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参考図書紹介

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Academic year: 2021

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参 考

図 書 紹 介

新 養 蜂 完 全 ガ イ ド

TheNew CompleteGuidetoBeekeeping. The CountrymanPress,Inc.pp.207. 1994.$15.00. ISBN 0-88150-315-0 北 アメ リカ, コーネル大学 のモース教授 は 50年以上 ミツパテの研究 に携わ って きてお り, ミツバチ関係の著書 も多数ある養蜂研究者の第 一人者である. その彼が1994年 に出版 したこ の本 は, これか ら養蜂 を始 めよ うとす る人 に も,すでに養蜂経験のある人にも役立つ養蜂の 手 引 き書 であ る.や さ しい英語 で書 かれてお り,英語が少々で きる人 には読みやす く,また, 写真や図版 も60枚以上入 ってお り英語が苦手 な人にも理解 しやすい本である. 現在北米では, 10万人以上の養蜂家がお り, その内の90%の人が1- 15群のいわゆる趣味 の養蜂家で, 他に1,500人の専業家の中には6 万群を飼育 している人 もいて,北米の養蜂の底 辺の広 さと規模の大 きさが伺える. この本 はい かに-チ ミツと蜂 ろうを採集するかを基本に書 かれているが,花粉媒介等にも触れてお り,多 くの作物の花粉媒介には ミツパテが一番適 して お り,北米の1/3の蜂群の百万群以上が毎年 こ れに使われているそうで,衰退する日本の養蜂 界に希望が持てる内容 となっている. 蜂病 は,蜂 のス トレスに起因す ることも多 く,養蜂技術対策の他, ミツバチが自然生態の 中でいかに蜂病 と戟 っているかの記述がおもし ろい.末尾 には養蜂 に関す る研究機関や用語解 説 も載 ってお り, きめ細かな仕上が りとなって いる良書であり一読をお勧めする. (下鳥大作)

ス リランカにおけるハチ ミツ生産のための養蜂

Punchihewa,R.W.K.:Beekeeping forHoney Production in Sri Lanka; Management of AslaticHiveHoneybeeApisceranainitsNat u-ral Tropical Monsoonal Environment. Sri Lanka Dep. Agric,,Peradeniya,SriLanka in association with Canadian Inter Develop. Agency,QuebecCanada.pp.232. 1994.ISBN 955-9282-01-8 熱帯モ ンスー ン環境下での トウヨウ ミツバチ の管理を もとに, ス リランカでの-チ ミツ生産 を目的 とした養蜂 について,ス リランカ農業省 のプ ンチヘワ博士が彼の実際的な技術や経験, 知識を余 さず出 している トウヨウ ミツバチ養蜂 に関する待望久 しい好著である. 本誌 は最初 に トウヨウ ミツバチの生物学を最 新の研究を交えて説明 している.続 く各章では ミツバチを効率よ く管理す るための巣箱の改良 点,強群に保っための蜂群の管理法,分蜂の調 節や分蜂群の管理など, トウヨウ ミツパテをど のように して満足い くかたちで管理,運営 した らよいかについて,明快 な解説がされている. 筆者 は何年問にもわたる思考錯誤の結果,下段 の育児巣箱 には トップバー式の巣枠を用い,そ の上の貯蜜用継箱 は巣礎 を使 った巣板で採蜜す るのが最 も効率的な方法 と して紹介 している. 100枚以上のカラー写真や分か りやすい図によ る解説 は,実際の管理 に大 いに役立 っ点 が多 い.ただ,引用文献が著者に関連のあるものだ けなのがいかにも惜 しいと感 じる.序言でフラ ンクフル ト大学のケ一二ガー博士夫妻 は,在来 の ミツバチによる-チ ミツ生産 とその管理のた めに本誌 は大 いに寄与す るに違 いないと結論 し ているように, アジア地域で トウヨウ ミツバチ を用いた養蜂を展開する上での貴重な一冊であ る. (吉田忠晴)

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参 考

図 書 紹 介

花 粉 学 事 典

日本花粉学会 :花粉学事典.朝倉書店.pp.32+454. 1994.14,420円.ISBN 4-254-17088-2 以前は限 られた分野での対象物であった花粉 も,近年国内で も新聞紙上や一般社会でも花粉 症や食品関連などの広が りとともに関心が高 ま ってきている. これに伴 い関連の出版物 も年々 増加 しているが,花粉の研究分野が地質,植物, 医学,食品などの多岐の方面 に関連 しているこ ともあって,本書の序文で三木毒子先生や高橋 清先生 が触れているが,用語 の表現や意味の捉 え方が人によって も違 いがあ ったり,各分野の 専門用語を使用 していることが多 く,他分野の 専門用語 が判 らない ことも一部 で はあ り,今 回,花粉学会の各専門家が関連の用語を整理 し て出版 された 「花粉学事典」 は,花粉関連に携 わる人々だけでな く, これか ら利用す る人にと って も,大変便利で嬉 しくなる一冊である. 本書 は花粉学会の各分野 の専門家60名が執 筆 を担当 して,3部で構成 されているが,主体 と な っているのは用語解説で, 1,300の項 目につ いて五十音順 に英文を記 して解説を行 っている 解説文 も重要なものは文章 も長 く取 ってお り, 十分 とは言えないが必要 に応 じて図表,写真を 取 り入れてあり朝倉書店の事典 シリーズの特徴 で もあるが,読み易 さと使 いよさが感 じられる. 用語以外 に,付録 と言 って良 いか判 らない が, 巻頭部 に32頁の 「写真でみるパ リノロジ ー」 として代表的な花粉写真,花粉の発生,空 中花粉採集器,人工授粉 などの写真 と解説があ り. 巻末には約60頁の花粉分析資料, 分類 ・ 形態区分,空中花粉関係資料 などが収め られて いて,入門書 としては足 りないが,部分的には 解説書 として も応用できる一冊か もしれない. (杉本和永)

レ ン ゲ の 集 大 成

安江多輔:レンゲ全書 (来歴 ・性状 ・栽培 ・利用 ・文 化).農文協.pp.239.1993.4,200円.ISBN 4-540 -93006-0 明治か ら大正 ・昭和にかけて水田裏作緑肥作 物 として,わが国の稲作農業 に大 きく貢献 して きた レンゲは,化学肥料の普及や早期米の普及 などにより, 1960年頃か ら急速 に栽培面積が 減少 したが,最近 レンゲの効果が見直され,再 び増加の傾向がある, この見直 された レンゲの 全てを再発見するにふさわ しい一冊である. 子供の頃か ら慣れ親 しんだ レンゲは,中国原 産で日本に仏教 を もた らした鑑真大和尚が,わ が国に伝えたといわれるほど,古 くか ら日本人 の文化,生活 に親 しまれている. しか しその栽培 は中国 と日本および韓国のみ に限定 されているという. 本書では,緑肥,家畜の飼料 また忘れてな ら ない優秀 な蜜源 と しての価値 あ る レンゲを1 か ら10までを事細かに紹介 している. 第

1

章 および第

2

章 では レンゲの起源 と伝 播 および レンゲの植物学 的 な特性 について記 逮,第3章か ら第 5章では,日本および中国の 栽培 と利用方法の実際および乗アジア以外の国 にお ける レンゲの導入 と研究が述 べ られて い る.第 6章 か ら第 7章 では レンゲの最 も重要 な,根粒菌 と窒素固定,肥効 と地力増進効果 に ついて述べ られている.第8章では蜜源 として の レンゲ, レンゲ-チ ミツの特性 について,そ して第 9章 と第10章では, 人間生活に関わる レンゲについて記述 されている. 日頃何気な く見て,そ して味わ っているレン ゲの全てが再発見できる本書.是非一読 あれ. (水野宗衛)

参照

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