帯に 位置する本 区域は、区 域区分を定 めるこ
とが法的に義務付けられており、昭和 44 年の都市計画法の施行に伴い、無秩序な市
街化を防止し、計 画的な市街 地の整備と農 業や自然環 境との調和を 図るため、 昭和
45 年7月に市原・五井・姉崎・三和・市津地区において区域区分を定めた。その後、
都市化の進展にあわせて、昭和 60 年8月に区域を拡大し、南総地区の一部において
も区域区分を定め たところで ある。この結 果、その後 の計画的な市 街地整備の 進展
や良好な都市環境形成に大きな効果をもたらしてきた。
本区域は、京葉 臨海工業地帯 の造成に伴 う企業の進 出と県都千 葉、首都東 京のベ
ッドタウンとして の住宅地造 成により急激 な人口増加 が始まり、そ れとともに スプ
ロール的な市街地の拡大をもたらした。
近年においては 、人口増加率 は小さくな りつつある が、世帯数 の増加傾向 は続い
ており、また、本 区域内の既 成市街地につ いては、旧 来の集落地区 から歴史的 に発
展してきた地区で あるため、 既存施設の活 用を図りな がら、都市基 盤の整備を 進め
る必要がある。さ らに、内陸 部には、養老 川沿いに広 がる優良農地 とともに、 優良
農地を囲む良好な景観や豊かな自然生態を有する丘陵地、山間地が広がっている。
これらの地域に ついては、無 秩序な市街 地を防止す ることが必 要であるた め、今
後とも区域区分を継続すべき区域である。
2)区域区分の方針
① おおむねの人口
本区域の将来におけるおおむねの人口を次のとおり想定する。
区分 年次 平成 12 年 平成 27 年
都市計画区域内人口 約 269 千人 おおむね
272 千人
市街化区域内人口 約 194 千人 おおむね
198 千人
なお、平成2 7年におい ては、上 表の外に千 葉県全体 で保留人口 が想定さ
② 産業の規模
本区域の将来における産業の規模を次のとおり想定する。
区分 年次 平成 12 年 平成 27 年
工業出荷額 約 31,333 億円 おおむね 32,340 億円
生産規模
卸 小 売 販 売
額
約 4,118 億円 おおむね 4,500 億円
第一次産業
約 3.7 千人
(2.8%)
おおむね 1.7 千人
(1.3%)
第二次産業
約 46.3 千人
(34.8%)
おおむね 43.5 千人
(32.5%) 就業構造
第三次産業
約 83.0 千人
(62.4%)
おおむね 88.8 千人
(66.2%)
③ 市街化区域のおおむねの規模と現在市街化している区域との調整
本区域における 人口、産業 の見通しに 基づき、か つ市街化の 現況および 動向を
勘案し、平成2 7年時点の市 街化してい る区域及び 当該区域に 隣接し、お おむね
10年以内に優 先的かつ計画 的に市街化 を図るべき 区域を市街 化区域とす ること
とし、市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する。
年 次 平成 27 年
市街化区域面積 おおむね 6,125ha
3. 主要な都市計 画の決定の方 針
1)土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針
① 主要用途の配置の方針
a 商業・業務地
ア.東日本旅客鉄道五井駅周辺地区
市原市の都市 交流核の商 業・業務 機能を担う 地区とし て、中心市 街地の活
性化を図るとと もに、都 市交流拠点 に相応しい 多様な交流 と活力あ ふれた賑
わいのあるまちづくりを進める。
イ.東日本旅客鉄道八幡宿駅・姉ヶ崎駅周辺地区
それぞれの地 域の地域核 として、 商業・業務 施設やサ ービス施設 等の集積
を図り、利便性の高いまちづくりを進める。
ウ.小湊鉄道上総牛久駅周辺地区
市原市の中部 ・南部ゾー ンの中心 となる商業 ・業務地 として、各 種都市機
能の集積を図る。
エ.その他地区
計画的に開発 された辰巳 台やちは ら台などの センター 地区は、地 域住民の
ための商業施設を中心とした生活利便施設などの集積を誘導する。
b 工業地
ア.臨海工業地区
大規模な工場 が立地し、 素材エネ ルギー型産 業の高度 な技術が集 積してい
る当該地区につ いては、 今後とも工 業地として 配置し、工 業環境の 向上や災
害対策への配慮などに努める。
イ.特別工業地区
養老川の両岸 に位置する 当該地区 は、今後と も工業地 として配置 し、軽工
業を中心とした誘致を進める。
ウ.内陸部
臨海部の工業 地区との関 連性の高 い産業や研 究開発施 設など地域 経済への
波及効果が高く 、環境へ の負荷の少 ない産業を 東部ゾーン の潤井戸 地区など
c 住宅地
ア.国分寺台、青葉台及び泉台等
都市基盤が整 備された当 該地区は 、公園緑地 や生垣な どの緑の空 間を保全
し、緑豊かなゆとりある低層住宅地を配置する。
イ.岩崎地区等
良好な宅地を 供給するた め、土地 区画整理事 業の促進 を図り、良 好な低層
住宅地として配置する。
ウ.郡本地区等
都市基盤の整 備が必要な 当該地区 は、地区計 画などを 導入すると ともに、
農地などの未利用地を活用し、安全で快適な低層住宅地を配置する。
エ.東日本旅客鉄道内房線沿線地区等
当該地区のう ち、既成市 街地で交 通条件が良 好な地区 については 、市街地
開発事業や地区 計画など により、緑 地やオープ ンスペース を確保し 、防災性
に配慮した土地 利用を進 め、アパー トやマンシ ョンなどの 中層の都 市型住宅
とその周辺の低層住宅とが共生した中低層住宅地を配置する。
オ.辰巳台、有秋台、青葉台及びちはら台の一部地区
当該地区は、 さまざまな 住宅需要 にも対応で きる住宅 地として、 計画的に
中高層の集合住宅の供給を誘導し、中高層住宅地を配置する。
② 市街地における建築物の密度の構成に関する方針
a 商業・業務地
ア.東日本旅客鉄道五井駅周辺地区
市原市の都市交流拠点として商業・業務機能を担う五井地区は、他の地区と
比較して高密度地区とし、土地の高度利用を図る。
b 住宅地
ア.国分寺台、青葉台、泉台等
良好な住宅環 境を維持す るため、 低層低密な 独立住宅 を配置する ことを基
本とする。
イ.辰巳台、有秋台、青葉台及びちはら台の一部地区
計画的に開発 整備され、 既に土地 の中高層化 が進んで いる地区で あり、中
③ 市街地における住宅建設の方針
a 住宅建設の目標
本区域の住宅戸 数は量的 には一応確 保されてい るものの、 近年、中 層社宅や
狭あいな貸家か ら庭付き戸 建てへの希 求が高まっ ている。こ のような状 況をふ
まえ、また世帯 数の増加に 伴う新規の 住宅需要を 充足し、か つ良質な住 宅の建
設を促進し、住 民がその家 族構成や世 帯成長の各 段階、ある いは居住す る地域
の特性等に応じ 、安定した ゆとりある 住生活を営 むことがで きるよう、 良質な
住宅ストック及 び良好な住 環境の形成 を図ること を基本目標 とし、住宅 建設の
目標を次のとおりとする。
ア.引き続き、 誘導居住 水準(改訂 市原市総合 計画による )の達成 世帯数の
一層の向上を目指す。
また、できる かぎり早 期に、すべ ての世帯 が最低居 住水準を確 保できる
よう努める。
イ.住宅建設に あたって は、住宅の 質の確保と ともに居住 環境の整 備が重要
な課題となっ ており、 住環境水準 について は、日照 、通風、採 光等を確
保するとともに、地域の気候、風土、文化等に根ざした住まいづくりや、
コミュニティ施設、文化施設、利便施設等の整備を図る。
b 住宅建設のための施策の概要
本区域は、住宅建設計 画の居住水準及び 住環境水準の目 標を達成するた め、
関係機関と協力して次の施策を行うものとする。
ア.市営住宅に ついては、 老朽化した 木造住宅を 中層耐火 構造住宅へ 建て替
えるとともに、需要に見合った整備に努める。
イ.住宅地開発の整備が進んでいる地区への住宅の建設促進に努める。
ウ.建物の美観に配慮した住宅建設を促進する。
エ.住宅建設及 び宅地開発 に関連して 必要となる 公共施設 及び公益的 施設の
整備を図り、良好な住環境及び生活の利便を確保するものとする。
オ.中心市街地 における住 宅の増加を 図るため、 国の街な か居住に関 する施
④ 特に配慮すべき問題等を有する市街地の土地利用の方針
ア.土地の高度利用に関する方針
東日本旅客鉄道 五井駅周 辺地区にお いて、商業 地域及び近 隣商業地 域に指定
している地区は 、中心市街 地としての 活性化を図 るため、既 存の商業・ 業務機
能の集積に加え 、地域住民 や来訪者を 楽しませる 魅力的で親 しみやすい 商業施
設や生活関連サ ポート機能 等多様な機 能の集積を 誘導すると ともに、土 地の高
度利用の促進に 努める。ま た、サンプ ラザ市原な どを活用し たコミュニ ティ・
福祉・文化等の 公共サービ ス機能や市 原市の玄関 口としての シンボル機 能、多
様なイベント実 施に関連す る機能等、 駅を中心と してサービ ス機能を集 積し、
定住人口の促進 による住居 機能も併せ もった、利 便性・快適 性の高い人 の交流
する賑わいのあるまちづくりを進める。
東日本旅客鉄道 八幡宿及 び姉ヶ崎の 各駅周辺地 区は、土地 区画整理 事業等の
進捗に合わせて、駅前地区にふさわしい商業・業務機能の集積を図るとともに、
土地の高度利用に努める。
イ.用途転換、用途純化又は用途の複合化に関する方針
社会経済状況の変化の中、工業系の土地利用が商業、オフィス、都市型住宅な
ど多様な土地利用に変化することが予想される。このため、青柳北、松ヶ島西地
区等の特別工業地区においては、土地利用の動向を踏まえつつ、工業の良好な操
業環境の維持に努めるとともに、その他姉崎北部、白金地区等においては、商業、
高次工業などの新たな産業と都市型住宅との共存が図られるよう、秩序あるまち
づくりに努める。
ウ.居住環境の改善又は維持に関する方針
本区域内では、良好な住宅地の形成促進のため、景観計画や地区計画等の積極
的な活用を図るとともに、「市原市開発行為に関する規程」等を適切に適用し、
良好な住宅立地への誘導策を進める。また、住宅を取り巻く生活環境については、
日照の確保、緑被率の向上、生活道路の整備などの施策と関連させながら、生け
垣の推奨や緑化協定の締結等を進め住環境の向上を図るものとする。
エ.市街化区域内の緑地又は都市の風致の維持に関する方針
良好な住 環境や災害時 の安全性の 確保など市 民が安全で持 続的な生活 を営む
上で重要な役割 を担ってい る市街地 周辺部に残 された斜面 林や社寺林 などの市
⑤ 市街化調整区域の土地利用の方針
ア.優良な農地との健全な調和に関する方針
養老川及び村田 川沿いの ほ場、農道 及び用排水 路等の整備 を実施し た区域並
びに生産基盤整 備事業等の 見込まれる 農地につい ては、東京 圏の重要な 食糧生
産基地として、また貴重な緑地環境として保全する。
イ.災害防止の観点から必要な市街化の抑制に関する方針
浸水被害などの災害予防のため、計画的な開発以外、極力保全に努める。
ウ.自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針
野生動植物の良 好な生息 ・生育環境 、豊かな自 然環境及び 良好な都 市景観を
形成し、生活環 境を支える ため、丘陵 地の緑、台 地及び谷津 の緑、まと まりの
ある樹林地、広がりのある農地及び保安林・急傾斜地斜面林等の緑を保全する。
エ.秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針
千葉県全体では、平成27年の人口フレームの一部が保留されている。
ついては、計画 的な市街 地整備の見 通しが明ら かになった 地区につ いて、保
留された人口フ レームの範 囲の中で農 林漁業との 必要な調整 を図りつつ 、市街
2)都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針
① 交通施設の都市計画の決定の方針
a 基本方針
ア.交通体系の整備の方針
本区域は東京 湾の臨海部 のほぼ中 央に位置し ている。 広域的な交 通網は、
道路網としては 海岸に沿 って東西に 走る国道1 6号及び東 関東自動 車道館山
線、南北に縦断 する国道 297号及 び主要地方 道千葉鴨川 線並びに 千葉茂原
線、南総地区を 横断する 国道409 号が骨格を 形成してい る。鉄道 網は、北
部臨海部を通過 し、ほぼ 東西に横断 する東日本 旅客鉄道内 房線及び 市域を南
北に縦断する小 湊鉄道、 並びに市原 市ちはら台 地区と千葉 市中心部 とを結ぶ
京成電鉄千原線から形成されている。
これらの鉄道 と道路は、 本区域と 首都圏や県 都千葉市 及び隣接す る茂原・
君津地域とを結 び、また 、本区域内 の臨海部と 内陸部を結 節する重 要な役割
を担っている。
本区域の交通 をとりまく 環境をみ ると、広大 な市域面 積を有して いること
に加え、公共交 通網の整 備が十分で ないことか ら、自家用 車への依 存度が高
く、また、町村 合併によ る市制施行 の経緯から 、各地域が 分散的に 発展して
きたため、地域 をネット ワークする 交通網の整 備が求めら れている 状況にあ
る。
これらの状況 を踏まえ、 将来の交 通需要に対 処すると ともに、健 全な都市
生活や円滑な都 市活動を 確保するた め、本区域 の交通体系 の整備の 基本方針
を次のように定める。
・広域交通網を整備促進し、隣接区域等との交通機能強化を図る。
・広域交通網と調和のとれた、区域内の幹線道路の整備を図る。
・鉄道網と路 線バス交通 網の有機 的な連携に よる公共 交通ネット ワークの
拡充を図る。
・バス等の公 共輸送機関 の定時性 や輸送力を 確保する ため、運行 経路やダ
イヤの見直し を図ると ともに、コ ミュニテ ィバスや 低床バスの 導入など
利便性の向上に努める。
イ.整備水準の目標
b 主要な施設の配置の方針
ア.道路
本区域の道路 網は、基本 方針に基 づき首都圏 中央連絡 自動車道等 の広域幹
線道路の整備に 努めると ともに、こ れと有機的 に結びつい た幹線道 路の形成
を進めるものとする。
特に本区域の 市街地は、 臨海部の 埋立地から 内房線に 至る地区を 中心に広
がっており、ま た、内陸 部のちはら 台、光風台 及び上総牛 久等に市 街地が配
置されている。 こうした 市街地の一 体性を図る ために、南 北の交通 軸として
3・3・8号出 津二日市 場線や3・ 3・9号青 柳海保線等 の整備を 推進する
とともに、東西 の交通軸 として3・ 3・6号八 幡椎津線、 3・4・ 31号八
幡草刈線、3・3・10号草刈西広線等の整備を進める。
これらの広域 幹線道路等 の整備に あわせて本 区域内に おいて発生 する交通
を円滑に処理す るため、 東日本旅客 鉄道各駅周 辺の道路及 び土地区 画整理事
業等の面的な開発に関連する道路の整備に努める。
なお、道路網 の整備にあ たっては 、交通安全 及び環境 面に配慮し つつ、バ
リアフリー化に 向けた取 り組みを進 めるととも に、交差点 の改良や 道路の緑
化等を図る。
イ.鉄道等
・鉄道
市原市と首都圏 を結ぶ重 要な路線で ある東日本 旅客鉄道内 房線につ いては、
京葉線との相互乗り入れ便の増加など、更なる利便性の向上に努める。
また、市原市 を縦貫する 小湊鉄道 については 、市民の 日常生活に 欠かせな
いものであり、活性化に向け総合的な施策展開を図る。
京成電鉄千原 線について は、ちは ら台などの 新市街地 への居住者 の増加に
あわせ、複線化を検討するなど更なる利便性の向上に努める。
なお、駅周辺等においてもバリアフリー化に向けた取り組みを進める。
・高速バス
東京湾アクア ラインをは じめとす る広域幹線 道路網に 対応した利 便性の高
い高速バス路線網の充実を図る。
ウ.駐車場
・自動車駐車場
自動車駐車場 について は、交通の 手段とし ての機能 を発揮させ るために
重要な施設で あることか ら、民間 駐車場を主 体にその 整備を進め るととも
・自転車駐車場
道路や駅前広 場等の交 通施設が、 本来の機 能を妨げ られること のないよ
うに、自転車 駐車場を東 日本旅客 鉄道八幡宿 駅、五井 駅、姉ヶ崎 駅及び京
成電鉄千原線 ちはら台駅 等の各駅 周辺に整備 し、利用 者の利便に 応えると
c 主要な施設の整備目標
おおむね10年以内に整備を予定する主要な施設等は、次のとおりとする。
主要な施設 名称等
道路 ・駅周辺の交通機能の向上
都市計画道路3・3・12号八幡宿駅東口線
都市計画道路3・4・25号姉崎駅東口線
都市計画道路3・4・26号五井駅前線
都市計画道路3・4・27号本仲線
都市計画道路3・4・29号平田下宿線
都市計画道路3・5・43号北新田線
都市計画道路3・5・44号南新田線
・面整備事業の関連交通機能の向上
都市計画道路3・3・13号押沼安須線
都市計画道路3・3・16号姉崎海岸椎津台線
都市計画道路3・4・18号八幡新田線
都市計画道路3・4・31号八幡草刈線
都市計画道路3・4・65号潤井戸南線
都市計画道路3・5・32号島野椎津線
・市内各拠点の連絡強化
都市計画道路3・3・ 8号出津二日市場線
都市計画道路3・3・ 9号青柳海保線
都市計画道路3・3・10号草刈西広線
・広域的連絡機能強化
都市計画道路3・3・6号八幡椎津線
② 下水道及び河川の都市計画の決定の方針
a 基本方針
ア.下水道及び河川の方針
【下水道】
本区域の都市 化の進展に 対し、公 衆衛生の保 持、浸水 の防止及び 生活様式
の改善等の生活 環境の向 上を図り、 あわせて、 広域的な公 共用水域 の水質保
全や自然環境の保全等のため、公共下水道の整備を行う必要がある。
本区域の汚水 は東京湾を その排出 先としてお り、東京 湾流域別下 水道整備
総合計画との調 整を図り つつ、公共 下水道及び 特定公共下 水道とし て、本区
域の都市化にあ わせて、 他事業との 整合を図り つつ効果的 な施設整 備に努め
る。
また、都市化 の動向や生 活様式の 改善等によ る雨水の 流出傾向の 変化に対
応して、市街地 の浸水防 止等を図る ため、都市 下水路及び 公共下水 道の雨水
幹線の整備を進める。
【河川】
本区域の主な 河川は、二 級河川と して村田川 、支川村 田川、瀬又 川、ミカ
ダ川、神崎川、 養老川、 内田川、平 蔵川、前川 及び椎津川 と準用河 川として
今津川、上前川 、三枝川 、戸田川及 び枝川があ る。これら の河川は 本区域の
雨水排水や農業 用水とし ても重要な 役割を果し ているが、 近年の都 市化の進
展とともに治水 安全度が 相対的に低 下しつつあ る。ついて は、河川 改修を積
極的に進めると ともに、 山林や農地 等を保全す ることによ り、流域 が本来有
している保水、遊水機能の確保に努める。また、市街地の開発にあたっては、
雨水貯留浸透施設の整備等、水循環に配慮した総合的な治水対策を講じつつ、
地域特性に即し た水辺環 境整備を含 めた河川の 整備を進め ることを 基本方針
とする。
イ.整備水準の目標
【下水道】
目標年次の平 成27年に は、土地 区画整理事 業等によ り計画的な 市街地整
備が進められた 地区、及 び進められ ている地区 を中心に処 理が可能 となるよ
うな水準を目標 とする。 またおおむ ね20年後 には、市街 化区域の 全区域に
b 主要な施設の配置の方針
ア.下水道
本区域の下水道 は分流式 とし、既定 の市街化区 域のうち住 居系の市 街地につ
いては、菊間処 理区、松ヶ 島処理区及 び南総処理 区の3系統 により整備 を推進
する。なお臨海 部の工業系 市街地につ いては、特 定公共下水 道としてそ の整備
に努めるものとする。
菊間処理区につ いては、 東日本旅客 鉄道八幡宿 駅周辺の既 成市街地 を中心に
汚水の面整備を 推進すると ともに、土 地区画整理 事業区域の 面整備に合 わせ幹
線管渠の整備を進め、汚水処理区域の拡大に努める。
松ヶ島処理区に ついては 、東日本旅 客鉄道五井 駅及び姉ヶ 崎駅周辺 の既成市
街地及び土地区 画整理事業 区域におい て、汚水の 面整備を進 めるほか、 処理対
象区域の拡大に合せ幹線管渠及びポンプ場等の施設整備を図る。
南総処理区につ いては、 幹線管渠、 ポンプ場、 処理場等の 根幹的施 設の整備
を進めるととも に、小湊鉄 道上総牛久 駅周辺市街 地において 、汚水の面 整備を
図る。
一方、雨水排水 について は、河川事 業との調整 を図りなが ら都市下 水路及び
公共下水道の雨 水幹線及び ポンプ場の 整備を行い 、浸水防止 に努め、快 適な生
活環境を確保する。
イ.河川
整備水準の目標 を達成す るため本区 域内の河川 については 、次のと おり整備
を進める。
養老川、椎津川 等の各河 川について は、整備の 必要度は非 常に高く 、都市の
河川を利用した 快適で潤いの ある水辺環 境を創造す る施策の推 進が必要で ある。
椎津川について は、流域内 での団地開 発が進めら れ、結果と して都市河 川の様
相を呈しており 、整備の推 進を図る。 神崎川につ いても、中 流部の宅地 開発と
整合を図りつつ、河川改修事業の早期完成に努めるものとする。
また、新市街地 の整備に あたっては 、地区の有 する従来の 保水遊水 機能に配
慮し、雨水貯留 浸透施設の 設置などの 流出抑制策 を講じ、河 川に対する 流出量
c 主要な施設の整備目標
おおむね10年以内に整備を予定する施設等は、次のとおりとする。
都市施設 名称等
下水道 ・市単独公共下水道
菊間処理区の汚水・雨水管渠の建設
松ヶ島処理区の汚水・雨水管渠の建設
南総処理区の汚水・雨水管渠の建設及び処理場の建設
・都市下水路
若宮都市下水路の建設
河川 ・二級河川 養老川
・二級河川 椎津川
・二級河川 神崎川
・準用河川 今津川
・準用河川 上前川
・準用河川 枝川
・準用河川 戸田川
③ その他の都市施設の都市計画の決定の方針
a 基本方針
市街化の進展等に対応し、「ともに輝く 元気なふるさと いちはら」づくりを
実現するための 基礎となり、 都市機能の 向上と良好 な生活環境 の保持を図 るうえ
で必要となるそ の他の公共施 設について は、長期的 展望に立ち 、それぞれ の施設
についての整備を図る。
b 主要な公共施設の配置の方針
ア.ごみ処理施設等
ごみ処理に伴う 環境への 負荷や資源 循環型社会 の構築の観 点からご みの減量
化と再資源化を推進するとともに、適正処理のための処理施設の整備を図る。
また、し尿及び 浄化槽汚 泥について は、臨海衛 生工場にお いて適正 な処理を
行い、公共用水域の水質保全を図る。
c 主要な施設の整備目標
おおむね10年以内に整備を予定する施設等は、次のとおりとする。
ごみ処理施設等 ・福増クリーンセンター
・臨海衛生工場
3)市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針
① 主要な市街地開発事業の決定の方針
ア.岩崎地区(市原市施行地区)
本地区について は、土地 区画整理事 業を実施中 であり、良 好な住宅 地として
ビルドアップの促進を図る。
イ.姉崎駅前、姉崎駅西口地区
本地区について は、土地 区画整理事 業を実施中 であり、駅 前にふさ わしい商
業・業務地区の形成を図るとともに、良好な住環境の形成を図る。
ウ.八幡宿駅東口地区
本地区について は、土地 区画整理事 業を実施中 であり、駅 前にふさ わしい商
業地や沿道立地 を活かした 利便施設な どの誘導を 図るととも に、良好な 住環境
の形成を図る。
エ.北五井、新田・下宿地区
本地区について は、土地 区画整理事 業を実施中 であり、事 業の推進 をめざす
とともに、東日 本旅客鉄道 五井駅に近 いことから 利便性の良 好な住環境 の形成
を図る。
オ.平田地区
本地区について は、東日 本旅客鉄道 五井駅に近 く、地区の 一部でス プロール
化が進みつつあるので、土地区画整理事業とともに、都市基盤の整備を図る。
カ.潤井戸地区
本地区について は、土地 区画整理事 業を実施中 であり、事 業の推進 をめざす
とともに、区域 内に大学が 立地してお り、職住遊 学など多様 な機能を有 した新
市街地の形成を図る。
キ.五井駅前地区
本地区について は、再開 発事業の誘 導により、 商業業務機 能等の集 積による
複合空間の形成 を図るとと もに、都市 型住宅の供 給と住宅の 計画的な配 置によ
り、良好な住環境の形成に努める。
ク.五井駅前東地区
本地区について は、土地 区画整理事 業により都 市交流拠点 の一翼を 担う賑わ
② 市街地整備の目標
おおむね10年以内に実施する予定の事業は、次のとおりとする。
事業名等 地区名称
土地区画整理事業 ・姉崎駅前地区
・新田・下宿地区
・姉崎駅西口地区
・北五井地区
・八幡宿駅東口地区
・岩崎地区
・潤井戸地区
・五井駅前東地区
4)自然的環境の整備又は保全に関する主要な都市計画の決定の方針
① 基本方針
本区域の緑につ いては、養 老川を中心 として、丘 陵樹林地、 丘陵台地の 斜面樹
林や谷津等のさ まざまな緑の 分布が見ら れる。施設 緑地及び地 域制緑地の 確保状
況から緑の量を 見ると、本区 域の約51 %が緑地に よって被わ れ、市街化 区域内
においても約7%の緑地を有している。
このような現状を踏まえ、「水と緑の継承と活用による丘陵・清流・田園のふる
さと -いちはら-」の実現に向けたまちづくりを進める。
・豊かな自然環境や野生動植物の生息・生育環境を形成する緑を保全する。
・水源涵養等、良好な環境保全機能を担う緑を保全・育成する。
・養老川を中心として、一体的な水辺環境を形成する緑を整備する。
・安全な都市環境を維持する緑を保全・育成する。
・緩衝緑地帯、避難地及び避難路となる緑を整備する。
・豊かで多様な緑地環境を形成する、つながりのある緑を整備する。
・豊かな自然環 境を生かし たさまざま な緑とのふ れあいの場 、憩いの場 を整備
する。
・地域特性や住 民ニーズに 応じたさま ざまな形態 を有する体 系的な緑を 整備す
る。
・豊かな地域風土を育むふれあいの場となる緑を整備する。
・広がりとつながりのある都市景観を形成する骨格的な緑を保全する。
・地域特性に応じたうるおいのある都市環境を形成する緑を創出する。
・緑を育む人々のネットワークにより、積極的に緑を創出する。
・里山づくりを通して森林の機能回復のための啓発を図る。
・緑地の確保目標水準
将来市街地に対する割合 都市計画区域に対する割合
緑地確保目標水準
(平成37年)
約10%
(約 610ha)
約51%
(約 13,200ha)
② 主要な緑地の配置の方針
a 環境保全系統
ア.養老川は、 本区域の自然 緑地の骨格 を形成する 上で重要な オープンス ペース
として位置づける。
イ.緑地環境保 全地域として 指定されて いる山倉ダ ム周辺につ いては、樹 林地や
水辺地等として良好な自然環境を維持しているので保全する。
ウ.郷土環境保 全地域に指定 されている 橘禅寺の森 については 、極相林な どの自
然環境を保全する。
エ.臨海工業地 域において、 大気汚染、 騒音等の都 市公害を緩 和し、環境 改善に
供している緩衝緑地の充実を図る。
オ.学術性の高 い動植物の生 息地及び自 生地等を形 成する緑地 は、稀少性 及び特
異性に富んでいることから保全を図る。
カ.地下水や水 源の涵養、大 気浄化等の 環境保全機 能を担う緑 の保全・育 成を図
る。
キ.上総国分寺 跡等の指定文 化財をはじ めとする、 地域の歴史 や文化によ り形成
された緑の保全・育成を図る。
b レクリエーション系統
ア.街区公園、 近隣公園及び 地区公園の 住区基幹公 園は、人口 や対象区域 を考慮
した配置を図る。
イ.市域の中心部に位置し、地域核である牛久地区に緑の拠点を位置づける。
ウ.河川や海とふれあえる臨海公園の充実を図る。
エ.樹林地の自然を探訪する公園を姉崎地区に位置づける。
オ.本区域の歴史を訪ね知るための歴史施設を国分寺台地区に位置づける。
カ.ジョギングやサイクリング等に利用できる緑道を整備する。
キ.緑あふれる墓園を整備する。
ク.八幡・菊間地区に多目的広場からなるスポーツ施設の整備を図る。
c 防災系統
ア.防災緑地として、臨海工業地帯と既成市街地間の緩衝緑地の整備拡充を図る。
イ.災害時の第 1次避難地と して、住区 基幹公園の 適正な配置 を図る。ま た避難
路や延焼防止帯として活用が図れるような緑地を配置する。
ウ.傾斜地等の 緑地について は、崩壊等 の自然災害 を防止する 緑地として 位置づ
け保全を図る。
エ.市街地及びその周辺の地域において計画、整備されている主要幹線道路には、
d 景観構成系統
ア.既成市街地に隣接して展開する大規模農地は、「ディストリクト」としての都
市景観を構成していることから保全を図る。
イ.地域のラン ドマークやシ ンボルマー クとなるよ うな樹木及 び文化財等 と一体
となった樹林地の保全を図る。
ウ.主要幹線道 路沿いには街 路樹を整備 し景観整備 につとめ、 河川や運河 のオー
プンスペースと合わせて、「パス」的な都市景観を形成する緑地として位置づ
ける。
エ.市街地に近 接する斜面樹 林帯は、景 観形成上の 「エッジ」 として貴重 であり
保全を図る。
e その他
本区域の中心には養老川が流 れ、その両岸には農 用地が広がり、これ らを取
り囲むように森林地帯が広がっ ている。この半環状 の緑地パターンを主要 な骨
格とし、特性を有効的に活用した緑地の配置を行う。
このため、都市の骨格となる 緑および地域を特徴 づける緑等により、 総合的
で有機的な緑のネットワークの形成を図る。
自然緑地としては、既成市街 地の後背部に広がる 農用地やこれらを囲 むよう
に広がる樹林地の保全を図る。
レクリエーション拠点として は、公園緑地を位置 づけるとともに、住 区基幹
公園については、人口や対象区域を考慮した配置を図る。
③ 実現のための具体の都市計画制度の方針
a 公園緑地等の施設緑地
ア.街区公園、近隣公園、及び地区公園は人口や対象区域を考慮した配置を図る。
イ.広域公園は、「千葉県公園緑地の将来像(千葉県広域緑地計画)」に基づき、「か
ずさ・臨海地域 は、東京 湾岸の海の 軸と上総地 域の森林ゾ ーンが重 要な緑の
骨格となってい る。広域 公園等の配 置は、東京 湾と上総・ 市原地域 に海の拠
点、陸の拠点として配置する。」とする。
ウ.特殊公園として墓園を配置する。
エ.緑地は、環境保全、防災及び景観形成に資する緑地を配置する。
④ 主要な緑地の確保目標
おおむね10年以内に整備を予定する公園等は、次のとおりとする。
a 公園緑地等の施設緑地
種別 名称等
総合公園 五井地区「五井駅東口総合公園」約 10.0ha
近隣公園 五井地区「五井第1近隣公園」約 2.0ha
姉崎地区「南青柳近隣公園」約 2.3ha
市津地区「潤井戸第1近隣公園」約 6.1ha
「潤井戸第2近隣公園」約 2.4ha
特殊公園 五井地区「海保墓園」約 2.4ha
緑道 五井地区「北五井緑道」約 1.3ha
その他 姉崎地区「姉崎森林公園」約 16.7ha