癌に関する実験的研究第2編
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(2) 1114. 陸. Ⅳ). 培 養 細 胞 の 復 元:培. る 目 的 で,授. 養 細胞 の 造 腫 瘍 性 を調 べ. 乳 中 のAKRマ. り ペ レ ッ ト し た 後,少. 亮. ウ ス の皮 下 に遠 沈 に よ. 量 のYLEに. 浮 遊 させ た 培 養. Ⅴ). 観 察:移. 銀,. 植 腫 瘍 は10%ホ. ら に 他 の 部 分 で は 肉腫. 様細 胞 の中に とり 込 まれた上皮性 細胞 が周囲か らの 圧 迫 に よ り,形 態 学 的 に変 化 して 紡 錘 形 細胞 に移行. Mallory‑azan染. 色 を 施 した.生. slip上. Van. 多 数 の多 核 性 の 巨細 胞 が み ら れ た が,少 数 の 巨細胞. 胞 をLeighton. は 以 後 常 に混 在 した(図5).移. タ ノー ル 固 定. の 腫 瘍 をVan. が 多 数,腫. 観 察 結 果. 継 代移植 に伴 う組織学 的変化:原 8.5か 月の雌のAKRマ. Gieson染. 植 第20代 及 び25代. 色 して み る と,膠 原 線維 の. 形 成 な くま た それ らを 鍍 銀 染 色 して み る と細 網 線維. 色 を 行 な つ た.. 第3章. に肉 腫様腫. 瘍 と して 現 在 に至 つ て い る.移 植 第19代 の腫 瘍 には. Gieson,鍍. の培 養 細 胞 は 位. に 増 殖 さ せ,メ. 後May‑Grunwald‑Giemsa染. は や 上 皮 性 の 腫 瘍 細 胞 は 認 め られ ず,常. ル マ リ ン 固 定 後,パ. hematoxylin‑eosin,. 相 差 顕 微 鏡 に て 観 察 す る と 共 に,細 管 に てcover. 子 が 認 め ら れ た(図3).さ. す る よ うに 思 わ れ た.移 植 第19代 以 後 の 腫 瘍 で は も. 細 胞 を 注 入 し た.. ラ フ ィ ン 包 埋 し,. 介. 瘍 細 胞 を 取 り囲 む よ うに 出現 した(図6).. 核 は 円形,卵. 発乳 癌 は 生後. ウスに 自然発生 した もので,. 肉眼的 には出血 性の腫瘤 で組織 学的 にはDunnの. 分. 円形 また は紡 錘 形 等 が 混 在 したが,多. くは 円形 ま た は紡 錘 形 の 細 胞 が 優 位 を 占 めた.下 部 筋 肉層 え の細 胞 浸 潤 も屡 々認 め られ た. 現 在 の と ころ 皮 下 移 植 後 腫 瘍 は5〜7日. 後 に認 め. 類上B型 の腺癌 で あつ た6).腫 瘍細胞 は巣状 また は. られ る よ う に な り, 10〜14日. 索状 に配列 し,さ らに部分的 には管腔 の形成 も認 め. 大 き さ に 達 し, 5〜7週. られた(図1).嚢. 胞状 に拡大せ る部 分 には,血 液. 肉眼 的 に 腫 瘍 は少 量 の 結 合 織 に よ り被 覆 され,皮 膚. または粘液性 の分泌液 が認 め られた.間 質結合組織. と軽 度 に癒着 するが,下 部構造 とは より強 く結合す. で 直 径10〜20mmの. で 宿 主 動 物 を 腫 瘍死 させ る.. はおおむね 少な く,管 腔 は一層 の腫瘍細 胞 によ り構. る.割 面で は灰 白色の腫瘍 組織 が見 られ,(中心部は. 成 されて いた.核 は円形な い し,卵 円形,時 に紡 錘. 嚢 胞 状 とな り,少 量 の 血 性 の液 体 を 貯 溜 す る.過 去. 形 を呈 し,ク ロマチ ンに富 んで お り,核 分 裂像が 多. 16ヶ月 に わ た る31代 の 継 代 移 植 中遠 隔 諸 臓 器 えの転. 数 認め られた.. 移 は 全 く認 め て い な い.. 移 植第1代 の腫瘍の組織像 は原発腫 瘍の それ に類 似す るが,嚢 胞 形成傾 向が強 く,腫 瘍細胞が 比較的. Ⅱ) in vitroに お け る 乳 癌細 胞 の形 態 と特 性: in vivoに て 継 代 移 植 を行 な つ 来 たAKRマ. ウ ス乳癌. 疎な部 分で は紡 錘形の細胞 が多 数見 られ た(図2).. よ り,そ れ が 肉腫 様変 化 を 起 す 以 前 と以 後 に おいて. 移植 第2代 の腫 瘍で は間 質結合織 の増加が み られ,. 組 織 培 養 化 す る こ と に成 功 し,お の お の の 継 列 を. 腫 瘍組織 には中心壊死 が散在 した.移 植 第3代 及び. 419株 及 び600株. 第4代 の腫瘍 では上皮 性の細胞 が管腔状 または巣状. 腺 癌 に 由 来 し,後 者 は 移 植 第26代 の肉 腫 様腫 瘍 に 由. に配 列 してい る.移 植第16代 の腫 瘍は上記 の所見 と. 来 した.こ れ ら2つ の 株 細 胞 はAKRマ. は異 な り,間 質 と思わ れる部分 が 巾を増 し,上 皮性. 移 植 可 能 で あ つ た.す. と 各 付 け た.前. の腫 瘍組織を取 り囲む よ うになつ た.こ の間質様組. 1代in. 織 を よ く観 察す る と,細 胞 数の増加が み られ,核 分. に 注 入 した と ころ,い. 裂像 も多 く,肉 腫 様の観を呈 した.上 皮 性の部 分 と. 生 が 見 ら れ た.. 肉腫 様部 分 との境界 は必ず し も鋭 利でな く,部 分的. 者 は 移植 第4代 の. な わ ち419株. ウス に戻 し. の細 胞 を 継代 第. vitro 14日 目 に2匹 の 授 乳 中 のAKRマ. ウス. づ れ も約1ヶ 月 後 に腫 瘍 の発. 組 織 学 的 に これ らの 腫 瘍 はB型 の腺 癌 で,原 発 腫. には上皮 性細胞 が肉腫 様間質 と融合 し,移 行像 が み. 瘍 に類 似 した もので あ る(図7).こ. られた.上 皮性 の部 分 は多 くは 中心 壊死 に陥つて い. うち,一 方 を 再 び 組 織 培 養 に 移 し, 162株 を作 つ た.. た.. 代 第1代in. vitro 19日 目の600株 細. 移 植第18代 の腫瘍で は 肉腫様 の構造が腫 瘍の大 半. 胞 を3匹. の 授 乳 中 のAKRマ. ウ ス に戻 し移 植 を行な. を 占め るに及び,上 皮性 の腫瘍細胞 巣が 島状 に残 存. つ た が,. 3匹 と も1週 間 後 に小 さな 腫 瘤 を 発生 し,. 2〜3週. 間 後 に腫 瘍 死 ま た は 屠 殺 した.鏡 見 上 これ. して い るに過 ぎない(図3,. 同 様 に して,継. れら の腫瘍 の. 4).上 皮性細 胞 は索状. または塊状 に並 び,胞 体が酸性 に強 く染 ま り,核 ク ロマチ ンの濃染傾 向 によ り周 囲の 肉腫 様組織 とは容. が 由 来 した 移 植 第26代 目 の 肉 腫 様 腫 瘍 に類 似 した も. 易 に鑑別 出来た.こ れ ら組織 の境界部 位で は円形 の. の で あつ た(図8).. 上皮 細胞 よ り紡 錘形 の肉腫 様細胞 に変化 して行 く様. ら3つ の 腫 瘍 と も肉 腫 様 の組 織 像 を 呈 し,本 細胞 株. 419株,. 162株 は い ず れ も腺 癌 よ り組 織 培 養 に移 し.
(3) 癌 た もので あ り,一 方600株. に. 関. す. る 実. は 肉 腫 様 腫 瘍 よ り株 化 し. 験. 的. 研. 究. 1115. は そ の よ うな 考 え方 を 否 定 して 肉 腫 様 細 胞 は実 は 癌. た もの で あ る に か か わ らず, in vitroに お け る こ れ. 細 胞 が 変 化 した もの で あ る と云 い,そ. ら3つ の細 胞 継 列 は,形 態 学 上 さ ら に細 胞 の 増 殖 速. 胎 児 及 び下 等 脊 推 動 物 で は,正 常 で も上 皮 細 胞 が 結. 度等 の点 にお い て 互 い に類 似 した.位. 合 織 に直 接 変 化 し得 る と云 う類 似 性 を 強 調 した.そ. 見(図9,. 10)及. 相 差 顕 微鏡 所. びMay‑Grunwald‑Giemsa染. 色標本. の 後Ewing2)も. の根 拠 と して. また 癌 細 胞 が 宿 主 の 間 質 を 腫 瘍 化. 12)上 皮 性 細 胞 と線 維 芽 細 胞 様 細 胞 と,. す る と云 う解 釈 に疑 い を い だ き,人 間 の典 型 的 な 甲. そ の 中間 型 細 胞 よ りな る こ と が 明 らか とな つ た.上. 状 腺 癌 及 び肝 臓 癌 の 中 に部 分 的 に紡 錘 形細 胞 が 発 見. 上(図11,. 皮性 細 胞 の特 徴 は 扁 平 多 角 形 の 細 胞 で,シ. ー ト状 の. に うる 事 実 よ り,肉 腫 様 変 化 に つ い て 上 皮 性 細 胞 由. 増殖 を 示 した が,線 維 芽 細 胞 様 細 胞 は細 長 く紡 錘 形. 来 説 を 支 持 した. Toolan18) C3Hマ. で,線 維 芽 細 胞 を 思 わ しめ る もの で あつ た.こ れ ら. よ り免 疫 したAマ. ウス 乳癌細胞 に. ウ スの 皮 下 に そ の 癌 細 胞 を4〜6. の 細胞 の 核 及 び 胞 体 の 大 き さ は 可 成 り不 揃 い で,時. 日間 滞 在 さ れ た 後 に 取 り 出 し,再 びC3Hマ. に多 核性 の 細 胞 も み ら れ た(図11).細. 移 植 した.そ. 胞 の密度が. ウスに. の 移 植 部 位 に紡 錘 形 細 胞 よ りな る 肉 腫. 増 して くる と幾 重 に も重 な つ て 増 殖 す る傾 向 が み ら. 様 腫 瘍 の 発 生 を 認 め,紡 錘 細 胞 は 癌 細 胞 が 変 化 した. れ た.. もの で あ ら う と考 え た.. 著 者 の観 察 した と ころ で は,培 養 細 胞 の形 態 は 細. Ringsted13), Gropp及. 胞 密 度 に関 係 が あ り,ま わ りの 細 胞 と丁 度 接 触 し う. in vivoに. て 継 代 中,癌. びLettre4)は. マ ウ ス乳 癌 を. と 肉腫 様 腫 瘍 と の 両 方 が 発. る状 態 で は,石 垣 状 の上 皮 性 細 胞 の 配 列 を 示 し,細. 生 し, in vitroで も 上 皮 性 細 胞 と線維 芽 細 胞 様 細 胞. 胞 数 が 少 な くば ら まか れ た 状 態 で は,細 胞 は紡 錘 形. の 両 者 が 認 め られ た と報 告 して い る.そ して 彼 等 は. を呈 し線維 芽 細 胞 の ご と く網 の 目を 形 成 す る.胞 体. この よ うな 癌 細 胞 の形 態 学 的 変 化 を 代 謝環 境 に対 す. に は顆 粒及 び空 胞 を 有 す る もの もあ り,核 小 体 は2. る細 胞 の適 応 に よ る もの と推 論 した.. 〜5個 認 め られ 円 形 また は卵 形 で あ る.. Sanford16)はC3Hマ. ウ ス 乳 癌 を 組 織 培 養 し,単. 一 細 胞 よ り ク ロー ン化 した 細 胞 を 交 配 マ ウ ス に 移 植 第4章. 考. 按. す る こ とに よ り,乳 癌 の 肉腫 様 変 化 が2つ. 本 例 は マ ウ ス乳 癌 が そ の 継 代 移 植 中 形 態 学 的 変 化. の全 く異. つ た 現 象 に 基 づ く こ とを 報 告 した.す な わ ち第1は. を起 し,肉 腫 様変 化 を起 し得 る と云 う事 実 を 提 起 す. 組 織 培 養 中 にin. vitroで 間 質 細 胞 が 腫 瘍 性 変 化 を. る もので あ る.移 植 第1代. 起 す こ と,第2は. 癌 細 胞 が 単 に形 態 学 上 の 変 化 を 起. よ り第4代. までの腫瘍 は. 多 少形 態学 的 に 原 発 腫 瘍 と異 な る点 は あつ て も,す. して 結 合 織 由 来 の 肉 腫 細 胞 に類 似す る に至 る こ とで. べて 腺癌 で あ つ た .し か る に 継 代 移 植 を 始 め て よ り. あ る と して い る.. 8ヵ 月後 に移 植 第16代. 目 の 腫 瘍 を 観 察 した と こ ろ,. Stewart17)等 はHaaland15)が. 肉腫 様 変 化 につ い て. 間質 結 合織 と思 わ れ る部 分 が 増 加 し,肉 腫 様 細 胞 が. 報 告 した 乳 癌 由 来 のSarcoma. 混在 し核 分 裂像 もみ ら れ た.一 旦 肉腫 様 構 造 が 出 現. て, Sarcoma. す る と,そ れ は急 速 に 上 皮 性 の腫 瘍 組 織 を 置換 し,. 腺 に発 生 した 乳 癌 で は あ る け れ ど も現 在 とな つ て は. 両者 の混合 した状 態 は わ づ か 移 植 第16, 17及 び18代. 癌 と も肉 腫 と も分 類 しが た い.従 つ てS‑37の. にみ られ た に過 ぎな か つ た.し. 別 の 名 称 で 呼 ぶ 方 が適 切 で あ ら う と して い る.. か しな が ら 本 実 験 で. は移植 第5代 よ り第15代 迄 の腫 瘍 は 組 織 学 的 に 観 察. 37の. 37を. 記 載す るに当つ. 原 発 腫 瘍 は 明 ら か に マ ウ スの 乳. 本 実 験 に おい て まず 第1に. 如 く. 明 らか に な つ た こ とは. して いな い の で 肉 腫 様 変 化 が 実 際 どの 時 期 に始 ま つ. 移 植 第2代. の腫 瘍 に お い て 部 分 的 に 癌細 胞 が 紡 錘 形. たか は 決定 す る こ と は 出 来 な い.こ. と 呈 しin. vitroに お け る 線 維 芽 細 胞 様 細 胞 に 類 似. のAKRマ. ウス. 乳癌 が 肉腫 様 腫 瘍 に至 る 組 織 学 的 推 移 はHaaland5),. した 形 態 を とつ た 事 で あ る.こ の 事 は癌 細 胞 が あ る. Ludford及. 条 件 下 で は 形 態 的 に変 化 して 紡 錘 形 細 胞 とな り得 る. びBarlou11)の. 観 察 に一 致 す る.. Ehrich及 びApolant1)が 最 初 マ ウ ス乳 癌 の 肉 腫 様. こ とを 意 味 す る.第2に. 移 植 第16代 の腫 瘍 で 上 皮 性. 変化 を記 載 した 際,彼 等 は癌 細 胞 に よつ て 放 出 され. の 腫 瘍 細 胞 と肉 腫 様 組 織 が 混 在 した の で あ るが,そ. た何 らか の 化学 的 刺 激 が 間質 結 合 織 を腫 瘍 化 させ る. の 境 界 部 に お い て 前 者 よ り後 者 え の 形 態 学 的 推 移 が. 作用 が あ るの で は な か ら うか と推 論 した.同 様 な 考. 追 求 可 能 で あ つ た.こ. え はHaaland5),. Saphir及. Lewin9),. Loeb10)及 びRussell14)に. よ り主張 され た.し か しな が ら1908年Krompcher8). びVass15)が. の 変 化 はKrompecher13), 推 測 した よ う に癌 細 胞 が 間 質. 結 合織 中 に と らえ られ,機. 械 的圧 迫 を 受 け る た め に.
(4) 1116. 陸. 亮. 介 2). よ る もの と も解 し得 よ う.注 目す べ き 点 は 上 皮 性 の. 移 植 第1代 で は 原 発 腫 瘍 同 様 大 部 分 腺 癌で あ. 細 胞 も 肉腫 様細 胞 も形 態 以 外 の 点 で は,核 及 び胞 体. る に もか か わ らず,部. 等 の 構 造 に 関 して 著 明 な 差 異 を 見 出 す こ とが 出 来 な. て い る もの が 認 め ら れ た.. か つ た こ とで あ る.さ. 3). らに 癌 の 肉 腫 様 変 化 の 前 後 に. 分的 に癌細胞が紡錘形を呈 し. 混 合 腫 で は上 皮 性 腫 瘍 と 肉腫 様 組 織 との境 界. 化 した 培 養細 胞 は互 に 類 似 し,い ず れ も. は必 ず し も明 僚 で な く,し ば しば 上 皮 性 腫 瘍 が その. 上 皮 性 細 胞 と紡 錘 形 細 胞 及 び そ の 中 間 型 細 胞 よ り構. 境 界 部 に お い て 形 態 学 的 変 異 を 起 し,多 角 形 よ り細. 成 され て い た.こ. 長 化 し,紡 錘 形 細 胞 に移 行 す る像 が 認 め られ た.. お い て,株. れ らin. vivo及. びin. vitroに. お. 4). け る観 察 所見 よ り して 私 は 肉腫 様 腫 瘍 が 癌 細 胞 の differentiation乃 至anaplastic. metaplasiaに. よる も. の と考 え た い.. 腫 瘍が 肉 腫 様 変 化 を とげ る前 後 に お いて 組織. 培 養 化 す る こ と に成 功 した.こ れ な ど2つ の細 胞 は 全 く異 つ た組 織 像 の 腫 瘍 に 由 来 す る に も 拘 らず, in vitroに お け る形 態 学 的 特 長 は 類 似 して い る.両. 第5章. 結. 語. 者 の細 胞 を 動 物 に戻 し移 植 を した と ころ,お の おの. 白血 病 好 発 系 マ ウ ス に 自然 発 生 し た 乳 癌 の 継 代 移 植 中,腺 癌 よ り 肉腫 様 腫 瘍 え の 変 化 を 認 め,そ. の機. 構 を 解 明 せ ん と して, in vivo及. おけ. る 形 態 学 的 研 究 を 行 な い,次 1). 原 発 腫 瘍 はDunnの. た が,移. びinvitroに. 以 上 の こ と よ り, AKRマ. の腺癌で あつ. 考 え ら れ た.. 植 第16代 か18代 の 腫 瘍 は上 皮 性 腫 瘍 と肉 腫. 様 組 織 の 混 合 した 所 謂 混 合 腫 と考 え ら れ る もので あ つ た.し. か る に,移 植 第19代 以 後 現 在 に 至 る まで 常. 参. 2). Ehrlich,. P.,. uber. maligne. 42:. 871〜74,. Ewing,. and. 1:. H.. 考. Beobachtungen. Berl.. Klin.. 文 7). Wschv.,. 71〜86,. aspects. cancer. research.. of. some. J.. problems. Cancer.. 8). Res.,. and. transformation. Nagasaki,. brom growth.. F.. carcinomatous Cancer. Res.,. to 14:. 267〜70,. 9). 1954. 4). A.,. and. randerungen eines. der. 62:. Haaland,. M.. Imp.. Rep.,. 175〜261,. S. and. study in. K.;. Sato, of. AKR. Cancer. Irino,. Ve. Eigenschaften Mous.. Z.. to the. study. 10). Krebs. under Res.. Fund,. the. Anat.,. C. Expermentelle. experimental 3rd. S.; Ota, M. An. Gann,. Z.; Miyoshi, electron mammary 55〜245〜49,. 12). R.. that. Cancer. Res.,. Morris,. Carcinoma. with Caucer. H,. Mischgesch‑. Speicheldrusen. 88〜149.. und. uber. Beitr.. 1908. Beitrage. zur. bei 6:. Morphol. Ratten. und. 267〜314,. Sarkomentwickleng. 1907. bei. Berl.. Klin.. einen Wschr.,. 1906. T.,. and. of. the. simulated 5; P.;. Barlow,. Dunn,. H.. stroma. of. fiblastic. 257〜264,. transplantable. 9: 225‑28,. Sarcomatous. mammary growth. T. B.; and rat. Car in. vitro.. 1945. Dubnik,. carcinamas. N‑acetyl‑2‑aminofluorene. Inst.,. zwischen. den. Geschwulste. 798‑802,. of cells.. Karinosarkome,. Mausetumor.. cinomas. Two. der. Krebsforsch., Uber. Luaford,. microscopic. 1964.. Z.. transformation. Scient.. I.; Suyuki,. 44:. bosartiger. Partiction. Beziehungen bei. der. drusenartigen. 11). und. Lewin,. 43: of. Haut. Pathol.. L,. die. Bindegewebe. der. C. carciuoma. 1964.. Uber. Entstehen. Loeb,. ef. mammary. 443‑45, E.. Mausen.. 1903.. spontaenous mice.. adaptative. 1958.. sarcoma. conditions.. Hiraki,. der. Contributions of. pp.. Uber. morpholgischen. 616〜35,. developmeut. 6). R.. Mammacarcinomas. forsch., 5). Lettre,. Production. AKR. and. ogie. Gropp,. of. 55:. des. sarcoma. et al.. Krompecher, Epithel. Spontaneous. K. particles. wulsten. A.,. tous‑like. Hiraki,. Gann,. Pathological. 1916.. Goldfeder,. 献. C. 1905.. J.. of experimental. 3). Apolant,. Mausetumoren.. 擱 筆 す る に 当 た り御 懇 篤 な る 御 指 導 と御 校 閲 を賜 つ た 恩 師 平 木 教 授,入 野 講 師並 び に三 好 博 士 に深 甚 の 謝 意 を 表 す る.. に 肉腫 様 腫 瘍 の形 態 を 保 つ て い る.. 1). ウ ス乳 癌 の 継 代移 植 に. 伴 う肉 腫 様 変 化 は,上 皮 性 癌細 胞 が 形 態 学 的 に変 化 を 起 して 肉腫 様 細 胞 に類 似 す るに 至 る こ と によ る と. の 結 果 を 得 た.. 分 類 上B型. 腺 癌 及 び 肉腫 様腫 瘍 の 形 成 が み られ た.. C. S. induced. J. Natl. 1949..
(5) 癌 13). Ringsted, mary. J.. Acta. Russel.. B.. during. the. J. 16). mouse. る. Sarcoma. of. of. the. and. Vass,. 40;. Covalesky,. K.;. A,. Dunn,. A. B.;. the. Am.. 18). Dupree,. L.. Westfall, T.;. and. B.. B.;. Earle,. 附. 図. loug‑term. maintenance cultures. J. Natl.. Suell,. S. M.. tumors. of. Section. Cancer. of. of. mous. Inst.,. 26:. K.. C.;. Dunham,. Transplantable animals. Xll,. L and. Atlas. Fascicle. of 40. J.;. trans Tumor. PP.. 243. . 1959.. Toolan, H,. W.; ths. cclls. that. Am.. J.. 説. L,;. Schlyen,. ‑49. and. 1961.. Pathology,. 1909.. in. H.. growths. B.;. change. carcinoma. missible. mouse.. Carcinosarcoma.. 1117. Sarcomatous. Stewart, and. 1938. T.. R.. 究. 1139〜83,. hemorrhagic. of. 研. mammary. occuring. 13: 344‑78,. 33: 331〜61, K.. a. mamma. 的. differentiation. transplanta. development. 験 W.. 17). Bacteriol.,. O.,. 実. mam. Scandinav.,. propagation. Cancer,. Santord,. during. Microbiol.. R. G.. Pathol.. Saphir,. a. す. 1957.. adenocarcinoma. 15). of. 関. Carcinosarcoma. overgrowth Pathol.. 373〜83,. study. simulating. sacomatous. tion.. J,. vitvo. carcnoma. and. 14). In. に. and. resulting had. Kidd, from. Pathol.,. sojourned 26:. J.. G.. Sarcomatoid. mammary in. 753‑54,. Carcinoma. immmune. mice.. 1950.. 明. 図1. 自然 発 生 乳 癌 。 癌 細 胞 は 管腔 状 又 は 巣 状 に 配 列 し,ご. く少 量 の 間 質 た よつ て境 界 され て い る。. 図2. 移 植 第1代 。 左 半 分 の 細 胞 は ほ と ん ど細 長 化 し,あ る も のは 紡錘 形 を 呈 す るが 右 半 分 の もの は 多 角 形. 図3. 移 植 第18代。 上 皮性 の 腫 瘍 が 島状 に 巾の 広 い 肉 腫 様 組 織 に よ つ て 分 け られ て い る。 そ の 境 界 は 部 分 的. 図4. 図3と 同 じ腫 瘍 。2個. で 管腔 形 成 を 示 す も の もあ る。. に融 合 し相 移 行 し て い る 。 の 上 皮 性 細 胞 巣 は 完 全 に 肉 腫 様 組 織 に よつ て と り囲 まれ て い る。 紡 錘 形細 胞 は. 束状の配列を示す 。 図5. 移値 第20代 。 細 胞 は 形 態,大. 図6. 図5と 同 じ腫 瘍 。 細 網 線 維 は 腫 瘍 細 胞 を と り ま く よ うに 存 在 し,肉 腫 の構 造 に 一 致 す る。. き さ様 々 で 多 角 性 の 巨細 胞 もみ られ る。. 図7. 419株 細 胞 を戻 し移植 し て発 生 した 腫 瘍。 組 織 象 は 図1に. 図8. 600株 細 胞 を戻 し移 殖 し て発 生 した 腫 瘍。 上 半 分 の細 胞 は 紡 錘 形 で あ るが,下 半 分 は 円 形 乃 至 多 角 形. 示 した 原 発 腫 に 類 似 す る。 管 腔 の あ る もの. は 分 泌 液 を 有 す る。. で あ る。 図9. in irtro 297日 目 の162株. 細 胞,中 心 部 の 細 胞 は 互に 接 触 し合 い,多. 角形の上皮性 の形態 を 呈 す る。. そ の 回 りに 紡 錘 形 細 胞 が 数 個 み られ る 。 図10. in vitro 20日 目の600株 細 胞 。 図9の 如 く扁 平 多 角 形 で あ るが 他 の もの は 細 長 く紡 錘 形 で あ る。. 図11. in vitro 317日 目 の162株 細 胞 。 多 角 形 及 び 紡 錘 形 の 両 方 の細 胞 が 混 在 す る。 核 膜 は 明 僚 で著 明 な 核 小. 図12. in vitro 40日 目の600株 細 胞 。 図11の 如 く様 々の 形 態 と大 き さ の細 胞が 存 在 す る。 中心 の 細 胞 は 核 分. 体 を 有す る。. 裂 中の もの で あ る。.
(6) 1118. 陸. Experimental. Report.. 2. In vivo and of mammary. 亮. 介. Studies. on. Cancer. vitro atudies on sarcomatous carcinoma. in AKR. transformation. mice. By Ryosuke Department. of. Internal. Medicine.. Kuga Okayama. (Director: Prof. Kiyoshi. University. Medical. School. Hiraki). A spontaneous mammary carcinoma in a high‑leukemic AKR strain of mice was studied both in vivo and in vitro, and an attempt was made to elucidatethe mechanism of sarcoma tour transformation. The tumor, originallya type B adenocarcinoma, transformed into a sarcomatous tumor during serialtransplantationin isologousmice. Cell strainswere established in vitro from transplants before and after the sarcomatous change. The culture cells were composed of epithelialand flbroblastlikecellsand their intermediateforms. It has ceen shown that 1) the carcinoma cellsassumcd spindle shapes in looselygrowing areas, 2) in the mixed carcinosarcomatousstage, the epithelialtumor cellsoften merged with the stromal cells,indi cating a morphological transitionfrom polygonal to elongated cells,and 3) the hehavior and morphology of the culture cellstrains were similar, although they were derived from histolo gically differenttransplants.These findings suggest that the sarcomatous transformationin a seriallytransplanted AKR mammary tumor resulted from a morphological alterationof the carcinoma cells..
(7) 癌. に. 関. 陸. す. る. 論. 実. 文. 験. 附. 的. 研. 究. 1119. 図. 図1. 図2. 図3. 図4. 図5. 図6.
(8) 1120. 陸. 陸. 亮. 論. 文. 介. 附. 図. 図7. 図8. 図9. 図10. 図11. 図12.
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