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小・図「クミクミックス」

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Academic year: 2021

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第3学年 図画工作科学習指導案

題 材 名 「 ク ミ ク ミ ッ ク ス」

A 表現(1)(2)ア 造形遊び 3時間扱い〔場所 多目的ホール〕 子どもの実態(表現特性・系統性) この時期の児童は、ある程度対象との間に距離をおいて考え、そこで気付いたことを活用して活動すること ができる傾向にある。手などの働きも巧みさを増し、扱える材料や用具の範囲が広がり、多様な試みが見られ るようになり、友人の発想やアイデアに関心をもったり、表し方を紹介し合ったりするなど、周りとの関わり も活発になる。 第2学年「だんだんだんボール」の学習では、段ボール箱を立てたり、つないだり、かこんだりして活動を工 夫し、楽しく遊ぶことができている。この上に立って、本題材「クミクミックス」では、段ボール板を切り、切 ってできた形に切り込みを入れ、切り込み同士を組み合わせ、さらにそれらの形をつないで新たな形をつくり だすという造形的な活動を工夫し、段ボール板の特徴を生かして楽しく遊ぶことができるようにする。このこ とは、自分の思いやイメージに合うように段ボールの形を組み合わせたり、色を付けたりして表現する第4学 年「ゆめのまちへようこそ」の学習へと発展していく。 題材の価値・指導観 ○【素材】段ボール板 段ボールは、紙と比べ強度があり、折り曲げて立たせたり、切りこみを入れてつなぎ積み上げたりするこ とができる。そこで、本題材では、厚さ5㎜の身近に使用されている板状のものを取り扱うようにする。 ○【用具】段ボールカッター 段ボールカッターとは、一般的な工作用のカッターに比べ、安全に段ボールなどの硬いものを切ることが できる道具である。刃の先端部分が丸く作られており、より安全に使えるように工夫されている。段ボール カッターを扱うにあたり以下のような安全指導を行う。 ・体の正面で必ず使用し、引きながら段ボール板を切るようにする。 ・対面に人がいる状況や膝の上に段ボール板を乗せて使用しない。 ・用具を持ち歩いたり、振り回したりするなどの危険な行為は行わない。 ○【主な手立て】 ①板書を生かした言語活動の工夫 ・段ボール板の切り方による形の違いや組合せ方などの工夫の視点を明確に示した板書 ・工夫の視点を示した板書をもとに形の組合せや表現方法の面白さを伝え合う言語活動 ②個々への言葉かけ ・段ボールカッターの適切な扱い方に関しての指導や安全指導 ・児童の思いを膨らませ、造形的な見方・考え方を働かせるための具体的な問いや助言 ③表現と鑑賞の一体化を図る支援の工夫 ・互いの活動の様子を見渡したり、自由に話し合ったりする自然なミニ鑑賞ができる場の工夫 ・児童の必要に応じて形や表し方を工夫するためのヒントを示す電子黒板の活用 目標 ○ 進んで段ボールを使って構成する活動に取り組み、段ボールを使って様々な形をつくりだす喜びを味わ い、身近な材料である段ボールを生かした造形との楽しい生活をつくりだそうとする態度を養う。 (主体的に学習に取り組む態度) ○ つくりたいことに合わせて、段ボールと段ボールカッターを適切に扱い、安全な使い方に気を付け ながら、段ボールを切ったり、切り抜いたり、切りこみを入れたりして組み合わせ、手や体全体の感 覚を十分に働かせながら、組合せ方を工夫するとともに、自分の感覚や行為を通して、形や形の組合 せによる感じがわかることができるようにする。 (知識・技能) ○ 段ボール板と段ボールカッターを扱い、組み合わせる造形活動を思い付き、捉えた形を基に、次はど のような形にすることができるかを考え、次の組合せのイメージをもちながら、新たな形を次々と変化で きるようにする。 (思考・判断・表現) 学習の紹介 段ボール板を切ったり、切り抜いたり、切り こみを入れて組み合わせたりして活動を工夫 して表現する。材料から活動を思い付き、段ボ ール板のよさと、つくり、つくりかえ、つくり だす楽しさを味わう。

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学習の流れ(前半)(計画3時間) 段階 学習活動 主な支援 で あ う 45 分 た め す 45 分 1 提示された大量の段ボール板を見て、「段ボールを使って できることを見つけよう」という学習のねらいをつかむ。 2 段ボールカッターを使って、段ボール板を思ったままに切 り、用具の扱いに慣れるとともに形づくりをする。 3 段ボール板だけでつなぐ方法を考える試しの活動を行い、 切り込みによってつなげられることに気付く。 4 活動を振り返り、発見したことや段ボール紙を使ってやっ てみたいことを交流し、次時への思いを広げる。 〇大量の段ボール板を提示し、素材 に興味をもたせ、学習への意欲を もたせる。 【資料提示の工夫】 ○段ボールカッターの扱い方を実 演し、安全な用具の扱い方を理解 させる。 【資料提示の工夫】 〇段ボール板を思いのままに自由 に切らせ、段ボールカッターの扱 い方に慣れさせるとともに、活動 のための形づくりをさせる。 【材料・用具体験の場】 〇切ってできた形を組み合わせる 試しの活動を行い、段ボールのみ で組み合わせる方法を発見する ことができるようにする。 【材料・用具体験の場】 〇自由に友達の活動を見たり、気付 きを話したりする場を設定し、段 ボールのつなぎ方を発見できる ようにする。 【ミニ鑑賞の工夫】 〇子どもたちの活動から切り込み の入れ方の違いと、切り込む深さ の違いを比較させ、2つの切り込 みの方がずれずに丈夫につなげ られることと、切り込みの深さが ある程度必要なことに気付かせ る。 【資料提示の工夫】 〇自分たちの造形物を見ながら本 時の活動を振り返り、本時学習の 気付きや、次時にやってみたい活 動を伝え合うことができるよう にする。 【ミニ鑑賞の工夫】 ・段ボールをつなぐには、2つの切り込みと切り込 む深さが大切だね。 ・次の時間は、もっと組み合わせてみたい。 ・段ボールでどん なことをするの かな。 ・早く段ボールを 使いたいな。 2つの切り込みでつなぐとずれずにつなげるね。 ずれないくらいの深さの切り込みを入れないとね。 1つの切り込み 2つの切り込み ・段ボールに切り 込みを入れる と、道具を使わ ずにつなぐこと ができるよ。 ・直線に切ったり 曲線に切ったり することで面白 い形がたくさん つくれるね。

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主眼 ○ 段ボール板の特徴を生かした形づくりを楽しむことができるように、切ってできた形に切り込みを 入れて組み合わせたときに変化する形に着目し、形や組合せ方を工夫して表現できるようにする。 ○ 段ボール板をさまざまな形に切って組み合わせた感じを試したり、互いの活動や造形物を鑑賞した りして自分なりの表し方を見付け、素材のよさや活動の楽しさを伝え合うことができるようにする。 準備 (教師)段ボール板、段ボールカッター、タブレット、電子黒板、段ボールカッターの扱い方(掲示物) 本時の展開 段階 学習活動 主な支援 あ ら わ す 35 分 5 段ボール板の特徴と広い活動場所を生かし、切り方や組合せ方 を基に段ボールを組み合わせ、楽しみながら活動する。 (1)前時活動の様子と造形物から、段ボール板を切ってできた形から やってみたいことを出し合い、本時学習のめあてをつかむ。 (2)前時で捉えた切り方による形の違いや組合せ方の工夫について話 し合い、活動の見通しをもつ。 【切り方による形の違い】 【直線で切った形】 【曲線で切った形】 【組合せ方】 【切り込みで組む】 【切り抜いて組む】 ○前時活動の映像 を試 し に つ くっ た 自分 の 造 形 物 と関 連 付け な がら視聴させ、本時の めあてをつかませる 【資料提示の工夫】 〇形と組合せ方を視点 と し た 板書 の 構造 化 を図り、活動を工夫す る た め のイ メ ージ を もたせる。 【板書を生かした言語 活動の工夫】 〇前時でつくった 直線 に 切 っ てで き た形 と 曲 線 に 切っ て でき た 形、切り抜いた形を提 示し、いろいろな形を つ く る ため の 切り 方 を想起させる。 【資料提示の工夫】 〇前時につくった自分 や 友 達 の造 形 物を 鑑 賞する場を設定し、前 時 で 発 見し た 切り 込 み を 使 った 組 合せ 方 を想起させる。 【ミニ鑑賞の工夫】 ダンボールの特徴を生かして、形づくりを楽しもう。 ・自分たちが段ボール板を切 ってつくった、たくさんの形 をもっとつなげたい。 ・切り込みでつないだり、切り抜いて組み合せたりできたね。 ・直線や曲線に切ることで、いろいろな形をつくれたね。

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あ じ わ う 10 分 (3)形や表し方を組み合わせて新たな形をつくったり、切り込みを入 れる場所を考えてつなぐ場所を試したりして表現する。 【表し方】 【積み上げる】 【広げる】 (4)互いの造形物を鑑賞し合い、工夫する視点を基に互いのよさを伝 え合い、自己の成長を実感させる。 ○ 本時学習を振り返り、自分が工夫してつくったことやできるよ うになったこと、友達と協働できたことを伝え合う。 【最終的につくりあがる例】 【縦に積み上がる】 【共同製作】 【横に広がる】 ○前時でつくった形を 大 き さ や形 の 種類 ご とに分類して配置し、 児 童 が 必要 に 応じ た 形 を 選 択で き るよ う にし、目的に応じた活 動をさせる。 【材料・用具の場の工夫】 ○机間指導を行い、意欲 増 幅 の 賞賛 や 情報 提 供 と し て他 者 の活 動 を 紹 介 する な どの 気 付 き を 促す 言 葉か け をする。 【個々への言葉かけの工夫】 〇自由に鑑賞ができる 場を設定し、自分なり の 表 現 がで き るよ う にする。 ○本時学習で工夫する 視点を確認させ、形の 組合せ方、表し方など 工 夫 し た視 点 を基 に 鑑賞させる。 【板書を生かした言語 活動の工夫】 ○本時学習の感想を伝 え合い、用具を使いこ な せ る よう に なっ た ことや、友達と協働で きたことなど、自己の 成長を実感させる。 【ミニ鑑賞の工夫】 ・△△のような形に見えてき たよ。これをどんどん積み 上げてみよう。 【板書を活用した言語活動】 板書に提示する鑑賞の視点 伝わる言語表現の知恵 〇形 〇組み方 ・切り込みでつなぎ組む ・切り抜いて組む ○段ボール板を直線に切ったり、曲線に切ったりすることで 形に違いが表れることに気付くことができる。 ○切ってできた形を組み合わせることで新しい形をつくり だすことができ、形の感じが変わることに気付くことがで きる。 切り込みを使うと、たくさんのダンボールを組み合わせて面 白い形をつくることができた。 ・段ボールに切り込みを入れてつなげていったら、形がどんどん 変わっていったので、おもしろかった。 ・最初は一人でつくっていたけど、途中で友達と合体させて協力 しながらつくれて楽しかった。 ・友達と組み合わせながら、 どんどん横につなぎ合わせ て大きくつくろう。 段ボールを高く積み上げたり、友達と一緒に組み合わせた りしてつくることができて、楽しく活動できた。

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板書計画 場の工夫 必要な材料を取りに行く道筋 を示し、材料を取りに行く児童と つくっている児童が交錯しない ようにさせ、安全に活動をするこ とができるようにする。 4人が中央を向いて活動させるよう にし、互いの活動や造形物を自然と鑑 賞させながら自分の表し方を見付けさ せるようにする。 前時の活動の様子を映したり工夫す る視点を板書したりして、児童が活動 を工夫するためのヒントとなる板書を 生かした言語活動を行う。 児童が前時に段ボール板を切っ てできた形を大きさごとに分類し て配置し、児童が目的に応じて材 料を選択することができるように する。 児童が切ってできた形(小さめの形) 児童が切ってできた形(大きめの形)

参照

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