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日本人学生の中国留学の促進政策と社会的評価に関する研究 [ PDF

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Academic year: 2021

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1.論文の目次 序章 第 1 節 問題背景と意識 第 2 節 研究目的と先行研究の検討 第 3 節 研究方法 第 1 章 日本人学生の中国留学の動向と現状 第 1 節 世界における留学生の移動 第 2 節 文部科学省が把握した日本人学生の海外留学 第 3 節 日本学生支援機構が把握した日本人学生の海 外留学 第 4 節 日本人学生の中国留学の現状 小結 第 2 章 政府における日本人学生の中国留学の促進 第 1 節 グローバル人材育成から海外留学派遣へ 第 2 節 日本政府における留学生送出しの促進政策 第 3 節 中国政府における留学生受入れの促進政策 小結 第 3 章 大学における日本人学生の中国留学の促進 第 1 節 日中大学間の交流協定の締結 第 2 節 大学の世界展開力強化事業における中国留学 の位置づけ 第 3 節 グローバル人材育成推進事業における中国留 学の位置づけ 小結 第 4 章 日本企業による中国留学の評価 第 1 節 日本企業の海外及び中国への進出状況 第 2 節 日本企業が海外進出の際に重視する国 第 3 節 日本企業による中国留学の評価 小結 第 5 章 日本人学生による中国留学の評価 第 1 節 日本人学生の「内向き志向」論について 第 2 節 日本人の対中イメージと中国留学 第 3 節 日本人学生の海外及び中国留学に関する意識 調査 小結 終章 第 1 節 研究の結果 第 2 節 今後の課題 2.論文の概要 序章 (1)問題背景と意識 海外留学について 2000 年以降、発展途上国の経済成長が留学交流を後押 しし、世界中の留学生数は、近年、増加を続けている。 しかし、世界的な動向に相反する方向を向いているのが 日本である。 OECD の統計に基づく文部科学省の発表によると、日本 人学生の海外留学者数は、2004 年にピークの 8.3 万人に 達したのち、減少傾向に転じ始めた。2012 年に至っても 減少傾向にある。日本人留学生の減少は、国際社会にお ける日本の相対的地位の低下にも影響を及ぼすと懸念さ れる。それゆえ、海外留学生の受入れを重視していた日 本政府は、国際化を進める大学に重点的な投資を行い、 日本人の海外留学者数を倍増させる計画を発布した。こ の政策を受け、大学が積極的に動き始め、多種多様な海 外留学促進プログラムを学生に提供している。また、日 本企業も学生に奨学金を給付したり、海外で企業説明会 を開催したりし、学生を受け入れる体制を整備し始めた。 つまり、現在、産学官が協力して日本人学生を海外留学 させる体制を構築しつつある。 日本と中国の留学交流について 日中両国の双方向的な留学交流は、中国が 1949 年に成 立して以降から、進められてきた。しかし、近年、日中 両国の間に歴史認識問題、領土問題を巡って様々な摩擦 が多発しており、日中関係が冷え込み始めるに従い、日 中両国間の人的往来も従来の双方向の流動から一方向に 移り変わっていった。2014 年、日本に留学中の中国人学 生は 9.4 万を超え、全体の 51.3%に達し、圧倒的な存在 を示している一方で、中国へ留学した日本人学生は 2012 年に 2 万人を超え、最多を記録してからは減少を続け、 2014 年には 1.5 万人まで落ち込んだ。 現在、日本が積極的に日本人学生を海外留学させるこ とを機に、中国へ留学する日本人学生を増やすことがで きるのか。産学官が連携して推進した海外留学において、 日本の産学官は、中国留学をどのように見ているのか、 中国留学の位置づけは何か。また、政府や大学が積極的

日本人学生の中国留学の促進政策と社会的評価に関する研究

キーワード:海外留学,中国留学,留学政策,日本企業,留学意識 所 属 教育システム専攻 氏 名 石 依凡

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に留学派遣の姿勢を示す一方、留学の主体である日本人 学生は、中国留学にどのような意識を持つのか、中国の どの分野に関心を持つのかに疑問をもっている。 (2)研究目的と先行研究の検討 本研究では、日本人学生の海外留学を促進し始めた産 学官の動きに着目し、日本人学生の海外及び中国留学の 動向と現状を整理した上で、米国および東南アジアとの 比較を加えながら、「日本人学生の中国留学を促すプッ シュ要因はどこにあるのか」を解明する。 具体的に言えば、日本政府と大学の海外留学を促進さ せる一連の施策、取組みを分析し、その中における中国 留学促進の位置づけを明確にする。そして、海外進出中 の日本企業の中国留学に対する評価、日本人学生に対す る質問紙調査に基づき、日本人学生の海外留学観及び中 国留学の志向、中国留学の動機と阻害要素、中国に対す る関心分野などを明らかにする。本研究によって、日本 人学生の海外留学の促進の在り方を提示し、中国への留 学をいかに促進するかを提言したい。 先行研究の検討 日本の従来の留学生政策といえば受入ればかりに焦 点が当てられ、日本政府が日本人学生の海外留学を推進 する必要性を感じたのは 2004 年以降である(太田 2014)。 この状況において、日本人学生の海外留学を促進させる ため、「大学の世界展開力強化事業」と「グローバル人材 育成推進事業」が打ち出されている(吉田 2014)。また、 近年の海外留学者の減少をもたらした要因は社会的要因、 教育的要因、経済的要因、個人的要因にまとめられてい る(小林 2011、太田 2014)。 白土(2011)によれば、現在の留学交流は、二国間の 国交樹立を前提として経済交流、文化交流が進展する中 で、自国政府の海外留学を促進する政策、受入れ国政府 の留学生を受け入れる政策;自国の教育機関の海外留学 制度、受入れ国の教育機関の留学生受入れ制度の整備; 強い留学意欲をもつ個人的諸条件による形成されるもの であるとされている。 したがって本研究では、白土(2011)の留学交流の基 本的構造を手本に、政府の政策、教育機関の留学制度、 学生の個人的留学意欲に日本企業の留学評価を加え、4 つの視点から日本人学生の中国留学を捉えたい。 第 1 章 日本人学生の中国留学の動向と現状 第 1 章では、文部科学省の「日本人の海外留学状況」、 JASSO の「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」及 び中国教育部の「全国来華留学生数据統計」を用いて、 近年の日本人学生の海外及び中国留学の動向と現状を整 理した。 文部科学省(2015)の「日本人の海外留学状況」によ ると、日本人の海外留学者数が 2004 年に 8 万 2945 人で ピークを迎えた以降、減少傾向に転じて 2012 年に 6 万 138 人に落ち込んだ。2012 年、留学先として最多だった のは中国であり、初めて米国留学を抜いた。また、この 8 年間の海外留学状況を見たところ、英語圏国家に留学 した学生が全体の留学者に占める割合は低下し、非英語 圏国家への留学が占める割合は増加傾向にあることから、 留学先の多様化傾向が見える。 一方、JASSO(2015)によると、2004 年以降、日本人 学生の海外留学者は連続して増加している。2013 年に協 定等に基づき海外留学をした日本人学生は、4 万 5000 人 に達した。主な留学先については、1 万人を超えた米国 は他国を大きく引き離し、圧倒的に多い。また、この 10 年間の動向を見ると、1 か月未満の短期留学が占める割 合が上昇しており、海外留学の短期志向が強まってきた。 日本人学生の中国留学について、2014 年現在、中国が 受け入れた日本人学生は、1 万 5000 人を超えている。ま た、2000 年以降、悪化と改善が繰り返された日中関係、 リーマンショックの発生など複雑な世界情勢も相まって、 日本人学生の中国留学者数も増減を繰り返している。こ れらの阻害要因は主に「非学歴留学生」に影響している。 中国の学位取得を目指す日本人学生は着実に増えている。 特に修士及び博士「学歴留学生」の増加が目立っている。 第 2 章 政府における日本人学生の中国留学の促進 第 2 章では、日本政府の留学生送出し政策、中国政府 の留学生受入れ政策、奨学金制度、中国政府主催の「中 国留学説明会」から政府レベルにおける中国留学の促進 を分析した。 企業の海外進出に対応でき、将来の日本を支える若者 を育成するには海外留学が有効な手段である。これを見 据えた日本政府は「日本人留学生 12 万人計画」を打ち出 した。一方、中国では、他国との友好関係を強化し、中 国をよく知る、中国に親しむ留学生を育成するため、「留 学生 50 万人計画」が発表された。両国の公的政策では重 点とする送出し国や受入れ国は、明言されていない。 また、外国との交流強化、友好親善を目指す日本政府 は、国費外国人留学生制度を通して、東南アジア出身の 留学生を中心に奨学金を給付している傾向が見られる。 留学生の双方向交流という視点から考えると、日本から の注目を集める東南アジアへの留学派遣も重要な位置に あると考えられる。 一方、中国政府は留学生を呼び込むため、世界各地で

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公的な「中国留学説明会」を開催している。主な開催地 は中国の周辺国、中東の産油国、アフリカに集中してい る傾向が見られる。開催した結果、この 10 年間、上記地 域から中国に留学した学生数の伸び率が全体を遥かに上 回っている。また、中国政府はアジア、アフリカの発展 途上国を中心に中国政府奨学金を積極的に提供し、中国 への留学ルートを構築している。 以上のように、日中両国の政府は留学生派遣、留学生 受入れの促進政策を打ち出したにもかかわらず、日本に おいても中国への留学を積極的に促進する傾向、中国に おいても日本からの留学生を積極的に受け入れる傾向が 見られなかった。 第 3 章 大学における日本人学生の中国留学の促進 第 3 章では、大学における中国留学の促進を明らかに するために、「大学の世界展開力強化事業」と「グローバ ル人材育成推進事業」に採択された諸大学を対象とし、 米国と東南アジア諸国との比較を加えながら、中国留学 の促進(位置づけ)を分析した。 大学の世界展開力強化事業では、中国との留学交流に おいて両国の社会情勢、経済に関わる公共政策、政治分 野 の 交 流 が 多 く 行 わ れ 、 そ れ ぞ れ の 分 野 に 活 躍 し 「Win-Win」をもたらす人材の育成が重視されている。ま た、東アジアを悩ませる大気汚染や持続発展という課題 を環境・エネルギー分野での解決を目指す理工系学科の 交流も盛んである。 米国については、学生を米国に派遣させ、最先端の知 識、研究に実感することで学生の視野を広げ、英語能力 の向上にも資される。東南アジアについては、東南アジ ア社会に抱える諸課題を解決するための交流が多数採択 されている。また、日本と東南アジアとの友好のための 「かけ橋」となる人材育成に力を入れる傾向も見られた。 グローバル人材育成推進事業のうち、中国留学に関す る事業は 2 件ある。愛知大学は、日中の歴史、現在の摩 擦を背景に、中国留学を通して中国と日本の事を理解し、 語学能力、異文化理解力を身につけた、「日本を中国に語 る」学生の育成を目指している。杏林大学は今後も世界 のグローバル化の一方の極をなす中国語圏国家に現地企 業、日本企業、欧米事業が集まり、日中英 3 か国語のト ライリンガル人材の活躍に絶好の場であり、また、国際 協力、国際競争という視点からも中国との関係が非常に 重要だと判断し、日本人学生の中国留学を促進している。 英語中心となる各事業において、中国留学関連の事業 の採択から、日本政府、大学は中国との教育交流を進め ようとする方針がうかがえた。 第 4 章 日本企業による中国留学の評価 第 4 章では、日本企業の海外、中国進出状況を整理し た上で、今後、海外進出の際に重視する投資先、積極的 に採用したい日本人学生の海外留学先などを分析した。 外務省によれば、2014 年、日本企業が海外に設置した 拠点数は 68573 拠点に達した。そのうち、中国に設置さ れた拠点数が 32667 拠点に上り、海外拠点全体の 47.6% を占めており、他国を大きく引き離している。 また、海外進出中の日本企業は、現在及び今後も、最 も重視する進出先を中国としていることが明らかになっ た。一方、中国以外に著しい経済発展を続ける東南アジ アとインドの台頭が目覚ましい。そして、日本人留学生 を採用する日本企業(2014 年)は、「積極的に採用した い学生の留学経験地域」、中国が北米に次ぐ第 2 位である。 以上のように、中国に進出している日本企業数は他国 と比べ、圧倒的に多く、また、今後の海外進出先として も、日本企業は中国を重要な進出先と視している。さら に、日本人留学生を採用する際、日本企業が最も評価す るアジアの留学先は中国であることを考えると、日本企 業の海外進出の増加や日本人留学生の積極的採用は中国 留学を促進する大きな要因の一つであると考えられる。 第 5 章 日本人学生による中国留学の評価 第 5 章では、質問紙調査を通して、日本人学生の海外 及び中国留学の志向と意欲、中国に対する興味関心度を 分析した。 調査の結果によれば、67.1%の日本人学生は海外に関 心を持ち、海外留学に行きたい。海外留学の主な希望理 由は、「視野を広げ、自分を成長させたい」、「海外に興味 ある」、「語学力を高めたい」が挙げられる。一方、約 27% の日本人学生は、海外留学に抵抗感がある。「語学力の不 安」、「海外で学びたいことがない」、「経済的不安」が主 な阻害理由である。また、希望の留学期間は、3 か月未 満の短期留学を最も選択し、海外留学の短期志向をうか がえた。さらに、希望する留学先について、米国とイギ リスは 1 位と 2 位を占め、他国を大きく引き離している。 また、非英語圏国家であるドイツ、フランス、中国に大 きな人数差がなく、英米に次ぐ人気留学先である。 中国留学について、中国留学に行きたいと回答した学 生が 42.4%、行きたくないと回答した学生も 41.1%を占 めていることから、中国留学に対する日本人学生の意欲 は二極化していると言える。留学動機について、「中国と 日本の関係を考えたい」と回答した学生が最も多い。他 にも「中国の文化・社会に興味がある」、「中国語を習得 (高める)したい」が挙げられる。一方、中国留学の阻 害要因は、「中国の悪い環境が心配」、「中国の反日感情 が心配」、「中国語ができない」である。本調査の結果か

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ら見れば、近年、中国に留学する日本人学生の減少の原 因、日本人学生の中国留学を阻害する主な要因は中国側 にあるとみられる。 日本人学生の中国に対する興味関心度について、約 60%の学生が中国の現代社会、現代政治、現代経済に関 する講義を受けたいと回答したことから、学生は古代中 国の歴史、文学より現代中国の事に興味を持っているこ とが分かった。そのため、中国留学に意欲を持つ日本人 学生が 42%にとどまっている一方では、中国に関心を持 っている日本人学生が少なくないといえる。 終章 (1)研究の結果 「日本人学生の中国留学を促進するプッシュ力がどこ にあるのか」を解明するために、本論文は、日中政府、 大学、日本企業、日本人学生という 4 つの視点から分析 を行った。結論として、日本人学生の中国留学を促進す る最も大きな担い手は、日本企業である。そして、中国 留学を推進する力は、日本企業から日本人学生、大学、 日中政府の順に低下していくと考えられる。 また、日本人学生の海外留学状況についても、文部科 学省の統計によれば、日本人の海外留学者数が 2004 年以 降から減少傾向に転じたが、JASSO によれば、日本人学 生の海外留学者数は 2004 年からも増加を続けている。こ の異なった結果をもたらした理由は、2 つの統計におけ る留学生の定義、統計対象の違いにあると考えられる。 したがって、日本人学生の海外留学状況を正確に把握す ることが困難だと考えられる。また、「正規留学」や長期 留学の減少、「非正規留学」や短期留学の増加は近年、日 本人学生の海外留学の動向として捉えられた。 (2)今後の課題 現在、日本政府や企業は東南アジア、インドへの接近 を加速させている。この接近は必ずこれらの地域に親し む人材のニーズの高まりにもつながると考えられる。し かし、東南アジアに関心を持ち、留学に行きたいと考え る学生は少数である。また、インドや資源の面において 日本にとって欠かせない中近東、アフリカを留学先とし て希望する日本人学生は一人もいない状況であることが、 本研究を通じて確認できた。 今の日本人学生の海外志向は、欧米国家及び東アジア にとどまっていることが本研究で明らかになった。「グ ローバル化」、「グローバル人材(育成)」が盛んに呼ばれ る今日、日本人学生のグローバル志向は、限られており、 東南アジア、インドや中近東への留学意欲の喚起が重要 な課題になっていると考えられる。 日本人学生の中国留学の促進について、本研究では、 中国は日本人学生の主な留学先の一つとして位置づけら れている。また、中国留学志向が二極化していることが 明らかになった。よって、日本人学生の中国留学の促進 に向けて、提言したい点が以下の 2 点である。 (1)中国留学の阻害要因を弱め、留学の拡大を促す 本研究で実施した調査の結果によれば、日本人学生の 中国留学を阻害する主な要因は「中国の悪い環境が心配」、 「中国の反日感情が心配」である。特に、中国の大気汚 染が学生の中国留学を断念させる最も大きな要因になっ ている。よって、今後、日本人学生の中国留学を拡大す るためには、中国政府が全力を挙げて環境問題を解決す ることが望ましい。 一方、「中国の反日感情」について、現在、日本人は 中国に関する情報の獲得や理解がメディアによる部分が 大きいと考えられる。筆者は、日本に留学をしており、 自らの経験上、メディアが報道している相手国の情報は、 全て正しいとは言えない。相手国に行ったことのない学 生は、メディアの報道に惑われやすく、最終的には、中 国留学をやめてしまっている。したがって、今後、メデ ィアリテラシーの育成を行う教育が必要になってくると 考えられる一方、中国国民の冷静な対日感情は、中国留 学の拡大にプラスの影響を与えるであろう。 (2)学生の関心に合わせた中国留学プログラムの開発 中国留学に意欲を持つ日本人学生に中国留学の希望 動機を尋ねたところ、「中国と日本の関係を考えたい」、 「中国の文化・社会に興味がある」が主な理由として挙 げられた。また、日本人学生は中国古代の歴史、文学よ りも現代中国の政治、経済、社会に関心を持っている点 から、中国の現代社会、政治を学ぶ、日中関係を考える 内容を加える短期留学プログラムは、日本人学生のニー ズに合わせるものであると考えられる。しかし、現在の 中国留学プログラムは、短期の語学留学と専門知識を深 める長期の交換留学が主流である。中国留学の拡大のた めには、日中大学間交流協定を活用し、学生のニーズに 合わせた新たな「体験型」留学プログラムの開発が必要 であると考えられる。 3.主要参考文献 太田浩、工藤和宏、上別府隆男『日韓大学国際化と留学 生政策の展開』、2014 年 白土悟『現代中国の留学政策―国家発展戦略モデルの分 析』九州大学出版会、2011 年 横田雅弘、小林明『大学の国際化と日本人学生の国際志 向性』学文社、2013 年 吉田文「『グローバル人材の育成』と日本の大学教育」『教 育学研究』第 81 巻第 2 号、2014 年

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