南大阪のがん患者の在宅看取りを考える市民のつどい第1回:在宅看取りに関する語らいの会:堺市第2回:在宅看取りに関する語らいの会:和泉市
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(2) I. 活 動 計 画 1. 企 画 ・ 運 営 団 体 名 : チ ー ム カ シ オ ペ ア 構成メンバー 梅田. 信一郎:在宅療養支援診療所、院長. 河野. 政子. 松延. さゆり:地域がん診療連携拠点病院、緩和ケア認定看護師. 石川. 奈名. 川口. いずみ:大阪府がん診療拠点病院、看護部長. 上原. 美智代:訪問看護ステーション、統括所長. 大坪. よしこ:在宅療養支援診療所、看護師. 岡本. 双 美 子 : 大 学 ( 看 護 学 類 )、 准 教 授. :地域がん診療連携拠点病院、在宅看護専門看護師 :大阪府がん診療拠点病院、緩和ケア認定看護師. 2. 活 動 内 容 : 在 宅 緩 和 ケ ア ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 ・ 強 化 に 向 け て 、 毎 月 1 回 会 合 の機会をもち、情報交換や研究活動に取り組んでいる。 3. 歴 史 : 2011 年 9 月 10 日. 第 20 回 南 大 阪 緩 和 医 療 研 究 会 の シ ン ポ ジ ウ ム 「 地 域 で つ. な ぐ 緩 和 ケ ア 」に て 、が ん 診 療 拠 点 病 院・緩 和 ケ ア 病 棟 を も つ 病 院・在 宅 療 養 支 援 診 療 所・訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ン で 働 く 看 護 師 と し て 切 れ 目 な い 緩 和医療を提供するための提言を行った。 2012~ 2013 年. 日 本 死 の 臨 床 研 究 会 の 2012 年 度 研 究 助 成 費 を 獲 得 し 、共 同 研. 究( テ ー マ「 終 末 期 が ん 患 者 と そ の 家 族 へ の 在 宅 療 養 移 行 に お け る 支 援 内 容 と そ の 評 価 ~ 遺 族 の イ ン タ ビ ュ ー か ら ~ 」)に 取 り 組 ん だ( 研 究 代 表 者 、 岡 本 双 美 子 )。 2014 年 3 月 15 日. 第 18 回 日 本 在 宅 ケ ア 学 会 学 術 集 会 に て 、 共 同 研 究 の 報 告. として病院で受けた支援内容とその評価について口頭発表した(発表者、 河 野 政 子 )。 2014 年 9 月 10 日. 日本死の臨床研究会に助成研究の最終報告書を提出した. ( 研 究 報 告 者 、 岡 本 双 美 子 )。 2014 年 11 月 2 日. 第 38 回 日 本 死 の 臨 床 研 究 会 年 次 大 会 に て 、 共 同 研 究 の 報. 告 と し て 在 宅 で 受 け た 支 援 内 容 と そ の 評 価 に つ い て 示 説 発 表 し た( 発 表 者 、 松 延 さ ゆ り )。 4. 理 念 : チ ー ム カ シ オ ペ ア は 、南 大 阪 の 緩 和 ケ ア に お け る 医 療 連 携 に つ い て 、さ ま ざ ま な 機 関 の 医 療 者 が 有 効 あ る い は 困 難 と 感 じ る 事 象 を 共 有 し 、連 携 方 法 に つ い て 示 -1-.
(3) 唆 を 得 る こ と を 目 的 と し て 活 動 す る 医 療 専 門 職 集 団 で あ る 。情 報 交 換・研 究 活 動 を 通 し て 、 連 携 上 の narrative based medicine を 構 築 す る こ と で 、 地 域 住 民 と 在 宅 緩 和 ケ ア を 支 え る 関 係 者 へ 提 言 を 行 い 、医 療 専 門 職 者 と し て 組 織 を 超 え た 社 会貢献を果たすことを目指している。 5. 市 民 の つ ど い の 日 程 ・ 内 容. 第1回. 市民のつどい. 中間評価. 第2回 市民のつどい. •時 期:2015年5月、120分間 •参加者:堺市内の住民30~50人、ターゲットは団塊の世代 •テーマ:在宅看取りに関する語らいの会:堺市 •場 所:堺市内、中文化会館等50人程度収容できる会場 •講演者:遺族1~2名とそのケースに関わった病院・在宅関係者4名程度 •内 容:①遺族に体験談を語って頂き、関係者がどのような意図で関わ ったかを講演し、②会場参加者を小グループに分けて意見交換する •第1回市民のつどいの参加者の反応・意見交換内容を、グループファシ リテーションに入った共同研究者間で情報共有する •財団より提供されたアンケート結果と独自で作成したアンケート結果を、 共同研究者間で分析する •第2回市民のつどいの企画に活かす •時 期:2015年7月、120分間 •参加者:和泉市内の住民30~50人、ターゲットは団塊の世代 •テーマ:在宅看取りに関する語らいの会:和泉市 •場 所:和泉市内、コミュニティセンター等50人程度収容できる会場 •講演者:遺族1~2名とそのケースに関わった病院・在宅関係者4名程度 •内 容:①遺族に体験談を語って頂き、関係者がどのような意図で関わ ったかを講演し、②会場参加者を小グループに分けて意見交換する. 6. 期 待 さ れ る 効 果 ・ 波 及 効 果 . ゲストスピーカーとなる遺族には、在宅看取りの体験を語ることで、自己 の体験を整理し、自己肯定感を増す機会となる。. . 参加者である地域住民には、親族および自身の終末期にどのような医療や 介護を受けたいか考える契機となる。. . 地域住民を参加対象とすることで、その地域の住民に地元の医療機関や介 護事業所の機能や支援活動の具体を周知でき、理解を深める機会となる。. . 市民のつどい開催に当たりその地域の行政関係者や医師会医療機関、訪問 看 護 ST、介 護 事 業 所 等 に も 協 賛 が 得 ら れ る よ う 働 き か け る こ と で 、在 宅 看 取り促進への理解を深め、今後このような集会を関係機関の協力を得て継 続できる。. -2-.
(4) II. 開 催 概 要 : 第 1回. 在宅看取りに関する語らいの会:堺市. 1. 開 催 日 時 : 平 成 27 年 5 月 16 日 (土 )14 時 ~ 16 時 2. 開 催 場 所 : ソ フ ィ ア 堺 ( 中 文 化 会 館 ) 研 修 室 1 3. 参 加 者 ・ 協 力 者 : 【 参 加 者 】 市 民 56 名 、 専 門 職 17 名 、 合 計 73 名 表 1 . ア ン ケ ー ト 結 果 よ り 見 た 参 加 者 の 属 性 ( 回 収 率 91.8% ) データの個数 / 年齢 女性. 男性. (空 白 ). 総計. 20 代. 2. 2. 30 代. 2. 40 代. 8. 8. 50 代. 4. 4. 60 代. 18. 1. 70 代. 20. 2. 80 代. 5. 1. 総計. 59. 5. 1. 3. 19 3. 25 6. 3. 67. 【協力者】ゲストスピーカー6 名、スタッフ 8 名 ゲ ス ト ス ピ ー カ ー 内 訳 : ご 遺 族 1 名 ( 故 人 の 長 女 様 )、 訪 問 診 療 医 1 名 、 訪問看護師 1 名、ケアマネジャー1 名、ヘルパー1 名、デイサービス 管理者 1 名 スタッフ役割:司会 1 名、関係者の語り進行役 1 名、タイムキーパー1 名 グループファシリテータ 8 名 4. 開 催 内 容 : 1) タ イ ム ス ケ ジ ュ ー ル 14:00~. 開会のご挨拶. 14:10~. ご遺族と在宅ケア関 係者による経験談. 15:00~. 休憩. 15:10~. 意見交換. 15:40~. 全体共有とまとめ. -3-.
(5) 2) プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に 使 用 し た ス ラ イ ド 資 料 ス ラ イ ド 1. ウエルカムミュージックは日本の小 市民のつどい. 在宅看取りに関する語らいの会. 学校唱歌で、故人の遺品の中から出 てきたものをご家族から提供頂き、 「おひとりさまの逝き方と生き方」. 流しました。. 平成27年5月16日. 主催:チームカシオペア(南大阪緩和ケア連携検討会). 顔写真の掲載についてはご家族、 ご本人様の許可を頂いております。. ス ラ イ ド 2. 「おひとりさまの逝き方と生き方」. 本日のセミナーの開催に寄せて. というテーマで、M さんのご家族と 在宅関係者に、逝き方と生き方につ. 本日は、一人暮らしのMさんに関わ りを持った方々にご参集願い、最期 までの生き方を語り合っていただき ます。その中から、会場の皆様とと もに一人暮らしの多様な逝き方を模 索できましたら幸いです。. ス ラ イ ド 3. いて語って頂きます。. 故人、M さんの生前のお姿をご紹介. Mさんのご紹介. します。 孫息子さんの結婚式に参加されたと きのスナップ写真です。長女様は 「( 本 ス ラ イ ド の た め に )幾 枚 か の 中 からこの写真を見せた時に『人生最 高 の 笑 顔 』と 言 っ て 頂 い た の で 、選 び ました」と話されました。. ス ラ イ ド 4. がん発症から、ご逝去までの約8か. Mさんのご逝去まで. 月の経過を説明しました。. 平成26年 3月. 子供たちを独立させ、ひとり暮らしを続け30年目 にして膵臓ガン末期と診断される。. 5月 手術はできず抗がん剤治療開始するが、2回目の投与時 に動けなくなって中止。その後ご自宅で療養される。 ケアマネージャーが福祉用具の会社から依頼受け担当。 ヘルパー導入。 6月. 娘さん在宅緩和ケアを希望され訪問診療開始。. 7月. 訪問看護開始。. 10月2日. デイサービス通所開始。. 10月31日. デイサービス宿泊開始。. 11月11日. ご逝去。. がんの診断後、抗がん剤治療をしま し た が 、2 回 目 の 治 療 の 際 、副 作 用 が 辛くなって治療をやめることにな り、退院後知人からケアマネジャー を紹介してもらい、訪問診療医と訪 問看護に繋がりました。自宅周囲の 工事で騒音がひどくなったことを契 機に、デイサービス利用を開始され ました。. -4-.
(6) ス ラ イ ド 5. デイサービスでの運動会では、パン デイサービスでのMさん. 食い競争にも張り切っておられまし 日中は得意の手芸を楽しまれ、 折り紙を孫に買ってきてもらって、 夢中で作っておられました。 疲れた時は、自然に横になって休 まれていました。. た。この時の賞状は自宅に貼ってあ りました。 (逝かれる1ヶ月前運動会で賞状を受ける) 賞状はご自宅の壁に かけてありました。. ス ラ イ ド 6. 亡くなる一か月の写真です。コスモ リサイクル公園にて (逝かれる1ヶ月前の10月9日). スを見たいということで、デイサー ビスの皆さんと一緒に、お元気な頃 よく行かれた公園にお連れしまし た。. ス ラ イ ド 7. デイサービスでは自然体で過ごされ 「そろそろここに泊めてちょうだい」. て い ま し た 。身 体 が お 辛 く な り 、横 に. (逝かれる12日前の10月31日). なって過ごすことが多くなった頃、. デイから帰るときに辛くなった時に言われた. お泊りデイの利用を希望されるよう になりました。. これは亡くなる 1 週間前の写真です。. ス ラ イ ド 8. 友人と. お友達が訪ねてこられて、笑顔で応 じておられました。. *このスライドの後、ご遺族長女さ んの体験談と在宅関係者の関わり (後述)をお聴きしました。. -5-.
(7) ス ラ イ ド 9. まとめで使ったスライドです。. Mさんが遺してくれたこと 医療介護サービスは与えられるもの ではなく、いかに活用していくかであ ることを学び、関係者は松本さん自 身の生き方に沿ってケアをすすめて きた。. 自分らしく生きる 自分を活かす 自分らしく逝く. ス ラ イ ド 10. おひとりさまの逝きかたと生き方と 言っても、人それぞれに多様性があ. 「いのち」古木淳子 いのちがこんなに尊いのはこの世にたったひとつだから. M さんの場合は、自身が生きてきた. ス ラ イ ド 11. ると思います。. お一人様からお互い様へ. 中でさまざまな人に尽くしてきた生 き方が巡り巡って、ご本人に返って いたように思います。. 情けは人のためならず. 最期は知人・友人や在宅スタッフが M さんに突き動かされるようにして ケアしていました。. この場をお借りして、M さんのご冥. ス ラ イ ド 12. 感謝の意. 福をお祈りいたします。. 「語らいの会」に出席するこ とを快諾してくださったご家 族の方々に感謝いたしますと ともに、Mさんのご冥福をお 祈りいたします。. -6-.
(8) 3) ご 遺 族 の 経 験 談 と 在 宅 関 係 者 の 関 わ り ご遺族: 突然の末期がん宣告で、どこに何を相談していいのか分からなかった 普段の生活の中でできるだけ心穏やかに過ごさせたいという思いだった 訪 問 診 療 の 先 生 が 入 っ た こ と で 、 24 時 間 い つ で も ど ん な 時 で も 駆 け つ け て く れるという「ものすごい安心感」があった もし自分の居ない時に一人で逝ってしまったらどうしようかと不安だったが、 看 護 師 か ら「 万 が 一 そ う い う こ と が あ っ て も 自 分 を 責 め な く て よ い 」と 言 っ て もらって救われた 最 初 は デ イ サ ー ビ ス に 行 く の に 少 し 抵 抗 が あ っ た よ う だ が 、デ イ か ら 帰 っ て き て 開 口 一 番「 な あ 、み ん な 私 の こ と 、ク ニ ち ゃ ん っ て 呼 ん で く れ る 」と 、と て も嬉しそうに話しており、親しみを込めて接して頂いたのがわかった デ イ サ ー ビ ス の 環 境 や ケ ア ス タ ッ フ の 関 わ り に 、家 族 も「 我 が 家 の よ う に 出 入 りできる」と喜んでいた 家 族 と し て は 本 人 の「 本 当 に 生 き た い 」と い う 思 い に 添 っ て き た だ け 。自 分 の や り た い こ と 、行 き た い と こ ろ 、食 べ た い 物 の 優 先 順 位 を つ け て 自 分 で 書 き 出 していたので、前を向いていたのだと思う 病 状 の 変 化 と 共 に 、痛 み が 増 え 傍 に 居 る 者 も 辛 く て 苦 し か っ た け れ ど 、そ れ を 支 え る 在 宅 ス タ ッ フ の 方 々 の バ ッ ク ア ッ プ で 、本 人 は 必 死 で そ の 現 実 を 生 き 抜 いてくれた ケアマネジャー: 故 人 は お 友 達 が 沢 山 い ら し て 、い ろ い ろ な 方 が 訪 ね て 来 る 。そ れ を 楽 し み に さ れていて、なるべく自宅から離れたくないという気持ちをお持ちだったので、 なるべくそれに添う形でケアプランを考えた 在宅生活が 1 ヶ月を過ぎたころ、長女様に疲れがみえたので介護サービスを 提 案 し た 。紹 介 し た ヘ ル パ ー と の 相 性 が と て も 良 く 最 期 の 最 後 ま で 担 当 し て も らった 故 人 は 生 き る こ と 、楽 し む こ と に と て も 貪 欲 で 、デ イ サ ー ビ ス で 習 っ た ビ ー ズ づくりなど目を輝かせて自宅でも取り組まれた か な り し ん ど く な っ て か ら は 医 療 度 が 濃 く な っ て 、我 々 は ど ち ら か と 言 う と 遠 く で 見 守 る と い う 感 じ だ っ た が 、介 護 職 お よ び ケ ア マ ネ と し て は と て も 満 足 で きる最期だった 本当に素晴らしい生き方を見せていただいたと思う ヘルパー: 最 初 か ら 最 後 ま で 入 浴 で 介 助 さ せ て も ら っ た 。浴 槽 か ら 立 ち 上 が れ な く な っ た とき、パンツ一丁になって湯船につかり抱っこして上げたのも楽しい思い出 -7-.
(9) 利 用 者 の と こ ろ へ 行 く と き に は 、私 は そ の 人 に と っ て の 最 後 の 親 友 で あ り 、姉 で あ り 、母 で あ り 、妹 で あ り 、た ま に は 怖 い 隣 の お ば ち ゃ ん に も な り 、そ の 人 の今の状況に合わせた女優を演じる 猫 を 被 っ て 仕 事 は で き な い 。猫 は 三 日 で 飛 ん で 逃 げ る 、自 分 の 本 当 の 気 持 ち を ぶ つ け な い と 、そ れ が 一 番 利 用 者 に と っ て 受 け 入 れ ら れ る 。M さ ん に 対 し て も 時のままでいけた、ヘルパーとしてとてもいい勉強をさせてもらった 訪問診療医: ヘ ル パ ー さ ん の 話 の よ う に 、在 宅 で は 裸 の 付 き 合 い が で き る 、言 い た い こ と が 言い合える関係があった M さ ん の 場 合 は 鎮 痛 剤 を ほ と ん ど 使 っ て い な い 。お 家 だ と お 友 達 が 来 る 、千 代 紙を折る、心から笑うということが、無駄な痛み止めを使わずに済む 一 昔 前 は 食 べ ら れ な く な る と ま ず 注 射 だ っ た 。だ け ど そ の 後 貼 り 薬 が で き て 在 宅 で の ペ イ ン コ ン ト ロ ー ル は 大 変 助 か っ て い る 。レ ス キ ュ ー の 痛 み 止 め で は 舌 下錠を使ってコントロールしていた 訪問看護師: 内服と点滴管理で介入した 気 に か け て い た の は 、な ん で も 一 人 で 抱 え 込 ん で し ま っ て 頑 張 り す ぎ て し ま う の で 、さ り げ な く「 こ こ は 私 が 手 伝 う よ 」と 入 ら せ て も ら っ て 、我 慢 せ ず 早 め の 内 服( レ ス キ ュ ー )を 声 掛 け て 、で き る だ け 自 分 で や っ て も ら う 形 を と る よ うにした 相 談 し や す い よ う に 「 (辛 い と き は )す ぐ 電 話 し て ね 」 と 何 度 も 伝 え た デイサービス管理者: 法 人 内 の 訪 問 診 療 医 が 診 て い た の で 、他 の デ イ サ ー ビ ス と 違 い 、体 調 が 悪 く な っ た ら お 受 け 入 れ す る と い う ス タ ン ス で 、お 受 け 入 れ し た 。デ イ の ナ ー ス と 訪 問診療医や訪問看護師とは密に連携を取った お 泊 り デ イ で の 夜 勤 対 応 は 介 護 ス タ ッ フ な の で 、正 直 び く び く し て い た が 、緊 急の連絡先のルートさえきちんと把握しておけば大丈夫だった 印 象 に 残 っ て い る の は 、 お 泊 り デ イ を 利 用 中 、 夜 の 9 時 過 ぎ に 2、 3 人 の お 友 達 を 呼 ん で ほ し い と い わ れ 、 お 願 い し て 11 時 過 ぎ に 来 て も ら っ た こ と 。 懇 意 に し て お ら れ た 友 達 の お 母 さ ん の 話 に な っ て 、本 人 が「 そ ろ そ ろ そ っ ち へ 行 こ う か な と 思 っ た ら 来 る な と 言 わ れ て 、目 を 覚 ま し た 」と い う エ ピ ソ ー ド を 話 さ れ、旅立たれる準備ができていた思う 4) グ ル ー プ に 分 か れ て の 意 見 交 換 と 全 体 共 有 小 休 憩 を と っ た の ち 、 6~ 7 人 の 8 グ ル ー プ 分 か れ て 、 運 営 ス タ ッ フ が フ ァ シ リ テ ー タ に 入 り 、 簡 単 な 自 己 紹 介 後 、 講 演 内 容 に つ い て グ ル ー プ 内 で 30 分 間 意 -8-.
(10) 見交換を行った。その後全体共有を図った。 出た意見・感想: ご本人も、ご家族も「幸せだったろうな」という第一声が挙がった 病院と自宅で看取りをした経験者から、在宅での看取りを自分たちが経験し たことはとても勉強になったという意見があった M さんのケースは稀有な成功例と感じた。同じような状況になった時はたし て自分はどうなるか、と不安がある ご本人の満足だけでなく、家族はどうなのかと考えさせられた 参加者の中には、悪くなってからも家族と話し合い、十分計画的に過ごして いるという方もいた がんではなくて、脳梗塞や認知症の最期はどうなるのか?最期に過ごす場所 について、若いときに話をすべきか、家族みんなで共有すべきなのか、いろ んな意見が出た 家族だけではなく、地域として皆が支えていくことが重要 尊 厳 死 協 会 に 入 っ て い る 人 も い て 、「 終 活 」 が 大 事 と 情 報 共 有 し た. 5. 感 想 : 「おひとりさまの逝きかたと生き方」というテーマに関心を 惹いたためか、 企画者の予想超える参加者数があり、熱気のある催しとなった。 後半のグルー プに分かれての意見交換に関しては会場面積の限界があり、市民のみに制限 し 、 専 門 職 の 参 加 は 遠 慮 い た だ い た 。 今 後 は 予 定 人 数 の 1.5~ 2 倍 収 容 で き る 会 場の確保が課題である。 ア ン ケ ー ト 結 果 を 見 る と 74.6% の 参 加 者 が 60 代 以 上 で あ り 、 意 見 交 換 の 結 果からみても、在宅看取りについて自分事として考える機会を提供でき 、この 催しの目的は達成したのではないかと考える。 ゲストスピーカーとしてご遺族と在宅関係者計 6 名をお招きした。自身の経 -9-.
(11) 験やそこで感じた思いを振り返って語ってもら ったが、経験に裏打ちされた言 葉には説得力があった。語るという行為が、それぞれの立場から経験の捉えな おしを行う契機となり、出来事やケア行為の意味づけが図れることでゲストス ピーカー自身の満足度も高まったと見受けられた。 今 回 事 例 と し て 取 り 上 げ た M さ ん は 独 居 で は あ っ た が 、 ご 家 族 や 知 人 ・友 人 、 在宅ケアスタッフ等、多くの関係者から支援を受けていた。そのためか、多く の参加者が「稀有な成功例」という印象を抱くことになった。企画者の意図 は、ご本人が自由に意思を表明することや、地域の資源を知って適切な支援を 求めることであったが、受け取る側には別の側面が強調されたようで、まとめ の際に補足を要した。 単発の催しゆえフォローに限界があるが、今後も地域に住む市民の方々が近 親者と在宅看取りについて日常的に語り合う機会を持つコミュニティの育成に 専門職として寄与できればと考えている。. 6. 配 布 資 料 :. - 10 -.
(12) 第 2回. 在宅看取りに関する語らいの会:和泉市. 1. 開 催 日 時 : 平 成 27 年 7 月 4 日 (土 )14 時 ~ 16 時 2. 開 催 場 所 : 和 泉 市 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 1 階 大 集 会 室 3. 参 加 者 ・ 協 力 者 : 【 参 加 者 】 市 民 13 名 、 専 門 職 18 名 、 合 計 31 名 表 2 . ア ン ケ ー ト 結 果 よ り 見 た 参 加 者 の 属 性 ( 回 収 率 90.3% ) データの個数 / 年齢 女性 20 代. 男性. (空 白 ). 総計. 1. 1. 3. 4. 30 代. 1. 40 代. 5. 5. 50 代. 6. 6. 60 代. 4. 1. 5. 70 代. 4. 2. 6. 1. 1. 8. 28. 80 代 総計. 20. 【協力者】ゲストスピーカー4 名、スタッフ 8 名 ゲ ス ト ス ピ ー カ ー 内 訳 : ご 遺 族 0 名 ( 故 人 の 長 女 様 は 当 日 欠 席 )、 訪問診療医 1 名、訪問看護師 1 名、 ケアマネジャー1 名、緩和ケア病棟 看護師 2 名 スタッフ役割:司会 1 名、関係者の語り の進行役 1 名、タイムキーパー1 名 グループファシリテータ 5 名 4. 開 催 内 容 : 1) タ イ ム ス ケ ジ ュ ー ル 14:00~. 開会のご挨拶. 14:10~. ご遺族と在宅関係者に よる経験談. 15:00~. 休 憩 (ボ ラ ン テ ィ ア 生 唄 ). 15:10~. 意見交換. 15:40~. 全体共有とまとめ - 11 -.
(13) 2) プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に 使 用 し た ス ラ イ ド 資 料 ス ラ イ ド. 本日は「コミュニティと共に生きて. 1. 市民のつどい 在宅看取りに関する語らいの会:和泉市. 逝く」というテーマで在宅看取りを. コミュニティと共に生きて逝く. 支援された関係者から経験談を語っ て頂きます。. 主催:チームカシオペア. ス ラ イ ド. ゲストスピーカーの紹介をしまし. 2. た。. ス ラ イ ド. 実は本日、諸事情によりご遺族が参. 故人の紹介. 3 . . 加出来なくなりました。そこで事前. Sさん 男性 和泉市で長男として生まれる 6歳の時、父親が戦死 母親を助け、植木屋へ奉公に入り修行 造園業をおこし、弟さんも手伝っていたが、 弟さんは転落事故で早逝し、ご夫婦だけで事業 を切り盛りする 25歳で結婚、二男一女を育て 人づきあいが良く、自宅には人が集まる 75歳、自宅で永眠。葬儀には数珠つなぎの参列. に長女様にお伺いした内容を基に故 人の紹介をさせて頂きます。 S さ ん は 75 年 の 一 生 を 生 き ら れ た 方 で 、植 木 屋 へ 奉 公 に 入 り 、そ の 後 造 園 業を興し、ご夫婦で事業を切り盛り してこられた方です。. ス ラ イ ド. 25 歳 で 結 婚 し て 、 二 人 の 男 の 子 と 一. 4. 人の女の子を育て、人付き合いがよ く、気が付いたら家に知らない人が 来て一緒にご飯を食べていたという ような方だった、葬儀には参列者が かなり多かったといったエピソード を 語 っ て 頂 き ま し た 。元 来 元 気 で 、ほ とんど病気をしたことがなかったそ うです。. - 12 -.
(14) ス ラ イ ド 5. ふらつく症状から脳腫瘍が発見さ. 病の軌跡. 1. 発病. れ、手術後肺がん治療をする計画が. 胃痛あり、近院で診察したが分からず その後ふらつきあり脳腫瘍と診断. 立てられましたが、同室患者の様子. 2. 入院 脳腫瘍の手術を受けた際、肺がんも指摘 抗がん剤治療のため別の入院・・・同室者が苦しむ様子 を見て「治療は受けたくない」「家にいたい」と退院. 3. 緩和ケア 退院後は緩和ケア目的で通院。緩和的放射線治療を勧め られて入院したが、副作用が多少あると聴いて治療しな いことを選択され、その日のうちに退院. を見たご本人は治療を受けないと意 思決定され退院し通院で緩和ケアを 受 け て お ら れ ま し た 。そ の 後 、病 院 で 在宅医を紹介され、ケアマネジャー. 4. 在宅医療・ケア 病院で、在宅医を紹介され、訪問診療開始 在宅医からケアマネジャー、訪問看護師へ繋がる. や訪問看護師に繋がりました。. ス ラ イ ド. 本人さんは、視力障害をお持ちでし. 6. たが、ご自宅での生活は自分ででき ていたので、寝付くまでは家族が見 守るような形で療養生活をしていま し た 。亡 く な る 2 週 間 前 く ら い か ら 、 トイレにも行けないということで在 宅ケアサービスが導入されました。. ス ラ イ ド. 本日ゲストスピーカーからのお話を 在宅医療・ケアを支える人々. 7. • • • •. 聴 き た い と 思 い ま す 。( 後 述 ). ゲストスピーカー 在宅医 ケアマネジャー 訪問看護師 病院 緩和ケア病棟看護師. ス ラ イ ド. S さんが通院された病院の看護師さ. 8. んにも参加いただいていますので、 ここで、がん患者さんの通院治療の 場や、緩和ケア病棟がどういうとこ. 通院治療の場. ろか紹介して頂きます。. - 13 -.
(15) ス ラ イ ド. こちらは、 「 が ん セ ン タ ー 」と 書 か れ. 9. ておりますけれども、腫瘍内科の外 来と外来の化学療法室の受付になっ て い ま す 。当 院 は 、外 来 と 抗 が ん 剤 の 治療する外来化学療法室が隣接する 形になっております。. ス ラ イ ド. こちらが外来の化学療法室の中の様. 10. 子です。抗がん剤の治療をお受けに なるときに、このリクライニングチ ェアに座って頂いたり、あるいは背 もたれを倒して少し寝たような状態 でゆったりと過ごしながら、必要な 抗がん剤の治療を受けていただいて おります。. ス ラ イ ド. S さんはおうちで看取られたのです. 11. が 、場 合 に よ っ て は 、緩 和 ケ ア 病 棟 と か病院でという形で亡くなられる方 もおられます。緩和ケア病棟が一般. 緩和ケア病棟. 病棟とどう違うのか、説明をして頂 きます. ス ラ イ ド. 緩和ケア病棟の看護師の詰め所の前. 12. の廊下になっています。緩和ケア病 棟は、できるだけ家に近い空間の中 でゆったりと過ごしながら、つらい 症状があったらそれを和らげたりと か 、あ る い は リ ハ ビ リ を し た り と か 、 治療後の経過を見たりとか、その方 に合わせて、そして最期までここで 過ごされる方もいらっしゃいます。 - 14 -.
(16) ス ラ イ ド. できるだけおうちに近い環境の中で. 13. 過ごして頂けるように、フロントが 木目調の形になっています。これも 廊下の一画ですが、脇の所に少し座 れる場所があり、患者さん同士とか ご家族と一緒に座って話したり、あ るいは看護師ともここに座ってゆっ くりお話しするようなときもありま す。. ス ラ イ ド. お二人部屋になります。できるだけ. 14. お部屋のほうもおうちに近い形でと いうことで明るい色のトーンを使っ ていますけれども、洗面所と机以外 はすべて動かせますので、その方が 希望する過ごしやすい環境に調整さ せてもらって、自分らしくそこで過 ごしていただけるような空間を調整 しています。. ス ラ イ ド. 緩和ケア病棟の談話室です。これは. 15. クリスマスが近いときの談話室の様 子 で す 。毎 月 1 回 催 し 物 、イ ベ ン ト を しています。緩和ケア病棟では病気 のことも忘れて、楽しい時間や心が ゆったりできるような時間を持って もらっています。. ス ラ イ ド. 1室だけ和室があります。井草のに. 16. おいがして、ここを利用された方は 「本当におうちにいるようで」とお っしゃる方が多くて、一度ここをご 利用された方は「次またここに入院 するときはここのお部屋で」と言わ れる方もいらっしゃいます。. - 15 -.
(17) ス ラ イ ド. 特別室になります。一番大きな部屋. 17. になりまして、少し映っているんで すけれども、お隣に和室が付いてい ます。こちらでご家族がお泊まりに なって、すぐ近くにご家族がいらっ しゃれるようなお部屋になっており ます。. ス ラ イ ド. 先ほどの談話室でクリスマス会をし. 18. ている様子です。ご希望される患者 さんには参加していただいていま す。ご家族もあるいはご友人の方も 一緒に入ってもらって、その中に看 護師も一緒に入って、同じように楽 しい時間を過ごしていただくような 企画を看護師が毎月している様子で す。. ス ラ イ ド 19. まとめに入ります。コミュニティと. 経験からの学びを通して伝えたいこと 1. ご本人の意思表明を支える • どんな治療を受けたい、どこで過ごしたいというの は、ご本人がしっかりと意向を示すことが大切 • 家族はその意向に沿って、自然と集結する • そのためにもどういう生き方、過ごし方があるのか 意思決定を支える情報収集が必要. 共に生きて逝くというのは、自宅で 亡 く な る こ と で は な く て 、本 人 の 、ど こで過ごしたいか、どうやって過ご したいかという意思を全うするため. 2. コミュニティと共に生きて逝くという意味 • 死の瞬間、居宅で亡くなるということではなく、ご 本人の意思を全うするために、いかに地域の資源を 活用し得るのかが問われる • 病気になるまでに、いかにコミュニティの中で関係 を作るか、生きざまが反映される. に 、ど ん な サ ポ ー ト を 受 け る の か 、地 域にある資源を活用しうるのか、と いうことを考えていくのが大事なの ではないかと思います。. ス ラ イ ド. 病気になってからどうこうというこ. 20. とではなくて、その人が生きてきた コミュニティの中で、どういう関係 をつくり、どう生きてきたのかとい う、その生きざまがその方の最期の 「市民のつどい」への協力を快諾して 下さったご家族の方々への感謝と共に、 故人のご冥福をお祈りいたします. 時間にも反映されるということを教 え て 頂 い た よ う に 思 い ま す 。S さ ん の ご冥福をお祈りいたします。. - 16 -.
(18) 3) ご 遺 族 の 経 験 談 と 在 宅 関 係 者 の 関 わ り 訪問診療医: 紹介を受けた病院医からは、病名告知・予後告知がきちんとされていること、 ご本人ができるだけ最期まで家で過ごしたいという意向をもっておられると 聞いた 訪問診療開始 1 ヶ月間は元気で、目が不自由なだけでさほど問題はなかった 急 に 息 苦 し さ が 出 て き て 自 宅 で 酸 素 吸 入 を 開 始 し た が 、痰 や 席 が ひ ど く な っ た ので訪問看護師を紹介し痰の吸引等の世話をしてもらった 家 族 が 最 期 ま で 自 宅 で 看 よ う と 覚 悟 を 決 め ら れ た の は 、酸 素 吸 入 を し 始 め た 頃 の こ と 。病 院 で は 年 内 い っ ぱ い と 聞 い て お ら れ た よ う だ が 、実 際 に は も っ と 早 いと判断し、娘さんにそう言う話をして、自宅での看取りの意思を確認した 亡 く な る 間 際 に 数 回 点 滴 を し た 。ご 本 人 に と っ て 効 果 が あ る の か ど う か と い う より看ている家族の気持ちを考えた 訪問看護師: 訪問に入ったとき玄関にたくさんの靴があって、みんなの憩いの場というか、 くつろげるようなお家との印象があった 訪 問 診 療 医 よ り 予 後 の 話 を さ れ た 後 だ っ た が 、娘 さ ん 達 は「 ま だ そ こ ま で 」と い う ふ う に 感 じ て お ら れ た 。奥 様 に は 直 接 的 な 説 明 は 避 け て 、同 居 さ れ て い た 息子さん夫婦から説明してもらうようにした 奥様には、ケアに入ったときに手伝ってもらったり S さんの状態を伝えるよ うに心掛けた 寝 付 く よ う に な っ て 腰 痛 が 出 て き た の で 、ご 本 人 に 痛 く な い 体 位 変 換 の 方 法 を 確認して家族にも指導したり、動かす前に座薬を入れるよう勧めた 視 力 障 が い が あ っ た の で 、声 に は 敏 感 で あ ま り 大 き な 声 で び っ く り さ せ な い よ うにスタッフと情報共有した 痛みやむくみの対応にリンパマッサージを取り入れ、ご家族にも勧めた ケアマネジャー: 紹 介 を 受 け た 時 、訪 問 診 療 医 は「 厳 し い 状 態 だ 」と 仰 っ た 。医 師 が そ の よ う に 言 う と き は 、今 ま で の 経 験 か ら( 予 後 が )週 単 位 と 判 断 し 、私 た ち も 心 を 引 き 締めて関わった 死 が 刻 々 と 迫 っ て い た ら 、痛 み も な く 楽 に 、穏 や か に 、気 持 ち よ く 清 潔 な 状 態 で 、家 族 と 一 緒 に い る 時 間 を で き る だ け 多 く 持 ち た い 。そ う い う 視 点 で ケ ア プ ランを立てた お 風 呂 が 好 き だ っ た の で 訪 問 入 浴 を 試 し て も ら っ た が 、「 宙 づ り に さ れ た 」 と 不 評 だ っ た 。お そ ら く 目 が 見 え な い の で 何 を さ れ る の か 恐 怖 感 が あ っ た の で は ないかと思った - 17 -.
(19) ヘルパーを入れて食事介助したのはほんの数日だった 印 象 に 残 っ た の は 訪 問 看 護 師 同 様 、い つ も 自 宅 に た く さ ん の 人 が い ら し た こ と 。 玄 関 に 靴 が い っ ぱ い あ り 、そ こ を ピ ョ ン ピ ョ ン と 飛 ん で い か な け れ ば 上 が れ な かった。関わったのがほんの 2 週間ぐらいだったけれどとても印象に残る看 取りだった ご遺族:事前にお聞きした内容 最 期 を 覚 悟 で 看 取 れ た 。子 供 た ち 、お 父 さ ん に と っ た ら 孫 た ち も 皆 が そ の 場 で 人 の 亡 く な る 姿 を 見 る こ と が で き た 。生 き て い て 数 分 後 に な く な っ て い る と い う そ う い う 場 は 普 段 見 ら れ な い 。だ か ら 子 供 た ち も お 父 さ ん が 亡 く な る そ の 場 に 居 合 わ せ た こ と は 印 象 に 残 っ て い る と 思 う 。本 当 に 自 然 な 形 で 見 送 る こ と が できてよかった。 4) グ ル ー プ に 分 か れ て の 意 見 交 換 と 全 体 共 有 ボランティアの市民の生唄「小さな空」を聴くリ フレッシュの時間をはさみ、市民グループを 3 つ、 専門職グループを 2 つに分けて、運営スタッフ 5 名 がファシリテータに入り、簡単な自己紹介の後、講 演 内 容 に つ い て グ ル ー プ 内 で 30 分 間 意 見 交 換 を 行 っ た。その後全体共有を図った。 出た意見・感想: 市民グループから まず自分の終末の意思をあらかじめ家族に伝えておくこと が大事 → 財 団 か ら 提 供 さ れ た 小 冊 子 p.37 の エ ン デ ィ ン グ ノ ー ト の 紹 介 を 補 足 し た 子 供 に 看 て も ら い に く い 状 況 が あ る の で 、ご 近 所 と の お 付 き 合 い 、信 頼 関 係 を いかにつくっていくか、コミュニティづくりをすること 病気をする側と、看取る側で起こってくる感情は全然違って複雑な思い 人は住み慣れたお家で風に当たり太陽の陽を浴びて過ごすことが基本ではな い か と 思 う が 、そ れ を 叶 え る た め の 医 療 の 連 携 が ど こ ま で 拡 大 し て い く の か ? 地域の皆さんで支えあえる社会づくりが必要 専門職グループから: 医療者がご本人やご家族の意思決定支援をどんなふうにしていくかが問われ ていると思った ご 自 分 の 意 思 を 明 確 に 伝 え る こ と を 勧 め て い た が 、医 療 者 側 は そ の 思 い を 十 分 に理解しようと努めることが重要 い っ た ん 決 め た こ と で も「 こ れ で 良 か っ た の か ? 」と 悩 む こ と が あ る と 思 う が 、 - 18 -.
(20) ご 本 人 や ご 家 族 が 選 ば れ た こ と な ら 、そ れ が 最 善 で あ る と 保 証 し 、肯 定 的 に フ ィードバックしていきたい そ の 地 区 で 往 診 や 訪 問 診 療 を し て く れ る 在 宅 医 が ど れ ぐ ら い い る の か 、救 急 対 応できる病院はどこか、知っておくこと → 地 域 の 医 師 会 や 訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ン 協 会 が 作 成 し た「 在 宅 医 療 マ ッ プ 」を 参加市民に配布した 最 期 を ど こ で 過 ご す か 選 択 肢 が 増 え た 。専 門 職 の 役 割 と し て 、家 族 を 含 め て そ こでチームケアをどのようにしていくか、責任を改めて感じた. 5. 感 想 : 偶然の出来事ではあるが、時機を合わせたように故人の妻が緩和ケア病棟に 入院する事態が起き、ゲストスピーカーとして参加予定であった ご家族は、催 しの当日参加することが困難となった。そのような経緯もあり、それぞれの終 末期の療養の場が異なる背景、すなわち病状や状況を説明し、 たとえ支える家 族がいても在宅看取りが可能かどうかは状況依存的であること、 コミュニティ で逝くことが、必ずしも家で亡くなることだけを指しているのではないという 説明を加えた。 今 回 は 市 民 よ り 専 門 職 の 参 加 が 若 干 多 く 、 60 代 以 上 の 参 加 者 が 44.4% に と ど まったが、参加者の中には高齢になってからも前向きに社会との繋がりを創る 活動的な方が複数おられ、グループ討議の場においても活発に意見を述べられ ていたのが印象に残った。 今回は会場スペースにゆとりがあり、前回は叶わなかった専門職にも後半の グループワークに入ってもらった。全体共有の場では、市民が感じる感情や疑 問点を専門職としてどう受けとめるか、互いの意見を聞くことで触発し合えた のではないかと考える。 - 19 -.
(21) 6. 配 布 資 料 :. III.. 結びに変えて. 今 回 、運 営 ス タ ッ フ の 活 動 エ リ ア で あ る 南 大 阪 の 2 箇 所 の 地 域 で 市 民 の つ ど い を 企 画 ・ 実 施 い た し ま し た 。 149.81 km 2 の 面 積 に 約 84 万 6 千 人 の 人 口 ( 平 成 27 年 6 月 末 現 在 ) を 有 す る 政 令 指 定 都 市 で あ る 堺 市 と 、 84.98km 2 の 面 積 に 約 18 万 7 千 人 の 人 口 ( 平 成 26 年 3 月 末 現 在 ) を 有 す る 和 泉 市 で は 、 住 民 の 生 活 環 境 や 関 心 事 も 異 な る と 考 え 、堺 市 で は「 お ひ と り さ ま の 逝 き か た と 生 き 方 」を 、和 泉 市 で は「 コ ミ ュ ニ テ ィ に 生 き て 逝 く 」を テ ー マ に 取 り 上 げ 、そ れ に 適 っ た ご 遺 族 を ゲ ス ト ス ピ ー カ ー と し て 選 び ま し た 。 背 景 の 全 く 違 う 2 事 例 の 共 通 点 は 、「 で き る だ け 最 期 ま で 家 で 過 ご し た い 」と い う ご 本 人 の 強 い 意 思 を 支 え る よ う に し て 関 係 者 が 集 結 し た 点 で す 。選 択 に お い て そ の 人 自 身 の 生 き 方 が 色 濃 く 反 映 さ れ る こ と を 確 認 し ま し た 。当 事 者 自 ら が 受 け た い ケ ア を 受 け ら れ る コ ミ ュ ニ テ ィ を 創 る た め に 、今 後 も 市 民 や 専 門 職 対 象 の 啓 発 活 動 に 取 り 組 ん で 行 き た い と 思 い ま す 。 今回の催しは、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成により実施 することができました。この場をお借りして深く感謝いたします。 報 告 書 に 関 す る ご 質 問 や ご 意 見 が ご ざ い ま し た ら 、以 下 の メ ー ル に ご 連 絡 下 さ い 。 e-mail: [email protected] - 20 -. 河野政子.
(22) 市民のつどい. 在宅看取りに関する語らいの会:堺市. 日時 平成 27年. 5/16. お ひ と り 逝さ きま 方の と. 参加 (土) 無料 14:00~16:00. 場所 ソフィア・堺 (中文化会館)研修室1. 定員 50名(申込み先着順). 生 き 方. の お 可と つ 招こ能き 年 ど きのにを 老 い したな過 い を 、びるご 、 企 経、のし 病 画 験独でた を い 談居しい 持 た をのょと っ し おおう希 た ま 聴母か望 と し き様?さ き た しを れ 、 。た看 て 多 後取 い く 、っ ま の 参た す 人 加ご 。 は 者遺 ど 住 の族 の み 皆と よ 慣 様在 う れ と宅 に た 語ケ す 我 りア れ が 合関 ば 家 う係 そ で 市者 れ 最 民を が 期 の. 地図. 主催:チームカシオペア(南大阪緩和ケア連携検討会) 申込先:大阪府立大学看護学部 家族看護分野 TEL&FAX:072-950-2818 ※この市民のつどいは、公益財団法人. 在宅医療助成. 勇美記念財団の助成を受けています.
(23) 市民のつどい 在宅看取りに関する語らいの会:堺市. ~おひとりさまの逝き方と生き方~ 参加申込書 本申込書をFAXでお送りください。 参加者1. 参加者2. ふりがな. お名前 年齢・性別. (. )歳代. 男 ・ 女. 〒. (. )歳代. 男 ・ 女. 〒. ご住所 電話番号: い ず れ か 1 つ 必 FAX番号: ずご記入下さい E-mail:. 電話番号: FAX番号: E-mail:. ご連絡先. 担当者より、追ってご連絡させていただきます。 なお、本申込書を送付後2週間が経過しても連絡がない場合は、恐れ入りますが、ご連絡い ただきますよう、お願い申し上げます。 また、以下の要件につきまして、お約束申し上げます。 お申込みにあたってお預かりする個人情報は、本会以外の目的で使用しません。 尚、この会に関するご質問や、疑問点、ご意見、その他気が付いたことがありましたら、下記 までご連絡下さい。. FAX送付先:大阪府立大学看護学部 岡本双美子 連絡先 〒583-8555大阪府羽曳野市はびきの3-7-30 大阪府立大学看護学部 家族看護学分野 岡本双美子 電話&FAX:072-950-2818 E-mail:[email protected]. FAX:072-950-2818.
(24) 市民のつどい. 在宅看取りに関する語らいの会:和泉市. コ 7/4 参加 無料 ミ 14:00~16:00 ュ ニ テ 生ィ きと て共 逝に く 日時. 平成 27年. (土). 場所 和泉市コミュニティセンター 1階. 大集会室. 定員. 50名(申込み先着順) 地図. の 族 可と 皆 とこ能き 年 様 在のにを 老 と 宅たな過 い 語 ケびるご 、 り ア、のし 病 合 関三でた を う 係世しい 持 市 者代ょと っ 民 を同う希 た の お居か望 と つ 招の?さ き ど き家 れ 、 い し族 て 多 を 、の い く 企 経中 ま の 画 験で す 人 い 談看 。 は た を取 ど 住 し おり の み ま 聴の よ 慣 し き経 う れ た し験 に た 。たを す 我 後さ れ が 、れ ば 家 参た そ で 加ご れ 最 者遺 が 期 の. コミュティー センター. 主催:チームカシオペア(南大阪緩和ケア連携検討会) 申込先:大阪府立大学看護学部 家族看護分野 TEL&FAX:072-950-2818 ※この市民のつどいは、公益財団法人. 在宅医療助成. 勇美記念財団の助成を受けています.
(25) 市民のつどい 在宅看取りに関する語らいの会:和泉市. ~コミュニティと共に生きて逝く~ 参加申込書 本申込書をFAXでお送りください。 参加者1. 参加者2. ふりがな. お名前 年齢・性別. (. )歳代. 男 ・ 女. 〒. (. )歳代. 男 ・ 女. 〒. ご住所 電話番号: い ず れ か 1 つ 必 FAX番号: ずご記入下さい E-mail:. 電話番号: FAX番号: E-mail:. ご連絡先. 担当者より、追ってご連絡させていただきます。 なお、本申込書を送付後2週間が経過しても連絡がない場合は、恐れ入りますが、ご連絡い ただきますよう、お願い申し上げます。 また、以下の要件につきまして、お約束申し上げます。 お申込みにあたってお預かりする個人情報は、本会以外の目的で使用しません。 尚、この会に関するご質問や、疑問点、ご意見、その他気が付いたことがありましたら、下記 までご連絡下さい。. FAX送付先:大阪府立大学看護学部 岡本双美子 連絡先 〒583-8555大阪府羽曳野市はびきの3-7-30 大阪府立大学看護学部 家族看護学分野 岡本双美子 電話&FAX:072-950-2818 E-mail:[email protected]. FAX:072-950-2818.
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