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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名:地域在住高齢者におけるサルコペニアの重症度と関連因子の検討

専攻領域:昭和大学大学院保健医療学研究科運動障害リハビリテーションと 呼吸ケア領域博士前期課程

氏名:大脇 燿

内容要旨

【背景】サルコペニアは要介護状態となる可能性が高い一方,予防し回復していくことも可能とされて いる.サルコペニアは段階的に重症度を分類することで治療法や適切な回復目標の設定に役立てられる とされている.サルコペニアと関連性がある要因は多数報告されているが,サルコペニアの重症度と関 連性がある要因は報告が少ない.そこで今回,サルコペニアの重症度と検討されていない要因を検討す ることとした.

【目的】地域在住高齢者のサルコペニア有症者を重症度で分類し,サルコペニアの重症度と生活機能・

健康関連生活の質(以下HRQOL)・呼吸機能・嚥下機能に関連があるかどうかを検討する.

【方法】65歳以上の高齢者50名(男性12名,女性38名)を対象とした.評価項目は身体計測,サルコ ペニアの評価に用いられる筋肉量・筋力・身体能力に加え,生活機能・HRQOL・呼吸機能・嚥下機能を 評価し解析した.

【結果】多重ロジスティクス回帰分析を行いサルコペニア重症度の関連因子を抽出したところ,プレサル コペニアはBMI(偏回帰係数=-0.438、p<0.01、オッズ比=0.645、95%信頼区間(以下95%CI)=0.458-0.908)

が、サルコペニアもBMI(偏回帰係数=-0.627,p<0.05,オッズ比=0.534,95%CI=0.308-0.927)が関連 因子として抽出された.その他の項目は関連因子として抽出されなかった.

【結論】サルコペニアは段階的に進むと考えられるためBMIが減少したら早急にサルコペニアの予防や 治療を開始すべきと考えられる.また、サルコペニアにより生活機能・HRQOL・呼吸機能・嚥下機能が 低下されるかと考えられたが、本研究においてはサルコペニアでも生活機能・HRQOL・呼吸機能・嚥下 機能を維持できることが示唆された。

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