自己能力セルフチェックでの特別な支援を要する高校生の現状と校内支援システムの提案
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(2) 目次. 目 次. 1,1 問題の所在と研究の目的. 1.1.1高校の現状と課題 1.1,2 高校と特別支援教育 1,2 研究の目的. 第2章 研究の方法 2.1自己能カセルフチェック. 2.2調査について. 2.2.1調査対象 2.2.2対象データ. 第3章 調査結果 3.1 はじめに. 3,2全目制高校 3.3 定時制高校. 3,4少年院 3.5 まとめ. 第4章 考察と校内支援システムの提案. 41考察 4.2校内支援システムの提案. 第5章 まとめと今後の課題 引用文献・参考文献. 謝辞 資料. 111345577799101925323434354042網45. 第1章 はじめに.
(3) 第1章はじめに. 第1章はじめに 1.1 問題の所在と研究の目的 1.1.1 高校の現状と課題 小・中学校の通常学級における軽度発達障害の. 小・中学校でさほど困難が見えなかった生徒が、. 疑いを持つ生徒の在籍は、約6.3%が確認されて. 高校に進学した段階で困難が、顕在化するとい. いる(文部科学省,2002)。中学校卒業後、高校へ. うこともある。. の進学率は、全国平均は97%強であり、軽度発 達障害の疑いを持つ約6.3%の彼らは、統計上、. 高等学校における特別な支援を必要とする生. 6%程度が高校へ進学していることになる。. 徒の学校生活上の問題について、鈴木・内海 (2006)は次のように述べている。. 高校生の行動について、菊池(2004)は次のよう. 会話などのコミュニケーションが成立しない、. に述べている。. 友人ができずに孤立しているという問題が半数. 5年ほど前から毎年のように噺入生がお. 以上の学校からあげられている。また、授業や. かしい」という声を聞くようになってきた。. 学習活動についていけないという問題も多くみ. 「落ち着きがない」「人の話が聞けない」「集. られた。生徒の困難及び障害の種別ごとにみる. 団行動ができない」「私語が多く、非常に騒. と、行動面で著しい困難を示す生徒は、行動や. がしい」等々である。特に「時問講師の授業. 生活のリズムが極端に遅い、コミュニケーショ. が成立しない」r試験で平均点を維持するた. ンが成立しない、不安感や緊張感が高いという. めの、要求レベルの低下が著しい」が問題と. ものの他に、人の話が聞けない、黙っていられ. なっている。他の夜間定時制や定員割れして. ない、周囲の状況を考えずに突発的に行動する. いる地方の全日制高校でも同様の状況が生. というAI)HD傾向の問題もみられた。対人関係に. まれ、r面接会場に1人で来られない」r面接. 著しい困難を示す生徒は、コミュニケーション. での応答ができない」「面接会場でじっとし. が成立しない、友人ができずに孤立、不登校傾. ていられない」等。. 向にあるという問題も多い。また友人や教職員 に対して暴力的になるという問題もみられる。. また伊藤(2004)は、高校に入学してくる生徒に ついての次のように述べている。. 軽度の知的障害のある生徒は、コミュニケーシ ョンの問題が多い。. 中学校で障害児学級に在籍していた生徒の多. また小沢(2004)は、埼玉県内の高校で学ぶr特. くは、障害児学校高等部に進学する。しかし、. 通常の高校に進学するケースも少なくない。. 別な教育二一ズを持つ生徒の実態調査」の結果か. 小・中学校で通常学級に在籍しながら、様々な. ら、特にLDやADHD、高機能自閉症等の生徒. 生活上・学習上の困難を抱えている子どもの一. の把握が難しく、在籍の数はあいまいさを含んで. 部は、障害児学校高等部に進学することもある. いるとしながら、一方で高校に特別な教育的二一. が、多くは通常の高校に進学している。さらに. ズをもった生徒が、一定数以上在籍しているとし. 1.
(4) 第1章はじめに ている。さらに、組織的に対応している学校もあ. 者」という意識は、生徒や保護者、あるいは中学. るが、大半の高校が一部の教師の個別対応をして. や高校の教師においてもリセットされ、これまで. いる実態があるとし、そのため成績認定や問題行. の中学生とは違うr新しい高校生」となる。. 動の対応等、教師問の共通理解が不足し、中途退. ただ、r新しい高校生」となっても、高校では、. 学をしていく生徒が多いと報告している。. 学習システムがこれまでの義務教育とは異なり、. 科目の履修と修得により、進級・卒業が可能とな. このように1990年代後半から高校生がコミュ. る一定の条件が付加される。高校で進級・卒業す. ニケーションや友人関係において、これまでとは. るための条件は、規定以上の成績と一定数以上の. 違いをみせ始めた現象とほぼ時代を同じくして、. 出席が必要であり、これらの条件がそろわなけれ. 小・中学校で頻繁に授業崩壊や学級崩壊という言. ば、原則、留年という措置になる。. 葉が使われだしている。筆者も同様の経験をもち、. こうした現象傾向は、小・中学校とは違った高校. また定時制高校や不登校、中途退学について、. 教育の課題のひとつではないかと考えられる。. 野々上・石原(2000)は、次のように述べている。. 定時制高等学校では、働きながら学ぶ青年に 中央教育審議会の最終答申(2003)では、高校が. 対し、教育の機会均等を保障するため、就労し. 特別支援教育の対象となり、高校においても特別. ながら高等学校教育を受けようとする生徒を対. 支援教育を推進することを次のように示してい. 象としてきたが、今目では、学校生活や学業の. る。. 不適応という理由から全目制の高等学校を中途. 中学校を卒業した後は、高等学校へ進学する. 退学した生徒や不登校の経験を持っ生徒がその. 生徒も多いことから、高等学校においても、LD、. 対象として増えてきた。. ADHI)等へ対応した特別な支援体制を構築するこ. とや、研修などを通じて理解推進が図られるこ. さらに菅・上地(1996)は、学校不適応につ. とが重要である。. いて次のように述べている。. 高等学校での中退理由の4人に1人 しかし、送り出し側の中学校と、受け入れ側の. は「学校不適応」であり「進路変更」を. 高校との関係者でつくる中高連絡会でも、生徒情. 理由とするものは4人に2人であった。. 報として、中学校で特別支援教育を受けてきたと. この中には不登校のため年問出席目数不. いう情報は、明らかにわかる障害は別として、高. 足で留年となり定時制、通信制、大検に. 校に報告されるケースは少ない。これは高校にお. 横滑りする者もいる。. いて、特別支援教育という受け皿がないからなの. か、あるいは、高校教師によるレッテル張りとな. 定時制高校では、不登校経験者や全日制高校. ることへの不安から、生徒の不利益と考えられて、. の中途退学者の受け入れが増加している傾向に. 中学校が報告しないのかは不明であるが、中高連. ある。. 絡会では、問題行動や身体問題の報告が多い。. 不登校のきっかけについて、文部科学省の統計. 中学時代に特殊学級経歴者あるいは、特別支援. 調査(2004)によると、学業不振が12.5%で、不登. 教育を受けていたであろうと思われる生徒は、全. 校から中途退学にいたるケースは、36.5%となっ. 目制高校に比べると定時制高校は多い。それでも. ている。. 高校入試をクリアしたことによって、一応「経歴. これは統計上、学業不振100名中、約13人が. 2.
(5) 第1章はじめに 不登校となり、さらにそのうち5人が中途退学者. 本校には軽度発達障害の疑いの生徒は在籍して. ということになり、学業不振の5%が中途退学を. いないという回答であり、アンケートそのものが. していることになる。. 実施することができなかった。これは柘植(2001). の報告でも高校教師への特別支援教育に関する 文部科学省の平成4年の学不適応対策調査研究. 調査をする上での課題として述べている。. 協力者会議報告によると、中途退学者のうち 30.1%の者が進級できなかったと回答しており、. 高校において特別支援教育の予備調査が実施. このうち73。4%の者が原級留置が中途退学の原. できなかった主な理由としては、高校入学選抜試. 因になっているとし、さらにr授業が難しかった」. 験を実施しているので、本校には該当生徒はいな. r少し難しかった」とする者がそれぞれ. いとする考え方が多かった。あるいは、今年から. 35.1%,30.6%であり、また授業についていけない. スクールカウンセラーが週1回来校しており、特. とrとても思っていた」rある程度思っていた」. 別支援教育にも対応しているので、十分な措置を. 者は、合わせて49.0%、高等学校の生活が合わな. している。とする管理職の回答もあった。また別. いとrとても合わない」rある程度思っていた」. の管理職は、これまで特別支援教育の生徒や教員. 者は、57.2%であった。. の二一ズを聞いたことがない。二一ズを掘り起こ. さらに協力者会議の報告のまとめでは、高等学. した特別支援教育といった考えで現場を混乱さ. 校中途退学の原因のひとつとして、r生徒側につ. せないでもらいたい。とする回答もあった。. いても、高等学校で学ぶことの意義、入学する学. 本研究での高校で特別支援教育の実態調査を. 校の教育方針や特色等についての十分な理解が. 実施することが困難な理由は、管理職に特別支援. なく、目的意識や学習意欲が不十分、あるいは基. 教育の理解不足や必要性を感じていないからで. 礎的な学力が身にっいていないまま高等学校に. はないかと考えられる。こうした高校組織の特別. 入学して、授業がついていけない、などで中途退. 支援教育に対する理解の不十分さが、高校での特. 学するケースがある。家庭の教育力の低下から基. 別支援教育の体制には大きな障害になっている。. 本的な生活習慣が身についておらず、学校生活に. 1、1、2 高校と特別支援教育. 適応できないなどの理由で中途退学するなどの. 国立特殊教育総合研究所(2002)によれば r学. ケースもある」と報告している。. 習障害(LD)への支援に向けた体制の構築として. このように高校を中途退学していった者の中. の事業は、小・中学校を対象にしており、今後、. には、学業不振や学校生活の不適応を原因とする. 高校への拡充が求められる。なぜなら、学習障害. 者も多い。学業不振や学校不適応が中途退学へと. のある生徒は、その多くが小・中学校の通常学級. つながり、中途退学の一部ではあるが場合によっ. で学んでおり、その後、高校に進学する生徒が多. て、少年犯罪の関与の可能性もある。. いためである。」としている。. 以上のような背景から、高校にも特別な二一ズ を持つ生徒で6%ぐらいは、在籍するのではない. 高校において、特別支援教育についての必要性. かという、仮説のもとで、予備調査を計画した。. を佐藤・徳永(2003)は「今後高校における軽度発. 高校の管理職こ、軽度発響轄の疑いのある生. 達障害のある生徒の在籍状況等実態を把握する. 徒の在籍やその支援について、担任を中心とした. ことが必要になると思われる」ともまとめている。. アンケート調査を依頼した。しかし、各高校とも. これは、小・中学校で特別支援教育を高校でもそ. 3.
(6) 第1章はじめに のサービスを十分受けられる体制へと、校種間移. 信制高校、フリースクール、専修学校等を除く公. 行をスムーズにする必要があり、早急に高校での. 立/私立(全目制・定時制)のみの集計)としてい. 組織的な受け入れを可能にしなければならない. る。また障害の判断理由は、保護者の届出が. ということである。. 32.8%、医師の診断が1a l%、学校としての総合. 判断と本人の状態が43.1%であったと報告して また前述の伊藤(2004)の全国調査のまとめに. いる。. よると、身体的な障害等により特別な教育的手立. 高校教師に回答を求めた春日(2005)の調査で. てが必要な生徒については、学校タイプ(進学校、. は現在、軽度発達障害の生徒と接しているかの問. 中堅校、困難校、定時制)に関わらず、半数の高. いに対して、r接している」が6%、r該当するか. 校で在籍しているとし、知的発達面の障害等によ. どうが不明」が43%、「接していない」が50%と. り特別な教育的手だてが必要な生徒については、. いう調査結果をまとめている。. 中堅校、困難校、定時制の順に在籍率が上昇し、. さきの高橋(2005)の調査では、軽度発達障害の. 同時に該当するかどうか「わからない」という回. 疑いのある生徒は単純平均では、1校につき1名. 答率も上昇している。さらに知的発達の全般的な. の割合で在籍していることになる。また春目. 遅れはないが、学習上または学校生活上の困難を. (2005)の調査では、r該当するかどうか不明」、あ. もつ生徒については、困難校や定時制に半数以上. るいは「接していない」が多数を占める現状には、. 在籍しているだけでなく、進学校や中堅校の3割. 高校で軽度発達障害や疑いをどのようにとらえ. 近くが、また障害のある生徒の割合をみると、困. るかにより、高校の軽度発達障害の在籍者数が変. 難校や定時制の15%程度は、半数から半数以上の. 化する可能性がある。. 生徒がなんらかの障害のある生徒が、在籍してい. これらのことから高校教師の特別支援教育の. る。つまり現状としては、進学校も含めてすべて. 理解や軽度発達障害の特性理解についてはあま. の高校に障害のある生徒が在籍しうる状況にあ. り高くないのではないかと考えられる。. り、困難校や定時制では、全校生徒のうちのかな. りの多くの割合の生徒が、何らかの障害がある場. 1.2研究の目的. 合が少なくない、と述べている。. さらに田浮(2006)による高校生の実態調査の. 高校で特別支援教育の推進する必要性が求め. 結果では、特定の教科の学習に対する苦手意識や. られているが、高校現場において特別支援教育の. 不安を抱えている生徒が2割程度いるとし、たと. 麟、軽度発響轄の樹生麟、といった特別支. えば、漢字においては読めるが、書くのは不安、. 援教育の視点を持たない高校教師が多い。ゆえに. 計算では四則演算はできるが、文章題が苦手とい. 現実には高校での特別支援教育を実施できてい. った生徒が多いとしている。. るところは、少数であると考えられる。したがっ. て、支援の必要な生徒の実態調査と組織的な支援. 高校において特別支援教育の必要性が訴えら. システムの体制作りを進めていくことが今後の. れる中、高橋(2005)は高校等における軽度発達障. 重要課題である。. 害の在籍の有無についての学校調査を行ってい. そこで本研究では、高校生を対象にした自己能. る。それによると回収率は36.9%で、そのうち. カセルフチェックを作成し、特別な支援を要する. 496校中24.6%の122校が在籍有りと回答し、軽. 高校生の実態調査と校内支援システムを提案す. 度発遙章害の在籍者数の集計結果では119名(通. ることを目的とする。. 4.
(7) 第1章はじめに. 第2章 研究の方法 自己能力を自分で測るときには、さまざまな要. 2.1 自己能力セルフチェック. 素が働き、過大評価や過小評価の傾向が予想され. 本研究の調査において、文部科学省の小・中学. る。そのため自己能力を「できる」、「できない」. 校におけるLD(学習障害),ADHD(注意欠陥/多. の2極化ではなく、できるだけ連続体で捉えやす. 動性障害),高機能自閉症の児童生徒への教育支援. いように3.「ふつう」といった曖昧な表現を加え. 体制の整備のためのガイドライン(試案)や千葉県. ることで、2.「できないことが多い」から3。「ふ. 総合教育センターの特別支援教育部のLD児等の. つう」のレベルが回答者に理解しやすくするため. 行動兆候チェックリストを活用した。. に、3「ふつう」を加えた5件法を採用した。. これらは本来、小・中学校の教師が生徒を観察. 本研究での自己能カセルフチェックの内容は. するために用いられるものである。それらを参考. 次の通りである。. にして、筆者は高校生がセルフチェックできるよ. 1.受信能力. うに作成した。(以下、自己能力セルフチェックと. ①個別の場面で話を聞いて理解. する). ②集団の場面で話を聞いて理解. 生徒が自己能力をセルフチェックしやすいよ. ③聞き間違いや聞き返しがなく理解. うに、従来のネガティブな質間からポジティブな. ④講演会や説明会を聞いて理解. 質問へと変更し、さらに聞く、話す、読む、書く. ⑤クラスやグノレープ活動での話の理解. といった文部科学省のLD,ADHD,高機能自閉症. 2.表現力1. の判断基準(試案)のカテゴリーを能力としてとら. ①日常生活の必要な場面で必要なことを発言. え、本研究で用いるカテゴリー(従来のカテゴリ. ②授業中の質問に対して発表や発言. ー)は次のように変更をした。. ③自分の意見を論理的に相手に説明. 受信能力(聞く) 表現能力1(話す). ④聞きやすい速さや大きさの声で話すこと. 読解力(読む) 表現能力2(書く). ⑤仲問と日常会話を楽しむこと. 計算能力(計算) 推察能力(推論). 3.読解力. 運動能力1(粗大運動) 運動能力2(微細運動). ①教科書の漢字の読み. 注意・行動力(不注意) 集中力(多動性). ②作者の趣旨や記述してある事実の理解. 自制力(種酬生) 適応力(変化への対応). ③教科書の文章理解. 社会能力(社会性). ④読み飛ばしや勝手読みをしないで音読. コミュニケーション能力(コミュニケーション). ⑤英語の教科書の音読 4,表現力2. 自己能カセルフチェックは、これら14のカテ. ①中学校までに習った漢字はすべて書くこと. ゴリーで、1つのカテゴリーは5つの設問で構成. ②自分の意見を論理的に書くこと. されている。さらに1つの設問には、5.「かなり. ③時間内に板書をノートに読みやすい文字で. よくできる」 4.「よくできる」 3.「ふつう」. 書くこと. 2.「できないことが多い」 1.「全くできない」. ④テーマに沿って800字前後の文章を書く事. の5件法を採用した。. ⑤授業で習った英単語を書くこと. 5.
(8) 第2章 研究の方法. 5.計算力. 11.自制力. ①整数、小数、分数の四則計算. ①順番を待つこと. ②円⇔ドルの換算. ②団体競技などルールを守って取り組むこと. ③四則計算の大まかな結果の予測すること. ③自分の感情をコントロールすること. ④%や割合の計算. ④話題については周囲のぺ一スも考えて会話. ⑤1次方程式や2次方程式を解くこと. すること ⑤計画的に行動すること. 6.推察力. ①簡単な数列の関係の予測 ②図形の証明問題を解くこと. 12.適応力. ③文章中の指示語や人物の心情などを理解. ①急、な予定変更が重なっても対応. ④グラフや資料から読み取ること. ②新しい環境でもしばらくすれば適応. ⑤暗に自分のことを言われていることは理解. ③これまでの行動や手順に拘らないで行動. 7.運動能力1. ④相手や場の状況に合わせて対応を切り替え. ①縄跳びやキャッチボール. ること. ②周囲と合わせて行進. ⑤我慢すべき場面では嫌なことでも必要に応. ③サッカーやバスケットなどのラン⇒グシュート. じて我慢. ④卓球やバドミントンのラリーを続けること ⑤体操やダンス要領よく行うこと. 13.社会能力. 8.運動能力2. ①学校行事や集会に落ち着いて参加. ①端を合わせてプリントを折ること. ②クラスや班の活動に協力的に参加. ②直線や曲線に合わせてはさみで切ること. ③学年・クラスやクラブで仲間関係が作ること. ③器具を用いて正しく図形を書くこと. ④まわりの雰囲気や状況に合わせた行動をと. ④調理道具や工具を用いて作業. ること. ⑤キーボードやマウスの操作がスムーズに. ⑤異性との会話を楽しむこと. 9.注意・行動力. ①授業や集会などで最後まで注意して聞く事. 14.コミュニケーション能力. ②自分の持ち物や預かり物の管理. ①相手や状況に応じた言葉遣い. ③学習に必要なものの準備. ②仲問の悩みを聞いてあげること. ④係、や委員会の仕事を最後までやること. ③仲問に自分の悩みを聞いてもらえること. ⑤忘飢ずに提出物等で名前を明記すること. ④仲間との時問や約束は守ること. 10.集中力. ⑤冗談や皮肉の意味の理解. ①授業中は正面を向いて、席を離れることなく. 授業を受けること. ②身体を動かすことなく授業に集中すること. ③周囲の状況を考えながら行動 ④周囲と話をしないで授業に集中すること. ⑤会話に割って入る時は断って入ること. 6.
(9) 第2章 研究の方法 表2−1の無効データとは、すべて同一回答をして. 2.2調査について. いるもの、同一項目について複数回答をしているも. 本研究の対象の高校は、府県立高校3校、A市. の、回答項目および糊1」の記入漏れのあるデータで. 立高校10校である。筆者はA市立の高校教員で. あり削除した。有効回答率は約96.6%であった。. あるため、A市立高校を中心に調査を依頼した。. 実施時期は、2006年7月初旬からの1学期末. 2.2.2対象データ. 考査中を中心に、一部9月初旬2学期初めにかけ て実施し、可能な限り授業時間内で、回答をして. 表2・1のデータをさらに全日制、定時制、少年院の. もらい、できるだけ1年生を対象に依頼した。. 3つのグループで性別や学年、学歴等を示したもの. 特に学期末考査期間中や夏休み前を中心に実. が表2・2である. 施することで、欠席や夏休み後の中途退学等でデ. 表2・2・2対象データ内訳. ータの偏りを少なくしている。. 学年・学歴. 576. 1122. 2年. 21. 61. 82. 3年. 67. 95. 162. 1年. 60. 36. 96. 2年. 61. 38. 99. 4年. 25. 16. 41. 全日制中退. 76. 少年院. 定時制中退. 47. 19名. 中卒. 86. 高卒. 10. 合計. 999. 退院の日が定時制高校の入試日であったりとい 定時制. うこともあり、一部の中途退学者と入出院する少. 36名. 年院生とは関係があるので調査対象とした。. また不登校生徒のための宿泊型の公設の教育 施設にも、調査対象の依頼を試みたが、生徒のナ ーバスな問題もあり、調査は実現できなかった。. 2.2,1,調査対象 全体. 調査は高校生1,602名と少年院に入所の219名. 821名. を対象におこなった。調査対象は全目制高校と定. 合計. 546. ,366名. 時制高校の一一部の中途退学者が少年院へ、また仮. 女子. 1年. 全日制. 本研究の調査で少年院を対象に加えたのは、定. 男子. 0 0 0 0 822. 76. 47 86 10. 1821. 時制高校、少年院2院である。公立高校の学科お よび無効データは表2・1である。. 対象データの学年と年齢は、全日制では中学卒 業と同時に高校へ入学し、ほとんどの生徒が学年. 表2−2−1調査対象. と年齢は相関関係にある。しかし、定時制では全. 近畿圏内の公立高校 13校少年院 2院. 日制を中途退学して1年生として再入学したり、. あるいは成人特例で入学したりするので、全目制. 公立高校内訳. 目制10校(普通科6、工業科 1. と比べて学年と年齢の相関関係は弱い。. 商業科2、普専併置 1). 少年院では15歳から20歳までの在院可能年齢. 定時制 3校(普通科2、工業科 1). があり、学歴と年齢を示したものがグラフ2・1で ある。. 全調査実施数 1,884名. 効データ数 63名 効データ数 1,821名. 7.
(10) 第1章はじめに 少年院の学歴と年齢 16% 14%. 14% 12% 君. 10%. 11%. 臨. 8%. 8% [o. i 鵬. 6% 〔. 1 =. 2%. 1一. 4%. 1. 1%. 1%. し. 0%. 15歳. 16歳 國全日制中退. 19歳. 18歳. 17歳 團定時制中退. □中卒. 20歳. □高卒. グラフ2−2−1少年院の学歴と年齢 (2006年8月入所者). 文部科学省の学校基本調査(2006)によれば、全日. 制の学科別生徒数は普通科75%、工業科8%、商 業科7%、情報処理科0.1%となっている。この. 学科別の生徒比率を参考にし、可能な限り対象デ ータを揃えるようにし、本研究の全日制高校の学. 商業科,. 科別生徒数を、普通科74%、工業科9%、商業科. 161,12%. 12%、情報処理科5%とした。. 全日制高校. 1366名 ぬ ギみ. 曾lll欝 / その他の鞘. 普通科,. ゆコロ セ . 74%. / 13D鰍. 1011,. 農剰斗. 〆 9鋪85人. し2、7%). ∼h 翼庭桝. 卜\撒. 水産桝 lo.4%ヤ 1D、287人 10.3%). 福祉桝 8,063人(02%シ. 情報科 2,2穏人(0、1%). グラフ2・2・2 文部科学省の学校基本調査の学科と生徒数. 8. グラフ2・2・3 本研究の学科と生徒数.
(11) 第3章調査結果. 調査結果 半数は、全日制高校の中途退学や、不登校や引き. 3.1はじめに. こもり、その他成人特例入学等で、年齢が高校相. 自己能カセルフチェックにおける自己評価は、. 当年齢よりも超えている場合である。さらに全目. 自己申告である。教師や周囲に対して、よく見せ. 制高校のような専門学科と普通科の枠組みの就. ようとする意識や必要以上に自分に厳しくする. 職や大学進学を重点に置いた教育よりも、むしろ. ことで、過大評価や過小評価につながる傾向が予. 社会適応や基礎学習に重点を置いた教育になっ. 想される。したがって個人が特定されないように. ている。. したり、教師は一切関知しない旨を伝えたり、あ. また定時制高校のサンフツレ数は236名で、それ. りのままに回答しやすい環境下でおこなった。. らを学年や教育課程の枠組みで捉えると、さらに. 生徒が今までに、各項目における成功体験が少. 少数となり、定時制の全体がみえなくなるため、. ない場合や大小さまざま失敗を繰り返している. 定時制群といった結果を求めることとした。. 場合には、「すこしできる」もしくは「できない」. と自己評価し、逆に成功体験が何度もある場合や. 少年院については、処遇や対象年齢が若干異な. これまでに目立った不便や苦手意識を感じない. る2院が対象となっている。また少年院入所時の. とする場合には「ふつう」以上をつけるのではな. 年齢は15歳から20歳、学歴は中卒、全日制高校. いかと考えられる。. 中退、定時制高校中退、さらに高卒と幅が広い。. そこでデータ処理については、評価3以上を「自. これらのデータの細分化を避け、少年院の全体的. 信あり」、評価2以下をr自信なし」として集約. な傾向をつかむために、単一に少年院群として結. をおこなった。. 果を求めることとした。. 中学校から高校への進学率は、全国平均97%. 全日制、定時制、少年院の3群とも、それぞれ. 以上であり、高校は義務教育ではないが、国民的. の全カテゴリーの「自信あり」(評価3以上の人. 期待が高まる教育機関である。. 数)の平均を下回るカテゴリーについて、さらに. 高校ではこれらの期待に応えるべく、教育の個. そのカテゴリーの各項目についての結果をもと. 性化・多様化が進んでおり、生徒の多様な興味・. めることにした。. 関心、知識や能力につながるような学校づくりが 定着してきていた。. 本研究の調査対象の高校にっいては、従来の普 通科は進学、専門学科は就職といったように、一 律にはとらえにくい。. したがって、11校(表3・2・1では普・専は2校 分として集約)全日制高校を進学の高い群、低い 群、専門学科群として結果を求めることとした。. 3.2全日制高校 本調査の全日制高校10校の特徴と学年、性別. 定時制高校については、全目制高校のように高. の人数をまとめると、おおよそ次のようになって. 校相当年齢である場合がおおよそ半数で、残りの. いる。. 9.
(12) 第3章調査結果 表3・2・2 学科別一覧と進学実績一覧. 普通科タイプ. 普通科. 進学. A・1・J. 以外. B・D・e・F(普). 校名. 学科. 学年. 表3・2・1対象高校の特徴と学年、性別人数. イプ. 男子. 女子. 県立A校. 普. 進学. 1. 128. 167. 県立B校. 普. 以外. 3. 44. 25. 県立C校. 専. 10. 27. 市立D校. 普. 以外. 16. 17. 市立e校. 普. 以外. 56. 48. 市立F校. 普. 以外. 3 1 1 1 1. 62. 〃. 専. 市立G校. 専. 市立H校. 専. 市立1校. 普. 市立」『校. 普. o ■ ■ 一 一. ■. 一 , 甲 一 一. 甲 一 P 一 一. 進学 進学. 専門学科. 普通科. C・G・H・ (専). 表3・2−3全目制高校の学年・学科 普通. 工業. 商業. 情処. 1年. 929. 119. 40. 34. 55. 2年. 13. 69. 0. 35. 39. 3年. 69. 0 0. 52. 41. 162. 3. 13. 43. 合計. 119. 161. 75. 1,366. 1 2. 117. 2. 21. 48. 前出の表2・2を学科、学年であらわしたものが表. 1 2 1. 57. 138. 3・2・3である。. 0. 13. 75. 110. 全日. 1,011. 合計 1,122. 82. グラフ3・2・1,は全目制の5段階の人数分布の割. 合を示したグラフである。気づきのチェックリス. 普通科タイプについては普通科のみとし、学科の. ト尺度の信頼性に関して、Crohbachのα信頼度. 特質により専門学科は対象外とした. 係数を求めたところ、いずれも。94以上となり、. 自己能カセルフチェックの内的な一貫性が確認. これらを学科と進学実績についてまとめると次. された。. のようになる。. 一全目.制一⊥366名、. 35% 30% 25%. 20% 15%. 10% 5%. 0%. 言平{面1. 言平{面3. 言平{面2. 言平{面4. グラフ3・2・1全項目の総計の5段階評価の人数分布の割合. 10. 言平{面5.
(13)
(14) 第3章調査結果 二=口. 表現力2. 十算. ①中学校までに習った漢字はすべて書く. 120覧「. l l15智 11・%. ②自分の意見を論理的に書くこと. ③時問内に板書をノートに読みやすい文 サ lo鴇. 1. ド. t. ④テーマに沿って800宇前後の文章を書. 目2141β182乞2乞4乞6乞83a234③6384塗2吐4欄51 グラフ3・2・6 評価平均. 79,6%. 58.2%. くこと. ⑤授業で習った英単語を書くこと. 63.0%. 計算力. 推察. 1. 57.7%. 宇で書くこと. } 5セ i. l. ー ■F ︸ ﹁. …. 55,9%. こと. !20%「. ①整数、小数、分数の四則計算. 90.3%. ②円⇔ドルの換算. 48.2%. ③四則計算の大まかな結果の予測するこ. h5路. と レ 一 1. i1。%. 1,踏. i. I5、. % 68.7%. ④%や割合の計算. 64.9%. ⑤1次方程式や2次方程式を解くこと. 84,3%. 推察力. . 1. ①簡単な数列の関係の予測. 74、2%. ②図形の証明問題を解くこと. 57。1%. 11.21.41.6看.822.22.42.62.833,23.43.63,844.24,44.64.85. グラフ3・2・7評価平均. ③文章中の指示語や人物の心情などを理. さらにそれらの各項目のr自信あり」とする割. 解. 合は次のとおりである。. ④グラフや資料から読み取ること. 表現力1. ⑤暗に自分のことを言われていることは. ①日常生活の必要な場面で必要なことを. 76.3%. 81.3%. 86.5%. 理解. 84.5%. 発言. ②授業中の質問に対して発表や発言. 61.2%. ③自分の意見を論理的に相手に説明. 59.7%. 全日制の結果から、全体の比較検討する分析基 準として、男女一学年別を、学校別で比較検討の ための分析基準として、男女一学科タイフ別をそ. ④聞きやすい速さや大きさの声で話すこ. れぞれ設定した。この基準の内訳グラフを示して. 75.3%. と. ⑤仲間と日常会話を楽しむこと. いるのが、男女別、学年別グラフ3・2・8、3・2・9お 96.1%. よび男女一学科タイフ別グラフ3・2・10からグラ. 読解力. フ3・2・14である。. ①教科書の漢字の読み. 90、3%. 学校別の内訳は表3・1に示してあるとおりであ. ②作者の趣旨や記述してある事実の理解. 71,6%. る。. ③教科書の文章理解. 77.3%. 内訳によれば、市立G校の女子は2名のため注意. ④読み飛ばしや勝手読みをしないで音読. 82.8%. を要する。また1年生82%、2年生12%、3年. ⑤英語の教科書の音読. 69.7%. 生6%となっている。. 12.
(15) 3 'J. tf. 7 3-3,3・4 C7) l=. A E. f. 7. a). ; VJ. 1. ). 1J 1,366 i. * f 634. ;. 1 F 1,122. ;f 732i ;. i 2 E 82. 3 l 162. i. C lj 1 OOo/o. 800/0. 600/0. 400/0. 200/0. Oo/o. 1. *. :2. B77 +. EJ L F52F I J. l C. I f f. - =+ R. i. 7. } c ' J. ?' iE ; 1 J. 1 OOo/c. 80olo. 600/0. 400/0. 200/0. Oolo. :. I. 1. I =* a7E :']. ll F. l 2 F. 13. -- +. # [] 3 lE.
(16) 第3章 調査結果 を求めた。ただし、工業女子1年は少数のため結果 に含めていない。. 次に全日制1366名を男女、学校タイプ、学年が 同じ属性となるものについて、分類し、全目制平均. 81%を下回る5つのカテゴリーの各属性の偏差値 (偏差値50未満は、赤字で示す。). (1,366名). 男子進学1年 19.0% (260名). 標準偏差 合計平均 偏差値. 合計平均 9,8% (134名) 偏差値. 男子進学外1年. 3.2% (44名). 男子工業1年. (177名) 偏差値. 男子商業1年 1.02%. (14名). (14名). (21名). 合計平均 偏差値. (21名). 男子商業3年 1,02%. 男子情報1年 1.53%. 合計平均 (9名)偏差値. 男子情報3年 0,65%. 女子進学1年 30.3% (415名). 女子進学2年 (13名). 8.78% (120名). 女子進学外3年. 14.20. 16,93. 15.90. 49.21. 49.19. 52.57. 51.11. 16.66. 15.89. 13.89. 16.51. 15.66. 50.49. 48.86. 48、33. 51.57. 50.40. 15、73. 14.77. 13.75. 17.98. 15.89. 47,86. 45.76. 47.96. 55.08. 51.06. 16.73. 17.25. 14.38. 18.02. 16. 50.69. 52.63. 49、67. 55.17. 16.14. 15.43. 14、29. 15.57. 15,29. 49.04. 47.58. 49.42. 49、31. 49.32. 15.24. 16.05. 13.24. 18.38. 16.52. 46.48. 49,30. 46.55. 56.05. 52.92. 18.07. 16.00. 14.79. 16.93. 17.07. 54.49. 49.17. 50.80. 52.56. 54.51. 16.90. 16.71. 14,29. 17.05. 16.24. 51.19. 51,15. 49.42. 52.85. 52.09. 15.89. 16.67. 15.22. 19.56. 18.22. 48.32. 51.02. 51.99. 58.86. 57.85. 16.62. 16.63. 15,13. 14.48. 15.06. 50.39. 50.93. 51.73. 46.69. 48.66. 18,92. 17.08. 17.69. 16.92. 17.00. 54.30. 56.90. 52.16. 58.76. 52.55. 16.16. 15. 14.23. 14. 49.08 14.72. 14.72. 49.28 13.08. 13 96. 14.80 47.91. 13.52. 44.18. 52.33. 50.77. 51、91. 合計平均. 15.56. 15、10. 13.06. 16.65. 14,42. 偏差値 合計平均 偏差値. 47,39. 46、68. 46.07. 51.88. 46.79. 17.58. 16.16. 14.79. 05. 15.16. 53,10. 49.61. 50.81. 48.95. 15. 14.62. 14.08. 15。77. (13名). 合計平均 偏差値. 15. 50.33. 45.72. 50.72. 17、56. 16。09. 15.41. 16.13. 15.78. (32名). 合計平均 偏差値. 53.05. 49.43. 52.50. 50.63. 50.76. (14名). (48名). (38名). ハ∠5. ︵∠︵∠. 14. 99. 15.19. 94. 46.12. 女子情報3年 2.3%. 16.45 50.41. 16.58. 女子情報1年 0.95%. 16.20. 45.61. 女子商業3年 2.78%. 52. 17,31. 女子商業2年 3,5%. 4.17. 1. 45.01. (25名). 女子商業1年 1,02%. 合計平均 偏差値 合計平均 偏差値 合計平均 偏差値. 3.65. 15,86. 65 0 1. 1.83%. 合計平均 偏差値. 14,50. ハ∠6 ︵∠0. 女子進学外1年. 合計平均 偏差値. 3.60. 9Q︾ 一/5. 0,95%. 合計平均 偏差値 合計平均 偏差値 合計平均 偏差値. 男子商業2年 1.5%. 合計平均 偏差値 合計平均. 3,53. 16.30. 推察力. 00 0 9. 男子進学外3年. 16.48. 53. 合計平均. 全日制全体. 12.9%. 読解力 表現力2 計算力. 表現力1. 属性/人数. 13 96. 5. 15,23. 49,16.
(17) 第3章 調査結果. 縦軸には評価3以上の人数割合、横軸には学校. AIJ㌔……普通科進学. 別の男女一学科タイフ捌グラフは次のとおりで. BDEF…普通科以外 CGHF・一専門学科. ある。なお、A∼Fの学校タイプは右枠のとおり。. 表現1 100% }』 80%. [. ; . iI. 一. 60%. 騨’. し . く. 一II. 1. トま鎧董1琴 一1 一. v凛 勇 苧 . 罫. 20%. 0. l︻. 40%. 一. l. . 「一. 廻. 爵. 一. 「. I. 1. 』. 1. r. . . . I. ↓女 ↑男 グラフ3・2・10 男女一学科タイプ別. 刀生−. 弛覗. 角力. 100% lI. 80%. 1. 1 ト し. 40%. I. 覇1. 1. .1. 1. !. r一・. 』.. ∫. Url. 謝1. マ. 冒. 1■■. 20%. 0%. l. 1. =1』. 41. 甘. 』. 「. 踊. 禽. [. 半. 二. r熊. 望. 『1. . 1卜,. 1.5. 一 ・σ. 巨. 口. 1. 11. ヨ. II. 恒・1. }』1疑. ’]. 11. ﹃.恥. 60%. !. i. 一. i. 』. 1. 1. 1. 1. . I. 「 匡. r. i 1. A I J BDEFC G H F←→A I J BDE F C G H F 男女 グラフ3・2・11男女一学科タイプ別. 15.
(18) 第3章 調査結果. 表現2 100% 80% 』. 「. ヨ. l. 60%. 一. [. 巳. 陛. 一. I. r「 ,. セ. 40%. 麟 ド. 一. 曽. . . 馬h. 0%. 》. 1. 1. M . 1. 一. 1一. 昂. lI. 茜. 1 邸. o、. 20%. 融. 闘. に. .→. 1. 1 1. 一. 一. ↓女 ↑男 グラフ3・2・12男女一学科タイプ. 計算 100% 80%. 1. 「. 1『・I. . 20%. . ‘ . 0%. 1. 二. 1 1. 1. l. 1. . liI匠1二L. 。 H 百. 40%. 騒.。嶺. 60%. 「 ,.1. ↓女 ↑男 グラフ3・2−13男女一学科タイフ刎. 推察 100% レrn . 80%. 1. 舶=. ■. ]. II■. 60%. 1 一. 二 一. −^. 卜. ’. 一. 一,’. ,i. 1. 輩 ; . 20%. L■. 1−. 。=. 1■. 40% ミ . I J. I. =. 1. 0%. 「. 1 1. 男女 グラフ3・2・14男女一学科タイフ男IJ. 16. 一. [. /. 『. ヒ∼ . ■. I一. 1. L』.
(19) 第3章 調査結果. 平均を下回る5つのカテゴリーについて、これ までの表やグラフからさらに性別(男女)、学校 タイプ(進学、以外、専門)、学年(1年、2年、. 3年)の要因の分散分析と下位検査を行った。そ の結果を以下に示す。(* Pく05). 表進学と専門. 表 性別 カテゴリー 表現力1. 読解力. 表現力2. 計算力. 推察力. 因子. 男子. 平均値. F値. 16.39. .829. 女子. 16.56. 男子. 1633 ,063. 女子. 16.28. 男子. 14.14 11,606. 女子. 14.81. 男子. 17.18. 128,577. 女子. 14.72. 男子. 16.11. 女子. 15D1. 35,681. 有意確率. 363. .801. ,001. .000. .000. 表進学と進学以外 カテゴリー 表現力1. 読解力. 表現力2. 計算力. 推察力. 因子. 進学. 表現力1. 読解力. 表現力2. 計算力. 推察力. 因子. 平均値. 進学. 16.51. 専門. 16.70. 進学. 16.57. 専門. 16.40. 進学. 1483. 専門. 14.37. 進学. 15.45. 専門. 16.83. 進学. 15.42. 専門. 16.01. F値. 有意確率. ,640. .424. 、516. .473. 3,612. 26,008. 6,985. ,058. .000. .008. 表 以外と専門. 平均値. F値. 有意確率. カテゴリー. 16.51. 1,698. 以外. 16.20. 進学. 16.57 15,789. 以外. 15.61. 進学. 14.83 13,049. 以外. 13.93. 進学. 1545 .595. 以外. 15.66. 進学. 15.42. .849. 以外. カテゴリー. .193. .000. ,000. ,441. ,357. 15.20. 17. 表現力1. 読解力. 表現力2. 計算力. 推察力. 因子. 平均値. 以外. 16.20. 専門. 16.70. 以外. 15.61. 専門. 16.40. 以外. 13.93. 専門. 1437. 以外. 15.66. 専門. 16.83. 以外. 15.20. 専門. 16.01. F値. 有意確率. 3,954. 。047. 8,346. 。004. 2,576. ,109. 12,967. 9296. ρ00. .002.
(20) 第3章 調査結果. 表2年3年. 表1年と2年 カテゴリー. 因子 1年. 平均値. 有意確率. F値. 16.50. 表現力1. .226. 1,467. 2年. 16.01. 1年. 16.45. 読解力. ,052. 3,772. 2年. 15.66. 1年. 14.56. 表現力2. ,090. 2,871. 2年. 13.84. 1年. 15.67. 計算力. .002. 9,800. 2年. 17.13. 1年. 15.53. 推察力. .683. ,167 2年. カテゴリー. 因子. 平均値. 2年. 16.01. 3年. 16.58. 2年. 15.66. 3年. 15.56. 2年. 13.84. 3年. 1439. 2年. 17.13. 3年. 16.54. 2年. 15.37. 3年. 15.56. 表現力1. 有意確率. 1,331. 読解力. .040. 表現力2. 計算力. 推察力. 15.37. F値. .250. .841. 1257. .263. .94マ. .333. ,157. .692. 表1年と3年 カテゴリー. 因子. 平均値. 1年. 16.50. 3年. 16.58. 1年. 16.45. 3年. 15.56. 1年. 1456. 3年. 1439. 1年. 15.67. 3年. {6,54. 表現力1. 読解力. F値. 有意確率. .068. 表現力2. 計算力. 』795. 8,668. DO3. 315. .575. 6236. 。013. これらを一覧表にまとめると表3・6・7のように. 1年. 15.53. 推察力 3年. 901 ,016 なる。(有意差がある O 有意差がない ×) 15.56. 表3・6・7 全目制(男女別・学校タイフ男1』・学年別による分散分析の結果. 男女別 表現力1. 読解力. 計算力. 推察力. ×. O男低 O女低 O女低. 表現力2. ×. 進学・. 進学・. 以外・. 外. 門. 門. ×. ○. 外低 ○. O 外低. ×. O. ×. 外低. ×. ×. ×. O 学低. ○ 外低. ×. ○ 学低. ○. 外低. 外低. 18. 1・2年. 1・3年. 2・3年. ×. ×. ×. ×. ×. O. 年低 ×. 0. 年低. ×. ×. ×. ×. ×. ×. ×.
(21) 第3章調査結果 表3・3・2 定時制高校の学科、学年、性別人数. 3.3定時制高校. 定時制. 定時制高校の実態については、第1章でふれて 1年. いるように、不登校経験者が半数を占めており、. 全目制高校の中途退学者の受け皿的存在にもな 2年. っている。また不登校経験者の多くは、いじめ被 害にあっている。また家庭環境は全体的に複雑、. 3年. 低所得層の家庭が多く、被ネグレクトの生徒もい. 性別. 普通科. 男. 43. 女. 36 61. 女. 38. 0 0. 女. る。. 4年. 成人特例で20歳を超えて入学する生徒もいる ため、学年と年齢の相関関係が弱い。そのため学. 男. 25. 女. 16 219. 合計. 合計 60. 17. 男. 男. 工業科. 0 0 0 0 0 0 0. 60 120. 240. 0 0 25 16. 236. 17. 年比較は難しい。. 定時制高校3校の学年、性別の人数をまとめる と、おおよそ次のようになっている。. 表3・3・1は定時制各校の学科及び性別人数であり、. 表3・3・2は学年と学科と性別をあらわした表であ. 校名. 学科. 学年. 表3・3・1. 各定時制高校の人数. る。. 男子. 女子. 合計. グラフ3・3・1は定時制の5段階の人数分布の割. 市立K校. 普. 2 4. 市立L校. 専. 1. 17. 0. 17. 43. 36. 普. 1 2. 79. 43. 33. 76. 市立M校. 18. 5. 23. 25. 16. 41. 合を示したグラフである。気づきのチェックリス. ト尺度の信頼性に関して、Cronbachのα信頼度 係数を求めたところ、いずれも.96以上となり、. 自己能カセルフチェックの内的な一貫性が確認 された。. 35%. 圏定時制236名i 30%. 25%. 20%. 15%. 10%. 5%. 0%. 評価1. 評価2. 評価3. 評価4. グラフ3・3・1全項目総計の5段階評価の人数分布割合. 19. 評価5.
(22) 第3章 調査結果. 定時制全体を現すとグラフ3・7のようになり、定. カである。これら5っのカテゴリーの評価の人数. 時制平均(71%)以下のカテゴリーが全日制同. 分布を示したのが、グラフ3・3・3から3・3・7であ. 様、表現力1、読解力、表現力2、計算力、推察. る。. 1 定時制235言平価3以上(自信あり). l. 1. E!. i1 ll. k. ︸i. lE. 1. し. ヒ. ⋮1. ヒ. !. 1. 『. 1. ヨ. 均 平. 総. 、、、. ユ. コ. 受信 表現1読解力表現2 計算 推察 運動1運動2注意 集中 自制 適応. ム云. 〔. 社. 0%. 84%. o. ; 1 ⋮. i20%. 44%. l40鑑I. 46%. ltiチ. …60%. 7%. 78%. 1. 1 「. ﹃i. 、80%. 81% 80% O肋 σ助. o. 65%. i. 78%. 1 ・81% σ随. 69%. 1. 84%. i loo%「. グラフ3・3・2 全項目総計の5段階評価の人数分布の合 読解力. 表現1 l2偽﹁. !1. 2筋r. □. 1釧. 旨 . …崩. !511. 1. 1 1 、. 1熾. 旨. 51. 口. し ー. 8 旨. 1隣. 『. i. 1. 階. 卜. し. ヒ. レ. ltD/214161川2Z伽且830321㈱4川6鱗Ol グラフ3−3・3表現力1の人数分布の割合. 20. ㎝. ll k 1 1. し. 卜. 5. ヒ. l lO12田β182乞2乞1乞62船03231a638“21,4461,8巳Oi. グラフ3−3・4 読解力の人数分布の割合.
(23) 第3章 調査結果 表現力1. 表 現 2. ㎝砧㎝毅朔㎝. ①日常生活の必要場面で必要な事を発言. 78,8%. ②授業中の質問に対して発表や発言. 57.6%. ③自分の意見を論理的に相手に説明. 58.9%. ④聞きやすい速さや大きさの声で話す事. 62,7%. ⑤仲間と日常会話を楽しむこと. 86,4%. 1 1. 読解力 1、012糾1,61β222乞lZ62㈱323、4363斜42娼64,8εO. グラフ3膏5表現力2の人数分布の割合. 計 算. ①教科書の漢字の読み. 82.6%. ②1乍者の趣旨や記述してある事実の理解. 66.9%. ③教科書の文章理解. 70.3%. ④読み飛ばしや勝手読みをしないで音読. 67.8%. ⑤英語の教科書の音読. 36.9%. 2晰 151. 表現力2. ﹃ !. 51. ﹄ 哩 i i ■. 撒. ①中学校までに習った漢字は全て書く事. 45.3%. ②自分の意見を論理的に書くこと. 45.8%. ③時問内に板書をノートに読みやすい文. 筋. 64,8%. 字で書くこと. I l. ④テーマに沿って800字前後の文章を書. 鯉14幡1B222乞lZ6乞8aO323,13638442欄1,8丘0. 39.4%. くこと. グラフ3・3・6 表現力2の人数分布の割合. ⑤授業で習った英単語を書くこと. 34,3%. 計算力. 推 察. ㎝騙㎝騙催朔. ①整数、小数、分数の四則計算. 55.5%. ②円⇔ドルの換算. 36.0%. ③四則計算の大まかな結果の予測すること. 44.5%. ④%や割合の計算. 37.3%. ⑤1次方程式や2次方程式を解くこと. 47,(脱. 推察力 1,0121、11,618222脱62,83、0323、13君3814,24,41,61,85、O. ①簡単な数列の関係の予測. 55.5%. ②図形の証明問題を解くこと. 33.5%. ③文章中の指示語や人物の心情などを理解. 58,1%. さらにこれら5つのカテゴリーの各項目の「自. ④グラフや資料から読み取ること. 53.4%. 信あり」とする割合は次のとおりである。. ⑤暗に自分のことを言われている事は理解. 70,8%. グラフ3・3・7表現力2の人数分布の割合. 21.
(24) 第3章 調査結果. 定時制の結果から、全体の比較検討する分析基. 通した学年がないため、男女別のみをあらわすこ. 準として、男女別を設定した、学年別では、前述. とにする。全体の男女別を表示したものがグラフ. したように、学年と年齢は全目制に比べて一律で. 3・3・8であり、学校間の男女別を表示したものが. はない。さらに3校の学校問比較についても、共. グラフ3・3・9から3・9・13である。. 男女別 100% 80%. 60% 40% 20% 0%. 表現1. 読解力. 表現2. 圓男146. 計 ■女90. 推察. グラフ3・3・8 男女別. 表現1 100% 80% 60%. 40% 20% 1. 0%. K43L17M86←男 女→ K21 L O M69 グラフ3・3・9 学校男女別. 22.
(25) 第3章 調査結果. 読解力 100% 80%. 60%. 40% 20%. 0%. K43L17M86←男 女→ K21 L O M69 グラフ3・3・10 学校男女別. 表現2 100% 80% 60%. 40% 20%. 0%. K43L17M86←男 女→ K21 L O M69 グラフ3・3・ll 学校男女別. 計算 100% 80% 60%. 40% 20%. 0%. K43L17M86←男 女→ K21 L O M69 グラフ3・3・12 学校男女別. 23.
(26) 第3章 調査結果. 推察 100% 80% 60%. 40% 20%. 0%. K43L17M86←男 女→ K21 L O M69 グラフ3・3・13 学校男女別. 5つのカテゴリーの各属性の偏差値を求めた.. 次に定時制236名を男女、学年が同じ属性となる. ものについて、分類し、定時制平均71%を下回る. 茎一直二覧 (偏差値50未満は、赤字で示す。) 表現力1 読解力 表現力2 計算力. 236名. 定時制全体 平均 標準偏差. 100.0%. 60名. 男子1年 25.4%. 61名. 男子2年 25.8%. 男子4年. 25名 10.6%. 36名. 女子1年 15.3%. 女子2年. 38名 16。1%. 16名. 女子4年 6.8%. 15、23. 4,06. 14.47. 4.20. 推察力 13.02. 12,03. 12、16. 4,11. 4.76. 4.36. 合計平均. 15.85. 15。35 12.82 13.85. 14,42. 偏差値. 51.52. 52.09 51,50 53.82. 53.40. 合計平均 14,43. 13.79 10.80 11.75. 12.77. 偏i…il直… 48・01. 48.36 46.89 49.41. 49.40. 合計平均. 15.08. 13.96 11.36 11.72. 12.84. 偏差値. 49.62. 48.77 48.16 49.34. 49.57. 合計平均 15,17. 15.03 13.25 11.17. 12.53. 偏差填一 49.84. 51.32 52.50 48.18. 48.81. 合計平均. 15.61. 14.03. 12.53. 11,76. 12.68. 偏劃直…. 50.92. 48.93. 50.84. 49.43. 49.19. 合計平均. 15.50. 14.44 12.81 9.38. 10.88. 偏差値. 50.66. 49,91 51.49 44.41. 44.79. 24.
(27) 第3章 調査結果 攻撃性、多動性、反社会的行動、不正直、低学力、. 3.4少年院. 落ち着きがない、集中できない、経済的な問題、反 社会的な親、崩壊家庭、欠損家庭、乏しい親子関係、. 少年院とは、関係する少年院のホームページによ ると、次のように記載されている。社会的な犯罪を. 虐待、ネグレクト、不真面目、成績不良、落第、教. 繰り返した未成年者(20歳頃まで)が家庭裁判所の. 師との確執、登校禁止、反社会的な非行仲間、社会. 裁定によって初等少年院、中等少年院等に、更に少. 的なつながりの弱さ. 年刑務所等送致される。圧倒的に窃盗が多いとして. これらのリスクファクタは一部、高校生にもあて. いる。. はまり、特に定時制高校では多くの生徒が複数の項. 本研究の調査に協力してくれたのは、初等少年院. 目にあてはまることが考えられる。. と中等少年院である。この2つの少年院では、在院 期間を約1年とし新入時期、中間前期、中間後期、. 本研究で、少年院を調査対象に加えたのは、第1. 出院準備時期と約3ヶ月周期でrクラス替え」が行. 章でも述べたが、筆者が定時制高校と少年院との関. なわれる。. 係するケースに複数遭遇した経験をもち、また、少. 少年院の関係者によると、非行への流れとして. 年院の入所可能年齢と高校進学率97%を考え合わ. r学校の学習場面での勉強がわからない、落ち着き. せると、定時制高校だけでなく、全日制高校も中途. がない、集中できないこと」から、いじめ被害や問. 退学して20歳前に入所してしまうケースも十分に. 題行動に対する過剰指導の体験をするなどで学校. 考えられる。. 離れがおこる。疎外感や孤立感を生むことがしばし. これらのことから、本研究においても少年院を調. ばで、居場所がないといったことから、自己イメー. 査対象に加えることが妥当であると判断した。. 少年院の5段階の人数分布割合を示したものがグ. ジや自尊感情が低下している。そうしたことから非. 行仲間の中で居場所を求めて非行化する、と述べて. ラフ3・4・1である。. いる。. 入所者の傾向や特徴として、本人の要因や環境に. ついての一般非行のリスクファクタとしながら、次 のようにキーワードをあげている。. 少年院 219 25% 20% 15% 10% 5% 0%. 言平f面1. 評価2. 言平{面3. 言平{面4. グラフ3・4・1少年院の5段階の人数分布割. 25. 評{面5.
(28)
(29) 第3章調査結果 表現2. さらにこれら6つのカテゴリーの各項目の「自信 あり」とする割合は次のとおりである。. 15%. 0%. 表現力1. %0%. ①目常生活の必要場面で必要な事を発言. 58.9%. ②授業中の質問に対して発表や発言. 51,1%. 1点 2点 3点 4点 5点. ③自分の意見を論理的に相手に説明. 32.0%. グラフ3・4・55段階評価の人数分布害恰. ④聞きやすい速さや大きさの声で話す事. 60.3%. ⑤仲間と日常会話を楽しむこと. 93,6%. 計算 15%. − 、 舶. 読解力. 0%. %0% 1点 2点 3点 4点 5点 グラフ3−4−65段階評価の人数分布割合. ①教科書の漢字の読み. 77.6%. ②1乍者の趣旨や記述してある事実の理解. 59.8%. ③教科書の文章理解. 56.6%. ④読み飛ばしや勝手読みをしないで音読. 64.4%. ⑤英語の教科書の音読. 15.1%. 推察 15%. 表現力2. 一. 0%. %0%. ①中学校までに習った漢字は全て書く事. 33.8%. ②自分の意見を論理的に書くこと. 32.4%. ③時間内に板書をノートに読みやすい文字. 50.7%. で書くこと. 1点 2点 3点 4点 5点. ④テーマに沿って800字前後の文章を書く. グラフ3−4−75段階評価の人数分布割合. 56.2%. こと. ⑤授業で習った英単語を書くこと. 18,7%. 集中 15%. . 計算力. 0%. %0% 1点 2点 3点 4点 5点 グラフ3−4・85段階評価の人数分布割合. 27. ①整数、小数、分数の四則計算. 64,8%. ②円⇔ドルの換算. 25.1%. ③四則計算の大まかな結果の予測する事. 52.1%. ④%や割合の計算. 43.8%. ⑤1次方程式や2次方程式を解くこと. 29.7%.
(30) 第3章 調査結果 推察力. 歳で初等少年院に在院している者もいるとのこと. ①簡単な数列の関係の予測. 47.9%. ②図形の証明問題を解くこと. 24.2%. ③文章中の指示語や人物の心情などを理解. 53,0%. 在院期間は約1年で、新入期を2級2、中問前期. ④グラフや資料から読み取ること. 54,8%. を2級1、中間後期を1級2、出院準備期を1級1. ⑤暗に自分のことを言われている事は理解. 72,6%. としている。この在院期間による処遇については、. であった。. 本研究ではグレードとする。. 集中力 ①授業中は正面を向いて、席を離れることな 45,7% く授業を受けることが ②身体を動かすことなく授業に集中する事が 32.0%. ③周囲の状況を考えながら行動 52,5% ④周囲と話をしないで授業に集中する事が 41.7% ⑤会話に割って入る時は断って入ることが 55.7%. 少年院の結果から、全体の比較検討する分析基準と して、少年院タイフ別と在院期間と学歴と年齢を分 析基準とした。. 少年院法で定められた少年院タイプは次のよう. に分けられる(同法2条1項∼5項)。 初等少年院: 心身に著しい故障のない、14歳以. 上概ね16歳未満の者を収容する。 中等少年院: 心身に著しい故障のない、概ね16. 歳以上20歳未満の者を収容する。. 特別少年院. 心身に著しい故障はないが犯罪傾. 向の進んだ、概ね16歳以上23歳未 満の者を収容する。ただし、16歳 未満の少年院収容受刑者も収容で きる。. 医療少年院: 心身に著しい故障のある、14歳以. 上26歳未満の者を収容する。. 本研究では初等少年院と中等少年院が対象であ る。少年院法では年齢を中心に初等、中等の振り分 けを規定しているが、対象の少年院関係者によると、. 少年犯罪の程度や頻度により初等、中等の区別をお. こなっているとのことであった。したがって、20. 28.
(31) 第3章調査結果 少年院タイフ別の年齢と学歴、年齢とグレードの 3・4・10である 人数分布割合を示したグラフがそれぞれ3・4・9、. 20%. 15%. 團全中退. 定中退 10%. 1. 輔. E. 中卒. 墾. 5%. 高卒. 0%L. 百. 一. I. .. 1 1 1 1 1 2 ←一 → 1 1 1 1 1 2. 歳歳歳歳歳歳等等歳歳歳歳歳歳 3・4・9 年齢と学歴の人数分布割合. 16%. 馴級. _ 一 一 r ■ . _ . 一 . 一 一 一 . 一 一. 14%. 12%. 2級. 10%. 評. 8%. 公U 4 り乙 0. % % % %. 3級. 4級. ヤ. i. r. 全 定 中 高 ← → 全 定 中 高 中 卒 卒 初 中 中 中 卒 卒 退 等 等 退 退 3・4・10年齢とグレードの人数分布割合. 29.
(32) 第3章 調査結果 グラフ3・4−9と3・4・10の実数のクロス集計が. 表3・5である. 表3・4・1少年院タイプ別による年齢と学歴とグレード 少年院. 人数割合 年齢・学歴・. 1級2. 1級. イプ. 合計. 2級2. 2級1. レード. 別. 15歳. 等. 中等. 等. 中等. 等. 中等. 等. 中等. 全中退. 0.0%. 定中退. 0.0%. 2. 2. 中 卒. 高 卒 16歳. 0.0%. 全中退. 1. 定中退. 1. 1 1. 1. 2. 1. 1. 中 卒. 3. 7. 3.2%. 1. 5. 2.3%. 2. 0.9%. 1. 高 卒. 17歳. 全中退 定中退. 中 卒. 0.0%. 4 3 4. 1. 1. 2 2. 3 3 10. 1. 5. 2. 0 2. 3 9. 2 1. 2 2 2. 20. 9.1%. 13. 5.9%. 31. 高 卒. 18歳. 全中退. 2. 1. 2. 8. 定中退. 3. 1. 1. 1. 中 卒. 4. 3. 4. 3. 全中退. 1. 中 卒. 1. 高 卒. 1. 2 4 6 1. 全中退. 1. 4. 2. 5 4. 3. 1. 2 1 2. 4. 2 2. 2. 2 1. 3 1. 2 2. 3 2 2. 16. 7.3%. 4 7. 1. 9 4. 1. 2. 1. 1. 1. 21. 45. 30. 11. 1 18. 48. 14. 22. 0.9%. 5.5%. 1. 2. 11.0%. 12. 1. 中 卒. 5.5%. 7.3%. 4. 2 3. 10.0%. 16. 2. 1. 23. 24. 3. 1. 28. 12. 2 1. 高 卒. 22. 2. 3. 定中退. 合計. 1. 2. 定中退. 20歳. 14.2%. 0.0%. 高 卒. 19歳. 0.9%. 219. 1.8%. 5.0% 3.2%. 4.1% 1.8%. 100.0%.
(33) 第3章 調査結果. 次に少年院219名の学歴(全目制中退、定時制中. 6つのカテゴリーの各属性の偏差値を求めた・,. 退、中卒)、年齢(17歳∼20歳)、が同じ属陛とな. ただし、15歳、16歳、および高卒は少数のため. るものについて、分類し、少年院平均63%を下回る. 結果に含めていない。. 表3・4・2. カテゴリーと属性間の比較. 表現力1 読解力 表現力2 計算力. 弊. 均差 平偏 鵬騨. 少年院219名. 14.B4. 年齢 人数割合 学歴. 17歳. 13名. 定中退. 5.9%. 31名 中 卒 14。2%. 22名. 全中退. 10,0%. 18歳. 12名. 定中退. 5.5%. 24名 中 卒. 11.85. 12.65. 12.90. 12,00. 51.73. 50,27. 51,04. 50,28. 49.16. 48.85. 14.00. 13.62. 10,62. 11。92. 11.38. 47、97. 48.83. 46.82. 47.03. 47.48. 13.68. 13.00. 11.16. 11,61. 12.84. 11.55. 47.19. 47.43. 49.36. 48.52. 49.02. 47.84. 16,59. 15.00. 13.36. 13.55. 14.23. 14.64. 54.26. 51,97. 54,74. 51。80. 52。〔属. 54。73. 13.33. 13,17. 11,17. 9,17. 12.25. 11.25. 46.35. 47.81. 49.37. 44.36. 47.74. 47.18. 13.63. 12.17. 10.17. 12.04. 12.58. 12.33. 47.06. 45.54. 46.93. 49.25. 48、47. 49.59. 15.94. 15.63. 12.38. 13.69. 14.63. 52.68. 53、39. 52.32. 52.05. 52、91. 12名. 定中退. 13.33. 13,17. 11.17. 9,17. 12.25. 11、25. 46.35. 47.81. 49.37. 44.36. 47.74. 47.18. 平均. 16.11. 14.44. 10,94. 10、39. 12.44. 13,67. 偏差値. 53.10. 50.71. 48.83. 46.44. 48.17. 52.56. 平均. 15.64. 15.82. 12.27. 14.82. 14.27. 14.64. 偏差値. 51.95. 53.83. 52.07. 53.97. 52.14. 54.73. 16.00. 15.71. 10.29. 14.86. 15,00. 10,71. 52.83. 53,59. 47.22. 54,03. 53.72. 45.98. 13,56. 14.89. 12.67. 13.00. 12.44. 12.89. 46.89. 51.72. 53,〔舛. 50.88. 48,17. 50.83. 5.5%. 16名 中 卒 7.3%. 11名. 全中退. 5.0%. 7名. 定中退. 3.2%. 9名 中 卒 4.1%. 均直 均直 平劃 平劃 偏 偏. 20歳. 31. 漸83. 19歳. 29 1 4. 7.3%. 4.49. 14.25. 均直 均直 平着 平劃 偏 偏. 全中退. 4,60. 12,52. 15.55. 11.0%. 16名. 5.88. 4.09. 13.29. 4一2. 9.1%. 4.41. 12,48. 11.42. 集中. 65 0 9 4. 全中退. 均直 均直 均直 均直 均値 均値 平劃 平劃 平劃 平劃 平差 平差 偏 偏 偏 偏 偏 偏. 20名. 4.12. 14,13. 推察力.
(34) 第3章調査結果 定時制同様、表現力1・2、読解力、計算力、推察. 3.5まとめ. 力に加えて、集中が検出された。. 全日制では、平均を下回る5つカテゴリーは、表. 表3・6では平均を下回る分析の基準として、年齢. 現力1・2、読解力、計算力、推察力が検出された。. 別、学歴別の属性とし、標準化するために全部で. 自己能カセルフチェックで用いた表現力1・2、読. 12属性についてそれぞれ、属性ごとの平均値や偏. 解力、計算力、推察力等のこれらの各項目について. 差値を求めた。ただし、小数の属性は、結果に含め. は、アカデミックスキルについての内容を含んだも. ていないため、12属性で少年院219名のうち88%. のが多い。. にとどまった。. これら6つのカテゴリーのうち、偏差値50を下. 表3・4では平均を下回る分析の基準として、性別、. 学校タイフ別、学年別の属性とし、標準化するため. 回った属性の特徴としては、次のようになった。. に全部で18属性についてそれぞれ、属性ごとの平. 全日制中退では50を下回るものぽ17歳の推察. 均値や偏差値を求めた。. と集中、19歳の集中のカテゴリーであった。. 表現力1では偏差値50を下回った属性は9属性. 定時制中退では50を下回るものは、17歳から19 歳まではすべてのカテゴリーについて検出され、20. であり、男女別では4と5属性に分かれた。. 読解力では偏差値50を下回った属性は11属性で. 歳では表現力2と集中だけが下回る結果となった。. 中卒では50を下回るものは、17歳、18歳です. あり男女別では5と6属性に分かれた。. 表現力2では偏差値50を下回った属性は10属性. べてのカテゴリーが該当し、19歳で表現力2、計算、. 推察の3カテゴリーであり、20歳で表現力1と推. であり男女別では7と3属性に分かれた。. 計算力では偏差値50を下回った属性は6属性で あり男女別では1と5属性に分かれた。. 察力の2カテゴリーが下回る結果となった。. 以上のことから、本研究の調査対象の全目制高校. 推察力では偏差値50を下回った属性は7属性で あり男女別では1と6属性に分かれた。. 生では学習に対する苦手意識や不安とするものが、. グラフ3・2・2全カテゴリーの評価3以上の人数分布. の割合から20∼30%程度は在籍していることが読. 定時制では、平均を下回る5つカテゴリーは、全. み取れる。学習に対する不安については、話すでも. 目制同様、表現力1・2、読解力、計算力、推察力. 仲間同士の日常会話では十分に楽しむことができ. が検出された。. るのに対して、特に学習に関する内容の発言や自分. 表3・5では平均を下回る分析の基準として、性別、. の意見については苦手とするようである。. 学年別の属性とし、標準化するために全部で6属性. 板書するといった単純な書き写しについて、苦手. についてそれぞれ、属性ごとの平均値や偏差値を求. とするものは少ないが、自分の意見やテーマに沿っ. めた。. た内容を書くといった思考が伴うものについて苦. それぞれ5つのカテゴリーで、偏差値50を下回. 手意識となっているようである。. 計算や推論も、四則演算や1次・2次方程式とい. った属性は表現力1が3,読解力が3,表現力が2,計. 算が5,推察が5属性であった。表現力2においては. った、機械的な計算は比較的苦手とするものは少な. 2属性とも男子であり、計算と推察については1年. く、文章題や予想を立てて考えるといった内容にっ. 男子のみが50を超え、残る5属性は50を下回る. いては苦手意識や不安を抱えていることが判明し. 結果となった。. た。. 次に、本研究で協力依頼した教師13名に対して、 少年院では、平均を下回るカテゴリーは、全目制、. 各校と全体のデータと結果に対するアンケートを. 32.
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