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一一一 一一一 0 沖縄本島におけるシロガシラの生態と被害防止対策

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沖縄本島 に お け る シ ロ ガ シ ラ の 生態 と 被害防止対策 特集 : 最近の烏害対策 ( 5 )

沖縄本島にお けるシ ロ ガシラの生態と被害防 止対策

じ め に

シ ロ ガ シ ラ (乃'con on ot附 sin en sis) は , ヒ ヨ ド リ 科 Pycnonotidae に 属 す る 中 型 の 種 で あ る 。 本種 の 全長 は 18 . 5 cm ほ ど で, ヒ ヨ ド リ (H.妙'sipetes amaurotis) よ り 小 さ く , 尾が長 く , 体型 は ヒ ヨ ド リ に 似て い る 。 頭前部 が黒 く , 後部 は 白 い が, ま れ に 後頭部 の 黒 い タ イ プ も 見 ら れ る 。 頬 に は 小 さ い 斑 が あ り , 背面 は 全体 に 緑灰色 で, 腹面 は 白 っ ぽ く , く ち ば し と 脚 は 黒 い ( 口 絵写真

①) , 鳴 き 声 は 高 く , 様々 な 声 を 出 す (沖縄野鳥研究会,

1986) 。 本種 の 基 亜 種 P. s. sin en sis は 中 国 本 土 に 分 布 し , そ の 他 の 車種 と し て 台 湾 に は 主 と し て 西海岸沿 い (南部 を 除 く ) に 分布す る タ イ ワ ン シ ロ ガ シラ P. s. for­

mosae , 海 南 島 か ら ヴ ェ ト ナ ム 北 部 に ( P. s.

h ain an us) , そ れ に 八重 山 地域 に ヤ エ ヤ マ シ ロ ガ シ ラ (P. s. orii) が分布す る 。

沖縄本島 の シ ロ ガ シ ラ は , 1976 年本 島南部の 糸満市 で初 め て 確認 さ れ た (比嘉, 1976) 。 そ の 後, 岡地域 を 中心 に徐々 に 個体数が増加 し , 分布域 も 艦大 し た (金城 ら , 1987 ; 金 城, 1993) 0 1996 年 に は 本 島 北 部 の 名 護 市, 本部町で (金城, 1996) , 1997 年 に は 東村, 大宜味 村で も 生息が確認 さ れ, 1998 年 に は 本 島 北 端 の 国頭村 や , そ の周 辺離島の一部で も 目 撃 さ れ る よ う に な っ た 。

農作物 へ の 被害 は , 1981 年 ご ろ か ら 南部地域 の 露地 ト マ ト , サ ヤ イ ン ゲ ン を は じ め と す る 果菜類 に 食害が 目 立つ よ う に な り , 生息数の 増加 に 合わせ て , キ ャ ベ ツ や レ タ ス な ど の葉菜類, さ ら に 根菜類, 果樹類お よ び花木 類 に ま で及ぷ よ う に な っ た (金城 ら , 1994) 。 沖縄本 島 に お げ る 鳥害 は, こ れ ま で ヒ ヨ ド リ が主 で あ っ た が (安 田, 1982) , 本種 の 個体数 の 増加 に よ り , そ の 主 体 は シ ロ ガ シラに 変わ っ て き た (金城, 1993) 。

以下, 沖縄本島 に お け る シ ロ ガ シラの生態, 被害の発 生状況お よ び被害防止対策の 現状 に ついて述べ る 。 本稿 の取 り ま と め に 際 し種々 ご指導 い た だ い た 沖縄大学中村 和雄教授 に 厚 く お 礼 申 し 上 げ る 。

The Biology of the Chinese bulbul. 乃Icononotus sinensis. and the Me出ods to Prevent the Damage to Crops in Okinawa Island. By Tsuneo KINJO

( キ ー ワ ー ド : シ ロ ガ シ ラ , 生態, 加害, 被害防止)

き ん り ょ う つね

沖縄県農業試験場

な お , 沖縄本島 に 侵入 し た シ ロ ガ シラ に つ い て は , 環 境庁 に よ る 調査の結果, 八重 山地域 に 生息す る ヤ エ ヤ マ シ ロ ガ シ ラ と は 亜種 レ ベ ル で異 な り , 台 湾 に 分布す る タ イ ワ ン シ ロ ガ シ ラ に 近 い こ と が報告 さ れ て い る が ( 中 村 ・ 花輪, 1987) , 最終的 な 帰属 に つ い て は 検 討 中 な の で, こ こ で は「 シ ロ ガ シ ラJ と し て 扱 う 。

I 沖縄本島 および周辺離島 に お ける発生 経過の概要

因-1 に 示 す よ う に , 1976 年沖縄本島南部 の 糸 満市 で 生息が確認 さ れた シ ロ ガ シラ は , 徐々 に 本島南部地域 で 生息数が増加 し , 1981 年 ご ろ か ら 露地 ト マ ト 栽培地域 の糸満市, 豊見城村や 隣接す る 具志頭村, 玉城村, 知念 村等 でサ ヤ イ ン ゲ ン な ど へ の 被害 が 目 立 つ よ う に な っ た 。 1983 年 か ら 84 年 に か げ で は 本 島 東 側 沿 い の 林 縁 部 ・ 農耕地伝 い に 北 上 し , 1988 年 5 月 に は 読谷村 と 石 川市で も 生息が確認 さ れ, 中 ・ 南部全域 に 分布域 は拡大 し た 。 1991 年 9 月 金武町並里 に おいて 成鳥 2 羽, 幼鳥 1 羽が観察 さ れ, 同地域 に お い て も 繁殖 し て い る こ と が確 認 さ れ た 。 そ の 後, 1992 年 7 月 に は 隣 接 の 宜野座村,

1996 年 3 月 に は 名 護市 近郊 に 位 置 す る 羽地, 屋部, 屋 我地 と 東部 に 位置す る 久志で, 同年 6 月 に は 本部町具志 堅で も 生息が確認 さ れ, 翌年か ら 10 羽前後 の 小群 で の 飛 淘 や , 幼鳥 が観察 さ れ る よ う に な っ た 。 1997 年 5 月 に は東村の平良地区, 同年 8 月 に は大宜味村根路銘でパ ン ジ ロ ウ を 採食 す る の が観察 さ れ た 。 1998 年 5 月 に は 国頭村 の 奥 問 地 区 に お い て も 生息 が確認 さ れ た こ と か ら , 現在 ( 1998 年 6 月 ) 分布域 は 沖 縄本 島 全 域 へ鉱大 し た と 考 え ら れ る 。

一方, 沖縄本島周辺離島 に お け る 本種 の 生息 は , 1997 年 1 月 に 沖縄本 島 中 部 の 東側勝連 半 島 の 北 東 約 10 km に 点在 す る 与那城町伊計 島 で 成 鳥 2 羽 を 確 認 し た 。 ま た , 同年 3 月 に は 那覇 の 西 方 約 32 km に 散在 す る 慶 良 間 列 島 の 渡嘉敷島 で, ア コ ウ の 実 を 採 食 す る 10 羽 の 小 群が沖縄野鳥研究会会員 に よ り 観察 さ れ た 。 さ ら に 同年 の 5 月 に は 粟 国 島 で 20 数羽 の 群 が観察 さ れ た ( 山 城,

私信 ) 。 ま た , 久 米 島 で も 目 撃情 報 が あ り ( 嵩 原 ら , 1997) , 分布域 は 離島地域へ も 拡大 し て い る 。 こ れ ら の 島々 へ の侵入 に つ い て は渡 り に よ る 飛来か, 人為的 に 持

一一一 17一一一

(2)

398 第 52 巻 第 9 号 ( 1 998 年)

に も

久米島

菜園島

ρ

1(9粟97国年島5月)

座間味IÎIJ

。吋

渡名ι喜島A 嘉敷島

1997年3月

f�江島

Cご〉

伊平屋

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伊是名品 。

':;j

'" 1978年繁殖部, 留鳥化

(r菊 地I或)

北大東

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ヒ7

O

1976年1月 初隙認 南大東

(渡嘉敷島 )

(糸満市

図 1 N'総本島およ び周 辺縦島における シ ロ ガ シラの 分布拡大(金城. 1996に追加) 注) 図 内 の 年月は生息を確認 し た 時期 を . ( ) は確認地 を示す.

ち 込まれた の か不明で あ る が, 島伝 い に飛来 し た 可能性 も あ り , 今後, 定着の経過 を 見極め る 必要があ ろう。

と の よう に 本種は, 生息地域内での個体数の増加 に 伴 い, 隣接地へ侵入 を 繰 り 返 し な が ら 新 し い地域 に 定着す る と いう過程 を 経て, そ の 分布域 を拡大す る と 考え ら れ る こ と か ら , 今後, 離島地域 を 含 め た 北部の 未確認地へ の分布拡大は, 確実 に 進行す る と 思わ れ る 。

E 繁殖習性およ び生活環

本種の個体数が多 い沖縄本島 中 ・ 南部地域の 集落内,

畑地, 雑木林な ど を 中 心 に , 1988 年か ら 例 年 に か け て 繁殖習 性 を 調 べ た (表 1 ) 。 そ の 結果, 営巣樹種は リ ュ ウ キ ュ ウコ クタン, ガ ジ ュ マ Jレ, イ ス ノ キ , マン ゴ ー な ど の常緑樹や, カ ン ヒ ザ ク ラ , デ イ ゴ な ど の務葉樹, ト ッ ク リ ヤ シ モ ド キ と 多様で あ る こ と が確認 さ れた 。 営巣 は地上 100 か ら 270 cm の範囲の樹校上 に 認 め ら れ, 巣 の平均 サ イ ズは内径 6 . 1 cm, 外径 9. 7 cm, 深 さ は内側 4 . 9 cm, 外側 7. 1 cm で あ っ た 。 巣の材料には ス ス キ の 穏 を 主 材 に , 枯草, 枯葉, 細根が利用 さ れ, 巣材や ク モ

の 糸で綴っ た 深 め の椀形で あ っ た 。 本種 の 巣材採取行動 を東風平町, 西原町, お よ び糸満市 に お い て観察 し た 結 果, ス ス キ 穂上 に 飛来 し た 番 い のう ち , 1羽 が移動 し な が ら ス ス キ 穏 を数本採取 し , 残 る 1羽は主主戒行動 を 示 し , 採取後は番 いで飛び立 つ と いう共同作業で行わ れて い た 。 巣材採取行動は 3 月 か ら 6 月 の 聞 に よ く観察 さ れ た。

l 巣当 た り の卵 お よ び ヒ ナ数は今回観察 し た 20 例 の う ち , 卵 ・ ヒ ナ ・ 幼鳥 の在 巣 が 確認 さ れ た 1 4 例 中 , 1 2 例で 3 卵 な い し 3羽で あ っ た が (表-1 ) , 1 998 年 4 月 に 那刺市真地の ホ ル ト 樹で観察 し た在卵数は 4個で あ っ た 。 卵は淡 い紅色ま たは紫色の地 に 紫褐色 な い し 濃紅色 の 小 斑 点 が 散在 し て い る。 卵 の 大 き さ は 1996 年 か ら 1998 年 に 8 卵 を 計測 し た 結果, 長 径 2 . 1 cm, 短径l . 6 cm で重 さ は 4 卵 の 平均値が 2 . 3 g で あ っ た。 沖縄本 島 に お け る シ ロ ガ シラ の 巣 の特徴や巣 と 卵 の大 き さ は, 清 棲 ( 1978) が示 し て い るタ イ ワ ン シ ロ ガ シラ のそ れ ら と の 聞 に相違は見い だ せ な か っ た (表- 2) 。

産卵か ら ふ化までの 日数は, 東風平町外間並びに, 那 一一 一一一

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沖縄本島 に お け る シ ロ ガ シ ラ の 生態 と 被害防止対策

表 ー 1 沖縄本島中 ・ 南部 に お け る シ ロ ガ シ ラ の営巣状況調査 (金城, 1993 年 を 追加)

営巣径b) 営巣深

調査地名 営巣確認年月 日 巣の採取時期a) 営巣樹積 営巣高

内径 外径 内側 外側 卵, ヒ ナ , 幼鳥c)

(月 日 ) (cm) (cm) (cm) (cm) (cm)

西原町小波津 1988 . 5 . 8 5 . 8 リ ュ ウ キ ュ ウ コ ク タ ン 230 6 . 5 9 . 7 5 . 6 6 . 8 幼鳥 3 羽 豊見城村真玉橋 1988 . 6 . 19 6 . 19 ガ ジ ュ マ ル 250 5 . 9 10 . 5 4 . 5 1 1 . 2 幼鳥 3 羽 那覇市壷川 1988 . 6 . 18 7 . 14 カ ン ヒ ザ ク ラ 200 6 . 5 9 . 9 5 . 4 7 . 2 ヒ ナ 1 羽 糸満市大里 1988 . 7 . 30 7 . 30 デ イ ゴ 270 5 . 8 10 . 1 4 . 7 7 . 8 東風平町外問 1988 . 5 . 3 8 . 1 リ ュ ウ キ ュ ウ コ ク タ ン 140 6 . 2 9 . 9 5 . 4 6 . 1 。H 3 個 西原町小波津 1990 . 4 . 29 6 . 17 リ ュ ウ キ ュ ウ コ ク タ ン 180 5 . 7 9 . 9 5 . 4 1 1 . 2 幼鳥 3 羽 西原町小波津 1990 . 5 . 25 6 . 23 ガ ジ ュ マ ル 230 6 . 5 10 . 7 5 目 4 7 . 2 。H 3 個 西原町小波津 1990 . 6 . 17 6 . 23 ト ッ ク リ ヤ シ モ ド キ 180 6 . 4 10 . 6 5 . 2 6 . 4 ヒ ナ 3 羽 東風平町外問 1990 . 7 . 1 7 . 21 ク ス ノ ノ 、 カ" シ ワ 240 6 . 3 10 . 1 5 . 0 6 . 4 ヒ ナ 3 羽 糸満市米須 1991 . 5 . 25 5 . 25 マ ン ゴ ー 100 5 . 7 9 . 4 4 . 6 6 . 3 糸満市米須 1991 . 7 . 6 8 . 4 イ ス ノ キ 170 5 . 8 9 . 4 4 . 8 5 . 7 。H 3 個 具志頭村与座 1993 . 5 . 13 5 . 13 イ ス ノ キ 170 6 . 3 9 . 9 5 . 6 9 . 4 玉城村富里 1993 . 6 . 3 6 . 9 カ ン ヒ ザ ク ラ 180 6 . 7 10 . 2 4 . 5 5 . 6 ヒ ナ 3 羽 玉城村垣花 1993 . 6 . 30 6 . 30 パナ ナ 140 5 . 9 9 . 0 4 . 5 7 . 5 幼 鳥 3 羽 那覇市首里 1993 . 6 . 18 7 . 8 ガ ジ ュ マ ル 150 6 . 0 9 . 0 4 . 7 7 . 2 ヒ ナ 3 羽 那覇市首里 1993 . 7 . 8 7 . 8 マ ン ゴ ー 240 6 . 3 9 . 2 4 . 5 5 . 8 具志頭村具志頭 1993 . 7 . 29 7 . 29 ア コ ウ 220 6 . 3 8 . 6 4 . 5 5 . 6 具志頭村具志頭 1993 . 7 . 29 7 . 29 ア コ ウ 220 6 . 2 9 . 1 4 . 6 5 . 3 具志川市兼箇段 1994 . 5 . 20 5 . 24 ゲ ッ キ ツ 150 5 . 8 9 . 5 4 . 6 7 . 0 ヒ ナ 2 羽 糸満市西崎 1994 . 5 . 28 6 . 1 1 イ ス ノ キ 140 5 . 8 9 . 4 4 . 9 6 . 8 ヒ ナ 2 羽 卵 1 個

190 6 . 1 9 . 7 4 . 9 7 . 1

8) : 巣の採取 は ヒ ナ の巣立 ち 後 に 行 っ た .

b) : 営巣径 に つ い て は 内径, 外径 と も 3 箇所の平均値.

叫 : 卵お よ び ヒ ナ は 巣 を 見つ け る と 同 時 に 在巣 を 調べ, 幼鳥 は巣立後親鳥 と 巣の近 く の樹枝上 な ど に 止 ま っ て い る 若鳥で確認 し た .

表 - 2 沖縄本島産 シ ロ ガ シ ラ お よ び タ イ ワ ン シ ロ ガ シ ラ の巣 と 卵

営巣径 営巣深 卵 の大 き さ

種 別 営巣高 巣の形状 内径 外径 内側 外側 長径 短径 重 さ

(cm) (cm) (cm) (cm) (cm) (cm) (cm) (g) 沖縄本島産

100�270 椀型 6 . 1 9 . 7 4 , 9 7 . 1 2 . 1 1 . 6 2 . 3 シ ロ ガ シ ラ l)

タ イ ワ ン

シ ロ ガ シ ラ 2) 100�180 椀型 6 . 3 10 . 5 4 . 5 7 . 5 2 . 2 1 . 6 2 . 7

1 ) : 営巣高, 巣の形状, 営巣径, 営巣深 は 20 巣, 卵の大 き さ は長径, 短径が 8 個, 重 さ が 4 個 の平均値.

2) : 滑棲幸保 ( 1978) : 日 本鳥類大図鑑 1 (増補改訂版) , 講談社, pp.444 .

覇市首里崎山 町で観察 し た 例 で は ほ ぼ 14 日 で, ふ 化 か ご ろ ま で営巣, 産卵, 抱卵 が続 い た 。 4 月 下旬 ご ろ か ら ら 巣立 ち ま で は 12 日 前後 で あ っ た 。 親鳥が ヒ ナ や 幼鳥 卵 の ふ化 と 育雛行動が観察 さ れ, 巣立 ち 幼鳥 は 5 月 上句 へ持 ち か え る 餌 は , 木 の 実 で は テ リ ミ ノ イ ヌ ホ ウ ズ キ , ご ろ か ら 散見 さ れ, 6 月 上旬 以降 目 立 ち 始 め る 。 幼鳥 は ガ ジ ュ マ ル, シ マ グ ワ , リ ュ ウ キ ュ ウ コ ク タ ン な どが多 し ば ら く の 間親鳥 と 行動 を 共 に し , 給餌 を 受 け な が ら 活 く , 昆虫類の給餌 は 繁殖期聞 を 通 し で ほ ぼ一定の頻度 で 動す る 。 1 1 月 ご ろ に な る と 20 羽 ぐ ら い の 群 れ を 形成 し 観察 さ れ た 。 こ の 時期 に 巣 や , ヒ ナ ・ 幼 鳥 へ接近す る 始 め , 1 月 か ら 2 月 の 最 大時 に は 100 羽前後 の 群 れ と な

と , 親鳥 は近 く で激 し く 鳴 き な が ら 警戒 を 促 し , さ ら に り , 最 も 目 立つ よ う に な る 。

近づ く と 威嚇 し た り 凝傷行動 を 示 し た 。 繁殖期 は群れ形 以上の こ と か ら , 本種の 生活環 は 「つ がい J な い し幼 成が解 け, つ が い が で き る 3 月 中 ご ろ か ら 始 ま り , 6 月 鳥 を含 め た 「家族」で行動す る 繁殖期と, 群れ形成期 に

一一一 19一一一

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400 第 52 巻 第 9 号 ( 1 998 年)

2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 1 12

つ がい形成 +一一+

営巣 ・ 産卵 咽トーー一一一一一ーーーー惨

抱卵 ・ ふ化 司@一一ーーーー一一ーー一一--i砂

育雛 ・ 巣立

・ 幼鳥

群れ形成 +ーーー+ +ー-・

図 - 2 沖縄本島 に お け る シ ロ ガ シ ラ の生活環 (金城 ら , 1994) 大別 で き る ( 図 2) 。

田 被害実態及 び採餌植物

本種 に よ る 露地 ト マ ト の被害状況 を 沖縄本島南部の 糸 満市で, 1988 年か ら 4 年間調査 し た 。 露地 ト マ ト へ の 被害 は 収穫が最 も 多 く な る 12 月 か ら 2 月 と , 加害 の 少 な く な る 5 月 か ら 12 月 に か け て 被害果率の推移 を 調査 し た 。 そ の結果 ( 図 3) , 被害果 は 12 月 上旬 ご ろ か ら 確 認 さ れ, そ の後, 被害果率 は増加 し て い き , 翌年 2 月 に 最大 に 達 し , 1990 か ら 91 年の ピ ー ク 時 に は 80%以上 に な っ た 。 被害 は年々 増加傾向 を 示 し , 特 に 防鳥対策の さ れて い な い 園場での被害 は甚大 で, 収穫 を 放棄す る 農家 も 見 ら れ た ( 口 絵写 真②) 。 し か し , 5 月 か ら 6 月 の 夏 期露地 ト マ ト お よ び, 10 月 か ら 12 月 に か け て の 秋期露 地 ト マ ト へ の被害 は 12 月 以 降 に な っ て 確認 さ れ た だ げ であ っ た 。

1990 年 ご ろ か ら 被害 の 多 く な っ た 露地 レ タ ス へ の被 害状況 を , 1995 年 と 96 年 に 沖縄本島南部 の 糸満市 お よ

び具志頭村で, 加害 の 多 く な る 1 月 中 旬 に 調 べ た (表- 3) ( 口 絵写真③, ④) 。 被害 の程度 は栽培地域 お よ び年 に よ り 異 な り , 1995 年 は 両地 区 と も 被害 は 多 く , な か で も 具志頭村の破名城地 区 に お い て は 被害株率 も 82%

に 達 し た 。 特 に 防鳥対策の 図 ら れて い な い レ タ ス 圏場の 被害が 目 立 ち , 一部 の 農家 で は定植 を 見合わせ し た り , 収穫 を 放棄す る 園場 も あ っ た 。

1987 年か ら 93 年 に か け て 本種の生息数 の 多 い 沖縄本 島中 ・ 南部 の畑地, 集落内, 樹園地での栽培植物への加 害状況と, さ らに , 農耕地近 く の雑木林, 公園, 道路沿 い の 木 な ど で野生植物 の 果 実 の 採餌行動 の観察 を 行 っ た 。 そ の 結果, 栽培植物 で は果菜類 9 種, 葉 ・ 花菜類 7 種, 根菜類 2 種, 花木類 4 種, 果樹類 16 種で加害 が確 認 さ れ た 。 加害部位 は 果 菜類 で は 果 実, 葉 及 び花 芽,

葉 ・ 果菜類で葉, 花木類 で は花や果実, 根菜類の ジ ャ ガ イ モ , ダイ コ ン で は葉, 茎部 で あ っ た 。 加害時期 は い ず れ も 冬春期の 1 1 月 か ら 3 月 に 集 中 し , そ れ ぞ れ の 収穫 期や生育期 に 対応 し て い た 。 果樹類で は加害の時期 は種

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図 - 3 野鳥類 ( 主 に シ ロ ガ シ ラ ) に よ る 露地 ト マ ト 栽培 岡場 に お け る 年別被害果率の推移 (金城, 1993) 糸満市真栄平, 新垣, 字江城での調査結果の平均.

表 - 3 シ ロ ガ シ ラ に よ る 露地 レ タ ス の被害調査結果

調査場所 調査 調査 被害 被害

調査月 日

圃場数 株数 株数 株率

糸満市真壁 1995 . 1 . 19 7 3 , 149 871 27 . 7 糸満市真壁 1996 . 1 . 19 7 4 , 887 215 4 . 4 具志頭村破名城 1995 . 1 . 19 3 1 , 691 1 , 382 81 . 7 具志頭村新城 1996 . 1 . 19 6 4 , 656 39 0 . 8

類 に よ っ て 異 な っ た が, 果実の熟期 と 密接 に 関係 し て い た 。 被害 は , 果菜類で ト マ ト , サ ヤ イ ン ゲ ン, 葉 ・ 花菜 類では レ タ ス , キ ャ ベ ツ , プ ロ ツ コ リ ー, 花木類 は ピ ラ カ ン サ, 果樹類で は カ キ , パパイ ヤ , ビ ワ , パ ン ジ ロ ウ 及び ミ カ ン類で大 き く , 被害 の程度 は 栽培地域内 の 餌量 お よ び本種の餌 と し て の晴好性 を 反映 し て い た (表-4)

( 口 絵写真⑤�@) 。

一方, 野生植物の 採食 は 8 科 14 種 に お い て 確認 さ れ た 。 中 で も 最 も 多 く の種類の採餌が確認 さ れた ク ワ 科で は, 果実の熟す る 4 月 か ら 10 月 に 集 中 す る 傾 向 が認 め ら れ, ア カ ギ ( ト ウ ダ イ グ サ 科) で は 果実 の 熱 す る 11 月 下句 か ら 2 月 下旬 に か け て , 数羽か ら 100 羽前後の群 れで採食す る の が観察 さ れ た (表-5) 。 ア カ ギ 果 実 の 着 果量の 年次変動 は , そ の年の 農作物への被害発生予測 の 指標樹と し て重要と思われ, こ れ ま で観察 し た 果実 の 採 食状況か ら , 台風接近や気象異変 な ど で熟果 が 12 月 下 旬 ご ろ ま で に 減少 し た 場合 は , 農作物へ の加害 も 多 く , 3 月 上旬 ご ろ ま で着果 し た 年 は , 被害 も 少 な い 傾向 に あ

る 。

こ の よ う な こ とか ら , ア カ ギ な ど野生果実 の 着果重 の 年次変動 と , 農作物での被害発生との 因果関係 に つ い て 早急な究明が必要で あ ろ う 。 ま た , 本種が群れ行動 を 示 す冬春期 に は , 農作物以外の残飯類 も 採食 す る こ と や,

一一一 20 一一一

(5)

沖縄本 島 に お け る シ ロ ガ シ ラ の 生態 と 被害防止対策

農作物 に対する被害防止対策 沖縄県 で は シ ロ ガ シ ラの被害防止対策 と し て , 被害の著 し い本島南部市町村に お い て , 1987 年 か ら 有 害 鳥 獣駆除 の許可 を 得 て 銃器 に よ る 駆除 を行 っ て き た 。 ま た , こ れ ま で本種 に 対 し て シ ルバ ー テ ー プ, ゴ ミ 袋, 目 玉風船 を 吊 り 下 げた り , 風車や か か し を 設置す る な ど の 対策 を講 じ て い る が,

い ずれ も 有効 な 被害防止対策 に は な っ て い な い 。

1989 年 か ら 92 年 に か け て , 視 覚 刺 激 ( 目 玉風船, 怪鳥風船, へ ビ風船, デ ビ ル 風船) , 嘆覚刺 激 ( ヤ ガ ミ ン ) , 聴 覚 刺 激 ( デ ィ ス ト レ ス ・ コ ー lレ) , 防鳥網お よ び餌 の 晴好性の利用 な ど, 各種資材 に よ る 農作 物 へ の 被 害 防 止効 果 を 検討 し た 。 そ の 結 果, 視覚, 嘆覚, 聴覚の 各刺激 を利用 し た 資材で は , い ずれ も 被害防止効果 は 得 ら れ な か っ た (端慶 山 ら , 1994) 。 そ の 原 因 と し て , 刺激に対す る 慣れ が考 え ら れた ( 口 絵写真⑨) 。

ま た , こ れ ま で 3 cm 網 目 の 防鳥網 が果 菜類の ト マ ト , サ ヤ イ ン ゲ ン で使用 さ れて い た が, 被害 を 防 ぐ こ と は で き な か っ た 。

し か し , 網 目 サ イ ズ を 2 cm の 防鳥網 を 用 い る こ と に よ り , 本種の 圃場への侵入 お よ び被害が防 げ る こ と が明 ら か に な っ た 。 さ ら に 餌の噌好性 を 利用 し , 曙好度 の 比較的 低 い レ タ ス 圃場, キ ン カ ン 園近 く に 餌台 を 設 置 し , パ ン 等 の 餌 を 配置 す る こ と に よ り , 被害 を 回避で き る こ と が明 ら か に な っ た (端慶 山 ら , 1994) 。 し か し , 防 鳥 網 に よ り 園場全面 を 被覆す る に は 多 大 な 経費 と 労力 を 要 す る こ と か ら , 実 用 的 な 面 か ら 課題が残 る 。 ま た , 11蓄好性 を 利用 し た 被害防止餌台 に つ い て は , 今後栽培面積 に対す

る 設置数な ど を検討す る 必要 が あ ろ う 。

1996 年 3 月 に は磁気 に よ る 被害防止効果 の検討 を , 糸 満市真栄平 の 露地 ト マ ト 園 場 に お い て 行 っ た 。 直 径 l . 2 cm, 長 さ 8 cm, 重 さ 75 g の 磁気体 (パー ネ ッ ト 8) を , 竹竿の先端 に 釣 り 糸 で 吊 り 下 げ, ト マ ト 頂部か ら 約 20 cm の高 さ で 4 m 間隔 に 5 本設置 し , 食害状況 を 調べ た が, 設置後 も 本種 の 行動 に 差 は な く , 設置前 と 同様 に ト マ ト を食害 し , 加害防止効果 は 認 め ら れ な か っ た (表 -6) 。 さ ら に , 1996 年 3 月 那覇市首里崎山 町 で, パ ナ ナ

一一 21 一一一

シ ロ ガ シ ラ に よ る 加害の確認 さ れた栽培植物お よ び加害時期 (金城 ら . 1994) W

イ チ ゴ O

エ ン ド ウ O

キ ュ ウ リ O

サ ヤ イ ン ゲ ン

ス イ カ O

ス イ ー ト コ ー ン o 0

ト マ ト 。 iQl

ナ ス o 0

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キ ャ ベ ツ 。 iQl iQl

菜類 0 0 0

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ナ ン テ ン O

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バ ナ ナ 0 0 0

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カ ン ヒ ザ ク ラ O

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シ ャ カ ト ウ タ チ バナ ア デ ク テ リ ハパ ン ジ ロ ウ ノ f ン ジ ロ ウ ウ ン シ ュ ウ ミ カ ン キ ン カ ン タ ン カ ン ヒ ラ ミ レ モ ン ヤ マ モ モ

。 は加害の 目 立 つ た 作物

繁殖時期 に は鱗麹 目 な ど の 昆虫類, ク モ 類 を ヒ ナ や幼鳥 へ給餌す る の が観察 さ れ る こ と か ら , 本種 は 果実食 を基 本 と す る が, 時期 に よ っ て 葉 ・ 花菜類や残飯, あ る い は 昆虫類の採餌お よ び吸蜜行動 も 観察 さ れ, 多様な採餌習 性 を持つ と い え る 。

こ の よ う な採餌習性の季節変化 は , 本種 と 同 じ 科 に 属 す る ヒ ヨ ド リ で も 見 ら れ, 群れ形成期 に は果実 を, 繁殖 期 に は昆虫類 を 主体 と し た 採餌行動 を 示 す こ と が知 ら れ て い る (平松, 1990) 。 本種 の 農作物 に 対 す る 加害 は,

沖縄本島へ の侵入後の個体数の増加 に 伴 い , 冬春期 の餌 果実の絶対量が不足 し た こ と に よ る も の と 推察 さ れ る 。

12 月

O O O

O

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O O O

O 1 1

O

加 害 時 期 ( 月 ) 4 5 6 7 8 9 10

0 0 0 0 0 0 0 O 0

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O 2 一0 0 0 0

表 - 4

- 菜類

花木類

果樹類 果菜類

(6)

402 第 52 巻 第 9 号 ( 1 998 年)

植物名

表 - 5 シ ロ ガ シ ラ に よ る 採食の確認 さ れ た 野生植物の摂食時期 (果実の熟期 に対応) (金城 ら . 1994) 培園場で も 観察 し た が, 被害が

果実の熟期 (月 ) 認 め ら れた こ と か ら , い ずれ も

被害防止効果 は 認 め ら れず, 逆 に 磁気 を 吊 り 下 げ た 竹竿の先端 部 を 止 ま り 場 に す る の が観察 さ れ, 本種 に対す る 磁気 の 思避効 果 は な い も の と 結論 さ れ た 。

こ の よ う に , 防鳥網以外 に 有 効な被害防止効果が期待で き な い現状か ら し て , 捕獲器等の 開 発や, 捕獲 に よ る 間 引 き , あ る い は冬春期 で も 果実 の 着果 す る 樹木 を 植樹 し , 冬場の餌場 を 確 保す る な ど, 抜本的 な 対策 を検 討す る 必要 が あ る と 思わ れ る 。 お わ

ニ一二

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一科 一グ

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一ダ 一ダ 一ワ

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一ツ

一キ 一ウ 一ゲ 一ピ 4

-手本・

一科 一シ 一ミ一ヤ

表 - 6 露地 ト マ ト 圏場への磁気設置 に よ る シ ロ ガ シ ラ の被害防止 効果

設置前お よ び設置後の被害状況幻

区 別 調査項 目

設置前1 ) 設置 設置 設置

1 日 後 3 日 後 10 日 後

磁気 5 本幻 調査果数 152 141 141 136

設置区 被害果数 31 10 7 30

被害果率 20 . 4 7 . 1 5 . 0 22 . 1

無設置 区 調査果数 171 158 168 89

被害果数 42 13 7 19

被害株率 24 . 6 8 . 2 4 . 2 21 . 3 り : 設置月 日 お よ び設置前調査 : 1996 年 3 月 5 日 .

2 ) : 供試磁気体 (長 さ 8 cm. 直径 1 . 2 cm. 重 さ 75 g)

3) : 表中 の数値 は繰 り 返 し 2 回 の 平均値 を 示 す . 被害果 は 調査後 毎回除去 し た .

表 - 7 パナ ナ餌台での磁気設置 に よ る シ ロ ガ シ ラ の 食害防止効果

摂食後重量 (g) 幻

供試餌台 供試重量

設置 設置

(g) l1 設置

2 日 後 3 日 後 9 日 後

磁気餌台2) 900 565 410 53

無処理 865 685 525 70

日 : 設置 月 日 : 1996 年 3 月 6 日 .

2) : 磁気餌台 に は (長 さ 8 cm. 直 径 1 . 2 cm. 重 さ 75 g) の磁気体 を 1 本置い た .

3) : 表中 の 数値 は繰 り 返 し 2 回 の 平均値 を示す.

を 置 い た 餌台 に 前述 の 磁気 を 一本 ず つ セ ッ ト し た 餌台 と , バ ナ ナ だ げ を 置 い た 餌台 を 2 台 ずつ設置 し , バナ ナ の摂食状況 を 調 べ た が, 両餌台 と も 設置直後か ら 10 羽 前後の シ ロ ガ シ ラ が飛来 し , 摂食 し た (表ー7) 。 同様な 磁気 吊 り 下 げ を , 1997 年 1 月 東風平町小城 の レ タ ス 栽

ヒ ヨ ド リ 科の種は, 新 し い生息地への適応力 が強 い こ と が示唆 さ れて い る (WILLIAMS and GlDDlNGS, 1984) 。 こ れ ま で述べた よ う に , 沖縄本島 に 侵入 ・ 定着 し た シ ロ ガ シ ラ に つ い て も , 年々 分布域が拡大 し , 農作物への被害 も 増加 し て い る 。 特 に , 本種 は ヒ ヨ ド リ と 違 い , 1�2 羽で加害す る こ と は ま れ で, 数 10 羽 の群で加害す る こ

と が多 く , 人 に 対す る 慣れ も 強 い と い う 特徴があ る 。 こ の よ う に 本種の分布域 の拡大 と 個体数の増加 は, 同 科の在来種で あ る ヒ ヨ ド リ の 占 め て い た 生息場所 を脅か し , 餌や生息地の競合が起 こ る こ と が考 え ら れ, こ れ ま で優 占種で あ っ た ヒ ヨ ド リ に 代わ り , 一部地域で本種が 優 占種 と な っ た 可能性が あ る 。 ま た , 果樹類 な ど多様な 作物が栽培 さ れ て い る 北部地域への侵入定着 は , こ れ ら 農作物への加害 は も ち ろ ん, 同地域 に生息す る 他の 鳥類 や貴重 な 固有種へ の 影響 も 懸念 さ れ る 。

引 用 文 献

1) 比嘉邦明 (1976) : 野鳥 41 : 650�651 . 2) 平松山治 ( 1990) 向上 55 : 14�17.

3) 金城常雄 ( 1993) 九病虫研会報 39 : 1 19� 123.

4) 一一一一一 ( 1998) ー 応用烏学ニ ュ ー ス No. 16 : 1�4.

5) 一一一一ら (1987) ・ 植物防疫 41 : 428�432.

6) 一一一一 ら (1994) : 九病虫研会報 40 : 128� 131.

7) 清棲幸保 ( 1978) 日 本鳥類大図鑑 1 (増補改訂版) , 議 談社, pp. 444.

8) 沖縄野鳥研究会編 ( 1986) : 沖縄県の 野鳥, 沖縄野鳥研究 会, pp. 265

9) 中村一恵 ら (1987) : 特殊鳥類調査, 環境庁委託調査. 日 本野鳥 の会 : 39�58.

10) 梼原健二 ら (1997) : 沖縄の 帰化動物ー海 を こ え て き た い き も の た ち ー沖縄出版, p. 24�26.

11) WILLlAMS, R. N. and L. V. GlDDlNGS ( 1984) : Wilson.

Bull. 96 : 647�655.

12) 安田慶次 (1982) : 植物防疫 36 : 12�15.

13) 端慶山浩 ら (1994) : 九病虫研会報 40 : 132�135 一一一 22 一一一

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