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沖縄県における単親家族の実証的研究-沖縄県南部I市における母子家庭の実態と社会意識の調査結果を中心にして-: 沖縄地域学リポジトリ

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(1)

Title

おける母子家庭の実態と社会意識の調査結果を中心にし

て−

Author(s)

金城, 一雄

Citation

沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(5): 127-176

Issue Date

1986-03-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/5724

(2)

沖縄県における単親家族の実証的研究

-沖縄県南部I市における母子家庭の 実態と社会意識の調査結果を中心にして- 金城一雄 <はじめに> 1.調査方法 Ⅱ調査結果 1.家族構成 2.離別時の状況 3.婚姻時の状況 4.就業状況 5.家計状況 6.住宅状況 7.養育状況 8.社会意識 くまとめ> <はじめに>

沖縄県は、離婚率が全国山2位であり、また、未婚の母の出現率もきわめて

高く全国最高位である。

沖縄における離婚率の高さや未婚の母の高出現率については、マスコミその

他でさまざまに論評されろところであるが、その実相と社会的背景を考察すべく -127-

(3)

実証的研究は必ずしも多くない。特に社会学的分野からのアプローチは僅少で (1) ある。 本小稿は、上記研究上の間隙の一端をうめるべき目的をもって行われた調査 の集計結果とその解析を中心としたものである。しかしながら、既調査が対象 地域を限定して行われたがゆえに、小稿においては、当該テーマに関して他地 域との比較考証を行うまでには至ってない(これは、沖縄においては、当該問 題に関する地域別調査がきわめて少ない研究状況にも一因があるのだが)。 したがって、小槁は、当該問題の解析方法の一端を提示したとの自負は有す るものの、上述の調査・研究目的を充分に達成するにはかなりの限界性を有す るものであることもあらかじめお断りしておきたい。 I・調査方法

本調査は、1984(昭和59)年12月に、沖縄大学家族問題研究会が沖縄県

(2) 南部I市の母子家庭を対象に行ったものである。 調査の実施要項等は、以下のとおりである。 1.調査対象:I市社会福祉協議会所轄の母子家庭名簿から層化抽出法により 145世帯(約39%)を選定(表1-1)。 2.調査方法:沖縄大学家族問題研究会の学生により、質問紙による個別面接 法によって実施。

3.調査実施期間:1984(昭和59)年12月10日~25日(-部の補足調査

は1985年2月上旬に実施)。 4.回収率:82.1%(119世帯) く付記>本調査は、文部省科学研究費助成の奨励研究(A)の延長として行わ

れたものである。また、調査実施にあたっては、I市社会福祉協議会と同母子

寡婦福祉会の役員の方々にも世話になったことを記しておきたい○ -128-

(4)

表1-1I市及び本調査原因別母子世帯数 (単位:世帯)

(注)I市の母子世帯数は、59年11月末日現在、

I市社会福祉協議会所轄の数である。 -129- 結婚 未婚の母 遺棄 死別 廃疾 合計 I市全体 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●0 構成比(/371,%) 207 (558) 85 (229) 56 (151) 17 (46) 6 (16) 371 (100) 本調査・対象者世帯 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●■●●●●●●●●●q 構成比(/145,%) 81 (559) 35 、●●●●●。●●● (241) 21 099●●●●●●● (145) 6 ●●●●●●●●●●■ (41) 2 (14) 145 、●●●●●●●●●● (100) 本調査・回収世帯 構成比(/119,%) 70 (588) 29 (244) 15 (126) 5 (42) 0 (O) 119 ●●●●●●●●●● (100)

(5)

Ⅱ調査結果 1.家族構成 (1)現在の母親の年齢

表11-1-(1)は、調査時点での母親の年齢と母子原因をクロスさせたもので

ある。

母親の年齢は、35~39歳が最も多く(24.4%)、次いで30~34歳(21.

8%)、45~49歳(21.0%)の順である。

母子原因別では、離婚者世帯は35~39歳(31.4%)と30~34歳層(20.

0%)に多く、未婚の母世帯は30~34歳(31.0%)と45~49歳層(」41

%)に多い。遺棄や死別世帯については、ともに45~49歳層に多いが、遺棄

については、本調査結果では集中年齢層として特定しうるほどの数では必ずし

もない。 (2)家族員数

表Ⅱ-1-(2)は、家族員数と母子原因をクロスさせたものである。これに

より家族規模をみると、4人世帯が最も多く(26.9%)、次いで多いのが3

人世帯(25.2%)と2人く母十子1人>世帯(19.3%)であり、2~4人

規模の世帯が全体の71.4%を占めていることがわかる。

(3)子どもの数

20歳未満の子どもの数は、表U-1-(3)のとおりであり、1人が最も冬〈

(48世帯、40.3%)、次いで2人(27.7%)、3人(17.6%)の順で

ある。未就学児童は、全体の29.4%の世帯に存在する。

母親の年齢と子どもの数の関連性をみろと、30~34歳層の母親にく子ども

,人>いわゆるくひとりっ子>が多いP

原因別にみろと、未婚の母親に相対的に子どもの数が少なく、72.4%かく子

-130-

(6)

表Ⅲ-1-(1)現在の母親の年齢(単位:人)

|: ̄

版別一

20~24 25~29 30~34歳 35~39 40~44歳 45~49歳 50~54‐、 注)構成比の合計は、小数点第2位で四捨五入した 値数の合計であるため100にならない場合がある。 以下の表においても同様である。

表U-1-(2)家族員数(単位:世帯)

雁Ⅱ婚尹

膳Ifl]

2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人以上 -131- 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構 成 比 (影) 20~24歳 2 2 1. 0 5 4.2 25~29歳 10 3 0 0 13 10.9 30~34歳 14 9 3 0 26 21.8 35~39歳● 22 3 3 1 29 24.4 40~44歳 9 4 2 0 15 12.6 45~49歳 9 7 5 4 25 21.0 50~54歳 4 1 1 0 6 5.0 合計 70 29 15 5 119 99.9 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構 成 比 (%) 2人 12 8 2 1 23 19.3 3人 21 6 3 0 30 25.2 4人 19 5 6 2 32 26.9 5人 7 4 3 1 15 12.6 6人 6 2 0 0 8 6.7 7人 3 1 1 1 6 5.0 8人以上 2 3 0 0 5 4.2

(7)

表U-1-(3)子どもの数.未就学児童数

--1V , 冒し 寺」2. 収と母子1京床 二-11」 、、致孑は、未就学児童轍 -132-

(注)()の数字は、未就学児童のいる世帯数

(単位:世帯)

表Ⅱ-1-(4)子ども数と母子原因

()の数字は、未就学児童数 (単位:世帯) 1人 2人 3人 4人 5人 6人以上 20~24歳 3(3) 2(2) 0 0 0 0 25 ~ 29歳 9(5) 3(2) 1(1) 0 0 0 30~34歳 15(6) 7(4) 3(1) 1(1) 0 0 35~39歳 7 8(2) 4(1) 6(4) 2(2) 40~44歳 6 4 4 0 0 0 45~49歳 8(2) 5 7 2 2 2 50~54歳 0 4 2 0 0 0 合計 48⑯ 33(l(》 21(3) 9(5) 4(O) 4(2) 構成比(%) 40.3 27.7 17.6 7.6 3.4 3.4 1人 2人 3人 4人 5人 6人 以上 合計 離婚 24(6) 25(9) 10(2) 7(5) 3 1(1) 70(23) 未婚の母 21(8) 5(1) 3 0 0 0 29(9) 遺棄 3(2) 3 5(1) 2 1 1 15(3) 死別 0 0 3 0 0 2(1) 5(1) 合計 48⑯ 33⑩ 21(3) 9(5) 4(O) 4(2) 119(36)

(8)

表U-1-(5)親族同居の有無 (単位:世帯) ■ 雛婚一 ‐I L 未婚の母 ⅡI

-133- 雛 婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構成比 j 影 く 親族非同居世帯 45 14 11 4 74 62.2 親族同居世帯 25 15 4 1 45 37.8 <同居者内訳> 両親のみ 5 0 0 0 5 11.1 両親十きょうだい 3 7 0 0 10 22.2 父親のみ 1 1 0 1 3 6.7 母親のみ 7 3 1 0 11 24.4 母親十きょうだい 3 2 0 0 5 11.1 母親十祖母 1 1 0 0 2 4.4 きょうだいのみ 4 0 0 0 4 8.9 祖母のみ 1 0 2 0 3 6.7 その他の親族 0 1 1 0 2 4.4

(9)

ども1人>であり、3人を上限とする結果が出ている(表U-1-(4))。

(4)親族同居の有無

表Ⅱ_1-(5)は、親族同居者の有無と母子原因をクロスさせ、その内訳をみ

たものである。これによると、全体の37.8%が親族と同居している。

母子原因別にみろと、離婚世帯の35.7%、未婚の母世帯の51.7%、遺棄

世帯の26.7%、死別世帯の20.0%が親族と同居しており、未婚の母世帯の

親族同居率が高いことがわかる。

親族同居の内訳をみろと、<母親のみ>が最も多く(24.4%)、次いでく両

親十きょうだい>(222%)、<母親十きょうだい><両親のみ>(いずれ

も111%)などが多い。これを母子原因別にみろと、未婚の母世帯ではく両

親十きょうだい>との同居率が相対的に高くなっていることがうかがえろ(表

Ⅱ-1-(5))。 2.離別(母子)時の状況 (1)離別(母子)時年齢と母子原因

表Ⅱ-2-(1)は、母子世帯になった時の母親の年齢とその原因をクロスさせ

たものである。

母子世帯になった時の年齢は、25~29歳に最も多く(25.2%)、次いで

35~39歳(24.4%)、30~34歳層(21.8%)の11項である。

原因別では、離婚による母子世帯比は25~29歳時に最も多く(25.7%)、

次いで35~39歳(24.3%)、30~34歳層(22.9%)の順である。未婚

の母の出現は25~29歳時に最も多く(34.5%)、次いで30~34歳(20.

7%)、20~24歳層(17.2%)の順である。未婚の母世帯は、離婚者世帯

よりは若年時において母子化していることがうかがえろ。

(2)離別(母子化)原因

母子世帯になった原因は、離婚によるものが最も多く(58.8%)、次いで

-134-

(10)

表Ⅱ-2-(1)離別(母子)時の母親の年齢 (単位:人)

可一

未婚の母 l 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 無回答 未婚の母(24.4%)、遺棄(12.6%)、死別(4.2%)の順であるが、そ れぞれの離別原因の内容は、表U-2-(2)のとおりである(ここでは、死別は 統計処理から除いた)。 これによると、離別の原因は「性格の不一致」が最も多く(18.4%)、以 下、「夫の不貞」「その他」(ともに15.8%)、「夫が家に金を入れない」 (14.9%)、「夫の暴力」(8.8%)等の順であるd 離婚世帯では「性格の不一致」「夫が家に金を入れない」(ともに20.0%)、 「夫の不貞」(18.6%)など為原因とするものが多く、未婚の母子世帯では 「その他」(37.9%)、「性格の不一致」(24.1%)が多い。 (3)婚姻(同居)期間 表Ⅱ-2-(3)は、離婚、遺棄等が結婚後どのくらい経たのに多いかをみる ために、同居期間と母子原因をクロスさせたものである。 -135- 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構成比 j % く 15~19歳 1 2 1 0 4 3.4 20~24歳 11 5 0 0 16 13.4 25~29歳 18 10 2 0 30 25.2 30~34歳 16 6 4 0 26 21.8 35~39歳 17 3 6 3 29 24.4 40~44歳 3 2 1 2 8 6.7 45~49歳 4 0 1 0 5 4.2 無回答 0 1 0 0 1 0.8

(11)

表Ⅱ-2-(2)離別(母子)原因

(単位:人)

(注)死別は統計処理から除いた。

これによると、全体的には5年~10年未満で離別したのが最も多く

一…----、=序口止wJ、。午~luq二木洞~C離別したのが最も多く(24.4

%)、次いで多いのが10~15年未満(168%)、15~20年未満(15.1

%)、2~3年未満(101%)等である。

母子原因別にみると、離婚では5~10年未満が最も多く(32.9%)、次い

で10~15年未満(186%)、15~20年未満(151%)の順である。遺

棄は5~10年未満が最も多く(4人)、1~3年未満にも3人いるが、10年

-136- 離婚 未婚の母 遺棄 合計 構 成 比 (%) 夫の不貞 13 1 4 18 15.8 自分の不貞 1 0 0 1 0.9 夫の暴力 9 1 0 10 8.8 夫のアルコール中毒 3 0 1 4 3.5 夫が家に寄りつかない 5 0 0 5 4.4 夫が家に金を入れない 14 3 0 17 14.9 夫の事業の失敗 2 2 0 4 3.5 自分の借金 0 0 0 0 0 姑との不仲 1 1 0 ワ] 1.8 生活習慣の違い 3 1 0 4 3.5 性格の木  ̄ 致 14 7 0 21 18.4 その 11 18 15.8 無回答 0 2 8 10 8.8 合計 70 29 15 114 (100.』

(12)

表Ⅱ-2-(3)同居期間 (単位:人)

LZ側

l構成比例。

構成比㈹

離婚のみの 以上に多い傾向にある。 死別は一般には同居年数を特定することは難しいが、本調査結果では全.員 10年以上経てからの離別である。未婚の母については本調査においては妊 娠を起点に出産を経て離別までの期間を同居期間として算定したので、また、 無回答が多いこともあって、離別までの年数を算出することはできなかった. (4)離別時の居住先 表Ⅱ-2-(4)は、婚姻時の住居先と離別後の居住先をクロスさせ、離別後の 住居移動の有無と転居先をみたものである。 これによると、離別後「自分の親の家に移った」のは40.3%(48世帯) -137- 離婚 未婚の母 遺棄 死別 〈ロ 計 構 成 比 (形)

構成比㈱

離婚のみの 1年未満 1 2 0 0 3 205 1.4 1年以上2年未満 3 2 1 0 5 4.2 4.3 2~3年未満 5 6 1 0 12 10.1 7.1 3~4年未満 7 0 1 0 8 6.7 10.0 4~5年未満 4 2 0 0 6 5.0 5.7 5 戸~10年未満 23 2 4 0 29 24.4 32.9 10~15年未満 13 2 3 2 20 16.8 18.6 15~20年未満 11 1 3 3 18 15.1 15.7 20年以上 3 1 2 0 6 5.0 4.3 不明 または(N・A) 0 12 0 0 12 10.1 (100)

(13)

|表Ⅱ-2-(4)婚姻時と離別後の居住先 (単位:世帯) -138- にそのまま住んだ もと(離別前)の家 自分の親の家に 移った 新しくアパートを借 りて移った 新しく公営住宅に 移った その他 無回答 〈ロ 計 構 成 比 (%) 自分の親と同居 6 2 1 0 1 0 10 8.4 自分の親の 家に近い所 6 5 5 0 1 0 17 14.3 自分 等の い所だい親戚 1 0 2 1 0 0 4 3.4 夫の親と同居 9 12 5 0 2 0 28 23.5 夫の親の家に近い所 2 7 2 0 0 0 11 9.2 夫のきょうだいの親戚 等の家に近い所 3 2 0 0 0 0 5 4.2 自分の職場に近い所 0 3 2 0 0 1 6 5.0 夫の職場に近い所 4 8 2 0 1 0 15 12.6 自分と夫の双方の両親. 親戚職場等から近い所 2 0 1 0 0 0 3 2.5 その他 4 3 1 0 1 1 10 8.4 無回答 1 6 0 0 3 0 10 8.4 合計 38 48 21 1 9 2 119 (99.9) 構成比(%) 31.9 40.3 17.6 0.8 7.6 1.7 (99.9)

(14)

表Ⅱ-2-(5)離別直後の居住先 (単位:世帯) 表Ⅱ-2-(6)慰謝料・養育費のとり決め (単位:人) 構成比(%) (注)死別は統計処理より除いた。 -139- 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 』 構成比% く もとに家にそのまま住んだ 23 6 7 2 38 31.9 自分の親の家|こ移 -つ た 26 16 4 2 48 40.3 新しくアパートを借りて移った 17 2 2 0 21 17.6 新しく公営住宅j乙移ぎっだ 1 0 0 0 1 0.8 その他 3 3 2 1 9 7.6 無回答 0 2 0 0 2 1.8 1 り決めなかった 養育費・慰謝料ともに取 養育費は取り決めたが慰 2 謝料は取り決めなかった 養育費・慰謝料ともに取 3り決めた 〈ロ 計 離婚 57 8 5 70 未婚の母 27 2 0 29 遺棄 15 0 0 15 合計 99 10 5 114 構成比(%) 86.8 8.8 44 (100)

(15)

であり、「もと(離別前)の家にそのまま住んだ」のは31.9%、「新しくア

パートを借りて移った」のが17.6%である。なお、「もとの家にそのまま住

んだ」と答えたものの中には「自分の両親宅」を指すのが6世帯含まれており、

従って母子世帯になった時に「自分の親宅に同居した(していろ)」ものは

43.7%(52世帯)と考えてよいだろう。また、未婚の母は「もとの家にその

まま住んだ」と答えた6人中5人が「自分の親宅」に住んでおり、先述の「自

分の家に移った」人を合せろと、母子家庭になった直後においては、未婚の母

世帯の約72%が「自分の親」と同居していたことがうかがえ(調査時点では

517%-表Ⅱ-1-(5))、かなり高率であることがわかる。

(5)離別時の相談者

前夫とあるいは内線者等と離別し母子世帯になるに際して「どなたかに

相談しましたか」との問いには、67.2%(80人)が「した」と答えていろ。

原因別には、未婚の母に「相談した」のがやや少ない(未婚の母51.7%、離

婚75.7%遺棄66.7%)。

相談者の中で最も多いのが「自分の父母」であり(42.9%)、次いで多い

のが「自分の兄弟姉妹」である。裁判所や公営の相談所での相談は、極めて少

ない(それぞれ4.2%)。 (6)慰謝料、養育費

表Ⅱ-2-(6)は、離別の際の慰謝料、養育費等の取り決めの有無、母子原因

をクロスさせたものである(死別は、ここでは集計処理から除いてある)。

これによると、離別の際に「慰謝料、養育費ともに取り決めなかった」のが

圧倒的に多く、全体(死別を除く)の86.8%にものぼる。「慰謝料、養育費

ともに取り決めた」のは僅かに4.4%であり、「養育費については取り決めた

が慰謝料は取り決めなかった」のは8.8%である。

母子原因別にみろと、「ともに取り決めなかった」のは離婚者で81.4%・

未婚の母で93.1%、遺棄100%である。「ともに取り決めた」のは離婚者で

-140-

(16)

7.1%、未婚の母、遺棄ではともに皆無である。「養育費は取り決めたが慰謝 料は取り決めなかった」のは離婚者で14.3%、未婚の母で6.9%、遺棄では 皆無である。 取り決めの方法については、「家庭裁判所の調停を縁て決定」したのは7人 「当事者のみで決定」したのは4人、「第三者を介して決定」したのも4人で ある。「第三者を介して」の場合はすべてが相手方の両親きょうだい等である。 また、取り決めの履行については、「決められたとおり定期的に行っていろ」 のは3、「不定期だが続いていろ」2、「最初は行ったが今日ではほとんどな い」3、「取り決めは行ったが一度も実行しない」7であり、履行率はかなり 低い。 3.婚姻時の状況 (1)初婚年齢と夫妻の年齢差 表Ⅱ-3-(1)は、母子原因と妻(本人)の初婚年齢の分布状況であり、表 Ⅱ-3-(2)は、初婚時における夫妻の平均年齢と年齢差を母子原因にクロス させたものである。 これによると、離婚者で20歳未満に結婚したのは15人(離婚者の21.4%、 全体の12.6%)で、遺棄では3人(被遺棄者の20.0%、全体の2.5%)であ る。離婚者で20歳未満に結婚したものの割合は県全体のそれよりかなり高い。 平均初婚年齢は、夫が26.2歳(未婚の母の相手を除く)、妻が23.2歳で あり、夫妻の年齢差は30歳である。夫妻の年齢差は、妻の初婚年齢が低いた

めに、県全体のそれより大きい15)

以上のことから、調査対象の女性、特に離婚者は、やや早婚の傾向にあると 推察されろ。 -141-

(17)

(く》垣矧) 。鎧貯偶鞍e(堆豐専怜【賊)温血恒C【C州匝出鼎怜[腋董遊e塑嶺 鋸暗聾尽 -

f Ⅲ

[UL】

S 〔YD 〆=、 ilj二’ 二=〆 ■胴 -142- 4ロホ ● [~ 。)Cq uう戸 LC o[[ (⑭.@①) &桂回!([I ● 戸 ● ● 閂 の。◎ Oo gvつ経  ̄ 閂  ̄  ̄ 閂 ⑭。◎ LD CYD ● 閂 ● ・ 戸 ⑭.○ 寸 6V, ● CJ ● ● Cq ト。[ Cq 6Yつ ● Cq ● ● Cq 」。[ 戸n CY9 閂 ● ● ● 閂 ⑩。◎ ● CY> 閂 戸 CQ ● <中 『.、 ◎D CJ 9Vつ ・ ● ● 6V, の。、 OO Cq 。] 閂 Cq 閂 (・ ①。叩 」、 Cq 閂 ● ● (Yフ 、、囚 《C Cq CY9 閂 ● 閂 uつ 囚.『 LrD Cq [~ ● ● 戸 CD 」.① ヨ印 。] OC 6V, 閂 戸 Cつ閂 ①。○[ CYつ 。] マ マ 閂 ● 。〕 ①.」 CJ Cq 守 。] 戸 ● [、 の・ぬ 閂 Cq C0戸 CO 。] ● (◎戸 『。の【 ● C] 00 マ CVD ● LrDP1 ①.、【 。, 閂 CD ● 。] ● ●戸 『.⑭ CO 戸 LO Cq ● ● [~ ①.、 [- 戸 F閂 閂 戸 戸 守 》.⑪ の 戸糧 閂 ● ● ● 閂 ⑭.◎ 響鶴 曲e喪隈 舳廻 扇隠 亦如 (顎)君営避

(18)

表Ⅱ131幻 I 平均初婚年齢と夫婦の年齢差 未婚の母 合計平均年齢 (注)1)未婚の母は、第1子妊娠時の推 定年齢。 2)未婚の母は、平均年齢、年齢差 等に算入されていない。 (単位:人)

Lliil層

樹l・蘂’

死一

Bu

表Ⅱ 3 1 (3) =~1 父際期間 一未婚の母一

1両

Dzu

j 構成比彩 く 表Ⅱ そても _愛してたから 3 例婚姻の動機 目年齢に 焦りし -143- 夫 妻 年齢差 離婚 26.0 22.4 3.6 未婚の母 (31.8) (256) (6.2) 遺棄 24.6 22.8 1.8 死別 28.0 24.4 3.6 合計平均年齢 25.2 23.2 3.0 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構 成 比 (%) 3カ月未満 8 2 1 2 13 10.9 3~6カ月 11 2 4 2 19 16.0 6カ月~1年未満 20 4 2 0 26 21.8 1年~2年 16 9 4 0 29 24.4 2年以上 15 6 4 26 21.8 N・A 0 6 0 0 5.0 合計 70 29 15 5 119 (99.9) 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構 成 比 (%) その人をとても 愛していたから 24 7 5 1 37 31.1 多少の迷いは おっ*力】 13 3 3 0 19 16.0 何となく 8 2 1 2 13 10.9 目分の年齢に 焦りを感じて 6 1 2 1 10 8.4 妊娠してし まうたので 14 3 2 0 19 16.0 相手の職業に 魅力を感じて 1 1 1 1 4 3.4 その他 3 3 1 0 7 5.9 無回答 1 9 0 0 10 8.4

(19)

(2)交際期間、婚姻の動機

表Ⅱ-3-(3)と表Ⅱ-3-(4)は、交際期間および婚姻の動機を母子原因別に

みたものである。

付き合い始めてから結婚するまでの期間は「1年以上2年未満」が最も多く

(24.4%)、次いで「6カ月以上1年未満」「2年未満」(ともに21.8%)、

「3カ月以上6カ月未満」(16.0%)の順である。母子原因別にみろと離婚

者では「6カ月以上1年未満」が最も多も多く(28.6%)、未婚の母では「1

年以上2年未満」最も多い(31.0%)。

婚姻の動機=結婚した最も大きな理由は、「その人をとても愛していたから」

というのが最も多く(31.1%)、次いで「多少の迷いはあったが」「妊娠し

てしまったので」(ともに16.0%)の11頂であり、「相手の職業に魅力を感じ

て」というのが最も少ない(3.4%)。母子原因別にみても大きな変動はみら

れない。 (3)本人と離別者の出身地

表Ⅱ-3-(5)は、対象者本人と前夫(または離別者)の出身地の相関を示し

たものである。 これによると、<双方ともにI市出身>者の婚姻(または結合関係)が最も

多く(38.7%)、次いでくI市(本人)+沖縄本島(相手)>(25.2%)、

<双方とも沖縄本島>(8.4%)、<I市(本人)+沖縄本島(相手)>(7.

6%)<I市(本人)+県外(相手)>(5.9%)の順である. 原因別にみろと、離婚者ではく双方ともI市>力温も多く(37.1%)、〃こくI

市十沖縄本島>(27.1%)が多い。赤婚の母ではくI市十沖縄本島>(34.5

%)、<双方ともI市>(31.0%)が多く、遺棄ではく双方と1M市>(53.

3%)が多い。本調査の結果でみる限り、未婚の母の多出現理由のひとつとし

(6)

て指摘されていろ「本土での安易な結合関係の帰結」云々等に符合する事例は、

顕著にはあらわれていない。 -144-

(20)

表Ⅱ-3-(5)本人と離別者の出身地 (単位:人)

「i]

表U-3-(6)婚姻前後の居住地移動 (単位:人)

GL

-145- 因 本人 相 I市 I市 I市 沖縄 本島 I市 沖縄 離島 I市 県外 I市 N・A 沖縄 本島 I市 沖縄 本島 沖縄 本島 沖縄 本島 沖縄 離島 沖縄 本島 N・A 沖縄 本島 I市 沖縄 離島 沖縄 離島 合 計 離婚 26 19 4 5 1 4 7 1 1 1 1 70 未婚の母 9 10 5 2 2 1 0 0 0 0 0 29 遺棄 8 0 0 0 0 1 2 2 2 0 0 15 死別 3 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 5 合計 46 30 9 7 3 6 10 3 3 1 1 119 構成比(%) 38.725,2 7.6 5.9 2.5 5.0 8.4 25 2.5 0.8 0.8 (99.9) 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 』 構成比% く I市内=I市内 25 9 8 3 45 37.8 〃 →沖縄本島 15 6 0 0 21 17.6 〃 ̄>県外 0 0 1 0 1 0.8 沖縄本島→沖縄本島 14 4 3 1 22 185 〃-> I市内 8 1 2 1 12 10.1 〃->県外 2 0 0 0 2 1.7 沖縄離島→沖縄離島 1 0 1 0 2 1.7 県外→ I市内 1 0 0 0 1 08 〃->県外 4 1 0 0 5 4.2 無回 答 0 8 0 0 8 6.7

(21)

表Ⅱ-3-(7)婚姻時の居住形態

表Ⅱ-3-(8)婚姻前後の就業とその維続

-146- (出ホケ.+トト主巷1 (蛍付:人) 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構成比 1 % く a・妻方居I(完全妻方居) 3 3 0 0 6 5.0 b、妻方居Ⅱ(夫近妻方居) 2 4 1 0 7 5.9 c・夫方居I(完全夫方居) 5 0 2 0 7 5.9 。、夫方居H(妻近夫方居) 15 0 5 1 21 17.6 e● 新居I(完全新居) 13 6 2 1 22 18.5 f・新居Ⅱ(双近新居) 17 1 2 2 22 18.5 9. 新居Ⅲ(妻近新居) 10 5 0 0 15 12.6 h・新居Ⅳ(夫近新居) 5 3 3 1 12 10.1

無回答(不明含)

0 7 0 0 7 5.9 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 』 構成比% く 仕事をしていなかった 6 10 4 1 21 17.6 仕事をしていた 64 19 rl 4 98 82.4 <継続状況> (100) 結婚の前にやめた 29 4 6 2 41 418 栢暗後も仕事を続けたが 子どもが牛れ島前忙や砧秀 12 7 1 2 22 22.4 括婚後も出産後 も仕車券練什ナ字 15 7 1 0 23 23.5 その 他 7 1 2 0 10 10.2 無回 答 1 0 1 0 2 20

(22)

(4)婚姻前後の住居移動と居住形態

表Ⅱ-3-(6)と表Ⅱ-3-(7)および前掲の表Ⅲ-2-(4)は、結婚前と結婚後

の居住地移動と結婚後の居住形態をみたものである。

これによると、結婚前後ともにく’市内>での居住が最も多い(45人・37.8

%)。このうち10人が「自分の実家に同居」しており、無移動である。10人

中7人は未婚の母である。次に多いのはく沖縄本島から沖縄本島>への移臘動

(18.5%)、<I市内から沖縄本島他地域>への転出(17.6%)とく沖縄

本島他地域からI市内>への転入(10.1%)である。

次に居住形態をみてみろと、「夫の実家に同居」したのが最も多く(23.5

%)、次いで「自分の実家に近い所」(14.3%)、「夫の職場に近い所」

(12.6%)、「夫の実家に近い所」(9.2%)の11頂である。

これをさらに、上述の居住地移動や双方の出身地などを考慮して居住形態を

類型化したのが表Ⅱ-3-(7)である。 これによると、新婚時の居住形態で最も多いのは夫・妻の親族と同居しない 「新居」(59.7%)であり、次に多いのは「夫方届」(23.5%)、「妻方 居」(10.4%)である。 ここで注意しておくべきことは、表11-3-(7)のb妻方居Ⅱ、。夫方居Ⅱ、 f新居uである。b、。、fは、いずれも相手方の両親や親族が近隣や同一市 内に住んでおり、完全な妻居、夫居、新居とはいえないかもしれない。完全な (7) 妻方居は5.0%、夫方居も5.9%、新居は18.5%であり、逆に双(=系)的な 要素をもつ妻方居は59%、夫方居は17.6%、新居は18.5%である。 (5)婚姻時の職業継続の有無 表Ⅱ-3-(8)は、婚姻前(未婚の母にあっては妊娠前)の就業の有無とその 後の継続性についてクロスしたものである。 これによると、婚姻前に仕事に就いていたのは98人(82.4%)である。

このうち、「結婚前に仕事をやめた」のは41.8%(41人)、「結婚後も仕

一147-

(23)

事を続けたが初めての子どもが生れる前にやめた」のは22.4%(22人)、「結

婚後も初めての子どもが生れてからも仕事を続けた」のは23.5%(23人)で

ある。

仕事をやめた理由としては「結婚する際に相手が仕事をやめてほしいと言っ

ていたから」というのが多い(15人)。次に多いのが「女性にとっては仕事

を続けることより家庭を守ることが大切であると思っていたから」(6人)と

の理由である。仕事を続けた理由としては「女性が結婚、出産後も仕事を続け

ることは人間として大切だと思ったから」というのが最も多く(17人)、次に

多いのが「相手の給料だけでは経済的に苦しかったから」(6人)との理由で

ある。 4.就業状況 (1)職業、職種 表Ⅱ-4-(')は、調査時点での母親の職業である。これによると雇用者が最 も多く(72人,60.5%)、次いで無職(27人,22.7%)、自営業(20人, 16.8%)の順である。 職種別にみろと、自営業では「サービス業」が最も多く(14人、自営業者 の70%、全有業者の15.2%)、次に多いのが「御売・小売業」(4人)であ る。上述サービス業従事者の内訳では、「スナック」経営(7人)が最も多く、 次いで「美容室」梓営(3人)が多い。他は「おでん屋」「小食堂」「クリー ニング取り次ぎ店」などの経営である。「卸売・小売業」の内訳は「鮮魚店」 「衣料品店」「雑貨屋」「市場での野菜売り」などである。 雇用者の職種では、「ホステス」が最も多く(23人、雇用者の31.9%、全 一148-

(24)

l 合計wl II

[‘

(小計)’

麹一“’

’3

J1

:及び個人経営体

'11

職場()規模

149 a、自営業 御。小売業 サービス業 内職 〆■、 小 計 ・角一 b、雇用 事務従事者 保母 看 護婦 店員 (保険)外交員 ホステス ウェイトレス 料理人 調理士 家政婦 寮母 洗たく職従業者 裁断・縫製業 単純労働者 その他 (小計) C、 無職 計 (人) 構成比% く j 表Ⅱ-411 く <母子原因> 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構成比(%) 2 2 4 3.4 8 4 2 14 1ユ.8 1 1 2 0, (6) (3) ⑩ i6.8) 2 1 3 0.8 1 1 1.0 1 1 2 1.7 2 3 5 4.2 2 1 3 2.5 15 4 3 1 23 19.3 7 1 8 6.7 2 1 3 2.5 1 1 2 1.7 2 2 1.7 1 1 0.8 2 2 1.7 1 1 2 1.7 4 2 1 7 5.9 5 1 2 8 6.7 ㈹ ⑮ (6) (4) ⑫ (60., 12 8 6 1 27 (皿.?) 70 29 15 5 119 (/i'9) 58.8 244 12.6 4.2 000) 1 表Ⅱ-412 1 <年齢> 20歳~24歳 25歳~29歳 30歳~34歳 35歳~39歳 40歳~44歳 45歳~49歳 50歳~54歳 1 2 1 3 4 1 5 1 1 1 (4) (5) (4) (6) (1) 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 3 3 4 7 4 2 3 2 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3 2 1 3 1 3 1 (4) ⑩ 00 09 (1, 00 (2) 1 3 6 5 0 9 3 5 13 26 29 15 25 6 い、) 4.2 10.9 21.8 24.4 12.6 21.0 5.0 1 表Ⅱ14-3 1 <動務先> 民間及び個人経営体 公務・公社関係 財団法人 その他 2 1 1 1 1 4 1 3 19 4 7 1 3 1 1 1 1 1 2 2 5 2 5 1 2 55 4 4 9 〃72) 76.4 5.6 )5.6 12.5 - 表Ⅱ-4-4 く <職場(従業員)規模> 5人未満 5~9人 10~29人 30~49人 50~99人 100人以上 4 14 2 00 2 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 14 6 3 5 3 2 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 2 2 4 1 1 2 CD ⑲ 00 (3) (5) (4) 31 19 10 3 5 4 ン72: 43.1 26.4 13.9 4.2 6.9 5.6

(25)

-150- 表Ⅱ141 <雇用形態> 常勤 臨時 日 雇 短時間パー卜 その他 3 1 1 1 1 5 3 15 2 5 5 2 1 2 1 2 1 1 1 2 2 3 I 1 2 5 1 1 1 ⑪ (6) (5) 00 (1) 50 6 5 10 1 '72) 69.4 8.3 6.9 13.9 1.4 表Ⅱ-4-6 I <勤務時間帯> 昼間 夜間 昼夜 交 替 不定 無回答 4 6 8 2 00 (8) (2) 3 1 1 1 3 1 1 3 23 3 4 1 3 1 1 I 1 1 2 2 5 2 7 1 鯛 (2GI (7) (1) 45 37 7 2 1 /921 48.9 40.2 7.6 2.2 11 表Ⅱ14-7 <勤務時間数偉日勤〉 3時間未満 3~5時間未満 5~7時間未満 7~8時間未満 8時間以上 無回答 1 2 1 1 1 2 2 1 3 19 4 2 6 1 2 2 1 1 1 2 2 1 4 2 1 1 5 1 (1) (2) ⑬ ㈱ 00 (1) 1 2 23 35 10 1 W2) 1.4 2.8 31.9 48.6 139 1.4 表Ⅱ-418 1 1 <勤務日数 緯③> 10日以内 10~14日 15~19日 20日以上 無回答 4 13 1 1 1 ⑬ (2) 1 2 1 1 1 5 3 1 5 17 2 6 1 2 2 2 1 2 1 1 1 1 I 4 2 6 (3) (1) ⑬ ㈱ 3 1 13 55 /72) 4.2 1.4 18.1 764 0 表Ⅱl419 I <賃金形態> 月給 基本絵十歩合 完全歩合制 日 給 時間給 その他 無回答 1 2 1 1 1 2 1 1 1 2 1 4 9 9 1 4 1 3 1 2 2 1 1 1 1 4 2 3 3 1 4 ⑬ (2) (3) ⑫ (10 (1) (2) zB 2 3 22 14 1 2 し72」 38.9 2.8 4.2 30.6 19.4 14 2.8

(26)

LTJ

LL■

9~11 13~15 15~17 17~21リ未満

6カー~1年未満

-151- 表Ⅱ14-0 0 <賃金(月平均)> 5万円未満 5~7万円未満 7~9万円未満 9~11万円未満 11~13万円未満 13~15万円未満 15~17万円未満 17~21万円未満 23万円未満 無回答 1 1 1 1 4 1 2 3 2 1 1 1 1 (6) (2) (3) (4) (2) (1) (2) 1 1 1 1 1 1 4 】 1 1 1 1 9 7 2 2 1 1 1 3 3 1 1 2 1 1 2 1 1 1 2 2 1 4 2 3 、1 1 1 (4) (9) ⑬ 03 (7) (3) (2) (3) (1) (2) 4 15 30 16 7 3 6 5 2 4 (/92) 4.3 16.3 32.6 17.4 7.6 3.3 6.5 5.4 2.2 43 表Ⅱ-4l⑪ <就労機会>両親. き*うだ豊の紹介 上記以外の親戚の紹介 知人・友人の紹介 新聞広告 街頭の求人広告 その他 無回答 1 2 1 5 2 5 2 1 1 (6) (1) (5) (6) (2) 1 1 1 1 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 16 1 4 1 4 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 3 1 2 3 1 2 (5) (9) ⑪ (6) (4) 00 (1) 11 10 38 6 4 20 3 (/⑫ 12.0 109 41.3 6.5 4.3 21.7 3.3 表Ⅱ-4I⑫ <勤続期間> 3力月末満 3カ月~6カ月未満 6カ月~1年未満 1年~2年未満 2年~3年未満 3年~5年未満 5年以上 無回答 1 3 1 1 3 7 2 2 (1) (1) (3) (1) (7) (5) (2) 1 2 1 1 1 1 1 1 2 1 2 3 1 1 5 2 4 7 3 1 1 3 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4 1 3 2 1 1 1 (9) (4) (7) 0, (8) (13 ⑳ 10 4 8 14 9 20 25 2 r/,の 10.9 4.3 8.7 15.2 9.8 217 272 2.2 表Ⅱ1413 0 <転職期間(過去5年間)> ない ある 1~2回 3~5回 5~10回 10回以上 無回答 3 1 1 8 6 3 2 1 2 ⑬ (7) 2 1 1 1 2 1 4 2 2 1 2 2 10 13 7 1 2 1 2 4 4 3 1 2 1 1 1 1 1 2 1 2 1 1 1 1 1 5 2 2 4 4 2 1 1 G7) ⑮ 50 42 23 10 3 2 4 (/蛇) 54.3 45.7

(27)

有業者の25%)、次いで「ウエイトレス」「その他」(ともに8人)、「単

純労働者」(7人)、「店員」(5人)の順である。単純労働者7人中5人は

ピル清掃従業者である。

上述の就業者を年齢階層別にみろ(表Ⅱ-4-(2))と、自営業者はすべて30

歳以上であり、50歳までの各年齢層に4~6人位いろ。雇用者の中で最も多

い「ホステス」は35~39歳層に最も多いが、20~35歳、40~49歳層に

もそれぞれ存在する。この職種は女性が単親化した際の相対的に最も多い就業

分野といえるかもしれない。また、単純労働者は35~45歳以上の層に多い。

なお、雇用者の就業先の公民区分については、公務関係の職業に従事してい

るのは4人(雇用者の5.6%)で、最も多いのは民間事業体への従事(67.4

%)である(表Ⅱ-4-(3))。

「無職」者(26人)が「現在無職である」ことの理由は、「適当な仕事が

ない」(4人)、「自分自身が病弱である」(14人)、「身内に病人がおり、

看病のため」(2人)「子どもの養育、世話のため」(6人)などである。

(2)職場規模、雇用形態

従業員数で職場の規模をみろと、自営業ではすべてが5人未満規模である。

2~3人の従業者がいるのは「スナック」で3、「美容室」で1であり、他は

ほとんどが本人のみ、または親子で営まれている。

雇用者の就業先の人員規模は、5人未満が最も多く(雇用者43.1%)、次

いで5~9人の規模(26.4%)、10~29人規模(13.9%)の11項である。

50人規模以上は、単純労働者の就業先であるピル管理会社、看護婦、保険外交

員等の就業先である(表U-4-(4))。

雇用形態は、雇用者の約70%が常勤的雇用であり、臨時雇は8.3%、日雇

は6.9%、短時間パートは139%である。ここでの常勤的雇用の中には後述

するように、賃金支給形態が日給、時間給の就業者22人も含れている。した

がって、上述の常勤的雇用者のうち約44%は、いわゆる「パートタイマー的

-152-

(28)

常勤者」であり、本来的な常勤雇用者は雇用者の約39%だと推察されろ(表

Ⅱ-4-(5))。 (3)勤務時間(帯)、勤務日数

勤務時間帯はs昼間勤務が自営業者で10人(50%)、雇用者で35人(48.

6%)、夜間勤務は自営業で8人(40%)、雇用者で29人(40.3%)、昼・

夜勤交替勤務者は雇用者で7人(9.7%)であるb自営業者の残り2人は雑貨

店経営などのため、昼夜連続勤務である。雇用者中の夜間勤務者は、ホステス、

ウエイトレス、ピル清掃従事者等である。雇用者で最も多いホステスの勤務1時

間は、ほとんどが午後8時または9時から午前1~3時項までの深夜の時間帯

におよんでいろ(表Ⅱ-4-(6))。

雇用者の1日平均勤務時間は、3時間未満1人、3~5時間2人、5~7時

間23人(31.9%)、7~8時間35人(48.6%)、8時間以上10人(13.

9%)である(表Ⅱ-4-(7))。職種別にみろと、5時間未満は単純労働者、

看護婦におり、5~7時間勤務はホステスに最も多い(22人中19人)。7~

8時間勤務は通常採られている勤務時間で多くの職種にみられろ。8時間以上

の勤務は料理人、調理士に多く、店員、家政婦、単純労働者などにもみられろ。

毎月の勤務日数は、20日以上の勤務者が最も多く、自営業者では全員、雇

用者では55人(76.4%)である。以下15~19日勤務が13人(18.1%)、

10日~14日が1人、10日以内が3人である。職種別にみろと、10日以内勤務

者はホステス1,裁断。縫製業従事者1、単純労働者1人、10~15日勤務者

は単純労働者1人、15~19日勤務者は事務従事者1,看護婦1、ホステス

5、ウエイトレス2、料理人1,単純労働者1人であり、他はすべての職種従

事者が1カ月に20日以上勤務していろ(表Ⅱ-4-(8))。 (4)賃金形態

雇用者(72人)の賃金支給形態は、<月給>が38.9%、<基本給十歩合>

が2.8%、<完全歩合>が4.2%、<日給>が30.6%、<時間給>が19.4

-153-

(29)

%である(表Ⅱ-4-(9))。

職種別にみろと、<基本給十歩合>は店員、保険外交員にみられ、<完全歩

合>は裁断・縫製、単純労働者、<日給>は事務従事者、店員、ホステス、ウ

エイトレス、料理人などにみられろ。<時間給>はホステスに多い。

雇用形態別にみろと、常勤(的)勤務者の44%(22人)はく月給>制てiあ

り、<日給><時間給>はともに22%(11人)である。

各月の賃金(または勤労収入額)は、7~9万円が最も多く(32.6%)、以

下9~11万円(17.4%)、5~7万円(16.3%)の順である(表Ⅱ-4-⑩)。

職種別にみろと、自営業では5~11万円と15万以上の2層に分れ、

御売・小売業は低い層に多く、サービス業は低い層と高い層に分れろ。雇用者

では公務職従事者の賃金は高いが、他は雇用形態、勤務態様、勤務時間など

の違いにより、本調査においては明確な解析はできなかった。ただし、ホステ

スはその勤務時間数に比べて月収が相対的に高く、他はその労働時間数に比べ

て月収が相対的に低いといえるだろう。とくに店員、料理人、単純労働者にお

いてはそれが顕著である。

なお、期末手当て(いわゆるボーナス)が支給されているのは17人(雇用

者の23.6%)である。 (5)就労機会、就労場所と通勤時間、

就労の機会(現在の職業にどのようにして就いたか)については、雇用者で

は「知人、友人等の紹介」によるものが最も多く(45.8%)、次いで「その

他」(19.4%)、「親戚の紹介」(12.5%)、「新聞の求人広告」(8.3%)

の11項である(表U-4-qリ)。自営業者では「その他」が最も多く(35.0%)、

次いで「両親、兄弟姉妹等の紹介」(30.0%)、「知人、友人等の紹介」(25.

0%)の順である。これにより、就労にあたってば、自営業者、,雇用者ともに

「友人、知人」が媒介をしていることが多いが、自営業では「両親、兄弟姉妹」

の媒介が強く、雇用者では「知人、友人」の媒介が強いことがわかる。

-154-

(30)

職種別にみろと、自営業における「サービス業」は「両親、兄弟姉妹」の紹 介が多いのに対し、雇用者ではかなり少ない。雇用者の「ホステス」はほとん どが「知人、友人」の紹介である。また、「店員」は新聞広告、街頭の求人広 告による就業が多い。なお、本調査でみる限り、職業安定所を介しての就業は 皆無である(表Ⅱ-4-⑪)。 就労の場所は、全就業者の71.1%が「I市内」であり、市外勤務は20.6% である。 通勤時間は、15~20分のものが最も多く(53.8%)、15分以内は20. 8%、1時間以上は1人である。 (6)勤務期間と転職回数 現在の仕事に就いてからの経過年数は、雇用者では5年以上が最も多く(27. 8%)、次いで3~5年(18.1%)、1~2年(15.3%)の11項である。自営 業者では3~5年が最も多く(35.0%)、次いで5年以上(30.0%)、1~

2年(15.0%)の順である。公務職従事者やホステス、単純労働等の就労年

数は相対的に長い傾向にある(表Ⅱ-4-⑫)。 過去5年間における転職の有無については、自営業者では35.0%、雇用者 では48.6%が転職の経験がある。職種別にみろと、自営業者ではサービ ス業に、雇用者では店員、ホステス、ウエイトレス等に転職経験者が多い。転 職回数については、「1~2回」が最も多く(46.0%)、次に多いのが「3 ~5回」(23.8%)である(表Ⅲ-4-⑬)。 5.家計状況 (1)世帯月収 ことでは、家計を中心にして世帯の経済状況を考察する。

まず、世帯の月収入についてであるが、表Ⅲ-5-(1)は、世帯月収を親族同

-155-

(31)

表Ⅱ-5-(1) 世帯月収 型1M-- 満 円

11]

に。

1 3 1 1 13 1 15 5 7 1 1 79 11 12 91 万円未満 函

…。

表Ⅱ-5-(2)世帯中心収入 (単位:世帯) -156- (単位:世帯) 勤労収入 自分自身の 自分以外の 世帯員の収入 自分と他の 世帯員の収入 財産収入 手当等収入 年金 ● 仕送り金 その他 無回答 〈ロ 計 1位(筆頭収入)のみ 72 6 2 2 20 4 11 2 119 構成比(%) (60.5) (7.8) (1.7) (1.7) (16.8) (3.4) (9.2) (1.7)(100) 1,2,3位合計 83 17 5 2 80 9 21 2 219 構成比(%) (37.9) (7.8) (2.3) (0.9) (36.5) (4.1) (9.6) (0.9) (100) 1位 親族非同居世帯 親族同居世帯 49 23 0 6 0 2 1 1 13 7 2 2 8 3 1 1 74 45 1.23位 合計 親族非同居世帯 親族同居世帯 53 30 5 12 0 5 1 1 50 30 6 3 12 9 1 1 128 91 3未 万 円満 3~5 5~7 7~9 9~1 1 11 ( 13 13 ( 15 15 1 17 17 ( 19 19 ( 21 万円未満 皿~四 23以 万 円上 無回答 合計 親族非同居世帯 0 1 2 10 14 14 10 6 7 5 1 2 2 74 親族同居世帯 0 2 2 12 6 2 2 2 0 5 3 5 4 45 合計 0 3 4 22 20 16 12 8 7 10 4 7 6 119 構成比(%) 0 25 3.4 1865 1q8 13.4 10.1 6.7 5.9 8.4 34 5.9 5.0 (100)

(32)

(単位:世帯)

11 liI

「 医療費 I 借金返傍

表Ⅱ-5-(4)公的年金・手当て等受給状況(単位:世帯)

-157- 飲費 住宅贄 電気・ガス。 水道代 衣服費 教育費 交際費 医療費 模合金 借金返済 その他 〈ロ 計 1位(1番かさひもの)のみ 68 13 10 0 5 7 1 5 9 1 119 構成比(%) (57.1) (10.9) (8.4) (0)(4.2)(5.9) (0.8) (4.2) (7.6) (0.8)(99.9) 1,2,3位合計 91 52 66 8 46 16 7 11 16 6 319 構成比(影) (28.5)(16.3)(20.7)(2.5)(14.4)(5.0)(2.2) (3.4) (5.0)(1.9)(99.9) 1位 親族非同居世帯 親族同居世帯 43 25 9 4 7 3 0 0 3 2 3 4 0 ・1 2 3 6 3 1 0 74 45 123.位 合計 親族非同居世帯 親族同居世帯 33 58 11 41 24 42 5 3 21 25 8 8 4 3 6 5 6 10 6 0 124 195 公的年金。 母子原因 手当て 離婚 未婚の母 遺棄 死別 合計 構 成 比 (影) 受けていない 7 1 1 1 10 8.4 受けていろ 63 28 14 4 109 91.6 母子年金 1 2 3 2.8 母子年金十児童扶養手当 5 1 6 5.5 母子福祉年金十障害者年金 1 1 0.9 母子福祉年金十児童扶養手当 1 1 2 1.8 障害者年金十児童扶養手当 2 3 5 4.6 児童扶養手当 45 22 12 3 82 75.2 児童扶養手当十その他 7 1 8 7.3 無回答 1 1 2 1.8

(33)

居の有無でクロスさせたものである。 これによると、月収7万円以上9万円未満層の世帯が最も多く(185

%)、次いで9~11万円(16.8%)、11~13万円(13.4%)、

13~15万円(10.1%)の順であり、7万以上15万円未満の月収世帯が全

体の58.8%を占めろ。なお、本調査において最高層の23万以上は全体の5.

9%である。これは、自営業収入、財産収入、公務職収入、他世帯員収入、慰

謝料・養育費送金等を収入源とするものが主である。

次に、親族同居者の有無と世帯月収の関連性をみろと、親族非同居世帯では

9~11万円層と11~13万円層が最も多く(ともに18.9%)、次に多いの

が13~15万円層と7~9万円層(ともに13.5%)である。これに比して、

親族同居世帯では最も多いのが7~9万円層(26.7%)であり、これは親族

非同居世帯より低い層であり、しかもこの層に占める比率も高い(同居-26.

7%、非同居-13.5%)。逆に、やや高層の19万~21万円層と最高層の2

3万円以上では親族同居it端の方が多い。な逮高層に親族同居世帯が相対的に多

いのか、という点については本調査では究明しえなかった。一方、7~9万円

層に親族同居世帯が相対的に多いのは、後述するように、家賃を支払わなくて

もよい人がかなり多いことや他世帯員収入からの補助がなされていることな

どにも関連しているものと思われる。 (2)世帯中心収入

表Ⅱ-5-(2)は、世帯の中心となる収入の内訳である(大きい順に3位まで

の複数回答)。

これによると中心収入のなかで最も大きいのが「自分自身の勤労収入」で回

答総数の37.9%、次いで大きいのが「年金・手当て等収入」(回答総数の36.

5%)、「その他」(同9.6%)、「自分以外の世帯員収入」(同7.8%)で

ある。1位回答(すなわち、世帯収入で最も大きいもの)のみで比較すると、

60.5%の世帯が「自分自身の勤労収入」16.8%が「年金・手当等収入」、9.2

-158-

(34)

`l/6が「その他」、5.0%が「自分以外の世帯員の勤労収入」を筆頭収入源と してあげている。 次に、これを同居親族者の有無でみてみろと、親族同居世帯、非同居世帯と もに筆頭収入源として「自分自身の勤労収入」をあげるものが最も多く、次い で多いのが「年金・手当て等収入」であることに変わりはない。しかし、親族同 居世帯においては、非同居世帯に比べて「自分自身の勤労収入」を筆頭収入源 とするものが少なく、同時に「年金。手当て等収入」を筆頭収入源とするもの も少ない。逆にいえば、親族非同居世帯の万が「自分自身の勤労収入」や「年 金・手当て等収入」に収入源としてウエイトを置いているものが多いといえる だろう。このことは、親族同居世帯では、他の世帯員や同居親族者からの何ら かの日常的家計補填が行われている可能性が大であることの証左として把える こともできよう。 (3)生活費 毎月の生活費の中で特にかさtPもの(大きい順に3位までの複数回答)「飲 食費」(28.5%)、電気・ガス・水道などの「光熱費」(20.7%)、「住居 費」(16.3%)、子どもの「教育費」(14.4%)、「借金返済」「交際費」 (ともに5.0%)などである。1位回答のみでみろと、「飲食費」「住居費」 「光熱費」「借金返済」「教育費」「模合金」(教育費と模合金は同率)の順 になる。 これを親族同居者の有無でクロスしてみろ(表U-5-(3))と、親族同居世 帯、親族非同居世帯ともに、毎月の生活費の中で「飲食菅」や「光熱費」がか さひと答えた人が多い。また、有回答総数、第1位回答の双方においても、両

曹目に関しては、そオげぞiflの占める比率は親族同居世帯、親族非同居者世帯とも

にあまり差異はない。しかし、「住居費」と「教育費」、特に「住居費」にお いては顕著な差異が生じろ。親族非同居世帯においては、「住居費」は有回答 総数の20.4%であるのに対し、親族同居世帯では9.3%である。これは、先 -159-

(35)

述のように、親族同居世帯は多くのものが実家での同居であり、後述するよう に、家賃の支出を必要としない場合が多いからであろう。 これらのことを、先述の親族同居世帯での他世帯員や同居親族からの家計補 填の可能性等も加味して考えろと、家計維持費に関しては、親族同居世帯の方 が親族非同居世帯に比して、より軽減されていろとみなしてよいだろう。 (4)模合加入 模合加入に関しては、「今まで1度も加入したことがない」のが最も多く (40.3%)、次いで「過去に加入していたが今は加入していない」のが 30.3%、「現在も加入していろ」のが28.6%である。

座元(発起人)の経験については、経験が「ある」のが9.2%、「ない」と

答えたのが74.8%である。 加入の株(12)数は、1株が20.2%、2株が6.7%、3株が4.2%であ る。掛け金については1~2万円が最も多い。

模合への加入に関して、断わられた経験の「ある」ものが8.4%、「ない」

と答えたのは73.9%である。

模合に対する考え方については、「親睦、助け合いならよいが他の目的なら

入らない方がよい」というのが最も多く(31.9%)、次いで「いざという時

には助かるから入った方がよい」(24.4%)、「絶対に入らない方がよい」

(18.5%)、「過去の経験上助かったので入った方がいい」(10.1%)の

順である。 (5)借金状況 調査時点での借金状況をみろと、42.0%の人が「ある」と答えていろ。

その使途は、「生活費」が最も多く(260%)、次いで「事業費」「住居

費」(ともに200%)が多い。

借入先は、「銀行等金融機関」が最も多く(380%)、次いで「友人、知

人」(30.0%)、「親または兄弟姉妹」(18.0%)などが多い。

-160-

(36)

借金開始時期は、前夫と「離別前」からが最も多く(20.0%)、次いで「離

別1年内」(18.0%)、「最近1年内」(16.0%)の順である。

返済状況については、「毎月きちっと払っていろ」のが最も多く30.0%、

「毎月払っていたが最近は遅れがち」が8.0%、「返済のメドがたたず困って いろ」のが16.0%である。 (6)生活保護 調査時点で生活保護を受けているのは、全体の23.5%である。

母子原因別では、遺棄、死別世帯に受給率が高くあらわれ(60.0%。53.

4%)、以下、離婚世帯(186%)未婚の母世帯(138%)の順である。

(7)公的年金、手当て等の受給状況

表Ⅱ-5-(4)は、公的年金・手当て等の受給状況を、金額の大きい順位にす

べて記入してもらい、それを組み合せ、類型化したものである。

これによると、何らかの手当てを「受けていろ」のは916%(109世帯)

である。その内訳は「児童扶養手当てのみ」の受領者が最も多く(75.2%)、

次いで「児童扶養手当て+その他」(7.6%)、「母子年金十児童扶養手当て」

(5.5%)、の順である。 6.住宅状況 (1)住居形態

表Ⅲ-6-(1)は、住居の形態と親族同居の有無をケロスしたものである。

これによると、「持ち家」居住が最も多く(27.7%)、次いで「民間アパ

ート」(20.2%)、「借家」(16.8%)、「公営住宅」(16.0%)、「借

間」(10.1%)、「その他」(9.2%)の順である。

-161-

(37)

[】

届『

表Ⅱ 仰住居形態 (注)()は親族所有の建物と推察される。 (単位:世帯) 表Ⅱ 6 ②住宅の広さ (注)()は、親族同居世帯数。 表Ⅱ ③家賃 -162- (蛍付:H1・富〕 持家 借家 公営住宅 民間アパート 借間 その他 △ロ 計 親族非同居世帯 17(3) 14(3) 17 19 6 1(1) 74 親族同居世帯 16(14リ 6 2 5 < 6 10(9) 45岡 - 口 計 33(l力 20(3) 19 24 12 11(10 11960 構成比(%) 27.7 16.8 16.0 20.2 10.1 9.2 100 2人 3人 4人 5 人 6人 7人 8人以上 合計 構 成 比 (%) 4畳半l室 2 1.7 6畳l室 4 1 4.2 4畳半1室 2 1 5(2) 1(1) 9(3) 7.6 6畳1室十 4畳半l室 8 6(2) 7(3) 0 21(5) 17.6 6畳l室 4 2 7(2) 3(1) 1(1) 17(4) 14.3 6畳2室十 4畳半1室 4 9(1) 9(4) 5(4) 3(1) 3(1) 1(1) 34⑫ 28.6 6畳3室以上 1 9(5) 4(3) 6(4) 4(3) 3(3) 4(4) 31CD 26.1 合計 25 28 32 15 8 6 5 119㈹ 100.1 特家 借家 公営住宅 民間アパート 借間 その他

世 族非 帯 同 親族同居世帯 合計 構 成 比 (%) なし 27 3 0 0 3 10 16 27 43 3ql 1万円~2万円未満 1 8 13 3 7 0 21 11 32 26.9 2~3万円未満 0 7 6 10 ⑤〃】0 1 21 5 26 21.8 3~4万円〃 2 1 0 10 0 0 12 1 13 10.9 4~5万円〃 2 0 0 0 1 0 3 0 3 2.5 7万円以上 1 1 0 0 0 0 1 1 2 1.7

(38)

ただし、ここで注意を要するのは、親族同居世帯で「持ち家」と答えた16 世帯のなかには14世帯の「実家同居」も含まれており、必ずしも自己所有の 「持ち家」ではないと推察されることである。親族非同居世帯でも「持ち家」 と回答した17世帯中3世帯は親名義の家と答えていろ。また、「その他」回 答者のうち、親同居10世帯中9世帯は「実家」での同居であり、親族非同居 1世帯も親名義の家と答えていろ。したがって、実質的な「持ち家」所有者は かなり減るものと思われろ。 (2)住宅の広さ 表Ⅱ-6-(2)は、住居空間をみるために、部屋数(バス、トイレ、台所、物 置等は除く)と家族員数をクロスさせたものである。 これによるとく6畳2室十4畳半>に住むものが多く(27.7%)、次いで く6畳3室以上>(26.1%)、<6畳十4畳半>(17.6%)、<6畳2室> (14.3%)のⅡ項である。 家族員数との関係をみろと、家族員数が多くなれば部屋数が多くなり、全体 空間も広くなる傾向性は県下の一般的動向と変わりはない。むしろ、親族同居世 帯は、形式的にみれば家族員数に比して部屋数とその空間は必ずしも悪い状況 ではない。もちろんこれは、親族同居世帯の実質的空間使用を直接的に反映し たものではない。実際には、親族宅のく6畳l室>とかく4畳半1室>に住ん でいるとの回答(7)や「子どもの勉強部屋だけ使わせてもらっていろ」との回答 (2)6あった。しかし、これは親族非同居世帯の同一住居空間とは意味を異にす る。形式的にはく6畳l室>やく4畳半1室>であっても、日常的には他の空 間も共同使用していろと想像されるからである。したがって、親族同居世帯と 非同居世帯の家族員数が同じで同一規模の住居空間である場合には、同居世帯 の方が利便性に富んでいろと理解してよいだろう。 (3)家賃 表Ⅱ-6-(3)は、毎月の家賃と住居形態および親族同居の有無等をクロスさ -163-

(39)

せたものである。 これによると、毎月の家賃を支払わなくてもよい「なし」と答えた世帯が最 も多く(36.1%)、次いで「1~2万円」(26.9%)、「2~3万円」(21. 8%)、「3~4万円」(10.9%)のI頂である。「7万円以上」は店舗を含 むものである。 住居形態別にみろと、「持ち家」では「なし」(81.8%)、「借家」では 「1~2万円」(40.0%)、「2~3万円」(35.0%)、「公営住宅」では 「1~2万円」(68.4%)、「民間アパート」では「2~3万円」「3~4万 円」(ともに41.7%)、「借間」では「1~2万円」(58.3%)、「その 他」では「なし」(90.9%)が多く、「民間アパート」の家賃が高いことがわ かる。 「持ち家」で家賃(住宅ローンも含む)「なし」が多いのは、親族同居世帯 においては先述のように「実家」での同居が多いからであり、親族非同居世帯 においても親名義3,譲渡(相続)5などを含むからだと推察されろ。また 「その他」に「なし」が多いのも先述のように「実家」同居が多い理由による と考えてよいだろう。 (4)住宅環境への不満 「現在の住宅環境について不満がありますか」との問いには、「特にない」 と答えた人が70.6%(84人)、「ある」答えた人が294%(35人)である。 同居親族の有無でみろと、親族非同居世帯の方にやや「不満」が強いように 思われる(同居有では244%、無では324%)。 不満内容では「部屋が狭い」というのが親族同居、非同居世帯いずれにおい ても多い。次いで多いのが「家が老朽化していろ」「家賃が高い」などである。 -164-

(40)

7.萎育状況 (1)未就学児童の保育 表Ⅱ-7-(1)は、未就学児童の保育状況と親族同居の有無、母親の職業をク ロスさせるものである。 これによると、未就学児童のいる世帯は全体の29.4%(35世帯)であり、 その保育は「保育園」に依るものが最も多く(28.6%)、次いで「子どもの 母親と祖父母」に依るものが多い(20.0%)。 親族同居の有無でみろと、当然予想されることであるが、親族同居世帯では 「子どもの母親十祖父母」に依る保育が相対的に多いが、親族非同居世帯では 「保育園」と「子どもの母親」に依る保育が相対的に多い。 職業別にみろと、自営業者の20%、雇用者の29.2%、無職者の38.5%の の世帯に未就学児童がいろ。自営業者では母親を中心とする保育は少なく、「保 育園」や「保育園または隣bの人十子どもの母親」などに依り、雇用者では 「保育園」と子どもの「祖父母」「祖父母十母親」、無職者では子どもの「母 親」と「母親十祖父母」に依るものが相対的に多い。 (2)夜間保育状況 夜間就業者(交替制勤務者も含む)のうち未就学児童や就学児童のいるのは 34人(全体の28.6%)であるが、その保育.養育状況は表U-7-(2)のとお りである。 これによると、夜間の保育や養育状況は、親族同居帯では「子どきの祖父 母」に依るものが多く、親族非同居世帯では「自宅で子どものみ」が多い。後 者には「未就学児童1人のみ」というのはなく、ほとんどが小学校高学年や 中・高校生のきょうだいが居ろ。 保育.養育の時間帯は、午後8時~午前4時の間が最も多いが、親族非同居 世帯の方が深夜に及ぶ傾向にある。 -165-

(41)

表Ⅱ-7-(1)未就学児童の保育状況 (単位:世帯) 表Ⅱ-7-(2)夜間保育状況 (単位:世帯) -166- 子どもの母親 子どもの祖父母 子どもの母親 と祖父母 子どもの母親とき ようだいや隣人 幼稚園・保育園等 と子どもの親 幼稚 園 保育 園 合 計 親族非同居世帯 親族同居世帯 合計 3 1 4 0 4 4 1 6 7 1 3 4  ̄-■  ̄ 2 2 4 uI  ̄ 2 0 2 11  ̄ ̄ 6 4 10 15 20 35 職業 自営業者 雇用者 無職者 合計 0 1 3 4 0 3 1 4 1 3 3 7 1 3 0 4 1 2 1 4 0 1 1 2 1 8 1 10 4 21 10 35 祖父母 子どもの きょうだ いや親戚 近隣の人 夜間保育所 その他(自宅で 子どものみ) 無回答 〈ロ 計 親族非同居世帯 4 1 1 2 12 1 21 親族同居世帯 10 3 0 0 0 0 13 合計 14 4 1 2 12 1 34

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