無作為抽出 と標本分布
6-1
無 作 為 抽 出 母集団 と標本調査 や実験 で観測 の対象 となる同種 の事物 の集 ま りを母集 団 とい う
.母
集 団 にはそれ を構成 す る要素 の数 が有 限か無 限か に よって,有
限 母集団 と無限母集団が ある.母
集 団 に関す る情報 を得 るた め,それか らと り出 された母集団の一部分 を標本 とい う. 無作為抽 出標本 か ら母集 団 に関す る統計的推測 を行 うた めには
,標
本 は 母集団の縮図 になるような ものでなければな らない.その ような標本 は無作為 抽 出に よって得 られ る。無作為抽 出 とは,母
集 団 を構成 す るすべ ての要素が等 確率で標本 のなか に選 ばれ るような標本抽 出の方法 であ る。無作為抽 出 によっ て得 られた標本 を無作為標本(また は単 に標本)とい う.実
際 の無作為抽 出で は 乱数表が よ く使 われ る。 復元抽 出 と非復元抽 出母集団か ら標本 を抽 出す る とき
,一
度 と り出 した もの を元 に戻 し,次
の もの を と り出す方法 を復元抽 出 といい,と り出 した もの を元 に戻 さず,次
の もの を とり出す方法 を非復元抽 出 とい う. 母数 と統計量母 集 団 にお けるある変量
Xの
確率分布 をその変量 の母集 団分布 といい,この分布 の特性値 で あ る平均 μ,分
散 σ2な どを母数 とい う.一
般 に,母
集団か らとられた大 きさ%の
無作 為標本 を表す確率変数Xl,χ
2,・…, Xη を標本変量 とい う.標
本 変量 χl,χ2,°…,χ ηは互 い に独立 な π個 の確率 変数 で,その確率分布 はすべて母集 団分布 と同 じで ある。標本 の個数 πを標本 の大 きさといい, 標本平均 χ=
χ η Σ H l 一π 8384
6
無作 為抽 出 と標 本 分布標本分
散
s2=券
ム
(χJ一ア
)2 の ような標本変量 χl,X2,° …,Xη の関数 を統計量 とい う。6-2
標 本 平 均 の分 布 標本平均Xの
分布 に関 して,以
下 の定理が成 り立 つ。Xの
平均 と分散 定理1
平均 μ,分
散 σ2の無 限母集団か らとられた大 きさ%の
標本 の平 均 をXと
すれ ばE(χ
)=μy(χ
)=手
定理2
平均 μ,分
散 σ2の有 限母集団か らとられた大 きさ2の
標本 の平 均 をX,母
集団の大 きさを Ⅳ とすれ ばE(χ
)=μ7(ア
)=4 η
Ⅳ-1 %
σ
2Xの
標本分布 定理3
平均 μ,分
散 σ2の 正規母集団か らとられた大 きさ πの標本 の平 均 χ の分布 は,平
均 μ,分
散場 の正規分布 に従 う. 定理4(中
心極 限定理)
平均 μ,分
散 σ2のあ る母 集 団か ら とられ た大 きさ%の
標本 の平均Xの
分布 は,η が十分大 きいな らば,近
似 的 に平均 μ,分
散 場 の正規分布 に従 う。6-3
χ2分
布 ,ι 分 布,F分
布 χ2分布,′ 分布,F分
布 はいずれ も正規母集 団か らの標本抽 出 に関連 して導 出 された標本分布 である。 χ2分布確率密度関数が
ん
(″)=εθ
ザχザ
ー
1 (χ
>0)
で与 え られ る分布 を自由度 νの χ2分布 とい う.こ こで,定
数 εは ん(″)が 密 度関数 で ある とい う条件 か ら決 まる。 χ2分布表 確率変数 χ が 自由度 νの χ2分布 をす る とき,確
率 αに対 し6 . て χ2分布,ι 分布
,F分
布P(χ
>ノ
(ν))=α を満たす χ′(ν)の値 の表 を χ2分布表 と いう(付表5参
照). 定理5
平均 μ,分
散 σ2の正規母集団か らとられた大 き 散 を s2と す る とき,ノ
=子
は自由度 ν=π-1の
χ2分布 に従 う。 ι分布確率密度関数が 85 χ:(ν) χ2 さ ηの標本の分 はgν(′)カジ密i涯蔓 自由度 νの ι分布 2 一ι多(ν
) O
ι子(ν)2の
標 本 の平 均 と分 散 を,F,
gズ→
=c(1+子
) 学
(一
∞
<χ<∞
) で与 え られ る分布 を自由度 νの ι分布 とい う。 関数で ある とい う条件 か ら決 まる。 ι分布表確率変数
Tが
自由度 νの ノ分布 をす る とき,確
率 αに対 して P(I TI>′ =(ν ))=αt
を満たす ′
,(ν)の値の表を ′分布表 とい
う
(付表
4参
照
). 定 理6
正規 母 集 団か ら とられ た大 きさ s2と す る とき, の分布 は, 定理 フ き さ πl, 多2 数 ︱ ︱ ︱ 定 で こ こ′
=/2-1(∬
―μ
) S 自由度 ν=%-1の
′分布 に従 う。 2つの正 規 母 集 団 Ⅳ(μl,σ2),Ⅳ(μ2,σ2)から独 立 に と られ た大 の標 本 の平 均 と分散 を ∬1,Lお
よびs12,s22と す る。この とき, ′=三二∬
2 (μ l μ2)s/券
+場
こ こで, ♂=
は,自由度 ν=π l+π2 2の
″分布 に従 う。86
F分
布確率密度関数が
れ
豚かαり
<1+ル
ド
甘
で与 え られ る分布 を自由度 νl,ν2のF分
布 とい う。 母 分散:
σ2=12+22+32+42+52_9=2
(b)可
能 な標本 は次 に示す5C2=10通
りで ある.6
無作 為 抽 出 と標 本 分布 (″>0)
こ こ で 定 数 εは れ1,ν2(∬) が密度関数 である とい う条件 か ら決 まる。F分
布 表 確 率 変 数Fが
自由度 (νl,ν2)のF分
布 をす る とき,確
率 α に対 して,P(F>几
(νl,ν2))=α を満 たす 鳥(νl,ν2)の値 の表 をF分
布表 とい う。本書 で は,α=0。05,0.025に 対 す る表 を与 える(付表6,付
表7参
照). 定理8 2つ
の正規母集団 Ⅳ(μl,σ2),N(μ2,σ2)から独立 に とられた πl 個 と π2個 の標本 の不偏分散 を π12,π 22とす る とき,F=牙
の分布 は,自由度(πl-1,π
2 1)の
F分
布 に従 う。 例 題 例 題1(非
復元抽 出によるXの
標本分布)5個
の数,{1,2,3,4,5}か
らなる母集団がある。(a)こ
の母集団の平均 と分散 を求めよ。(b)こ
の母集団か ら大 きさ2の
標本 を非復元抽出で と り出す とき,す
べての可能な標本 を列挙せ よ。(C)各
標本 の平均 を求 め, 標本平均 χ の標本分布 を導 け。(d)こ
の分布の平均 と分散 を求めて,こ れ らの値が公式か ら求めた値 と一致することを示せ。(e)母
集団分布 と χ の標本分布 をそれぞれ図示せ よ。 解(a)母
平 均:
μ=
1+2+3+4+5
=3 自由度νl,ν2のF分布 標本(1,2)(1,3)
∬1.5 2
(1,4)(1,5)2.5 3
(2,3)(2,4)(2,5)(3,4)(3,5)(4,5)
2.533.53.544.5
例 題
(C)よ
って,Xの
標本 分布 は(d)Xの
標本分布 よりE(χ
)=3 (分
布の対称性 より)yC7)=1◆
52×士
+22×奇十
・
・
・
+4.52×士
_32=0。 75-方
,公
式か らはE(χ
)=μ=3
7(ア
)=#召
│・子
=:<・
÷
=0・75Xの
標本分布 か ら求 めた値 に一致 している. 4 . 5 ︲ 一 ・0 4 1 一 10 3 . 5 2 一 10 3 2 一 10 2 . 5 2 一 10 2 1 一 10 ・ ・ 5 ︲ 一 ︲0 一 ″ 〓 ・ ∬ 一 χ P これ らの値 は(e)
1.5 2.5 3.5 4.5 2 3 4 Xの標本分布 は (平均 とメジア ンの標本分布) 1,2,3の 目が それ ぞれ2個
ず つ記入 され たサ イ コロを1回投 げ る とき, 出 る目の平均 μ と分散 σ2を求 め よ。(a)こ のサ イ コロを
3回
投 げ る とき,(i)出
る目の平均,(ii)出
る 目 のメジア ン,の
標本分布 を導 け.(b)こ
れら標本分布の平均はいずれもμに等しいことを示し,ど ちら
の分散が小さいかを述べよ
.∬ P(χ=∬)
6
無作為抽出 と標本分布 よって, μ=1×
÷+2×
÷+3×
÷=2
σ
2=12×÷
+22×÷
+32×÷
_22=
サ イ コロの3回
の投 げの結果 を χl,X2,X3,そ
の標本平 均 をX,標
本 メ ジ ンを ″ とし,Xと
〃 の標本値 をそれぞれ ∬ と 協 とす る. (Xl,χ 2,X3)のすべ ての可能 な結果 と,それ に対 す る ∬ の値,お
よび%の
値 を次 の表 に示す。 3 1 一 3 2 1 一 3 1 1 一 3 2 一 3 ァ 可能 な結果 (∬1,″ 2,″ 3) 一 ″ % 可能 な結果 (″1,∬ 2,∬ 3) 一 ∬ π (1,1,1) (1,1,2) (1,2,1) (2,1,1) (1,1,3) (1,3,1) (3,1,1) (2,2,1) (2,1,2) (1,2,2) (2,2,2) (2,2,3) (2,3,2) (3,2,2) 1 4 一 3 4 一 3 4 一 3 5 一 3 5 一 3 5 一 3 5 一 3 5 一 3 5 一 3 2 7 一 3 7 一 3 7 一 3 (3,3,1) (3,1,3) (1,3,3) (3,3,2) (3,2,3) (2,3,3) (1,2,3) (1,3,2) (2,1,3) (2,3,1) (3,1,2) (3,2,1) (3,3,3) 7 一 3 7 一 3 7 一 3 8 一 3 8 一 3 8 一 3 2 1 一 3 × 1 一 3 × 1 一 3=夕
で ある. これ ら27通
りの結果の得 られ る確率 はいずれ もこの表 よ i)
%
P(〃=π
)(b)こ
れ ら2つの分布 はいずれ も2を中心 として対称 であるか らE(χ
)=E(〃 )=2=μ
りχ の標本分布 と 〃 の標本分布 は 例 題 よ って, ( 3 1 一 27 8 一 3 3 一 27 7 一 3 6 一 27 2 7 一 27 5 一 3 6 一 27 4 一 3 3 一 27 1 1 一 27 一 ″一″
・ル
P 3 7 一 27 2 13 一 27 1 7 一 27 2 一 9 〓 一 1 一 27 ・4 一 27 × 〓m
一
+ + れ 7 一 27 7 一 27な
︼
︼
ま
,
一
α
“
詢
y
y
分 の χ と ″ よって,(Xの
標 本 分 布) ある工場で生産 される電球の寿命 は平均 1180時 間,標
準偏差20時
間の 正規分布 に従 う.こ の とき,次
を求めよ.(a)25個
の電球の無作為標本の寿命 の平均が 1170時 間を超 える確 率.(b)無
作為に選んだ π個の電球の寿命の平均が,少
な くとも0。9の
確 率で 1175時 間を超 えるといえる%の
値. 解 電球の寿命 をXと
す る と χ ∼ Ⅳ (1180,202)25個
の電球の寿命 を χl,χ2,・…,χ 25,そ の平均 をア
=士
二χ
J とすれ ば,90 よって
,χ
∼ Ⅳ (1180,42)で ぁるか ら帥
)ズ
χ
>Hη
浄く
Z> )
=1-0(-2。
5)=0(2.5)=0。9938(b)η
個 の電 球 の寿命 を χl,χ2,・ …,Xη,その平 均 を6
無作為抽出 と標本分布Eσ
)=H80,7σ
)=讐
=M
アη
=券
豊χ
Jアη
∼Ⅳ
い
0,等
) P(Xη >1175)≧0。90 P(Xη<1175)<0.10
P(Z< )≦
0・10ο
(一子
)≦01Qの
(平
)≧090
カ ≧1.28⇒
π≧26.2 とすれ ば, 与 えられた情報 よ り, 正規分布表 よ り よって,27個
以上。 (正規 変 量 の1結合) 1フ リJ旺1 ‐ ヽ工 場 一 ノ ■TXlと X2は
独 立 な確 率 変 数 で,Xl∼
.Ⅳ(5,2), X2∼ N(3,1)
の とき,y=2Xl―
χ2に 対 して(a)E(y),
(b)7(y),
(C)P(y>8.5)
を求めよ
.解
(a)E(y)=E(2Xl―
X2)=2E(Xl)一
E(χ
2)=2×5-3=7
題 例 91
=47(Xl)+7(χ
2) (χ
lと χ2は 独立で あるか ら) =4×2+1=9
(C)正
規 分布 に従 う独立 な確率変数 χl,X2の
一次結合 αlχl+α2X2は
正 規分布 に従 うか ら よって,y∼
N(7,9)
P(y>8.5)=1-P(y<8。
5)=1-P(Z<¥)
=1-P(Z<0.5)
=1-0(0.5)=1-0.6915=0.3085
例 題5 (2つ
の平均の差の分布) 確 率 変 数 χ とyは
独 立 で,χ
∼ Ⅳ(2,1),y∼
N(3,2)と
す る。χ とyは
Xと yに
関 す る そ れ ぞ れ5イ固の観 測 値 の 平 均 を表 す。この と き, 次 を求 め よ。(a)E[(χ
-3)2](b)E[(χ
+2y)2]
(C)χ
―yの
分布(d)P(χ >y)
解(a)E[(χ
-3)2]=E[(χ -2-1)2]
=E[(χ
-2)2_2(χ
-2)+1]
=E[(χ -2)2]_2E(χ
-2)+1
=1-0+1=2
(b)E[(χ
+2y)2]=E[{χ -2+2(y_3)+8}2]
=E[(χ
-2)2]+4E[(y_3)2]+64
+4E[(χ
-2)(y_3)]+16E(χ
-2)+32E(y_3)
仮 定 よ り
E[(χ
-2)2]=1, E[(y-3)2]=2,
E(χ
-2)=0, E(y_3)=0,
E[(χ
-2)(y_3)]=E(χ
-2)E(y_3) (χ
-2と
y_3は
独 立 だ か ら)92
であるか ら, よって,(d)P(χ
>
6
無作為抽 出 と標本分布E[(X+2y)2]=1+4×
2+64=73
(C)X,yは
正規変数であるか ら,X―
yも
正規変数 である.E(χ
一y)=E(ス
つ一E(y)=2-3=-1
7(χ
―y)=7(χ )+7(y)
=÷
+÷ =÷
3 一 5 一 Ⅳ ” >一
y
刈
一
卜
一
イ
一 χ P 〓 一y=P(Z>」
号デ計)==1-ο
(1。291)=1--0.9017==0。 0983 例題6 (正
規変量の和) 大型 の りん ご1個
の重 さは平均330g,標
準偏 差15gの
正規 分布 に従 い, 並型 の りん ご1個
の重 さは平均280g,標
準偏 差10gの
正 規 分布 に従 う. その とき,次
の確率 を求 めよ.(a)無
作為 に選 んだ大 型 の りん ご3個
の重 さの合計 が1000gを
超 え る.(b)大
型 の りん ご1個
と並型 の りん ご1個
を無作為 に選 ぶ とき,並
型 の重 さが大型の重 さを超 える.(C)無
作為 に選 んだ並型 の りん ご5個
の重 さの合計 が,無
作為 に選 ん だ大型 の りん ご4個
の重 さの合計 を超 える。 解 大 型 の りん ご1個
の重 さ を χ,並
型 の りん ご1個
の重 さ をyと
す る と χ ∼ Ⅳ(330,152),y∼
Ⅳ (280,102)(a)大
型 の りん ご3個
の重 さ をXl,X2,X3と
す れ ば,,T=Xl+χ
2+X3
の分布 はE(T)=E(χ
l+χ
2+χ
3)=E(χ l)+E(χ2)+E(X3)
=330+330+330=990
7(T)=7(Xl+χ
2+X3)
=7(Xl)+7(χ 2)+7(X3) (χ
l,χ2,X3は
独 立 だ か ら)例 題 より, 93
=152+152+152=675
よって, ≒1-0(0。385)=1-0.6499=0.3501
(b)χ
一yの
分布 はE(χ
一y)=E(χ
)―E(y)
=330-280=50
7(χ
―y)=7(χ )+7(y)
よ り,=152+102=325
χ 一y∼
Ⅳ (50,325) よって,P(y>ス
つ=P(χ
一y<0)=P(Z<号
琵普)=1-の
(2。774)=1-0.9972=0。 0028(C)大
型 りん ご4個
の重 さ を χl,X2,X3,χ
4,そ の合 計 を ■=忍
χJ, 並型 りん ご5個
の重 さ をyl,y2,y3,y4,Lそ
の合 計 をT2=忍
L
とすれ ば,仮
定 よ り ■ ∼N(1320,4× 152)T2∼
Ⅳ (1400,5×102) よって, ■ ―Tl∼
Ⅳ (80,5×102+4×152)=N(80,1400)
ゆ えに,P(■
>■
)=P(■
― ■>0)
T∼
Ⅳ(990,675)P(T>1060)=P(Z> )
=P(Z>端
)=1-の
(2.138)=1-0.9837=0。0163(Xの
平 均 と分散) Xl,X2,° …,Xη を平均 μ,分
散 σ2の母集団か らの大 きさ%の
無作為標 本 とし,そ の平均をXと
するときE(χ
)=μ,7(χ
)=子
を示 せ 。 946
無作為抽 出 と標本分布 解Xl,X2,°
‥,χ ηは同一母 集 団 か らの無作 為標 本 で あ るか ら,互
い に独 立 で,か
つE(Xl)=E(χ
2)=…・=E(χ
η)=μ7(Xl)=7(X2)=…
・=7(χ
η)=σ2 よって,EC7)=E(Xl+χ
2+…
・十χ″
)=争
α
l+χ 2+…
・
+Xη
)=号
メ
E(χ
l)+E(χ
2)+…・
十
E(χ
″
)}=,(μ
+μ+…
0+μ ) =μyC7)=7(Xl+χ
2+…
・十χη
)=,7(χ
l+χ
2+…
+χ
η
)(Xl,χ
2,…ち
χ
η
の
独
立
性より
) =考│{7(Xl)+7(χ
2)+…
+7(χ
η
)}_か
(σ2+σ2+…
+σ2) σ2 π例 題 例題
8 (独
立な正規変数の和 と差) 解 男子 学 生 の体 重 をX,女
子 学 生 の体 重 をyと
す る と,X∼
N(60,82), y∼
Ⅳ(52,52)(a)S=X+yと
ぉ くと,E(S)=E(χ
)+E(y)=60+52=112
7(S)=7(χ )+7(y)=82+52=89
よ って, ゆ えにS∼
N(112,89)
P(S>100)=1-P(S<100)
=1-P(Z< )
=1-0(-1.272)=0(1.272)=0。
8983(b)D=χ
―yと
ぉ くと,E(D)=E(ス
つ一E(y)=60-52=8
7(D)=7(ス
つ+7(y)=89
よ って, ゆ えにD∼
N(8,89)
P(y>ス
つ
=P(χ
一
y<0)
=P(Z<需
)=の
(-0。848)=1-の
(0.848)=1-0.8017=0。1983 ― 例 題3 (狸
立 な止 現 父 狐 の不‖と差 ノ ある大学 の男子学生 の体重 は平均60 kg,標準偏差 8 kgの 正規 分布 に従 い,女
子学生 の体 重 は平均52 kg,標準偏差 5 kgの 正規 分布 に従 う こ とが 知 られ てい る。い ま,1人
の男子学生 と1人
の女子学生 を無作 為 に選 ぶ と き,次
の確率 を求 め よ。(a)2人
の体重の合計が 100 kgを 超 える.(b)女
子学生 の方が男子学生 よ りも重 い。(C)女
子学生 の体重が男子学生の体重の少 な くとも÷ はある。6
無作為抽出 と標本分布96
(C)
よ って, 〓 一 一 × 〓5 α 月 2 7と
中
哺
〓 ″P(y>÷
χ)=P(7>0)
=P(Z>t看
争)=の
(0.896)=0.8149 例 題 (独立 な正規 変数 の和) 毎 日定刻 に自宅 を出て会社 に通勤 しているあるサ ラ リーマ ンの通勤所要 時間 (分)は
次 の3段
階か らな る。X:自
宅 か ら乗車駅 までの歩行時間 と下車駅 か ら会社 までの歩行 時間 の合計.y:乗
車駅 での電車の待 ち時間.Z:電
車 に乗 ってい る時間. χ,y,Zの
平均 と分散が 平均標準偏差 ジ( 20 1 y 5 3 Z 40 2 で与 えられ る とき
,次
を求 めよ.(a)こ
のサ ラ リーマ ンの通勤所要時間の平均 と標準偏差.(b)X,y,zは
ぃずれ も正規分布 に従 うとして,このサ ラ リーマ ン が 自宅 を出て1時
間以 内に会社 に着 く確率. 解 通 勤 所 要 時 間 を7と
す る と ″=χ
+y+Z
ゆ えに,題
例 97
(a)E(フ
/)=E(X+y+Z)
=E(ス
つ十E(y)十
E(Z)
=20+5+40=65(分
) 7(フ/)=7(χ
+y+Z)
=7(χ
)+7(y)+7(Z) (χ
,y,zは
互 い に独 立 とみ な して)=12+32+22=14
よ って,/7(7)=、
江
I=3。74(分
)(b)7は
平均65,標
準偏差3.74の正規分布 に従 うか らP(γ
<60)=P(Z<T)=1-の
(1。336)≒0。0908 解 繊 維100本の破 断強度 をXl,χ
2,°…,Xl。。とす る と χ J∼ Ⅳ(1.2,0.12)(グ =1,2,‥
0,100) 100本の東 の破 断強度 をyと
す る とy=χ
l+χ 2+…
・+χ
l。。 よ って,yは
E(y)=E(χ
l)+E(χ
2)+…・+E(Xl。
0)=100× 1.2=1207(y)=7(Xl)+7(χ
2)+…・+7(χ
10。)=100×0。12=1
の正規 分布 に従 うか ら,ズ
y>22"=く
Z> )=卜
α
2"‐
∞
6 [注]
この問題 では,η=100よ り中心極限定理が使 えるので,繊維の破断強度が 正規分布 に従 うとの仮定がな くて も解 ける。 (中心極限定理)171JE IU
ヽ叶セじ慨 円氏 `こ瑠Eノ あ る種 の繊 維1本
の破 断強度 は平均1。2 kg,標準偏 差0。l kgの 正規 分 布 に従 う。この繊維 100本の東 に122。5 kgの 荷重 をか ける とき,東
が破壊 され る確率 を求 め よ。 乱数表か ら1桁
の乱数 を50個
とる とき,そ の平均が4と 5の 間にある 確率 を求めよ. (中心極限定理)98
解 乱 数 の分布 は離散 型 一様 分布6
無作為抽出 と標本分布 ″ P(χ=″) で,この分布 の平均 と分散 はμ
=0×
士
+1×
士
+・・
・
+9×
士
=4.5σ
2=02×士
+12×士
+..0+92×
十
_4.52=8.25 で ある。とられた50個
の乱数 は この分布 を もつ母集 団か らの大 きさ50の無作 為標本 とみなされ るか ら,50個
の標本 の平均 を χ とすれ ばE(χ
)=μ=4.57(χ
)=子
=」晋
1=0・165 π=50は
大 きいか ら,中
心極 限定理 に よって,Xは
近似 的 に Ⅳ (4.5,0.165)に 従 う。よつて,P(4<ア <5)=P(1芳
千
者
「
<Z<ず
拳
妾
号
)=2の (1.231)-1=2×
0.8909-1=0。78186章
の 問 題6.1
サ イコロを2回
投 げる とき,出
た 目の和 の標本分布 を求 め,この分布 の平均 と分散 を求 め よ.6.2 1の
目 を3つ,2の
目 を2つ,3の
目 を1つ もつ サ イ コロ を1回投 げ る とき,(a)出
る目Xの
確率分布 を示 し,(b)そ
の平均 と分散 を求 めよ。(C)こ
のサイ コロを7回
投 げ る とき,出
る 目の平均Xの
平 均 と分散 を求 め よ.6.3
χ とyは
独立 な確率変数 で, χ ∼N(5,9), y∼
Ⅳ (7,16) の とき,(a)χ
一y, 9 1 一 10 8 1 一 10 7 1 一 10 6 1 一 10 5 1 一 10 4 1 一 10 3 1 一 10 2 1 一 10 1 1 一 10 0 1 一 106章の問題