抄
録
牝膿性欄莫炎のガス療法に離する實駐的 概党(1)実弾秘ヒ膿性麟膜炎に及ぼす各 種ガス嘘蝦藻膜下腔注入の治療帥御三 林 啓 介 北越跳動會難誌,58年,2號,134頁 著者は急・性孚LPt}igs突起炎患者の膿よ}〕糸屯培養せる溶血 性器鎖駿球菌を供試菌としs後頭下穿刺法によ塑菌注 入を行ひ實験的化膿性謄膜炎を惹起せしめたる家兎に 種々の條件の下にエーテル蒸氣,炭酸瓦欺,酸素瓦斯 アセチレン瓦斯,フォルマリン長居等を蝿頭下穿刺に よb夫々臓脊髄液と置換して其の影響を検索し,i欠の 結果を得たV。1)各瓦斯騰共治癒槻韓に好影響を示し 就中アセチレン瓦欺と一日テ・レ蒸氣の2者最二も働, .炭酸瓦斯,酸素瓦斯,フォルマリン蒸型押は之につぐ。 2)各瓦斯虹鱒12時閥毎導入が著効を示し,5時毎注入 は殆ど効果なし。但し病症の経過に鷹じ,其の注入聞 隔を適當に考慮し之によ亀田に大なる効果を學げ得◎ 3)細菌注入3時間後よ塑瓦辮注入を開始せるものが絵 癒率最高,細菌注入直後よ蝦塾せるもの之に次ぎ,12 時間後より開始せるものはエーテル蒸氣を除き成績良 好ならず04)各瓦斯鶴共全身倣態に影響なく,只工臨 テル蒸氣に於て一過性の輕度の刺戟症駅をみたのみ。 δ)瓦斯髄注入直後に燈灘の降下をみる。之は工陶テル 蹴出確於て最も著明,フォルマリン蒸氣,酸素瓦斯,炭 酸瓦斯等之に次ぎアセチレン瓦斯最も類型な%而し て斯る騰溜降下度は闇莫炎の急性EPち膿温高き時期に 於て著明にして雌温の正常に近づくにつれて減少す0 6)一般に謄磯液穿刺,噺畝を圓滑に施行し得る ものは豫後良好にしてs’不惑滑なるは手後不良なり。 (黒澤抄) 高度の膿球憂位を帰せる簿尊翁窒粘液嚢 踵治瞼例. 星 野 行 嘉. 大阪蓬生院臨床集報,25巻32號,269頁 62歳男,約3年前より誘因なく左眼上部腫脹を認し め放置せしに1年前よP頭:重感,差明,肩の凝りあb て熟睡不能,腫瘤漸次響大し著勢なる眼攣球位起れ塑。 眼科讐を韓々し途に著者の外科を訪ふ。左前額中央部 よy左眼禦部に亘y大人手拳大の腫瘍あり、,眼球2横 指幅外下方に突出礎位す。鰯診するに表面滑澤,軟骨 様硬,多少弾力性を有し塵痛波動無し。徽毒血涛反鷹 強陽性orレ」線所見にて副鼻腔不明」眼案の鑛張像を認 むるのみQ嚢腫性腫瘍の診臨の下に騙徽療法と共に, 鼻内手術による事なく眉毛上部切要により嚢腫内容の 持績的排畠(チョコレート劇画透明無臭の粘稠液)及 下垂眼瞼野上の目的を以て前後2EE]の手術施行。切開 無残腫壁は厚さ約1cm,眼球の勲爵後方深く空洞を形 成し後上部飾罫蜂案に相翻して骨粗四部を燭れ,爺画 題案より獲生せる粘液嚢腫なる事を認めたり。約3ケ 月にして全治,牛年餓の後,高度の極位を嘱せる眼球 の位置も復奮せ})o・ (起臥) 乳幼見雄藩中耳炎の剛病癖と擦法 村 上 眞 日本領事新報1063號315(昭和十八年二月) 急性中耳炎を病理韻事観黙よD,1)潜伏性櫓殖型中 耳炎,2)症候獲現性滲出型中耳炎,3)症候獲現性塗厭 舞滲出型中耳:炎とに分類し又臨床上の槻黙より(主と して耳漏の性駅によの1)膿性比申耳炎,2)粘液膿性 型中耳炎とに分類し,こNに認する病型は②に驚く まるものなり○粘液膿性型中耳炎の鼓膜所見は多くは 牢心性穿孔,難度護赤あ塑て腫脹少し。耳漏は粘液性 にして孚』臓悪病攣著明な闘争型の治療は先づ保存的 療法によ}概察すべきなv。保存酌療法は諸家によリ 異なれど余は37℃2%棚酸水にて耳洗択に電氣吸引 ポンプにて膿汁除去し瑚酸末の撒布,外聴道にオレts フ油を塗布し,2%礪酸水の温灘布を施行す。軍がA ゼ,藥液ガー一ぜ挿入,ピロゾン等の使用は禁止す。 Vi⑫m量RC・グ・レク・ン酸製剤の潮目注射,獲細書二 週病日頃よn局贋に赤外線照射を試む。かくしてこ週 前後治療を准行し治癒の傾向なき時は慢性化する粘液 膿性型なるζとを患者に豫告し,治癒の見込なき時は 乳噛突起開放術を施行し,慢性中耳炎に移行せん乏す るを防ぐ。要するに本病に於ては病型を理解し先づ周 到なる注意の下に保存的療法を行ひ,充分其の融融の 見遽しを付くる事が第一一組割なり。 (林抄) 亭衛後性頬蔀嚢腫 鶴 瞬 治 :雫 治療學雑誌, 12巻, 10號, 799頁(昭禾017年10月) 39歳男。主訴,左顛部腫脹及び緊張感。現病歴,昭 和4年爾側上顎洞蓄膿症根治手術を受けたy6然るに 一 73 一一286 4∼5年前左頬部の腫脹を來し讐療により治癒す。昭 和14年11. E頃よ.り主訴起り12月20日來院す。 ゆダ 診るに左頗部は中等度に腫脹し,.弾力性硬結あり,鈍、 痛,緊張感あり,皮膚は稽々着色し中央に於て波動を 鰯る,左申鼻道粘膜はポリ画プ様に腫脹し下甲介は萎. 縮せηo左上犬霞より第二大臼歯に亘り碑結著明なる も波動を鯛れず。試験穿刺を行ふに粘稠なる暗赤禍色 の内容物を約25cc得たり,内容物は無菌性,中性, 蛋白(什),ムチン(十),ヒヨレステリン(十)を混ず。 以上の所見により左側術後性頬部嚢腫の診噺の下に15 年1月10日入院,魏腫の丁目を受けた。術後1週間 にて全治退院す。摘出時上顎洞瀕面壁に非常に廣き骨 の訣揖を認めたり。.省摘掛嚢腫は4・5×3・5cmにして 鳩卵大よ力稽大,雛壁の多い嚢腫なり砦。 (財前抄) 鼻姓野晒経炎の布野 幅與下作(九大耳鼻) 野地下家と臨床,20雀㌧ 1號,56(昭禾018年頃月) 著者は鼻性観紳経炎の9例を報告し上顎警根治手術, 下下9於て購骨蜂案の部分的開放により調力に不結 果を及ぼすべき鼻性謝糎炎の存在を確認せり。著者 の症例に別て前鼻鏡検査にて70%は膿汁は認めず,. Sehmidt,s探膿針にて約30%は陰性なP,.且洞粘膜 の攣化が輕度の獲赤,腫脹のみを示せる例が」/5を占め. たり。鼻性観開脚炎の鼻所見は概ね輕微なりと云ふ。 年齢的には大部分は20歳前後にしてこれは副鼻腔殊 に後簸骨蜂案及襖妖骨洞が充分なる獲育をとげ硯紳輕 と密接なる解培的關係を有するためなり。現在墨げら れて居る原因中Onodi式の起炎菌の直接骨盤を・通過 する炎症波及説又は通氣障碍に依る川内静脈欝血の影 響が腺案に波急する蓮氣障碍説あり。炎症刺戟自盤を 本症の最重要1甲立因子と考ふるものにして,)これに依 yCoeain, Adrenalinの中野道塗布に依る治癒機甲 も設明せlj o然れ’ども片側叉は郷軍悪しき側と反ty’t’S側 の手術操作が爾眼の競力恢復を來せるが如きは未だ読 明し得ず。’ (小泊抄) 悪性購疹性申耳炎の諸々梱 渡 部 猛 臨床讐幸艮, 15名き, 8號, 3頁, 昭才018年2月 薯:者は昭和ユ7年1月よb5月迄の5ケ月間に麻疹 性中耳炎の100.例を経瞼し次の諸項を総括し認載す0 1)1月∼5月に於て3月が多し。2)牲購差異なし 3)2∼3歳の麻疹罹患年齢に多し04)約孚数依鼓膜 切開施行,自然穿孔は稀なDo5)日曜性多し06)主 訴耳漏,不明の熱獲07)頻度3ん5%08)100日中, 孚L臓突起炎綾篁逡 11 イ列 13 耳08) 孚L野州起炎 11 1多旺, 中より更に硬脳膜外膿瘍1例,8字恢蜜周園膿腫1例 骨静脈炎性周園膿瘍1例.を襯察せり。同一期目に輕験 せる麻疹性ならざう急性化膿性中耳炎22例申には頭 蓋内合併症1例もなし。之に由れば廓疹性の方が悪性 なり010)分類上側來は護疹前駆期交は褒疹期に起る 中耳炎を血行性とし,落屑期或はそれ以後のものを二 .次的とし前者を悪性なyと.せ’しも,著者は各回に悪性 例を観察せり。依って臨床的には第△型(血行型),第 二型(二衣的感染の船囲性のもの),第三型(非定型酌, 悪性)の三型に分類するが治療上:重要と考ふ011)病 理,蜂案粘膜は丈庸知(よれば比較的肥厚せずとせらる も,著者手術例にL(は腫脹肥厚を認めしが門内にフイ ブリンの附着鷺るヂラチン様物質は存在せず。鼓膜は 鉛色,光澤なき蒼白浸潤(所謂.Geclst)を示す012) 鼓膜穿孔は辞し.て針頭大なり013)合併症あれば経過 悪化す。肺炎,ヂフテリ幽,結核ゴ種痘,百月咳,膀 目口,腎孟炎に注意を要す014)ズルファミッド捌は 有効なるも全部治癒せしめ得ず015)悪性度は輩なる 外因的條件(流行期φ悪性度,細菌の種類う㊧みなら ず,個艦の抵抗(抗燈,早舟)如侮が重要なる因子と. 考ふ。最後に7ケ月乃至7歳小児の悪性に輕過せし麻 疹性中耳炎自瞼11例につき略述せηo (立野抄) ,一@74 .一