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技 術 相 談 技 術 相 談

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第4章   

技  術  相  談 

(2)

4−1  技術指導   

 

件数総計:6,934 件、延数総計:9,840 件 

 

●技術分野別指導一覧   

全所合計 

区    分  件数  延数

価  2,133  2,813

酵  427  909

連  395  923 材 料 ・ 構 造 強 度  261  336 ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  256  319 熱 エ ネ ル ギ ー  225  257 ズ  223  296 ク  214  238 工  207  280 精 密 加 工 ・ 測 定  205  245 査  167  248 料  165  264 用  149  357

材  145  180

料  139  181 連  138  146

ン  95  107

理  88  116

工  83  106

学  82  105

織  78  89

合  66  69

業  54  92

工  53  71

路  34  41

学  29  45

型  25  29

理  21  24

コ ン ピ ュ ー タ ( ソ フ ト )  12  40

術  11  31

工  11  20

造  14

紙  8

金  2

他  725  839

合    計  6,934  9,840  

                     

 

企画管理部 

区   分 件数  延数

価  33  36 ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  4

工  4

連  3

路  2

合  3

料  1

業  1

学  1

工  1

学  1

材 料 ・ 構 造 強 度  1

査  1

他  9

合    計  60  68

   

化学繊維研究所 

技術総合支援室対応 :  136 件  (153 延数)

課名 区   分 件数  延数

価  163  198 料  147  234

織  78  89

工  40  58 ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  20  35

連  9

連  3

ン  3

ク  2

材  2

用  1

紙  1

合  1

他  51  60

  維   技   術   課  

計  518  696

価  724  813 ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  211  253 ク  207  229

業  51  89

連  11  11 材 料 ・ 構 造 強 度  12

理  4

料  2

工  2

紙  1

材  1

学  1

料  1 精 密 加 工 ・ 測 定  1

他  55  61

  学   課  

計  1,278  1,481 合    計 

1,796  2,177

 

 

(3)

技術指導  生物食品研究所 

技術総合支援室対応  :14 件  (14 延数)

課名  区    分  件数  延数

連  316  638 用  130  334 価  75  99 工  12  24

学  9

連  4

ク  2

酵  2

料  1

路  1

他  9

  物   資   源   課  

計  555  1,123

酵  425  907

価  153  280 工  117  161 学  75  95 連  34  56 用  18  22 工  10  10

工  9

ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  1 精 密 加 工 ・ 測 定  1

他  30  51

  品   課  

計  867  1,593 価  49  50 連  33  216 工  32  45

材  21  21

料  19

紙  6

ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  10

工  8

合  4

連  4

ク  1

業  1

料  1 熱 エ ネ ル ギ ー  1

他  4

  能   材   料   課  

計  174  391

合    計 

1,596  3,107  

 

インテリア研究所 

技術総合支援室対応 :179 件  (183 延数)

課名 区   分 件数  延数

価  604  944

材  120  155

ン  92  104 工  72  95 連  58  60 学  27  43 熱 エ ネ ル ギ ー  22  22 工  10  10

工  9

連  7 材 料 ・ 構 造 強 度  9

料  3

ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  3 コ ン ピ ュ ー タ ( ソ フ ト )  3 精 密 加 工 ・ 測 定  4

工  2

  術   開   発   課  

他  100  112 合    計 

1,137  1,585  

 

機械電子研究所 

技術総合支援室対応 :326 件  (397 延数)

課名 区   分 件数  延数

価  283  335 料  127  169

理  85  112

合  43  44

造  14

理  4

金  2

連  1

ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  1 ク  1

工  1

他  12  12

  料   技   術   課  

計 

568  696

精 密 加 工 ・ 測 定  156  186

型  24  27

合  11  11

料  7

理  7

工  6

材 料 ・ 構 造 強 度  3 価  1

連  1

ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  1

他  17  21

  産   技   術   課  

計  230  271

   

(4)

技術指導  機械電子研究所のつづき

 

技術総合支援室対応  :326 件  (397 延数)

課名  区    分  件数  延数

材 料 ・ 構 造 強 度  232  295 熱 エ ネ ル ギ ー  189  217 査  162  240 連  54  54 工  29  29 価  8 精 密 加 工 ・ 測 定  5

料  2

理  2

理  2

業  1

路  1

他  46  54

  械   技   術   課  

計  733  910

ズ  223  296 価  40  49 精 密 加 工 ・ 測 定  40  48 路  30  37 材 料 ・ 構 造 強 度  16  16 熱 エ ネ ル ギ ー  13  17 術  11  31 ゴ ム ・ プ ラ ス チ ッ ク  10  11 コ ン ピ ュ ー タ ( ソ フ ト )  37

理  7

合  6

査  7 料  3

連  2

ク  3

料  2

工  2

理  2

型  2

工  1

材  1

他  394  446

  子   技   術   課  

計  814  1026

合    計 

2,345  2,903

     

                                                                 

(5)

●地区別指導一覧 

全所合計   

区   分  件    数  延    数  岡  2,140  2,901  後  1,941  2,847  北 九 州  1,514  2,113  豊    424    509  外  915  1,470  計  6,934  9,840 

 

企画管理部 

 

 

化学繊維研究所 

繊維技術課  化学課  合    計  区   分 

    岡  222  291 529  622 751 913 後  214  297 199  229 413 526 北 九 州  29  37 212  251 241 288 豊  8 93  108 101 116 外  45  63 245  271 290 334 計  518  696 1,278  1,481 1,796 2,177

 

生物食品研究所 

生物資源課  食品課  機能材料課  合    計  区   分  件       岡  189  390 322  546 57 77 568 1,013  後  192  303 393  696 83 266 668 1,265 

北 九 州  26  52 25  37 7 7 58 96 

豊  18  21 30  44 2 2 50 67 

外  130  357 97  270 25 39 252 666  計  555  1,123 867  1,593 174 391 1,596 3,107 

 

インテリア研究所  技術開発課  区   分  件   岡  207  252 後  658  815 北 九 州  78  253 豊  28  51 外  166  214 計  1,137  1,585  

機械電子研究所 

材料技術課  生産技術課  機械技術課  電子技術課  合    計  区   分  件         岡  84  109 71  79 209 236 219 263  583  687 後  69  85 17  17 71 84 41 49  198  235 北 九 州  314  385 101  129 321 429 394 525  1,130  1,468 豊  74  86 28  32 55 63 86 92  243  273 外  27  31 13  14 77 98 74 97  191  240 計  568  696 230  271 733 910 814 1,026  2,345  2,903 区   分  件    数  延    数 

岡  31  36 

後 

北 九 州 

豊 

外  16  16 

計  60  68 

(6)

4−2  技術指導事例   

化学繊維研究所 

題      目  内      容  担  当 

回収吸水ポリマーの利用方法 

紙おむつはパルプ、プラスチック、吸水ポリマーから成るが、回収した吸水ポリ マーの再利用方法はなかった。工業技術センターではこの機能化の検討を行 ない、化学的な処理にて染料吸着材等に成り得る可能性を見出した。 

繊維技術課

衣類裏地のシミ様原因究明 

新しい商品の裏生地にシミの様に見える部分があった。電子顕微鏡、および角 度可変ロータリーヘッド付き光学顕微鏡にて調査を行ったところ、シミ様部分の 撚糸が平滑化しており、光の反射に違いが生じていることが分かった。今後は 物理的な圧縮等が生じない管理対策を指導した。 

繊維技術課

難燃加工剤について 

難燃加工したポリエステルで難燃加工剤の量に従い難燃性の向上がみられた が、ナイロンでは難燃加工剤が増えると難燃性が低下するという相談を受け た。原因究明のため、酸素指数による燃焼性試験を行ったところ、ナイロンの 場合には難燃加工剤の量が増えると有機物量が増え、酸素指数低下につな がると解明した。その結果、難燃加工剤量を見直し酸素指数の向上ができた。 

繊維技術課

帯の風合いについて 

同種の帯A、Bについて厚み、ハリが違うため原因を調べたいと相談を受けた。

風合いの違う原因として1.生地の厚さ、2.ヨコ糸の組成、3.繊度、4.撥水 加工剤の種類について分析した。その結果、厚さ、組成、繊度、撥水加工剤の 種類は全て同一であったが、撥水加工剤の量が B の方が A よりかなり多く検出 された。よって、撥水加工剤の量による風合いの違いと考察し、指導した。 

繊維技術課

タオルの吸水性について 

製品の吸水性試験を行いたいと相談と受けた。日本工業規格(JIS  L  1907)

の定める吸水性試験(滴下法、バイレック法、沈降法)やそれ以外の吸水性評 価方法について説明を行い、表面吸水性の測定に適した吸水性試験(ラロー ズ法)について指導した。 

繊維技術課

織物の分析について 

品質ラベル表示のない製品(織物)について、その素材や組織について分析を 行い、商品開発の参考にしたいと相談があった。糸の繊維組成試験や組織分 析について指導を行い、素材はウレタンカバーリング糸であり、織りは綾織であ ることが分かった。 

繊維技術課

セラミックス原料粉末の再利用 について 

非酸化物系セラミックス製造の原料調製および成形工程で生じる不良品や不 要部分を再利用するために,脱バインダーの熱処理条件を検討した.廃棄原 料中の有機物の分解挙動を熱重量・示差熱分析で調べた.数条件で熱処理 を行い,熱処理後の粉末については,粉末中の残留有機物や結晶構造,走 査型電子顕微鏡による観察を行って総合評価を行った.最適な熱処理条件 を決めることができ,リサイクル原料としての使用が可能となった. 

化学課 

電子回路基板の不良箇所解析

長期間使用し、誤作動するようになった電子回路基板について、光学顕微鏡 観察、SEM 観察、EPMA を用いたマッピング分析を行った。その結果、接続不 良箇所及び銅のマイグレーションが見られ、長期間使用に伴う経年変化の影 響であると判断した。 

化学課 

樹脂製品中の RoHS 指令関連 有害元素分析 

樹脂製品が RoHS 指令に対応しているかを調査するために,蛍光 X 線分析に よる有害元素(Pb, Hg, Cd, Cr, Cr, Br)の分析を行った。既知量の有害元素を含 む標準サンプルにより測定結果を補正することで,数百 ppm 以下の分析を精 度よく行うことが可能になった。相談者の製品中の有害元素量は,RoHS 指令 の指定量以下であることが判明した。 

化学課 

再生ポリエチレンの洗浄液中に 含まれる成分同定 

再生ポリエチレンを再利用する前処理として有機溶剤を用いた洗浄を行ってい る。洗浄後の溶剤が着色しているため、この着色物質の調査方法について指 導した。溶剤中に溶解したポリマー及び低分子物の分画方法、分画した各物 質の分析法として、赤外分光やGCMSを用いた成分の同定を指導し、着色原 因を明らかにした。 

化学課 

 

(7)

技術指導事例  化学繊維研究所(化学課)のつづき

 

題      目  内      容  担  当 

製品中の繊維状異物の分析 

製品中フィルター部に繊維状の異物付着のクレームがあり、異物同定を行っ た。顕微 FT-IR による分析の結果、繊維状異物は2種類の繊維からなってお り、一種はセルロース系、他方はポリエステル系であった。製品のフィルター繊 維はセルロースとポリエステルから構成されるが、セルロース系繊維形状から 異物繊維はコットン、フィルター繊維はパルプ系と推測され、付着繊維は製品 フィルター由来では無いことが推定された。 

化学課 

再生プラスチックの利用について

再生プラスチックは、製品を粉砕したポリプロピレンやポリスチレンが主である。

これをプラスチック製品製造において既存のバージン材料と置き換える場合に は、分子量低下等があるため流れ試験(メルトフローレート)や融点測定(DSC)

で物性確認を行い、必要に応じてブレンド・配合剤を検討する必要が事を指導 した。 

化学課 

パッキンゴムの収縮トラブルに ついて 

外部締め付けパッキンゴムが収縮するトラブルが生じ、その原因究明を行っ た。具体的には添加オイルの抜けが疑われたことから、ソックスレー抽出を行 い、抽出量を調べたが抽出量は同等であり、想定していた原因ではなかった。

また FT-IR 分析からゴムやオイル成分の差違、TG-DTA 分析からゴム分、カー ボン分、灰分の成分組成比の差違も認められなかった。しかし XRF 分析では 異常品の硫黄量が少ないことが判明し、架橋点が少なかったために圧縮永久 ひずみが原因ではないかと考察し、指導を行った。更にこの問題の原因を明確 にするため、当該企業でも実施可能なトルエンによる膨潤試験により架橋密度 の比較確認を行うべきと指導を行った。 

化学課 

樹脂製マンホール表面の白化 について 

青い樹脂製マンホールの表面が、保護シートを剥がした後、白化する不良につ いての解析を行った。白化した箇所と正常な箇所を顕微鏡 IR にて測定を行っ たところ、波形が大きく異なることが明らかとなった。後日、保護粘着シートを貼 ったマンホールを耐候試験機にて促進劣化させ、さらに剥がした後も同試験機 にて促進劣化を行った。表面を顕微鏡 IR にて測定したところ、白化した箇所と 似た波形を示した。よって、粘着シートの粘着層が樹脂マンホール側に転写さ れ、それが劣化したと推定された。 

化学課 

 

生物食品研究所 

題      目  内      容  担  当 

測定器流路におけるマイクロバ ブルの発生の予防について 

相談先企業で生産しているある超微量測定器において検体となる溶液をインジェ クトした際に検出器に至る流路途中でマイクロバブルが発生し、測定結果に影響を 与える事例があり、事前の検体処理法の改善案について技術指導を行った。 

生物資源課

製品に生じた白色物の分析依頼

製品に白色の浮遊物が生じている。これを顕微鏡観察と普通平板培養により 分析を行った結果、微生物が繁殖し塊になったものと判明した。これを65℃、

30分の加熱殺菌処理を行うことで数個/mlのバチルス属菌を除いて、他の菌 を死滅できることが解った。このことから加熱殺菌処理など製品の殺菌処理を 指導した。 

生物資源課

Bacillus  thuringiensis

の 分 離 法・培養法について 

Bacillus  thuringiensis

の自然界のサンプルからの分離・培養法を教えてほしい

との相談があった。実際に自然界のサンプルを用い、

B.thuringiensis

の分離・

培養作業を行い、作業上の注意点、他の種の細菌との判別法等を指導した。 

生物資源課

美白機能の分析技術について 

企業から天然素材の持つ美白機能の分析技術についての相談。美白機能の 分析技術を取得するためのカリキュラム・スケジュールを作成し、当研究所で 酵素測定法、メラニン細胞の培養法、美白細胞評価法、細胞内酵素抽出法 などの基礎技術を指導した。 

生物資源課

新規パラスポリンに関する論文 について 

国際微生物専門誌から、新規に発見されたパラスポリンに関する論文に関し て、専門家として内容の新規性、掲載データの妥当性、信頼性、さらに、論理 の展開等を総合的に評価して欲しいとの依頼があり、評価の他、改善点を指導 した。 

生物資源課

化学繊維上に付着した黒いシ ミについて 

化学繊維上に付着した黒いシミについて、カビかどうか確認して欲しいとの相談 があった。実態顕微鏡、生物顕微鏡で観察したが、カビの菌糸、胞子等は確 認できず、カビによる汚染ではないと判断した。FTIR 等を用いた化学分析ので きる機関を紹介した。 

生物資源課

(8)

技術指導事例  生物食品研究所(食品課)のつづき

 

題      目  内      容  担  当 

吟醸酒麹の酵素力価測定  清酒の品質向上を目的として県内外の酒造メーカーに対してα-アミラーゼ、グル

コアミラーゼの測定を実施した。  食品課 

麹の細菌酸度について 

以前は酒造場での麹の細菌汚染の有無を検査するために細菌酸度の測定が 行われていたが、現在は測定用培地が販売されていない。日本醸造協会では これに代わる検査法として生酸菌検査液を販売しており、この検査液を使った 細菌汚染判定法の技術指導を行った。 

食品課 

一般細菌数試験とカビ汚染に ついて 

一般細菌数試験結果のみでは、生育に時間がかかるカビ汚染を見落とす可能 性があること、また培養時間を長くしても、カビは菌糸の一部等からも生育可能 であるため、正確なカビ数は測定困難であることを資料を使って説明し、品質 管理に対する指導を行った。 

食品課 

食材表面に付着した白色粉に ついて 

乾燥食材の表面に付着した白色粉について高速液体クロマトグラフィーによる

定性分析を行った。  食品課 

食品の品質管理について  食品の加工原料や加工品の品質管理(鮮度、異物判定など)について、事例

調査・指導を行った。  食品課 

未利用農産物の微粉砕について 未利用農産物をマスコロイダーにより微粉砕(湿式及び乾式)することで、食品

素材としての有効利用を図った。  食品課 

ゴム手袋の表面観察について 

ゴム手袋のグリップについて、国産と海外産との差異を確かめたいとの依頼が あった。走査型電子顕微鏡を用いて表面の微細な突起を観察し、写真を提供 した。 

機能材料課

シリカナノファイバーの粉砕につ いて 

静電紡糸シリカナノファイバーを溶液に分散させて物性の変化を見たいとの依

頼があった。そこでファイバーを作製し、サンプルとして送付した。  機能材料課

饅頭の日持ち向上について 

饅頭の賞味期限が短く大量返品されてくる。賞味期限延長のため酵素の利用 を検討しているがうまくいかない。澱粉老化防止酵素の保存方法に問題はない かの点検をされることを指導、また酵素の活性測定方法等を紹介。 

機能材料課

大豆ヨーグルト様食品の開発  大豆飲料メーカーより販路拡大のため、飲料を用いた商品開発の相談があり 

乳酸菌を用いてヨーグルト様食品を試作した。商品化の可能性を検討中。  機能材料課 建築用合板の不燃性の評価

法について 

建築基準法上の評価方法及び評価機関を紹介した。また事前の簡易評価法

として消防法に基づく防炎試験機を紹介した。  機能材料課

コート紙の層の厚さ測定 

製紙企業から二層構造になっているコート紙の内部構造および各層の厚さを 調べたいとの相談があった。この紙は食品用包装紙であり、表面が薄くコート処 理されていた。層の境界を明確にするため、薬品染色により層間に色差を付け た断面観察サンプルを準備して顕微鏡観察を行い、各層の厚さ測定を行っ た。また、コート層はポリマーフィルムと不織布、下地はパルプと化学繊維を主 体にした一般紙であることも断定した。 

機能材料課

 

インテリア研究所 

題      目  内      容  担  当 

PET 容器の異臭クレームの原 因究明 

消費者から PET 容器納入先へ異臭のクレームがあり、PET 容器メーカが原因 究明を求められた。当所の VOC 測定システムでクレーム品・納入前 PET 容器 の香気成分を測定・比較したところ、異臭成分は容器内容物由来であることが 明らかになった。 

技術開発課

作業用手袋着用時の快適性 の評価 

手袋の素材および形状と、着用時の蒸れと熱さの関係を検証したいとの相談 があった。着用時の手掌と手甲の温湿度を測定した結果、通気度の高い素材 を用いた手袋は着用時の温湿度が低いことが分かった。 

 

技術開発課

トイレブースの設計 

光触媒を溶射したタイル・壁材を使ったトイレブースの設計について依頼を受け た。光触媒の効能を最大限に発揮するための採光や照明、また利用者の安全 性や使い勝手を考慮した設計を行った。 

技術開発課

座布団の蒸れに関する評価 

各種(い草・綿)座布団に着座した際の蒸れについて検証したいとの相談があ った。座布団の体表面からの吸熱・また放熱をサーモグラフィを用いて測定し た。その結果、い草座布団の吸熱・放熱性が高いことが分かった。 

 

技術開発課

(9)

技術指導事例  インテリア研究所(技術開発課)のつづき

 

題      目  内      容  担  当 

家具の構造に関する相談 

折りたたみ家具の製造販売を行っているが,新規の顧客から取引を行うに当た って,折りたたみ部分にストッパが欲しいと要望があった。どのようなストッパを作 ればよいかと相談を持ちかけられた。相談後,いくつかのストッパの模型をつく り,業者へ提案をおこなった。 

技術開発課

おむつ内の蒸れの測定 

成人用おむつ内の蒸れを評価したいとの相談があった。通気性のあるおむつと 既存品とのおむつ内の温湿度を測定し比較した結果、通気性のあるおむつの 方が蒸れが少ないことが分かった。 

技術開発課

試作品の強度測定 

納入先から提案があった木質系材料を試作したが、圧縮強度を要求されたの で測定したいとの相談があった。納入先からは試験方法の詳細が示されなか ったので、サンプル形状及び試験条件についてアドバイスし測定を実施した。 

技術開発課

脱臭性能試験  特殊な処理をした畳表の脱臭性能を測定したいとの相談があった。他の消臭

剤で利用されるバッグ法を提案し、測定を実施した。  技術開発課

成型合板のトリミングについて 

成型合板による椅子の製造にチャレンジしたいが、成型合板のプレス後のトリミ ング(外周加工)の方法について教えてほしい、との相談をうけた。そこで、成型 合板メーカが現状で行っている、専用の型を利用したトリミング手法の紹介と、

既存の設備を利用し、できるだけ設備投資を少なくした手法の提案をした。 

技術開発課

木製囲炉裏使用時の温度変 化について 

木製の囲炉裏を開発したが,安全のために実際に使用した場合の温度変化を 把握したいと相談があった。メーカーの工場に測定装置を持ち込み,囲炉裏の 複数の部位での温度変化を測定し,通常の使用では木材の着火温度まで昇 温しないことが明らかとなった。 

技術開発課

   

機械電子研究所 

題      目  内      容  担  当 

SNC631 焼結部品の早期破断

粉末射出成形後、焼結を行い、黒染処理を施した部品が早期破断した。肉 眼にて破面を観察すると、白い部分と黒い部分からなっていた。EPMA によっ て観察及び分析を実施したところ、黒色部は著しく酸化していることが分かっ た。部品の使用環境から、破断後に酸化したとは考えにくく、焼結前の成形段 階に既に亀裂が発生しており、焼結か黒染処理の際に酸化したものと推察し た。 

材料技術課

耐摩耗鋼用の肉盛溶接棒の 選定 

耐摩耗鋼に種々の溶接棒で肉盛溶接した部材のミクロ組織および硬度を調 査した。溶接棒の選択や溶接条件により、溶接割れや軟化などの不具合が 生じることを助言した。 

材料技術課

アスキッドコート(滑り止め溶射)

の開発支援 

溶射企業から滑り止めを目的とした溶射皮膜の開発にかかる耐食性の試験 についての相談があった。当該開発商品は橋梁接合部の鋼構造物の表面に 施工する溶射皮膜であることから、基材である鋼構造物の腐食を抑止する皮 膜である必要があった。そこで、自然電位の測定を提案し、測定方法を指導 するとともに、腐食試験について支援を実施した。 

材料技術課

溶融亜鉛めっき塗装品の塗装 膨れについて 

溶融亜鉛めっき鋼板塗装品の膨れの発生原因について調査した。塗装は下 地処理無しで直接実施しているとのこと。塗装膨れ部下のめっき表面を SEM 観察した結果,多数の亀裂が存在することがわかった。めっき層には比較的 高濃度な鉛が偏析しており,めっきの亀裂と相関が示唆された。このことから 亀裂部分に塗膜溶剤が残留し,事後の塗膜の膨れに繋がったと推察され た。下地処理により塗膜密着性が向上するため,膨れ防止に効果があること を助言した。 

材料技術課

 

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技術指導事例  機械電子研究所(生産技術課)のつづき

 

題      目  内      容  担  当 

研削加工面の評価 

研削加工面の評価方法と粗さの向上方法について相談があった。そこで、表 面形状測定機で粗さの測定を行ったが、要求値を満たしていないことが分か った。詳細に観察してみると、研削砥石が跳ねているような痕跡が見えたの で、目の細かい砥石に変更することを勧めた。このことにより、粗さが改善さ れ、要求値を満たすことができた。 

生産技術課

ガラス加工用工具の作成につ いて 

現在ガラスの微細加工を行っているが、機械電子研究所で開発した脆性材 料加工用工具を使用してテスト加工を行いたいとの相談があった。このため、

当所で開発した脆性材料加工用工具の製造方法と使用上の注意点を指導 した。 

生産技術課

B4C の放電加工 

B4C の加工方法について問い合わせがあった。B4C は研磨剤やセラミックスへ の応用など用途が広く,高硬度で難加工材として知られており、加工内容と 加工方法を検討した結果、放電加工を提案した。加工屑を効率よく排出する ため,パイプ電極を使用し、電極揺動を使用する条件を提案することによっ て、図面指定通りの加工を実現することができた。 

生産技術課

意匠形状の 3 次元形状化 

過去から使用されていた曲面を持つ意匠形状は、3 次元データが無いのが実 情である。金型企業から、そのような複雑な形状をどのように復元するかの相 談があった。そこで、3 次元測定機の倣いプローブを用いることで形状計測を 行い、3 次元データを提供した。 

生産技術課

木材乾燥用ボイラの性能評価  木材チップを燃料とした温水・蒸気併用型ボイラの性能を温水と蒸気の流量

および温度の測定を行い、ボイラ効率を算出することで評価した。  機械技術課

保冷剤の保冷時間評価 

保冷剤の形状(重量等)、冷凍条件による保冷持続時間への影響を評価した いと相談を受けた。試験装置の製作及び試験方法に対し助言を行い、また、

計測を行った。 

機械技術課

樹脂成形品の内部観察 

ガラス繊維強化樹脂の内部にあるガラス繊維を X 線 CT で 3 次元的に観察し たいとの相談を受けた。CT 撮影後、多数の CT 画像を画像処理して 3D の画 像や動画を作成し、ガラス繊維の配向状態を 3 次元的に観察した。 

機械技術課

半導体デバイスにおける機械 的応力の影響評価 

半導体デバイスの電気特性における機械的応力の影響を評価するための試 験方法を指導した。実際の製品(センサー素子)を用いて、1軸負荷における 素子特性の変動を計測した。 

機械技術課

ウエハ断面のフェムト秒レーザ 加工 

フェムト秒レーザを用いた半導体ウエハの断面観測を行った。必要高の断面 を加工するのに十分かつ低出力で表面に溝加工を行い、溝にそってウエハを 折ることによって熱損傷の少ない綺麗な断面を得ることができた。 

電子技術課

電子機器の誤動作対策 

電子機器の誤動作対策について相談があった。各種イミュニティ試験を実施 した結果、電源電圧変動により機器が誤動作を起こすことがわかったため、

設置環境の電源評価方法とその対策方法について説明した。 

電子技術課

義肢装具の試作開発 

義肢装具の膝関節のロック機構に関する技術相談を受けた。2種類の実験 装置の設計および試作により企業へ提案を行い、企業での実用化に向けた 開発を進めている。 

電子技術課

昇降装置の開発 

高齢者や障がい者が座姿勢から立ち上がるための動作を補助する昇降装置 に関して相談を受けた。装置案の提案および試作を行い、企業での実用化に 向けた開発を進めている。 

電子技術課

 

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〜実用化事例〜 

 

テ ー マ 名 ・ 研 究 所  開  発  の  概  要  セリシン絹パイル織商品

の開発 

化学繊維研究所 

美肌効果が期待されるセリシンという絹の成分は、製品の染色ムラ防止や光沢・風合いを出 すために従来は生産工程で除去していました。このセリシンを糸に定着させ、かつパイル織と して製織することに成功し、「博多つや肌」として商標登録、平成 21 年より販売を開始しまし た。 

亜硝酸分解菌を利用した観 賞魚用水質改善剤の開発  生物食品研究所 

本製品は観賞魚用水槽の亜硝酸を分解する細菌製剤です。本製品は関連技術の指導、相談、

および情報提供により(有)アクアシティが開発しました。(有)ジクラより全国で販売されて います。 

環境に優しい鉄道レール 用ハンダ材の開発  機械電子研究所 

鉄道車両において、軌道上のその存在を検知するとともに、軌道回路で信号機等を制御する ため、レールとレール間を電気的に結合する信号ボンドが必要です。その信号ボンドに使用す る鉛やカドミウムを含有しないハンダ材を開発し、平成 21 年に商品化しました。 

 

※詳細は、平成 21 年度実用化事例集に掲載されています。 

参照

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