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タイヤメーカー各社の格付見直しについて ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17d0271

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http://www.jcr.co.jp/

17- D- 0271

201 7 年 7 月 5 日

各社の

格付見直し

株式会社日本格付研究所(J C R)は日系タイヤメーカー4 社のうち、住友ゴム工業を除く、ブリヂストン、 横浜ゴム、東洋ゴム工業の 3社の格付の見直しを行いました。今回の見直しにおける格付の視点は以下の通 りです。なお、各社の格付事由については、別途 17- D- 0272∼17- D- 0274 をご参照ください。

格付の

視点

(1) 今般 J C R は上記 3 社の格付を見直した結果、3 社とも格付を据え置き、ブリヂストンを「A A +/ 安定的」、 横浜ゴムを「A +/ ネガティブ」、東洋ゴム工業を「BBB+/ 安定的」とした(3 社とも格付の見通しを変更し ていない)。

(2) タイヤの世界需要は、市販用タイヤが需要を下支えする形で中期的に年 3%程度の成長が見込まれている。 た だ 、 国 内 市 場 は 成 熟 し て お り 、 資 源 国 な ど で 需 要 に 不 透 明 感 が 残 る 。 ま た 米 国 で は 原 油 安 を 背 景 に SUV やピックアップトラック向けの大径タイヤの販売が堅調であるなど需要の変化もみられる。主要原 材料である天然ゴム価格は 11 年秋に下落に転じ低位安定で推移してきたが、16 年末から上昇に転じた。 (3) 4 社合計の営業利益は 09/ 12 期を底に 15/ 12 期まで 6 期増益が続いたが、16/ 12 期は売値の低下に加え、 期中の円高が重荷となり前期比 13. 6%の減益となった。17/ 12 期は各社とも原材料価格上昇を減益要因と して織り込み、同 3. 1%の減益の見通しである。原材料価格上昇のマイナス影響を製品価格の引き上げや 数量増、製品構成の改善でどこまでカバーできるかが注目される。各社とも市販用タイヤの値上げに取り 組んでおり、今期下半期から浸透してくる見通しである。値上げは国・エリア毎の競合状況を見極めなが らの判断になるとみられ、戦略商品、高付加価値製品への注力を含めてカバーしていくことが重要となろ う。

(4) 近年、提携解消や新たな提携、M&A の動きが活発化してきている。提携解消については、日米欧以外で の需要増加、自社の海外生産基盤の拡充など経営を取り巻く環境が大きく変化する中で事業展開の自由度 を求めた動きと言えよう。一方、新たな提携や M&A はラインナップの拡充、海外販売ネットワークの拡 充を目指したものと考えられる。

(5) 財務指標については、近年の好調な業績を背景に全般的に改善傾向にあったが、16/ 12 期においては大型 M&A や非タイヤ事業での品質問題などによって悪化したメーカーもあり、フォローしていく必要がある。

(担当)窪田 幹也・上村 暁生

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

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を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。

■本件に関するお問い合わせ先

参照

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