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復興・再生ニュース(第21号)

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Academic year: 2018

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[編集・発行]伊達市放射能対策課960-0692 伊達市保原町字舟橋180 本庁舎3575-1003

21

●平成261225日発行

第 号

1

 原発事故からの復興に向けて意見を交わす対話集会「第10回ダイアロ グセミナー『人々のつながりと伝統と文化』」が、12月6日(土)・7日(日)市 役所シルクホールで開催されました。この集会は、国際放射線防護委員 会(ICRP)が発起人となり、住民と専門家が直接交流できる場として、福 島県内で2011年秋以降に開催されてきました。第10回目となる今回 は、伝統や文化が復興にもたらす効果をテーマとして、菅野典雄飯館村 長はじめとする飯館村民、伝統文化の担い手、有識者、マスコミらが集ま

り、今後の展望について話しました。プログラムの一部として飯館村・外内手踊りや、市内富沢地区・諏訪神社の祭太鼓といっ た伝統芸能も披露され、受け継がれてきたふるさとの文化を前に、参加者らは復興へ向かう想いを新たにしました。

伊達市長 仁志田 昇司

諏訪神社の祭太鼓

住民らと専門家が、復興へ向かう対話

ダイアログセミナー「人々のつながりと伝統と文化」開催

だて 復興・再生

最前線

 除染によって発生した放射性廃棄物は、現在、仮置き場に置かれています。

 仮置き場ですから、当然、本来の置き場に移動させると言うことが前提で、地権者や周囲の人達の了解の下、設置を し、今日に至っているという事です。

 この本来の置き場というものが、浜通り地区に設置する計画で国が進めている「中間貯蔵施設」なのですが、皆さん ご承知のように、なかなか地元(大熊町、双葉町)の理解が得られない状況にあるところです。   

 国は3年前、中間貯蔵施設を福島原発の近くに造ると発表しました。同時に「3年程度の仮置きで、除染での廃棄土 壌等を中間貯蔵施設に運ぶ」とも発表し、その時発表された工程表によれば、平成27年1月から搬入が開始されるは ずでした。しかし、中間貯蔵施設の設置が予定通り進んでおらず、本市の仮置き場も、今しばらく仮置きをせざるを得 ない状況にあります。

 こうした実情から、先日、環境省福島再生事務所の関谷所長が、「仮置き場での保管の延長をお願いしたい」とのこ とで、市役所に来庁されました。国(環境省)でも、努力はしているものの、大熊・双葉両町の理解を得る事に時間を要 しているとのことです。

 確かに、本市におきましても仮置き場を決める時に、地権者など関係者にはいろいろな思いがあって、まとまるまで には話し合いや時間が必要であったことは記憶に新しいところです。今後30年にわたり放射性物質を含む汚染土壌 を受け入れることになる大熊・双葉両町民の思いも如何ばかりかと思いを致すところですが、時間はかかっても計画 通りに中間貯蔵施設への搬入をお願いしたいと思っております。

 仮置き場も、事故当初、とても危険な施設と思われましたが、適正な設備と管理を行ってきた結果、仮置き場だから といって放射線量が高くなることはありませんでした。 

 今後もきちんと管理していけば問題がないことは、多くの市民の皆様も理解して頂いているところです。

 関谷所長には少しでも早く中間貯蔵施設を設置し、伊達市からの搬入をしてほしい旨を申し上げましたが、市民の 皆さんには、強制避難を余儀なくされている大熊・双葉両町の町民のお気持ちも汲んで頂き、今しばらく仮置き場に 置かざるを得ない状況についてご理解とご協力をお願いします。

中間貯蔵施設と仮置き場

中間貯蔵施設と仮置き場

(2)

2  低年齢層ほど低い値となっています。 0歳

∼6歳で0.46mSv、7歳∼12歳で0.50mS v、13歳∼15歳で0.56mSvとなりました。

 また、どの年齢層でも、前回から減少して おり、0歳∼6歳では、0.19mSv減(29.2% 減)ともっとも減少しました。

 前月のだて復興・再生ニュース(第20号)に引き続き、集計結果をお知らせします。

年齢別の年間追加被ばく線量(前回との比較)

◎対象者及び実施期間

1:年齢別の平均値(図1)

 どの年齢層でも1mSv未満の割合が増え ています。 特に0歳∼6歳では、93%ともっ とも多く、7∼12歳で92%、13∼15で87% と、低年齢層ほど1mSv未満の方が多くなり ました。

2:年齢別の人数分布(図2)

年間外部被ばく線量実測値の集計結果について

(平成247月∼平成256月測定)※平成25101日現在

①全市民のうち、1年間継続して測定した人

前回

52,783

(平成257月∼平成266月測定)※平成26101日現在

015歳・妊婦・ABエリア全員

②モニタリング抽出者

③希望者

今回

21 , 080

①②③のうち、

1年間継続して測定した人

0% 前回

0% 1% 4% 27% 68%

今回

0% 0% 0% 3% 25% 72%

0% 前回

0% 1% 5% 29% 65%

今回

0% 0% 0% 3% 28% 69%

0% 前回

0% 1% 5% 32% 62%

今回

0% 0% 1% 3% 31% 65% 0%

20% 40% 60% 80% 100%

5以上 0% 前回

0% 0% 1% 16% 83% 4∼5

3∼4 2∼3 1∼2 1未満

量︵mSv

年齢

●図2:年齢別の人数分布

今回

0% 0% 0% 0% 7% 93%

0% 前回

0% 0% 1% 17% 82%

今回

0% 0% 0% 0% 8% 92%

0% 前回

0% 0% 2% 21% 77%

今回

0% 0% 0% 1% 12% 87%

1620 2160 60歳以上 06 712 1315

量︵mSv

●図1:年齢別の平均値

0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2

06 前回 年齢

今回

712 前回 今回

1315 前回 今回 0.65

0.46 0.67

0.50 0.72

0.56

1620 前回 今回

2160 前回 今回

60歳以上 前回 今回 0.84 0.79

0.90 0.83

0.96 0.90

(3)

3

 ホールボディカウンタ検査は、食事などによって、体に入った放射性セシウムの量を測定するものです。 検査結果は、 日々の食生活の状況により異なりますので、年1回の確認をしましょう。 まだ受検していない方は、

年度末(平成27年3月)まで受検ください。 案内期間を過ぎた方も受検できます。

 なお、年末年始には、検査をお休みする日があります。 実施日を確認して受検ください。

健康福祉部 健康推進課 575-1153

健康福祉部 健康推進課 575-1153

申込 健康福祉部 健康推進課 575-1153

伊達放射能健康相談窓口

 「お遊び・おしゃべり場」は、避難先から戻ってきたお母さん同士の交流の場です。

 自由に話をしたり、お子さんと一緒に親子遊びをするなど、育児の応援とストレス軽減のために開催しています。  お一人でも、お子さんと一緒でもお越しいただけますので、気軽に参加ください。

∼避難先から戻られたお母さん同士で交流を∼ 「お遊び・おしゃべり場」

伊達放射能健康相談窓口

∼避難先から戻られたお母さん同士で交流を∼ 「お遊び・おしゃべり場」

検査機関予約・お問合せ先 検査実施時間 年末年始の検査お休みの日

月・水・金曜日/18:00まで

火・木曜日/16:00まで 平成26年1227日(土)∼平成27年14日(日)

平成26年1231日(水)∼平成27年14日(日)

平成26年12月19日(金)∼平成27年1月12日(月)

※予約なし受検可能(予約者優先)

中野病院 ☎573‐0561

月∼金曜日/16:30まで 土曜日/11:30まで

※予約なし受検可能(予約者優先)

梁川病院 ☎527‐0015

※完全予約制。不定期休館日あり。

福島県労働保健センター(福島市)

☎554‐5195

月∼金曜日/18:00まで 毎月2回土曜日/11:30まで  毎月2回日曜日/14:30まで

※月曜日午前中は休み

※1月5日は月曜日のため午前中はお休みになります。

 放射線・放射能の不安などありましたら、ご相談ください。 

113日(火)

実施日 時 間 場所・連絡先

保原保健センター ☎575-1153 120日(火)

平成27年 出張相談も行っています

◎予約制となります 9:30∼11:30

127日(火)

●放射線安全フォーラム会員 半谷 輝己さんがお答えします。

保原町大泉大地内100番地

※医学的なことは医師の相談会にご案内する場合もあります。

実施日 時 間 内 容

9:30∼  11:30

◎対象/避難先から戻られた親もしくは親子

◎内容/リラックス親子遊び・ おしゃべりタイムなど 

◎スタッフ/臨床心理士、保育士、保健師

◎場所/保原保健センター 1平成27年7日(水)

◉初めて参加される方は健康推進課まで申し込みの上、参加ください。

「ホールボディカウンタ( WBC )検査」で年 1 回の確認を

「ホールボディカウンタ( WBC )検査」で年 1 回の確認を

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4

市民生活部放射能対策課 ☎575-1003

復興に向け、さらにスピードアップ

市内各地域の放射線測定結果

市内各地域の放射線測定結果

測定地点

放射線測定値(市測定、※印は国測定) (単位:マイクロシーベルト/時間)

12/16 12/9 11/25 測定地点 12/16 12/9 11/25

伊達総合支所 正面駐車場 0.17 0.17 0.18 下小国中央集会所 入口※ 0.29 0.29 0.33 梁川総合支所 正面銅像前 0.17 0.16 0.18 岩代小国郵便局 国道路肩 0.22 0.22 0.25 保原本庁舎 正面駐車場※ 0.22 0.22 0.23 末坂バス停留所 県道路肩 0.41 0.35 0.46 富成郵便局 県道路肩 0.18 0.20 0.22 大木バス停留所 県道路肩 0.20 0.19 0.22 富成沼田地区石名坂 屯所入口県道路肩 0.46 0.47 0.48 月舘総合支所 駐車場 0.15 0.15 0.16 富成グリーンタウン タウン内公園 0.33 0.32 0.35 国道399号飯舘村境 国道路肩 0.38 0.40 0.44 富成十区集会所 入口 0.54 0.54 0.57 月舘相葭公民館 県道路肩 0.40 0.39 0.42 霊山総合支所 駐車場 0.20 0.19 0.21 掛田上組集会所 市道路肩 0.33 0.31 0.34 霊山パーキング 駐車場中央※ 0.21 0.24 0.28 掛田日向前団地 集会所前 0.25 0.24 0.28 坂ノ上集会所 入口 0.35 0.34 0.37 県道臼石月舘線飯舘村境 県道路肩 1.17 1.21 1.33 八木平バス停留所 回転場中央 0.24 0.24 0.27 大柳字栃窪 市道路肩 0.38 0.35 0.39 小国ふれあいセンター 駐車場※ 0.23 0.23 0.22

相馬福島道路(霊山道路)月舘高架橋

高速道路推進室 577-3184

 一般国道115号「相馬福島道路」は、常磐自動車道と 東北自動車道を結ぶ約45kmの無料自動車専用道路 で、東日本大震災からの早期復興を図る復興支援道路 として、完成を目指し整備が進められています。  本年5月には震災後事業化された復興道路・復興支 援道路において、はじめて開通見通しが公表され、「阿 武隈東∼阿武隈」、「霊山道路」区間が平成29年度、「霊 山∼福島」区間が震災後10年以内の平成32年度開通 を目指すとされました。

 現在まで「霊山道路」最後のトンネル工事となる腰巡 トンネルや、区間最長(長さ462m)の月舘高架橋上部 工が着手されました。さらに「相馬福島道路」の最後の 区間となる「霊山∼福島」においても、9月28日に起工

式が行われ、全区間において工事が展開されるなど、開通に向けてスピードアップが図られています。

 本市においても、市内に4箇所設置されるインターチェンジ周辺の利活用や観光振興等地域活性化について計画・検 討がされています。 (仮称)霊山IC付近に計画している「道の駅」については、用地買収や基本計画、調査、駅長の募集な ど霊山道路の開通時期に合わせ準備を進めております。

 1日も早い完成を目指して事業を推進してまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願いします。

福島飯坂IC

●伊達市役所

●伊達市役所

福島市

伊達市

宮城県

飯舘村

相馬市 自動車道常磐 東北

自動車道

(仮)霊山IC

(仮)阿武隈IC

(仮)福島保原線IC

(仮)国道4IC

(仮)阿武隈東IC (仮)相馬西IC

相馬IC 新地IC

相馬福島道路

(仮)福島北JCT

霊山∼福島 霊山道路

阿武隈東∼阿武隈 平成29 平成29

阿武隈東道路 平成28

相馬西道路 平成30

(開通予定年度)

相馬福島道路(霊山∼福島) 通過位置標示板

参照

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