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正義を重んじる「嫌がらせは僕たちの生きがい」 

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Academic year: 2021

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1 -第1学年4組 道徳学習指導案 指導者 1 主題名 正義を重んじる 内容項目4-(4) 正義 資料 「嫌がらせは僕たちの生きがい」 中学校道徳「自作資料集」NO3 より 明治図書 2 指導観 (1)「いじめ」が原因による様々な事件が大きな社会問題になっている。その内容は、多岐にわたって おり、表面にでにくく、対応にも苦慮するところである。その問題を複雑にしているのは、加害者の 問題で終わらせてしまいがちになること、また、周りの生徒が「自分を守りたい」「関わりたくない」 という気持ちになりがちになることの二点が大きく起因していると思われる。それは、たとえ「いじ め」が目の前で起こっていても正義を重んじた具体的な行動がとれないとともに、加害者の誤った考 え方や行動を助長させていくのではないかと考える。現在、各学校現場において問題点を整理しその 解消に向け様々な取り組みがなされている。そのためには、人権尊重の立場に立って正義感を重んじ る心情を養い行動にまでつなぐことが大切で、人間誰しも持ちがちな利己心や狭くなりがちな仲間意 識を克服し、誰に対しても公正公平に接する心情や行動の実現に努力しようとする意欲と態度を持た せることが大切と考える。 (2)本学級の生徒は、活発で明るくよく自分の考えを述べるが、差別を見抜き、問題提起するなど差別 される側に立って立ち上がる力は十分とは言えない。 1学期のアンケートや道徳の授業の中で課題として明らかになったこと ・ 相手の立場に立って考えることや、思いやりの気持ちが不足している ・ 人の嫌がることを言ったり傷つけたりしてしまう ・ 身の回りのことを他人事で終わらせてしまい全体のものにできていない 以上のように不正に引きづられたり、第三者的な行動もありがちである。そこで不正を憎み、正義 を重んじるという心のたくましさを育成したいと考え、本主題を設定した。 (3)本資料は、先輩からうけた暴力やそのことに対する生徒、教師の対応で心に傷を負った主人公が嫌 がらせをすることでその心の傷を癒そうとするが、一人の少女の言葉や行動を通して、今までの自分 の行動に矛盾を感じ「正しいことを正しいと言える人になりたい」「よりよく生きていきたい」とい う思いに目覚めていくという内容である。 本時の指導にあたっては、嫌がらせをする生徒の生い立ちを通して真の仲間とは何なのかを考えさ せたい。また、一人の少女の行動を通して、今までの自分の行動のおかしさに気づき始め、そして時 を同じにして起きた同級生のいたずらに対する心の葛藤を通して、正義とは何なのかを考えさせると ともにそれを重んじる心情を養いたい。 3 本時の指導上の工夫 (成就感を味わわせるための)資料が生きる発問の工夫 板書・プリントの工夫 ①自分との関わりを意識化させる発問 ①予想されるものをイラストにし 導 ・自分にとっての生きがいを考えさせることで、本時へ ておき提示することで雰囲気づく の意識付けをする。 りをする。 入 ②人としての道徳性を認識させる発問 ②流れをわかりやすくするため ・主人公の心情の変化を明らかにするために、一生懸命 に、あらすじを話に沿って掲示す 掃除する主人公の意味を考え、嫌がらせをしている時の る。 展 気持ちと対比させながら考える。(成就感) ③みんなの考えをもとにした主人 ③自分との関わりで道徳性を深めさせる発問 公の心情の変化がわかりやすくな 開 ・授業を通して考えたことをふまえ、話の続きをを書く るように工夫し、板書で構造化す ことで自分自身がそのような場面に出会ったときのとる る。 べき行動について考えさせる。 ④行動について書いた用紙を黒板 (中心発問、成就感) に掲示させ、みんなの考えを板書 で視覚化する。 ④自己の道徳性の成長を実感させる発問 ⑤学習プリントに自由に書かせ ・授業を通して考えたことを記述させ、本時の思考を振 る。 終 り返らせる。 ・書いたことを発表したり、それに対して感想を述べた 末 りすることで意見の交流を促し、生き方についての価値 を深めさせる。(成就感、共存感) 4 ねらい 嫌がらせばかりしていた生徒と女子生徒とのふれあいを通して、正義を重んじる心情を養う。

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2 -5 展開 配時 学習活動と主な発問 予想される生徒の反応 指導上の工夫と留意点 導 1、自分の生活を振りかえる。 ・部活動をする ○自由に発言させる。 ・テレビをみる (共存感) 入 今、自分にとっての生きがい ・ゲームをする ○仲間の考えに対する感想を とは何ですか? ・本を読む 出させながら、和やかな雰囲 10 ・手伝いをする 気づくりをし本時に入る。 分 (共存感) 2、資料(前半)を読んで考え (気持ち) ○主人公が受けた心の傷をい る。 ・すっきりした、楽しかった やす、心の隙間(寂しさ)を ①嫌がらせをしていた「主人公」 (理由) 埋めるために嫌がらせをした 展 の気持ちについて考える。 ・やられたことの借りを返し ことを押さえる。 「主人公」は嫌がらせをし たい 開 といるときどのような気持 ・見て見ぬふりをしたみんな ちだったでしょう?またそ への仕返しができたから 30 れはなぜですか? ・相談しても相手にしてくれ なかった先生を困らせるこ 分 とができるから 3、資料(後半)を読んで考え る。 ① いつしか汗だくになりなが ・人が汚したのに、進んでき ○美佳の言葉や行動による主 ら掃除をしている「主人公」の れいにしている美佳の行動か 人公の心情に注目させる。 心情の変化について考える。 ら ○一緒に掃除をしているとき ・汚した自分たちが知らない の 主 人公 の 心 情 に注 目 させ 主人公に一生懸命に掃除を ふりしていては美佳に申し訳 る。 させたものは何だったのでし ないと言う気持ちから ○主人公の心のどこかにはよ ょうか? ・一生懸命いいことをするの りよく生きたいという心情が は気持ちがいいものだとわか あったことに気づかせる。ま ったから たいいことをすることで、主 ・仕返しのつもりでやったけ 人公の心の隙間が埋められて どそれでは心の隙間は埋めら いったことを押さえる。 れないことに気づくとともに、 (主人公の道徳性を認識させ またさらに自分の心が荒れて る発問、成就感) いくことに気づいたから ②嫌がらせをしようとしている ○心情の移り変わりをもう一 同級生を見たときの主人公の気 度確認しそれをふまえて書か 持ちについて考える。 せる。(道徳性を深めさせる 発問【中心発問】、成就感) 主人公はどんな行動をとった ・「何やってんの」と言ってや ○生き方についての価値を と思いますか? めさせた 深めるために書いたことを発 ・そんなことしても楽しくな 表、そしてそれに対して感想 いよと言って注意した を述べさせる。またその活動 ・そんなことするとその子が を通して思いを共感させる。 悲しむよと言ってやめさせた (尊重感、成就感、共存感) ・自分もやっていたので何も ○よい内容を書く生徒が多い 言えなかった と思われるが、「そんなふう に考える心がみんなの中にも あるからだね。」と言って結 ぶ。(成就感) 4、今日の授業の感想を学習プ ○誰もが持つことがある心の 終 リントにまとめる。 隙間を埋めるために人を傷つ ○今日学んだことをふまえて自 けてはいけない。そして自分 末 分の考えをまとめましょう。 もしない、させないといった 正義を大切にする心を持って 10 生きていってほしいというこ とを押さえる。 分 ○自己の道徳性の成長を実感 させるため、授業を通して考 えたことを記述させ本時の思 考を振りかえさせる。また、 書いたことを発表し意見交流 をする。 (成就感、共存感)

参照

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