第六学年一組 道徳学習指導案
1 主題 夢に向かってもう一度 〔1-(2) より高い目標を立て、希望と勇気をもってくじけないで努力する。〕 資料名 夢をつかまえよう(東京書籍) 2 本主題指導の立場 ⒧ 主題にかかわる子どもの実態 ⑵ 本主題の価値内容及び資料の活用 ⑶ 価値の高まりの意識化・手立て 3 計画 ○ 市内児童体育会に向けて自分の目標タイムを決める。 事 前 ⑴ 資料「夢をつかまえよう」をもとに、目標に向かって強い気持ちでがんばることの大切さについ て話し合う。 本時① ○ 学級活動「運動会のスローガンを決めよう」で運動会に向かってみんなでがんばりたいことをも とにスローガンを話し合う。 事 後 本内容項目を以下のように分析し、配列する。 より高い目標を立て、希望と勇気をもってくじけないで努力する。 主 題 あきらめないで最後まで 「和太鼓フェスティバル」 (光文書院) 夢に向かってもう一度 「夢をつかまえよう」 (東京書籍) 困難に負けない 「親子三代、キリマンジ ャロに登る」(光村) 志をもってやりぬく 「鑑真和上」 (光文書院) 重 点 ・あきらめて後悔しない ように精一杯がんばる ことの大切さ ・挫折を乗り越え、み んなで決めた目標に向 かって、積極的に挑戦 することの大切さ ・くじけそうになった とき、周りの支えを感 じながらがんばること の大切さ ・どんな困難にあって も自分の夢に向かって 決してあきらめないこ との大切さ 目標には、自分の夢や理想の実現といった生涯をかけて取り組むような遠大なものから日常生活での課題 を克服したりするための目標まで様々にある。どんな小さなことであっても目標を決めることで達成したい という欲求が生まれ、努力するきっかけとなる。しかし、人は失敗したり困難に直面したりすると目標を投 げ出してしまいたくなる。そこで自分の夢や理想が実現できた姿を想像し、何としても達成したいという強 い気持ちをもち自分自身を奮い立たせることで障害を乗り越えようとする意欲が生まれ、努力を継続するこ とができる。そして目標を達成できたとき満足感や成就感を覚え、次のより高い目標に向かう原動力になる ものである。また、目標をもって生活することは、充実した毎日を過ごすことにもつながると考える。 本主題で扱う資料「夢をつかまえよう」は、自分のミスでドッジボールの全国大会出場という目標を逃し てしまった主人公が、挫折を乗り越えて再び全国大会出場を目指すという話である。二度の失敗で「ドッジ ボールなんか絶対にするものか」と思う主人公の姿からは、失敗すると挫けてしまう人間のもつ心の弱さを 明らかにすることができる。また、先生の「もう一度出てみないか。」という呼びかけに対し、クラスのみ んなが黙ってしまう中、思い切って「ぼくはやりたい。」と立ち上がる主人公の姿からは、挫折を乗り越え て生きることへの希望や挑戦し続けることのよさを感じることのできる資料であると考える。 本学級の子ども達は、学級や個人で目標を立てている。しかし、日がたつにつれ当初の意気込みは薄れ、 せっかく立てた目標を忘れてしまっている子どもも多い。また、「頑張ってやり遂げよう」という気持ちは あるものの、日常的な努力が足りず、行動が伴わない場合も多い。5月には市内児童体育会が行われた。陸 上競技では一人ひとりが自分の目標記録を決めて練習を続け、本番は全員が自己新記録を出すなど目標を達 成した充実感を味わうことができた。そこで、自分を客観的に見つめることができ、責任感や努力を重んじ ることができるようになってくるこの期に本主題を取り上げる。そして、絶対にやり遂げようとする強い気 持ちや、自分を信じる気持ちをもち、自分の目標に向かってあきらめずに努力していこうとする心情を育て たい。このことは、あるがままの自分を見つめ、これからのあるべき自分の生き方を考えることができる子 どもを育てる上からも意義深い。 ・挫折感 ・消極性 〈心情図〉 ・積極性 ・挑戦 〈心情図〉 ・弱い自分に負けたくない ・あきらめることをしたくない ・みんなでもう一度挑戦したい4 ねらい ○ うまくいかないことがあって挫折しそうになっても、あきらめようとする気持ちに負けずもう一度挑戦 しようとすることで、がんばり続ける強い心をもつことができることに気付き、目標に向かって、自分に できることを積極的に続けようとする心情を養う。 5 準備 資料の流れ図 学習プリント 心のノート 心情図(心の円) 6 展開 学 習 活 動 指導上の留意点 出 会 う 見 つ め る 見 つ け る あ た た め る 1 目標を立てて取り組んだ経験を出し合い、本時学習のめあてをつ かむ。 2 資料「夢をつかまえよう」を読み主人公の気持ちや考えについて 話し合い、価値を明らかにする。 ○ 「ドッジボールなんかするものか。」と思ったときのぼくの気 持ちについて話し合う。 ・自分のせいで負けてしまった。 ・みんなぼくのせいだと思っているだろう。 ・もう2度とくやしい思いをしたくない。 ○ 「ぼくはやりたい。」と立ち上がったときのぼくの気持ちにつ いて話し合う。 ・もうあんな思いはいやだ。でも、負けたまま終わりたくない。 ・このままでは納得できない。もう一度やってみたい。 ・みんなでドッジボール大会を目指したい。 ◎ 思い切って立ち上がったときのぼくの気持ちの変容を話し合 い、挫折を乗り越えようとするぼくの強い決意を明らかにする。 3 自分の生活を振り返り、自分に向かってがんばることで充実した 生活がおくれた経験をふりかえり、あるべき自分の姿をつくり出 す。 ・市内児童体育会でリレーのメンバーになったが、バトンタッチが うまくいかず、タイムがなかなか縮まらなくてもうやめたいと思 ったが、このメンバーで新記録を出したいという気持ちで練習を 最後までがんばることができた。 4 教師の説話を聞き、本時学習のまとめを行う。 ○ 目標を立ててがんばってい ることを出し合い、めあてへ の方向性をつかむ。 ○ 吹き出しに書いて考えさせ た後、再び心情図に表現させ ることで迷いながらも自分た ちの夢に向かってもう一度が んばろうと決意したぼくの気 持ちに共感させる。 ○ 目標に向かってくじけそう になった時、絶対にあきらめ たくないという強い気持ちで がんばるこができた経験をふ りかえらせ、自分にも同じよ うな心があることに気付かせ る。 ○ 説話を聞かせることにより 実践意欲を高めさせる。 あきらめてしまおうとする気持ちに負けず、 みんなと一緒に「もう一度」挑戦しようとする心 価値の高まりを生み出す表現活動 ○ 2 つの心 情図 を比較 さ せ、主人公がもう一度がん ばろうと思ったのはどんな 気持ちがふくらんだからか 話し合わせることで、目標 に向かってもう一度挑戦し たいという気持ちががんば る力になる高まった価値を 意識化させる。 目標に向かってがんばり続けるために、どんな心が大切か考えよう。 あるがままの自分を導き出す活動 ○ 自分のせいで2度も試合 に負けたと思ったときのぼ くの気持ちを心情図に表現 させることで、失敗すると くじけそうになる気持ちに 気付かせる。 もうドッジボールなんか するものか。 …ぼくは、やりたい。 ・弱い自分のままでいたくない。 ・夢をかなえないまま終わりたくない。 ・みんなで一緒に夢を追いかけたい。 このまま終わっていいのか