学校行事における応急処置活動(第4報) : 運動会での傷害と内科的症状
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(2) . 平成9年2月 February,1997. 7巻 第2号 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第4 i l i i i i fEduca fHokka doUn t t t lo Journa c onIC) Vo er s on (Se v yo .47 .2 ,No. 学校行事における応急処置活動 (第4報) -運動会での傷害と内科的症状-. 芝. 木. 美沙 子 ・笹. 嶋. 由. 美. 北海道教育大学旭川校 臨床医科学・看護学教室 ‐ 1 V on the Ac ies of First Aid in the SchooI E xercisel ivi t t - Thelnjuries and MedicaISymptoms during the SchooISports-. iSASAJI is副【O S日IBA K1 山l I 班A 1 l , Yu1 inica1Science and Nursing, Asahikawa ca Depar ー 広 ーpus, t 工 ヱ lentof C1 Hokkaido Universi ty of Educat ・on, Asahikawa 070. 1. 緒. 言. ) そのねら 運動会は特別活動の学校行事において 「健康安全・体育的行事」 として位置づけられている1 - ) しかし いは, 児童が運動に親 しみ, 楽しさを味わうとともに体力の向上を図ることなどとされている2 . , 児童の健康や安全に留意し, 実施に至るまでの指導の課程にも十分に配慮していても, 活発な身体活動を伴 い, 父母等が見にきているという緊張感などから予測のつ かないけがや病気が発生することが考えられる. このような応急処置の必要なけがや病気が発生した際には迅速かつ適切な処置を行わなければならない‐ しかし, 屋外であるために日常とは異なっ た準備が必要であるし, さらに医学的知識や技術から傷病の手当 をするだけではなく, 児童自身が傷病の予防ができるような保健教育が望まれる. また運動会のほとんどは 日曜日や祝日に行われているため緊急事態発生時の対応についても万全な準備が不可欠である. そこで, 学校行事と保健教育の関わり及び学校における事故防止について研究したいと考え, 筆者らは, )では 運動会の実態や事前の準備について報告した 1年間に実施された運動会について調査し, 第3報3 , . 本報では, その運動会で発生した傷害や内科的症状の種類, 原因となぅた競技名, 処置者等につ いて明らか にし, 運動会における応急処置活動のあり方につ いて改善点を知りたいと考え, 本研究に着手した‐. 虹. 研究対象及び方法. 全道には小学校が1 60 2校 (分校6校を除く) あるが, その中から前年度の在籍児童数が250名以上の小. 9 3校に勤務する養護教諭を対象に, 一部自由記述を含む質問紙郵送法により調査を行った. 学校5 調査内容は, 運動会で起こった傷害や内科的症状についてと, それに対する応急処置などについてである‐ 0月 23 日~ 11月 7 日, 回収 数 は292 校, 回収 率 は 49 調査期間は, 平成7年1 ‐2 % で あ っ た‐ 167.
(3) . . . 芝木美沙子・笹嶋 由美. m. 結. 果. 1. 運動会で起こった傷害・内科的症状 2 児童に起きた応急処置が必要な傷害・内科的症状は469 4件発生し, そのうち傷害は9 .9% (4361件), 内科的症状は7 3件) であった. また, これらの応急処置実施記録をとっていないためはっきりし .1% (33 ないという学校が3 8 11校) あった. .0% (1 発生した傷害のうち最も多いものは 「すり傷」 表1 処置を必要とした傷害・内科的症状. の 77 .4 % (3635 件) で, 88 .4 % の 258 校 で 発. % (件). 生 し, 1 校 あ た り 51 件 発 生 した の が 最 も多 く,. 低 ・ . 高 学 年 別. 平 均 は 14工 件 で あ っ た‐ 次 い で 「打 撲」 4 ‐1 %. 種. 類. (194 件), 「きり傷」 2 ‐8% (131件), 「虫 さ さ れ」 2 .7 % (128 件) , % (124 件) な ど で あ っ た‐. 4 I 1 . ・. ‐ 打 撲.. 認要触 雷 繋 留‐霜 雛 繋. (1 9 ) 4 (. 傷. 2 8 .. きり傷. ( 131). あ り,. 23 7 .. 38 9 .. 1 3 1 1 3 1 . . ( 14). (8 ) 5. 鼻出血. O 2 0 . ・ ( 96 ). 42 7 . ( 41 ). 34 4 . ( 33 ). 突き指. 0 5 . ・ ( 22 ). 4 5 . ・ ( 1 ). 59 1 . ・ ( 13 ). (1 ) 1 ( 1. 9 1 ‐ ( 1 ). 54 5 . ・ ( 2 ). 骨 折. l 0 1 ‐ ・ ( 7 ). ( 0 { ). 85 8 5 7 ‐ (6 ). *. 肉離れ. l 0 1 ‐ ( 6 ). ) ( o 0. 100 0 ‐ ( 6 ). *. 書 熱 傷. ( 4). ( 0 ). ( 1 ). ) ( 3. ) ( 0. ) ( 3 3 9 3 3 9 3 . ・ ( { 9 ) 1 6 8. 2 0 .. 年 の 記 入 が な か っ た も の が 893 件 あ っ た‐ 学 年 別 の 傷 害 ・ 内 科 的 症 状 を み る と, 全 て の 学 年 で 「す り 傷」 が 最 も 多 く, 特 に 4 年 生 以 下 で は, 害. 0 l 0 1 ‐ ‐. 0 l 0 1 . ・. 6 8 5 6 8 5 ‐ ‐. 年 に多 か っ たが, 内科 的症 状 で は差 が なか っ た.. 小 計. 9 2 9 9 2 9 . . ( ) 3 6 4 1. 4 7 1 4 7 1 . . ( 8 ) 1 1 8. 腹 痛. 2 9 2 9 . ・ (1 ) 36 (. ( 61 ). (5 ) 0. 内. 年 に 多 か っ た. 内 科 的 症 状 の 種 類 ご と で は, 低 学. 科. 年, 高 学 年 で 差 が な か っ た.. 的. ま め,と げ」が 26 件, 「筋 肉 痛, 腰 痛, 関節 痛」 18 件,. 「ア レ ル ギ ー 性 葦 麻 疹」 10 件 ,. よ び 口 腔 の 傷」 5 件,. 「貧 血」 5 件 ,. 「歯 牙 お. 「倦 怠 感」. 4 件, 「悪心, 悪寒」 4件, 「耳痛」 3 件, 「歯 168. 誓. 言 (4 ) 0 ( ). 374. 誓‐ 言 ( 36 ) ( ). 唱気・嘱吐. 1 3 , . ( 59 ). 37 3 . ( 22 ). 55 9 . ( 33 ). 発 熱. 0 6 . ・ ( 2 ) 7. 51 9 . ( 14). 29 6 . ) ( 8. 状 熟射病 熱射病. 0 l o 1 . . ( 4 ). { o 0 ). 0 5 O 0 5 o . . ( 2 { ). 症. 状. 膜 炎」 が 32 件 と 最 も多 く, 次 い で 「さ か む け,. 23. 頭痛 頭 痛. 科. 症 状 をみる と, 「眼の 異物 およ び ア レル ギー 性 結. . 為 7) ( 10 ・ (. 症. 内. .. 小 計 △ 合. 計. 7 l 7 1 ・ ◆. 4 1 I 4 1 1 . .. ***. 3 6 8 3 6 8 . .. 的. 挫」’ 「突き指」’ 「骨折」’ 「肉離れ」 は高学. 4 4 9 4 4 9 . ・. *** ** *. 1 0 0 0 1 0 0 0 . ・. 頭部外傷. 傷 害 の種類 ごと にみる と, 「すり 傷」, 「虫さ さ. *. 2 5 O 2 5 o . .. を み ると, 全 体 と して 低 学年 に多く, 傷 害 も低 学. ア ン ケ ー トの 項 目 以 外 に 発 生 し た 傷 害 . 内 科 的. *. 2 6 2 6 . . (1 2 ) (1 4. 2 7 . ・. 靴ずれ. れ」が 低 学年 に多く, 「打 撲」, 「きり傷」, 「捻. ***. 捻 挫. 「特 殊 学 級」 が 19 件 で あ っ た . ま た, 学. r. 54 1 . ・. O 25 0 . ( 32 ). 「5 年 生」 520 件 で. 雰害. 内科 的症 状の 発 生件 数 低 学 年と高 学 年 で傷. (105). ***. O 43 0 . ( 55 ). 「3 年 生」. 80 % 以 上 が す り 傷 で あ っ た‐. 7 22 . ・ ( 44 ). 検 定. (1 ) 28 (. る と,「1年 生」 が 682 件 と 最 も多く, 次い で 「6. 「4 年 生」 627 件 ,. 37 4 . ( 1361 ). ( 51 ). 傷 害 . 内科 的 症状 の 発 生件 数 を 学年別 にみ て み. 634 件,. 9 44 . ・ ) ( 1631. ) { 31. 虫さされ. 「2 年 生」 639 件 ,. 低学年 高学年. 雷 ふも 留 日3 , *. 耐傷. で あ っ た (表 1) .. 年 生」 が 680 件,. 体. 77 4 . ・ ) ( 36 35. すり傷. 「捻 挫」 2 6 .. 全. 336. 3 8 7 3 8 7 . .. ) (3 33. ( 137 ). ( 129). 0 100 . ・ ) ( 4694. 6 41 . ・ ( ) 1955. O 39 0 ‐ ) ( 1827. *. *P<0 05 ***P<0 005 ‐ ..
(4) . . 学校行事における応急処置活動 (第4報). 痛」 2件, 「端息発作」 2件などであった‐ 2‐ 運動会で実際に行われた応急処置 94件発生したうち, 種類・競技名・原因・処置者・処置内容に 応急処置が必要な傷害・内科的症状が46 031件の回答があっ た‐ 種類につ いては, 45種類の傷害・内科的症状について ついての質問項目に対して1 の 回答 があ っ た た め, 「創 傷」, 「捻 挫 ・打 撲」, 「鼻 出血」, 「骨 折」, 「眼の 異物」, 「虫ささ れ」, 「頭痛 ・ 腹 痛」, 「貧 血」, 「ア レル ギー 性発 疹」, 「日 射病」, 「興 奮 状 態」 の 11 種 類 に分 け, 競 技名. ・原因・処置者・処置内容・医療機関の利用についてみた. 1) 処置を必要とした傷害・内科的症状 た 3 031件のうち, 9 回答があった1 .9% (968件) は傷害で, 6工 % (63件) が内科的症状であっ ‐ 2 傷害の内容をみると, 「創傷 (すり傷、 きり傷、 とげ、 まめ、 さかむけ等) 」 が8 ‐0% (845件) とほ とん どを 占め, 「捻挫・打撲」 が 表2. 「 が 血 8 ‐1 % (84 件) で, 、 鼻 出 」. 傷 害・内科的症状の原因. そ し て, 1 ‐7 % (18 件) で あ っ た‐ 「骨 折」 ,. 「眼 の 異 物」 ,. % (件). 「虫 さ さ. 創 傷. れ」 が と も に 0 ‐7 % (7 件) で あ っ. が4 ‐4 % (45 件) と 最 も 多 く, 次. り,. 「ア レ ル ギ ー 性 発 疹」 ,. ・その他 の他 ・そ ・騎馬戦 騎馬戦 捻挫・打撲 ・ ・徒競走 ) ・ 徒競走 (n=8 4. 「服. 奮 状 態」 が 0 ‐2 % (2 件) で あ っ た‐. 発 生 した 傷害 . 内科 的症 状の 原 因 を み る と, 競 技 中 が 72 ‐6 % (748. 件) と多かっ たが, 競技タ. ・棒たお し. ) 2 4( 2 .. ) 2( 1 2( 1 .. ‐組体操. ) 1 2( 1 .. ‐その他 ‐ その他. ) 0 7 (9 1 0 7( 1 . .. 3{1 3( 14 ) 1 .. 内. 科. 貧 血. ‐徒競走. 症 状. 中4 ‐8 % (4件) な どであ っ た‐. 症. 応援 競 走 I4 .3 % (12 件) , 競 技 の. 的. レル ギー ア レルギー 的 ァ 性発疹. で は, 騎馬 戦 20 .2 % (17件), 徒. ・競技の応援中 応援中 ・競技の. (4 ) 57 1(4 ‐ .. 総裟時 11 1(5 ) ・ 準備体操時 ‐準備 I ・(5 . ・入場時 ・入場 蹄 ・競技の応援中 ・競技の応援 中. ) 13 3(6 . 9 (4 ) 8 9{4 . ( 9 4 ) 8 9{4 .. ・競技の応援中 2 1 5(1 ) - 2 ) 競技の応援中 5(1 1 .. ) 2 5 0(2 ) 駈 o(2 ‐. 虫さされ (n= 7 ). 競 走 で の 転 倒 に よ る も の で, 騎 馬 戦. 「捻 挫 ・ 打 撲」. ) 9(3 42 ‐. 3( {1 競技の応援中 1 4 ) ・競技の応援中 1 3 1 4 . .. ・騎罵戦 ・騎馬戦. 養 蕊 ) :躍 科号 (n= 8 , ・騎馬戦. 件) な ど で あ っ た‐. 4(め 44 4(勘 .. ・徒競走 疑 ‐鰯. 内. ) 4 8(4 8( 4 .. 中 ‐綴麦の応援中 ・競技の応援. 眼の異物 眼 の異物 =7 (n ) n= 串 (. 「創優れ の53 ‐o% (448件) が徒 7 o %(59 件) , リ レ ー 4 ‐9 % (41 .. 2・ (1 ) ・ 競技の応援中 20 2( ・競技の応援中 7 ‐ ) 3 (12 3( 1 4 ‐ .. ) 4(5 71 4(5 . 3 (1 14 ) .. 害. . 内 科 的 症 状 の 種 類 ご と に み る と,. ) 3 6(30 ‐. 4( 2の 2 4{2 . 7(1 1 ) 4 . 9( ) 9( 09 12 1 ‐. っなひき ‐つなひき ・. ・徒競走 徒賞旋 頭痛‐腹痛 . 頭痛・腹痛 {n=45 ( ). 外. ) 7 0(59 . 9( } ) 9(4 4 1 4 .. ・粗体操. た‐ 競 技 外 で は, 応 援 中 が 5‐6. 技. 0( 448 ) ・競技の応援中 53 0( .. ・徒競走 ・ 徒競走. リ レー 4.o % (4I 件) な ど で あ っ. % (58 件) と 最 も 多 か っ た‐ 傷 害. 競. 骨 折 (n= 7 ). (72 件) あ っ た‐ 競 技 中 で は, 徒. く, 次 いで 騎 馬戦 7 ‐6 % (78 件),. 中. 鼻出血 =18 (n; ). も7 .o %. 競 走 が 45 ‐8 % (472 件) と 最 も多. .騎馬戦 ‐騎馬戦. .組体操. 「日 射. 病」 が と も に 0 ‐4 % (4 件) ,. ・徒競走 .徒鏡走 レー .リ ー . リレ ・つなひき ・ っなひき. 傷. Y. いで 「貧 血」 が 0 ‐8 % (8 件) で あ. (n=845) 傷. た‐ 内 科 的 症 状 で は, 「頭 痛 ・ 腹 痛」. 競. 種 類. 技. 5 (1 ) 12 ‐ ・入場前の緊張 ・ 入場前の緊張 ・体調不良 , .. } 0(1 ) 2 5 0(1 . ( 0 ) 2 0{1 5 1 .. 日射病. .競技の応援中 競技の応援中 .. ) 0(3 75 0(3 ‐. 興奮状態 (n= 2 ). ・徒競走、 .徒競走 ・ リレー. (n= 4). 状 ( = 4) n. 出場の緊張から. 0(2 0。 0 ) 0(2 1。 . ‐. 169.
(5) . . 芝木美沙子・笹嶋 由美. 「骨折」 では, 徒競走71 4 ‐4% (5件), 組体操1 .3% (1件) であった. 「頭痛・腹痛」 では, 準備体操 時 13 .3 % (6件), 徒 競 走 11 ‐1 % (5 件) な どで あ っ た. ま た, 「日 射病」 の 75 .0 % (3件), 「虫 さ さ れ」 の 57 .1 % (4 件), 「鼻 出 血」 の 44 .4 % (8 件) , 「眼の 異物 上 の 42 .9 % (3 件), 「貧 血」 の 25 .0 % (2 件) は, 競技 の 応 援 中 に発 生 して い た‐ ま た, 「ア レル ギー 性 発 疹」 の 25 ‐0 % (1件) , 「皿. 奮状態」 は2件とも徒競走やリレー前の緊張によるものであった (表2). 2) 応急処置の処置者 傷害・内科的症状の処置者の7 9 5 63件) が養護教諭と保健委員, .2% (817件) が養護教諭で, 1 .8% (1 2 ‐9% (30件) が保健委員のみであっ た 傷害・内科的症状別にみた処置者は, 「骨折」, 「貧血」, 「ア レルギー性発疹」, 「日射病」, 「興奮 状態」 は全て養護教諭が応急処置を行っ て いる. しかし, 「創傷」 では7 6 46件) が養護教諭, ‐4% (6 1 8 ‐3% (155件) が養護教諭と保健委員, 3 .6 表3 傷害・内科的症状の処置者. % (30 件) は 保 健 委 員 の み で 行 っ て い た‐ そ し て,. 「捻 挫 ・ 打 撲」 で は 91 7 % (77 件) . ,. % (件). 「鼻. 処 置 者. 出血」 で は94 ‐4 % (17 件), 「眼の異 物」 で は ” 85 ‐7 % (6 件), 「虫 さ さ れ」 で は 71 .4 % (5 件) ,. 種. 類. 養護教諭 灘 教諭. 「頭 痛 . 腹 痛」 で は 91 1 % (41 件) が 養 ‐. 創 傷. 護 教諭 が 行 っ て い た‐ま た,保 健 委員 が 単 独 で 行 っ. 創傷の3 o件) のみであった .6% (3. 傷. 藁 警. 捻挫・打撲 挫‐打撲 傷捻 鼻出血. 3) 発生した傷害・内科的症状の処置 骨 折. どの よう な 処置 を した か で は, 「消 毒」 が 7 9 9件) と 最も多く, 次いで 「ガー ゼ .4% (81 や救急紳創膏で覆う」 58 .0% (598件), 「水. 眼の異物 害. で洗う」 21 .0% (216件), 「軟膏塗布」7 .2%. 虫さされ. 4件), 「冷湿布」 5 (7 1件), 「冷却」 ‐9 (6. 小 計. 4 .0% (41件), 「安静」 3 .4% (35件) など であった.傷害の種類別に処置をみると, 「創傷」. 頭痛・腹痛 内 ・ 科. で は, 「消 毒 し, ガー ゼ や 粋創 膏 で 覆 う」 が 51 31件) と 最も多く, 次い で 「水 で 洗 .0% (4 い, 消 毒 し, そ の 後 ガー ゼ や 粋創 膏 で 覆 う」 19 ‐8 % (167 件) , 「消 毒 の み」 12 .3 % (104. 的. 件), 「水 で 洗い, 消毒」 5 .6% (47件) など. 症 、状. で あ っ た. 「捻挫 ・ 打撲」 で は, 「冷湿 布の み」. が36 ‐9% (31件) と最も多く, 次いで 「冷湿布. 貧 血 アレルギー性. 発疹 日射病. 興奮状態. と 固 定」 26 .2 % (22 件), 「冷 却 の み」 17 .9. %(1 5件)などであっ た‐ 「鼻出血」 では, 「止 血のみ」 が50 .0% (9件) と最も多く, 「止血 と冷却」 が22 .2% (4件) などであった. 「骨 170. 全 体. 小 言 十. 合. 計. O 82 o .. 76 4 .. (845 ). (646). 8 1 .. 関. ( 84 ) 7 1 .. ( 18 ) 0 7 .. ) ( 7 0 7 .. ( 7 ) 0 7 .. ( 7 ). 917. . 戸掛. ( 77 ) 94 4 .. ( 17 ). 養護教諭 覆驚 覇 保健委員. 保健委員. 18 3 . (, ) 1 5 5. 3 6 . ( 30 ). 6O. . 声i ) 0 H( , ,. ( 5 ) 5 6 .. ( 1 ). ( 0 ). ( 0 ). ( 0 ). ( 6 ). ( 0 ). ( 0 ). 71 4 .. 3 14 .. ) ( 5. ) ( 1. 100 0 .. ( 7 ) 85 7 .. ( 0 ). 93 9 .. 78 3 .. 16 7 ‐. 3 1 .. (968 ). (758 ). (162 ). ( 30 ). 4 4 .. ( 45 ) 0 8 .. ( 8 ) 0 4 .. ( 4) 0 4 .. ( 4 ) 0 2 .. ) ( 2. 91 1 .. ) ( 41. 2 2 ‐. ( 1 ). ( 0 ). ( 0 ). ( o ). ( 0 ). ( 0 ). ( 0 ). ( 0 ). ( 0 ). ( 0 ). 100 0 .. ( 8 ) 100 0 .. ( 4 ) 0 100 .. ( 4 ) 100 0 .. ) ( 2. 6 1 .. 93 7 .. ) ( 63. ) ( 59. 6 1 .. ( 1 ). 100 0 .. 79 2 ‐. 15 8 .. ( ) 1031. (817 ). (163 ). ) ( 0 2 9 .. ( 30 ).
(6) . 学校行事における応急処置活動 (第4報) 「眼の 異 物」 で 「冷却 と安静」 が 42 折」 で は, 「固定 の み」 が 57 .9% (3件) で あ っ た‐ .1 % (4件), 「虫ささ れ」 で は, 「点 眼の み」 が28 は, 「洗 眼の み」 が 42 ‐6% (2 件) な どであ っ た‐ ‐9 % (3 件) , 「消 毒 の み」 が28 「軟 膏塗 布の み」 が71 .6% (2件) であ っ た‐ .4 % (5 件) , 「安 静」 が 内 科 的 症 状 の 種 類 別 に 処 置 を み る と, 「頭痛 ・ 腹 痛」 で は, 「早 退」 が 46 ‐7 % (21 件), 「日 射 病」 で は, 「貧 血」 で は, 「テ ン トで 休 養」 が 50 28 .0 % (4 件) , .9 % (13 件) な どで あ っ た‐. 「冷却し安静」 が5 0 .0% (2件) などであった‐ 4) 医療機関の利用につ いて 医療機関を利用 したのは46件で, 傷害は40件, 内科的症状は6件であっ た‐ そのうち 「創傷」 が20件 と最 も多く, 次いで 「捻挫・打撲」 13件, 「骨折」 7件, 「日射病」 2件, 「興奮状態」 2件, 「頭痛・ 腹痛」 1件, 「ア レル ギー 性発 疹」 1件 であ っ た.. 傷害・内科的症状の種類別に利用率を見ると 「骨折」 と 「興奮状 態」 が100 ‐0% (7件, 2件) と最も多 「捻 挫 ・ 打 撲」 の 「ア レ ル ギ ー 性 発 疹」 の 25 く, 次 い で 「日 射 病」 の 50 .0 % (1 件), ‐0 % (2 件),. 3件) であった. その他の傷害・内科的症状は応急処置のみで医療機関は利用していなかった‐ 1 5 ‐5% (1 また, 児童以外の幼児, 父母, その他の人に起こった傷害・内科的症状でも4件が医療機関を利用してい る‐幼児が創傷のため,保護者と医療機関を利用しているほか, 妊娠中の女性が救急車で搬送された例もあっ た‐. 3‐ 応急処置の困難点・改善点 運動会当日の応急処置の困難点・改善点につ いて自由記述で書いてもらっ たところ, 81人から回答 が あ っ た.. 具体的な困難点では, 最も多 かったのが 「傷口の泥を洗い流すための給水所が応急処置をする場所から遠 い」 というものであった‐ その他には, 「内科的症状の場合, 安静に休ませる場所の確保が困難」, 「記録 できないくらい, けがの件数が多く, 他の仕事との掛け持ちではつらい」, 「保護者・幼児のけがが多い」, 「救護テントに保護者が休みにきたりするのでマナーを守って欲しい」 などがあった. 具体的な改善点としては, 「救護テントを適切な場所に設置したい」, 「応急処置に使用する衛生材料の 衛生管理に気を配りたい」, 「応急処置をする人の数を考慮 したい」 などがあった. また, 「屋外での行事 の際に, 携帯電話があれば, 事故の際にいち早く医療機関に連絡できる」 という意見もあっ た. 4. 危険と感じた競技, ケガが多く発生した競技 1) 今回の運動会で感じた危険性 今回の運動会で, けがが多発した競技, あるいは安全性に欠けると思った競技について, 自由記述で書い 2人から回答があっ た‐ そのうち36人は 「騎馬戦」, 34人は 「組体操」 に危険性を てもらっ たところ, 9 感じていた. その他には, 児童の競技としては, 「障害物競走」, 「棒倒し」, 「むかで競争」, 「二人三 脚」 などさまざまなものがあげられていた. また, 父兄参加の競技に危険性を感じている者も多く, 実際に 骨折やアキレス臆断裂などの報告もあった‐ また, 運動会の競技ではないが, グランド状態の悪さ (カー ブがきつい, 砂地で走りにくいなど) を指摘 する声もあっ た.. 171.
(7) . 芝木美沙子・笹嶋 由美. 2) 今までの経験で感じた危 険性 今までの運動会で, 危険が伴い中止した競技や危険性を感じた競技, 事故例について書いてもらったとこ ろ, 5 0人から回答があった‐ そのうち, 17人は 「組体操」 を危険と感じ, 1 0人は 「騎 馬戦」 を危険と感 じていた. その他には, 「棒たおし」, 「障害物競争」, 「むかで競争」 , 「二人三脚」 など今回の運動会 で感じた危険性と同様のものであった‐ また, 異年齢で行う競技では, 低学年が高学年に引きずられて危険 という指摘もあった. 実際に過去に中止した競技と しては, 「騎 馬戦」, 「組 体操」, 「棒た お し」, 「む か で 競争」, 「二 人 三脚」 などがあげられていた‐ 中止した理由は, ほとんどが骨折などけが人が毎年のようにあるためであっ たが, 棒たおしでは, 殴る, 蹴るなど教育的によくないという理由があげられていた 父兄参加の競技も . , 骨折やアキレス臆断裂などがあるという理由で中止されていた‐ 事故例では, 組体操での骨折が多かったが, その他の競技でも骨折などの事故例があげられていた また . , 当日の競技中だけでなく, 練習中の事故や出場待ちの間の事故なども多くあげられていた ‐. W. 考. 察. 1. 運動会で起こった傷害・内科的症状 児童に起きた応急処置が必要な傷害・内科的症状は469 4件発生し, そのうち傷害は9 2 .9%であり, 内科 的症状は7 .1%であっ た. 学年別に傷害・内科的症状の発生率をみると, どの学年も大きな差はなかった‐ 学年毎の傷害・内科的症状の発生率は, 全学年とも 「すり傷」 が最も多く, 高学年よりも低学年に多く発生 していた‐ しかし, 「骨折」, 「打撲」, 「捻挫」, 「突き指」, 「肉離れ」 など整形外科的傷害は 高学 , 年に多く発生していた. これは, 調査の中で養護教諭が危険性を感じる競技と してあげている騎馬戦や組体 操など激しい動きを伴ったり, 転落などの危険性がある競技が, 高学年に多いためと考えられる . 学校における事故は, さまざまな時に発生しているが, 学校行事の中では体育的行事で最も多く発生して )の調査によると 体育的行事での発生率は41%であるが いる. 骨折・捻挫・脱臼事故をみた西種子田4 , . , 年間での体育的行事の時間数を考えると決して少ない数とは言えず, 事故防止に向け努力しなければならな いと考える. また, 傷病者の学年や名前, 処置内容などを記録する応急処置実施記録をとっ ていなかった学校が380 ‐ %もあった.記録をとらない理由として,養護教諭が救護係以タ に他の役割もかねていることや, 「すり傷」 などは競技終了後に一度にたくさんの児童が救護係の所に来ることや, 発生件数が多いことがあげられてい た. しかし, 応急処置実施記録は単なる記録のためだけではなく, 競技と傷害発生の関係をみることなどに よって, 次年度の事故防止のための資料となったり, 日常の安全教育の資料ともなるものである 運動会で . )で は, 応急処置だけでなく, 他の仕事を分担していることもあり, 大変な場合もあると思われるが, 前報5 も指摘したように, 記録用紙を工夫するなどして, 何らかの応急処置の記録は残すべきと考える . 2. 運動会で行われた応急処置 1) 処置を必要とした傷害・内科的症状 発生した傷害・内科的症状の原因となった競技につ いては, 「創傷」 の5 3 1 .0%, 「骨折」 の7 ‐4%が徒 競走の転倒によるもの で, 全体でも徒競走の転倒によるものが45 .8%と最も多かった. 「捻挫・打撲」 で は, 騎 馬戦 が20 ‐2 %, 徒 競 走が 14 .3 % で あ っ た. 「日射病」 の 75 .0%, 「虫さ さ れ」 の 57 .1%, 「鼻 出 172.
(8) . 学校行事における応急処置活動 (第4報) 生 して い た. 「頭痛 「貧 血」 の 25 「眼 の 異 物」 の 42 血」 の 44 .0 %, が, 競 技 の 応 援 中 に 発 ‐9 %, .8 %, た ま た, 「ア レル ギー 性 発 疹」 の25 ・腹痛」 で は13 .0 %, 「皿 .3 % が 開会 式で の 準備 体操 中に 起き て い ‐. 奮状態」 では全てが徒競走やリレー前の緊張によるものであった‐ 運動会では, 事故防止が重視されるが, 前述のように内科的症状では, 精神的なことが疑われる例もあり, 児童の精神面に対する配慮も忘れてはならないことである. また, 運動会の種目は児童の発達特性 (運動的 特性)に基づいて考えられており,事故防止のため万全を期 して対策を講じたにも関わ らず, 予期できなかっ た事故が起こる危険性がある. しかし, 危険だから廃止するということではなく, いかに危険を回避して競 技をするか考えていく べきだと思われる‐ )は次のようなことをあげて 最近学校事故の増加が問題 となっているが, その背景・要因として, 木村ら6 い る-. { 1 }学校設置者等, 教職員に学校事故により子どもの生命や身体の健康・安全が脅かされているという危機 意識がうすいこと‐ ( )学校事故による負傷や傷害は, 憲法, 教育基本法で保障された子どもの教育権=発達権, 健康権が侵害 2 さ れて いる と いう 認識 が十 分 で な い こ と‐. ( 3 }事故・災害には, 必ず原因があるにもかかわらず, 事故を子どもの不注意論, 不可抗力としてとらえる 傾向にあること‐ ( 4 )運動クラ ブ指導における勝敗主義, 精神主義, 非科学的な練習など指導上問題があること‐ ( )校内での学校安全組織はあっても有効な活動として展開していないこと. 5 ( 6 )安全管理主義的で, 児童生徒の活発な遊びや活動を制限・禁止する傾向にあること. 7 ( )教員養成における安全教育がなされておらず教員の安全教育, 安全管理, 安全観が不十分なこと. そして, これらのことから, 事故は増加こそすれ減少することなく, ますます子どもの生命・健康の安全 は保障されないだろうとしている. 事故が起きてからの対策よりも事前のあらゆる事故防止策が不可欠であり, 養護教諭が中心となり, 保健 指導をはじめとした集団的準備が重要であると考える‐ 事前の練習と指導, 精神的援助活動を充分に行い, 児童自らが予防していくことができるよう指導することが必要と考える. 2) 応急処置について 9 児童に起きた傷害・内科的症状の応急処置について見ると, 処置者は7 ‐8%が養護 ‐2%が養護教諭, 15 教諭と保健委員であった‐ これは 「骨折」 などの専門的知識と技術を要する処置については養護教諭が行い, 「すり傷」 などの消毒や紳創膏を貼る処置については保健委員や児童自らで行うようにしているものと思わ れる. ) 学校 行 事の 目標 は, 次 の よう に考 え られてい る7 .. 学校生活に秩序と変化を与え, 集団への所属 感を深め, 児童の心身の健全な発達を図り, 併せて学校生活 の充実と発展に資する体験的な活動を行う‐ ( 1 )行事に積極的に参加させ, 日常の学習成果の総合的な発展を図るとともに, 学校生活を楽しく豊かなも の とす る‐. ( 2 )全校及び学年集団への所属感を深めさせるとともに, 集団行動における望ましい態度を育てる‐ これらのことからも, 全教職員と児童が創り上げる学校行事では, 個々の児童がその役割を果た し, 仕事 に関する責任や他の児童との協力という素晴らしい体験をすることができる. さらに, 「児童は他と比較を したりしながら自らの個性に築く 機会を得, 自らの良さや欠点に気づくことは, 個性の伸長にとって重要な 173.
(9) . 芝木美沙子・笹嶋 由美. 要素とされていることからも, 児童の係活動は大変重要である」 という意見もあった‐ そこで, 救護係にお いても, 専門性や特別な技術がそれほど必要とされない部分は, 係活動の一貫として 養護教諭が支援活動 , を行いながら, 児童が応急処置活動に参加することが考えられる. しかし, 記録や処置の一部を児童が行う のであれば, 事前に充分な指導が必要である. 学校における応急処置は, 「一時的な手当で, 場合によっては速やかに適切な処置をし, 傷病の悪化防止, 患者の苦痛の軽減を図りながら, 医療機関に送るま での緊急なものもあり, また, 軽度のすりきず, 切りき ず, 頭痛, 腹痛など医療機関の受診を必要としないものもある‐ … ・したがって簡単な手当以外の処置 )」 とされている そして 今回の や投薬などは行わないが, 行っても最小限度にとどめることが望ましい8 ‐ , 調 査 で も,最 も多 か っ たの は「消 毒」 の 79 ‐4 % であ り, 次 いで 「ガー ゼ や 救急 粋 創 膏 で 覆 う」 58 .0 %, 「水 で洗 う」 21 ‐0 %な どで あり, 「服 薬」 はな か っ た.. 3. 応急処置の困難点と改善点 応急処置を行う上での困難点として最も多かったのが, 「傷口の泥を洗い流す給水所が応急処置をする場 所から遠い」 というもの であっ た. 池田9が指摘しているように救護テントを給水所の近くに設置できれば よいが, そのようにできない場合もあると思われる‐ その場合には, アウトドアでよく使用している蛇口付 き (出来ればシャワーの方がよい) のポリタンクが便利だと思われる. また, 冷却用の氷は, アイスボック スに入れるなど, 屋外での応急処置活動では, アウトドア用品の活用が考えられる‐ また, 「記録できないぐらいケガの件数が多く, 他の仕事と掛け持ちではつらい」 という者もいたが 記 , 録の必要性と実態を説明し, 応急処置に専念できるようにすべきと考える. それと同時に, 傷害を未然に防 ぐため, 種々の事故防止対策を立てると共に, 児童への安全教育を積極的に行うべきと考える. 4‐ 危 険と 感 じた競技 につ いて. 今回の運動会と今までの運動会で感じた危険性について書いてもらっ たところ, 「騎馬戦」 と 「組体操」 が多くあげられており, 実際骨折などの大きな事故例が報告され, 中止した学校も多かった‐ 最近指摘され ている子どもの身体の発育・発達上の問題や学校の週5日制による指導時間の減少など問題はあるが, ケガ をする危険性があるから, すぐ中止するということではなく, いかに危険を回避して競技するかを考えてい くべきだと思われる. 実際に騎馬戦では, 騎馬が崩れて転倒することによる事故防止のため, それぞれの騎 馬に教師がついて補助することにより, 骨折などの大きな事故がなくなったという学校や, 騎馬戦の方法を 三角帽を丸めた新聞紙で落とすように変更したりして事故を未然に防いでいる学校も多く, 競技の方法や補 助の仕方を工夫することも必要と思われる. 学校の週5日制については, 種々論議されており, 指導要領の見直しが始まったところだが, 学校行事の あり方や必要な指導時間についても充分論議されることが望まれる‐. V. 結. 語. 全道の, 全校児童が250名以上の小学校29 2校を対象に, 運動会の実施状況や傷害・内科的症状の発生状 況, 応急処置活動の内容などについて調査を行ったところ, 次のような結果が得られた. ( 1 )児童に起きた応急処置の必要な傷害と内科的症状は469 4件発生し, そのうち傷害は9 2 .9%, 内科的症 状 は7 .1% であ っ た. 174.
(10) . 学校行事における応急処置活動 (第4報). { 2 )学年別にみた傷害・内科的症状の発生は, 全ての学年で 「すり傷」 が最も多く, 特に4年生以下では, 8 0%以上が 「すり傷」 であった. ( )低学年と高学年で傷害・内科的症状の発生をみると, 「すり傷」 は低学年に多く, 「骨折」, 「打撲」, 3 「捻挫」, 「突き指」, 「肉離れ」 など整形外科的傷害は, 高学年に多く発生していた‐ これは, 騎馬戦や 組体操などの競技が高学年に多 いためと考えられる. ( 4 )種 類 ・ 競 技名 ・原 因・処 置 内 容 につ い て 回答 の あ っ た 1031例 につ い て み る と, 93 .1 ‐9 %が 傷害 で, 6 「 の ‐1% であ っ た‐ % が 内科 的症 状 で あ っ た‐ な か で も, 「創 傷」 が82 ‐0% と 最 も多く, 次 いで 捻挫・打 撲」 8 { 5 )原 因 とな っ た 競 技 で は, 徒 競走 に よる もの が 45 .6 % な どであ っ た. ‐8 % と最 も多く, 次 い で 騎馬戦 の 7. また, 応援中などの競技外での発生も7 .0%あった‐ 5 6 ( )応急処置の処置者は79 .9%が保健委員のみで ‐8%が養護教諭と保健委員で, 2 ‐2%が養護教諭で, 1 あり, 係活動の一貫として, 児童が応急処置に参加していた. 7 )医療機関を利用 した傷害・内科的症状は46件あり, そのうち40件が傷害であった. { ( )応急処置で感じている困難点・改善点では, 「給水所が遠い」 という者が多かった. また 「けがの件数 8 が多く, 他の仕事との掛け持ちではつらい」 という者もいた. 9 ( )危険性を感じた競技としては, 「騎馬戦」 と 「組体操」 が多くあげられており, 骨折などの事故例も多 く, 中止した競技としても多かっ た‐ 以上のことから, 運動会は競技の安全」性について充分に考慮していても, 活発な身体運動をともない, 多 性があることがわかったが, 事故には必ず原因があり, くの人が見ている緊張から思わぬ事故が起こる可能」 予防不可能な事故はまずない. 従っ て, 事前の練習と指導, 精神的援助活動を充分に行い, 児童自らが予防 していくことができるよう指導することが重要と考える. 応急処置が必要な傷害や内科的症状が発生した際 には, 養護教諭の専門的知識と技術により迅速かつ適切な処置を行うことはもちろん, 応急処置の実施記録 をとり, それを次年度の事故防止や応急処置活動に生かし, 専門的立場からの資料とすることが望まれる‐ 稿を終えるにあたり, 本調査に快く御協力を賜りました養護教諭の諸先生方に深く感謝いたします. また, 平成7年度本学卒業生の細谷優子, 藤井友貴の諸嬢の協力に感謝いたします‐. 班. 1) 平沢茂:学習指導要領における学校行事の変遷. 文. 献. 2「 4学校行事」, ぎょうせい, 1 小林一也・熱海則男編 「新学校教育全集1. 14, 1995.. 2) 文部省:小学校指導書 特別活動編, 東山書房, 57 - 59, 1989. 1 1 5 - 126, 1996. 7( ) 3) 芝木美沙子他:学校行事における応急処置活動 (第3報) -運動会での事前準備-, 北海道教育大学紀要4 ,1 の 2 1- i34, 1988‐ 4) 西種子田弘芳:学校における事故発生とその措置過程に関する調査, 鹿児島大学教育学部研究紀要教育科学編は ,1 5) 前掲書 3) 6) 木村龍雄・野崎なぎさ:学校管理下における事故・災害の実態に関する調査研究-昭和60年度, 高知県下小学校・中学校児童生 27 - 142, 1987. 3 9 ) 徒を対象として-, 高知大学教育学部研究報告第1部{ , 1 7) 前掲書 2). 5 2. 85. 3, 19 8) 全国国立大学附属学校養護教諭部会: 「学校における救急処置」 の手びき, 東山書房, 2 9) 池田哲子:ヘルスライ ブラリー27. 84. 15, 1 9 学校行事の保健管理と指導, ぎょうせい, 1 175.
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