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特定非営利活動法人 古材文化の会

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Academic year: 2021

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特定非営利活動法人 古材文化の会

代表者 所在地 設立年月日

URL

永井 規男

〒605-0981 京都市東山区本町17丁目354番地 1994 年 9 月 25 日

http://www.wood.jp/kbank/

 【設立趣旨】

 特定非営利活動法人古材文化の会は、歴史的文化的価値ある木造建 築が安易に廃棄されることに危機感を感じた幅広い分野の市民によっ て設立され、日本が誇る木の文化を守り、木造建築分野での持続可能 な社会を実現するために、古建築及び古材の活用を促進すること、伝 統的木造建築文化と建築技能の継承と発展を図ることを主な柱として 活動している。

 【沿革】

 当会の前身である古材バンクの会の誕生は、1992 年度(平成4 年度)と 1993 年度(平成5年度)に京都府農林水産部林務課が林 野庁の補助事業である「木質廃棄物再資源利用促進体制整備事業」に 取り組み、「古材リサイクル検討部会」において関係者が2年間協議 を行ったことを契機としている。

 事業終了後、部会メンバーが発起人となり 1994 年 9 月 25 日に 70 余名で任意団体「古材バンクの会」を結成し、「古材の提供者と 利用者のネットワークを作り、古材の活用を促進する。」ことや「伝 統的木造建築文化と建築技能の継承と発展を図る。」ことを実現する ための全国組織として活動を開始した。

 その後、会員数も増加し、任意団体の7年余りの活動実績を基礎に 2001 年 4 月に特定非営利活動法人となった。さらに、古材や古建 築の再利用への理解が社会的に浸透してきたことから、2005 年 10 月の総会において「古材文化の会」と名称変更を決定し、2006 年 3 月に変更登記を完了した。

 【活動目的】

 古材文化の会は、現在、以下の3つの目的を掲げて活動している。

 1 古建築及び古材の保存と活用を促進する。

 2 伝統的木造建築文化と建築技能の継承と発展を図る。

 3 資源と共存する持続可能な社会の実現を目指す。

 【活動内容】

 古材文化の会は、持ち主の 方を対象として木造建築の活 用や再生の無料相談を行い、

古民家の調査や解体情報の整 理・発信を行うなど木造建築 や古材を活かすための活動、

資源の大切さをPRするイベ ントや勉強会、再生建築見学 会、さらには、市民が建築職 人から技術を学ぶ甲乙塾や瓦 塾などの実習講座、会員の交 流を兼ねた全国集会などを開 催している。

地道な木造建築文化の継承と 評価の普及活動を続ける中 で、2003 年 12 月には、

京都市より「第1回 京都環 境賞」を、2004 年 10 月 20 日にはリデュース・リユー ス・リサイクル推進協議会に

よるリデュース・リユース・

リサイクル推進功労者等表彰 事業で国土交通大臣賞を授与 された。その他、2005 年 度の環境省 NGO/NPO・企業 の環境政策提言事業におい て、当会の提言が最優秀とな るなど政策提案活動も積極的 に行っている。 

また、2005 年から 4 年間、

「伝統建築保存・活用マネー ジャー養成講座」を行い、木 造建築の評価、メンテナンス、

および再生・活用マネジメン ト等の能力を有する人材の育 成に力を入れ、延べ 113 名 の修了者を出した。この人材 養成の取り組みは行政を動か し、2009 年からは京都市 及び(財)京都市景観まちづ くりセンターと当会の3者で

実行委員会を結成し、当会が運営事務を担う形で養成講座を引き継い だ「京都市文化財マネージャー育成講座(建造物)」を開催する様に 発展している。

 【活動上の課題と今後の展望】

 古材文化の会は以上のように結成以来活動を徐々に発展させてきた が、その活動の中でどのようにすれば価値ある木造建築が活用され守 られるのか検討を重ねてきた。その結果、地域の木造建築を全般的に サポートするセンター(会では「木造建築サポートセンター」と称し ている。)を全国各地につくろうと関係NPOや行政などに提唱する 方針を決定した。

風土の中で発展してきた日本の木造建築は、環境に優しく景観にマッ チした建造物であり、しかも適切な管理を行うことによって住まいと しても優れた特質を備えた長寿命の建造物である。暮らしを含めて日 本文化の見直しの機運が高まっている中で、古材文化の会は人の寿命 よりはるかに長い命を持つ優れた木造建築を支える高い能力を持った ネットワーク組織を各地につくろうと活動を強めている。

木造建築を持続的に支えるためには、地域ごとに経済的に成り立つ仕 組みと行動する人材が不可欠である。

そこで、古材文化の会は、木造建築の 保存活動を支える高い実践的能力を 持った人材を養成するために「伝統建 築保存・活用マネージャー上級講座」

を 2009 年 9 月から開始した。

最後に、残る最大の課題は優れた木造 建築の保存と活用に取り組む古材文化 の会やその他のNPO団体の活動を支 える財政力と組織力を強化することで あるが、これも多くの皆さんのご支援 と会員の積極的な努力と知恵によって 克服して行きたいと考えている。

京都市文化財マネージャー育成講座

中世の瓦を再現する実習

竹と和紙で明かりをつくる教室 職人から建築技能を学ぶ甲乙塾

民家再生の取り組み

参照

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