Title
分子生物学的手法を用いた甲状腺ホルモンに対する自己免
疫機序の解明( はしがき )
Author(s)
坂田, 茂樹
Report No.
平成4年度-平成5年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C)
課題番号04671467) 研究成果報告書
Issue Date
1993
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/119
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はしかき サイログロブリン(Tg)はヒトでの自己免疫性甲状腺炎を引き起こしうる生体高分子であると同時 に甲状腺ホルモンのプロホルモンでもある。Tgには甲状腺ホルモン合成に関与する主要な Tyrosine(hormonogenic site)か4個存在することが知られている。近年これらの hormonogenic siteが実験的甲状腺炎を引き起こし得る抗原決定基(epitope)であるとの 報告がなされている。更に、この箇所は自己免疫性甲状腺疾患患者に見いだされる抗甲状腺 ホルモン自己抗体の抗原と考えられており免疫学的、或は臨床的意義の深い箇所と考えられ る。本研究で、我々はhormonogenic tyrosineを含んだ箇所をへ●フ'タイト■合成し、①