中国の大学生の愛着スタイルが友情の質に与える影響に関する
青年心理学的研究
楊 洋 浅 川 潔 司 ( 兵 庫 教 育 大 学 ) 福 井 紫 帆梶 原 由 貴
南 雅 則 (豊中市教育センター) (兵庫教育大学附属小学校) (宝塚市立長尾中学校) 本研究は、大学生の愛着スタイルと友情の質との関連を検討することを目的とした。中国の大学生253名(リj性56名、女性 197名)を対象に質問紙調査を行ったO成人の愛着スタイルを測定するために、見J合てられ小安と親'/I}'↑牛の同避の 2つの下位 尺度から構成される成人愛着スタイル尺度が用いられた。また、友情の質を測定するために、「活正直の共有JI対立と哀切り」 「相互信樹JI気遣い」の4つの下位尺度から構成される友情の質尺度を用いた。その結果、見捨てられ不安が「活動の共有j 「対立と裏切りJ
I相互信頼jと関連しており、綿密性の同避が「活動の共右J
I対立と裏切りjと関連することが明らかに された。これらのことから、見捨てられ不安と親密性の回避が強いほど、友情の質に影響を与えていると考えられる。また、 友情の質は心理的適応、学校適応、と関連していると考えられるので、大学今の安箱スタイルである見捨てられ不安と親密性 の回避という情緒的な問題を改善することが友情の質、ひいては適応に影響を及ぼすと考えられる。 キーワード:成人愛必スタイル、友情の質、見捨てられ不安、親密性の凶避、心理的適応、学校適応、 楊 洋:兵庫教育大学大学院・学校心理・発達健康教育コース院生,干 673-1415 兵庫県加束市卜久米942-1, E-mail:[email protected] 浅川潔叶:兵庫教育大学大学院・発達人間教育専攻教授,干 673-1494 兵庫県加束市下久米942-1, E-mail:[email protected] 福井紫帆:豊中市教育センター・カウンセラー,干 673-1494 兵庫県加東市十久米942-1, E-mail:[email protected] 梶原由貴:兵庫教育大学附属小学校教諭,干 673-0552 兵庫県三木市志染町中自由が任2-404-2 E-mail:[email protected] 南 雅 則:宝塚市す長尾中学校・教諭,干 665-0868 兵庫県宝塚市中山荘園 3-10 E-mail:nanchangenki@ni抗y,com30 学校教育学研究, 2013,第25巻
An A
d
l
e
s
c
e
n
t
P
s
y
c
h
o
l
o
g
i
c
a
l
S
t
u
d
y
o
f
t
h
e
E
f
f
e
c
t
o
f
t
h
e
S
t
y
l
e
o
f
A
t
t
a
c
h
m
e
n
t
on Q
u
a
l
i
t
y
o
f
F
r
i
e
n
d
s
h
i
p
i
n
C
o
l
l
e
g
e
S
t
u
d
e
n
t
s
i
n
C
h
i
n
a
Yang Yang, Kiyoshi Asakawa
(的ogo University01"Teacher Education) Shiho Fukui (Toyonaka Ciか Centerfor Education) Yuki Kajiwara (母ogo University oj苛Teac伽 Education) Masanori Minami (Nagao Jr..High Schoo!) The present study was p1anned to investigate the re1ationships between college student's attachment sty1es and their quality of
由 巳 仕iendship.Participants were 253 Chin巴secollege student (56 ma1e and 197 fema1e). Adult attachment sty1e were measured
by the adu1tattachment scale which is consisted of“Anxiety about relationship" and“Avoidance of intimacy'¥The合i巴nds油hi中P
q
伊ua札1itysca1e is c∞ons日ISはte吋d0ぱf“噌Sharほe0ぱfa泌ct札l刊Vlty句:“M釦u同a叫1trus凶1'¥
“ Anxi悶etηyabout r陀ela抗州tlOn叫sS叶shi巾p勺“rel瓜atedto" Share of aωctl引VIt守y",“恥f旬ut制ualtrus坑t“ and" Conf1ict and Betrayal". whereas“ Avoidance from mtunacy“re1ated to"Share of activity" and“Conf1ict and Betraya1." Those五ndingsindicated that students who showed higher scor巴on“Anxi巴tyabout re1ationship" and“Avoidance from intimacy" had a 10wer quality of f1守iendship.The friendship quality
were related to psychological a司justmentand school adjustment. So we need to address the problem of“Anxiety about relatio nship" and "Avoidance from intimacy'¥
Key Words: Adult attachment sty1e, friendship quality, Anxiety about 1巴1ationship,Avoidanc巴fromintimacy, psycho10gica1
adjustment, school adjustment
Yang Yang : Graduate Schoo1 of Schoo1 Education, Master's Program in Schoo1 Psycho10gy, Hyogo University of Teacher Education, 942-1
Shimokume,Kato-city,Hyogo 673-1415 Japan
E-mai1: youyo耐[email protected]
Kiyoshi Asakawa : Professor, Deve10pm巴ntof Schoo1 Psycho10gy, Hyogo Univ巴rsityof Teacher Education, 942-1 Shimokume, Kato-city,
Hyogo 673-1415 Japan.
E-mai1: [email protected]
Shiho Fukui : Counse1or at Toyonaka City Center for Education, 942-1 Shimokume, Kato-city, Hyogo 673-1415 Japan
E-mai1: [email protected]
Yuki Kajiwara : Attached Elementary School, Hyogo University of Teacher Education, 2-404-2 JiYuugaoka, XiJimiTyou, MiKi-city, Hyogo 673-0552 Japan.
E-mai1刊zutachis巴@yahoo.co.jp
Masanori Minami : Takatsukasa Junior High Schoo1, 3-10 Nakayamashoen, Takarazuka-city, Hyogo 665-0868 Japan.
問題と目的 80wlby (1969)によれば、愛着 (attachment)とは, 人が特定の他者との聞に築く緊密な情緒的な結びつきで あるO 彼の愛着理論によれば、乳幼児は社会的、精神的 発達を正常に行うために、少なくとも一人の養育者と親 密な関係を維持しようとするO すなわち、安心感を獲得 するために養育者との近接性を保とうとするO 愛着に関する研究は、幼児を対象としたストレンジ・ シチュエーション・テスト (Strange Situation Test,以 下 SSTとする、 Ainsworth, 81ehar, Waters, & Wa,1l 1978)によって飛躍的に発展したO Ainsworth ct.al(1978)は 養育者との分離場面にお ける回避行動と再会場面における抵抗行動の組み合わせ パターンの違いに従って,乳幼児の愛着の質を大きく、 回避型、安定型、抵抗/アンビ、パレント型の3つに分類 しているO 青年期・成人期の愛着研究においては、個人の愛着ス タイルを測定し、それと個人の環境への適応性や対人関 係の質との関連を調べる研究があるO たとえば、愛着ス タイル尺度を用いた Hazan& Shaver(1987)の結果で は、愛着スタイルという概念が青年・成人期においても 十分に適用可能で、あることを示しており、愛着行動は乳 幼児期のみではなく、その後の人生を通して全般的に機 能することを示唆していた(金政, 2007)0 その後日本では、詫摩・戸田(1988)、戸田(1991) が成人期の愛着研究をおこなっているO 彼らは Hazan& Shaver(1987)の三つの愛着スタイルの記述を18の項目 に再構成し、成人期の愛着スタイルを別々に測定したO
また 8atholomew & Horowitz (1991) はHazan & Shaver(1987)の尺度を受けながらも、愛着スタイルを Bowlby (1973) の 理 論 に 基 づ き 、 Relationship Questionnaireを開発したoBowlby (1973)の愛着理論 とは内的作業モデル(IWM) である。 IWMは,自分は 他者に愛される価値を持っかという自己の IWM、他者 は自分を受容してくれるかという他者の IWMの 2次元 から捉えられ,そのバランスによって IWMの性質の違 い を , 愛 着 ス タ イ ル と し て 類 型 化 し う るO そ こ で Batholomew & Horowitz(1991) は Bowlby (1973)の 理論に基づき、青年・成人期においても自己ならびに他 者への期待や信念という「自己モデルj、「他者モデル」 の愛着2次元から解釈可能であるとの見解を示した。彼 女たちは、自己観と他者観がそれぞれポジテイブかネガ テイブかにより四つの愛着スタイル(安定型、拒絶型、 とらわれ型、恐れ型)を構成するモデルを提出した。そ の後、 8rennan, K.A., Clark, C.L., &Shaver, P. R. (1998)によって、理論的に「自己モデル」に対応する “見捨てられ不安"と、「他者モデル」に対応する“親 密性の回避"の二次元が見出された。 Bowlby (1973)による内的作業モデルでは、人生の 初期に対人関係の基本的な形が形成され、後の人生の対 人関係の原型として影響を及ぼすとされたO また、 Brennan et,al(1998)によると、 “見捨てられ不安"と は、他者に見捨てられることへの不安、その関係を維持 しうることへの不安であり、 “親密性の回避"とは、他 者との親密さの回避や他者に心を開くことの拒否であるO そして、親密な対人関係中で、特に友人関係は個人の意 志によって選び、作れる関係であるといわれる(遠矢、 1996)0友人関係が成立するまえに、友人選択という行 動があると考えられるが、友人選択は、自己認識や友情 に対する認識と緊密に関わっているように臣、われる。と ころで畠山 (2009)によると、友情とは「友人関係にお いて、相互の信頼関係を基礎として生まれる、愛着、尊 敬、共感といった感情的結合のこと」であるO しかし、 この友情が最も重要な意義を持つのは青年期とされる。 というのも、友人の存在が情緒的な安定を生み、青年の 安心感の形成に資するからであるO 日本では仲間や友だち、友情についての研究は多い (例えば、本郷, 1994;岡, 1999) 0これらの研究では、 英語の peerを仲間、 friendを友人、 best仕i巴ndを親友と 翻訳して、欧米と同じような親密な同年齢の関係を扱っ ていると考えてきたO 中国の友情や友人観についての研究もある。高木・黄 (1995)が大学生の対人態度の性差を調査した結果によ ると、中国の大学生では、「信頼・感情jの傾向は男子 の方が女子よりも高いが、「孤独j は男子よりも女子の 方が高い。つまり、友人関係の中に男女のそれぞれが友 人に対する満足感が違うことが示唆された。友情が友人 との「感情的結合jだとするならば、友人関係の変化は 友人との感情的な結合にも変化をもたらし、ひいては友 情そのもののあり方にも関係してくると考えられるO こ の文脈においては、友人関係という親密な対人関係、つ まり、友人関係の持ち方が友情の質に影響を与えること も明らかとなった。 一方、詫摩・戸田(1988)によると、安定型の愛着を 有する個人はこのような対人関係の中に「幸福」、「友愛j、 「信頼」などの情緒を感じやすいと考えるのは妥当であ ろう。また、回避型とアンビ、パレント型の個人は恋愛と 友人関係の中で、相手となかなか親しくなれないし、親 しそうにふるまわれることを迷惑と感じやすいことが明 らかになった。 また、 Bowlby (1973)の愛着の内的作業モデルによ ると、仲間との相互作用が乳幼児期から存在し、その後 の仲間関係に影響を与えると示唆された。そこで、青年 期の友人関係が、それ以前の母子関係の影響を受けてい る先行研究も数多くある。たとえば、久保田(1995)は 大学生を対象として対人関係の内化モデルの発達を検討
3
2
学校教育学研究, 2013,第25巻 するための調査を行い、子どもの頃を回想した母親との 関係と、他者との関係を求める親和傾向との関連性を検 討したO 親和傾向の下位尺度を検討した結果、友人との 親密性を求める傾向が低い学生は、親密性を求める学生 に比べて思春期に母親に対する拒否・軽蔑の得点が高い ことが示された。青年期の愛着スタイルと友人関係にお ける適応性との関連についての研究結果(金政2
0
0
7
)
によると、青年期の愛着スタイル次元の親密性の回避が 高い場合は、対人関係でネガティブな感情を経験しやす く、また、相手の心理状態をうまく察して、その場に応 じた適切な行動をとることが難しくなると考えられるO そこから青年期の愛着スタイルが友人関係に影響を与え ることも示された。 これまでの研究において、友人関係に対しても愛着を 求める傾向があることや、青年期の友人関係は成人での 対人関係の質や心理的な幸福と関連していることがわかっ た。そして、友人関係の問題が学校適応に対して影響を 与えるということも明らかにされている(大久保,2
0
0
5
)
0
また、仲間受容性と友情は両方とも青年の自尊感情と心 理的な適応感の改善には影響がある(
P
a
r
k
e
r
&
A
s
h
e
r
,1
9
9
3
)
0
このように、青年期の友情の質は適応感の1
つ の部分を考慮すると、本研究において、青年期の愛着ス タイルが友情の質に及ぼす影響を検討することは意義深 いものであると言えるであろうO そこで、本研究ではこれまで主として乳幼児期の親子 関係(特に母子関係)において用いられてきた愛着理論 を中国人大学生にも適用し、中国の大学生の友情の質に 与える影響を検討するO その際、青年期の愛着スタイル と友情の質との関連をより明らかにするために、愛着ス タイルの二次元である「見捨てられ不安」と「親密性の 回避」を用いて、それと友情の質との関連を検討するこ ととした。 方 法 調査対象:中国の海南省のA大学の学生2
5
3
名(男子5
6
名、女子1
9
7
名)が研究協力者として本研究に参加し fこO 質問紙:本研究においては、次の二つ尺度が使用された。 ①一般他者を想定した愛着スタイル尺度 青年・成人期の愛着の二つの次元である「見捨てられ 不安J
(18項目)と「親密性の回避J
(12項目)を測定す るために本尺度が中国語に翻訳されて使用された。本尺 度はB
r
e
n
n
a
n
,C
l
a
r
k
&
S
h
a
v
e
r
(19
9
8
)
が開発したT
h
e
E
x
p
e
r
i
e
n
c
e
s
I
n
C
l
o
s
e
R
e
l
a
t
i
o
n
s
h
i
p
s
InventorγTh
巴G
e
n
e
r
a
l
i
z
e
d
O
t
h
e
r
V
e
r
s
i
o
n
に基づくものであり、中尾・ 加藤(
2
0
0
4
)
によって日本語に翻訳されたもので、中尾・ 加藤(
2
0
0
4
)
によってその妥当性は検証されているO 反 応は「非常に当てはまるJ
(4点)、「かなり当てはまる」 ( 3点)、「少し当てはまるJ
(2点)、「まったくあては まらないJ
(1点)の 4件法で回答が求められた。 ②友情の質尺度 中国人青年の友情についての態度を測定するにあたっ ては、P
a
r
k
e
r
&A
s
h
e
r
(19
9
3
)
によって作成された友情 の質尺度が中国語に翻訳されて使用されたO 翻訳したの は、中国語と日本語の理解ができる心理学専攻の大学院 生であった。本尺度は、「信頼と思いやり」、「もめごと の解決j、「対立と裏切りJ
、「ヘルプとガイダンスj、「仲 間とレクリエーション j、「親しい交流jの6つの下位尺 度からなり、計4
0
項目で構成されていた。反応は「非常 に当てはまるJ
(4点)、「かなり当てはまるJ
(3点)、 「少し当てはまるJ
(2点)、「まったくあてはまらない」 (1点)の4件法で回答が求められた。 要因計画:青年・成人期の愛着スタイルの二次元であ る「見捨てられ不安j と「親密性の回避j を独立変数と し、友情の質を従属変数とし、 2(性)x
3 (青年・成人 期の愛着スタイルの水準)の2要因計画に基づいて分析 することとした。 手続き:授業の聞の休み時間を利用して集団場面にお いて本調査は実施された。研究者からの教示として、1) この調査は学校の成績とは無関係であること、 2)個人 の秘密は守られること、 3)回答したくない人は回答し なくてもよいという権利があること、 4)調査内容は研 究の目的にそってのみ使用されることが伝えられた。 結 果 l、各尺度についての因子分析の結果 ①友情の質の測定尺度の因子分析結果 友情の質測定尺度において、今回は大学生の友情の質 を測定するために、友情の質を測定する尺度(
4
0
項目) に対し、有効回答者(
2
5
3
名)の回答に基づき、主因子 法、プロマックス回転による因子分析を行った。因子負 荷量.40とし因子の解釈をした結果、解釈可能な4因子2
6
項目が抽出され、第一因子を「活動の共有j、第二因 子を「対立と裏切り j、第三因子を「相互信頼」、第四因 子を「気遣い j と命名されたO 全体のα=.86
,第一因 子がα
二.
8
9
,第二因子がα
二.
8
3
,第三因子がα
二.
7
5
,第 四因子がα
二7
2
であった(
t
a
b
l
e1
参照)0 ②一般他者を想定した愛着スタイル尺度の因子分析結果 青年期の一般他者を想定した愛着スタイルを測定する ために、一般他者を想定した愛着スタイル尺度(
3
0
項目) に対し、有効回答者(
2
5
3
名)の回答に基づき、主因子 法、プロマックス回転による因子分析を行ったところ、 明確な2つの因子が得られた。また、 2つの因子聞の相 聞は.
0
9
と、ほほ直交していた0 2因子がほぼ直交していたので、主因子法、パリマッ クス回転による因子分析を行ったO 因子負荷量.40としtablel大 学 生 の 友 情 の 質 尺 度 の 因 子 分 析 結 果 〈 主 因 子 法 ー プ ロ マ ッ ク ス 回 転 〉 第 一 因 子 「 活 動 の 共 有 」 α=.89 B-12い つ も 昼 ご は ん を 一 緒 に 食 べ るo B-14煩 雑 な 事 を よ く 互 い に 手 伝 うo B-26い つ も 物 の 貸 し 借 り を す る 。 B-15お 互 い の 思 い を 共 有 す る 。 B-23問 題 を 解 決 す る た め に 、 ア ド 、 バ イ ス を く れ るO B-7お 互 い の 家 に 行 き 来 す るo B-9い つ も 休 み 日 寺 聞 に 一 緒 に 遊 ぶ 。 B-11私 た ち が 喧 嘩 を し て も 、 簡 単 に 仲 直 り で き る 。 B-24私 に 起 こ っ た 不 愉 快 な 出 来 事 に つ い て 相 手 に 話 す 。 B-33い つ も 一 緒 に 楽 し い こ と を す る 。 B-28特 別 な 好 意 を お 互 い に 持 っ て い る 。 第 二 因 子 「 対 立 と 裏 切 り 」 α=.83 B-22よ く 言 い 争 い を す る 。 B-18よ く 相 手 を 困 惑 さ せ る 。 B-27よ く 喧 嘩 を す る 。 B-17私 の 話 を ぜ ん 一 ぜ ん 聞 い て く れ な い 。 Bー19よ く 他 の 人 に 私 の 悪 口 を 言 うo 第 三 因 子 「 相 互 信 頼 」 α=.75 B-3お 互 い の 存 在 に 重 要 性 と 特 別 性 を 感 じ さ せ て く れ る 。 B-2プ ラ イ ベ ー ト な 事 に つ い て 話 す 。 B-5悲 し い こ と を お 互 い に 話 す 。 B-4私 に と て も 賢 い と 言 っ て く れ る 。 B-6も し 他 の 人 が 私 の 悪 口 を 言 っ て い た ら 、 私 を 守 っ て く れ るo 第 四 因 子 「気遣い」 α 7 2 B-36も し 相 手 が 私 を 傷 つ け た ら 、 謝 っ て く れ る 。 B-34遊 ぶ と き に 良 い ア イ デ ア を 出 し て く れ る 。 B-35い つ も 私 た ち の 問 題 に つ い て 話 し 合 うo B-37物 事 を 成 し 遂 げ る た め の 良 い ア イ デ ア を お 互 い に 出 す 。 B-40お 互 い に 怒 っ て い る と き 、 そ の 解 決 策 を 話 し 合 う 。 二 乗 和 累 積 寄 与 率 因 子 相 聞 第 一 因 第 二 国 第 三 圏 第 四 国 子 子 子 子 753 .142 750 .026 729 .045 635 .037 581 -.082 576 ー 081 558 ー 034 553 -.075 547 -.128 526 -.192 433 .092 152 -.053 016 054 -.057 880 747 703 681 570 138 .019 140 .079 188 -.041 -.209 .131 -.047 ー 034 -. 255 ー 124 295 . 149 028 . 163 081 ー 189 070 .113 7.06 28.99 E 3.52 9.96 E -.177 036 115 132 027 205 154 083 073 063 242 051 079 036 029 040 721 589 573 543 520 167 -. 225 -.022 E 022 115 5. 23 3.89 E -.076 ーー064 .004 .029 .038 .006 . 011 .006 .086 . 171 .049 ー012 .013 .021 .043 .019 -.078 . 125 .067 . 157 244 660 .636 .562 .541 .422
w
4.32 2.47w
-.355 .697 .613 E ー 181 - 147 IIIw
45234 学校教育学研究, 20日,第25巻 table2一 般 他 者 を 想 定 し た 愛 着 ス タ イ ル 尺 度 の 因 子 分 析 結 果 { 主 因 子 法 ー パ リ マ ッ ク ス 回 転 ) 第 一 因 第 二 因 共 通 子 子 性 第 一 因 子 「見捨てられ不安」 α 8 7 A-30私 は 一 人 ぼ っ ち に な っ て し ま う の で は な い か と 心 配 す る 。 A-28私 は 、 見 捨 て ら れ る の で は な い か と 心 配 だ 。 A-12私 は 人 に 自 分 の こ と を 好 き に な っ て も ら う こ と が で き な か っ た ら 、 私 は き っ と 気 が 動 転 し て 、 悲 し く な っ た り 腹 が 立 っ た り す る 。 A-26私 は い つ も 、 人 が 私 に 対 し て 抱 い て い て く れ る 気 持 ち が 、 私 が 人 に 対 し て 抱 い て い る 気 持 ち と 同 じ く ら い 強 け れ ば い い の に な ぁ と 思 う 。 A-17私 は 、 人 に も っ と 自 分 の 感 情 や 自 分 た ち の 関 係 に 真 剣 で あ る こ と を し め さ せ よ う と し て い る の を 感 じ る 二 と が と き ど き あ る 。 A-25私 は 誰 か と 付 き 合 っ て い な い と 、 何 と な く 不 安 定 な 気 持 ち に な る 。 A-21私 は 、 知 り 合 い を 失 う の で は な い か と け っ こ う 心 配 し て い るO A-18私 は 、 知 り 合 い が 私 の 二 と を ほ っ と い て 自 分 ひ と り で 何 か を す る こ と が 重 な っ て く る と 腹 が 立 ってきてしまう。 A-11私 は 、 私 が い て ほ し い と 望 む ぐ ら い に 人 が そ ば に い て く れ な い と 、 い ら い ら し て し ま う 。 A-10私 に は 、 人 が 私 に 対 し て 好 意 的 で あ る と い う 二 と を 何 度 も 何 度 も 言 っ て く れ る 二 と が 必 要 だ 。 A-4私 が 人 の こ と を 大 切 に 思 う ほ ど に は 、 人 が 私 の こ と を 大 切 に 思 つ て な い の で は な い か と 私 は 心 配 する。 A-8私 は 、 人 が 必 要 な と き に い つ ま で も 私 の た め に い て く れ な い と い ら い ら す る 。 A-23私 は 、 い ろ い ろ な 人 と の 関 係 に つ い て 、 非 常 に 心 回 し て い る ロ A-14人 に だ め だ な あ と い わ れ る と 、 自 分 は 本 当 に だ め だ な あ と 感 じ る 。 A-9私 が あ ま り に も 気 持 ち の 上 で 完 全 に ひ と つ に な る こ と を 求 め る が た め に 、 と き ど き 人 は う ん ざ り し て 私 か ら 離 れ て い っ て し ま う 。 A-13私 が 親 密 に な り た い と 望 む ほ ど に は 、 人 は 私 と 親 密 に な り た い と 思 っ て い な い と 私 は 思 うo 第 二 因 子 「親密性の回避」 臼 73 A-15私 は 人 に 心 を 開 く の に 抵 抗 を 感 じ る 。 A-16心 の 奥 底 で 何 を 感 じ て い る か を 人 に 見 せ る の は ど ち ら か と い う と 好 き で は な い 。 A-3 * 私 は 、 心 の 奥 底 に あ る 考 え や 気 持 ち を 人 に 話 す こ と に 抵 抗 が な い 。 A-6私 は 人 と あ ま り 親 密 に な ら な い よ う に し て い る 。 A-27私 は 人 と あ ま り に 親 密 に な る こ と が ど ち ら か と い う と 好 き で は な い 。 A-1* 私 は 比 較 的 容 易 に 人 と 親 密 に な れ る と 思 うo n U 7 ' n u p o p o n d A 斗 凋 斗 組 斗 4 l p o n U 内 d a u k d ハ U n u n u 凋 斗 n u p o nnunHua 斗 c o p o p o 642 I -.031 .414 606 I . 003 . 367 7 ' n H U 4 l n u t l q L 4 3 3 8 5 9 n u t l 内ζ η ζ n U 4 1 一 一 。 d a 斗 内 , L n u c O F 0 6 5 5 0 3 3 0 0 n u d n u η〆 -n , ι 内 ︽ υ A 斗 ハ U 咽 l 内 d q u Q d ハ U 4 1 4 1 0 0 F o n o q L η ζ 4 1 F O F O K d 511 497 450 427 005 .261 284 .327 172 .232 253 .246 416 171 .202 062 187 245 142 084 121 内 4 1 E 守 j q u k J V つ J V R U Q U Q d q u t E t E K U 凋 斗 q o q 乙 つ L っ ι 0 8 0 1 6 5 凋 斗 a u o o a u k d n 斗 マ ' P O E U a 斗 a 斗 a 斗 ※*1まi主車!ji工貢目 ニ 乗 和 累 積 寄 与 率 5.14 2.28 7.42 23.37 10.35 33.72 table3愛着スタイル下位尺度見捨てられ不安水準の性と群の友情の質得点平均値及び
s
o
性 活動の共有 対立と裏切り 相E
信頼 気遣い 群 N 円lean SO 打lean SO 円lean SD 円lean SD 男 15 30目40 6目42 6目67 2.41 13.00 2.59 12.80 2.83 L 見捨てられ不 女 69 33.09 6.31 6.51 2.11 13.42 2.65 13.46 2.63 安 男 19 29目63 5目33 7目84 2.79 12.32 2.16 13目84 2.06 M 女 64 32.28 6.56 7.17 2.32 13.63 2.93 12.80 3.19 男 22 30.50 4.45 10.86 3.19 14.36 2.06 13.82 2.77 H 女 64 33.88 5.84 8.55 3.06 15.03 243 . 13.45 2.44table4愛着スタイル下位尺度親密性の回避水準の性と群の友情の質得点平均及び SD 性 活動の共有 対立と裏切り 相
E
信頼 気遣い 群 N 打lean SD 打lean SD 昨lean SD 昨lean SD 男 11 30.91 6.77 L 親密性の回 女 62 34.92 6.60 避 男 22 31.27 5.19 M 女 75 33.71 5.79 男 23 28.78 433 . H 女 60 30目50 5.62 因子の解釈をした結果、解釈可能な2因子22項目が抽出 され、第一因子は「見捨てられ不安j、第二因子は「親 密性の回避」と命名された。愛着の全体尺度の日二.84, 見捨てられ不安はα=.87,親密性の回避は α=.73であっ た (table2参照)0 2、青年期の愛着スタイルと友情の質の関係 上述の分析結果に基づき、一般他者を想定した愛着ス タイル尺度の二つの下位尺度ごとに、それぞれの平均値 とS.D.に基づいて、各スタイル高得点群 (H群、平均得 点十1/2S.D以上)と得点低群 (L群、平均値-1/2S.D未満)、 及び中間群 (M群、 H群と L群の中間)の3群に分類 された。青年期の一般他者を想定した愛着スタイル各下 位尺度別の性と水準別の友情の質得点平均と標準偏差は table 3、table4に示す通りであった。そこで友情の質測 定尺度の各下位尺度得点を従属変数、性と一般他者を想 定した愛着スタイル尺度の各下位尺度得点水準を独立変 数とする 2(性)X 2 (見捨てられ不安、親密性の回避)の 2要因分散分析を行った。 性と「見捨てられ不安j による友情の質の分散分析の 結果において、「活動の共有j には、有意な性の主効果 が見られ、女性群の得点が男性群より有意に高くなって いた (F(1.247)二10.01,p<. 01)0I
対立と裏切り」に は、有意な水準群の主効果が見られ (F(2.247) = 22.33, p<. 001)、下位分析の結果、 L群キ M群 < H群という 関係で有意差が認められたO 性の主効果も有意 (F0.24 7) =6.95, p<. 01)であり、女性群より男性群得点が顕 著に高くなっていた。「相互信頼」には、群の主効果が 見られ (F(2.247)二8.04,p<. 001)、 L群キ M 群 < H 群という関係で有意差が認められたO 性の主効果も有意 (F(1.247)二4.06,p<. 05)であり、男性群より女性群 の方が著しく高くなっていた。「気遣いjには、主効果 及び交互作用も有意ではなかった。 性と「親密性の回避」による友情の質の分散分析の結 果において、「活動の共有j には、主効果が見られ (F (2.247)二5.42,p<. 01)、下位分析 (Tukey法、以下も 同様)、 L群キM群> H群という関係で、あることがわかっ た。そして、有意な性の主効果も見られ、男性群より女 7 .09 6.47 8.41 7 .60 9.78 8.07 2.98 13.45 2.16 12.73 3.16 2.05 14.97 2.30 13.23 2.79 3 .66 13.14 2.43 14.32 2.37 2.72 14.12 2.83 13.67 2.68 2.92 13.39 2.51 13.22 2.33 2.87 12.88 2目73 12.73 2.84 性 群 の 活 動 の 共 有 得 点 が 顕 著 に 高 く な っ て い た (F(1.247)=8.61, p<. 01)0I
対立と裏切り」得点には、 主効果が見られ (F(2.247)二7.40,p<. 01)、下位分析 の結果、 L群< H群という関係で、有意差が認められた。 性の主効果も有意 (F(1.247)二5.85,p<. 05)であり、 女性群より男性群の得点が有意に上回っていたが、愛着 スタイルと性の交互作用は有意ではなかった。「相互信 頼」と「気遣い」には、いずれの主効果及び交互作用も 有意ではなかった。 考察 性差について 上記の結果から、青年期の愛着スタイルの下位尺度ご とに見ると、「見捨てられ不安j水準でいえば、活動の 共有と相互信頼においては、男性群より女性群の得点が 有意に高い、女性のほうが男性よりも友だちのことを信 頼し、よく一緒に食事をし、活動を参加することといえ る。女性より男性の方が対立と裏切りの得点が有意に高 い傾向にあるともいえるO 長沼・落合(1998) は、青年 期の向性の友達との付き合い方においては、男女の差異 として、女性は同性の友人と密着した関係を持つ付き合 い方をし、男子はありのままの自分といった内面を同性 の友人に表出せず心理的距離を取り、互いに分離した関 係を持っているという。つまり、女性は友人関係の中で 友だちと一緒に活動をとり、お互いのことを信頼する付 き 合 い 方 を 取 っ て い る と 考 え ら れ る 。 ま た 、 金 政 (2007) によると、女性が見捨てられ不安は葛藤の高さ と関連するO 今回の結果は、女性より男性の方が対立と 裏切りを有意に高い傾向にあるともいえる。 親密性の回避水準では、男性群より女性群の方が活動 の共有を有意に高い傾向にあるといえるO 女性より男性 の方が対立と裏切りを有意に高める傾向にあるとも言え るO 丹羽 (2002) によると、男性は他者から分離し、自 律的に行動することが多く、女性より対人関係への志向 性が低い傾向にあるO 女性は対人関係への志向性が高く、 親密な関係を形成、維持しようとする傾向にあるO つま り、男性は他者に依存せず、自律的な行動が主体となり、36 学校教育学研究, 2013,第25巻 女性よりも友人との心理的距離が大きいため、友人への 親密性を形成しようとせず、気を遣うことが少ない、活 動の共有が少なくて対立と裏切りの行動が多いと思われ るO 愛着スタイルと友情の質との関連について 青年期の愛着スタイルの下位尺度ごとに見ると、「見 捨てられ不安」水準でいえば、その低群、中群より高群 の方が友人間の対立と裏切りは有意に高いということが わかった。この結果については、見捨てられ不安水準の 高い学生群は友だちのことをうまく理解できなくて対立 と裏切りの行動が起こりやすい。そこから見捨てられる ことへの安定的な情緒を持つためには対立と裏切りを低 めて友情の質を高める必要があると考えられるO この点 については、詫摩・戸田(1988) が成人の愛着スタイル と対人関係との聞には関連があることを示唆しているが、 安定傾向の高い人は「幸福j、「友愛
J
I
信頼jなどの情 緒を体験しやすい。また、見捨てられ不安と関係満足度 との聞には関連があることを示しており、この結果は、 恋愛関係で、の愛着スタイルと関係満足度が関連するとす る金政 (2007)の見解と一致するO また、青年期の愛着スタイルの下位尺度「親密性の回 避j水準でいえば、その高群より中群、低群の方が活動 の共有は有意に高いということが明らかになった。そし て、その低群より高群の方は友人の聞の対立と裏切りが 高いということも明らかになった。 Mikulincer (1998) によると、愛着次元の「親密性の回避」の高さは、対人 関係での敵意や怒りの感じやすさと関連することを報告 されていた。つまり、「親密性の回避jが高い場合、対 人関係でネガテイブな感情を経験しやすく、また、相手 の心理状態をうまく察して、その場に応じた適切な行動 を取ることが難しくなり、対立と裏切りのようなことを 起こりやすいと考えられるO 金政 (2007)によると、愛 着次元の親密性の回避が高くなると、友人との関係の親 密さ自体を基本的に低く評定する傾向がある、もしくは 友人と親密な関係をうまく築けていないという可能性を 示唆するものであったと言えるO つまり、親密性の回避 が高い大学生は友人と親密な関係をうまく築けていない から、活動の共有も低くなるO 逆に、友人に対する対立 と裏切りが高くなることを明らかにした。一方、詫摩・ 戸田(1988) は回避傾向やアンビパレント傾向の高い人 は親しそうにふるまわれることを迷惑に感じやすいと言 うが、上述の結果は詫摩・戸田 (1988) と金政 (2007年) の見解を支持するものともいえるO 親密性の回避は、友 人とよい関係を結べなくてうまく交流が取れない状況で あるため、活動の共有が少なくなる、友人を信頼できな いため、対立と裏切りの行動が多くなるという本研究の 結果から、友人を信頼して心を聞いて親密関係を回避し ないことは対立と裏切りの行動を低めて親密な友人関係 が形成されることにつながると考えられる。 まとめにかえて 青年期の友情と仲間受容性は青年の自尊感情と心理的 適応感の改善には影響を与える (Parker& Asher, 1993)0 友情は対人関係の中の一部分と考慮すると、大学生の心 理適応感を改善するために、友情の質を高めることが必 要である。つまり、友人関係において関係への不安と友 人に対する親密性の回避という情緒的な不安と回避感情 を改善すると、友情の中の活動の共有や相互信頼も高く なり、対立と裏切りというネガテイブなことも減らすこ とになり、友人の聞の友情の質を高めることが可能だと 考えられる。 今後の課題 本研究では、大学生の愛着スタイルと友情の質との関 連を明らかにしたが、その愛着スタイルの二次元である 「見捨てられ不安」、「親密性の回避」という情緒的な問 題をもっ大学生に具体的にどのように支援し、改善する のかを明らかにする必要があると思われる。 引用文献 Ainsworth, M. D. S., Blehar, M.C., Waters, E., & Wall, S. 1978 Patterns of Attachment. Hillsdale, New Jersey: Lawrence Erlbaum Assoc.45-64. Batholomew, K., & Horowitz, L.M. 1991 Attachment styles among young adults: A test of a four-category model Journal of Personality and Social Psychology 61 226-244 Bowlby, J. 1969 Attachmentandloss, Vo1.l : Attachment. NewYork: Basic Books. Brennan, K. A., Clark, C.L., & Shaver, P. R. 1998 Self -report measurement of adult attachment:an integrative overview. InJ.A.Simpson & W. S.Rholes (Eds.) Attachment theory and close relationships. New york:The Guilford Press Pp.46-76. 遠藤利彦 2005 愛着理論の基本的枠組み数井みゆき・ 遠藤利彦(編著) アタッチメント:生涯にわたる杵 ミネルヴァ書房.Pp.1-31. 畠山 寛 2009 共感を基礎とした社会性発達の検討: 思いやり攻撃友情(自主シンポジウム a7) 日本教 育心理学会総会発表論文集 51, S50-S51. Hazan, c., & Shaver, P.R. 1987 Romantic love concep tualized as an attachment process. Joumal of Personality and Social Psychology, 52, 511-524. 本郷一夫 1994 仲間関係 日本児童研究所(編) 児童 心理学の進歩 1994年 版 金 子 書 房 Pp.227-253. 金政祐司 2007 青年期の愛着スタイルと友人関係にお ける適応J性 と の 関 連 社 会 心 理 学 研 究 第22巻第 3号,274-285. 加藤 司 2001 対人ストレス過程の検証教育心理学研 究 49,295-304. Klinger, E. 1977 Meaning and void:lnner experienc巴 and the incentives in people's lives. Minneapolis : Uni versity of孔1innesotaPress Mikulincer, M. (1998). Adu1 at ttachment style and indi -vidual differences in functional versus dysfunctional experiences of anger. Journal of Personality and Social Psychology, 74, 513-524 久保田まり 1995 アタッチメントの研究一内的ワーキ ングモデルの形成と発達 川島書房. 中尾達馬・加藤和生 2004 一般他者を想定した愛着ス タイル尺度の信頼性と妥当性の検討 九州大学心理学 研究, 5, 19-27. 長沼恭子・落合良行 1998 向性の友達との付き合い方 から見た青年期の友人関係 青年心理学研究, 10, 35 -47 丹羽智美 2002 青年期における親への愛着が友人関係 に及ぼす影響:環境移行期に着目して 名古屋大学 大 学 院 教 育 発 達 科 学 研 究 科 紀 要 心 理 発 達 科 学 49, 135-143. 岡 隆 1999 友人関係 日本児童研究所(編) 児童 心理学の進歩 1994年 版 金 子 書 房 Pp.l59-186. 大久保智生 2005 青年の学校への適応感とその規定要 因 青年用適応感尺度の作成と学校別の検討教育心 理学研究, 53, 307-319. Parker, JG., & Asher, SR. 1993 Friendship and friendship quality in middle childhood:Links with peer group ac -ceptance and feelings of loneliness and social dissatis -faction. Developmental Psychology, 29, 611-621 Simpson,J.A. 1990 Influence of Attachment style on romantic relationship . Joumal of Personality and Social Psychology,59,971-981. 高木秀明・黄銃芳 1995 日中青年の自己意識、対人態 度、親子関係に関する比較研究(共著) 横浜国立大 学 教 育 紀 要 第35集巻(頁 1-18) 詫摩武俊・戸田弘二 1988 愛着理論から見た青年の対 人態度一一成人愛着スタイル尺度作成の試み一一東京 都立大学人丈学報第 196号, 1-16. 戸田弘二 1988青年後期における基本的対人態度と愛 着スタイル:作業仮説 (workingmodels)からの検討 日本心理学会第52回大会発表論文集 27 戸田雅子 2004 青年期の登校回避感情について一対人 関係及びパーソナリティの視点から 名古屋大学大 学院教育発達科学研究紀要,心理発達科学 51,312 -314. 謝辞:本研究を遂行するにあたって、データ収集にご協 力いただいた海南師範大撃の唐玲先生に心より感謝致し ます。 (2012. 8 .29受稿, 2012. 11.19受理)