本時指導にあたって 第5学年2組算数科学習指導案 指導者 1.単元名「小数×整数、小数÷整数」 2.単元設定の理由 3.本時の学習 5校時 於5年2組教室 (1)本時のねらい ○整数のわり算の筆算をもとに、(小数)÷(整数)の計算が筆算でできる。 (2)準備 ○児童…算数セット、算数音読ノート ○教師…7.2ℓのスペシャルジュース、ヒントカード、問題文、ホワイトボード 本学級の児童は、1単位時間の学習過程において約70%が「自力解決で自分の考えをノートに書くとき」「チャレンジ タイム」が楽しいと感じている。交流活動で友だちの考えを聞くことにも65%の児童が楽しさを感じており、友だちの 考えのよさを見つけて学んだり、考えを確かめ合ったりしようとする姿が多く見られるようになった。しかし、自分の考 えを持ってはいてもそれを意欲的に伝えようとしたり、図や操作活動の結果と関連づけて根拠を明らかにしながら筋道を 立てて説明したりするまでには至っておらず、自分の考えを伝えることに楽しさを感じているのは38%であった。 4月に学習した「小数の仕組み」では、単元テストによると1 を0.1 や0.01 のいくつ分と見たり、1 を10 や100でわ った数を理解したりする力が十分ではない児童が数名いる。(小数)÷(整数)の基になる(整数)÷(整数)の筆算は ほとんどの児童が解くことができた。 指導にあたっては、単元全体の意欲の継続化を図るために「伝説の秘薬を作ろう」「秘密の宝をゲットしよう」 という2つのストーリーを設定し、問題解決をしながらストーリーが展開していくという学習計画を立て、 小数のかけ算・わり算の習得をめざす。 「つかむ」段階では、日常生活の中で果物やジュースを分けたり、合わせたりする経験を話し合う時間を設 定する。そして、既習の整数における乗数・除数が小数においても活用できることを 捉えさせ、小数の乗法・除法の計算の仕方を考えていくことを確認する。 「つくる」段階では、一人ひとりが自力解決できるように、できるだけ実際の長さのテープや液量などの具 体物を準備し問題解決にあたらせる。単に計算の手順の形式的な指導で技能を身につ けさせるだけでなく計算に至るまでの過程を大切にしていく。そのために、自力解決 場面では、線分図・液量図・具体的な操作活動の時間を設定しながら考え方と式の意 味を結びつけるようにする。集団解決場面では、まず小集団交流でそれぞれの考えを 確かめ、認め合わせた上で自信をもって全体交流につなげるようにする。 「つかう」段階では、「かけ算・わり算ウォークラリー」を取り入れる。笑顔コース(基本のかけ算・わり算)、 さわやかコース(わり進む計算)、チャレンジコース(概数で表す計算)の3コースを 設定し、3つの部屋に分かれて個別に支援する。それぞれのコースは段階をおった問 題を準備し、2 単位時間で3つのコースをまわり、楽しみながら習熟を図れるようにす る。 本単元は、小数×整数、小数÷整数の場合について、計算の意味や計算の仕方について理解し、正しく計算で きるようにすることをねらいとしている。本単元で扱う計算は(小数)×÷(整数)で10 分の1 の位までの小数 と限られており、ここでは計算の仕方の獲得に重点をおいた展開を図っている。小数のかけ算、小数のわり算の いずれの場合もまずはじめに小数の仕組みに基づいて計算の仕方を考え、次に形式的な処理方法である筆算を学 習する。小数の乗法・除法の計算も0.1 や0.01 を単位とする考えに基づけば、既習の整数の時と同じ計算方法と 仕組みで計算できる。この0.1 を単位としての大きさと捉える考えは筆算形式の計算の仕組みを理解する上で重要 になってくる。また、本単元では乗法における小数点の位置や除法における商の小数点の位置などについて整数 の場合と比べながら計算する。 本単元は後の単元「小数×小数、小数÷小数」の乗法・除法の範囲を小数まで拡張する学習につながるもので あり意義深い。 児童観 教材観 指導観 着眼1 ウォーミングアップで「算数音読ノー ト」を活用し、ペアでお互いに声を出し合 い「○○は0.1 の○○分」という既習の小 数の仕組みを確認し合う。 この活動を行うことで本時学習の自力 解決場面である「7.2÷3」の計算の仕方を 考える場合の基である「単位小数のいくつ 分」という考えを意識づける。また、この 考えを用いることで小数のわり算の筆算 も整数の場合と同じような考え方ででき ることを確認させる。 着眼2 「○つけ法」を自力解決場面に位置づけ、次の考 えを中心に子どもの考えを見取り、集団解決にお けるもとになるようにする。 ※言葉による説明では 7.2 を 0.1 が 72 個分と 見る単位小数の考えができているか。 ※10 倍して 10 でわる考えにおいては、その関 係の図が正しく表記されているか。 ※既習の学習を活かした表現ができているか。
(3)本時の展開(第7時) 過程 学習活動 教師の支援 評価規準