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大学院学位論文の題目および概要 修士学位論文

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Academic year: 2021

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 都市デザイン工学専攻) ① 氏 名 東 紘士 ② 学 生 番 号 M07-101 ③ 指 導 教 授 氏 名 長谷川 昌弘 ④ 補助担当教員氏名 日置 和昭 ⑤ 論 文 題 目 擁壁裏込め土の水浸沈下と壁面土圧に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究では,豪雨などにより擁壁裏込め土の地下水位が急激に上昇する場合を想定し,水浸土圧試験を 実施した.具体的には,水浸土圧試験装置を試作し,擁壁裏込め土が水浸沈下する場合としない場合の壁 面土圧を経時的に測定することにより,水浸沈下が壁面土圧に及ぼす影響について種々の検討を行った. その結果,緩い裏込め土では静水圧の上昇過程において,水面付近で水浸沈下が発生し,水浸過程で側圧 係数が大きく変化すること,コラプス係数が大きいほど,水浸時の側圧係数を水浸前の側圧係数で除した 値も大となること,水浸後の湿潤密度がほぼ同じであっても,水浸沈下の発生履歴によって,壁面残留土 圧は大きく異なることを明らかにした. ① 氏 名 石橋 一真 ② 学 生 番 号 M07-102 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 奈良盆地における山容景観の変遷と対比 ⑥ 論 文 の 概 要  古来より山々は重要な景観構成要素とされてきた.山々を主要な要素とする景観タイプには,奈良盆地 の周囲を囲む大和青垣や,その内部の神奈備山や国見山が存在する.古代の人々はそれらを眺め,さまざ まな見方で山々を崇拝してきた.本研究では,空間情報技術を統合的に用いて,奈良盆地における山々の 視覚的影響の把握と,山容景観の変遷と対比を行っている.古代と現代の高精度な数値表層モデル(DSM) を構築し,山岳視域率を算出し,さらには3次元都市モデルを構築してシミュレーションを行っている. また,過去の歴史的環境を史実から読み解き,古代における山々の見方を把握したうえで,古代と現代と の見方の対比を検証している. ① 氏 名 伊藤 裕司 ② 学 生 番 号 M07-103 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 田中 一成 ⑤ 論 文 題 目 参詣道における文化的景観の解析 ⑥ 論 文 の 概 要  線形状の形態を持つ参詣道と霊場が,紀伊山地の自然と共に世界遺産に登録された.参詣道の両側一律 50 mにはその保全区域であるバッファゾーンが設定されているが,自然環境や歴史環境を考慮されずに設 定されている.本研究の目的は,バッファゾーンを客観的に評価し保全地域の特定を行う事を目的として いる.研究の方法には,2つの大きな流れがある.まず,自然的要素を把握するために,群落や樹木の部 分ごとにモデル化を行う.モデル化の知見を活かし,森林透過分析を行った.そして,文化的要素の把握 を行うために,歴史環境の把握分析を行った.自然的要素と文化的要素を把握した上で,文化的景観の抽 出を行い,保全地域の特定を行った.

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(工学研究科 都市デザイン工学専攻) ① 氏 名 鴨川 成弥 ② 学 生 番 号 M07-104 ③ 指 導 教 授 氏 名 長谷川 昌弘 ④ 補助担当教員氏名 日置 和昭 ⑤ 論 文 題 目 自然植生リサイクル材(ヨシズ)の日射遮蔽に関する実験的研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,都市部と郊外の気温差が大きくなるヒートアイランド現象を抑制することに着目した研究が数多 く行われている.現在,屋上・壁面緑化などの対策方法が注目され様々な研究が行われているが,施工コ ストやメンテナンスコストなどの多くの課題を抱えている.そこで,水質浄化作用などの機能を有する「ヨ シ」を原材料とする自然植生リサイクル材の 「ヨシズ」 をビル屋上コンクリートに敷設することにより, 夏期では自然の風とヨシズによるコンクリート表面の温度上昇抑制,冬期では夜間時ヨシズによる温度低 減抑制を実験にて計測した.実験の結果,ヨシズ敷設による遮温・保温効果を明らかとし,ビルの冷暖房 効率を向上できることがわかった. ① 氏 名 木部 謙吾 ② 学 生 番 号 M07-105 ③ 指 導 教 授 氏 名 栗田 章光 ④ 補助担当教員氏名 大山 理 ⑤ 論 文 題 目 二重合成Ⅰ桁橋のラーメン形式への適用に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本論文は,二重合成Ⅰ桁橋をラーメン形式へ適用することを目的にとりまとめられたものである.まず, 下フランジに配置した鉛直スタッドとウェブに配置した水平スタッドの合成挙動を把握するため,静的押 抜き試験が実施され,その結果に基づいてスタッドの設計耐力式の提案がなされている.つぎに,今後わ が国では,現行の許容応力度設計法から限界状態設計法へ移行されるため,許容応力度設計法と限界状態 設計法を用いて二重合成複合ラーメン Ⅰ桁橋の試設計をそれぞれ行い,桁断面および概算鋼重の比較がな され,限界状態設計法の有意性が示されている.さらに,永久型枠を用いた下コンクリート床版の合理的 な設計・施工法の提案もなされている. ① 氏 名 塩田 定俊 ② 学 生 番 号 M107-106 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 枚方宿における変遷景観の把握 ⑥ 論 文 の 概 要  枚方宿を対象地として歴史的な環境を活かしたまちづくりを行うために,近年,ここがどのように移り 変わってきたのかを分析・把握することを目的としている.具体的には,空間情報技術を用いることで取 得時期の異なる空間データを融合させ,存在時期の異なる3次元都市モデルの構築を行った.また,新し い計測技術により取得した点群データを用いることで従来の手法よりも,精緻な現状の3次元都市モデル の構築を行っている.構築した3次元都市モデルを活用して景観シミュレーションを行い,枚方宿の変遷 景観の表現と把握・分析を行っている.また,まちづくりを行う上で地域住民にも理解しやすいようにディ ジタルコンテンツの作成も行っている.

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(工学研究科 都市デザイン工学専攻) ① 氏 名 仙波 拓也 ② 学 生 番 号 M07-107 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 京都における竹林景観の分析 ⑥ 論 文 の 概 要  これまで手入れの行き届いていた竹林は,近年,放置竹林や荒廃竹林へと姿を変えつつあり,美しい地 域景観を維持,あるいは創出することが求められている.そこで,本研究では,空間情報技術を統合的に 活用し,竹林分布の変遷を把握するとともに,竹林の現状を分析・把握している.とくに,景観として保全, 維持・管理され,景観資源,ひいては観光資源ともなっている竹林に着目し,景観分析を行うことで,よ り良好な竹林景観や空間を創出することを目指している.具体的には,嵐山・嵯峨野地区において,地区 全体であるマクロな観点と,寺社仏閣境内をめぐる小径のようなミクロな観点の両面から分析を行い,竹 林景観にアプローチしている. ① 氏 名 髙橋 勇希 ② 学 生 番 号 M07-108 ③ 指 導 教 授 氏 名 井上 晋 ④ 補助担当教員氏名 三方 康弘 ⑤ 論 文 題 目 ASR 膨張が鉄筋の付着特性やRCはり部材の耐荷特性に及ぼす影響に関する実験的研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年, ASR 損傷コンクリート構造物中の鉄筋の曲げ加工部等での破断事例が複数報告されており,この ような構造物では,設計時における前提条件が担保されない可能性がある.そこで, ASR 進行の程度やせ ん断補強筋破断が構造物の耐荷特性に与える影響を把握することを目的として, ASR 損傷供試体を作製, 載荷試験を行うことにより,付着強度ならびに RC はり部材の耐荷特性について健全供試体を比較対象と して検討を行った.その結果,せん断補強筋が破断していても,ケミカルプレストレスの影響により, RC はり部材の耐荷力はさほど低下しないが,破壊形式がせん断付着破壊へと移行し,変形性能が大きく低下 することが確認された. ① 氏 名 林 久資 ② 学 生 番 号 M07-110 ③ 指 導 教 授 氏 名 長谷川 昌弘 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 三次元数値解析結果に基づくトンネルリングカット工法の適用性に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  我が国では,低土かぶりで未固結な軟弱地山での施工や,新第三紀層の泥岩や凝灰岩などにおける「押 出し性地山」にトンネルを掘削する場合,トンネル安全性の向上を図る目的で補助工法を併用する事例が 多い.しかしながら,補助工法の多用は資材の大量消費・廃棄の観点からみると環境,経済的に問題点も 指摘されており,環境,経済的にやさしいトンネル施工法の確立が急務である.そこで,本研究では掘削 工法を工夫することによって切羽近傍の地山の安定性を確保するために用いられる「リングカット工法」 の利点に再着目し,都市域地盤および押出し性地山におけるリングカット工法の適用性を有限差分法によ る三次元弾塑性解析を用い検討した.

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(工学研究科 都市デザイン工学専攻) ① 氏福田 明文 ② 学 生 番 号 M07-111 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 大大阪時代の道頓堀界隈 ⑥ 論 文 の 概 要  高度経済成長などの急激な近代化のなかで,スクラップ・アンド・ビルド方式の整備が行われ,歴史的 環境などに配慮しない都市開発が行われてきた.その結果,都市は画一的となり,歴史的環境のストック を喪失するとともに都市のアイデンティティも失われてしまった.今後は残された歴史環境をリノベー ション方式などによって保全し,アイデンティティを継続していくことが課題となる.そこで本研究では, 昔も今も,良くも悪くも,大阪の象徴である道頓堀とその界隈を対象に,GIS と CAD/CG を統合的に用いて, さまざまな空間データを融合して活用し,地域特性の抽出と,歴史的変遷の把握や歴史的環境の復元を試 みている. ① 氏舛野 拓也 ② 学 生 番 号 M07-113 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉川 眞 ④ 補助担当教員氏名 田中 一成 ⑤ 論 文 題 目 見えの連続性による都市公共空間の解析 ⑥ 論 文 の 概 要  都市を美しく見せる演出のひとつとして,連続性が挙げられる.街路樹や夜景における街灯の光,歴史 的建築物による街並みや高台からの眺望などは美しく魅力がある.本研究では,都市内に存在する連続性 を数量的に記述することで,都市景観を評価する手法の提案を目的としている.都市公共空間を対象に, 景観構成要素と色彩の両面から, GIS と CAD/CG を用いて新たな連続性の記述法を試み,連続性の一般 式との比較から考察を行った.結果,公共空間における橋上空間の特殊性,位置に関する見え方の特徴を 明確化でき,対象とする景観評価の手法の一端が提案できた.今後,様々な空間においても同様の手法に より,その特徴を明確化することができる. ① 氏南野 伸彦 ② 学 生 番 号 M07-114 ③ 指 導 教 授 氏 名 井上 晋 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 PC 圧着工法を用いたハーフプレキャスト PRC 柱部材の正負交番荷重下の耐荷・変 形特性に関する実験的研究 ⑥ 論 文 の 概 要   RC 柱部材の軸方向にプレストレス導入することにより,地震時のような繰返し荷重下においてせん断 耐力の低下抑制効果が確認され,また,プレストレスの高い復元力による残留変位の抑制も確認されてい る.このようなプレストレス導入効果を考慮し,柱部材に「プレキャストセグメント工法」を用いた構造 について検討することとした.しかしながら,同工法を用いるのみでは軸方向鉄筋が連続しておらず,エ ネルギー消散の観点から問題が残る.そこで,「ハーフプレキャストセグメント工法」による柱部材の作 製を行い,ハーフプレキャストセグメント工法を用いた PRC 構造について RC 柱部材を比較対象とし耐荷・ 変形性能の比較・検討を行った.

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 環境工学専攻) ① 氏岡田 真治 ② 学 生 番 号 M07-F01 ③ 指 導 教 授 氏 名 石川 宗孝 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 電子部品工場排水の生分解性評価に関する検討 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究では,電子部品工場排水処理施設を対象として,生物処理システムにおける溶存酸素の消費速度 から排水の生分解性を評価する手法の開発を目的にいくつかの基礎的検討を行った.まず,排水に適した 汚泥の培養を行うために結合固定化法を用いて NMP と人工下水を基質とした連続実験を行った.また, 馴致した汚泥を植種源に用いていくつかの生分解性試験を行った.さらに,馴致した汚泥を用いて単一反 応槽内における溶存酸素消費についてモデル化を行った.その結果, NMP 分解能の高い汚泥を培養する ことができ,馴致度合いによって生分解性の判定結果が異なることがわかった.また,単一反応槽内にお ける溶存酸素消費モデルを構築することができた. ① 氏加古 考範 ② 学 生 番 号 M07-F02 ③ 指 導 教 授 氏 名 青木 一男 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 変水位透水試験における側壁漏れ対策と難透水性材料の透水係数に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要   1998 年6月に「一般廃棄物および産業廃棄物の最終処分場に係わる技術上の基準」が改正され,遮水工 の断面構造が定量的に明記された.そこで,廃棄物処分場の遮水性能は透水係数のみに基づいて評価され るのが一般的であり,物質移動評価に基づいたものではない.したがって,移流分散解析により物質移動 評価を行い,遮水工のレギュレーションの妥当性について論ずることは有意義であると考えられるが,そ のためには粘土ライナー(難透水性材料)における物質移動パラメータの評価が重要となってくる.  本論文は,難透水性材料における透水係数と物質移動パラメータを同時に求めるための変水位透水試験 装置と試験方法の提案をしている. ① 氏天白 龍昇 ② 学 生 番 号 M07-F03 ③ 指 導 教 授 氏 名 石川 宗孝 ④ 補助担当教員氏名 古崎 康哲 ⑤ 論 文 題 目 食品廃棄物を対象としたメタン発酵処理システムのライフサイクルアセスメント ⑥ 論 文 の 概 要  循環型社会の構築および地球温暖化対策の推進といった視点から,未利用有機資源の活用が求められて いる.本研究では,その中でも食品廃棄物を原料としたメタン発酵処理に注目し,環境負荷削減技術とし ての有効性を評価することを目的とした.そして,多種多様に存在する処理システムや処理地域の違いに 伴う環境への影響度を把握するとともに,現在,主に行われている堆肥化や焼却処理との比較を行った. その結果,余剰分として得られるエネルギーや堆肥,液肥が十分に利活用できる場合においては,既往の 処理システムよりもメタン発酵処理の方が環境への影響度が小さく,環境負荷削減技術として有効である ことが明らかとなった.

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(工学研究科 環境工学専攻) ① 氏仲西優美子 ② 学 生 番 号 M07F04 ③ 指 導 教 授 氏 名 駒井 幸雄 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 淀川における多環芳香族炭化水素類の流出特性に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  淀川における多環芳香族炭化水素類( PAHs)について,濃度変動,流下方向の変化,組成の特徴,お よび下水処理場排水等との関係を明らかにすると共に PAHs 収支の推定を行った. T-PAHs は,平均濃度 2.8ng/L で流下方向の減少傾向はみられず,約 10 年前と比べてやや濃度は低いが大きな変化は認められ ないこと,雨天時は晴天時の3〜4倍高く高分子 PAHs の増加が顕著であり, SS 流出に伴って高濃度の PAHs が流出すること,流入負荷量は 18.7kg/year で下水処理場排水の寄与は 14%であること,流出負荷 量は 19.1kg/year と推定され,収支は -0.3kg/year とほぼとれていることが示された. ① 氏 名 中山 貴之 ② 学 生 番 号 M07-F05 ③ 指 導 教 授 氏 名 青木 一男 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 インターロッキング材による熱環境改善効果および都市型洪水抑制効果に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年の都市化に伴い地表面の大部分は,アスファルトやコンクリートによって施工されている.これに より都市部のヒートアイランド現象が問題視されている.主な発生の原因は道路の舗装化による蒸発熱量 減少,舗装道路やコンクリート構造物の増加による都市全体の熱容量の増大など,原因は多岐に渡ってい る.その中で,歩行者の快適性,景観の向上,環境の保全といった機能を持ったインターロッキング材に 注目が集まっている.本研究では,ブロックの種類の違いによる保水能力と地下水涵養能力および,熱環 境についての効果を調べる目的から,種々の試料に対し降雨実験と照射実験を行い,比較・検討をしている. ① 氏 名 並河 修平 ② 学 生 番 号 M07-F06 ③ 指 導 教 授 氏 名 青木 一男 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 透水性舗装における地下水涵養機構のモデル化に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,都市型洪水対策ならびにヒートアイランド対策として透水性舗装が持つ雨水浸透貯留機能が注目 を集めている.透水性舗装は粗骨材を主体とした配合で,空隙率が大きい構造となっているため,降雨を 舗装・路床へと浸透し,やがて地下水を涵養する.今後,透水性舗装の普及を論ずる場合,地下水涵養機 構の解明とそのモデル化が重要となってくる.  本研究では,青木らが提案している修正タンクモデルを用いて,透水性舗装における地下水涵養機構の モデル化を試みた.具体的には,模型実験結果に基づいて修正タンクモデルの構造を同定するとともに, 透水性舗装における地下水涵養機構の再現性を評価した.

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(工学研究科 環境工学専攻) ① 氏山 鎮 ② 学 生 番 号 M07-F07 ③ 指 導 教 授 氏 名 石川 宗孝 ④ 補助担当教員氏名 笠原 伸介 ⑤ 論 文 題 目 水道配水管壁面における微生物および夾雑物の付着・滞留に関する基礎的研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,水道配水管内における微生物再増殖に起因する各種水質劣化問題が指摘されており,その抑制に は従属栄養細菌数の管理が不可欠とされている.そこで本研究では,配水管内における微生物および水質 管理操作手法のレベルアップを目的とし,微生物の壁面上での付着・滞留特性の正確な評価とその効果的 な抑制手法,ならびに付着生物膜が形成された壁面上での夾雑物の挙動について検討した.  その結果,残留塩素保持を前提とするわが国の水道配水管内では,浮遊菌体濃度を削減するとともに短 いスパンで水を入れ替えることが壁面上での微生物および夾雑物の付着・滞留を抑制するのに効果的であ ることを示した. ① 氏 名 山尾 博之 ② 学 生 番 号 M07-F08 ③ 指 導 教 授 氏 名 石川 宗孝 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 竹炭を担体とした水素発酵技術に関する基礎的検討 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,嫌気性微生物による水素発酵の効率を上げることを目的とし,水素発酵槽に担体として竹炭 を添加して水素発酵を行った.まず,竹炭を投入した回分水素発酵実験を行い,水素発生量や pH などの 挙動を調べ,竹炭を投入した最適水素発酵条件を調べた.その後,竹炭を投入しない対照系と竹炭を投入 した添加系との比較実験を行い,その半連続実験の結果から水素発酵槽に竹炭を担体として投入のするこ との有効性を検証した.その結果,竹炭を投入することで一定条件下では,酪酸生成の優占など菌相の変 化が生じて水素発生量が増加することがわかった.また,竹炭が持つアルカリの性質によって pH 調整剤 の使用量を低減することができた.

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 建築学専攻) ① 氏入潮 裕子 ② 学 生 番 号 M07-201 ③ 指 導 教 授 氏 名 宮岸 幸正 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 空間的サインの性質と認知特性に関する実験的検討 —空き地とランドマークの違いについて— ⑥ 論 文 の 概 要  格子状街路は連続する空間変化に乏しいが,サインによってレジビリティを補う場合,2種類の付属的 サインと空間的サインに大別できる.後者の空間的サインと認められるランドマークと空き地のどちらが 景観やレジビリティにおいて優れているかについて明らかにすることを目的とした.  両者を比較するために,二つの目印を配置した仮想都市空間を構築し,被験者にウォークスルーを行わ せる歩行実験を行い,認知地図を描いてもらい,アンケートをとった.  その結果,空き地の方がランドマークより都市空間のレジビリティに寄与する効果を持つサインとなる 可能性があることが分かった. ① 氏 名 梅川 和久 ② 学 生 番 号 M07-202 ③ 指 導 教 授 氏 名 宮岸 幸正 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 市街地におけるこどもの遊び場と空間認知に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,市街地における子どもの遊び場を把握し,それが子どもの空間認知に与える影響を多角的に 検討することを目的とする.対象地区は,大阪市西成区橘2丁目・3丁目とし,大阪市立橘小学校に通う 子どもを被験者とした.被験者には,自分が住んでいるまちを描画させる実験とまちの中の興味のある場 所やものを写真撮影させる実験を行い,さらにヒアリング調査も実施した.  実験と調査の結果,子どもの遊び場は規模の大小に必ずしもとらわれないことがわかった.また,子ど もがよく利用する遊び場と個人商店との往来によって両者を強く結ばれ,それらの間に分断する要素が存 在してもつながりを持ったイメージ構造になっていることが確認された. ① 氏 名 金井 真一 ② 学 生 番 号 M07-203 ③ 指 導 教 授 氏 名 西村 泰志 ④ 補助担当教員氏名 馬場 望 ⑤ 論 文 題 目 S 部材がアンカーボルトを介して RC 部材に結合される接合部の応力伝達機構 ⑥ 論 文 の 概 要  鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材で構成される合成構造接合部に関して,鉄骨部材から鉄筋コンクリー ト部材への基本的な応力伝達機構が解明されるならば,構造形式や部位にかかわらず,接合部の抵抗機構 や終局耐力についても統一された評価法を構築することが可能である.このような観点から,本研究は, 鉄骨部材がアンカーボルトを介して鉄筋コンクリート部材に結合される接合部を対象とし,トラス機構お よびアーチ機構に基づく接合部の応力伝達機構を理論的に提案した.また,アンカーボルトの埋込み長さ, アンカーボルト近傍に配置される集中補強筋および定着板近傍に配置された水平補強筋の有無等を実験変 数としたト字形および L 字形試験体を用いて,その妥当性を明らかにした.

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(工学研究科 建築学専攻) ① 氏川野 元輝 ② 学 生 番 号 M07-204 ③ 指 導 教 授 氏 名 峰岸 隆 ④ 補助担当教員氏名 本田 昌昭 ⑤ 論 文 題 目 レム・コールハース/ OMA の設計手法に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本論文は,オランダ人建築家レム・コールハースの設計手法の一端を明らかにすることを目的としてい る.コールハースが「一連のプロジェクト」と呼ぶ4つの住宅作品に対する同一視点からの分析を行い, そこにどのような共通点があるのかを導きだし,その共通点をもとに4つの住宅作品と同時期(1984-1998) の建築作品における設計手法上の展開を探求するものである.  考察の結果,住宅作品において,スカイスクレーパーの理想的状況である「重層性」が明確に現れてい ることが明らかとなり,それを成立させる手法として「結節の方法」などの4つの共通点を確認し,さら には「重層性」における設計手法上の変化と展開を明らかとした. ① 氏 名 倉前 信江 ② 学 生 番 号 M07-205 ③ 指 導 教 授 氏 名 峰岸 隆 ④ 補助担当教員氏名 本田 昌昭 ⑤ 論 文 題 目 デンマーク近代建築の成立過程に関する基礎的研究  —「インターナショナル・スタイル」の造形手法との関係を中心として— ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,デンマーク近代建築の成立過程の一端を明らかにすることを目的としている.本研究では, 1888 年から 1930 年までにデンマークで竣工した 131 作品を近代建築の成立過程にあるものと暫定的に位 置づけ,『インターナショナル ・ スタイル』( H-R・ヒッチコック, P・ジョンソン著)で定義された「三つ の原理」から導き出した指標を用い,分類および考察を行った.  その結果,集合住宅作品は 1930 年に近づくに従い,指標に該当する作品が増える傾向にあることが明 らかとなった.さらに,この時代の同国を代表する建築家の一人カイ ・ フィスカの作品分析を行うことで, 同国前近代に見られる造形手法の一傾向を明らかとした. ① 氏 名 佐藤 悠史 ② 学 生 番 号 M07-206 ③ 指 導 教 授 氏 名 西村 泰志 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 PCa 壁による鉄骨骨組の耐震性能の改善 ⑥ 論 文 の 概 要  鉄骨骨組に鉄筋コンクリート耐震壁やプレキャストコンクリート耐震壁を組込むことによって,骨組の 耐震性能が向上することが既往の研究で報告されている。しかしながら,従来の施工方法は非常に煩雑で ある。このような観点から,本研究は,自己釣合系を構成する壁板と施工性を考慮した孔あき鋼鈑ジベル を用いた接合部によって,プレキャストコンクリート耐震壁を鉄骨骨組に建て入れる工法を提案している. 本研究は,提案する工法を確立するために,まず,計 37 体の孔あき鋼鈑ジベル試験体のせん断実験を実施し, その結果を用いて鉄骨骨組に内蔵されたプレキャストコンクリート壁板の破壊性状を実験的および理論的 に検討し,提案された工法の実務への応用の可能性を明らかにした.

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(工学研究科 建築学専攻) ① 氏 名 高井 優一 ② 学 生 番 号 M07-207 ③ 指 導 教 授 氏 名 峰岸 隆 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 回廊を有する宗教建築と現代建築の分析 —設計手法の類似性とその意味について— ⑥ 論 文 の 概 要  峰岸研究室は,神社・寺院回廊を有する宗教建築をはじめ,近年では回廊を有する修道院やモスクなど 西欧的な宗教建築も研究がなされてきた.しかし,それらは宗教単体での研究か寺院・神社での2宗教の 空間構成の比較にとどまっていた.  そこで今回,回廊を有する宗教施設(寺院・神社・修道院・モスク)の空間構成及び,回廊を中心とし た形態について,比較分析(1章)を行い,各宗教の総体的特長を抽出する(2章).  さらに,回廊と呼称される空間と造形を有している現代建築の事例を取り上げ(3章)ることで,宗教 建築と現代建築との関係を探る.(4章) ① 氏 名 永岩 靖史 ② 学 生 番 号 M07-208 ③ 指 導 教 授 氏 名 辻  正矩 ④ 補助担当教員氏名 岡山 敏哉 ⑤ 論 文 題 目 平成3年生産緑地法改正後の大都市近郊における市街化の動向に関する研究 —大阪都市圏の3都市(八尾市,四條畷市,香芝市)を事例として— ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,大阪都市圏における八尾市,四條畷市及び香芝市を対象として,平成3年の生産緑地法改正 後の市街化区域内農地を,宅地化された地区,現在まだ宅地化されていない地区及び生産緑地地区に3区 分し,対象市域全体の市街化の動向を把握し,地区毎の開発形態の分析を行い,今後宅地化が予測される 地区の開発要件を見出すことを目的としたものである.本研究の結果,対象市における全体としての市街 化の動向や,宅地化された地区の開発形態,宅地化されていない地区や生産緑地地区の分布の特徴などが 明らかとなった.その結果を踏まえて,今後の宅地化を図る上での基本要件や市街地におけるオープンス ペースの活用方法を明示している. ① 氏 名 永野 真也 ② 学 生 番 号 M07-209 ③ 指 導 教 授 氏 名 峰岸 隆 ④ 補助担当教員氏名 本田 昌昭 ⑤ 論 文 題 目 G.Th. リートフェルトの家具と建築の関係性に関する研究  〜初期家具作品とシュレーダー邸の考察を通じて〜 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は, 20 世紀初頭からオランダで活躍した建築家兼デザイナー, G.Th. リートフェルトの設計によ るシュレーダー邸と,彼がそれまでに制作した家具(以下,初期家具作品)の関係性を明らかとすること を目的としている.本論文は,「全体構成」「色彩」「構成要素」「接合」「装飾性」の5項目において,初 期家具作品に共通する特徴について考察を行った.その上で,「装飾性」を除く4項目について,シュレー ダー邸と初期家具作品との比較考察を行った.その結果,初期家具作品に見られた設計手法をシュレーダー

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(工学研究科 建築学専攻) ① 氏 名 姫野 健 ② 学 生 番 号 M07-210 ③ 指 導 教 授 氏 名 宮岸 幸正 ④ 補助担当教員氏名 妻木 宣嗣 ⑤ 論 文 題 目 描き手を通してみた近世・近代の「外部空間」に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近代建築および都市の批判の中に現れる前近代において常識的に存在した広場や街路のような人々が集 い,にぎわいを見せる場は現代の都市を考える上でも重要な知見であると考えられる.そこで本稿では, このような場を「外部空間」とし,当時の様子を描いたということが明らかな近世絵画および近代小説を 用いて考察を行った.考察を通して,近世絵画からは近世の商業空間が街路と店舗内部が,床の縁に腰掛 け,商品を手に取るというような人のふるまいを媒介として相互に影響しあうものであることを明らかに した.また,近代小説からは近世期に見られた「外部空間」のような場が,少なくとも住宅において近代 以降期に失われていく可能性を指摘した. ① 氏 名 山下 真一 ② 学 生 番 号 M07-212 ③ 指 導 教 授 氏 名 西村 泰志 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 S 部材と RC 部材が孔あき鋼板ジベルで接合された切替え部の実験的研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,施工性および構造の合理化を目的に,異種構造で構成される多種多様な構造形式が数多く提案さ れている.これらの構造の発展の成否は,接合される異種部材間で適切な応力伝達がなされることに大き く左右される.本研究では,鉄骨部材と鉄筋コンクリート部材の切替え部を対象として,孔あき鋼板ジベ ルを活用することを試みる.この孔あき鋼板ジベルは,土木分野で開発されたものであるが,孔あき鋼板 ジベルは施工性に優れているので,建築分野でも応用する価値があると考えられる.このような観点から, 本研究では, 28 体の試験体を用いて PBL の引抜き破壊性状を実験的に検討し,その結果を踏まえて4体 の梁型試験体を用いて切替え部の実務への応用の可能性を明らかにした. ① 氏吉田 由美子 ② 学 生 番 号 M07-213 ③ 指 導 教 授 氏 名 中塚 佶 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 中・大型試験体によるRC梁の曲げひび割れ性状に関する再考察 ⑥ 論 文 の 概 要  プレストレスト鉄筋コンクリート( PRC)構造における設計のキーポイントは,ひび割れ制御設計であ るが,日本建築学会 PRC 構造設計・施工指針における規定は,主として小型試験体の実験データに基づ いていて,スケールの効果が十分考慮されていない.本研究では中・大型の鉄筋コンクリート梁の曲げ試 験を行い,新測定方法によってひび割れ幅算定に必要な基礎データを得た.その結果から,曲げひび割れ の種類,テンションスティフニング効果,平均ひび割れ間隔などにおよぼす梁せいの影響を明確化し,現 行の曲げひび割れ幅算定法を再検討した.

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 経営工学専攻) ① 氏泉  弘 ② 学 生 番 号 M07-701 ③ 指 導 教 授 氏 名 志垣 一郎 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 CGM のクチコミが消費者行動に与える影響 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,一般消費者の情報発信をデータベース化し,メディア化した Web サイト,たとえばクチコミサイト, Q&A コ ミ ュ ニ テ ィ,SNS(Social Networking Service), ブ ロ グ な ど は CGM(Consumer Generated Media)と呼ばれ,注目されている.特に CGM における商品やサービスに関するクチコミ情報は,消費 者行動に大きな影響を与え,企業経営にも影響を与えるようになっている.本研究では, CGM のクチコ ミ情報が消費者行動に与える影響について,大学生を対象にした調査により得られた 197 部のデータに, 因子分析とパス解析を適用して体系的に分析・考察し,クチコミ情報の信頼形成,情報共有等に関する5 つの仮説を導いている. ① 氏 名 小松 浩太郎 ② 学 生 番 号 M07-703 ③ 指 導 教 授 氏 名 本位田 光重 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 作業者間の助け合いを考慮した組立セル設計に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は U 字ラインの3工程,5工程組立作業を対象とし,ライン上で作業者が互いに助け合うという 前提で,完成品数を増加させるための条件をシミュレーション実験によって求めることを目的としている. 実験の結果,3工程組立作業では最後の工程に作業時間の最も短いワークセンターを置かず,作業時間の 最も長いワークセンターの作業者が自工程の作業がなくなったときに他工程を助けに行くとき,スルー プットの値が最大となることが明らかとなった.また5工程組立作業では,工程間のバッファ容量にかか わらず作業者が自工程の作業がなくなった時に他工程を助けに行くという条件のときスループットの値が 最大となることが明らかとなった. ① 氏 名 竹原 義識 ② 学 生 番 号 M07-704 ③ 指 導 教 授 氏 名 能勢 豊一 ④ 補助担当教員氏名 中島 健一 ⑤ 論 文 題 目 複合環境システムにおけるヒートアイランド現象の解析とモデル化への取組みに関 する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,地球規模の温暖化が問題となっている.従来,気象現象をはじめ,その気温変化等による対流現 象においては , 物理現象の結果としてとらえられてきた.そのため,変化量に対する結果量を求める計算 式は精密に求められているが,システム全体の挙動を評価するには適していない.  本研究においては,環境全体を視野に入れ,システムの要素としての振る舞いをシステムダイナミック ス法で表現し,シミュレートできるように調査研究を行った.今回は,温暖化問題の中の一つであるヒー トアイランド現象について,大気の温度(温室効果)を地球上の大気の黒体度と地表面の反射率とによっ て表現した.

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(工学研究科 経営工学専攻) ① 氏 名 鎧坂 一成 ② 学 生 番 号 M07-705 ③ 指 導 教 授 氏 名 本位田 光重 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 作業分析のための動画分析ツールの開発 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,動画を用いて簡単に作業分析ができるツールを Excel 上で開発した.システム開発は Excel VBA を用いており,ビデオ映像(動画)を見ながら要素作業に区分けし,部分的に必要でない作業や動 作を見つけることを目的としている.本システムで開発した重要な機能は,分析する動画に対しての一連 の作業や動作の確認や,要素作業毎の区分け,要素作業の自動時間計測,2つの作業動画の比較などである. これらの機能を用いて実際の企業でよく使用される作業プロセスを表す標準時間組合せ票が自動的に作成 される.実際に企業で使用した結果,作業改善のための動作,時間分析に有用なツールであることが確認 された.

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 機械工学専攻) ① 氏板谷 健二 ② 学 生 番 号 M07-401 ③ 指 導 教 授 氏 名 羽賀 俊雄 ④ 補助担当教員氏名 井原 之敏 ⑤ 論 文 題 目 パラレル機構形工作機械の構造最適化に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  現在,多軸制御工作機械が多く開発されており,その中にパラレル機構形工作機械がある.パラレル機 構形工作機械は可動範囲が狭いことや剛性が低いことから現在の市場にあまり受け入れられていない.そ こで,本研究ではパラレル機構形工作機械を専用機として開発することを目指した.専用機として要素部 品の配置を最適化する方法として 3D-CAD を用いた設計ツールを開発した.開発した設計ツールは工作機 械の開発段階での仕様変更や様々なパラレル機構形工作機械に適用できることを確認した.また,同様に 3D-CAD を用いて,2つの異なるジョイント配置での,工具の位置と姿勢に依存する剛性の変化を解析した. ① 氏 名 岡本 法恭 ② 学 生 番 号 M07-402 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 クロスフロー型血球分離フィルタチップの検証 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,生化学・医療分野において,マイクロ化学デバイスの研究開発が盛んに行われている.マイクロ 化学デバイスとは,ガラスやシリコン等の基板上に微細加工技術を駆使し化学物質の分析装置を小型集積 化したものである.マイクロ化学デバイスは,微小な反応場で化学物質を反応させることによる反応時間 の高速化,試薬量の微小化に伴う低コスト化,オートメーション化,バイオハザードの防止などの特長を 持っている.本研究室ではマイクロ化学デバイスとして,携帯型血液検査装置を開発している.そこで本 研究目的は,分析チップへの送液中に血球を分離するフィルタチップを開発することである. ① 氏 名 小川 良太 ② 学 生 番 号 M07-403 ③ 指 導 教 授 氏 名 上田 整 ④ 補助担当教員氏名 上辻 靖智 ⑤ 論 文 題 目 変位応答測定に基づく圧電薄膜の材料特性評価法の構築 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究では基板上に創製された圧電薄膜の材料特性評価法の構築を目的として,ダブルビーム変位測定 により得られる板厚変化量を用いた圧電薄膜の材料特性評価法を開発した.すなわち,圧電弾性有限要素 解析を用いて圧電薄膜に膜厚方向の電界印加に対する変位応答および応力分布を分析し,その試験片寸法 依存性を明らかにした上で,圧電およびポアソン効果を考慮した板厚変化量を定式化した.定式化した板 厚変化量を用いて有限要素解析による静的および動的電界印加時の仮想実験を行い,圧電ひずみ定数 d 333 を評価した結果,静的解析にて 1.1%,動的解析にて 4.1%の精度で評価することができた.

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(工学研究科 機械工学専攻) ① 氏川中 嘉一朗 ② 学 生 番 号 M07-404

③ 指 導 教 授 氏 名 西川 出 ④ 補助担当教員氏名 上辻 靖智 ⑤ 論 文 題 目 マイクロ針を用いた血糖値計測用シリンジ復動型自動採血デバイスの開発 ⑥ 論 文 の 概 要

 本研究では,3次元血管探索システムを搭載した携帯型自動採血 HMS(Health Monitoring System)デ バイスの開発を目標とした.本デバイスの主要機能は,①低侵襲かつ全血使用の全自動採血・血糖値計測 システム,②高精度かつリアルタイム計測,③装置の小型化である.上記要求項目の実現のため,シリン ジ復動型自動採血システムの設計,製作および機能評価を行った.その結果, 3.6 μℓ /s 以上の血液吸引 性能を示し,血糖センサ上に血液搬送を行うことを確認した.またブドウ糖酸化酵素固定化センサによる グルコース濃度計測を行った結果,センサ出力電圧微分値のピーク値とグルコース濃度に良好な比例関係 を得た. ① 氏 名 神谷 宏文 ② 学 生 番 号 M07-405 ③ 指 導 教 授 氏 名 西川 出 ④ 補助担当教員氏名 上辻 靖智 ⑤ 論 文 題 目 近赤外光を用いたステレオ法による3次元血管位置探索システムの開発 ⑥ 論 文 の 概 要  本論文の主要課題は,微細針を用いた自動穿刺・採血デバイスへの利用を目的とした3次元血管位置探 索システムの開発である.血管の判別は,近赤外光をヒト皮膚に照射し,その透過画像を取得することで 行った.3次元計測手法にはステレオ法を採用し,自動穿刺・採血デバイスとの連動が可能な3次元血管 位置探索システム光学系の設計および試作を行った.本システムの性能評価を行うため,ヒト皮膚光学特 性を模擬した模擬皮膚組織を用いて血管深さ推定評価実験を行った.さらに,本システムを完全自動化す るため,3次元血管位置探索処理基板およびその動作プログラムを試作した.以上から,3次元血管位置 探索システムの実用可能性を示した. ① 氏阪本 雅宜 ② 学 生 番 号 M07-406 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 空気圧駆動PDMSマイクロ分注チップによる 10nl 毎の切り分け操作の検証 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究室では,自宅で手軽に血液検査などができるような携帯型マイクロ化学デバイスに応用可能なマ イクロ分注システムの開発を行ってきた.その基幹要素であるマイクロ分注チップは,検査・分析するサ ンプルを空気の加減圧動作のみで一定量に切り分ける操作を行う.本論文では,これまでプラスチック(光 硬化性樹脂)で製作していた本チップを,型成形により大量生産が容易な PDMS(シリコンラバー)で再 設計した.また,低開放圧の一方向受動バルブとオリフィス付の流路チップを製作し,新しく非接触の流 体検知方法を考案した.これらを組み上げたマイクロ分注チップを製作し,サンプルの 10nl 毎の切り分け 操作を実証実験で確認した.

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(工学研究科 機械工学専攻) ① 氏赤土 和也 ② 学 生 番 号 M07-407 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 筒井 博司 ⑤ 論 文 題 目 培養筋のバイオアクチュエータ応用に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  筋組織をアクチュエータとしてとらえるならば人工的なモータなどでは得ることのできないフレキシビ リティと高効率を両立している.本研究では,筋組織のひとつである骨格筋を筋芽細胞から培養し人工的 に作製・制御することを目指している.そこで,細胞を包埋したコラーゲンゲルに機械的な刺激を負荷し 培養する装置の開発を行った.コラーゲンゲル両端部にはスキャフォールドの強度を補強するため無細胞 生体由来組織を組み培養し,培養骨格筋を作製した.さらに,アクリル系樹脂を用いたマイクロ人工腱を 培養筋の両端部に取り付けることで,強度に傾斜構造を有するバイオアクチュエータを創生し,アクチュ エータとしての動作実証を行った. ① 氏 名 杉本 健太郎 ② 学 生 番 号 M07-408 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 筒井 博司 ⑤ 論 文 題 目 マイクロ化学デバイスの樹脂成形法に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  マイクロ化学デバイスを医療分野に応用するには,ディスポーザブルなデバイスである必要がある.本 研究では,マイクロ金型を用いた熱インプリント技術による樹脂成形を行い,さらに熱圧着により全樹脂 製のディスポーザブルなデバイスの作製を行った.マイクロ金型の作製では,フォトリソグラフィおよび 無電解ニッケルメッキのプロセスを2回繰り返すことで,複雑な段差形状を有する金型作製を可能とした. また,樹脂成形により作製した流路基板( PET)と,表面に電極を形成した樹脂基板(アートン)を異な る温度で熱圧着することで,異なる樹脂同士の接着が可能となった.以上より,全樹脂製のディスポーザ ブルなデバイス作製を実現した. ① 氏 名 谷岡 晃憲 ② 学 生 番 号 M07-409 ③ 指 導 教 授 氏 名 上田 整 ④ 補助担当教員氏名 上辻 靖智 ⑤ 論 文 題 目 織物複合材料の損傷非線形特性評価のための大規模並列有限要素法の開発 ⑥ 論 文 の 概 要  高性能織物複合材料の設計支援を目的として,損傷非線形問題の大規模並列有限要素法を開発した.複 雑な3次元織り構造を考慮したメゾスケール解析には大規模モデルが必要であるほか,損傷による剛性低 下が局在化し反復法が適用できない悪条件な剛性行列となることから,直接法に基づいた並列線形計算ラ イブラリ ScaLAPACK を採用し,並列解析コードの開発とその並列性能評価を行った.その結果,小規模 問題においても並列効率 50%以上と良好な性能を得ることができ,数値的に安定であった.さらに,大規 模問題の一例として,解析対象全域をモデル化することにより,損傷問題における端部効果の重要性を明 らかにした.

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(工学研究科 機械工学専攻) ① 氏踞尾 健 ② 学 生 番 号 M07-410 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 2足歩行ロボットのための3次元動力学シミュレータの開発 ⑥ 論 文 の 概 要  2足歩行ロボットは移動ロボットとして人間の生活環境を変更せず利用できる利点などから盛んに研究 されている.しかし,幾つかの問題があり実用化には至っていない.その1つとして,歩行パターンジェ ネレータの研究がある.そこで本研究では,歩行パターン生成の研究のためのプラットフォームとして, 3次元動力学シミュレータを開発した.開発にあたり,固定端を持たない歩行ロボットのシミュレーショ ンモデルに仮想リンクを設定することで運動方程式導出を可能にした.また,ロボットと床との接触によっ て発生する床反力を仮想的なばね・ダンパを設定することで算出した.さらに,動力学計算を高速化する ために空間速度ベクトルを導入した. ① 氏 名 辻本 将隆 ② 学 生 番 号 M07-411 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡 茂信 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 受動2足歩行ロボットを用いた歩行パターンジェネレータの検討 ⑥ 論 文 の 概 要  現在,2足歩行ロボットの高効率な歩行方法について研究が盛んに行われている.歩行効率を考える上 で重要なのが歩行パターンである. ZMP( Zero Moment Point)と呼ばれる床反力モーメントがゼロとな る点を規範とした歩行パターンが主に使用されているが,安定な反面エネルギー消費量が大きく,見た目 にもスムーズではありません.こうした問題を解消するために,アクチュエータを用いずに斜面を歩き下 る受動歩行が注目されています.本研究では,この受動歩行をシミュレーションと実験の両方から解析し, 受動歩行を規範とした高効率な歩行パターンを生成できる歩行パターンジェネレータについて検討した. ① 氏寺尾 敏浩 ② 学 生 番 号 M07-412 ③ 指 導 教 授 氏 名 川田 裕 ④ 補助担当教員氏名 山本 正明 ⑤ 論 文 題 目 高負荷翼列における内部流動および損失低減手法に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  ガスタービンにおける高負荷翼は転向角が大きくなり,入口境界層が翼前縁と干渉して生じる馬蹄渦が 強くなるため,2次流れ損失の増大と空力性能の低下を引き起こす.そして,2次流れ損失が増加し,空 力性能の低下原因となる.そこで,損失低減手法の開発が進められている.本研究では,まず高負荷翼列 内部における流動現象を可視化実験により明らかにした.そして,渦の干渉を抑制するため,翼面にフィ ンを設置し,翼列風洞実験により圧力分布を計測し,煙可視化実験により流れの確認を行った.それら結 果を基に性能評価を行った.

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(工学研究科 機械工学専攻) ① 氏栩山 裕行 ② 学 生 番 号 M07-413 ③ 指 導 教 授 氏 名 川田 裕 ④ 補助担当教員氏名 桑原 一成 ⑤ 論 文 題 目 火花点火機関の点火・燃焼に関する光学的計測法の確立 ⑥ 論 文 の 概 要  ガソリン機関に一段と高度な燃焼制御が求められている.この開発を効果的に支援することが可能な二 つの計測法を提案した.火花放電に伴う発光に含まれる CN バンドと OH バンドのスペクトル強度の比と 混合気濃度の間には直線関係が成立する.この関係に基づけば,点火位置・時期の局所混合気濃度を求め ることが可能である.火炎伝播に伴う CO-O 発光の空間積分強度と指圧解析による熱発生速度の間には直 線関係が成立する.この関係に基づけば,この発光強度の空間分布から局所熱発生速度の分布を求めるこ とが可能である.これによって,希薄燃焼条件や高速運転条件の火炎構造や燃焼機構を明らかにすること ができる可能性がある. ① 氏長澤 毅 ② 学 生 番 号 M07-414 ③ 指 導 教 授 氏 名 西川 出 ④ 補助担当教員氏名 上辻 靖智 ⑤ 論 文 題 目 RF マグネトロンスパッタリング法による生体適合圧電材料 MgSiO 3の薄膜創製技術開発 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は第一原理計算により体系的に探索した生体適合圧電材料 MgSiO 3を RF マグネトロンスパッタ 法により創製することを目的とした.正方晶ペロブスカイト型 MgSiO 3をエピタキシャル成長させる基板 を格子不整合率により探索し, Cu を基板材料に採用した.実験計画法により圧力,ターゲット組成比, 基板加熱温度,Ar:O 2流量比を検討して最適成膜条件探索を行った.創製した薄膜に対して, XPS で組 成分析, XRD で結晶構造評価,強誘電体テスタで圧電特性評価を行った.その結果, Cu 単結晶基板上に MgSiO3[101]の成長を確認し,圧電定数 136.86pm/V を示すことが判明した. ① 氏西村 直樹 ② 学 生 番 号 M07-415 ③ 指 導 教 授 氏 名 上田 整 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 軸対称き裂を有する傾斜機能圧電厚板の電気熱弾性に関する理論的研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,自由表面に平行な軸対称き裂を有する傾斜機能圧電セラミックス厚板を対象に,き裂先端の 応力拡大係数および電束密度拡大係数を理論解析したものである.解析には, Laplace-Hankel 二重積分変 換法および熱弾性変位ポテンシャル法を用い,問題の解を特異積分方程式の解に帰着して解く方法を採用 した.特異積分方程式の数値解析には, Gauss-Jacobi の数値積分公式を用い, Laplace 像空間における解 を得た.さらに数値 Laplace 逆変換法を適用し,応力拡大係数,電束密度拡大係数に及ぼす幾何学的形状, 材料不均質性,電気的熱的負荷および熱衝撃的負荷の影響を明らかにし,詳細な検討を加えた.

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(工学研究科 機械工学専攻) ① 氏灰庭 照繕 ② 学 生 番 号 M07-416 ③ 指 導 教 授 氏 名 西川 出 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 特異場デジタル画像相関法による破壊力学量評価とき裂検出への応用 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究では,現存する非破壊検査手法の種々の欠点を克服し,適用範囲の極めて広い非破壊検査を実行 し得る有力な手法の一つとして,画像処理手法に着目し,その中でも特に新しい手法であるデジタル画像 相関法に注目した.従来のデジタル画像相関法では,き裂先端近傍応力・ひずみ特異場を正確に表現する ことができないが,本研究では,き裂先端近傍応力・ひずみ特異場を直接利用することにより,正確に破 壊力学パラメータを求める手法を開発することを目指した.さらに開発した手法を応用することにより新 しいき裂位置検出手法の開発も試みた. ① 氏八坂 一郎 ② 学 生 番 号 M07-417 ③ 指 導 教 授 氏 名 村岡  茂信 ④ 補助担当教員氏名 筒井 博司 ⑤ 論 文 題 目 マイクロヒータを用いたマイクロバルブに関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  ディスポーザブルなマイクロ化学デバイスに用いるマイクロバルブの試作検討を行った.本マイクロバ ルブは樹脂基板 (JSR 社製 ARTON) 上に,NiCr ヒータと Au 電極を真空蒸着法により形成した. NiCr ヒー タは, 800 × 800 μ m, Au 電極幅は 400 μ m で,マイクロヒータの有効範囲は 400 × 400 μ m である. 流路部は,マイクロ金型を用いて樹脂基板( PET)を熱成形することで作製した.マイクロヒータを形成 した樹脂基板と流路を成形した樹脂基板を熱圧着することにより,全樹脂製マイクロバルブデバイスを作 製した.動作実験の結果,印加電力量 0.13 Jの小さなエネルギーで動作するマイクロバルブを実現した. ① 氏藤原 一也 ② 学 生 番 号 M07-418 ③ 指 導 教 授 氏 名 川田 裕 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 デジタルエンジニアリングを用いた斜流ファンの開発研究 ⑥ 論 文 の 概 要  近年,様々な製品開発において期間短縮,コスト削減のため,デジタルエンジニアリング手法が用いら れるようになった.本研究では,上記手法を適用する上でラピッドプロトタイピングを用いた開発手法を 検討した.斜流ファンを対象に,設計結果を CFD 解析により評価し,性能を満足する案について3次元 CAD で模型を設計した.更にラピッドプロトタイピングを用いてモデル試験機を作成し性能の計測を行 い,メーカで実施した実機試験結果との比較を行った.その結果, CFD 解析,モデル試験,実機試験の 一致度確認と共に性能向上の達成を果たし,本手法が有用であることが確認できた. ① 氏藤原 拓也 ② 学 生 番 号 M07-419 ③ 指 導 教 授 氏 名 川田 裕 ④ 補助担当教員氏名 山本 正明

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 生体医工学専攻) ① 氏安部 祐介 ② 学 生 番 号 M07-H01 ③ 指 導 教 授 氏 名 筒井 博司 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 マイクロ PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)実現のためのマイクロヒータの試作 ⑥ 論 文 の 概 要   DNA 増幅のための PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)装置をマイクロデバイス上に実現するため,マイク ロヒータの基礎検討を行った.微小領域における平面状のヒータでは中心部が高温となり,面内の不均一 性が大きいため,ヒータの構造を格子状にし,その間隔に傾斜をもたせることにより,ヒータ面の周辺部 の昇温特性を向上させ,面内の温度分布の均一化を行った.ヒータに NiCr,電極に Au を用いた.実験 はガラス基板上に格子間隔の異なる格子状ヒータを形成し,サーモカメラによる測定を行った.  平面状ヒータと格子状ヒータの昇温特性を測定した結果,格子状ヒータにより,面内の温度均一性が向 上した. ① 氏 名 石原 知高 ② 学 生 番 号 M07-H02 ③ 指 導 教 授 氏 名 大須賀 美恵子 ④ 補助担当教員氏名 中泉 文孝 ⑤ 論 文 題 目 足底圧情報を用いた歩行改善支援システムの開発 ⑥ 論 文 の 概 要  歩行中に歩行を定量評価し,情報を提示するシステムの開発を目指した.初期検討で,ローリングを意 識した歩行と,普段の歩行の足底圧中心の進行方向成分( COP y 座標)を比較した結果,いくつかの違 いが見られた.この中から,踵が離れるタイミングの違いに注目した.歩行中の COP y 座標を計測する ために,ソール型足底圧計測装置を開発した.この装置により,歩行中の一歩の時間と踵が離れるタイミ ングを検出する.情報提示部は,検出した踵の離れたタイミングが遅ければ,次の歩行中に踵が離れたタ イミングより少し手前で,直接筋に振動刺激を与えるように開発した.評価実験の結果,踵が離れるタイ ミングが改善される傾向が見られた. ① 氏井上 大輔 ② 学 生 番 号 M07-H03 ③ 指 導 教 授 氏 名 橋本 成広 ④ 補助担当教員氏名 望月 修一 ⑤ 論 文 題 目 培養筋管細胞の収縮動態とその周囲環境の同時計測 ⑥ 論 文 の 概 要  筋肉は現存のアクチュエータに比べ,軽量でありながら大きな力を発するといわれている.現在,電気 刺激によって培養筋管細胞の収縮弛緩の制御を行うことが可能である.しかし,アクチュエータとして in vitro で用いられる培養筋にとって,最適な環境条件は明確にはされていない.そこで本研究では,筋ア クチュエータが室温環境下で用いられる事を想定し,室温環境下での収縮細胞の動態を測定し,かつ収縮 細胞近傍の培地の pH を測定した. LASER を用いた収縮動態計測装置と緑 LED を用いた pH 測定装置を 作成し,倒立位相差顕微鏡と組み合わせて顕微鏡下で細胞を観察しながら収縮動態とその近傍の pH を測 定した.

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(工学研究科 生体医工学専攻) ① 氏古賀 祐輔 ② 学 生 番 号 M07-H04 ③ 指 導 教 授 氏 名 吉浦 昌彦 ④ 補助担当教員氏名 宇戸 禎仁 ⑤ 論 文 題 目 サーモトロピック液晶上での細胞培養に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究は,液晶の電気光学効果を応用した細胞の生体電気信号の計測を視野に入れ,細胞と液晶の生体 適合性を調べることを目的としている.実験ではネマティック液晶と強誘電性液晶の2種類のサーモトロ ピック液晶材料を含む培養液中で細胞を培養し,培養細胞の生存・増殖を観察した.ネマティック液晶で は液晶を混在する条件により細胞が生存・増殖するディッシュと,死滅するディッシュの2種類が存在し た.強誘電性液晶では細胞が生存・増殖し,生体適合性を有することがわかった.また,強誘電性液晶を 薄膜化した強誘電性液晶膜上での細胞培養に成功した. ① 氏 名 奈良 雅尚 ② 学 生 番 号 M07-H05 ③ 指 導 教 授 氏 名 藤里 俊哉 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 筋芽細胞の培養方法の検討 ⑥ 論 文 の 概 要  骨格筋が広範囲にわたって欠損した場合の治療方法として,筋芽細胞を用いた再生医療が注目されてい る.本研究ではその基礎研究として,筋芽細胞の培養方法の検討を行った.足場となるスキャフォールド としては,高分子繊維素材,無細胞化生体由来組織,およびコラーゲンスポンジを検討した.無細胞化生 体由来組織およびコラーゲンスポンジは良好な筋芽細胞付着性を示した.また,高分子繊維素材はコラー ゲンゲルと複合化することにより付着性が向上した.さらに,筋芽細胞から分化した筋管細胞を一方向に 配向させるため,培養過程におけるせん断刺激の影響を検討した.その結果,せん断刺激の方向に良好な 配向性が認められた. ① 氏林  宏行 ② 学 生 番 号 M07-H06 ③ 指 導 教 授 氏 名 藤里 俊哉 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 培養骨格筋の収縮特性の評価 ⑥ 論 文 の 概 要  培養骨格筋を広範囲の骨格筋欠損の治療に利用するためには収縮弛緩特性を有する組織を作製する必要 がある.本研究では培養骨格筋を作製し,その収縮特性を評価することを目的とした.コラーゲンゲルと 無細胞生体由来組織由来の人工腱とをスキャフォールドとして筋芽細胞を培養することによって,培養骨 格筋を作製することができた.その収縮弛緩特性を検討した結果,生体の骨格筋と類似していることがわ かった.また,培養に伴って培養骨格筋の収縮特性および形態が変化することがわかった.本研究によっ て収縮弛緩特性を有する培養骨格筋を作製し,収縮特性と形態変化との関係を明らかにすることができた.

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修士学位論文の題目・概要等 (工学研究科 電気電子工学専攻) ① 氏朝倉 翔 ② 学 生 番 号 M07-301 ③ 指 導 教 授 氏 名 西  壽巳 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 高周波信号重畳によるインライン共焦点光学系の低雑音化に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本研究のインライン共焦点光学系は Laser Diode の活性層を光検出器として利用することにより光源と 受光部を同一個所に収めているため通常の共焦点光学系に比べ , 構成が非常にシンプルな光学系であり光 軸調整不要という大きな特徴を持つ.しかし半導体レーザから放射された光が再び活性層に戻った時,信 号を検出する際に共焦点信号上に雑音が重なってしまうため共焦点信号のピーク位置を正確に読み取る事 が出来なかった . そこでレーザ駆動電流に高周波信号を重畳させることによる低雑音化について述べる . ① 氏浅野 浩嗣 ② 学 生 番 号 M07-302 ③ 指 導 教 授 氏 名 増田 達也 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 探索空間の動的生成を行うQ学習とその応用に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  Q学習は環境とエージェントの相互作用に基づく目標指向型の強化学習の一種であり,近年研究が盛ん に行われている.ただ,Q学習は適用する問題が複雑で大規模になると,学習に時間が掛かり過ぎたり, 場合によっては学習が進まないといった問題があった.本論文ではこの問題を解決するために,遺伝的ア ルゴリズムにより探索空間の動的生成を行うQ学習を新たに提案している.さらに,提案手法を環境が時々 刻々変化する自律型移動ロボットの障害物回避問題に適用して,従来のQ学習との比較実験を行っている. その結果,提案手法は従来のQ学習に比べて学習時間を短縮することができ,かつ必要最小限の行動を学 習するだけで,ロボットが障害物を回避しながらスムーズに巡航する行動知識を容易に獲得できることを 明らかにしている. ① 氏天野 直樹 ② 学 生 番 号 M 07-303 ③ 指 導 教 授 氏 名 井上 正崇 ④ 補助担当教員氏名 ⑤ 論 文 題 目 InAs 系半導体へテロ構造を用いたテラヘルツ領域の受発光素子開発に関する研究 ⑥ 論 文 の 概 要  本論文の第1のテーマは,金属の検出などへの応用が期待される 100 GHz 〜 300 GHz に対応するサブ テラヘルツ波と呼ばれる周波数領域における受光素子開発である.ゼロバイアスで動作可能と考えられる Sb 系へテロ構造ダイオードを作製し,パラメータ値を変化させる事により検出感度の依存性を評価して いる.  第2のテーマとして,赤外線領域である 1.55 μ m と3μ m の波長領域の発光素子開発を目指している. 光通信での減衰が少ない波長領域として知られ,盛んに研究されている波長領域である.二重量子井戸構 造を作製し,サブバンド間遷移による第二高調波発生現象を利用して所望波長の発光を目指した検討結果 について報告している.

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