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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

Impact of Native Coronary Artery Calcification on the Lesion Outcome Following Drug-Coated Balloon Angioplasty for Treatment of In-Stent Restenosis

(ステント内狭窄に対するDrug-Coated Balloon治療効果に, 原病変の冠動脈石灰化が与える影

響の検討)

掲載雑誌名 THE SHOWA UNIVERSITY JORNAL of MEDICAL SCIENCES

専攻名 内科系内科学(循環器内科学分野) 野村 康介

内容要旨

<背景・目的> 経皮的冠動脈ステント留置術後のステント内再狭窄は, いまだに重要な問題であ る. また冠動脈の石灰化病変はステント拡張不良を引き起こし、ステント内狭窄の原因の一つ となっている. ステント内再狭窄に対する治療として Drug-Coated Balloon(DCB)治療が出現し たが, 実臨床では DCB 治療後のステント内再狭窄をしばしば経験する. ステント治療前の冠動 脈の石灰化が, ステント内再狭窄に対する DCB 治療後の経過にどのように影響するかは, 未だ 解明されていない. そのため, 我々は冠動脈の石灰化が DCB 治療後の臨床経過に及ぼす影響に ついて検討した.

<方法> 20144月から20173月において, ステント内狭窄に対しDCB治療を施行した患者 連続100人(166病変)を対象とし, ステント治療前の冠動脈の石灰化, ステント治療・DCB治療 前後の定量的血管造影(quantitative coronary angiography: QCA)を解析し, DCB治療後の標的 病 変 再 血 行 再 建 率(target lesion revascularization: TLR)・ 主 要 心 血 管 イ ベ ン ト(major adverse cardiovascular event: MACE)の予測因子になりうるかを調査した.

<結果> 1.03±1.03 年の調査期間で, TLR44病変(26.5%), MACE33人(33%)に認めた. DCB 治療後のTLRに関して, 多変量解析でステント治療前の冠動脈の石灰化(p=0.004)とDCB治療前 の 狭 窄 率(percent diameter stenosis: %DS)>73%(p=0.026)・ 最 小 血 管 径(minimum lumen diameter: MLD) <0.65 mm (p<0.001)が独立した予測因子であった. また DCB 治療後の MACE 関 し て, 単 変 量 解 析 で ス テ ン ト 治 療 前 の 冠 動 脈 の 石 灰 化(p=0.01) DCB 治 療 前 の%DS>73%(p=0.001)・最小血管径(minimum lumen diameter: MLD) <0.65 mm (p<0.01)が関連し ており, 多変量解析で DCB 治療前の%DS>73%(p=0.039)が独立した予測因子であった. さらにス テント治療前の冠動脈の石灰化とDCB治療前の%DS>73%の組み合わせは,DCB治療後のMACEの予 後予測に関して有意に層別化した(p<0.05).

<結論> ステント治療前の冠動脈の石灰化はDCB 治療前の解剖学的評価と同様に, DCB治療後の

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予後予測因子になりうる.

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