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心タンポナーゼを伴った急性解離性大動脈瘤II型に対する1手術治験例

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Academic year: 2021

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ファン症候群のl例 (成人医学センター)

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能 美 伸 子 ・ 山 口 い づ み ・ 堀 江 俊 伸 ・ 窪 倉 武 雄 ・ 渋 谷 実 〔 心 研 外 科 〉 橋 本 明 政 マノレファン症候群における僧帽弁閉鎖、不全症, An nulo aortic ectasia(以下AAEと略す)は,直接死因 となる重篤な合併症である.これらの病変の自然、歴を 含めての長期予後についての報告は少ない.今回我々 は心血管系病変の経時的変化を17年間にわたり観察し た1例が,感染性心内膜炎に擢患し, Bentall法と僧帽 弁置換手jiJを同時に施行したが,術後3年目の現在,順 調に経過しているのでここに報告する. 症 例 :T.H.,男子, 19歳,大学生. 経過:生下時には異常に気付かれていない.1歳時, 肺門リンパ腺炎で入院した際に心雑音を指摘された. 3歳時,東大でマノレファン症候群と診断され心臓カ テーテル検査を施行した結果,心血管系は正常であっ た. 6歳時,当科初診し,僧帽弁逸脱症候群を指摘さ わし,精査目的で入院した.左心カテーテル検査にて僧 帽弁逸脱症候群(閉鎖不全ははっきりしなしうと AAE を確認した.13歳時,前胸部 左胸部,左上腕の終痛 と脱力感が出現し,大動脈解離を疑われて入院となっ た.左心カテーテル検査の結果,僧帽弁閉鎖不全の出 現と AAEの著明な増大を認めたが,大動脈弁閉鎖不 全と大動脈解離の合併はなかった.

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歳時,気胸で入 院したが, この頃より聴診上大動脈弁閉鎖不全の出現 を認めた.17歳時,感染性心内膜炎に擢患し入院となっ た.ペニシリンBの大量投与にて心内膜炎が治癒した 時点で,心臓カテーテル検査を施行し,僧帽弁閉鎖不 全II度とAAE(大動脈弁閉鎖不全III度を伴う〉を認 め,さらに軽度の左心機能の低下を合併していた為に 手術適応と判断した. {曽帽弁置換術と Bentall法を同 時施行したが, 19歳の現在,順調で、ある. マノレファン症候群の自然予後は悪く,特に感染性心 内膜炎に薩患すると僧帽弁臆索断裂などから急性左心 不全に陥り,死の転帰をとることが多い.しかし綿密 なる経過観察にて異常を早期に発見し,適切な時期に 外科治療に踏み切ることにより,予後は著しく改善さ れるものと思われた. 質問 ( 循 環 器 内 科 〉 青 崎 正 彦 1.このようなBentallと僧帽弁置換術を経験され たのは何例ぐらいありますか. 2. AAEを経時的に観察し,大動脈弁閉鎖不全の出 63 現をみた症例はとやれくらいありますか. 応答 ( 循 環 器 内 科 〉 能 美 伸 子 1.今までに5例, AEEの修復術を含めると 6例で す.手術成績は良好です. 2.来院時すでにAAE,大動脈弁閉鎖不全,大動脈 解離を認める症例がほとんどで,幼児期より AAEを 経過観察し大動脈弁閉鎖不全の出現を認めたのは,こ の症例1例でした. 12.心 タ ン ポ ナ ー ゼ を 伴 っ た 急 性 解 離 性 大 動 脈 癌 11型に対する l手術治験例 (心研外科〉

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北 村 昌 也 ・ 徳 永 裕 之 ・ 山 岸 正 秀 ・ 福 地 晋 治 ・ 副 島 健 市 ・ 橋 本 明 政 〔 心 研 内 科 〉 内 山 通 子 ・ 雨 宮 邦 子 ・ 松 村 研 三 ・ 中 村 憲 司 急性解離性大動脈癌II型に大動脈弁逆流・心タンボ ナーデを伴ったMarfan症候群の28歳男性に対し,緊 急Bentall手術を行ない経過良好であった.18歳時,日 本医科大学病院で左自然気胸の手術を受け, Marfan 症候群と診断された.

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歳時,同病院で右限水晶体摘 出術を受けた.昭和60年1月15日頃より左肩強直・微 熱を認め,近医を受診したが,胸部X線その他に異常 はなかった.1月22日,スキーをしていた時に胸部 右 肩の痛み・呼吸困難が出現し,長野県がん検診・救急 センターに緊急入院した.同センターでUCG,CTに て解離性大動脈癌・心タンポナーデと診断,降圧療法 で経過観察されたが,心胸郭比が増大したため 1月 30日,当院に転院となった.入院後,内科的治療を続 けたが,心タンポナーデ・左心不全の進行を認めたた め,大動脈癌切迫破裂の可能性を考慮し昭和60年2月 2自に緊急Bentall手術を行なった.心膜切開すると, 1,OOOmlの陳旧な血液が貯留しており,大動脈癌は8X 8cmであった.大動脈解離は,両冠動脈ロ近接部より 上行大動脈に及び,大動脈弁輸は拡大し,大動脈逆流 を伴っていた.SJM27A弁と径30mmの人工血管を用 いてBentall手術を行なった.病理組織検査では,大動 脈の嚢胞性中膜壊死と左室心筋細胞の肥大を認めた. 3月初日の大動脈造影で大動脈弁逆流はなく,上行大 動脈および冠動脈の血流は良好であった.術後経過は 順調で 4月4日に退院した. 質問 破裂部位はどこに認められたか. 応答 (循環器外科〉北村 昌也 心タンポナーデを来した大動脈癌は切迫破裂の状態

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-893-64 であったため,はっきりとした破裂部位は認められな かった.急性解離性大動脈癌で心タンポナーデを伴い, 緊急手術となる症例は,むしろ本症例のように解離し た大動脈癌壁より浸出した血液により心タンボナーデ をおこす例が多く,明らかな破裂をおこした例では, 手術前に急死すると考えられる.

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L-Leucyl-P-NN・Disulfopropylaminoanilied 基質による血清中LAP活性測定法の検討 (臨床中央検査部)

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園 山 房 子 ・ 桜 井 祐 子 ・ 荻 三男・清水喜八郎 血清中AminopeptidaseにはL-Leucine aminope回 ptidase (LAP: EC 3, 4, 11, 1),およびL-Leucine Arylamidase(A.A : EC 3, 4, 11, 3)等の基質特異性の 異った酵素が存在している.これらの酵素は,相互の 合成基質問に反応するが,その酵素活性度合が異る. 従って,合成基質差により臨床的評価も異ってくる. 近年,これらの問題点を再評価する必要性が論じられ る よ う に な っ て き た . そ の 一 例 と し て 杉 山 ら はL Leucine amide基 質 に 特 異 的 に 作 用 す るLAPを True LAP活性とするものと, L-Leucine-B-naphth ylamideやL-Leucine-P -nitroanilide等の合成基質に 作用するものをA.

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とする発表論文が多く報告され ている.これらのことから,今日ではLAP活性測定の 臨床的意義の評価は基質差に対する特異性から臨床的 評価を考察する方向に変りつつある. 今日,われわれは協和メデックス社にて開発された L-Leucyl-p-NN -Disulfopropylamino anilied合成基 質を用いた血清中LAP活性の基礎的検討と各種疾患 に対する基質特異性を検討したのでその結果について 報告する. 質問 (糖尿病センター〉大森安恵 妊婦患者の血清が低いのは? 応答 (中検〉園山房子 妊婦血清がLSPA基質を使用した測定値だと低値 になるのは妊娠患者血清中に上昇するLAPは胎盤性 由来のLAPであり,これに対してはLSP基質の基質 特異性が低いためである.

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冠状動脈の免疫組織化学的研究(第

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報) (第

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病理学教室)

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金田 良夫 (病院病理〕平山 章 目的 冠状動脈の加齢的変化並びに動脈硬化との関連につ いて,病理組織学的,免疫組織学的および走査電顕に よる検討を行なった. 研究材料と方法 材料は当教室の剖検例を用いて,死後持聞が大体5 時間以内の例,計

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を検討した. 採取部位は左冠戦動脈主幹部,左冠状動脈基始部, 左冠状動脈末柏、部,回旋枝,右冠状動脈等の各部位を 調べた. 材料の一部は採取直後ディープフリーザ-300 Cに保 存後,グリオスタットで、4μ の標本を作製し,蛍光標識 IgG, IgM, IgA, Eibrinogen, C3cを用いて蛍光抗体直

接法を行ない観察し,又隣接切片はグ、ルタールアルデ ヒドで固定し,型の如く走査電顕による観察を行なっ た 結果 肉眼的に正常な冠状動脈の内面を走査電顕的に見 て,血管内皮細胞の変化を, A.内皮細胞の萎縮,平担 化, B.内皮細胞は細長く,大きさ・形・配列が不揃い になり, C.内皮細胞の変性(孔形成,壊われ,徴繊毛 (-)), D.内皮細胞の離開,剥離,結合織の露出の4 段階に分け,その変化と Igの関係並びに冠状動脈の部 位問の差を調べた. Dの様に内皮細胞聞の離開,剥離,結合織の露出が 見られる場合のIgの値は一般に高い値を示し,又

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の ように内皮細胞は細長く,大きさ・形・配列の不揃い の場合のIgの沈着は次いで高い傾向を示した.これに 対してA.CではIgの沈着はわずかにしか認められな かった. この様に内皮細胞聞の離開,崩壊,剥離と結合織が 露出した場合, Igの沈着は高頻度に認められたこと は,壁の透過性を充め,血奨蛋白の浸入を容易にして いるものと考えられ,文同部への赤血球,血小板,フィ プリンの付着と動脈硬化の発生進展に深い関係がある と思われた.又Bの様に内皮細胞の大きさ・形・配列 等の不均等化の強い例ではIgの沈着はDに次いで高 い頻度に認められたことは内皮細胞が剥離に至らない 状態であっても動脈壁内に免疫ブロプリン沈着が増加 しはじめている所見と考えられ動脈硬化の初期変化と 考えたい. 冠状動脈の部位別にみると左冠状動脈基始部と右冠 状動脈がIgの沈着が多い傾向を示した. 質問 〔心研内科〉堀江俊伸 加齢による冠状動脈の組織変化について免疫学的に 研究した報告は,我が国でも非常に少なく貴重な研究 だと思います.免疫組織学的にみると,冠状動脈硬化 はこれまでに考えられている.内皮障害部位にフィブ

参照

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