• 検索結果がありません。

論文内容要旨

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "論文内容要旨"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

論文内容要旨

論文題名 要介護高齢者における嚥下機能と骨格筋量との関係

掲載雑誌名 Geriatrics and Gerontology International (投稿中)

口腔衛生学 村上 浩史

内容要旨

【目的】

これまで高齢者の嚥下機能障害について、脳卒中を原因とした検討が広 く行われ、その評価法及び訓練法などは標準化されつつある。その一方で、

加齢に伴う筋肉量の減少とそれに伴う筋力や運動機能の低下、すなわちサ ルコペニア等が原因の嚥下機能障害も注目されているが、その関連報告は 少ない。全身の筋肉量の減少が嚥下機能の低下に影響していれば、栄養状 態の悪化を介して、相互に悪循環を加速させる因子になると考えられる。

一方で、全身の筋肉量は栄養状態と活動量の改善により低下した状態でも 回復が期待できることから、サルコペニアが原因の嚥下機能障害の摂食嚥 下リハビリテーションにおいて重要な指標になると考えられる。

そこで本調査では、要介護高齢者における嚥下機能障害の既知の背景因子 以外に、サルコペニアの主要因である骨格筋量すなわち Skeletal Muscle Index(SMI)に注目し、嚥下機能障害との関連性を明らかにすることを目的 として調査、検討を行った。

【対象】

秋田県横手市大森町に在住し、要介護認定を受けている 399 名を対象と した。今回は、性別、年齢、既往歴(脳血管疾患、パーキンソン病、認知 症)、日常生活動作指標が判明しているもので、骨格筋量測定、口腔機能 検査(臼歯部咬合状態、舌運動、リンシング、口腔乾燥状態)、改訂水飲 みテストがすべて実施出来た 255 名を分析対象とした。

【方法】

改定水飲みテストの結果をもとに対象者を嚥下機能の良・不良の 2 群に 分類し、連続変数では対応のない t 検定および Mann-Whitney U-test を、

カテゴリー変数においてはカイ 2 乗検定を実施した。単変量解析において 有意差が認められた項目を説明変数とし、嚥下機能の良・不良を目的変数 とした多重ロジスティック回帰分析を行い、嚥下機能の良・不良に関連す る因子の検討を行った。

(2)

【結果】

嚥下機能の良・不良と各調査項目の単変量解析では、Barthel Index、

SMI、脳血管疾患有り、認知症あり、臼歯部咬合なし、舌運動、リンシン グ、SMI 下位 25 パーセンタイル値以下で有意差が認められる結果であっ た。嚥下機能の良・不良と関連する項目との関係についてロジスティック 回帰分析を行った。単変量解析の結果、P 値が 0.25 未満であった項目を 説明変数とし、嚥下機能の良否を目的変数とする多重ロジスティック回帰 分析を行った。性別、年齢で調整したオッズ比を求めた結果、「舌運動」、

「リンシング」、「SMI」が有意に嚥下機能と関連していた。

【結論】

嚥下機能の低下と舌運動の不良、リンシングの不良は深く関係している ことが示唆され、先行論文と同様の結果となった。また、本研究の結果か ら、新たに要介護高齢者の嚥下障害の背景因子として、骨格筋量の低下の 存在が示唆された。

参照

関連したドキュメント

看護師の属性は、ショートステイに勤務し嚥下障害者への食事介助に携わっている 2 名で、看護 師経験年数は 7 年から 30 年以上で、嚥下障害者のいる部署での勤務年数は

住まいが一戸建・持ち家、であった。t検定では訪問看護利用期間では有意差が認められ た。多重ロジスティック回帰分析の結果 65

て、バルプロ酸は感度良く検出された。抽出効率は約 71-104%で、再現性 を示す CV は日内変動が 8.2%以下、日間変動が 18.5%以下であった。内部

【方法】生後 21-35 日齢の Wistar

統計解析は回答があった 156 人のうち、 CES-D 質問票に完全回答した 81 人を 解析対象とした。労働条件と抑うつ症状の相関は Spearman’s

もち米餅ともち小麦餅の比較は,摂食・嚥下障害の訴えがない 64 歳以下の健常成人 15 名と 65 歳以上の 健常高齢者

 単変量解析では病理病期、胸膜浸潤の有無、血管浸潤の有無、リンパ濾胞の有無が術後の全生存

患者背景、臨床検査値、併用薬などのデータを電子カルテから後方視的に収集し、パクリタキセル の眼障害発現に関連する危険因子について検討した。 眼障害は、