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第 5 章地区別構想 < 山田地区 > (1) 地区の概況山田地区は阿武川下流の三角州の西方に位置し 大正 12 年に萩市と合併するまでは山田村として存在していました 現在は 玉江川及び橋本川の河口に開けた平坦地及び国道 490 号沿いを中心として農漁村集落が点在し 農業 水産業を主産業とする地区と

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< 山田地区 > (1)地区の概況 自然的条件 ・ 地区の大半は山林となっており、玉江川及び橋本川河口付近及び国道 490 号 沿いの平坦地に市街地・集落が形成されています。 ・ 地区の北側は日本海に面しており、東側は川内地区・椿地区、西側は三見地 区、南側は木間地区と接しています。 土地利用・産業 動向 ・ 面積は 1,235ha で、地区の一部に用途地域が指定されています。 ・ 地目別土地利用は、地区の大部分が自然的土地利用となっています。 ・ 玉江川河口付近及び国道 490 号沿いに住宅が位置しています。 ・ 玉江漁港(第二種漁港)が立地しています。 人口と世帯 ・ 人口は 3,082 人、世帯数は1,333 世帯です(平成 22 年 10 月 1 日現在)。 ・ 全市に占める人口構成比は 6%、人口密度は 2 人/ha です。 ・ 動向をみると、人口は減少傾向にありますが、世帯数は増加しています。 ・ 年齢別の人口構成は、年少人口 10%、生産年齢人口 56%、老年人口 34%と なっています。 319 5,803 1,709 30,482 1,054 18,860 0% 20% 40% 60% 80% 100% 山田 萩市 0~14歳 15~64歳 65歳以上 ●位置図 山田地区は阿武川下流の三角州の西方に位置し、大正 12 年 に萩市と合併するまでは山田村として存在していました。 現在は、玉江川及び橋本川の河口に開けた平坦地及び国道 490 号沿いを中心として農漁村集落が点在し、農業・水産業を 主産業とする地区となっています。玉江浦「天狗拍子」等、 固有の文化・風習を継承している地区でもあります。 資料:数字でみる萩市、統計萩 3,250 3,248 3,217 3,193 3,151 3,082 1,301 1,320 1,319 1,330 1,337 1,333 1,290 1,295 1,300 1,305 1,310 1,315 1,320 1,325 1,330 1,335 1,340 3,000 3,050 3,100 3,150 3,200 3,250 3,300 平成17年 18年 19年 20年 21年 22年 ( 世帯) ( 人) 人口 世帯数

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第5章 地区別構想 109 保全すべき自然 ・歴史環境 玉江浦「天狗拍子」(市指定文化財)、玉江川のホタル等 交通 JR山陰本線玉江駅 都市施設 都市計画道路:土原菊ヶ浜玉江線、萩三隅道路 都市公園:玉江浦街区公園 下水道等:公共下水道、集落排水施設、合併処理浄化槽 そ の 他:- 主要公共 公益施設 山田保育園、白水小学校、白水会館、生きがいと健康の村 等 法適用状況 都市計画区域(用途地域)指定、北長門海岸国定公園 等 整備計画 萩三隅道路公共下水道、農業集落排水、新清掃工場 災害・公害 平成 11 年の集中豪雨による水害 等 住民意向調査 結果(N=44) ・満足度・重要度ともに「自 然環境の豊かさ」が最も 高くなっています。満足 度が低いのは「鉄道の利 便性」「河川の氾濫や浸 水対策」「買い物環境の 充実度」等となっていま す。 ・地区の将来像は「今のま までよい」が最も多く回 答の 3 割を占め、次いで 「静かな田園地帯」が続 いています。 ●自由回答(一部を抜粋) ・都市計画については、箱、建造物に金を使うより、もっと人やソフトに使うほう が良い。 ・環境面では、災害時に安全を確保できる場所が少ないと思う。緑を守りつつ、市 民が安全と思える場所を整備して欲しい。 ・公園緑地は整備されているので、これらを活用して人々が集まるよう、ソフト面 を工夫して PR してほしい。 ●住環境の満足度・重要度 11.4% 2.3% 9.1% 2.3% 31.8% 36.4% 4.5% 2.3% 22.3% 3.3% 0.5% 9.6% 1.7% 25.1% 32.4% 3.5% 1.7% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 一戸建ての住宅を中心に静かで環境の良い 低層住宅の専用地域 店舗や事務所、中高層住宅がある程度混在する地域 大きな店舗や事務所、パチンコ店、 カラオケ店、 ホテル等が混在する住宅地 商業を中心として、映画館、大型スーパー、会社等が建ち並ぶ にぎわいのある街 住宅、倉庫や小さな工場が混在する街 森林、農地、漁港等を中心とした静かな田園集落 今のままでよい その他 無回答 山田 市全体 ●望ましい地区の将来像 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 自然環境の豊かさ 歴史景観・まちなみ 市街地の形成・維持 道路網の整備 生活道路の整備 歩行者の安全性 バス・コミュニティバスの利便性 鉄道の利便性 離島航路の利便性 水道水の安全、安定性 下水・排水路の整備 河川環境整備 河川の氾濫や浸水対策 防犯・防災体制 コミュニティ施設の充実度 体育・スポーツ施設の充実度 医療・福祉施設の充実度 教育・文化施設の充実度 観光・レジャー施設の充実度 買い物環境の充実度 満足度 重要度

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【現況写真】 [JR山陰本線玉江駅] ・無人駅ですが、萩城跡への最寄り駅であ り、駅前の駐停車スペースにタクシーが 待機しています。 [倉江・玉江浦地区] ・橋本川下流に沿った住宅密集地区で、狭 あいな道路が多く残っています。 ・かつては藩政時代からの遠洋漁業関係者 が多くいましたが、近年は減少していま す。 ・伝統行事として、成年男子によって6月 第1日曜日に実施される『おしくらごう』 (和船競漕)が残されています。 [玉江地区] ・面影山の麓を走る国道 191 号及び玉江川 沿いに、住宅や工場等が立地しています。 ・一部に用途地域が指定されています。 [国道 490 号] ・山間部に位置した農村地区を南北に縦断 する道路です。 ・玉江川周辺は美しい自然が残っており、 ホタルがみられ、多くの人が訪れていま す。 [国道 490 号(改良区間)] ・殿河内周辺においては整備が完了してい ます。

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第5章 地区別構想 111 (2)まちづくりの問題・課題 まちづくり のテーマ まちづくりの問題・課題 まちづくりの動向 土地利用 ・地区内にある優良農地については、積極的に保全を図る必 要があります。 ・農林漁村集落においては、下水道や安全な生活道路等の生 活環境の整備が不十分です。 ・国道 191 号沿道は、自動車関連サービス等、沿道サービス 機能の立地がみられますが、未利用地も残るため、土地の 有効利用が望まれます。 自然環境 ・景観 ・豊かな山林やホタルの舞う玉江川等、地区の自然緑地につ いては積極的に保全を図る必要があります。 ・玉江川には良好な自然環境が残っており、親水空間として の活用が望まれます。 ・海岸線の見晴らしは良好であり、積極的な保全が求められ ます。 道路・交通 ・一般国道 191 号及び 490 号は地区の骨格道路であり、通過 交通も多い路線であるため、災害に強く使いやすい道路の 整備・保全が求められます。萩三隅道路三見ICとの連携 強化も望まれます。 ・県道萩三隅線は、幅員が狭小であることから、安全で快適 な交通環境の整備が必要です。 ・地区の南北をつなぐ広域林道の整備促進が求められます。 ・萩城跡等の観光地にも近いため、玉江駅の機能向上が望ま れます。 ・萩三隅道路 ・国道 490 号(改良) ・小原畦田線 施設整備等 ・水道未整備地区の解消が望まれます。 ・公共下水道・集落排水等の整備が不十分です。 ・コミュニティ施設が不足しています。 ・各施設の老朽化に伴う計画的な建替や改修等が望まれま す。 ・公共下水道

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第5章 地区別構想 113 (3)まちづくりの方針 ◎まちづくりのテーマ

『歴史と自然が調和するまちづくり』

~豊かな自然環境の保全とうるおいある良好な居住空間の整備~ ◎まちづくりの基本方針 ・ 萩三隅道路が地区を東西に横断しますが、今後も森林や河川等の豊かな自然環境を維持・保 全するとともに、環境に配慮した土地利用を進め、後世に受け継ぐべき自然と共生するうる おいのあるまちづくりを目指します。 ・地区住民の生活を支える生活利便性の向上を図り、生活環境の充実に努めるとともに、良好 な自然・歴史的環境と調和する居住空間を整備します。 ■土地利用 ◯ 国道 191 号及び玉江川周辺の既存の住宅地は、細街路が多く未利用地も多いため、道路等の基 盤整備を行いながら住宅地環境の質の向上を図ります。また、国道 191 号沿道においては、商 業、業務、自動車関連サービス等、沿道サービス機能の充実を図ります。 ◯ 既存集落においては、農地や山林と一体となった農山村集落の自然環境保全と下水道や安全な 生活道路の整備等、生活環境の向上と保全を図ります。 ◯ 良好な営農環境を保全するとともに、優良農地については積極的な保全を図ります。 ◯ 地区の大半を占める山林等の保全に努めます。 ■自然環境・景観 ◯ 南部に広がる山林や優良農地については、水源かん養・国土保全、また景観形成要素として、 その保全を図ります。 ◯ 玉江川等については、水質の保全や多自然型護岸化等に努め、ホタルの舞う空間として良好な 水辺環境の保全を図ります。 ◯ また、玉江川については、生活にうるおいを与え、憩いの場を提供するオープンスペースの創 出や歩行者動線の整備、また、子ども達の環境学習や自然体験活動の場としての整備等、積極 的な自然資源の活用を推進します。 ■道路・交通 ◯ 一般国道 490 号の整備を促進します。 ◯ 地区の南北をつなぐ広域林道の整備を促進します。 ◯ 玉江駅におけるバリアフリー化の促進等、機能の向上を図ります。

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■施設整備等 ◯ 集中豪雨対策として、雨水管きょ等の事業推進に努めます。 ◯ 水道未普及地区の解消に向けた事業推進に努めます。 ◯ 市街地に隣接する漁村集落については、公共下水道整備区域に含まれており、引き続き事業を 推進し、地区に応じた下水道の整備を進めます。 ◯ 玉江漁港においては、航路の整備を行う等、機能充実を図ります。 ◯ 玉江駅や漁港等における既存施設の利活用により、コミュニティ施設の整備を検討します。 ◯ 各施設の老朽化に伴う計画的な建替や改修等を推進します。 ◯ 新清掃工場の早期整備を推進します。また、新清掃工場へのアクセス道路については、地域唯 一の生活道路及び緊急避難道路としての利便性の向上等を図るため、市道小原畦田線の整備に 取組みます。

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参照

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