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交 感神 經 の 作 用 機 序 に 關 す る 研 究

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(1)1116. 中. 交 感神. 根. 喬. 經 の 作 用 機 序 に 關 す る研 究 第. 四. 編. 諸 種 臟 器 抽 出 液 のAcetylcholine分 Adrenaline及. び 共 の 他2,3の. 解 作 用 に及 ぼす 薬 物 の影響. 岡山大 学医学部 生理 学教室(主 任 林 中. 根. 香苗 教授). 喬. 〔昭和27年4月15日. 受稿 〕. 成 を 促 が し,Adrenaline或 Ⅰ. 序. 論. のAcetylcholineの. 第 三 編 に 述 べ た 様 にAdrenaline及 tylcholineの. びAce. 心 筋及 び滑 平 筋に 対 す る 作 用を. 検 べ て 得 た 成 績 か ら,Nachmasohn1)及 Burn2)等. 進 さ し,全. の 考 え を 発 展 さ し て,之. に はAcetylcholineの. 等 筋 の 内部. 合 成及 び分 解 が 交 互 に. 繰 り返 え さ れ て 起 つ て 居 り,之. が 自動 運 動 の. 原 因 と な つ て い る の で は あ る ま い か.そ 外 方 よ り 用 い たAcetylcholine或 経 の 作 用 は,こ. び. して. は副 交 感神. の 筋 肉 のAcetylcholineの. 合. は交感 神経 は 筋肉. 合成 及 び 分 解 の 反 応 を 促. 体 的 に はAcetylcholineの. 少 さ す 事 に よ つ て,そ. 量 を減. の 作 用 を 現 わ す も ので. は あ る ま い か と い ふ 考 え を 抱 くに 至 つ た. 心 筋 等 に 対 す るAcetylcholine或. は副 交 感. 神 経 が そ の 運 動 を 抑 制 し乃 至 は 弛 緩 す る の は,. 之等 の筋肉ににその筋ρ收縮に とつて比較的 多 量 のAcetylcholineが こ のAcetylcholineの つ て 收 縮 を 弱 め,弛. 平 常 含 ま れ て 居 り, 量 を更 に高 め る事 は却 緩 さ せ る様 に な る に 因 る.

(2) 交感神経 の作用機序 に関す る研究 の で あ ろ う.Adrenalineが. 添 加 さ れ た り,或. 1117. 〜2c .c.に2Mの. 塩 酸 ヒ ド ロキ シル ア ミン. は 交 感 神 経 が 剌 戟 さ れ る と こ の 筋 内 のAce. 1cc.,3,5M苛. tylcholine合. 3分 間 室 温 に 放 置 後,約10.6倍. 成 及 び 分 解 の 反 応 が 促 進 さ れ,. Aoetylcholine量 の 結 某,收. を 全 体 と し て 減 少 さ せ る.其. 縮 し 易 くな り,運. 收 縮 を 強 め る.之 lineが. 増 し,收. 色 計 に て,Filter. 縮 さ す 組 織 で は,. 比 色 の 対 照 と し て はAcetylcholineの. 加 は り,或. は副 交 感神経. 肉 のAcetylcholineの. 縮 を 強 め,斯. 量 が. 肉 のAcetyl. AdrenalineはRone. び 其 の 他2,3の. 薬物. 種 臟 器 のCholinesteraseのAcetylcholine. 驗. A. 1). 転10分. の 上 清 液 を 採 つ た.血 後Tyrode氏. 含 む). 織1grに. 影響 及 び 第1表. 量 が 加 え,ぬ も の に 比 し,減. 実 施 方 法;上. 解 作 用 を 促 進 さ せ る様 に 思 わ れ る.. 動 物 に よ り個 体 差 が あ る 様 で,一. 般 にCholi‑. 対 し. 間 遠 心 沈 澱 し,そ 清分離. に 稀 釈 した も の を 用. 記 組 織 抽 出 液1c.c.に. 濃 度 のAcetylcholine(Roche)液1c.c.,燐 緩 衝 液1c.c.及 物 溶 液(対 か,或. びAdrenaline又. は 其 の 他 の薬 加え る. は 組 織 液1cc.にAcetylcholine燐. 衝 溶 液1c.c.を 物1滴(40滴. 液 を 適 当 時 間38℃. は2滴. Tyrode氏. の被検 薬 を加 え た混合. に 加 温 し た 後,こ. 液 中 に 残 存 せ るAcetylcholineを 較 し た.更. 酸緩. 加 え,Adrenaline等 が1c.c.)又. 一定 酸. 照 と し て は 蒸 溜 水)1c.c.を. の混合. 定 量 し て比. に 対 照 と し て 組 織 抽 出 液 の 代 りに 液 を 用 い て,同. 様 操 作 し た もの を 第1図.. 用 い た.. 海 〓 小 腸Cholinesterase(ChE)の. Acetylcholine(Ach)分. C.. Acetylcholine定. Hesterin氏. 量 法;宮. 崎 氏 等3)の. 変 法 に 従 つ て 定 量 し た.被. 検 液1. naline(Adr)の Ach濃. 少 し. 海 〓 小 腸 のAcetyl. い た. B.. に. 加 え た も の は,Acetyl. 夜 氷 室 内に放. 清 に 就 て は,血. 液 に て2倍. Adrenalineの. 成 績. て 居 る様 で,Adrenalineは. 織 を よ く洗 つ た 細 砂 と. 加 え,一. 験. 海 〓 小 腸 抽 出 液;第1図. cholineの. 方 法. 共 に 乳 鉢 に て よ く 擦 り 潰 し,組. 置 し た 後,3000廻. 1%を. 溶 液 と した も の を 元 液 と し て 用. Ⅲ. 實. choline分 組 織 抽 出 液;組. Tyrode液2〜5cc.を. 結 晶Adre. 液(1NHCl. 示 す 如 くAdrenalineを. 分 解 作 用 に 及 ぼ す 影 響 の 有 無 を 検 べ た.. A.. Poulenc製. い た.. 緩 さ せ る も の で は あ る ま い か.. Ⅱ. 實. 代 りに. 量 を 減 少 さ せ る 為,. そ こ でAdrenaline及 が,各. 用 い て 比 色 定 量 し た.. た も の を 用 い た.. 筋 の 收 縮 を 惹 き 起 す に 不 充 分 とな るた め 運 動 を 抑 制 し,弛. S 52を. 比. を 用 い た もの に つい て 同 様 操 作 し. に て1000倍. 合 成 及 び 分 解 の 速 度 を 増 す が,全. 体 と し てAcetylcholineの. Tyrode液. 液1c.c,. 過 し た 濾 液 に 就 てPulflich氏. nalineをTyrode氏. 様 な 組 織 へAdrenaline. 或 は 交 感 神 経 が 作 用 す れ ば,筋 cholineの. 硫 酸0.37M溶. 腸 等Acetylcho. 量 が 比 較 的 に 少 く,之. にAcetylcholineが. 稀 硫 酸1c.c.. を 加 え,濾. そ の 運 動 を 促 進 し,收. が 作 用 す れ ば,筋. 塩 化 第 二 鉄 のN/10稀. 合 液 を 加 え,. 動 を 促 進 さ し,. に 反 し,小. 平 常Acetylcholineの. 性 ソ ー ダ1c.c.混. 度0.05. 解 作 用 に 及 ぼ すAdre 影 響. M.. Adr濃. 度1:8x10..

(3) 1118. 中. 第1表. 根. 喬. 海 〓 小 腸Cholinesterase(ChE)のAcetylcholine(ACh)分 Adrenaline(Adr)の. 影 響.Achの. し も厳 密 な も の と し な か つ た.組 る.数. 値 は 残 余Achの. で あ る.Adrを. 解 作 用 に及 ぼす. 濃 度 は 比 較 を 目 的 と した の で 絶 対 量 は 必 ず 織 抽 出 液‑被. 濃 度 と比 例 す る.数. 検 液 混 合 液 に 於 け る濃 度 で あ. 値 の 大 な も の 程Achの. 加 え た も の は 加 え ぬ 対 照 に 比 し,残. 余Achの. 濃 度 が大. 量 が 少 く,Ach. の 分 解 が 促 進 さ れ て い る.. nestenaseの. 働 きが強 い もので は 比 較 的 に よ. くAdrenalineの. 影 響 が 見 ら れ る 様 で あ る が,. Cholinesteraseの. 作 用 の 弱い もので は 明 瞭 な. 差 が 認 め 難 い 様 で あ つ た. 2). 海 〓 心 臟 抽 出 液;海. 〓心 臟 抽 出液の. Acetylcholine分 解 能 は,海 〓 小 腸 の そ れ に比.

(4) 交感神経 の作用機序 に関す る研究 し,非. 常 に 弱 く,Adrenalineの. 瞭 に 現 わ れ な か つ た が,第2表 Adrenalineは. 第2表. 3). 影 響 が 余 り明. Acetylcholine分. に 示 す 如 く,. あ る.(第2表). 海 〓 心 臟 抽 出 液 のAch分. 解 作 用 た及 ぼ すAdr.の. ぬ も の に比 し残 余Achの. 量 が 少 く,Achの. 血 清 のAcetylcholine分. 解. 作 用 に 対 し て は 予 期 に 反 し,Adrenalineは. 抑. 第3表. Ephedrineの. EphedrineはAdrenalineが. 分 解 が 促 進 され た事 を 示 し て い る.. 解. 影響. に 及 ぼ すAdrenalineの. 用 を 現 わ す と の 説4)が. 影 響.. あ る の でEphedrine. (塩 酸 エ フ ェ ド リ ン 大 日 本 製 薬)の. よ る 分 解 を 防 く と 同 様 に, Phenolaseに. 加 えた方 が加 え. 分 解 を 抑 制 し て い る.. 海 小 腸 抽 出 液;EseriseがAcetylcholine. のCholinesteraseに. 影 響: Adt.を. 制 す る も の の様 で あ つ た.(第3表). 人 血 清CholinesteraseのAcetylcholine分 AdrenalineはAcetyecholineの. 1). 解 作 用 を 促進 す る ものの様 で. こ の 臟 器 のCholinesteraseの. 人 血 清;人. B.. 1119. よ. つて酸化分解 され るのを防 ぐ事に よつて,作. べ た.最. 初Adrenalineと. 影 響 を検. 共に用いた所 予 期. に 反 し,Acetylcholineの. 分解 を却 つ て抑制 す. る 様 で あ つ た.(第2図. 及 第3図).そ. こで.

(5) 1120. 中. 根. 喬. 第3図. 第2図. line分. 解 に 及 ぼ すAdrenaline及. rine(Ephed)の Ach濃 Ephed.濃 Adr.及 しAchの. Ephedrineの 及 び 第4表. rineの. 影 響.. Ach濃. 度0.025M.. びEphed. Adr.溝. 度1:4×105. A:対. 度1:4×104 びEphed.を. Adr.1:4×105. 照.B:. み の 影 響 を 検 べ て 見 た 所 第3図 分解. 2). Adrenalineを. Ephedrineを. naline及. 分 解 が 少 い.. Ephed.. 加 え た もの. 加 え た も. びEphedrineを. 海 〓 肺 臟 抽 出 液;し. の.D:. Adre. 加 え た も の.. か しEphedrineは. 多 くの 滑 平 筋 に 対 し交 感 神 経 剌 戟 作 用 で は な く,直 接 筋 に 作 用 し て收 縮 を 起 させ る事 が 知. 海 〓 小 腸CholinesteraseのAcetylcholine分 Ephed.添. C.:. 加 え た も の は 対 照 に 比. に 示 す 如 くAcetylcholineの. びEphod. 1:4×104. を 抑 制 す る 様 で あ つ た. 第4表. 解 に 及 ぼ すAdrenaline及. 影 響.. 度.0.025M,. 海 〓 小 腸CholinestraseのAcetylcho. line分. 海 〓 小 腸CholinestraseのAcetylcho. 加 に よ りAchの. 解 に 及 ぼ すEphedrineの. 分 解 が 抑 制 さ れ て い る.. 影 響..

(6) 交 感神経 の作用機序 に関す る研究. られ て い るの で,Ephedrineが. 弛 緩 作 用 を現. 1121. す 如 く こ の 抽 出 液 のAcetylcholine分. 解能は. わ す 気 管 枝 に 就 い て 検 べ て見 た い と 思 い,海. Ephedrineに. 〓 の 肺臟 を 気 管 枝 と共 に 取 り こ の 抽 出 液 に 就. こ の 抽 出 液 は 肺 臟 の 組 織 を 含 ん で 居 る の で,. い てEphedrineの. 気 管 枝 の も の と は 異 る も の か も 知 れ な い.. 第5表. 影 響 を 検 べ た.第5表. に示. 海 〓 肺 臟CholinesteraseのAcetylcholine分. 解 に 及 ぼ すEphedrine及. の 影 響.EphedrineもAtropineも. 3). 人 血 清:. 第6表. 1) ser6)等. 解 に 及 ぼ すEphedrineの. 添 加 に よ りAcetylcholineの. 酸 ア ト ロ ピ ン‑大. 日本 製. 影 響.. 影 響.. 分 解 が 促 進 さ れ て い る.. 2). 海 〓 肺 臟 抽 出 液;Ephedrineと. 〓 肺 臟 抽 出 液 のAcetyleholine分. 海 〓 小 腸 抽 出 液;Ammon5)及 は,Atropineが. 分 解 を 抑 制 し て い る.. つ て い る も の ゝ様 で あ る.(第6表). 人 血 清CholinesteraseのAcetylcholine分. Atropine(硫 薬)の. 解. びAtropine. 促 進 作 用 を持. Ephedrineの. C.. 共 にAcetylcholineの. 人 血 清 のAcetylcholine分. 作 用 に 対 し て は,Ephedrineは. よ り抑 制 さ れ る も の ゝ様 で あ る.. 人,家. CholinesteraseのAcetylcholine分 制 す る と報 告 し て い る が,海. びKee 兎 等 の血 清 解 作 用 を抑. ぼ す 影 響 を 検 べ た.第5表 ×103の lineの. 濃 度 で はEphedrineと. 共 に海 解作 用に 及. に 示 す 如 く,1:4 同 様Acetylcho. 分 解 を 抑 制 す る 様 で あ る.. 〓 小 腸Choline. stersseの 作 用 も1:4×103の. 濃 度 の時 は抑. 制 す る様 で あ る.1:4×104の. 濃 度 で はそ の. 影 響 は 認 め ら れ な い 様 で あ る.(第7表). Ⅳ.. 小 腸 及 び 肺臟 滑 平 筋 に封 す る Ephedrine及. Ephedrine及. びAtropineの. びAtropineは. 作用. 何れ も海 〓 小.

(7) 1122. 中. 第7表. 根. 喬. 海 〓 小 腸CholinesteeeseのAcetylchorine分 Atropineの. 濃 度1:4×103の. 解 に 及 ぼ すAtropineの. 時 はAcetylcholineの. 影 響.. 分 解 を 抑 制 す る.1:4×104. の 時 は 殆 ど 著 変 を 見 な か つ た.. 腸 及 び 肺 臟 のCholinesteraseのAcetylcholine. 異 な り,夫. 分 解 を 抑 制 す る 様 で あ る の で,之. 收 縮 作 用 を 現 わ す 事 が 認 め ら れ た.(第4図,. 対 す るEphedrine及. 等 の組 織に. びAtropineの. 作 用を検. 々1:105,1:2×104の. 濃 度で. 第5図). べ た. A.. 実 験 方 法.Magnus氏. 法 に従 つ て 海 〓. 及 び 殿 様 蛙 の 小 腸 及 び 肺 臟 切 片 をTyrode氏 液 又 はRinger氏. 液 約20cc.を. 吊 し,Ephedrine(塩 本 製 薬)及. 酸 エ フ ェ ド リン ー 大 日. びAtropine(硫. 日 本 製 薬)の. 容 れ た管 内に. 酸 ア トロ ビ ン ー 大. 作 用 を 検 べ た.Tyrode氏. 液 又. はRinger氏. 液 に は 空 気 を送 つ て酸 素 の 欠乏. を 防 ぎ,海. 〓 組織 で は 管 を 恒 温 槽 に 浸 げ て. Tyrode氏 B.. 液 の 温 度 を38℃. 前 後 に 保 た せ た.. 実 験 成 績Ephedrine及. びAtropineは. 之 等 組 織 に 対 し何 れ も交 感 神 経 剌 戟 作 用 と は. 第5図.. 殿 様 蛙 肺 臟(上)及. ぼ すAtropineの. び 小 腸(下)に. 作 用.Magnus氏. 法:. 及 浴. 槽 内Ringer氏 液 の 量 約20cc,1:2×104の Atropineは 促 進 作 用 を 表 わ す. 第4図.. 海 〓 小 腸(A)及. Ephedrineの. 作 用:. 浴 槽 内 のTyrode氏 1:2×105肺. び 肺 臟(B)に Magnus氏. 液 の 量 約20cc.小. 臟 で は1:105のEphedrineの. 進 作 用 を 示 す.. 対 す る. 法 に よ る.. C.. 結 論. 成 書 に も 記 載 さ れ て い る 如 く,. 腸で は 促. こ の 程 度 の 濃 度 のEphedrine及. びAtropfne. は 之 等 動 物 の 小 腸 及 び 肺 臟 に 対 し て はAdre‑.

(8) 交惑神経 の作用機序 に関す る研究. 1123. nalineの 作 用 と は 異 つ て 收 縮 を 起 さ せ る 様 で. はAdrenalineの. あ る.こ. に 作 用 す る 薬 物 も 筋 内 のAcetylcholine合. の 事 実 か ら,之. 等薬 物 が海〓 小腸 及. び 肺 臟 抽 出 液 のAcetylcholine分 Adrenalineと. 成. 及 び 分 解 に 影 響 す る事 に よ つ て そ の作 用 を 現. は逆 た 抑 制 す る事 は 前 述 の理 論. わ す も の で は あ る ま い か と い う考 え の 根 拠 と な り う る も の と 思 わ れ る.事 Mnscarine,. Ⅴ. 考 Cholinesteraseに. 察. は 幾 つ か の 性 質 を異 に す み を分解. 分 解 す る 非 特 異 性(或. ば 仮 性)Cholinesteraseに. 大 別 さ れ て い る が,. 特 異 性 及 び 非 特 異 性 のCholinesteraseに 質 を 異 に す る も の が あ り,動. も性. 物 の種 類 に よ り. 器 の種 類 に よつ て そ の 内 に 含 ま れ て い. るCholinesteraseの. 実Pilocarpine,. Histamne,. 性 質 が 異 る 様 で あ る.各. 用 を 抑 制 す る 事 はAmmon5)の 又Keeser6)はAdrenalineと. 同 様 の作 用 の あ 作 用 を 促進. す る 事 を 報 告 し て い る. Ephedrineは. 気 管 枝 に 対 し て はAdrenaline. 同 様 に 弛 緩 さ せ る が,之. は或 は 気管 枝 中 に含. ま れ るCholinesteraseに. 対 し て はEphedrine. が 促進作 用を持 つ てい るの に 由 るので は なか ろ うか と 思 わ れ る が,遂. に この 点 に就 い て は. 確 か め る 事 が 出 来 な か つ た.唯. esteraseの. Cholinesteraseに. 種 薬 物 に よ り,又. 基質. 対 し て は,そ. だ,人. の血 清. のAcetylcholine. の 濃 度 に よ つ て も異 つ た 影 響 を 受 け る 様 で あ. 分 解 作 用 を 促 進 さ せ る 様 に 見 え た.こ. る1).従. 気 管 枝Cholinesteraseに. つ て,CholinesteraseのAcetylcholine. 作. 報 告 が あ り,. 組 織 に よ つ て そ の 中 に 含 ま れ て い るCholin 作 用 は,各. Atropine. が 何 れ もCholinesteraseの. るSympatholがCholinesteraseの. は 真 性)CholinesteraseとCho. linester以 外 のesterも. Ergotamine,. 及 びQuinine等. る も の が あ る ら し く,Cholinesterの. 又,臟. の 自 律 神経 系. 解 作 用を. に一 致 す る事 を 示 し て い る.. す る特 異 性(或. み な ら ず,他. め事 は. 対 しそ の 作 用 を 促 進. 分 解作 用 に 及 ぼ す 各 種 薬 物 の影 響 を 検 べ る際. させ る もの か も知 れ な い との 想 像 を 可 能 に す. に は,種. る も の と 思 わ れ る.. 度,被. 々の動 物 の各 組 織 に就 い て基 質 の濃. 検 薬 物 の 濃 度,各. 溶 液 のPH等. 種 イオ ンの影 響及 び. で あ る が,之. に 就 い て検 べ る 必 要 が あ る様 等 の 詳 細 な 検 索 は 今 後 に 讓 り,. 今 日 は 唯 だ,Adrenaline等 Cholinesteraseに. が2,3の. 臟器 の. 対 し て 影 響 を 及 ぼ し得 る も. の か ど う か を 検 べ た. Adrenahneは. る 様 で あ る.こ. 消 化 管,肺. 臟 等 の滑 平 筋 を收 縮. さ す も の ゝ様 で あ る が,之. 解 作 用 を 促 進 させ. の 事 はAdrenalineが. 心 臟 及. び 滑 平筋 の 自 働 運 動 の 原 因 で は あ る ま い か と 思 わ れ る 筋 内 のAcetyicholineの. 合成 及 び分 解. の 変 化 を 促 進 さ し,Acetylcholineの. 量 を減 少. させ る事 に よつ て そ の作 用 を現 わ す も の で は. はAcetylcholineの. 作 用 を 阻 止 す る 為 と し て は 説 明 出 来 な い. Atropinが. 之 等 臟 器 のCholinesteraseの. cholineの る 点 は,単. だ,AtropinがAcetyl. 作 用 を 阻止 す る 作 用 を も 持 っ てい にCholinesteraseに. 対 す る影 響 の. み で は 説 明 出 来 な い 様 で あ る. 第 三 編 に も述 べ た 通 り,Nachmansohn等 言 う如 く,Acetylcholineは. 塩 で 類 脂 体 に 溶 解 し 難 く,細 し難 い も の と 思 わ れ る.心. 胞 の内部 に滲透. 筋及 び滑 平 筋に外. 部 よ り作 用 さ し たAcetylcholineは. り得 る も の と 思 わ れ る.. 合 部 に 作 用 し て 内 部 のAcetylcholineの. 用 と は 異 な り,海. 〓 の 小 腸,肺. は交 感神 経 の作 臟等 の滑 平筋. の. 第 四 ア ムモ ニウ ム. あ る ま い か と の 私 の 考 え の 一 つ の 裏 付 け とな. EphedrineはAdrenaline或. 作 用. を 抑 制 す る 事 に 由 る も の と し て よ く説 明 し う る も の と 思 わ れ る.唯. 海 〓 の 小 腸 及 び 心 臟Cholin. esteraseのAcetylcholine分. Atropinは. 神 経 筋接 合 成. を 促 が す も の で は あ る ま い か と 思 わ れ る, Atropineは. こ の 外 部 か ら のAcetylcholineが. に 対 し て 收 縮 作 用 を 持 つ て い る も の ゝ様 で あ. 神 経 筋 接 合部 に 作 用 す る 所 を 阻 止 し てAcetyl. る が,海. cholineの 作 用 を 無 数 な ら し め る も の で あ る ま. 〓 小 腸 及 び 肺 臟Cholinesteraseの. Acetylcholine分. 解 作 用 を 抑 制 し た.こ. の事 実. い か と 思 は れ る.他. 方Atropineは. アル カ ロイ.

(9) 1124. 中. 根. 喬. ドに 属 し 組 織 の 内 部 に ま で 浸 入 し う る も の と. 合 成 及 び 分 解 の 反 応 を 促 進 さ し,Aeetyhcho. 思 わ れ る.組. lineの. 織 細 胞 内 に 入 つ た 此 のAtropine. はCholinesterase(或. はCholinacetylaseに. も). 量 を 減 少 せ しめ る事 に よ つ て そ の作 用. を 現 わ す と 考 え る の で あ る.心. 筋 等Adrena. の作 用 に影 響 を灰 ぼ して組 織 の收縮 を起 させ. lineが 運 動 を 促 進 す る 組 織 に 対 し て は,筋. る 直 接 作 用 を 持 つ て い る も の で は あ る ま い か.. の 過 剰 のAcetylcholineの. そ し てAdrenaline,. は 却 つ て 筋 の 收 縮 を 良 好 な ら し め,又. Histamine等. Ephedrine,. Pilocarpine,. は 組織 細 胞 内部 に浸 入 して組 織. 内 部 のAcetylcholineの す る 為Atropineの. 合 成 及 び分 解 に影 響 影響 を 受 け な い もので は. な い か と 思 わ れ る.Adrenalineを Phenolaseが. 分 解 す る. 諸 組 織 内 に 広 く含 ま れ て い る 事. はAdrenalineが. 組 織 細 胞 内 に まで 入 り う る. 事 を 暗 示 し て い る も の で あ ろ う. Adrenalineは tylcholine分. の 事 は 臟 器 に よ つ て は,. そ の 中 のCholinesteraseに. 対 し. て 違 つ た 影 響 を す る 事 が 想 像 さ れ.又Cannon 等 のSpmpathin説 Heirman等 lase等. の 如 く,或. のAdrenoxine説. び. の 如 く,Pheno. の 酵 素 に よ つ て 変 化 を 受 け たAdrena. lineがCholinesteraseに. く し てAdrenaline. の臟 器 滑 平 筋 に 対 し て は 抑. 制 的 に な る も の か も 知 れ な い と 思 わ れ る. 以 上 の 実 験 成 績 は,第 は 滑 平 筋 自 働 運 動,及 choline又. Acetylcholineの. よ り筋 内 の. 量 が 減 少 し收 縮 を 起 す に 不 充. 分 と な る 為 運 動 が 抑 制 さ れ,弛. 緩 を生ず るも. の で あ ろ う と 考 え る の で あ る.. 質 的 及 び 量 的 関 係,基. び 之 に 対 す るAcetyl. 条 件,又Adrenalineを Adrenalineの. 変 化 させ る酵 素 及 び. 変 化 を 防 ぐ物 質 等 の 存 在 に ょっ. 臟 器 のCholinesterase或. はCholinace. tylaseに. 対 す るAdrenalineの. 影 響に相違が. あ り,之. れ がAdrenaline或. は交 感 神 経 の滑. 謂Adrenalineの. 近 年Nor‑Adrenaline等. のAdrenalineと. 研 究 が 盛 ん に な り,殊 にAhlquist11). 及 びLands12)の. 研 究 は この 方 面 に 興 味 深 い. 問 題 を 提 出 し て 居 り,交 は. 感神 経 の作 用様式 の. 変 化 に 新 しい 解 決 の 途 を 示 し て い る様 に 思 等 諸 種Aminesは,ま. る も の と 思 わ れ る.即. Cholinesterase或. はCholinacetylaseに. 筋或 は滑 平 筋 の. た, 及 ぼす. 自 働 運 動 は 筋 内 に 繰 り返 え し て 起 つ て い る. 影 響 に 夫 々 相 違 が あ る 為 に,各. Acetylcholineの. 合 成 及 び分解 が原 因 となつ て. 異 に す る も の で あ る か も 知 れ な い.. 起 き て い る.そ. し て 之 等 組 織 に 対 す るAcetyl 總. は 副 交 感 神 経 の 作 用 は 筋 内 のAce. tylcholineの. 合 成 を 促 が す 事 に よ つ て 起 る.. 心 筋 等Acetylcholine或. は 副交感 神 経 が 運 動. を 抑 制 す る 組 織 に は,Acetylcholineが. その 筋. の 收 縮 に 必 要 な 量 よ り以 上 に 平 常 含 ま れ て い る 為 こ の 筋 内Acetylcholineの. 量 を 更 に高 め る. 1) Adrenalineは. 括 海 〓 心 臟 及 び 小 腸 のCho. linesteraseのAcetylcholine分 さ せ る.之. 々そ の性質 を. に 反 し,人. 解作 用 を促進. 血 清 のCholinesterase. の 作 用 は 抑 制 す る 様 で あ る. 2). EPhedrine及. びAtropineは. 事 は 却 つ て 收 縮 を 弱 め 弛 緩 さ ぜ る.又Adre. び 肺 臟 のCholinesteraseのAcetylcholine分. naline或. 作 用 を 抑 制 す る様 で あ る.. は 交 感 部 神 経 は 筋 内Acetylcholineの. 近. 似 し た 化 学 構 造 を 持 つSympathomimetic. わ れ る.が,之. choline或. 所. 逆 作 用 等 多 様 性 の あ る作 用. 交 感 神 経 の作 用 に 就 い て の 私 の 考 え を 支 持 す ち,心. 質の量. 及 び 之 等 酵 素 の 働 きに 影 響 す る 諸 物 質 並 に 諸. Amihesの. 三編 に述 べ た心 筋或. は 副 交 感 神 経 或 はAdrenaline又. はCho. の 原 因 で ば あ る ま い ふ と 考 え ら れ る.. の 作 用 が 或 臟 器 の 滑 平 筋 又 は 心 筋 に 対 して は 運 動 促 進 的 に,他. 運動 を. 平 筋 に 対 す る 作 用 が 臟 器 に よ り 異 な り,又. 対 し異 つ た 影 響 を 及. ぼ す 事 も 想 像 さ れ る.か. 腸 等Adrenalineが. 抑 制 す る 組 織 で はAdrenalineに. て,各. はBocq,及. との. 合 成 分 解 の 変 化 を 速 め て運 動. が 促 進 さ れ る.小. linacetylaseの. 解作 用に 対 しては抑 制 的 に 影 響. Adrenalineが. 量 を減 少 させ る事. そ し て 各 組 織 内 のCholinesterase或. 人 血 清CholineseraseのAce. す る 様 で あ つ た.こ. Acetylcholineの. 内. 海 〓 小腸 及 解.

(10) 聽 覚 に 於 け る 骨 伝 導 に 関 す ろ研 究. 3). Ephedrine及. びAtropineの. 海 〓 或 は殿. tylcholineの. 1125. 合 成 及 び 分 解 に よつ て起 る もの. 様 蛙 の 小 腸 及 び 肺 臟 に 対 す る 作 用 はAdrena. で あ り,Adrenaline或. lineの 作 用 と は 異 な り收 縮 で あ っ た.. こ の 筋 内 のAcetylcholineの. 4). Ephedrineは. 人 血 清Cholinesteraseの. 以上 の成績 は前編 で 述 べ た 私の 考 え を. 支 持 す る も の と 思 わ れ る.即. ち,心. 合 成 及 び分 解 に. 影 響 す る事 に よ つ て そ の 作 用 を現 わ す もの で. 作 用 に 対 し て は 之 れ を 促 進 さ せ る 様 で あ つ た. 5). は 交 感 神 経 の 作 用 は,. 筋 及 び滑. あ ろ う. 御 指 導 を賜 つ た 林 香 苗 教 授 並 に西 田 助 教授 に 深 く 感 謝 致 しま す.. 平 筋 の 自 働 運 動 は 筋 内 に 繰 り 返 し 起 るAce. 文 1). Fulton. J.. (1943). F.. A.. 97;. 2). Burn. 3). 宮 崎,. 569.. Science. H;. Phyaiol.. 大 原,. 今 野,. (1951). 2. Physiol.. (1938). 94;. R;. Ergeb.. 6). Keeser,. (1935). No. 51. 4;. 長 谷 栄 二; 154.. 20;. 171.. Rev.. (1950). 454.. 177.. J. Physiol. (1933) 104; 557. 10) Bacq Z. M: and P. Heirman; Arch. inter. 30;. M.. 幌 医 大. and. H.. Kwiatkouski;. J.. 87. der. Enzymforsch;. 102.. Ed; ;. 150;. klin.. Wochschr.,. (1938). 17 Zahrg.. 1811. 酵 素 化 学 の 進 歩,第. 一 集.. 8) Nachmansohn, D and H. M. John; Science. (1945) 102; 454. 9) Cannon, W. B. and A. Rosenblueth;Amer.. and. 7. 13.. J.. Ammon,. D. 丸 山 及 び 大 江;札. ;. H.. Science. (1944). (1950). Gaddum. 5). Nachmanaohn;. Nachmansohn. 学;. J.. 紀 要;. 7). D.. Rothenberg;. 長 浜 博;科. 4). and. 献. (1949);. nat. Physiol. (1940) 50;. 129, 100. Bacq. Z. M.; J. Physiol.(1938) 92; 28; C. R. Soc. Biol. (1938) 127, 341, 343, Heirman P.; Arch. internat.Physiol.(1938)46; 404.; C. R. Soc. Biol.(1937) 124; 1250.‑(1937) 126 ; 1264. ‑(1938) 127 ; 827. 11) Ahlquist,R. P.; Amer. J. Physiol.,(1948) 153; 586. 12) Lands, A. M.; Amer. J. Physiol.,(1952) 169;. 11. ..

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参照

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