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第2次うらやす男女共同参画プラン(骨子案)

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Academic year: 2018

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第 2 次うらやす男女共同参画プランの骨子案

浦安市

(2)

第2次うらやす男女共同参画プランの骨子案について

平成 19 年度に策定した「改定うらやす男女共同参画プラン」(以下、改定プラン)の計画期間が終了

するため、「第 2 次うらやす男女共同参画プラン」(以下、第 2 次プラン)を策定します。その骨子案に

ついて、広く皆さまのご意見をお聞かせください。

■第2次プラン策定にあたって

浦安市では、「改定うらやす男女共同参画プラン」に則って、女性プラザを拠点としてさまざまな事業

を実施し、女性のための相談事業や市民グループの活動が活発化するなど、多くの成果をあげることが

できました。しかし、長引く不況やそれに追い打ちをかけるリーマン・ショックによる雇用状況の悪化、

2011(平成23)年3月11日に起こった東日本大震災による未曾有の被害など、市民を取り巻く

社会状況は決して明るい話題ばかりではありませんでした。

一方、国に目を転じれば、2009(平成21)年に国連・女子差別撤廃委員会から日本に対する最

終見解が発表され、政策・方針決定過程への女性の参画や雇用における格差是正の遅れなど、多くの課

題が指摘されました。それを受けて、国は2010(平成22)年12月に「第3次男女共同参画基本

計画」を、千葉県は2011(平成23)年3月に「第3次千葉県男女共同参画計画」を策定し、男女

共同参画社会の形成を加速させるべく新たなスタートを切っています。

浦安市においても、「改定うらやす男女共同参画プラン」の計画期間が終了に伴い、「第2次プラン」

を策定することとなりました。その策定にあたっては、東日本大震災の体験を十分に活かすこととしま

した。また、これまでのプランに掲げた目標達成度等を計った事業調査(2008~2011年度)、男

女共同参画意識の変化や実態等を探るために実施した「男女共同参画社会づくりに関する市民意識調査」

(2011年度)、「男女共同参画社会づくりに関する職員意識調査」(2011年度)、Uモニアンケー

ト(2011年11月)の結果を基礎資料としました。これらの調査の結果を基に、第7期浦安市男女

共同参画推進会議や浦安市男女共同参画推進庁内会議において意見を伺いました。

■第2次プラン計画期間

・基本計画 2012(平成24)年度~2021(平成33)年度の10年間

・実施計画 前期 2012(平成24)年度~2016(平成28)年度

後期 2017(平成29)年度~2021(平成33)年度の各5年間

(3)

■めざす将来像と基本理念

10年後の浦安市 ― 私たちがめざす男女共同参画社会

男女共同参画社会基本法では、男女共同参画社会の形成を次のように定義しています。

第二条一 男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動

に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享

受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成することをいう。

浦安市はこの定義をより親しみやすい言葉で表現し直し、「女ひとと男ひとが認めあい、共にかがやくま

ち・うらやす」を目標となる将来像としました。

3つの基本理念

男女共同参画社会基本法では、男女共同参画社会の形成を「我が国社会を決定する最重要課題」と位

置づけています。浦安市は、この基本法の位置づけを踏まえて、より効率的かつ迅速に男女共同参画社

会の形成を推進するため、浦安市における施策・事業のすべてに将来像が反映されるよう、次の3つの

基本理念を掲げました。

① 男女の人権の尊重・擁護

すべての市民が共にかがやいて生きる社会を築くには、男女が共に一人の人間として、互いの

人権を尊重しあうことが大切です。そこで、男女の人権意識を高め、あらゆる分野における性別

による差別の解消や暴力の根絶に努めます。

② ジェンダー(社会的性別)における平等

男女が共に一人の人間として、自らの意思で、経済的・生活的・社会的に自立できるよう、家

ひ と

と男

ひ と

(4)

■強調している視点

(1) 東日本大震災で被災した「まち」として

浦安市では、まさに「第2次プラン」策定の準備を進めている段階で、東日本大震災による被災を体

験しました。幸いに、この震災による直接的な死者はありませんでした。しかし、道路がゆがみ、建物

が傾いたりするなど、広範囲な地域が液状化現象による被害に見舞われました。浦安市では震災後ただ

ちにさまざまな施策を展開し復興に努めていますが、市民生活に残した爪痕は未だ計りしれません。

震災後に実施した第4回浦安市男女共同参画推進会議の席上、余震の不安や二次被害から子どもを守

るために母親の負担が増え、女性が働く環境が遠のいている、パソコンや携帯電話を活用していない人

や日本語が読めない人には情報が行き届かないなどの声が寄せられました。このことは、性別役割分業

意識が根強く残っている実態や情報弱者への取り組みが不十分であったことなどが顕在化したことを表

しています。また、防災計画などへの女性参画が不可欠であることが、被災体験をすることで、強く認

識できました。

一方で、子どもも家族の一員として水汲みなどを手伝った、女性も男性も地域人としての意識が芽生

えた、自治会に入会する人が増えたなど、プラス面の声も寄せられました。このことは、男女共同参画

社会の実現に向けてあらためて家族関係を見つめ直すとともに、新たな地域コミュニティを築く、チャ

ンスであると捉えることができます。

そこで、「第2次プラン」では、大震災の被災者となった市民の声を真摯に受け止め、その体験を活か

した浦安市らしいプランとすることとしました。

(2) DV施策に関する基本計画として

「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(2008年改正。以下DV防止法という)

により、市町村にも「DV施策の実施に関する基本的な計画の策定」と「市町村が設置する適切な施設

において配偶者暴力相談支援センターの機能を果たすこと」が努力義務となりました。

浦安市では、浦安市女性プラザの開設(2002年)以来、「女性のための相談」としてDVに関する相

談を実施しており、被害者の保護・自立支援について成果を上げてきました。DV防止法の改正を踏ま

えて「第2次プラン」をDV施策に関する基本計画と位置づけ、被害者の保護・自立支援のための機能・

(5)

■第2次プランの体系図

「第2次プラン」では以下の体系を掲げ、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。

解決すべき課題 施策の方向

課題1

男女共同参画社会の実 現に関する理解の促進

1.男女共同参画社会の実現に役立つ情報の活用を

強化します。

2.男女共同参画の理解に役立つ講座や研修等の事

業を強化します。

3.次世代に向けて男女平等や自立を育む教育を推

進します。 課題2

ワーク・ライフ・バラ ンスの推進

1.ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組

みを推進します。

2.就業継続に向け保育や子育てを支援します。 3.職場・家庭・地域への男女の平等な参画を支援し

ます。 課題3

あらゆる分野に参画す る機会の確保

1.政策・方針決定過程への女性の参画を促進しま

す。

2.地域活動における男女共同参画の取り組みを支

援します。

3.審議会等における委員構成の男女比の適正化を

図ります。 課題4

防災における男女共同 参画の推進

1.男女共同参画の視点を踏まえた防災体制を確立

します。

2.あらゆる人に配慮した防災体制を確立します。

課題5

誰もが安心して暮らせ る環境の整備

1.在住・在勤外国人が安心できる環境を整備しま

す。

2.若者の社会参画と、自立を支援します。

3.ひとり親家庭の社会参画と生活を支援します。 4.高齢者や障がい者の社会参画と生活を支援しま

す。 課題6

性への理解と生涯を通 じた健康の支援

1.互いの性を尊重する意識づくりに取り組みます。 2.生涯にわたる健康づくりを支援します。

課題7

人権の擁護・救済のた めの取り組みの強化

1.女性への暴力根絶に向けた取り組みを強化しま

す。

2.セクシュアル・ハラスメント/パワー・ハラスメ

ントの防止対策を強化します。

3.子ども・障がい者・高齢者への虐待防止に向けた

将来像

参照

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