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蔬菜の結球に関する生理, 発育学的研究 第7報 : 秋播ハクサイの摘葉処理が還元糖 ・ 非還元糖及び澱粉含量に及ぼす影響

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(1)Title. 蔬菜の結球に関する生理, 発育学的研究 第7報 : 秋播ハクサイの摘葉 処理が還元糖 ・ 非還元糖及び澱粉含量に及ぼす影響. Author(s). 佐々木, 勝治. Citation. 北海道学芸大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 11(1・2): 85-1 00. Issue Date. 1960-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5723. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 1巻 第1号 第1. B. 北海道学芸大学紀要 (第二部). 昭和35年8月. 疏菜の結球に関する生理, 発育学的研究 第7 報. 秋まきハクサイの摘葉 処理が還元糖・非還元糖 及び澱粉含ー 量に及ぼす影響 佐. 々. 木. 勝. 治. 北海道学芸大学旭川分校農業研究室. Ka iSa tu j saki: Physiological and deVeloPmental studies on the head formation of some vegetables. Par[ 7.. 0n the ef fect fl so eafthinning on the reducing sugar, non-reducing sugar and starch contents in. the. βγαssacα PB励7 2の2sZs RuPer , sown in autumn,. 前報において, 秋まきハクサイの結球過程において, 各葉片中の還元糖, 非還元糖および澱粉 含量と結球との間に密接な関係のあることを報告した. また結球期に外葉, および中葉の摘葉 処. 理による各葉の中肋部における渉透圧についてしらべ, その結果結球現象と各葉の摘葉 処理によ. り結球現象に影響がみられたこと を報告した. そこで本研究においては, とくに摘業処理による ハクサイの中肋部における還元糖, 非還元糖, およ び澱粉含量の変化について追求した結果, 結 球現象と直接関係のあることが明らかにされたので報告する,. 本研究を行なうに当り, 北海道大学農学部田川隆教授, 並びに北海道学芸大学旭川分校生物学 教室沢田義康助教授よりいろいろ御援助を受けたことに対して深 甚なる謝意を表する.. 供試材料並びに実験方法 1) 供 試 材 料 〆鯛 P疎勿 釧s 〆 供 試 材 料と し て は, 前 報 と 同 様 βγαs s s Rupr.. ・ク サイ) の 一 品 種 で あ る 「松. 島交配新一号」 を用いた. 2) 処 理 方 法 前 報 に準 じ て 9 月28日 ま で 育 成 を 行 な い, つ い で10月 4 日次の如く各種の状態で 葉を摘葉し , ,. 三実験区を作った, まず, 同一程度に生育したものを120株選び, 外葉, 中葉の全葉数の1 / 3摘葉 1 したものを1 摘葉区とした / つぎに 外葉, および中葉の全葉数の半数を摘葉 し/ 3 2摘葉区とした, . また外葉および中葉の全部を摘葉した全葉摘葉1 式を設けた, 3) 測 定 方 法 各実験区にお ける測定は前報に準じて行なった. すなわち抱合している葉を内葉とし, 外側の 葉を外葉とし, 内葉と外葉の中間の葉 を中葉とし, 測定個所はこの三葉について, 前報と同様な. 方法で中肋部の表側, 裏側について還元糖, 非還元糖, および澱粉含量 を測定した, 一 85 「.

(3) . 続菜の結球に関する生理, 発育学的研究. 実験結果及び考察 1 / ) ハクサイ葉i 3摘葉区における還元糖, 非還元糖, および澱粉含量 の変化.. / 3摘 葉 処 理 を 行 な い 2 週 間 後 の10月18日 に, 生 育 中 の ハ ク サ イ に つ い て10月 4 日, ハ ク サイ 葉 の1. 力部の表, および裏側の還元糖, 非還元糖, および澱粉含量に ついて測定した, このハクサイ 中自 /計商葉処理区の各葉 の珍透圧の消長について報告したが, その結果 各葉の中肋の渉 前報において1 透圧は対照区と殆ん ど変化のない傾向を認め た. 本研究においてま ず外葉における還元糖含量を の蓄積含有がみられた, みると (第1図参照) , 対参区と同様, 表 側は裏側に比して多 量の還元糖 しかし対照の場合と同様, 結球開始にと もない還元糖含量は次第に減少的傾 向がみられ たが, し かし対照区に比して還元糖含量には少量 の減退がみられた. このことは内葉 の結球葉の新生, 或 いは伸長に よる結果であると 考えられるが, この還元糖含量 の減少が対照に比して, 少量の移動 転流にす ぎないことを示すものである, したがって結球の完了期においても対照に比して少量の 還元糖含量 の増量がみられた. かくの如く, 結球開始期の還元 糖の減少, およ び, 結球完了期の 還元糖 の増量がいずれもが対照区のそれに比して少量にと どまることは, 理解に難くない. また. 前報にも報告した如く, ハクサイ の結球時における重量および, 結球の状態と 密接な関係がある も の と 思 わ れ る.. -◎ ◎----. 25. 8 Xー. 察 1@. 坪殉参髭縁側. . . . 寺葡蒙処鐸区の外壕に於ける形免鞄舎琴の卿ヒ. つぎに中葉におけ る還元糖含量は (第2図参照) , 結球開始とともにハクサイの中肋部に還元 糖 様に還元繕含量に減退的傾向が 球の進むと共に対照と同 含量の顕著なる増 大がみられた, 以後結 みられたが, 対照に比して, 結球開始期に急増 がみられたことは, 摘薬処理と関係あるこ どく考 えられる. つぎに内葉の還元糖含量についてみると(第3図参照)中葉と同様結球開始期におい て中肋部に 還元糖 の増量がみられ た. 結球度の進むにともなって還元糖含量に減退的傾向がみられたが,表, 裏側の間に 対照に比して大なる差を示した. このことは, 摘葉処理の影響の ごとく考えられる. つ ぎに非還元糖含量につい てみると, まず外葉 では対照区の場合と同様に 結球 開始とともにハ. クサイ 中肋の非還元 糖の分解移動がみられるが, さらに結球の進む にともなって次第に減退を 示 / 3摘薬処理 した. しかし対照区における外葉に比していず れも急激な減少を示した. このことは1 による影響によるものと思われる. すなわち結球 の進むに伴・って外葉中助から 中, 内葉への移動 転流が顕著に行なわれた結果と して非還元糖の減退がみられたもの と思われる. 中葉, および内 - 86 -.

(4) . 佐 々 木. 勝. 治. 選 允 縫 合 量. ー8 2【. 土に28. 23. 30. メエ6. 第2図 夢商縫 鴨島幕 於 通じ精合 勘勤ヒ. ぶO. 澱Y た 糖 合20 せ. ′ ◎′. ・ ◎ \ - --- 、、-- 、、 ◎----. \. \◎. 〇一一「〇 中榊部表側 ◎---◎ 中岡瀞裏側. 0 ′. 駆【28. 第5. 回. 30. 23. x階. 溺[6. 日. 耳. ナも還 元精 省量の獅 ÷ 癌 葉処 理 乱の内 帯方1. 葉の非還元糖含量は, いずれも対照区のそれと殆んど差異のない傾向がみら れた. つぎに澱粉含量の消長に関し, まず外葉についてみると (第4図参照) , 結球の進むに ともなっ 1 て / 商葉処 理区では対照区に比して顕著な減退がみられた / 3摘葉によ り外葉より内 , この現象は1. 葉への新組織形成材料として転流物質の相対的負担量が対照区に比し 大であるためと 思われる . 一 87 一.

(5) . 蕗菜の結球に関する生理, 発育学的研究. しかし結球 の完了する時期に なるとこの新 組織形成材料の転流も低下するため , 再び澱粉含量の ・ び非還元糖の場合と全 およ 還元糖 蓄積増加がみられた. しかもこ の澱粉の総含量 の点からも, , の差は少量であ 対照区に比してそ る含量は 結球完了する時期におけ 理によって く同様に摘葉処 , ぼすものと思 び球葉重量に影響を及 った. 摘葉にもとづくこ れらの事実がハクサイ の結球, およ われる。 澱 つぎに 中葉についてみると (第5図 参照) , 外葉の場合と同様 に, 結球が開始 されると次第に. 粉含量は 減少する傾 向がみられた が, 結球が進むとともに再び澱粉の蓄積 がみられた. るが, 結球 つぎに 内葉では (第 6図参照) , 対照区と同様に 結球開始とともに澱粉含量は減退す の進むにともなって, 再び増大蓄積する, さらに11月 6 日の結球完了時には, さらに澱粉 の減退 がみられた. 2 ) 1 / 2摘葉処理におけ る還元糖, 非還元糖, および澱粉含量の変化 , ma. 澱 粉 含 髪. 1 ノ ◎--★⑩ 巾物多ず諺膜. ◎、 、. 、、 、、. ‘. 30. 8 X-. 霊28. . 8 ×ー. 23. 0. ‘-◎. 虹6. 6 Xi. - 88 -.

(6) . 佐 々. 木. 勝. 治. . 澱 粉 参 事. ◎--- ‐ -◎. 中甥恋の窪 誓偏り . ) - ◎、 \ ^ /◎ -/ 、 \\ // ′ ′ 〆 〆 \ -◎ -ー メ - ---メ ‐〆“ . . 甑28. 8 X1. 2う. 50. 貫6. この処理区は前報と同様, 外葉, 中葉の各葉 の合計薬数の半数 すなわち11枚を外側より摘葉 , した実験区である.. まず外葉にお ける還元糖についてみると (第7図参照) 対照区および1 /司商葉処理区では結球開 , 始時には, 還元糖 含量は, 急激に低下したが,1 摘葉処理区の / 外葉では急増がみられ 2 , かつ対照 および1 / 3摘葉の中葉と同様な傾向がみられた. このことは摘葉 処理により外葉とはいうものの, 実際には中葉に該当し, したがって中葉と同様な還元糖の転流 をみたものと思われる しかし結 . 球が進むに ともなって, 還元糖含量は急減を示 すが 結球の 完了時期には 再び増量蓄積がみられ , た. すなわち, 外葉に位置するが, 実際には 中葉と殆んど差異のない行動を示し したがって対 , 0「ー「○ 40. 還 元 糖 舎 童. 中 自力音素 偏り. . 、・ “ 、 、 、 ・ , 、 . ′ ′′ -、、 ′′ ′ 、、、 . ′. 、、. 0. 溺6. 茅7図 せず締 拠理登の夕僻 泳げぅ選 爵 略 解}量の変化. 、. 一 89 -.

(7) . 端菜の結球に関する生理, 発育学的研究. 照区 の外葉の如く結球開始に際し, 外葉からの還元糖の転流をみることなく結球が進むも のと思 われる, しかし結果的には, 結球状態に極めて顕著な影響を及ぼすものと考えられる. つぎに 中葉における還元糖含量について みると (第8図参照) , 結球開始までは, 還元糖の増量 1 ご / しかし 次第に減少した がみられたが, 結球の進むマ ともなって, 3摘葉処理区, および対照区 . にみられたような, 結球完了にさいして 中肋部の還元糖の増加蓄積は 認められなかった.. 還 元 糖 合 量. ・◎、 ◎-------- -. ○「「0 中物部裏町 ◎……◎. 題【 29. ◆. 弊8 図. 力卸 裏 側 中自. ・ ×78. 23. 30. 潔:6. 月. ナき還 湖 解 撮り勧ヒ す 塙 葉処 理 伍の中葉- 於,. つ ぎに内葉における還元糖含量について みると (第9図参照) , 結球開始時までの還元糖含量の 12摘葉処理による結 / 増加蓄積は, 対照区およ び1 3摘葉処理区に比して少量であった. このことは /. 果, 外葉よりの還 元糖含量の移動, 転流が殆ん どみら れない結果, 増量蓄積がおこらないことに / / 3摘葉処理区の よるものであろう. このことは前述の如く,1 2摘葉処理区の外葉が, 対照および1 中葉 と殆んど同様な還元 糖および非還元糖の消長を示すことを考えあわせると, 対照および1な摘. 葉処理区の外葉の還元糖は主として 内葉へ移動して結球 の充実をみるものの如く考えられる. つ ぎに結球が完了する時期では, 再び増量蓄積がみられた. しかしこの時期における結球 の大きさ は, 結球開始期における 内葉の還元糖含有状態に左右されるところ大きいと考えられる. / 3摘薬処理 つぎにi扇商業区における非還元糖についてみると, まず外葉では, 対照区, および1 区の場合と異なり, 結球開始とともに非還元糖の急激なる分 解移動がみられた. このことは結球 商業処理による外薬 の非還元糖の分解, ついで還元糖として 内薬への移動 J の進展にさいして, リ2 に関係するものと考えられる, つぎに中葉についてみると, 外葉と殆んど同様な傾 向がみられた. すなわち結球開始とともに. 非還元糖含量 の急激なる分 解, 転流が行なわれ, かつその程 度も対照区に比してさらに顕著であ / った. この傾 向は結球が進むにつれて, 対照区および1 3摘葉処理区の場合と 同様, あるいはさら の分解さらに内葉への移動 このことは非還元糖 に顕著な減退がみられた. , 転流が結球現象と直 接的な関係を 有するものの如く思われる, - 90 -.

(8) . 佐. 還 た 掩 愈 量. . 々 木. 勝. 〆 〆◎、 - - ・◎ .◎ -------. . 0 2 広 8. 事 図. 治. 〆 . 〇トー「O. 一則 中 潮音戸長. ◎… …-◎. 糊力きP裏 鱒. xlg. “. 2う. 日. 30. 葛万. 音 堵繁処理区の内葵L ぬけラ還元縫合量)変化. つぎに内葉についてみると, 結球の開始に際して急激な る非還元糖の分解がみられた . これは 対照区および,1 / 3摘葉処理の外, 中葉の場合と全く 同様に, 結球開始とともに非還元糖の分解が 急激に行なわれ, その分解産物が内葉にお ける結球葉の生長および肥大に 利用さ れるものと思わ れ る,. つぎに澱粉含量の変化についてみると (第10 11 12図参照) まず外葉 中葉 内葉では , , , , , ,何 れも対照区, および1 / 3摘葉処理区 と殆んど同様な 頃向がみられた, すなわち結球開 始とともに , 澱粉含量の減退, すなわち分解転流がみられその結果 結球葉の生長および肥大が おこな われる ,. 0---○中恥部表側 ◎…- -◎中物部裏側. ◎、 、、. ・、 . 会 /0. . -⑩、\ 、 --- --- \ ◎. -′◎ \\ 一一〆--〆-. . 0. 題:28. 第′o 図. ヱー 8. 23. 日. 30. X Z6. 日. 古庵窯処理法〆鼠 し於す 総務乞易 , る の魂礼 「 91 -.

(9) . 筋菜の結球に関する生理, 発育学的研究. 0一一〇中中部表側 . ′ ・ 「~、 、、\ ′′ ~ γ. 翻、 、. . IX28. . 30. 23. Xi8. 日. 係// 図. 貫6. 臼. 古橋塾処輝』 中豹余け る驚怖多寡の魂山 ね部規則 0--「0中日 ′◎ 〆′ \ / ◎、‐- 、、、‐ ----------◎. 30. 23. X1 8. 第′2回. 、 、◎. 目. 紅6. 日. ね孫K槍鵜殿絡&髭の噴礼 古鋪聾処理 』、 / / 2摘葉処理による 各葉中の澱粉含量には, 対照区に比して 3摘菜および1 ものと考えられる. また1 量が結球現象に, 関係あると 顕著な差 異はみ られなか った. これらのことから, 各薬中の澱粉含 係するも のと思われる, 思われるが, しかしそれは, 還元糖および非還元糖を通 じて間接的に関 き 鑑にお ける還 元糖, 非還 元糟および澱粉含量の 変化, 3) 外葉, 中葉の全摘 葉処ま (第13図参照) 外葉およ び中葉の全葉を楠 薬処理した実験区において, まず外葉についてみると べき部分であり, 葉色も淡白色を示 この外葉は 対照区 の内葉に相当する葉で, 将来結球薬とな る す葉 であることは 前靴に報告 した如くである. が 還元糖含量は, 対照区の まず還元糖についてみると, この外葉は 内葉に相 当する葉である , - 92 -.

(10) . 佐 々 木. 易 多 彩 珍 妥. 勝. 治. ーー-------- 檀鯵 \. 30. 23. X- 8. 第′3 回. 笈6. 日. 日. 全 集癒鴫犯擢於の外蕊K袴 同量調雄琴の種脆. 還 ぇ 掩 全 量. o「÷「〇 中 勅書ァ表側 、. ・ 、 ・ 、 、 、 、 、 、. . ′ ′ ′ / ′ ′ / ′ ′ ′ ′ ′ 、 ′ . Xi 8. 非ノ 4園. 3. 30. 目. 日. 食滞常霞処理邑の特に於 お還 蒔重合「勧 奨ヒ ,. 内葉に比して低い値がみられた. しかし対照の外葉では, 結球開始と共に急激な増量を示 した. すなわち内葉への転流がみられたが, この全葉処理区では, 結球開始とともに緩慢な増加を示し た. しかしこの場合の傾向は, 対照区,1 / / 2 3摘葉処理区における内薬および中葉と殆んど , 及び1. 同様な傾向を示し, 真の外葉にお ける如き傾向はみられたかった. しかも1 / / 2および1 3摘葉処理区 一 93 -.

(11) . 蔵菜の結球に関する生理, 発育学的研究. では, この結球開始時期における還元糖の含有量によって結球現象が左右されるごとく考えられ / た. すなわちこの実験区の外葉 の還元糖含量は1 / 2 3摘葉処理区およ び対照区の内葉および中葉 ,1 1 のそれに比して/ 2程度の含有しかみられなかった. 実際問題としても, この外葉は本来 結球葉で. あり, 結球現象に直接関係するものである点から考えれば, この外葉の結球開始期における還元 糖の含有量の多寡によって結球に影響するものの如く考えられる. 結球が進むとともに減少する / / が, ついで再び還元糖の増加蓄積がみられたが, この点は1 3摘葉処理区 の場合と異なる. 2および1 これらの事実は, 結球葉の生長, およ び肥大はおこな われるが, 物質の移動は行 なわれずむしろ 逆に増加蓄積することを示すものである. / 2摘 つぎに中葉の還元糖含量の消長については (第14図) に見る如くである, この中葉は本来1 / / 葉処理区の内葉に相 当する葉であり, 結球が 開始されると1 2摘葉処理区では, 還元糖の 3および1. 蓄積がみられ, 結球の準備が示された のに反して, 本処理区の中葉では 急激なる減少がみられた, / しかし結球の進むにともなって, 再び増加蓄積がみられた. しかしこの還元糖の増加蓄積も,1 2摘 葉, 及び1 / 3摘葉処理区の内葉の蓄積量に比して極めて多 量であった が, このことは, 外葉および 中葉の全葉を摘葉した結果によるものと考えられる.. また内葉においても第15図に示すごとく, 中葉と殆んど同様な消長を示し, 結球開始とともに 急激な減少によ り内葉の生長および肥大が行なわれるものと思われる, その後内葉 内に還元糖の. 急激なる蓄積がみられた, 他の処理区では, かくの如き顕著な還元糖含量の増大はみられず, 本 / / 処理区 の特徴でもある如く考えられるとともに, 一方ではこの蓄積は,1 8摘葉処理区, 2摘葉,1 および対照区の結球開始期に相当するものの如く, この増量は, 結球生長のためのエネル ギー源 として蓄積されたものであろう,. 還 元 糖 合 量. ◎」---- ′ --、‐1静′′. ◎ …-◎ 中勅部裏 側. Xー 8. 23. 月. 30. 日. 募 姑 図 仝紫キ 坐 静 処理肌の内義ド渓サ3還元掩d変ず - 94 -.

(12) . 佐 々 才t 勝. 治. つぎに非還元糖の 含量についてみると外葉では, 結球開始とともに分解転流がみ られた この , 傾向は,1 / 2摘葉処理区にお けるものと同様であって, 結球のために分解, 転流が 行なわれるもの と 思 われ る,. つぎに中葉および内葉の 生育初期における非還元糖含量は, いずれも対照区と処理区との間に 殆んど差異がみとめられなかった. しかし, 結球開始 とともに急激な分解転流が 行なわれた , つ ぎに 澱 粉 に つ い て み る と 第16 , 17, 18図 に 示 す ご と く, 外 葉, 中 葉, 内 葉 の い ず れ も 対 照,. 1 / / 2および1 3摘葉 処理区の場合と同様な傾向がみられ, 全葉摘葉処理による顕著な相違 はみられな かった. かかる結果よ り澱粉含量は結球現象に直接的な影響 は及ぼさないものと思われる .. ◎…- -◎ 編鴫虚剣. ◎- - -、、-、 、、⑩ -・、 、、、 、. 0. 寛28. 笈6. 日. 目. 第/6回. 30. 23. x,8. 全慕繍菟処理凪の弁髪) く於能 搬漸名覆の魂ル 0--「0中軸部滋切 ◎-- - -◎中物部夏例. ◎、 、. 0. -◎ ÷ワ8〆 〆- \. 、、 ′′ ◎. O. 区28. 第/7 図. 30. Z3. X1 8. 日. 亙6. 日. 金菟繍熱処理色の中葉) くぬう る癖防毒号の霞に - 95 -.

(13) . 疏菜の結球に関する生理, 発育学的研究. 、・ 、. \・ 、、、 、\. ′/. \. 〆 一一. \. ◆ / 〆〆. ⑩. 覆 70. 30. 23. 第′β 回. 瓦う. 日. 目. 灯熱々槍 尚 激論を易の変化 全淳 ・ ,繍規処槻法の. / / 2摘葉処理における 各葉片中の還元糖および非還元 以上の結果を総合す れば,1 3摘葉, および1 糖と結球現象は, 密接な関係がある ごとく 思われる. すなわ ち, 結球完了時における各菜中肋部 / / 2摘葉処理区 3摘葉処理区, ついで1 の還元糖および非還元糖含量は, 対照区が最も多く, ついで1. の順を示し, 結球の状況と 各葉中肋部の還元 糖, および非還元糖含量の蓄積量と密接に関係する 1 / 2 ものの如く考えられる. しかし全葉, 摘葉処理区は, 他区の結球充 実期に いたり,1 , ん摘薬処 理区およ び対照区に比して, 極めて顕著 な還元糖の増加がみられ, ついで結球の開始がみられる 点か ら, 還元糖およ び非還元糖の分解転流は 結球現象と関連あるものと思われる. 女. 1) 2) 3) 4) 5 ) 6 ) 7) 8) 9) 10) 11 ). 献. 渡辺頴二 : 農業及び園芸,30,809(1955),. 1950) 伊藤秀夫 ・加藤 徹 : 農業及び園芸,25 . ,771( 19 51 6 8 6 2( び 2 ) 芸 農業及 園 ・ -- : 一『 . , , 195 7) 33( 宮崎義光 : 農業及び園芸,32 . ,9 19 58 ). 佐々木勝治・沢田義康 : 北海道学芸大学紀要,( 1958) -- : 農業電化期報 上期号,6( . 9) 195 : 北海道学芸大学紀要,9,86( 而ー . 1959 ) 佐々木勝 治 : 北海道学芸大学紀要,10( . 1959 ) 一【 : 北海道学芸大学紀要,10( . 19 59 ) -- : 北海道学芸大学紀要,10( . -- : 北海道学芸大学紀要.. - 96 -.

(14) . . 佐 々 木. 勝. 治. 〆が. 。. . { 7 rも ぎ. . 3. . 輪〆 ′. 三 食. 。き. A. . -- 轟轟. 義 馨 葛 議 謝意r 寒妥鑓 掴灘 聾. 灘誠一. . . . . ごつ ▲1 き ‐ ′′ 〒 曳か れ 1r . 」 イ ▲ ′ 料 「巡警8. 一 97 一. 膿も 麟 熱 粛睡 , 繕 芦繍 謝 - . . . . . . .

(15) 蕗菜の結球に関する生理, 発育学的研究. “ 勲 ご ・ き 濯 ぎ ; 謙 遜 鷺 .き 耀 導欄 き 凄騒 nぎ U 〆. , ” y ノ . 一 98 一.

(16) たふ. . 木. 治. 麟 蝋 灘 搬 撒 1 薦醗酵灘轍 . . 霧 園 鰍 . 総. . 圭 . ・ 一. … ・ i … 協 明 . . . ノ ′ * ′ ‘ ′ , . ・ . 、 . ′ ′. . ′、 ′. . . ‐ “ 港. リム n乙 ー. 一 99 一.

(17) . 疏菜の結球に関する生理, 発育学的研究. 写 9 月2 8日 9 月2 8日. 真. 説. 明. 結球開始前の生育状態, 結球前の球葉内部の状態.. 10月 4 日 摘葉処理時の生育状態, 10日4月 摘葉処理後の状態. 10月18日 10月18日 8 9 節 11. 12. 全葉摘葉処理2週間後の生育状態. 全葉摘葉処理2週間後の球薬内部の状態,. / 10月18日 1 2摘薬処理2週間後の生育状態. 10月18日 1 / 2摘葉処理球葉内部の状態. 10月18日 1 / 3摘滞処理2週間後の生育状態.. 10月18日 1 / 3摘薬処理2週間後の球葉内部の状態, 10月23日. 全葉摘葉処理3週間後の生育状態.. 全葉摘葉処理3週間後の球葉内部の状態. 1 10月23日 / 2摘葉処理3週間後の生育状態. 昆 10月23日 1 / 2摘葉処理3週間後の球薬内部の状態, 15 / 10月23日 1 3摘葉処理3週間後の生育状態. 節 1 10月23日 / 3摘葉処理3週間後の球葉内部の状態, ” 12 全葉摘薬処理の生育比較. 10月23日 1 / 3 , ,/ / / A-全葉処理. B-1 3摘葉処理, 2摘葉処理. C-1 路. 10月23日. 1〔 X ) 一 1 0月30日 イハ ーリ 10月30日 ?ハ】D V. 全葉摘薬処理4週間後の生育状態,. 全葉摘葉処理4週間後の球薬内部の状態. 1 0日 / 10月3 2摘葉処理4週間後の生育状態, I乙 ( - 10月30日 1 / 2摘葉処理4週間後の球薬内部の状態, ハ( !Z】】 1 10月30日 / 3摘葉処理4週間後の生育状態. ?父】U 1 10月30白 / 3摘葉処理4週間後の球葉内部の状態,. ?A” 12 全葉摘葉処理区に於ける生育比較, ‐ 10月30日 1 / 3 ,/ ,. / / A「全葉処理. B-1 3荊葉処理, 2摘葉処理. C-1. 12 全葉摘葉処理区に於ける芯部の比較. / 25. 10月30日 1 3 ,/ ,. C 13摘葉処理, / A-全葉処理, B-1 2 , 摘薬処理. -/. -100-.

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