平成 5 年度に向けた予算増活動 本年 4 月から すでに平成 5 年度の理科教育に関する予算増を目指した活動を推進してまいりました 文部科学部門会議座長 元文部科学副大臣の鈴木寛議員や民主党副幹事長の大島九州男議員への直接の働きかけ 理数 科学技術教育推進議員連盟での現状説明や 民主党文部科学部門

理 振 協 会 会 報

21世紀の科学を育てる理科教育

平成24年11月 第261号

社団法人 日本理科教育振興協会

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-28

TEL: 03-3294-0715 FAX: 03-3294-0716

URL: http://www.japse.or.jp

■

編 集：（社）日本理科教育振興協会 広報委員会  

■

制 作：株式会社 太洋堂

も く じ

$ 0 / 5 & / 5 4

・文部科学省の平成25年度概算要求において「理数教育の推進」が重要視され、理数教育の充実のための総

合的な支援が打ち出されました。

理数教育の推進

◆理科教育等設備整備費補助（理振予算）・・・・・・・・・

2,000百万

円

（H24年度1,000百万円から2倍増）

　※全国の小・中・高等学校、教育委員会におかれましては、平成25年度理科予算を充実（2倍額の措置）しての対応を

お願いします。

◆理科の観察・実験の準備に係る補助員の配置（PASEO）・・・

439百万

円

（新規）

　・小学校、中学校における理科の観察・実験を支援する補助員（観察実験アシスタント＝ PreparationAssistantfor

ScientificExperimentsandObservations）を配置するために必要な経費の一部を補助する。

◆理科の観察・実験指導等に関する研究協議の実施・・・・・・・

82百万

円

（新設）

　・教員の理科の観察・実験の指導力向上を図るため、各学校の研修等で中核的な役割を担う教員を集め、研究協議会

を実施する。

関　連　予　算

スーパーサイエンスハイスクール支援事業・・・・・・・・・

2,768百万

円

（H24年度2,752百万円）

　・先進的な理数系教育を実施する高等学校の指定を178校から189校に拡充する。

サイエンス・チャレンジ・サポート・・・・・・・・・・・・

1,410百万

円

（拡充）（H24年度998百万円）

　・「科学の甲子園」、中学生を対象とした「科学の甲子園ジュニア」（仮称・新規創設）を実施する。

平成25年度概算要求にて

理振補助予算が20億円に倍増！！

■ 平成25年度概算要求にて 理振補助予算が20億円に倍増！！（p1）

■ 平成25年度に向けた予算増活動（p2）

■

25年度理科予算確保のための啓発パンフレット（p4）　

■

要望活動報告（p4）

■

2012　小中高　理科充足調査　報告（p5）　

■

理科研究大会のご報告（p7）

■

平成24年度東日本大震災　支援事業のご報告（p8）

■

事務局報告

●

平成24年度 小学校教師のための理科実験セミナーを開催しました（p10）

●

平成24年度 毒物劇物取扱責任者試験 受験準備講習会を実施しました（p10）

●

平成24年度 霞が関こども見学デーに理科教材の展示をしました（p10）

■

事務局日誌（p11）

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平成 25 年度に向けた予算増活動

本年4月から、すでに平成25年度の理科教育に関する予算増を目指した活動を推進してまいりました。

文部科学部門会議座長、元文部科学副大臣の鈴木寛議員や民主党副幹事長の大島九州男議員への直接の働き

かけ、理数・科学技術教育推進議員連盟での現状説明や、民主党文部科学部門会議への出席・要望説明、文

部科学省主要官僚に対する予算要望等を実施いたしました。【理数教育の推進】として大幅に予算増になっ

た概算要求額を、減額されることのないように努めてまいります。

1　笠浩史　文部科学副大臣に要望いたしました

11月12日（月）

概算要求予算の【理数教育の推進】について、これから予算策定に当たり、減額されることのないように要望いたしました。

2　大島九州男議員が国会で理科教育について質問されました

国会【参議院】にて、大島九州男議員が、理数教育予算について、来年度に向けて予算増が必須であることの要求をされました。

9月3日　参議院決算委員会にて

議員は30分間の持ち時間の中で、5つの質問のうち10分以上を理科教育予算に割いていただき、答弁には城井崇政務

官（当時）、布村初等中等教育局長が立たれました。

◎このときの様子は下記でご覧いただけます。（参議院インターネット審議中継）

　http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?sin=1698&mode=LIBRARY&un=cf3151adaea1

6a46dfcf2447998e35e1&ch=n&pars=0.018556658877059817

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3　理数・科学技術教育推進議員連盟会議にて説明しました

昨年12月に元文部科学副大臣鈴木寛参議院議員を会長に、文字通りの日本の理数・科学技術教育を推進することを目

的とした議員連盟が立ち上がりました。

協会としては、第2回と3回の会議において、全小理赤石会長、全中理高畠会長、日本理化学協会大室会長が、新学

習指導要領に対応した観察・実験機器はもちろんのこと、ふだん理科実験で使用が多い定番の理科観察実験機器さえ乏

しく、また、古い機器も多く、さらに消耗品にも事欠いている我が国の小中高の理科教育の現状を直接、国会議員と官

僚に訴えました。

第 4 回の会議においては、学力テストの理科について結果・分析報告を受けて、議員・官僚に対して、児童・生徒の

理科離れ問題に対する対策・要望事項を理振協会会員側から述べました。

参　加　者

　会　　　長：鈴木寛（元文部科学副大臣）

　事務局長：大島九州男（参議院議員）

　　　　　　　笠浩史（文部科学副大臣）　他　衆議院・参議院議員約30名

　文部科学省：前文部科学副大臣高井美穂、教育課程課塩見課長、基盤政策課板倉課長　他約10名

4　民主党　文部科学部門会議にて予算増の要望をしました

8月2日（木）

民主党文部科学部門会議が衆議院第一議員会館多目的ホールにて開催されました。

会議では「来年度予算等に向けた要望事項」について何を民主党として重点施策とするかの審議が行われました。

その中で理振協会としての要望事項である【理数教育の推進】が平成25年度の重点事項として採択されました。

　会議出席者

　　座　　　長：鈴木寛（元文部科学副大臣）

　　　　　　　　高木義明（元文部科学大臣）、笠浩史（文部科学副大臣）、大島九州男　他衆参議員20名

　　文部科学省：高井美穂（元文部科学副大臣）、城井崇（前文部科学政務官）、森口文部科学事務次官、

　　　　　　　　山中文部科学審議官　他20名

　　理振協会：大久保会長、松谷理事

　要 望 事 項

　　1理科教育設備整備予算　　最低15億円以上

　　2理科実験支援員の継続と増員

大久保会長

全小理　赤石会長

高井美穂副大臣（当時）

鈴木寛会長

全中理　高畠会長

日本理化学協会　大室会長

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小・中学校版

高等学校版

24 年度の理科観察・実験機器充

足調査結果を踏まえた予算確保の

ためのパンフレット（2種）です。

１校あたり１程度 標本（火成岩、堆積岩、化石、火山噴出物など） 発表・ 表示用教材 実験観察・ 体験用教材 １学年あたり１程度 １学級あたり１程度 ８人あたり１程度 ４人あたり１程度 ２人あたり１程度 １人あたり１程度 とりあげる指導内容等によって整備数が異なるもの 理科設備予算パンフレット 小中学校 外面 1207

社団法人 日本理科教育振興協会

観察・実験機器が不足していて、教科書の実験が満足にできない。

平成24年 全国小中観察・実験機器充足調査結果

観察・実験機器の重点品目でさえ、大幅に不足している。

1

使えない実験機器、とても古い実験機器が理科室にある。

2

消耗品費（少額設備品費）も足りない。

3

今 日本

の

理科教育

が

危機

です

！！

少額設備品は教材整備費で整備できます

理科予算を確保してください。

消耗品費も十分措置してください。

教材整備費で少額設備品の整備を進めてください。

理科観察・実験機器予算が不足しています。

整備充実が進展していません！

消耗品費も足りません！

観察・実験機器の整備充足率 重点品目 重点品目以外 少額設備品 67.9% 36.0% 28.2% 9.8% 52.3% 30.4% 41.1% 27.1% 小学校 品 目 中学校 例：生物顕微鏡 21年以上前に整備した率 12%27% 18%21% 小学校 中学校

社団法人 日本理科教育振興協会

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-28 昇龍館ビル TEL 03-3294-0715 FAX 03-3294-0716 ホームページ http://www.japse.or.jp

理科教育を支援する

協力：全国小学校理科研究協議会 全国中学校理科教育研究会 2012.07 詳しくは理振協会のホームページを参照願います。 ホームページ

http://www.japse.or.jp

小・中学校向け台帳（エクセル版）をご利用ください。（中学校版は今秋発刊予定） 教材整備指針に「理科」が例示されました。 平成23年3月に新しい学習指導要領に対応した新「教材整備指針」が発表されました。 従前の「教材機能別分類表」との大きな変更点としては ①理科教材が例示されました  教材整備予算においても、消耗品から理科実験機器に至るまで整備できます。 ②整備の目安が示されました  理科実験機器や少額設備品を整備するうえで数量の目安が提示されました。 教材整備予算でも理科実験機器および少額設備品の整備を推進しましょう。 Ⅰ．学校 ① 目安 番号 目安 番号 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑧ 人体模型Ａ（人体骨格、人体解剖など） ① 人体模型Ｂ（筋肉付腕の骨格など） ⑤ 動植物模型（発生順序、昆虫模型など） ⑤ 土地模型（火山地形、堆積模型、地層など） ① 長さ測定用具（定規、巻尺など） ⑤ 体積測定用具（メスシリンダーなど） ⑥ 重さ測定用具Ａ（電子てんびん、自動上皿はかりなど）⑤ 重さ測定用具Ｂ（上皿てんびん、簡易てんびんなど）⑥ 時間測定用具（ストップウォッチなど） ⑤ 温度測定用具Ａ（記録温度計、乾湿度計など） ⑧ 温度測定用具Ｂ（放射温度計、地中温度計など） ⑤ 電気測定用具（直流電流計、簡易検流計など） ⑤ 定温器（冷凍冷蔵庫、低温定温器など） ① 顕微鏡（顕微鏡一式、双眼実体顕微鏡など） ⑧ 顕微鏡カメラセット ① 保管庫（薬品庫など） ① 薬品処理装置 物質 ・エネルギー ① 実験支援器具Ａ（鉄製スタンド、直流電源装置など）⑤ 実験支援器具Ｂ（試験管一式、フラスコ・ビーカー類一式など）⑧ 教材作成用具（取付型コルクボーラー、簡易ミクロトームなど）① 物と重さ学習用具（物の重さ比較実験セットなど） ⑧ 風やゴムの学習用具（送風機など） ⑧ 光の学習用具Ａ（照度計など） ① 光の学習用具Ｂ（平面鏡など） ⑦ 機械模型（モーター原理実験機など） 動物模型（卵割発生順序、体細胞分裂、減数分裂など） 実験観察記録用具（顕微鏡・望遠鏡用デジタル画像システムなど） ① 長さ測定用具（巻尺、ノギス、マイクロメーターなど）⑧ 植物模型（シダ植物、コケ植物、花の受粉、根・茎・葉構造、葉表面気孔など） ⑤⑤ 磁石の学習用具Ａ（演示用電磁石、磁化用コイルなど）① Ⅱ．学年 Ⅲ．学級 Ⅳ．グループ Ⅴ．その他 目 安 機能別分類 例示品名 チェック 以下の指針に基づき、現在の備品数をチェックしてみましょう！ 磁石の学習用具Ｂ（磁石一式（棒、Ｕ字、アルニコなど）） 実験観察・ 体験用教材 目安 番号 ⑦ 空気・水の性質学習用具（注射器など） ⑦ 熱の学習用具Ａ（気体の対流実験器など） ⑥ 熱の学習用具Ｂ（金属球膨張実験器など） ⑤ 電気の学習用具Ａ（充電器チャージャー、光電池用ライトなど）⑤ 電気の学習用具Ｂ（手回し発電機一式、光電池など）⑦ 物の運動の学習用具（振り子実験器など） ⑤ てこの学習用具Ａ（てこ実験器など） ⑥ てこの学習用具Ｂ（規則性体験セットなど） ⑤ 空気の学習用具Ａ（気体採取器など） ⑥ 空気の学習用具Ｂ（気体検知管など） ⑤ 天体の学習用具Ａ（天体望遠鏡、簡易天体投影機、二球儀、 月球儀、太陽光源装置、双眼鏡など） ① 天体の学習用具Ｂ（遮光板、星座早見など） ⑦ 人体の学習用具Ａ（呼吸器モデル実験器、心音器など）① 人体の学習用具Ｂ（聴診器、脈拍計など） ⑥ 気象の学習用具Ａ（百葉箱、風向風速計など） ① 気象の学習用具Ｂ（方位磁針など） 物質 ・エネルギー 生命 ・地球環境の学習用具Ａ（デジタル気体チェッカーなど）環境の学習用具Ｂ（pHメーターなど） ⑦①⑤ 土地の学習用具Ａ（流水の働き実験器など） ① 土地の学習用具Ｂ（ふるいセットなど） ⑤ 野外観察用具（ハンマー一式など） ⑧ 生物の飼育・栽培用具Ａ（植物育成棚、園芸用具セットなど）① 生物の飼育・栽培用具Ｂ（園芸用具セットなど） ⑤ 生物の飼育・栽培用具Ｃ（アクアリウムセットなど）⑧ 機能別分類 例示品名 チェック 小学校教材整備指針 岩石・化石標本（火成岩、堆積岩、鉱物、造岩鉱物、動物化石、 植物化石、示準化石、化石レプリカ、天然資源など） 発表・ 表示用教材 実験観察・ 体験用教材 目安 番号 ⑧ 生物標本（脊椎動物骨格、草食哺乳類頭骨、肉食哺乳類頭骨、 脊椎動物分類、無脊椎動物分類、脊椎動物解剖、植物など） 大地模型（地層、プレートテクトニクス、堆積地形、 火山地形、浸食地形、火山地質など） ⑤ 体積測定用具（メスシリンダーなど） ⑦ 重さ測定用具Ａ（上皿てんびん、電子てんびんなど）⑧ 重さ測定用具Ｂ（重量はかりなど） ① 時間測定用具（タイマー、ストップウォッチなど） ⑤ 温度測定用具（温度計、デジタル温度計、放射温度計、液晶温度計など） ⑧ 電気測定用具（積算電力計、マルチテスターなど） ⑧ 顕微鏡Ｃ（偏光装置付拡大鏡など） ⑥ 薬品処理装置 ① 顕微鏡Ａ（顕微鏡一式、双眼実体顕微鏡など） ⑦ ① 定温器（電気低温定温器、冷凍冷蔵庫、定温器、製氷器など）① ⑥ 人体模型（人体解剖、人体骨格、脳・目・耳・歯・呼吸器・心臓・ じん臓の構造、血液循環、人の発生順序、筋肉の動きなど） ⑤ 顕微鏡Ｂ（デジタル顕微鏡、鉱物顕微鏡、 簡易ミクロトーム、デジタル双眼実体顕微鏡など） ⑧ 保管庫（薬品庫、運搬整理ワゴン、器具保管庫、 顕微鏡保管庫、各種整理箱など） ⑧ 教材作成用具（教材製作セット、取付型コルクボーラー、 ガラス細工用具セット、プレパラート製作用具セット、植物標本密封器など） ⑧ 実験支援器具Ａ（真空ポンプ、鉄製スタンド、パソコン計測システム、 ドラフトチャンバー、樹脂折り曲げ器、グラフ黒板など） ⑧ 機能別分類 例示品名 チェック 力の実験用具Ａ（斜面など） 実験観察・ 体験用教材 目安 番号 ⑧ 力の実験用具Ｂ（力の合成・分解実験器、大型滑車（２個組）など） 運動の実験用具（真空落下実験器、力学滑走台、 ストロボ装置、ストロボテレビ装置、スピードガンなど） ⑤ 光の学習用具（半導体レーザー光源、光学台など） ⑧ ⑧ 天体の学習用具Ｂ（地球儀、天球儀、ソーラースコープなど）⑧ 遺伝の学習用具（遺伝モデル実験器など） ⑤ 生物の飼育・栽培用具（小動物飼育箱・水生生物飼育セット、アクアリウムなど） ① 生物観察用具Ｂ（生物採集用具一式など） ⑤ 生物観察用具Ａ（プランクトンネット、高性能双眼鏡、フィールドスコープなど） ① 大地の観察用具（ハンマー一式、クリノメーターなど）⑧ 大地の学習用具（流水の働き実験器、簡易小型地震計、地震説明器など） ⑧ 微生物の学習用具（無菌箱、微生物観察培養セット、滅菌用圧力 など） ① 物質とその変化実験用具Ｂ（質量保存の法則実験器、イオンの移動実験器など） ⑤ 物質とその変化実験用具Ａ（液体ちっ素貯蔵用容器、小型自動かきまぜ機など） ① 科学技術の実験用具（風水力発電機など） ⑤ 仕事とエネルギー実験用具Ｂ（力学的エネルギー実験器など）⑤ 仕事とエネルギー実験用具Ａ（エネルギー変換実験器、エネルギー保存の法則実験器など） ① 静電気実験用具（静電高圧発生装置など） ⑧ 電流と磁界実験用具Ｂ（直流交流電源装置、二重コイルなど）⑧ 天気の学習用具（天気図用黒板、マグデブルグ半球、排気盤など）⑤ 音の学習用具（オシロスコープ、共鳴おんさ、真空鈴、音速測定実験器、低周波発振器など） ⑤ ⑤ 気象の学習用具（アネロイド気圧計、雨量計、デジタル気圧・高度計、 百葉箱一式、前線モデル説明器、記録温度計など） ⑧ 天体の学習用具Ａ（三球儀、透視天体儀、大型地球儀、 天体望遠鏡、大型透明半球、月の満ち欠け説明器など） 電流と磁界実験用具Ａ（磁化用コイル、演示用コイル、単巻可変変圧器、 モーター原理実験器、強力電磁石、電気回路演示板、電磁力リニアモーター、 超伝導実験セット、誘導コイル、クロス真空計、放電管、クルックス管など） ⑧ 環境の学習用具（透明度板、溶存酸素計、簡易導電率計、残留塩素測定器、 粉塵検知器、酸性雨測定装置、照度計、紫外線強度計、放射線測定器など） ⑤ 第 1分野 第 2分野 機能別分類 例示品名 チェック 中学校教材整備指針 教材整備の目安を番号で例示しています。 一校で４０台顕微鏡があれば、そのうち小学校で５台、中学校では８台は使えないことが判明。 また、21年以上前に整備した顕微鏡が小学校で11台、中学校では９台あり、これも顕微鏡の作動状況が危ぶまれる。 消耗品費予算が足りている 足りない 36.5%63.4% 47.3%53.4% 小学校 中学校 例えば、１年間で1人の児童・生徒が100ｃｃビーカーを一つ割れば、そのクラスの年間消耗品費が無くなる。 設備品総額（重点品目と重点品目以外の計） 理科室にあっても使えない率 ※重点品目 文部科学省が提示されました理科設備基準において、これだけは必ず理科教育を推進する上で、どこの小中学校においても、整備してほしい観察・実験機器。 計量器 実験機械器具 理科設備予算パンフレット 高校 外面 1209 1 11 長さ測定用具 読み取り顕微鏡 高さ測定器 3 微量分注器 体積測定用具 精密電子てんびん精密はかり 113 1 演示用電子式ストップウオッチ 時間測定用具 斜面実験器 力の実験用具 1 デジタル温度計 温度測定用具 講義用検流計精密直流電圧電流計 15 1 1 力学滑走台 運動の実験用具 1 ストロボ装置 1 空中衝突実験器 1 演示用力学的エネルギー保存の法則実験器1 水平すだれ式波動実験器 波動実験用具 1 波動説明器 1 弦定常波実験器 1 演示用水波投影装置 1 生徒用水波投影装置 21 共鳴おんさ 音の実験用具 標準おんさ演示用気柱共鳴装置演示用光学用水そう 1111 光の実験用具 1 分光器 2 レーザー光源装置 11 線スペクトル光源装置 1 大型ナトリウム光源装置 1 ニュートンリング実験器 1 仕事当量実験器 熱エネルギー実験用具 真空ポンプ 11 真空実験用具 排気盤 31 トリチェリー実験装置 1 液体窒素貯蔵容器 気体の性質実験用具 気体分子運動モデル実験器 21 酸化還元電位計 電気測定用具 質量測定用具 品 目 例示品 目安数量 チェック 静電高圧発生装置 電界と電位実験用具 1 平行板コンデンサー実験器 1 すべり抵抗器 電流と磁界実験用具 磁束計変圧器 11 電磁誘導と電磁波実験用具 1 誘導コイル 1 オシロスコープ 21 電磁現象実験器 1 電磁誘導実験器 1 直流交流発電機 1 直流安定化電源装置 21 大型電源装置 電源・電池実験用具 小型電源装置蓄電池クルックス管セット 21212 電子の性質実験用具 電子の比電荷測定装置 11 クロス真空計 1 光電効果実験装置 原子の構成実験用具 プランク定数測定器霧箱 111 携帯用放射線測定器 1 スペクトル管セット 1 放射能検知装置 2 イオンメーター 物質構成の実験用具 1 pH計 物質の性質実験用具 純水製造装置電気泳動装置超伝導実験装置 112132 エバポレーター 1 赤外分光光度計 物質分析の実験用具 薄層クロマトグラフ展開槽PCRセット 1111 教師用顕微鏡 顕微鏡 生徒用顕微鏡教師用双眼実体顕微鏡生徒用双眼実体顕微鏡 528232 鉱物顕微鏡 1 生徒用鉱物顕微鏡 21 デジタル顕微鏡 3 三眼実体顕微鏡 1 顕微鏡映像装置 3 実験機械器具 野外観察調査用具 標  本 模  型 1 微鏡撮影装置アタッチメント 顕微鏡 1 三眼位相差倒立顕微鏡 11 生物実験用オシロスコープ 5 振とう恒温水槽 5 卓上クリーンベンチ 津波発生装置 5 無菌箱 1 大型地球儀 1 大陸移動地球儀 1 1 液状化実験装置 1 天体投影装置 天体観測・学習用具 1 直達日射計 1 透視天体儀 1 生徒用天体望遠鏡 天体望遠鏡 コンピュータ制御天体望遠鏡 111 簡易太陽望遠鏡 11 水銀気圧計 気象観測用具 記録気圧計記録温度計 111 記録湿度計 1 総合気象測定装置 1 デジタルビデオカメラ 実験観察記録用具 ハイスピードデジタルカメラ 61 耐震薬品庫 保管庫 実験用運搬台車フレキシブル教材提示装置 88 教材提示器具 環境学習用具 太陽電池実験器 41 ガラス細工用具一式 教材製作用具 プレパラート作成用具 1 標本製作用具 加熱器具 定温器 11 電気るつぼ炉 1 冷凍冷蔵庫 6 冷凍庫 2 全自動乾燥保管庫 2 プレートテクトニクス実験機 1 日本付近のプレートテクトニクス模型 地球の学習用具 生物生理実験用具 生物培養用具 品 目 例示品 電気定温水そう 6 電気低温定温器 2 小型インキュベータ 2 薬品低温保管庫 2 超音波洗浄器 洗浄器具 自動試験管洗浄器 32 簡易廃液処理装置 薬品処理装置 実験支援器具 電動型遠心分離器乾熱殺菌器オートクレーブ 2311 製氷器 2 パソコン計測インターフェイス 1 簡易型実験計測インターフェイス 44 実験計測用センサーセット 44 自動かきまぜ器 1 簡易ドラフトチャンバー 1 循環式水槽冷却装置 4 人工気象器 1 スポッティングスコープ 11 大型ふるい 2 デジタルクリノメーター 11 示準化石標本 1 アンモナイト進化標本 1 岩石プレパラート 11 植物分類標本 1 無セキツイ動物分類標本 1 岩石密度標本 1 結晶構造組み立てセット 物質構造の模型 植物の模型 減数分裂模型茎の構造模型 2111 カエルの発生順序模型 動物発生の模型 人体の模型 人体解剖模型心臓の構造模型猿人類頭蓋模型 1111 旧人類頭蓋模型 1 新人類頭蓋模型 1 地質構造模型 地形・地質模型 プレートテクトニクス模型 11 日本の活断層模型（地方・地域版） 1

理科観察・実験機器予算が不足しています

2

重点品目すら整備充実が遅れています

1

※４月に文部科学省より発表された高等学校理科設備整備品目です。 ※各例示品の数量は「当協会が推奨する目安の数量」です。 高等学校向け台帳（エクセル版）をご利用ください。（今秋発刊予定）

※重点品目の各観察・実験機器につい

て、本年の調査結果と昨年の調査

結果を比較すると、ほとんど充足度

の進展がありません。

調査した学校の約 30％で、１年間に理科

観察・実験機器を整備する予算がゼロです。

消耗品予算も不足しています。

これでは満足な理科教育ができません。

学習指導要領改訂に伴い、高等学校においては、平成24年4月から新しい学習

指導要領が先行実施となり、新しい理科設備基準が文部科学省から提示されまし

た。この新しい理科教育の目標を円滑に実施するために、理科観察・実験機器の

充実をはじめとして、理科室の環境整備や、十分な理科消耗品費の増額を要求す

ることが大切です。

○今回の調査結果から

文部科学省 高等学校指導要領【理科の目標】

自然の事物・現象に対する関心や探究心を高め、目的意識を持って観察・実験

などを行い、科学的に探究する能力と態度を育てるとともに自然の事物・現象

についての理解を深め、科学的な自然観を育成する。

今 日 本 の 理 科 教 育 が 危 機 で す！！

観察・実験機器をチェックしましょう

社団法人 日本理科教育振興協会 重点品目とは文部科学省が提示した理科設備基準において、全国どこの高等学校においても理科教育を 実施する上で、これだけは必ず整備してほしい理科観察・実験機器 年間理科設備 予算ゼロ校率 23年 22年 28.6% 32.3% 社団法人 日本理科教育振興協会 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-28 昇龍館ビル TEL 03-3294-0715 FAX 03-3294-0716 ホームページ http://www.japse.or.jp 2012.08

理科設備品を保有していますか。数量は不足していませんか。

この表に基づき、現在の備品数をチェックし、未保有または不足している備品は予算要求しましょう。

目安数量 チェック

理科教育を支援する

協力：日本理化学協会 理科設備品充足率 重点品目 重点品目以外 少額設備品 設備品 合計重点品目と重点品目以外の計 13.6% 13.8% 9.5% 21.9% 13.6% 13.8% 9.5% 21.9% 100% 80 60 40 20 0

要 望 活 動 報 告

25 年度理科予算確保のための啓発パンフレット

来年度に向けて、理科教育設備整備予算と消耗品費を軸に、理科教育に関わる予算増額計上を目指して各地に要望活動を展開いたしました。

本年は、各理科教育団体が全国大会を開催された地区を中心に、1道7県、8市を訪問いたしました。

各県・自治体の面談には、関係部署の責任者及び実務者にご対応いただき、本年の調査に基づく啓発パンフを提示して、小中高の理

科教育の現状を説明し、理科教育設備整備予算と消耗品費の予算増額計上を求めました。

8月2日（木）　北海道

8月9日（木）　佐賀県

8月10日（金）　鹿児島県

北海道教育委員会　高橋教育長

学校教育課　河北指導主事

高等教育担当　林係長

学校教育課　長野主査

学校施設課　山之内係長

10月22日（月）　静岡県

10月23日（火）　愛知県

10月23日（火）　岐阜県

学校教育課　田中課長

　　　　　　山下課長補佐

　　　　　　遠藤主席指導主事

学習教育部　岩間部長

高等学校教育課　笹尾課長

教育指導課　中川課長補佐

　　　　　　園部課長補佐

11月6日（火）　神奈川県

そのほかの訪問した自治体

　10月15日（月）　栃木県 　 8月 2日（木）　札幌市

　 8月 9日（木）　佐賀市

　 8月10日（金）　鹿児島市

　10月15日（月）　宇都宮市

　10月22日（月）　静岡市

　10月23日（火）　名古屋市

　10月23日（火）　岐阜市

　11月 6日（火）　横浜市

高校教育企画課　田中課長

高校教育企画課調整グループ　岸リーダー

高校教育企画課調整グループ　逸見主事

理 振 協 会 会 報

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全国小学校理科研究協議会・全国中学校理科教育研究会・日本理化学協会の委託を受け、小中高等学校の観察・実験

機器に関する理科設備関係予算および観察実験機器保有数の調査を実施しました。

調査実施期間　平成24年5月～7月

調査内容　平成24年3月末時点

　　　　　　　　・理科に関する予算…国庫補助金、国庫補助以外金、消耗品費の各予算額と消耗品費の過不足

　　　　　　　　・理科設備基準に準拠した観察・実験機器、および少額設備品の保有台数

　　　　　　　　・小学校・中学校に於いては生物顕微鏡の保有状態および購入年度

1.　調査学校数

学　校

回答校数

小学校

158

中学校

198

高　校

_{（全日170、実業系41、定時制7、特別支援12）}

230

2.　国庫補助予算・・・・理振予算が配当になった学校の割合

学　校 予算のある学校（割合、〔昨年度割合〕） 国庫補助予算平均（万円）

昨年度平均（万円） 増減（万円）

小学校

20.4%　〔37.4%〕

25.5

13.4

+12.1

中学校

34.2%　〔39.0%〕

31.4

41.1

△9.7

高　校

24.0%　〔21.0%〕

43.3

24.7

+18.6

3.　消耗品予算

学　校

一クラスあたり（円）

今年度

昨年度

増減

小学校

14,034

11,500

+2,804

中学校

9,879

10,700

△　821

高　校

14,260

19,000

△4,740

4.　予算配当のない学校・・・理科観察・実験機器購入予算のない学校の割合

（昨年度）

学　校

〔国庫補助金＋国庫補助金以外〕のない学校

〔国庫補助金＋国庫補助金以外＋消耗品費〕のない学校

小学校

43.2%（36.1%）

1校　　0.7%（3.1%）

中学校

34.5%（30.6%）

7校　　3.3%（2.6%）

高　校

28.6%（32.3%）

8校　　5.2%（5.4%）

年間を通じて、理科教育に消耗品費も含め全く予算のつかない学校が小1校、中7校、高８校ありました。

5.　小中学校、顕微鏡保有状況・・・・生物顕微鏡の使用できる、できない台数および購入年度の調査

5-1　小学校

顕微鏡保有台数

総台数

使用できる 使用できない できない率

全体

3,637台

3,206台

431台

11.9%

1校あたり

 24.7台

 21.8台

 2.9台

購入年度

総台数

～ 3年前

4 ～ 20年前 21年前以前

全体

3,660台

738台

1956台

966台

比率

―――

20.1%

53.4%

26.5%

平均すると、一校で所有している顕微鏡のうち一割以上にあたる3台の顕微鏡は使用できないことが判明しました。

21年以上前に整備した顕微鏡が26.5%あり、一校当たり6 ～ 7台は所有しています。

2012 年　小中高　理科充足調査　報告

理 振 協 会 会 報

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5-2　中学校

顕微鏡保有台数

総台数

使用できる 使用できない できない率

全体

6,721台

5,538台

1,183台

17.6%

1校あたり

 31.0台

 25.5台

  6.0台

購入年度

総台数

～ 3年前

4 ～ 20年前 21年前以前

全体

6,854台

1,377台

4,082台

1395台

比率

―――

20.0%

59.6%

20.4%

平均すると、一校で所有している顕微鏡のうち約一割にあたる、約2割近くの6台の顕微鏡は使用できないことが判明

しました。

21年以上前に整備した顕微鏡も2割以上あり、一校当たり6 ～ 7台は所有していることになります。

6.　増えた授業時数をどのようにされているか。

小学校

比率

観察・実験が増えた

85.4%

教科書教室内授業増

11.4%

両方増

 3.2%

増えた授業時数を観察・実験に充てている比率が88.6%

教科書にて教室内授業を増やしている学校も14.6%ある。

中学校

比率

観察・実験が増えた

67.4%

教科書教室内授業増

24.9%

両方増

 7.7%

増えた授業時数を観察・実験に充てている比率が75.1%

教科書にて教室内授業を増やしている学校も約 32% ある

ことが課題となる。

観察・実験機器の保有状況について

詳細は　理振協会ホームページ下記をご覧ください。

　　　　URL　http://www.japse.or.jp/activity/consignment/2012setubiseibihoukoku

詳しくは理振協会ホームページをご覧ください。

URL:http://www.japse.or.jp

（中学校版）の理振台帳と手引書の最新版が近日発刊されます

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平成24年4月23日付け文部科学省初等中等教育局長通知第108号「理科教育設備整備費等補助金交付要綱の改

正等について（通知）」に対応した「理科設備台帳」と「手引書」の最新版（中学校向け・高等学校向け）が、来春

に発刊されます。

（新）学習指導要領の内容に対応した理科実験設備品の充実と備品管理に、全ての学校でご活用ください。（詳

しくはパンフレットをご参照ください。）

理振協会監修

理 振 協 会 会 報

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理 科 研 究 大 会 の ご 報 告

新しい学習指導要領が今年から全面実施となりました。一方、日本社会では、東日本大震災とそれに伴う福島原発事故を境に、

地震、津波などの自然災害や放射能汚染やエネルギーの問題など、科学技術に対する信頼が大きく揺らいでいる状況があります。

そのような中、平成24年8月9日（木）10日（金）の2日間、佐賀県佐賀市で第59回全国中学校理科教育研究会佐賀大会が行わ

れました。

大会には、全国から600名を超える参加者があり、大会実行委員長の夏秋正倫先生をは

じめ佐賀県理科教育研究会の先生方の細やかな心遣いにあふれた素晴らしい大会となりま

した。また、この大会の内容も、これからの理科教育の方向性を参加される先生方や関係

諸機関の皆さんと一緒に考える大切な大会となったと思います。

大会を無事成功裏のうちに終えることができましたのも、日本理科教育振興協会及び関

係諸団体の皆様のご支援とご協力によるものと、心より感謝申し上げます。

第59回全国中学校理科教育研究会佐賀大会を終えて

全国中学校理科教育研究会　会長　

高畠　勇二

平成 24 年度全国理科教育大会・第 83 回日本理化学協会総会北海道大会は、日本生物教

育会第 67 回全国大会と合同で 8 月 2 日から 4 日まで、北海道大学・札幌西高校を会場に開

催されました。大会主題には「新たな未来を拓く理科教育―日常生活や社会との関連―」

を掲げ、新学習指導要領が今年度新入生から適用となった年として記念すべき大会となり

ました。ご支援いただきました文部科学省、北海道教育委員会、理科関係諸団体に厚くお

礼申し上げます。特に、日本理科教育振興協会におかれましては、会長・副会長・理事の

皆様からからご挨拶やご指導をいただきました。心から感謝申し上げます。

平成24年度全国理科教育大会・第83回日本理化学協会総会北海道大会を終えて

日本理化学協会　会長　

大室　文之

11 月 1・2 日、全小理神奈川大会を全国各地から 1,400 名を超える参加を得て、盛大に

充実した内容で開催することができました。初日の理事会で、理科教育への期待と重要

性の高まりを受けて、大会宣言に急遽「理科教育への予算の確保と観察実験アシスタン

トの配置を国に強く要望する」ことを盛り込みました。大久保会長様には、理事会での

ご挨拶で、日頃の理振協会の理科教育の充実に向けた国への働きかけと全小理を支援す

る心強いメッセージをいただきました。全国の理科研究会と連携して、日本の理科教育

の充実・発展に努める決意を新たにする大会になりました。

第45回全国小学校理科研究協議会全国大会・神奈川大会を終えて

全国小学校理科研究協議会　会長　

赤石　保

本年度の全国大会は8月11、12日の2日間、鹿児島大学教育学部を会場にして開催され

ました。今年度本学会は創立60周年を迎え、本年度の学会は創立記念大会でもありました。

創立記念として、「今こそ理科の学力を問う」（東洋館出版社）を刊行し、また、学会にお

いても「理科における学力を考える」と題した記念シンポジウムを行いました。

新学習指導要領の全面実施、学力調査等の状況を受けて、1,000名を超える参加者があり、

理科教育への関心を喚起することができた大会でもありました。来年度の全国大会は北海

道大学を会場として、8月10、11日に開催されます。

最後に、日本理科教育振興協会による本学会への日頃の厚いご支援に対して感謝申し上げます。

日本理科教育学会第62回全国大会を終えて

日本理科教育学会　会長　

森本　信也

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平成 24 年度東日本大震災　支援事業のご報告

昨年度に引き続き、今年度も文部科学省より復興教育支援事業を受託しました。

今年度は仙台市、南相馬市、いわき市の教育委員会を通じて支援校を募集しました。震災の影響により、

体験活動や実験などを制限された小学校は数多くあり、支援を要請する学校への対応にはまだまだ十分では

ありませんが、この事業を継続して取り組んでいくことで、理科を学習すること、観察・実験の楽しさ、大

切さを理解してもらえるように努めています。

学校や児童からたくさんのお手紙、感想文をいただいておりますので掲載します。

平成24年度　復興教育支援事業実施校一覧

実施日

自治体

学校名

学年

 9月 4日 南相馬市

鹿島

小学校

5年生

 9月 4日 南相馬市

鹿島

小学校

6年生

 9月25日 いわき市

平第四

小学校

5年生

 9月25日 いわき市

中央台南

小学校

6年生

 9月26日 いわき市

平第一

小学校

6年生

 9月26日 いわき市

平第五

小学校

6年生

 9月27日 いわき市

平第五

小学校

5年生

10月 2日

仙台市

北仙台

小学校

4年生

10月 2日

仙台市

北仙台

小学校

6年生

10月 3日

仙台市

新田

小学校

4年生

10月16日 いわき市

平第三

小学校

5年生

10月17日

仙台市

松陵西

小学校

4 ～ 6年生

10月17日

仙台市

荒浜

小学校

5年生

10月18日 南相馬市

鹿島

小学校

3年生

10月18日 南相馬市

鹿島

小学校

4年生

10月29日 いわき市

赤井

小学校

3年生

10月29日 いわき市

高久

小学校

5年生

10月30日

石巻市

東浜

小学校

5、6年生

10月30日 いわき市

中央台南

小学校

3年生

10月30日 いわき市

中央台南

小学校

4年生

10月30日 いわき市

中央台南

小学校

5年生

10月31日 いわき市

平第五

小学校

4年生

11月14日

仙台市

長町

小学校

3年生

11月15日

仙台市

長町

小学校

4年生

11月15日 南相馬市

金房

小学校

3年生

11月15日 南相馬市

鳩原

小学校

3年生

11月15日 南相馬市

小高

小学校

3年生

実施日

自治体

学校名

学年

11月15日 南相馬市

金房

小学校

4年生

11月15日 南相馬市

鳩原

小学校

4年生

11月15日 南相馬市

小高

小学校

4年生

11月15日 南相馬市

金房

小学校

5年生

11月15日 南相馬市

鳩原

小学校

5年生

11月15日 南相馬市

小高

小学校

5年生

11月15日 南相馬市

金房

小学校

6年生

11月15日 南相馬市

鳩原

小学校

6年生

11月15日 南相馬市

小高

小学校

6年生

11月20日

仙台市

木町通

小学校

4年生

11月21日

仙台市

南中山

小学校

4年生

11月21日

仙台市

西中田

小学校

5年生

11月22日 いわき市

中央台東

小学校

5年生

11月22日 いわき市

中央台東

小学校

6年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

1年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

2年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

3年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

4年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

5年生

11月26日 南相馬市

太田

小学校

6年生

12月 4日

仙台市

木町通

小学校

5年生

4自治体 23 校 92 校時

児童総数

総校時数

石巻市

1校

2,340

92

いわき市

9校

南相馬市

5校

仙台市

8校

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先生と児童からのお礼の手紙

お礼状抜粋

目の前のビーカーや手回し発電機などに目を輝かせ

ている子どもたちの表情が印象的な時間でした。子

どもたちは「理科」に興味を持ってくれたようです。

理科を好きになりましたという子までいました。

これからも全国各地で、子どもたちに理科の楽しさ

を伝えてください。

児童感想

・理科が大好きになりました。くうきほうや大玉な

ど、おもしろく楽しくせつめいをしてくれたから

好きになりました。

・空気ほう、家で作ってみました。

・三年生の時から「りか」は、一番にがてでした。で

も先生のおかげで好きになれました。

・これからもいろいろな小学生を楽しませて、皆に実

験というすばらしさをあじわってほしいです。

実験に取り組む子供たち

南相馬市

_仙台市

児童からのたくさんのお礼の手紙

石巻市

いわき市

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平成24年度霞が関こども見学デーに理科教材の展示をいたしました

昨年に引き続き8月8日（水）と9日（木）の2日間、文

部科学省第2講堂で「霞が関こども見学デー」が行われ、

環境及びエネルギーについての実験機器を展示いたし

ました。本年は 3,797 名と過去最高の来場者で大盛況で

した。

平成24年度小学校教師のための理科実験セミナーを開催しました

東京地区、関西地区、東海地区ともに「エネルギー」、「粒子」、「生命」、「地球」の分野にて4分野の講座を実施

いたしました。

今年も猛暑の中、多くの先生方にご参加をいただき、新学習指導要領の新単元についての実践的な実験手法（実

技）を体験していただきました。今後の理科実験の糧となると確信しております。

最後になりましたが、お忙しい中、熱心に講師をして頂いた先生方に、感謝とお礼申し上げます。

平成24年度毒物劇物取扱責任者試験受験準備講習会を実施しました

（東京科学機器協会、（社）日本教材備品協会、当協会の3団体共同事業）

昨年と同じ「大妻女子大学」の講

義室にて、7月28日（土）から8月

2日（木）の6日間で開催しました。

今年も猛暑の中、全国より 27 名の

方が、熱心に受講されました。

既に、千葉県で6名、栃木県で2

名、茨城県で1名の合計9名の方が

合格されています。

おめでとうございます。

尚、埼玉県の試験が10月14日（日）

にあり 8 名の方が受験、またそれ

ぞれ地元で受験される方が 4 名い

ます。ご健闘を祈念しております。

事　務　局　報　告

関西地区（第4回）

8月22日（水）36名参加

会場　大阪教育大学付属中高等学校

東京地区（第9回）

8月21日（火）39名参加

会場　東京学芸大学附属高校

東海地区（第2回）

8月22日（水）23日（木）36名参加

会場　愛知教育大学

法規　戸井崎先生

開講式

各論・鑑定　志賀先生

基礎化学　谷川先生

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事務局日誌

7.3.

坂本先生を偲ぶ会



於JAPSE　大久保会長・石崎常務理事

7.4.

千葉県佐倉市小中理科研究会　実験講習会



於西志津小学校　松谷理事・各社

7.6.

栃木県毒物劇物取扱責任者試験申込み



於栃木県庁　松谷理事

7.9.

石井登志郎を育て世につくさせる会



於ザ･ペニンシュラ東京　大久保会長

7.11.

安全・安心＆調査合同委員会



於協会事務所　樋口/笠木委員長以下

7.13.

町村信孝「信友会・朝食会」



於ANAインターコンチネンタルホテル東京　松谷理事

7.19.

鈴木寛・大島九州男先生・事務次官他陳情



於参議院・文部科学省　大久保会長以下

7.19.

鳩山邦夫先生来所挨拶



於協会事務所　石崎常務理事以下

7.24.

田野瀬良太郎「政経フォーラム」

 於ANAインターコンチネンタルホテル東京　石崎常務理事

7.28-8.2. 毒物劇物試験準備講習会開講式/閉講式



於大妻女子大　石崎常務理事以下

8.2.

北海道教育委員会・札幌市教育委員会：理科予算陳情



於北海道庁・札幌市役所　石崎常務理事以下

8.6.

古屋圭司「政経フォーラム」



於ホテルグランドヒル市ヶ谷　石崎常務理事

8.6-

加除出版社と理振台帳＆手引書の制作打合せ



於協会事務所　松谷理事

8.7-9.

「霞が関こども見学デー」搬入/展示/搬出



於文部科学省　松谷理事・各社

8.9.

佐賀県教育庁・佐賀市教育委員会：予算陳情



於佐賀県庁・佐賀市役所　石崎常務理事以下

8.10.

鹿児島県教育庁・鹿児島市教育委員会：理科予算陳情



於鹿児島県庁・鹿児島市役所　石崎常務理事以下

8.21.

小学校教師のための理科実験セミナー東京地区



於東京学芸大学附属高校　大久保会長以下

8.22.

小学校教師のための理科実験セミナー関西地区



於大阪教育大学　大久保会長以下

8.22-23. 小学校教師のための理科実験セミナー東海地区



於愛知教育大学　大久保会長以下

8.30.

民主党理数教育推進議連勉強会発表



於参議院議員会館　大久保会長以下

8.31.

理科教育ルネッサンス

（講演）チェルノブイリ視察報告:全中理会長高畠勇二先生



於アークヒルズクラブ　大久保会長

9.3.

参議院予算委員会大島九州男氏代表質問視聴



於協会事務所　石崎常務理事以下

9.5.

埼玉県毒物劇物取扱責任者試験申込み



於埼玉県庁　松谷理事

9.6-7.

分析科学機器展（JASIS）視察



於幕張メッセ　石崎常務理事・松谷理事

9.5.

塩谷立「モーニングセミナー」



於ホテルルポール麹町　石崎常務理事

9.11.

H25年度概算要求理科関連予算増額挨拶



於文部科学省　石崎常務理事・松谷理事

9.12.

安全・品質＆調査（合同）委員会



於協会事務所　樋口/笠木委員長以下

9.21.

民主党臨時党大会



於ホテルニューオータニ　石崎常務理事以下

9.25.

9月度運営委員会・第318回定例理事会



於東京ガーデンパレス　大久保会長以下

10.13.

毒物劇物試験準備講習会埼玉県受験補講



於東京科学機器協会　松谷理事

10.15.

栃木県教育委員会・宇都宮市教育委員会：理科予算陳情



於栃木県庁・宇都宮市役所　石崎常務理事以下

10.17.

中川秀直「秀政会モーニングセミナー」



於ホテルオークラ東京　松谷理事

10.18.

広報Web委員会（第2回）



於協会事務所　岩瀬委員長以下

10.21.

理数学習新教材教具体験フェア



於静岡科学館る・く・る　石崎常務理事・各社

10.22.

静岡県教育委員会・静岡市教育委員会：理科予算陳情



於静岡県庁・静岡市役所　石崎常務理事以下

10.23.

愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会：理科予算陳情



於愛知県庁・名古屋市役所　石崎常務理事以下

10.23.

岐阜県教育庁・岐阜市教育委員会：理科予算陳情



於岐阜県庁・岐阜市役所　石崎常務理事以下

10.25.

国民の生活が第一「結党記念パーティ」（牧義夫氏）



於ホテルニューオータニ　松谷理事

10.26.

東日本復興教育支援事業実施委員会（第1回）



於協会事務所　石崎常務理事以下

11.6.

神奈川県教育委員会・横浜市教育委員会：理科予算陳情



於神奈川県庁・横浜市役所　石崎常務理事以下

11.20.

安全・品質＆調査（合同）委員会



於協会事務所　樋口委員長/笠木委員長以下

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