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CSR REPORT 2008 日本語版PDF TOTOについて : TOTO

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TOTO CSR REPORT 2008

1

社長メ

ッセージ

おかげさまで、当社は創立

90

周年を迎えました。今日 まで当社を支えてくださったお客様をはじめとするすべての ステークホルダーの皆さまにあらためて感謝いたしており ます。これからもなお一層、お客様・社会から必要とされる 存在であり続けるためのたゆまぬ活動を、TOTOグループ 社員一同で取り組んでまいります。

日本は先進諸国の中で最も早いスピードで超高齢社会へ の道を進んでおり、かつての高度成長期に期待された“ 量” の供給は求められていません。また、世界経済は原油高や 米国のサブプライムローン問題を機に、世界的な金融不安 が続き、先行き不透明な予断を許さない状況となっていま す。これからの時代、単なる企業活動の継続では、お客様 価値の創造にはつながりません。

だからこそ私たちは、過去から現在、そして未来の社会 を見据えて、「TOTOは今、何をなすべきか」を問い続ける ことをすべての企業活動の原点としています。TOTOらし い経営哲学や理念に基づいた企業活動を旨とすることは、 当社がミッションとして掲げている「UD・エコ・きずな」にも つながります。この活動は、持続可能な社会の実現を目 指すCSRの思想とも同義と捉えており、現 在「

2007

2009

年度 中期経営計画」にも織り込み、具体的成果を

目指しています。

2 0 0 7

5

15

日、

創立

9 0

周年を迎えて

お客様

・社会から必要と

される

企業であ

り続ける

ために

創立

100

周年に向かっ

て新たな一歩を踏み出

す。

(3)

TOTO CSR REPORT 2008

2

創立100周年に向けて、日本、米国、中国、アジア・オ

セアニア、欧州の「グローバル5極体制」を構築してまいり ます。私たちがお客様にお届けする商品は、お客様が毎 日お使いになるもの。これは世界のどこであっても変わりは ありません。ですから、商品開発から製造・販売に至るまで、 これまでと同様にお客様視点を徹底し、世界中のお客様 から必要とされ続ける企業になるよう、努めてまいります。

また、商品やサービスに限らず、モラル面や立ち居振る 舞いまでも、社会の公器として“ よき企業人 ” でありたいと も考えております。

私たちTOTOグループは、これまで以上に、お客様・社会 から必要とされる企業であり続けることを目指します。生活 価値を創造し提供していく企業として、未来へとつながる 「あした」に向かい、期待を超えるかつてない「まいにち」を

提案します。

世界のお客様から必要とされる企業へ

TOTOグループ企業理念

私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、

世界の人々から信頼される企業を目指します。

そのために

水まわりを 中 心とした 、豊 か で 快 適 な 生 活 文化を創造します。

さまざまな提案を通じ、お客様の期待以上の 満足を追求します。

た ゆまぬ 研 究 開 発 により、質 の 高い 商 品と サービスを提供します。

限りある資源とエネルギーを大切にし、地球 環境を守ります。

一人ひとりの 個性を尊重し、いきいきとした 職場を実現します。

TOTOグループ企業行動憲章

【 目 的 】

TOTOグループは、公正な競争を通じて

利潤を追求するという経済的主体であると同時に、 広く社会にとって有用な存在でありたいと考えています。

この「TOTOグループ企業行動憲章」は、 ステークホルダーの皆様の満足を実現するために、

TOTOグループで働くすべての人々の活動の

基本スタンスとするものです。

【 本 文 】

私たちは、お客 様 満 足を追 求し、誰にでも使いやすい商 品、 地球環境に配慮した商品やサービスを提供します。 私たちは、人権を尊重し、法令を遵守するとともに、透明で 公正な行動で、良識ある企業活動を行います。

私たちは、社会とのコミュニケーションをはかり、積極的に企 業情報を開示します。

私たちは、働くすべての人々の多様性、個性を尊重するとと もに、安 全で働きやすい環 境を確保し、ゆとりと豊かさを実 現します。

私たちは、地球資源を有効に活用します。

私たちは、企業市民として、地域や社会に貢献します。 私たちは、反社会的勢力とは断固として対決します。 私たちは、国際ルールや法律を遵守し、各国の文化・慣習を 尊重することにより、その発展に貢献します。

経営トップは、自らの役割として企業倫理の徹底を図ります。 経営トップは、本憲章に反するような事態が発生したときには、 自らが問題解決にあたります。

1.

2.

3.

4.

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7.

8.

9.

10.

社 是 1962(昭和37)年制定

T O T O 社 長

あしたを、ちがう「まいにち」に。

(4)

TOTO CSR REPORT 2008

3

T OT O

CSR

TOTOにとって、CSR(企業の社会的責任)は「お客様・社会から必要とされる企業」であり続けるための取り組みで、

経営そのものです。TOTOグループでは2004年度にCSR宣言を行い、グループ経営に関する理念体系を整備し、

2006年度までの3年間でCSR活動の範囲をグループ全体へと拡大してきました。

今後はグローバルな視点に立ち、世界の人々から信頼される企業を目指して、CSR経営の強化を図っていきます。

H e a r t

B o d y

グループ共有理念 

将来にわたって引き継いで 

いくもの、つまり『心』

社是 

TOTOグループ  企業理念 

TOTOグループ  企業行動憲章 

● 社是 

創立者の思想を後世に伝えていくための言葉。 

TOTOグループの活動の根底に流れる普遍的  な思想。 

● TOTOグループ企業理念 

「社是」が伝えようとしている思想を基本とし、  すべてのステークホルダーに対して、  「企業としての存在目的」「事業領域」  「在りたい姿」を示しています。 

● TOTOグループ企業行動憲章 

ステークホルダーの皆さまの満足を実現する  ために、 TOTOグループで働くすべての人々の、  活 動の基本スタンスとするもの。 

● ビジョン 

「社是」「企業理念」「TOTOグループ企業行動  憲 章 」をベ ースに、その 時の 企 業 を取り巻く  環境を踏まえ、経営トップがTOTOグループの  目指すべき将来像を示した言葉。 

● ミッション 

TOTOグループの持続的な成長のために、中期  的に実施する最重要事項を意思表示した言葉。   

● 中期経営計画 

事業活動ビジョン 

その時代における進むべき 

方向性、つまり『体の動かし方』

ビジョン 

ミッション 

中期経営計画 

T OT O

グル ープ経営に関する理念体系 

創立時からの思想を、今の時代にふさわしく、さらにTOTOグループで 

共有できるように制定したものが「TOTOグループ経営に関する理念体系」です。

ステークホルダーの  皆さまの満足を  実現するために 

お客様 

社員※  

お取引先  社会 

お客様の満足をすべての原点に 

社員にとって生きがいのある会社に 

お取引先と良好に共存する  株主の皆さまの信頼に応える 

社会の一員として誇りある  信頼づくりを 

株主 

(5)

TOTO CSR REPORT 2008

4

C ON T EN T S

社長メッセージ . . . .

TOTOのCSR . . . .

特集Ⅰ 

衛生陶器

9 0

年の歴史が培った技術の集大成

. . . 特集Ⅱ 

地域の方々とともに自然環境保全を考える

. . . .

特集Ⅲ 

子どもの自立を促す

トイレ空間を探る

. . . .

まいにちにユニバーサルデザインを

まいにちの「使 いやすい」を追求 . . . .

暮らしながらそっとエコロジー

「暮らしながら地球を守る」をテーマに . . . .

サービスをこえるきずなを

お客様の期待以上の満足を提案 . . . .

ステークホルダーとのコミュニケーション . . . .

お客様の満足と品質の向上 . . . .

自律した人材の育成と快適な職場の形成 . . . .

サプライヤーと進めるCSR視点の購買活動 . . . . 企業市民としての活動 . . . .

環境への取り組み . . . .

グローバル視点でのグループ経営 . . . .

公正で透明性の高い企業経営 . . . .

2007年度の活動概要 . . . . 事業概要 . . . .

発行によせて/2007年度サステナブル経営格付けの結果 . . . .

1

3

5

9

13

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編集にあたって

TOTOグループは、1991年度から環境保全の取り組みを開始し、

1998年度より環境報告書を毎年発行してきました。2004年度に

は、CSR委員会を発足し、体系的なCSR活動を開始したことに合わ せて「社会・環境報告書」を発行、2005年度以降はCSR活動全般 をまとめた年次報告書として「CSR REPORT」を発行しています。

2008年度は、重要なテーマやミッションを特集ページで紹介する

とともに、情報の網羅性を考慮した構成としました。また、読者の皆 さまからいただいた声に応え、ページ数を減らし、レイアウトを工夫す

ることで、手に取りやすく、読みやすい冊子となるように努めました。 なお、ホームページには、冊子の報告内容を含め、より詳しい情報を 掲載しています。

対象期間:2007年度(2007年4月1日∼2008年3月31日) ※ 一部対象期間外の情報も掲載しています。 報告範囲:TOTOおよびTOTOグループ会社

参  考:GRI「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン」第3版 ガイドライン

環境省「環境報告ガイドライン」2007年版

ホームページ 

T OT Oホームペ ージ(h t t p :/ / w w w .t o t o .c o .j p)内 の「C SR(企業の社会的責任)」にて 、 本レポートを補完するC SR関連の詳細な情報を掲載して おりますので 、あわせてご覧ください 。

[表紙の写真] TOTOグループの一人ひとりが取り組む環境保全活動「TOTOどんぐりの森づくり」として、

(6)

TOTO CSR REPORT 2008

5

特集

9 0

T OT Oのものづくりの原点は創立前に遡ります。

日本では 、痛みや すく不衛生な非水洗トイレが主流だった時代。 「国民の生活文化を向上させたい 」という信念のもと、

日本陶器合名会社(現 ノリタケカンパニーリミテッド)社長の大倉和親が 、1 9 1 2年に製陶研究所を設立。 その2年後 、国産初の「腰掛式水洗便器」が完成しました。欧米の技術を取り入れ 、

耐久性に優れた「衛生陶器」へと進化させたことは 、当時の日本では画期的な出来事でした。

そして1 9 1 7年 、T OT Oの前身となる東洋陶器株式会社が誕生。

以来 、常に良品の生産を志向し、その品質によって社会から高い信用を得てきました。 この良品主義の精神は社是の“ 良品と均質 ”に込められ 、事業規模が拡大した今日にあっても

T OT Oグル ープ員一人ひとりに受け継がれています。

2 0 0 7年8月に発売した「ネオレストハイブリッド」の開発においても、さまざまな部門の技術者が

それぞれに蓄積した技術・ノウハウを活かし、お客様にとって価値のある商品を追求しました。

日本初の衛生陶器

(7)

受け継がれる

良品と均質”

TOTO CSR REPORT 2008

6

今回TOTOが考えたのは、新発想の「ハイブリッドエコ ロジーシステム」。水道の直圧を利用した水流と、ポンプ で加圧した本体内蔵の小型タンクからの水流を組み合わ せて洗浄する、世界初の洗浄技術によって、タンクレスト イレのメリットを活かしながら水圧フリーを実現し、設置場 所を選ばないタンクレストイレが誕生しました。

また、TOTOのトイレ利 用に関するアンケート調 査で、 最も気になる点として上がっていたのが「夜中に水を流す 音」。この課 題を解決するため、コンピューターで制御す るポンプを新開発し、騒音の原因となる洗浄音を約

3

秒に 短縮すると同時に、耳障りな高周波帯をカット。自然でや わらかい洗浄音を実現しました。さらに、洗浄のタイミング に合わせ、ポンプが送り出す水の量を最適化することで、

洗浄に要する水量を

5.5

Rまで削減することに成功 しています。

商品開発

課題の解決とお客様価値の追求

お取引先の声

品 質とコストは開 発・設 計でほぼ決まりま す。ネオレストハイブリッド用ポンプは、小型・高効 率・低コスト・高信頼性を目標に、開発・試作段階での 徹底した問題点の洗い出しと、改善に取り組みました。量 産後の品質向上では、「人はミスをする」を前提に、治工具 や設計仕様も見直しました。

今回の開発キーワードは、共同、信頼関係。新製品の開発 は大変で苦しいものですが、前向きに楽しくできれば乗り切

れます。「この商 品にはおじいちゃんがつくったポンプが 入っているんだよ」と、子どもたちに胸を張って言え

る製品づくりを行っていきたいと思います。

朝日興業株式会社(ポンプメーカー) 加藤 孝雄さん

ネオレスト ハイブリッドシリーズ 商品企画

お客様・お得意先の声を原点に

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TOTO CSR REPORT 2008

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物流

地球にやさしいことも良品の証

経験と技術に支えられて

焼き物は身近な製品ですが、工業製品とし ての衛生陶器は技術的蓄積と開発力がなければつ くれません。 衛生陶器は、水と原料土を混ぜた泥

で い

漿

しょう

を 多孔質の型に入れて成形し、乾燥・釉薬がけ、焼成の工程

を経てできあがります。この間約1割も収縮し、収縮具合は 形状によって異なる。 例えば便座や配水管の取り付け

をぴったり行うためには、長い経験に裏付けされた型 づくりの技術が必要なのです。TOTOでは、焼き物 を工業製品化する高い技術をベースに、開発・製 造プロセスを標準化。さらにISO9001をもとに品 質システムを構 築し、質の高い商 品をお届けし

ています。

衛陶開発部

衛陶生産設計グループ 宗 雅也

衛生陶器の品質を特に左右する成形型の設計・試作 では、立体的な測定や解析ができる装置を導入し、開発 部門が設計した試作品を即座に電子データ化 。加工精 度を高めています。また、品質検査にも大型CTスキャン を導入。製品断面を撮影し、微細な不具合も探知してい ます。こうした生産工程における最新のデジタル技術が、 内部構造が複雑なネオレストハイブリッドの高品質生産を 可能にしています。

さらに、製品の性能や品質に直接影響する部品の調 達にも注意しています。TOTOでは部品メーカーを定期的 に訪問し、不良品が発生した場合の対処方法など、生産 工程における品質管理を確認しています。また、ネオレス トハイブリッドは電動ポンプを使用しているので「電気用品 安 全 法(PSEマーク)」の対 象 製 品 。そのため製造日や 電気用品安全法の検査データなど、

1

1

台の履歴を確 認できる体制を構築。トレーサビリティに基づく品質管理 を行っています。

製造部門とともに

私たちのミッションは、 製 造 つまり量 産 工 程での品質確保です。製造の際にバラツキが出な いように、試作の段階から組立しやすいような部品の仕 様を提案したり、円滑な生産立ち上げを支援したりしてい ます。ネオレストハイブリッドは部品が多く、形状も複雑である ため、品質管理には特に注意しました。 新たに管理帳票や組 立ビデオをつくり作業指導をしたのをはじめ、量産の初期に

は1カ月間、組立工程に張りついて緊急時の対応を しました。私たちは、次工程の製造部門から信頼

を得ることが、お客様の信頼につながると考え ています。

小倉衛陶製造部

衛陶品質管理課 伊藤 正昭 生産

安全・安心をカタチにするために

(9)

TOTOではお客様の満足が、商品やサービスにおける

品質の原点だと考えています。そのため品質の国際標準 規格であるISO9001に基づき総合的な「TOTOグループ 品質マネジメントシステム」を構築し、商品企画をはじめ開 発から出 荷まであらゆる過 程で品 質 保 証 活 動を展 開して います。特に安全性については、全社品質保証委員会で、 お客様の声を収集するお客様本部が中心となって十分に 審議し、安全な商品の提供に努めています。

また、お客様に満足いただく商品づくりには、確かな技 術の裏付けが必要であり、そのためには技術人材の育成 が必 要 不 可 欠です。TOTOではテク ニカルエデュケーションセンターを中 心に、技術研修をはじめ部門キー マンやマネージャーの育成など、さ まざまな施策を推進しています。中で も人 材 情 報を一 元 的 に 管 理する 「技 術 者 育 成 支 援システム」の 再構築に注力。人材リソース の状況把握、適材適所の人 員配置、業務と連 動した計 画的な人材育成などを可能 にし、グループ全体で、“ 時 代を超えて” お客様にとって 価値のある商品を追求してい きます。

品質保証

確かな品質を約束する体制と人づく

衛陶開発部

衛陶開発第3グループ 大久保 麻友

TOTO CSR REPORT 2008

8

ネオレストハイブリッドは発売後、開発者が東京、大阪、

名古屋、福岡の4大都市に3カ月駐在し、万が一、初期 不具合が発生した場合、開発者自身が状況を把握し、速 やかに開発現場へフィードバック。不具合への早期対応と 市場の声の収集に努めました。また、リモデル店などに対 しては、キャラバンカーによる講習会を定期的に開催し商 品への理 解を促すとともに、設 置に立ち会うなど施工品 質の向上に努めています。

販売支援

市場の声を直接開発者の耳に

ネオレストハイブリッドの発売後、開発者 として支 社に駐 在しました。お客 様からのお 問 い合わせにすぐに対応するとともに、その情報をす みやかに開発現場にフィードバックしました。また、販 売店の方々と接することもできました。皆さん、とても 熱心に商品をアピールしていただいています。お客様 はもちろん、販売に関わる方々にとっても価値のあ

る商品づくりをしなければと、思いを新たにしま した。

(10)

TOTO CSR REPORT 2008

9

豊かな自然を

特集

「TOTO水 環 境 基 金」は、グループ社員で構 成する 「TOTO水環境基金選考委員会」が助 成 団 体の選

考を行うなど、活 動のさまざまな段 階でグループ 社員が積極的に参加しています。

2007

年度は、これまでで 最多の

16

人の

選考委員が、書類選考から書類通過団体 の確認審査、助成団体の決定までを担当 しました。グループ単位で全国各地の助 成候補団体を訪問し、活動内容やその意 思を直接ヒアリングすることで、活動の幅を 広げる新しい交流も芽生えています。

助成団体の選考は絶好の

コミュニケーショ

ン機会でもあります

選考委員として

私たち男女4人の選考グループが担当した のは、西中国、九州、沖縄。 書類選考を合宿形式 で2日かけて行い、7月から8月に助成候補の7団体を訪 問しました。選 考ポイントは、水 環 境に関わる活 動を大 前 提として、地域住民が参加できる、行政の支援もある、組織が しっかりしているなど。そして何よりもみなさんの熱意を重視し ました。暑い盛りのヒアリングでしたが、とても貴重な経 験が

できたと喜んでいます。

今後も選考団体の活動状況をフォローしたり、グループ 社員の参 加を促 すなど、活動の活性化の力 になれれ

ばと思っています。

「水環境基金選考委員会」委員

(11)

育むために

TOTO CSR REPORT 2008

10

T OT Oは2 0 0 4年、C SR委員会の発足にともなって、社会貢献・地域共生部会の活動をスタートさせました。

そこでT OT Oとしての社会貢献はどうあるべきかを、グル ープ社員が主体となって改めて考え直し、

N P Oや市民団体などの水環境への取り組みを助成する「T OT O水環境基金」を設立しました。

年々活動の幅を広げ、助成金による経済的支援だけでなく、T OT Oグループ社員の活動参加や情報交換などを通して、

各団体との新しい交流も生まれています。

2 0 0 7年度は創立9 0周年記念事業として内容の充実を図るとともに、

2 0 0 6年度から進めてきた「T OT Oどんぐりの森づくり」にグループ全体で取り組んでいます。

私たちの“ いのち” を守り育む木を、自らの手で植え育て、森に返す活動の成果が、

やがて水環境の保全、地球温暖化など地球規模での環境破壊の防止につながることを目指し、

行政やN P O団体、地域の方々とともに、どんぐりの苗を森に返す活動を始めています。

2007年度の第3回「TOTO水環境基金」は、創立90周

年記念事業として、助成金の増額、対象地域の海外への 拡大、複数年にわたる活 動 の助 成など、内 容をより充 実 させました。国内外の131団体から応 募が寄せられ、29 団体・合計8,051万円の助成を行いました。

全国各地で展 開されている助成団体の活動にボラン ティア参加するグループ社員の数も徐々に増え、NPOや市 民団体などたくさんの方々とともに活動していくことで、地 域とのきずなが生まれてきています。2007年度の代表的 な活動をご紹介します。

創立

9 0

周年記念事業と

活動内容の充実を図りました

活動に参加して

2007年11月、水環境基金助成団 体「こうち森 林 救 援 隊 」の 皆さんとど んぐりの苗の記念植樹を行ったのをきっか けに交流が深まり、ボランティア参加するよう になりました。

活動日は、毎月第2土・日曜日。初日は勢いのない木を切り倒し、

3mに切り分け林道まで下ろす作業。翌日はイスなどの材料にす るため間伐材を製材しました。体力には自信がありましたが、足場 が悪く作業もかなりハードで体中が悲鳴をあげました。間伐後

は下地に日が当たり、木々が生き生きとして見え、間伐の大切 さを痛感しました。

今後もTOTOグループからの参加者を増やして一 緒に活動していきたいと思います。

高知営業所 佐野 邦生

「 竜 馬 の 泳 いだ 清 流 鏡 川 を守る」

ための「市民の森プロジェクト」と

して植林を通じた森と鏡川の再生

活動を実施

こうち森林救援隊

高知県高知市

小 学 生 の 親 子 を対 象に「 水 の 探 検 隊 」

による森から海までの水の働きや役割、

それを支える自然の仕組みなどを学ぶ

体験学習を実施

ネイチャークラブ東海

愛知県名古屋市

「的様(道志川の川底に見られる花

崗 岩 )」付 近 に水 場 を設 置し市 民

が森と水との関係を身近に体験で

きる場を創設

ヨコハマ倉造空間

山梨県道志村・神奈川県横浜市

水環境基金  助成団体 

水環境基金助成団体の海外活動地域 (国内の活動地域は12ページ地図参照)

どんぐりの苗を植樹した

(12)

TOTO CSR REPORT 2008

11

創立

90

周年記念事業「TOTOどんぐりの森づくり」は、 ①TOTOグループの社員全員が参加できる ②創立

100

周 年につながる ③「TOTO水環境基金」の推進につながる 活動、として始まりました。第

2

回「TOTO水環境基金」助 成団体である「やまんたろ かわんたろの会」(熊本県人 吉市)の活動テーマでもあり、“ 森の赤ちゃんを育てる” 活 動に参加したグループ社員たちの想いがきっかけになって います。 活 動内 容をまと めた小冊子をグループ 社 員に配布。まずは、どんぐ りを拾うところから活 動が 始まりました。

T OT O

どんぐりの森づく

り」

こうして始まりました

活動の現場から

木の種子を育て、その木が育った森に返す ことで、過酷な状況に耐え何百年も生きる木になる のではないか。私たちはそう考え、どんぐりを地 域 別 、 種類別に育成し、できる限り正確にその地域や流域の森に 返す活動を行っています。

今は植林活動が盛んですが、木を植えることの意義と、そ の土地本来の植生に戻すことの意味を理解していただき、小 さな森の赤ちゃんを大切に扱っていただけたら幸いです。ま

た、山に 植 林することだけが森づくりではありません。身 近な街の中にもどんぐりの木を植えることで、豊かな自

然を一緒に育てていきましょう。

水環境基金助成団体 どんぐりプラットフォーム (旧名 やまんたろ かわんたろの会)

右田 いくみさん

春にたくさん芽を出したどんぐりた

ちも、夏の暑さで半分ほどになって

しまいましたが、残ったどんぐりた

ちはすくすく育っています。

背は低いですが根はしっかりとしていて、最近は日

差しが多くなったので元気も出てきました。あとは

植樹を待つばかりの状態です。

工 場 内で育てたどんぐりの苗を工 場 内

のグリーンベルト帯に植樹しました。

昨冬蒔いたどんぐりもやっとこの大きさ

まで成長しました。

ショールームの外に隣接のウッドデッキ

で育てています。リモデルフェアで来館

された方にも活動をご紹介中です。

約150本の苗木が育っています。守衛さ

んからも愛情を注がれ、きっと元気など

んぐりの木に育ってくれることでしょう!

余った鉢を利 用して、会 社として育てていま

す。強風などで飛ばされてしまい、今は3鉢だ

けですが、風にも負けず力強く育っています。

私たちも、どんぐりの赤ちゃんを社 会( 大 地 )に出

せる時まで、しっかり育て上げます!

「みんな笑顔で、どんぐりスマイル!」

TOTOプラテック・勝浦工場

TOTOエムテック

TOTOファインセラミックス

つくばショールーム

郡山エリアグループ

(13)

水環境基金 

助成団体 

どんぐりの 

植林地 

(候補地含む) 

TOTO CSR REPORT 2008

12

TOTOどんぐりの森づくりでは、グループ社員全員が職

場や家の近くでどんぐりを拾い、自分たちの手で植え、苗 木になるまで育てていきます。そして地域の山などに植林 し、どんぐりの森を全国に広げていきます。現在、TOTO グループ社員が育てているどんぐりの苗は約15,000本 。 2007年11月にはどんぐりの森づくり活動で初めての植林

が行われました。今後も、行政やNPOなどの協力をいた だきながら、立 派に育ったどんぐりの苗 木をグループ社員 の手で森に返す活動をしっかり進めていきます。

「どんぐり」

を育て植えることで、

地域とのきずなも育っています

「どんぐり植樹祭」開催

2008年3月、広島県三次市酒屋コミュニ

ティセンターで行われた「エコパークの森づ

くりフォーラム」の一環として、「どんぐり植樹祭」

が開催されました。TOTOグループからも約40名

が参加し、それぞれが育てたどんぐりの 苗 木を、

地域の皆さんと一緒に植えました。

TOTOグループは、今後も、全国各地の植

林 活 動 、お よ び 植林後の 草 取りや間伐

作業などの森づくり活動に積極的

に参加していきます。

製 造 部 技 術 課では、課の花 壇の花と一 緒に

どんぐりの苗を育てています。

TOTOサニテクノ

(14)

TOTOCSR REPORT 2008

13

現在は従来に比べ、子育てをしながら働き続ける女性が多くなり、保育園の園児も増える傾向にあります。

そのため保育園に入れない待機児童が増えており、保育園の拡充が社会的な課題となっています。 一方、幼稚園に通う園児は減少しているため、各幼稚園では 、

より魅力ある園づくりや、低年齢児受け入れのための施設整備が進められています。

このような中、T OT Oにも子ども用トイレに対するお客様からのご相談やご要望が寄せられていました。

それらを解決すべき課題としていたメンバーが自然発生的に集まり、 幼児施設向け商品「キッズトイレスペース」の開発が本格化しました。

保育現場のトイレ環境をより良くしていくことは、T OT Oの社会的使命でもあると考え、 便器も水栓も手すりも、T OT Oが持っているものづくりの技術をすべて出したいと、

各部門が同じ目標に向かって一体となり取り組んだ結果、使う子どもはもちろん、 子どもたちを見守る先生にも喜んでいただける商品ができたと考えています。

子ど

の視点と子ど

見守る

特集

今回の開発では、空間全体を同じコンセプトやデザイン で統一するため、全社横断型ワーキンググループを結成 。 衛生陶器、水栓、手すりの開発者はもとより、UD研究所や デザインセンター、テクニカルセンター、販売担当者も加わ り、それぞれの立場での「気づき」や意見を共有し、開発し ました。また、ワーキンググループには子育て中のメンバー も多く、親としての視点も活かされています。

全社横断型ワーキンググループで

(15)

少子化が進む中、トイレの子ども市場はますます注目を 集め、一人ひとりの子どもにあった環境の整備が求められ ると予想されます。TOTOでは商業施設や交通施設など にも提案活動を広げ、外出先での親子配慮トイレの普及を 進めるとともに、市場の声をフィードバックしながら、さら なる改善に取り組みます。また子どもにとって快適 であることは、大人にも展開できること。子どもの 研究を継続することで、TOTOのすべての商品に おいても“ 安全でやさしい” を追求していきます。

14

視点から生ま

れた

ワーキンググループメンバーは、保 育現場からのニーズや現状の問題 点を探るため、保育園や幼稚園に 何 度も足を運び、時にはメンバー による

1

日 保 育 体 験も交えながら、 子どもたちのトイレでの行動を研究しまし た。その結果、年齢による理解度や行動の違いがはっき りとわかり、「便器につかまっている」「無理な姿勢になっ ている」などの問題点が明らかになったのです。また、日本 にはまだ幼児用の衛生器具の安全基準がないため、玩具 の安全規格やヨーロッパの規格を参考に、どこを触っても 危険がないよう、部品一つひとつにまで細心の注意を払っ て開発を進めました。

試作段階で最も重要となるサイズや形状の検証は、子ど もたちが自然に行動する中で行えるようにと、

保育園の 環 境をUD研究所内に再現 。 排泄できるトイレのモデルをつくり、 洗 面 器 の高さや 手すりの 位 置、 使 い 勝手などを検 証しながら、 子どもの 視 点を商 品に取り込 んでいきました。

保育の現場から

保育園ではトイレを「発達を促す場」と捉えてい ます。“ 何でもトライしたいし、初めてやることが楽しい ” 時 期に、トイレットトレーニングを始めたり、手を洗ったりすることが 大切です。ですから、保育園の設備は高さや使い勝手など、成長の 段階に応じた機器を設置すべきだと思います。

今回開発された商品は、子どもの自立を促す機能が充実していること、 お手入れしやすく節水仕様になっている点が魅力です。子どもは予想以上 のしっかりした排便がありますし、トイレットペーパーをたくさん流してしまっ たりもします。大勢の子どもが使うものですから、TOTO商品には詰まりな どの不具合がゼロであることを期待しています。また、最近は紙おむつの

発達にともなって、トイレットトレーニングの時期が遅くなっています。デ パートや商業施設などにぜひキッズトイレを設置していただき、“ た

っち” や“ あんよ” ができる頃から、トイレ習慣が身 につく空間づくりを広めていって欲しいです

ね。

子どもの研究を続け、

今後の展開につなげていきます

TOTO CSR REPORT 2008 双葉保育園

園長(左下)小池 カズヱさん 副園長(右上)横地 みどりさん

「第1回キッズデザイン賞」受賞

キッズデザイン協議会主催「第1回キッズデザイン 賞」を受賞しました。商品部門において、キッズトイ レスペースの「幼児用大便器」など5商品、リサーチ 部門ではUD研究所の「幼児の水まわりに関する

研究・調査の取り組み」、コミュニケーション部 門では子ども向けサイト「TOTO KIDS」が、

それぞれ受賞しています。

子どもたちの水まわり使用実態を

(16)

TOTO CSR REPORT 2008

15

TOTOは1917年の創業当時から、毎日の暮らしの中で使うものだからこ

そ、年代・身体状況・家族構成・ライフスタイルなど、一人ひとりのお客様の 生 活を考え、お客様の気 持ちに近づく提案を行ってきました。そして現在、 その歩みをさらに推し進めるために「一人でも多くのお客様に使いやすく、快 適で、安全である」商品をお届けできるよう、グループ一丸となってユニバー サルデザインを推進しています。

TOTOグループのユニバーサルデザイン推進拠点である「UD研究所」で

は、「つくる」「育てる」「考える」の3つの視点を組み合わせ、「UD研究所」 ならではの活動を推進してます。中でも「つくる」視点では、モニターのご協力 による生活シーン検証や生活実態調査を実施。実際の生活シーンから使い やすさにつながる「気づき」を発見し、「気配り」に変えて、商品や新しい生 活シーンに反映しています。(左図)そして、この「UDサイクル」の取り組みを スパイラルアップしていくことで、「一人でも多くの方に快適にお使いいただけ る水まわり空間」の実現を目指しています。

ユニ バ ーサルデザインの推進

T OT Oグループの拠点「U D研究所」

ホームページ  TOTOのとりくみs T OT OのU D

まいにちの暮らしの中で、お子さまからお年寄りまで家族みんなに 、

不便や不快を与えずに 、楽で安全で 、快適な商品・空間をお届けしたい 。

そ の た めに 、専門 の「U D研究所 」を拠点に本当 の 使 い や すさを研究・検証

し、

ユニ バ ーサルデザイン5原則に則したものづくりを実践しています。

まいにちの

「使 いやすい」

を追求

2

2ndサイクル 

ものづくりのUDサイクル 

お客様 

TOTO

お客様 

TOTO TOTO

UD 

モニター 

気配り 

気配り  気づき 

気づき  お客様 

気づき 

スパイラル 

アップ 

生活シーン提案 

一人ひとりのお客様に  応じた価値提案・伝達 

新規コンセプト  構築・具現化 

(企画・設計・試作) 

生活シーン検証 

お客様視点での気づき 

2ndサイクル 

使用実態調査 

さらにお客様視点  での商品確認  2ndサイクル 

2ndサイクル 

(17)

ホームページ 

TOTOとの公共 トイレの共同研究 は、日本 でようや くUDが展 開し始 めた頃に手探りの 状 態でスタートし たようなものでし たから、内部では厳しい議論もあったと聞 いています。新しい基準をつくるには痛み が伴うものですが、画期的な製品を生み 出してきた歴 史をもつTOTOならできると 信じていました。

共同研究からの提案が、操作系設備配置 ルール化の流れをつくり、J I Sの制定、さ らにはバリアフリー新法の設計ガイドライ ン採用にもつながり、社会に影響を与える 大きな成果を上げることができました。今 後も社会的意義のある研究に積極的に参 加し、私なりの 役目を果たしていきたいと 思っています。またTOTOに対しても、さら にUD研究を深め、その成果を世界に発信 していって欲しいと期待しています。

U D研究を深め、成果を発信して欲しい

ステークホルダーからのご意見

東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科教授

橋 儀平さん

高 

TOTOについてs CSRs 企業ミッションs ユニ バ ーサルデザインの追求

TOTOと建築の専門家集団とのコラボレーションで生まれたパブリックレス

トルーム商品「RESTROOM ITEM 01(ゼロワン)」(2008年4月発売)。 この「01」の開発にも、お客様が実際に使っている姿をもとに妥当性を確認 し、使いやすさを追求していく「UDサイクル」の取り組みが反映されていま す。その一つが多目的トイレのカウンターの高さです。車いす利用者の肩に かかる負担を減らして、荷物が置きやすくなる寸法を何度も現場で検証、模 索した上で決定しています。(上図)

UD研究所は、2003年から東洋大学の 橋儀平教授と共同で一人でも多

くの方が使いやすい公共トイレの研究を進めてきました。このプロジェクトが 業界を巻き込み、さらには社会的にも認められ、2007年3月には、公共トイ レの便器洗浄ボタン・紙巻器・呼出しボタンといった操作系設備配置の共 通ルールがJISに制定されました。さらに、このJIS規定が2008年1月、「高 齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新 法、2006年12月20日施行)のガイドラインに採用されました。

高 

公 共トイレ の 操 作系設備配置 ルール化は、5年 前 の 産 学共同で の 調 査 がスター トでした。全 国4 拠点で、さまざま

な身体状況の方々にご協力いただきなが ら、操作系の位置を明確にしていくという ルール化に向けた地道な活動 が思い出さ れます。結果、J I S制定という成果は、研 究者にとってこの上ない喜びでした。また、 さまざまな身体状況の方々と一緒になって 考えるという、ご利用者目線での取り組み が、いかに大切かということも学びました。

今後も共同研究や専門家とのネットワー ク、モニターさんのご協力をいただきなが ら、公共トイレだけでなく、TOTOの強みを 活かした水まわり全 般 における安心・安 全・快適を追求していきたいと思います。

TOTO CSR REPORT 2008

16

共同研究の成果が公共のルールに

TOTOグループの考え

UD研究所 研究主幹 田村 房義

「U Dサイクル」から生まれる商品

利用者と一緒になって考えることが大切

車いす利用者の使い勝手も徹底検証 

車いす利用者にもご協力をいただいて、使い

勝手を検証することで、荷物の置きやすさだ

けでなく、衣類の着脱やリモコン操作など、

さまざまな行為の利便性が高まりました。  RESTROOM ITEM 01(ゼロワン) 

検証の結果  カウンター高

さを750mmで統一 

車いす利用者の方も 

(18)

TOTO CSR REPORT 2008

17

ホームページ 

TOTOにとって「節水」はいつの時代にあっても重要なテーマです。1960年

代後半、都市部を中心に水不足問題が発生。TOTOは節水型器具の開発が 社会的使命であると考え、1976年に節水消音便器「CSシリーズ」を完成。基 本性能を確保しながら、それまで20R必要だった洗浄水量を13Rまで削減する ことに成功し、節水時代の幕開けとも言われました。その後の「NEW CSシ リーズ」は洗浄水量10R、2007年発売の「ネオレストハイブリッド」では5.5Rを 実現するなど、TOTOは常に先を見据えた「節水」に取り組んでいます。

「エコリーフ」は、社団法人産業環境管理協会(JEM AI)が運 営する環境ラベルです。企業が製品の製造から廃棄までの全 段階を通じた環境負荷をLCA(ライフサイクルアセスメント)の 手法で定量的に把握し、その結果を広く開示することによって、 消費者に評価してもらうことを目的としています。

TOTOは代表製品についてエコリーフ環境ラベルを取得し、「製品環境情

報」としてデータを公表しています。

T OT Oの歴史は節水の歴史

ゼット洗浄 

「ハイブリッドエコロジーシステム」とは、水道直圧 式のリム 洗浄と、内 蔵の貯水タンク&加 圧ポンプ からのゼット洗浄の2つの水流を融合させ、少ない 水量で強力な洗浄性能を発揮するTOTOだけの新 しい技術です。 

世界初の技術で

特許取得! 

「ハイブリッドエコロジー

システム」 

便器洗浄水量 

13R(大小共通)

便器洗浄水量  大5.5R小4.5R(4.0R※ ) 

条件:家族4人(男・女2人ずつ) 1人1日:大1回/小3回  ※ 男子小用時(立ち姿勢)のオート便器洗浄のみ。

従来品 

便器洗浄水量の節水比較 

ネオレストハイブリッド  75,920R

26,645R

1年間で

 浴槽(180R)

×

274

杯分 

65

% 節水 

直圧  水道水 

新開発  ポンプ 

タンク  リム洗浄 

「暮らしながら地球を守る」

をテーマに

TOTOのとりくみs エコロジーs エコ商品一覧

(19)

ホームページ 

「光触媒」は光を受けることで活性酸素を生み出し、車の排気ガスに含まれ るNOx(窒素酸化物)など人体に影響を及ぼす大気中の汚染物質を無害化 します。TOTOのハイドロテクトを用いた塗料とタイルは発売以来すでに約

1

,000万m2以上の建物に採用され、これはポプラ約

57

万本の空気浄化能

力に相当します。また、「分解力」で油汚れを分解し、「親水性」で汚れを水 に浮かせて流れやすくするなど、優れた防汚効果を発揮します。

TOTO CSR REPORT 2008

18

未来を拓くT OT Oの光触媒技術「ハイドロテクト」

社団法人産業環境管理協会(JEMAI) エコリーフ事業室

神崎 昌之さん

環境商品企画推進グループ 梶田 卓司 LCA(ライフサ イクルアセスメン ト)は、企 業の 製 品設計における環 境配慮推進ツール として 普及してき ました。 近年 は、 地球温暖化問題を背景に「消費者への具 体的なメッセージ」というLCAのもう一つ の 側面が重要視されています。 中でも製 品のLCA情報を開示する「エコリーフ」は、 グリーン購入法で活用が推奨されるなど社 会に根づき始めています。

今後は、消費者に製品ライフサイクルの 考え方を身近に感じていただくためにも、 日用品でのエコリーフのさらなる普及が望 まれます。企業には積極的に参加してメッ セージを発 信していただくとともに、エコ リーフ取得の際の、研究機関、消費者団体、 産業界などさまざまな立場の方が参加する 議論の中で、メッセージの効果的な発信方 法など、意見をいただきたいと思います。 企業の積極姿勢がエコリーフ普及を促す

ステークホルダーからのご意見

TOTOグループ は「TOTOエコ商 品認定制度」によ り、すべての 商品 について企画、設 計の段階からLCA を用いて、CO2排

出 量 を 独 自に 算 出・評 価していますが、

LCAがISO化された近年は、より詳 細な 環境情報を社外から求められるケースが増 えており、ISO14025に準拠した環境ラベ ル「エコリーフ」(第3者認証)の取得が、今 後ますます重要になってくると思われます。

認 証 の 取得に必要な製 品 分 類 別 基 準 (PSC)は、関連メーカーで構成するワーキ ンググループで製品の定義やデータ収集 範囲などを検 討し、事務局であるJ EM A I のアドバイスを受けながら策定しています。 今後すべての 商 品でのエコリーフ取得を 目指し、ワーキンググループを積極的に立 上げ、基準整備を進めていきたいと考えて います。

TOTOグループの考え

地球環境を守れる商品づくりを目指して

まいにちまいにち快適に使ってい ただきながら、

限りある資源とエネルギーを大切に 、

知らず知らずのうちに地球環境を守れる質の高い

商品とサービスを生み出していくために 、

あらゆる観点から技術の開発を続けています。

そして、お客様のこれからの暮らしを豊かにする

積極的な提案を行っていきます。

ハイドロテクト 

外 壁 塗 布 面 積  

「ハイドロテクトカラーコートECO- EX」空気洗浄能力のポプラ換算値 

1,000

m2 ポプラ

95

本分 

= 

ポプラ1本当たりの 

空気汚染物質 

浄化能力:0.57g/日 

ポプラ幹径:約10∼15cm       (高さ4∼7m相当) 

※ ポプラは広葉樹の中で最も空気浄化能力の高い樹木です。 

(20)

TOTO CSR REPORT 2008

19

ホームページ 

まいにち必ず使う、みんなが必ず使うものだから、

T OT O商品のアフターサービスはもちろん 、新築の際もリモデル の際も、

あらゆる場面で「よき相談相手」として、

お客様の快適なまいにちを実現するお手伝いをします。

そして、お客様の期待以上の満足を提案することを目指して 、

一生の おつきあいを考えています。

「リモデル」とは、従来の増改築・リフォームを一歩進め、広く生活文化の 向上を目指し、お客様の期待以上の新しい生活スタイルの提案と実現をお約 束すること。TOTOのリモデルの考えに共鳴した、全国5,000店以上の増改 築工事会社と連携し「TOTOリモデルクラブ」ネットワークを構築。地域に密 着したリモデルクラブ店とともに、安全・安心で快適な空間を提供しています。

2006年度の「トイレリモデル研究会」をきっかけに、リモデルクラブ店との

協業体制は一気に加速しました。リモデルフェア開催に向け、「お客様に喜 んでいただくこととは何か」という共通の視点で、リモデルクラブ店経営者や 現場担当者、そしてTOTOセールスとショールームアドバイザーが徹底的に 議論しました。次々と出されたアイデアが地域性を生かした取り組みとなり、 フェア期間中はかつてないほど多くのお客様で賑わうなど、大きな成果を得 ることができました。こうした活動の連鎖は今も続いており、支社内での研究 会やリモデルクラブ店経営者との情報交換会など、同じ目線でお客様の納 得・信頼・満足を追求するための良好な関係を築いています。

「お客様価値」を考えるリモデル事業

リモデルクラブ店とともにつくる「きずな」

リモデルプラン

お客様の期待以上の満足を提案

全国5,000店を超える「TOTOリモデルクラブ」の

ネットワークが、もっとお客様の身近な存在に感じ

ていただけるよう、そして安心して工事の相談に訪

れていただけるよう、TOTOのリモデルを積極的に

伝えていきます。

(21)

ホームページ 

TOTO CSR REPORT 2008

20

株式会社リフォームデザイン 代表取締役

TOTOリモデルクラブ神奈川店会会長 中山 信義さん

ショー ル ームのご案内

お客様により満足いただける生活を提案する拠点であるショールームは、 日本全国106カ所(2008年3月現在)。生活スタイルをイメージしやすい実 生活に近い空間展示などを進め、より快適な暮らしを実現するお手伝いをし ています。また、地域のリモデルクラブ店と連携したリモデルフェアをはじめ、 さまざまなイベントを開催。双方向のコミュニケーションを通じてお客様との きずなを深めています。

ショールームを核にリモデル展開

横浜支社リモデル営業推進課課長 石井 美和 横 浜 港 北 地 区 のリモデル店5社 と連 携し、TOTO ショールームで「お 客 様 感 謝 祭 」を 行っています。以 前は「 相 談 会 」と していましたが、より多くのお客様に気軽 に足を運んでいただけるように5社で相談 して独自に企 画しました 。ポイントは、一 度でも商 品をご 購入いただいたお客様に 限定し、3カ月に一度は感謝の気持ちを継 続してお伝えすること。感謝祭のメインは 景品が当たるゲームですが、お客様も大変 喜ばれますし、自然にリモデルについて相 談できるような雰囲気づくりにもなります。 リモデル事 業は信 頼が何よりも大 切で す。他業界からも多くの企業が参入し、お 客 様はどこに依 頼すればいいのかわから ない。そんな時TOTOのブランド力は強力 な支援になります。TOTOショールームや、 他のリモデル店と合 同でお 客 様とのきず なを深める。いま私たちができる最善の活 動ではないかと思っています。

TOTOブランドが活動のベースに

ステークホルダーからのご意見

リモ デ ル の 潜 在 需 要は多 いと 言われています。 お 客 様は工 事を どの 会 社に依 頼 すれば 良 いのか 分からず、不 安

で躊躇されるケースも見受けられます。リ モデル工 事は高 額になる場 合もあり、現 状の暮らしに不満があるからと言って簡単 に踏み切 れません。

リモデルクラブ店とともに“ お客様が安 心して工事を依頼できる体制をつくる” こ とは、TOTOの社会的責任です。今後もリ モデルクラブ店と一緒になって、お客様・ リモデルクラブ店・TOTOの信頼トライア ングルを確立していきたいと思います。

TOTOグループの考え

信頼トライアングルを確立していきたい

お客様 

「きずな」を深める       TOTOとお客様との接点 

故障や不便を 

感じたら  住まいの 

水まわりの夢を 

実現するなら 

お客様 

相談センター  パーツセンター 

修理用パーツや  消耗品の  相談・通信販売  水彩ショップ 

部品等の販売・修理 

リモデル工事の相談  TOTO 

メンテナンス 

相談する  自分で修理・交換 

専門家に頼む 

相談する  工事を依頼する  情報を集める 

(22)

ステークホルダーとの

ュニケーシ

ョールームを通じたお客様との関わり

ステークホルダーダイアログの開催

上)9月から11月に、東京・大阪・名古屋・福岡の4 都 市で開 催した 一 般の お客 様との ダイアログに は、計45人の方が参加されました。

下)11月には、中津市(大分県)・土岐市(岐阜県) の2都市で工場近隣の皆さまとのダイアログを開 催。地域交流や環境対策などについて、率直なご 意見をいただきました。

全面改装し、2008年2月にリニューアルオープン した本社敷地内の「TOTO北九州ショールーム」。

TOTO CSR REPORT 2008

21

ホームページ  ホームページ 

創立90周年を迎えた2007年度は、

ステークホルダーの皆さまに改めて

感謝の気持ちをお伝えする活動を行うとともに、

引き続き、さまざまな形での対話機会を設けて、

積極的な意見交換を行いました。

今後もCSR経営の向上、

企業活動の更なる進化のため、

皆さまの貴重なご意見の反映に努めていきます。

TOTOショールームは、商品をご説明するだけでなく、お客様のご要望をお聞き

し、夢を描ける空間と新しい生活スタイルをご提案できる、大切なお客様との接 点であると考えます。常に時代や市場環境の変化に敏感に反応し、お客様のご 意見に基づいて進化し続けます。

また、より多くのお客様をショールームにお招きするリモデル相談会や新商品発 表会など、さまざまなフェアやイベントを企画し、期待以上の満足をご提供できるよ う接客サービスの向上にも努めています。

ショー ル ームのご案内

全国で開催しているステークホルダーダイアログも

4

年目となり、毎年、TOTO の企業活動のうち特にCSRの視点で、多様なステークホルダーの方々からご 意見やご感想をいただき、TOTOの担当者と率直な意見交換を行っています。

2007

年度は、一 般のお客様、工 場 近 隣の皆さまをお招きして 計

6

回開催 。

テクニカルセンターや、工場を見学していただいた後に意見交換を行いました。 今回は、商品やサービスに関することにとどまらず、これまで以上に企業姿勢その ものに関する多くのご意見、ご質問をいただき、CSRの浸透を実感するとともに、 新たな課題も明確になりました。

いただいたご意見を真摯に受け止め、創立

100

周年に向けた今後の企業活動 に反映していきます。

TOTOについてsCSRsステークホルダーとのコミュニケーションs2 0 0 7年度のステークホルダーダイアログ

TOTOマテリアはこれまで夏祭りや近隣清掃活動を実

施してきましたが、今回のダイアログで、直接地域の

皆さまの声を聞くことができ、私達の説明不足の部分

や新たな気づきが生まれました。 

今後は地域の皆さまとの交流をさらに深めるため、地

(23)

9 0周 年 記 念イベ ントの歴 史 展 示コー ナーでは、

TOTOの軌跡を30年ずつに分類し、振り返りました。

年次報告として、CSRレポートを発行。多くのお客 様によりわかりやすくCSRをお伝えするためのダ イジェスト版 は、英 語、中 国 語 版も作 成していま す。

「CSR REPORT 2007」は(株)東洋経済新報社 「サスティナビリティ報告書賞」を受賞しました。

上)2001年度より行っている海外IR活動。2007 年度は欧州、米国、そしてアジアの投資家を訪問し ました。

下)TOTOショールームでの説明会には、26名の 個人投資家が参加され、TOTOの事業活動や商品 に関心をもってお聞きいただきました。

TOTO CSR REPORT 2008

22

9 0

周年記念事業による情報発信

ホームページ

刊行物による情報発信

ダイレク

トなコ

ュニケーショ

ンを意識した

I R

活動

ホームページ 

ホームページ 

創立

90

周年を迎えた

2007

年度は、歴史を振り返るとともに、TOTOの未来を 見つめた取り組みについて、積極的に情報を発信してきました。

2007

4

月に東京・ビッグサイトで開催した「TDYリモデルスタイルフェア ’

06

-07

」では、

90

周年記念コーナーを設置。さらに

5

月には茅ヶ崎工場で創立

90

年記念イベントを開催しました。時代とともに変化してきたTOTOの商品や貴重 な資料を紹介する歴史展示や、近未来の水まわり空間を提案する未来展示が多 くのお客様の関心を集め、社内活動の刺激にもなりました。

専門家向けPR誌「TOTO通信 創立

90

周年記念号」では、これからの地球環 境をテーマに、建 築 家 安 藤 忠 雄さんとTOTO社 長 木 瀬 照 雄の対 談を紹 介。 またホームページ上に

90

周年記念サイトを開設し、感謝の言葉をお伝えすると ともに、TOTOの次世代へ向けた活動を紹介しました。

TOTOでは、各種メディアを活用した透明性の高い情報発信に努めています。

ホームページおよびCSRレポート、CSRレポートダイジェスト版では、すべてのス テークホルダーに向け、広くCSR経営情報を開示 。株主の皆さまへは半期活動 報告書、事業報告書を通じて、透明かつ公正な情報をお伝えしています。

また社内では、イントラネットやグループ報の発行により、グループ全社での情 報共有や、社員一人ひとりに対する意識の向上を図っています。

TOTOについてs CSRs ステークホルダーとのコミュニケーションs コミュニケーション接点

TOTOの株主に占める海外機関投資家の比率は近年増加傾向にあります。

そのため、戦略理解の促進と経営トップの思いをお伝えするため、欧米やアジア の投資家を経営トップが直接訪問し説明するIR活動(Investor Relations= 投資家向け広報)を行っています。

2007

年度は

14

都市

52

社の海外投資家を 訪問しました。

また、個人投資家の方々にもTOTOの事業活動に関心を持つとともに、応援 していただきたいと考え、個人投資家説明会をTOTOショールームにて行いま した。事業説明のあとに直接商品に触れていただき、リモデル戦略の成長性など を実感していただきました。

今後も、TOTOの経営に関する理解促進と持続的な成長を期待していただく ため、IR活動を充実させていきます。

(24)

お客様の満足と

品質の向上

お客様の声を活かす体制

T OT O

グルー

C S

向上全社大会開催

お客様の声を共有する社内ホームページ

リニューアルした「T- VOX」は、お客様の声から 改善事例まで、わかりやすく分類され、より見やす くなりました。

東陶(中国)内に設置されたコールセンター。中国 でも2 0 0 6年 からコー ルセンターを設 置し、24時 間365日受付体制でCS向上に努めています。 「お客様の期待以上の満足につながる

商品とサービス」を追求し、

商品開発や品質管理において、

お客様から寄せられた声を

活かす仕組みを強化してきました。

品質については、製品安全自主行動計画を定め、

人と仕組みの質向上に努めています。

TOTOでは、お客様満足(CS=Customer Satisfaction)を企業経営の原

点だと考えます。2004年に設置した「お客様本部」では、ショールームで集めら れたアンケートはがき、お客様相談センターへのご意見・ご要望をはじめ、お客様 から寄せられた声をいち早くTOTOグループ担当各部門へ伝えるため、内容の整 理を行い情報の共有化を図っています。こうした体制を維持することにより、迅速 かつ適切な対応を実現し、商品やサービスの向上に役立てています。

お客様から寄せられたご要望やご意見は、TOTOのイントラネット内「T-VOX」 に掲載し、共有しています。2007年度は、内容の充実を図り、ページをリニューア ルしました。お客様と接する機会の少ない社員にも「お客様の声」を届けることで、 より一層のお客様満足につなげられるよう、タイムリーに情報を更新しています。

2007年11月、TOTO本社・研修センターにおいて「2007年度 TOTOグルー

プCS向上全社大会」を開催しました。CS講演後に、4人の部門長が「私が思う CS」について語り、思いを共有。さらに製造の部・間接の部・販売サービスの

部、それぞれ合わせて21件の活動事例発表が行われ、社員一人ひとりが「お客 様の声」を起点にした活動を地道に続けていくことを確認しました。

TOTO CSR REPORT 2008

23

2007年度はコールセンター部門におけるCS事例発

表大会を初めて開催しました。各部署がお客様の視 点に立ち、工夫を凝らして行っているさまざまな活動

を共有することができました。 

今後、参考となる事例を、各部門で積極的に実践して

(25)

お客様 市場 

お 客 様 と 市 場 ︵ T O T O 製 品 を 取 り 巻 く 環 境 ︶  か ら の 学 び と 専 門 知 識 ・ 技 術 の 蓄 積 ・ 活 用 

T O T O グ ル ー プ 全 体 で の 安 全 な 製 品 づ く り 

商品  企画 

設計 

使われ方・壊れ方を  想定した設計 

使われ方・壊れ方の  評価・検証 

未然の対応・改善 

生産 

品質の高い安全な製品 

データ  蓄積 

品質マネジメントシステム 

ひと  づくり 

技術  情報化 

品質  改善 

製品  安全審査 

製品  安全審査 

全社 、

全過程で取り組む品質保証活動

ホームページ 

ホームページ 

TOTOグループでは、お客様に安心して安全にご使用いただける商品の品質

を保証し、ご満足いただける商品やサービスを提供するため、ISO9001を基本 とした総合的な品質マネジメントシステムのもと、商品の企画からお客様に商品 をお届けするまでの過程(→5∼8ページ)で、さまざまな品質保証活動に取り組ん でいます。特に商品の安全を確保し、お客様への情報開示を進めるため、製品 安全に関する基本指針として「製品安全自主行動計画指針」を定めています。

TOTOについてsCSRsステークホルダーと共にsお客様の満足のためにsTOTOグループ製品安全自主行動指針

万一、製品事故が発生、または発生を予見させる兆候が発覚した場合には、 お客様をはじめ関係者の皆さまから迅速に情報を収集するとともに、社外の販売 事業者などとも協力し、適切な情報開示に努めます。また、製品に起因する重大 製品事故についても、製品回収の実施などの情報を迅速にお客様や関係者へ 開示します。

TOTOについてs CSRsステークホルダーと共にs お客様の満足のためにs 製品安全問題への対応

TOTO CSR REPORT 2008

24

製品安全問題への適切な対応

2000年9月から2005年3月まで製造しました卓上型食器洗い乾燥機において、基板上の 電源コネクタ部の発熱により、まれに下部カバー損傷にいたる発煙事故の恐れがあることが 判明いたしました。2008年2月に新聞社告および、ホームページへの掲載を行い、対象とな る製品につきましては、事故防止のために製品の点検・修理を無料で実施させていただいて います。

1999年3月から2001年12月までに製造しました温水洗浄便座一体形便器において、製品

内部の一部接続部で接触不良が発生し、プラスチック製タンクの一部から発煙・発火にいた る可能性のあることが判明いたしました。2007年4月に新聞社告および、ホームページへの 掲載を行い、対象となる製品につきましては、事故防止のために 製品の点検・修理を無料で 実施させていただいています。

温水洗浄便座一体形便器の点検

修理について

卓上型食器洗い乾燥機の点検

修理について

参照

関連したドキュメント

3R ※7 の中でも特にごみ減量の効果が高い2R(リデュース、リユース)の推進へ施策 の重点化を行った結果、北区の区民1人1日あたりのごみ排出量

※各事業所が提出した地球温暖化対策計画書の平成28年度の排出実績が第二計画

(平成 29 年度)と推計され ているが、農林水産省の調査 報告 15 によると、フードバン ク 76 団体の食品取扱量の合 計は 2,850 トン(平成

24 IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change Special Report Climate Change and Land August 2019.

(平成 28 年度)と推計され ているが、農林水産省の調査 報告 14 によると、フードバン ク 45 団体の食品取扱量の合 計は 4339.5 トン (平成

2 省エネルギーの推進 東京工場のエネルギー総使用量を 2005 年までに 105kL(原油換 算:99 年比 99%)削減する。.

資料提供 富士電機株式会社 都内実績 インバーター盤の共通化 (図面、制作費の削減). (ビルオーナーより

我が国では、 2021 (令和 3 )年 4 月、政府が 2030 (令和 12 )年までの温室効果ガ スの削減目標を 2013 (平成 25 )年度に比べて