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(1)

違反是正の推進について

平 成 2 7 年 7 月 1 0 日 ( 金 )

(2)

【目次】

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

2 違反対象物の公表制度

(3)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

「重大な消防法令違反対象物の実態等の調査について」(平成27年1月14日付け消防予第12号) 調査対象=「重大違反対象物」 消防法施行令別表第1に掲げる用途に供する防火対象物のうち、消防法第17条第1項の政令で定め る技術上の基準又は同条第2項の規定に基づく条例で定める技術上の基準に従って屋内消火栓設備、 スプリンクラー設備又は自動火災報知設備を設置しなければならないもので、次に掲げるもの (1) これらの消防用設備等のいずれかが設置されていないもの (2) これらの消防用設備等のいずれかが、当該消防用設備等の設置義務がある部分の床面積の過半 にわたって未設置であるもの又は機能に重大な支障があるもの ※ 「機能に重大な支障があるもの」とは、機能不良の程度が著しく、本来の機能が損なわれている状態にあるものをい う。 注) 調査対象に該当するか否かは、消防用設備等の設置単位ごとに、かつ、複合用途防火対象物の場合は、同一用 途に供される部分ごとに判断するものとする。 3 調査項目 ・重大違反対象物数 ・重大違反対象物の覚知年月日 ・重大違反対象物の是正指導・是正措置の状況(履行期限・改修年月日) ・重大違反対象物の違反率 ・重大違反対象物の概要 等 調査基準日 平成26年12月31日 ※基準日の集計ができない本部は集計可能な任意の日にちで実施。(最新の統計でも構わない)

(4)

都道府県 違反率 北海道 1.5% 青森県 4.3% 岩手県 3.0% 宮城県 1.6% 秋田県 3.4% 山形県 2.7% 福島県 2.7% 茨城県 3.6% 栃木県 2.9% 群馬県 5.1% 埼玉県 1.5% 千葉県 1.3% 東京都 0.2% 神奈川県 0.6% 新潟県 1.6% 富山県 0.5% 石川県 2.5% 福井県 3.3% 山梨県 7.0% 長野県 4.3% 岐阜県 3.9% 静岡県 3.4% 愛知県 5.9% 三重県 2.9% 都道府県 違反率 滋賀県 3.7% 京都府 4.9% 大阪府 3.0% 兵庫県 0.7% 奈良県 4.4% 和歌山県 1.1% 鳥取県 1.3% 島根県 0.7% 岡山県 5.1% 広島県 2.6% 山口県 0.9% 徳島県 4.8% 香川県 6.0% 愛媛県 4.5% 高知県 3.0% 福岡県 2.0% 佐賀県 3.5% 長崎県 1.1% 熊本県 1.9% 大分県 0.4% 宮崎県 2.5% 鹿児島県 2.8% 沖縄県 0.3% 1%未満 : 8 1%から3%未満: 20 3%から5%未満: 14 5%以上 : 5 重大違反対象物違反率 :都道府県

全国平均

2.5%

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

屋内消火栓設備(違反率)

(5)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

屋内消火栓設備 (覚知から5年以上経過割合)

全国平均

51.3%

都道府県 5年以上割合 北海道 53.9% 青森県 56.5% 岩手県 57.5% 宮城県 57.7% 秋田県 71.4% 山形県 48.5% 福島県 62.2% 茨城県 49.2% 栃木県 53.2% 群馬県 38.8% 埼玉県 36.4% 千葉県 55.3% 東京都 23.1% 神奈川県 35.3% 新潟県 53.8% 富山県 36.4% 石川県 86.2% 福井県 51.7% 山梨県 52.7% 長野県 70.1% 岐阜県 71.0% 静岡県 64.7% 愛知県 28.4% 三重県 48.7% 都道府県 5年以上割合 滋賀県 38.2% 京都府 54.8% 大阪府 51.4% 兵庫県 28.0% 奈良県 50.0% 和歌山県 87.5% 鳥取県 12.5% 島根県 60.0% 岡山県 51.4% 広島県 59.7% 山口県 33.3% 徳島県 68.8% 香川県 62.5% 愛媛県 36.8% 高知県 55.0% 福岡県 34.4% 佐賀県 37.0% 長崎県 64.3% 熊本県 33.3% 大分県 50.0% 宮崎県 81.0% 鹿児島県 64.7% 沖縄県 33.3% 30%未満 : 4 30%以上50%未満: 14 50%以上70%未満: 23 70%以上 : 6 5年以上経過割合 :都道府県

(6)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

全国平均

0.5%

0.3%未満 : 23 0.3%から0.5%未満: 6 0.5%から0.7%未満: 8 0.7%以上 : 10 重大違反対象物違反率 :都道府県 都道府県 違反率 滋賀県 0.47% 京都府 1.23% 大阪府 0.82% 兵庫県 0.05% 奈良県 0.84% 和歌山県 0.13% 鳥取県 0.00% 島根県 0.00% 岡山県 0.16% 広島県 0.52% 山口県 0.19% 徳島県 0.53% 香川県 0.55% 愛媛県 0.50% 高知県 0.55% 福岡県 0.17% 佐賀県 0.14% 長崎県 0.00% 熊本県 0.20% 大分県 0.30% 宮崎県 0.11% 鹿児島県 0.62% 沖縄県 1.07% 都道府県 違反率 北海道 0.24% 青森県 0.46% 岩手県 0.23% 宮城県 0.49% 秋田県 0.11% 山形県 0.28% 福島県 0.83% 茨城県 0.93% 栃木県 1.65% 群馬県 0.75% 埼玉県 0.30% 千葉県 0.33% 東京都 0.10% 神奈川県 0.23% 新潟県 0.07% 富山県 0.00% 石川県 0.00% 福井県 0.00% 山梨県 0.00% 長野県 0.77% 岐阜県 0.16% 静岡県 0.63% 愛知県 0.75% 三重県 0.56%

スプリンクラー設備(違反率)

(7)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

全国平均

21.5%

スプリンクラー設備 (覚知から5年以上経過割合)

30%未満 : 32 30%以上50%未満: 6 50%以上80%未満: 7 80%以上 : 2 5年以上経過割合 :都道府県 都道府県 5年以上割合 滋賀県 0.0% 京都府 33.3% 大阪府 26.5% 兵庫県 0.0% 奈良県 50.0% 和歌山県 0.0% 鳥取県 0.0% 島根県 0.0% 岡山県 0.0% 広島県 0.0% 山口県 0.0% 徳島県 100.0% 香川県 50.0% 愛媛県 20.0% 高知県 33.3% 福岡県 0.0% 佐賀県 0.0% 長崎県 0.0% 熊本県 0.0% 大分県 66.7% 宮崎県 100.0% 鹿児島県 33.3% 沖縄県 11.1% 都道府県 5年以上割合 北海道 0.0% 青森県 60.0% 岩手県 0.0% 宮城県 0.0% 秋田県 0.0% 山形県 50.0% 福島県 11.1% 茨城県 23.1% 栃木県 5.9% 群馬県 27.3% 埼玉県 33.3% 千葉県 0.0% 東京都 0.0% 神奈川県 0.0% 新潟県 0.0% 富山県 0.0% 石川県 0.0% 福井県 0.0% 山梨県 0.0% 長野県 30.0% 岐阜県 50.0% 静岡県 50.0% 愛知県 14.3% 三重県 33.3%

(8)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

全国平均 1.7

1%未満 : 9 1%から2%未満: 14 2%から3%未満: 16 3%以上 : 8 重大違反対象物違反率 :都道府県 都道府県 違反率 滋賀県 1.9% 京都府 2.2% 大阪府 1.7% 兵庫県 0.5% 奈良県 2.4% 和歌山県 0.8% 鳥取県 1.4% 島根県 0.8% 岡山県 2.8% 広島県 2.1% 山口県 0.9% 徳島県 3.0% 香川県 5.0% 愛媛県 4.0% 高知県 3.6% 福岡県 1.4% 佐賀県 3.0% 長崎県 1.1% 熊本県 1.4% 大分県 0.9% 宮崎県 1.4% 鹿児島県 2.1% 沖縄県 1.0% 都道府県 違反率 北海道 1.4% 青森県 4.7% 岩手県 2.0% 宮城県 0.6% 秋田県 3.1% 山形県 1.7% 福島県 2.5% 茨城県 2.0% 栃木県 2.1% 群馬県 2.4% 埼玉県 1.3% 千葉県 2.1% 東京都 0.2% 神奈川県 0.8% 新潟県 1.1% 富山県 0.5% 石川県 2.6% 福井県 1.6% 山梨県 2.4% 長野県 2.5% 岐阜県 3.6% 静岡県 1.9% 愛知県 2.7% 三重県 2.4%

自動火災報知設備(違反率)

(9)

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

自動火災報知設備(覚知から5年以上経過割合)

全国平均 62.4

30%未満 : 3 30%以上50%未満: 5 50%以上70%未満: 25 70%以上 : 14 5年以上経過割合 :都道府県 都道府県 5年以上割合 滋賀県 51.2% 京都府 60.8% 大阪府 52.3% 兵庫県 44.5% 奈良県 67.1% 和歌山県 80.4% 鳥取県 28.0% 島根県 57.9% 岡山県 53.5% 広島県 67.4% 山口県 56.1% 徳島県 86.5% 香川県 79.8% 愛媛県 67.3% 高知県 47.9% 福岡県 59.2% 佐賀県 55.8% 長崎県 75.0% 熊本県 42.6% 大分県 80.6% 宮崎県 70.5% 鹿児島県 71.9% 沖縄県 14.9% 都道府県 5年以上割合 北海道 67.9% 青森県 72.5% 岩手県 67.1% 宮城県 57.6% 秋田県 71.3% 山形県 64.0% 福島県 81.5% 茨城県 64.8% 栃木県 58.4% 群馬県 69.7% 埼玉県 61.2% 千葉県 55.9% 東京都 9.7% 神奈川県 43.1% 新潟県 78.7% 富山県 54.2% 石川県 66.5% 福井県 59.1% 山梨県 86.5% 長野県 69.3% 岐阜県 73.9% 静岡県 66.7% 愛知県 44.0% 三重県 77.5%

(10)

【目次】

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

2 違反対象物の公表制度

(11)

2 違反対象物の公表制度について

消防庁の認識

多くの消防本部において、違反を覚知しても、警告

→ 命令と次の措置に移行することなく、

言わば放置されている場合があることは、消防の責任も問われかねず、大きな問題。また、

移行するとしても、違反の覚知から命令による公示まで長期間かかる実態を踏まえると、特

に重大な違反を消防機関が覚知しているのに、その事実がその間、住民に知らされないこと

は、避けなければならない。

重大な消防法令違反に係る情報をホームページ等において公表

※ 地域の実情に応じて、その内容を追加、拡大できる。

① 公表の対象 特定防火対象物

② 対象となる違反 内栓、SP、自火報の未設置

③ 公表の時期 ②の内容を通知してから一定期間経過後

④ 公表の方法 市町村又は消防本部のホームページに掲載

⑤ 公表する事項 a 防火対象物の名称 b 所在地 c 違反内容

制度概要

●平成25年12月に条例案を示した通知を発出し、平成26年4月以降の順次導入を促進

※制度は、あくまで情報公開制度の一環として消防本部が有する建物の火災危険に関す

る情報を公表

(12)

2 違反対象物の公表制度について

(防火対象物の消防用設備等の状況の公表) 第○条 消防長は、防火対象物を利用しようとする者の防火安全性の判断に資するため当該防火対象物の消防用設 備等の状況が、法、令若しくはこれに基づく命令又はこの条例の規定に違反する場合は、その旨を公表すること ができる。 2 消防長は、前項の規定による公表をしようとするときは、当該防火対象物の関係者にその旨を通知するものとす る。 3 第1項の規定による公表の対象となる防火対象物及び違反の内容並びに公表の手続は、規則で定める。 火災予防条例(案) 火災予防条例施行規則(案) (公表の対象となる防火対象物及び違反の内容) 第●条 条例第○条第3項の規則で定める公表の対象となる防火対象物は、令別表第1(1)項から (4)項まで、(5)項イ、 (6)項、(9)項イ、(16)項イ、(16の2)及び(16の3)項に掲げる防火対象物で、法第17条第1項の政令で定める技術上 の基準又は同条第2項の規定に基づく条例で定める技術上の基準に従って屋内消火栓設備、スプリンクラー設備 又は自動火災報知設備を設置しなければならないもののうち、法第4条第1項に規定する立入検査においてこれ らの消防用設備等が設置されていないと認められたものとする。 2 条例第○条第3項の規則で定める公表の対象となる違反の内容は、前項の防火対象物に屋内消火栓設備、ス プリンクラー設備又は自動火災報知設備が設置されていないこととする。 (公表の手続) 第●条 条例第○条第1項の公表は、前条第1項の立入検査の結果を通知した日から○○日を経過した日において、 なお、当該立入検査の結果と同一の違反の内容が認められる場合に、当該違反が是正されたことを確認できる までの間、○○市(消防本部)ホームページへの掲載により行う。 2 前項に規定する方法により公表する事項は、次に掲げるものとする。 一 前条第2項に規定する違反が認められた防火対象物の名称及び所在地 二 前条第2項に規定する違反の内容(当該違反が認められた防火対象物の部分を含む。) 三 その他消防長が必要と認める事項

(参考)

(13)

2 違反対象物の公表制度について

公表の対象となる違反の内容 規則(案)

(公表の対象となる防火対象物及び違反の内容) 第●条 条例第○条第3項の規則で定める公表の対象となる防火対象物は、令別表第1(1)項から (4)項まで、 (5)項イ、 (6)項、(9)項イ、(16)項イ、(16の2)及び(16の3)項に掲げる防火対象物で、法第17条第1項の政令 で定める技術上の基準又は同条第2項の規定に基づく条例で定める技術上の基準に従って屋内消火栓 設備、スプリンクラー設備又は自動火災報知設備を設置しなければならないもののうち、法第4条第1項 に規定する立入検査においてこれらの消防用設備等が設置されていないと認められたものとする。 2 条例第○条第3項の規則で定める公表の対象となる違反の内容は、前項の防火対象物に屋内消火栓 設備、スプリンクラー設備又は自動火災報知設備が設置されていないこととする。

参考

消防庁通知の条例、規則案に、独自の内容を入れて公表制度を運用している消防本部

消防本部名 独自の内容 千葉市消防局 公表対象となる設備に避難器具(特定一階段等防火対象物に限る)を加 え、公表対象となる違反に主たる機能が喪失しているものを追加 横浜市消防局 公表する対象物を全ての防火対象物とし、公表対象となる違反に主たる 機能が喪失しているものを追加 大阪市消防局 公表対象となる違反に、防火管理者の未選任を追加 堺市消防局 公表対象となる設備に避難器具(特定一階段等防火対象物に限る)を追 加

(14)

2 違反対象物の公表制度について

公表制度の実施状況

【政令指定都市】

平成26年8月制度開始・・・1本部

〃 10月制度開始・・・7本部 全ての政令指定都市で制度開始

平成27年4月制度開始・・・12本部

※ 東京消防庁は平成23年4月1日から制度を開始している。

公表制度の実施推進

●違反対象物に係る公表制度の実施の推進について

(平成27年3月31日付け消防予第133号)

平成27年4月に、全ての政令指定都市の消防本部において、違反対象物に係る公表制度が実施さ れたことから、公表制度の趣旨を理解のうえ政令指定都市以外の消防本部における公表制度の実 施について下記により積極的な推進を図るよう通知 1 管内人口が20万人以上の消防本部 遅くとも平成29年3月末までには条例等の改正を行い、公布後に十分な周知期間を 確保したう えで、遅くとも平成30年4月1日から実施するものとする。 2 管内人口が20万人以下の消防本部 管内の防火対象物の状況等を踏まえつつ、具体的な検討を進められたい。

(15)

公表制度の実施推進

2 違反対象物の公表制度について

●違反対象物に係る公表制度の実施の推進に係る留意事項ついて

(平成27年3月31日付け消防予第134号)

公表制度の実施についての留意事項を以下のとおり通知 ○政令指定都市以外の消防本部においては、積極的に公表 制度の実施を推進されたいこと。特に管内人口が20万 人以上の消防本部にあっては、政令指定都 市の消防本部とともに違反是正に係る各地域の中心的な役割が期 待されるところであるから、公表 制度の実施を推進するとともに、その他の消防本部にあっても、管内の防火対象 物の状況等を踏 まえつつ、実施に向けた具体的な検討を進められたいこと。 ○公表制度の実施時期については、これまで特段目処となる時期を示していないが、その目的に鑑みれば、各消防 本部において可能な限り速やかに条例等の改正を行い、準備が整った消防本部から順次、公表制度を実施する ことが望ましいこと。 この場合、各消防本部においては、公表制度実施のための体制整備等に所要の準備期間を 要するものと考えられるが、「公表の対象となる法令違反の内容」に示した消防用設備等(屋内消火栓設備、スプ リンクラー設備及び自動火災報知設備)については、平成25年政令第368号等による消防法施行令の改正により、 設置基準の強化等が行われていることから、準備期間については、その経過措置の期間等も考慮し、検討する 必要があること。 ○屋内消火栓設備、スプリンクラー設備及び自動火災報知設備については、いずれもその経過措置の期間が平成 30年3月31日であることを踏まえ、管内人口が20万人以上の消防本部においては、遅くとも平成29年3月末までに は条例等の改正を行い、公布後に十分な周知期間を確保したうえで、遅くとも平成30年4月1日から公表制度を実 施できるよう、所要の準備を進められたいこと。 ※公表制度の実施に係る所要の準備とあわせて、厳格な違反処理を実施するための必要な体制整備を推進されたい こと。 ○既に公表制度を実施している消防本部においては、公表制度の実施のため参考になると考えられる事例や取扱い 等の情報について、消防本部相互に共有し、蓄積することができるよう、各種会議等の機会を捉え、積極的に発信 されたいこと。

(16)

2 違反対象物の公表制度について

●違反対象物に係る実施検討状況の調査について (平成27年1月14日付け消防予第13号) 違反公表制度の推進方策検討に係る基礎資料とするため、政令指定都市以外の消防本部における本 公表制度の実施検討状況について調査を実施 調査内容 ①実施検討状況(実施予定・検討中・予定なし) ②実施予定又は検討中の場合の準備期間 ③実施予定なしの場合の理由 ④制度実施に係る懸案事項等の記入

公表制度の実施検討状況の調査

調査結果

① 730本部中、254本部が実施予定又は検討中 ※実施予定又は実施検討中の本部の60.4%が3年程度での実施を検討している。 ② 実施予定なしとしている消防本部のうち、90.2%が他の消防本部の動向を踏まえつつ導入 を検討

各都道府県においては、管内の市町村における調査結果の詳細等について、必要

に応じ、各市町村における事務の参考になるよう適切に情報共有いただきたい。

(17)

【目次】

1 重大な消防法令違反対象物に係る実態等の調査

2 違反対象物の公表

(18)

3 査察規程の作成例について

【立入検査・違反処理の課題】

(立入検査の課題) ○ 立入検査実施計画の策定 ・ 立入検査の実施件数を重視した計画となっており、火災危険や違反状況等の優先順位が考慮さ れていないこと。 ・ 消防署で策定された計画を消防本部でチェックする体制が整備されていない、整備されていても 十分でない状況があり、結果として長期間立入検査を実施していない対象物が生じる状況となっ ていること。 ○ 進捗管理 ・ 消防本部においては、立入検査実施件数のみの把握にとどまり、違反やその是正状況が把握・ 管理できていないこと。 ・ 消防署において、違反の追跡調査の未実施や、是正状況等の未把握など、立入検査実施後の フォローが適切になされていないこと。 (違反処理の課題) ○ 上位措置への移行に係る内部規程等が整備されていないこと。 ○ 違反処理に係る内部規程等の内容が十分でないこと。 ○ 内部規程等に従い、適切に警告・命令等の上位措置へ移行できない状況があること。 ○ 消防本部が違反是正の状況等を把握しておらず、組織として有効な対策が取られていないこと。 ※立入検査及び違反是正の執行・管理体制について各消防本部で整備しておくべき規定の例を例示。 → 平成27年3月31日に、「査察規程の作成例」について予防課長通知を発出。

(19)

3 査察規程の作成例について

1 責任の所在 (1) 査察の執行区分 ①査察対象物に対する査察は、当該査察対象物を管轄する署長が行うことを規定 ②消防長は必要があると認めるときは、署長が行う査察の支援を行うことを規定 管轄区域内の査察については、署長が行政上の必要性に応じて行うという原則を規定するととも に、消防長が必要と認めるときは、署長が行う査察の支援を行うことを規定するもの。 ※消防本部が消防署のまかせの体制とならないようにすることが重要。 (2) 査察員の指定 消防長又は署長は査察対象物の状況、違反内容に応じて、あらかじめ査察に従事する職員を指 定することを規定 職員の予防関係知識、技術等を勘案し、査察対象物の区分等に応じて、消防長又は署長が事前 に査察員を指定しておくことを規定するもの。 ※予防専従職員、予防兼務職員のみを指定するのではなく、主として消防活動に従事する交代制 勤務職員を含めた職員を指定することが必要。 (3) 査察員の派遣 ①署長は必要と認めるときは、消防長に査察員の派遣を要請することを規定 ②消防長は必要と認めるときは、査察員を派遣すると規定 ③消防長は特に必要があると認めるときは、他の署長に査察員の派遣を指示すると規定 消防署に配置された人員のみでは査察の適正な執行が困難な場合に、署長は消防長に査察員の 派遣を要請することができ、消防長はこれに応じることを規定するもの。 ※機動的な査察等を実施できる体制作りが必要。

規程作成例

(20)

3 査察規程の作成例について

2 立入検査実施計画の策定 執行方針及び計画 (1) 消防長は査察を適正かつ効果的に実施するための方針(執行方針)を定めることを規定 執行方針は、火災予防上の対応の必要性が高い防火対象物を重点的に立入検査するために、優 先順位を明確化しておくことが必要。また、査察対象物の用途・規模・収容人員等による一般的火 災危険性のほか、過去の立入検査における指摘の改修状況なども考慮することが重要。 ※予防行政上の必要性から判断し、長期間立入検査が未実施となる査察対象物が生じないよう、 火災危険等に応じた立入検査の実施頻度についても考慮する必要がある。 (2) 署長は執行方針に基づき、立入検査実施計画を策定し、消防長に報告することを規定 立入検査実施計画とは、立入検査の実施方法(実施時期、実施項目等)、実施者その他必要な 事項を定めた計画をいい、年間の立入検査実施(予定)防火対象物数のみを定めるのではなく、計 画段階において、具体的に防火対象物名等を特定しておくことが必要。 ※立入検査台帳、防火対象物データベース等において管轄区域内の防火対象物について網羅的 にその概要や点検結果報告等の自主管理の実施状況、違反の有無等の過去の立入検査の実施 状況及びその結果を把握し、立入検査計画の策定に活用できる体制を構築しておくことが必要。

(21)

3 進捗状況及び違反状況の管理 (1) 執行状況の報告 ①署長は査察の執行状況を、定期に消防長に報告することを規定 ②消防長は、必要と認めるときは、署長に査察の執行状況について報告を求め、又は必要な指示 をすることを規定 消防長が管内の査察の執行状況を一元的に把握することができるよう、署長は、査察の執行状況 について、定期に消防長に報告することを規定。また、法令違反是正又は火災危険等の排除のた め、特に必要があると認めるときは、随時、署長に査察の執行状況について報告を求め、又は法令 違反の是正若しくは火災危険等の排除のための措置について指示すべき旨を規定するもの。 ※報告すべき内容や、頻度、方法等について、具体的に定めることが必要。 (2) 執行方針及び査察の執行体制の見直し 消防長は、査察の執行状況を管理し、毎年度、執行方針及び査察の執行体制の見直しを行うこ とを規定 消防本部における査察の執行状況を管理し、毎年度、執行方針及び査察執行体制の見直しを行う ことで、PDCAサイクルにより改善の取組を実施していく旨を規定するもの。 ※消防本部として、査察を実施するために十分な体制が確保されているかどうか定期的に検証を行 うことが必要。また、毎年度の立入検査実施計画の達成度、違反処理の進捗度合い等を検討して 次年度以降の体制に反映させる等、PDCAサイクルにより改善の取組を継続することが必要。

3 査察規程の作成例について

(22)

3 査察規程の作成例について

4 違反是正指導及び違反処理への移行 (1) 改修(計画)報告書の提出 消防長又は署長は、査察対象物に法令違反の事実又は火災危険等があることを確認した場合 は、権限を有するものに改修(計画)報告書の提出を求めることを規定 ただし、口頭による是正指導により、直ちに法令違反が是正され、又は火災危険等が排除された 場合はこの限りではない。 査察対象物に法令違反の事実又は火災危険等があることを確認したときに、提出期限を定めて、 権限を有する者に法令違反等の改善の報告や改善計画 (今後の是正方向や是正計画)の提出 を求める。 ※提出された改修(計画)報告書は是正内容が法令基準に沿った適切なものであるかを確認し、以 下の場合は報告内容の修正等を求める ・内容に具体性がない場合。 ・内容に不明な点がある場合。 ・法令違反の是正又は火災危険等の排除を行う期限が適切でない場合。 ○法令違反の是正又は火災危険等の排除を行う期限については、違反処理標準マニュアルの履行 期限を参照。 (例)・消防計画の未作成 → 2週間以内 ・消火、通報及び避難訓練未実施 → 1か月以内 ・自動火災報知設備の未設置 → 延べ面積500㎡では2か月以内 延べ面積500㎡以上1000㎡未満では3か月以内 延べ面積1000㎡以上では4か月以内

(23)

3 査察規程の作成例について

4 違反是正指導及び違反処理への移行 (2) 違反処理への移行 消防長又は消防署長は次に掲げる場合には違反処理を行うと規定 ① 提出期限を過ぎても、改善(計画)報告書が提出されない場合 ② 提出された、改善(計画)報告書の内容に不備があり、かつ、その報告書の是正を指導したに もかかわらず、応じない場合 ③ 改善(計画)報告書に記載された期限までに、法令違反等の是正が完了していない場合 ④ 法令違反の事実又は火災危険等があることが明白で、かつ、直ちに違反処理を行う必要があ る場合 ただし、違反処理を一定期間留保すべき特段の事情があると認める場合であって、防火対象物 の位置、構造、設備又は管理の状況から判断して、直ちに違反処理を行わなくとも、当該期間にお いて、火災の発生又は延焼のおそれが著しく少なく、かつ、火災等の災害による被害を最小限度に 止めることができると認めるときはこの限りではない。 ○違反処理を一定期間留保すべき特段の事情(例) ・都市計画等により、違反建物の取壊し・移転等の工事が具体化している場合。 ・違反建物の所有権等の権利関係について係争中で、違反処理の名宛て人が特定できない場合。 ・社会通念上違反処理を留保すべき特段の事情がある場合。 違反処理に移行すべき一定の要件に該当した場合に、躊躇することなく違反処理に移行すること を規定したもの。特に、人命危険が高いものを優先して違反処理を行うことが重要。また、違反処 理の留保要件については、要領等に具体的に明示しておくことが必要。 ※違反処理を留保する場合は、その違反の様態、危険性、・緊急性、比例原則との均衡などにつ いても十分な検討を行い、その説明責任や、消防機関の権限不履行を理由とする損害賠償請 求等の可能性等についても考慮しておくことが必要。

参照

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