• 検索結果がありません。

迷路性固視機能検査法に関する研究 1) 迷路性固視機能検査法に関する研究 -- 地磁気センサによる基準範囲 -- 2) 迷路性固視機能検査法に関する研究 -- 迷路障害例の検討 --

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "迷路性固視機能検査法に関する研究 1) 迷路性固視機能検査法に関する研究 -- 地磁気センサによる基準範囲 -- 2) 迷路性固視機能検査法に関する研究 -- 迷路障害例の検討 --"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

迷路性固視機能検査法に関する研究 1) 迷路性固視機能検査

法に関する研究 -- 地磁気センサによる基準範囲 -- 2) 迷路

性固視機能検査法に関する研究 -- 迷路障害例の検討 --( 内

容の要旨(Summary) )

Author(s)

大野, 通敏

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1018号

Issue Date

1995-12-20

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/15252

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名 (本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 大 野 通

敏(岐阜県)

(医学)

乙第1018 号 平成 7

年12

20 日 学位規則第4条第2項該当

迷路性固視機能検査法に関する研究

1)迷路性固視機能検査法に関する研究

一地磁気センサによる基準範囲-2)迷路性固視機能検査法に関する研究

一迷路障害例の検討一

(主査)教授 (副査)教授 数授 松 波 謙 社弘 英 田 田 宮山 論 文

内 容

の 要

迷路性眼反射の生理的な働きは頭部運動中の固視を維持することである。それも眼振を起こすような回転刺激 における固視ではなく,振幅の小さい周期の速い頭部運動中の固視の維持である。両側迷路反応を喪失し,迷路 性眼反射の脱落症状がjumbling現象(浮動視)であることは,これを裏づけている。この迷路性眼反射を検査す る方法として頭部の振子様回転中の固視機能を調べる検査が行われている。その方法としてt頭部運動と眼球運 動の加算波形を検査する方法,頭部運動を入九眼球運動を出力とした伝達関数を計算する方法(当教室ほか) などが行われている。しかし,このような検査は,検査装置が大きく高価であったり,検査が煩雑なため,一部 の施設で実験的に行われているだけで臨床検査として広く普及しているとは言い難い。以上の観点より,日常臨 床で行いうる固視機能検査法の確立を目的として研究を行った。この研究を行うにあたって,地磁気センサを用 いた固視機能検査装置が開発できた。本研究では,この新しい装置を使用して,健常者の検査を行い,臨床例と 比較するための基準範囲を提示するとともに,迷路障害例の検討を行った。 研究方法 固視機能検査装置を用いて,頭部運動,眼球運動,両者の加算波形をパソコンに入力して,頭部運動を入力, 眼球運動を出力とした伝達関数を計算し,ボード線図(利得,位相)として表示して,視性・迷路性眼運動系の動 特性を検討した。サンプリング周波数時20Hz,サンプリング時間は60秒とした。時定数は頭部運動と眼球運動 は同じで,1秒または3秒を用いた。検査は(i)水平視性・迷路性眼運動系の検査,(ii)垂直視性・迷路性眼 運動系の検査を行った。観察事項は次の2つである。 a)視棟固視頭振り検査(視性迷路性眼運動系の検査):被験者に眼前1mの視標を固視して,自動的に頭振りを 行わせたム頭振りは振幅±100以下で,0.3Hzから徐々に速く振り,出来るだけ速く振った後,徐々に遅く振っ た。得られたボード線図より,①利得の折点周波数(Hz),②位相が1800±100の周波数範囲(Hz)の値を求 めた。 b)暗所開眼視標イメージ頭振り検査(迷路性眼運動系の検査)‥被験者に暗所開眼で視標をイメージして,a) と同じように頭振りを行わせた。得られたボード線図より,(訓.1Hzにおける利得(dB),②利得が直線的に増加 する周波数範囲(Hz),③利得増加の傾斜(dB/decade),④直線的に増加する最大周波数の利得(dB),⑤位相 が1800 ±100の周波数範囲(Hz)の値を求めた。 被験者は,研究(1)(基準範囲の提示)では健康成人5名,研究(2)(迷路障害例の検討)では両側迷路障害 例2名,一側迷路障害例15名である。 結果と考案 1.検査装置‥頭部運動を捉えるために地磁気センサを用いたことが特徴である。この装置は,頑の振り方とセ ンサの方向に配慮する必要はあるが,被験者と機械的な接続が不要であり,暗室にせず検査ができ,水平面・垂 直面での頭部運動の回転角度を簡単に捉える利点があった。 117

(3)

2.研究(1):基準範囲について 評価方法として・被験者別特性測定値の平均よりの評価(各被験者において,前述の項目を測定し,5名の平 均値と標準偏差を計算した)を行い,この平均値±棲準偏差×2の範囲を基準範囲とした○また,平均-ド線図 よりの評価(5名の被験者の各周波数における利得と位相の平均値と標準偏差を計算し,平均ボード線図を作成 した)の2つの方法を用いた。ここでは基準範囲について述べる。 (i)水平視性・迷路性眼運動系の検査:a)視標固視頭振り検査では,①利得の折点周波数は2.3-4.3Hz,②位相 が1800±100の周波数範囲は下限の値が0・1∼0・4=z,上限の値が0・5-1・3=zであったob)暗所開眼視棲イメー ジ頑振り検査では・(訓・1Hzにおける利得は-9∼-1dB・②利得が直線的に増加する周波数範囲は下限の値が0.1 ∼0・4Hz・上限の値が2・0∼3・6Hz・③利得増加の傾斜は2∼10dB/decade,④直線的に増加する最大周波数の利得 は0∼4dB,⑤位相が1800±100の周波数範囲は下限の値が0・1∼0・3=ヱ,上限の値が0.4-1.2Hzであった。 (ii)垂直視性・迷路性眼運動系の検査‥a)視棲固視頭振り検査では,①利得の折点周波数は1.4∼3.OHz,②位 相が1800±100の周波数範囲は下限の値が0・1∼0・6=z・上限の値が0・1∼1・8=zであったob)暗所開眼視榛イメー ジ頭振り検査では・御・1Hzにおける利得は-7-1dB,②利得が直線的に増加する周波数範囲は下限の値が0.1Hz, 上限の値が0・1∼4・OHz・③利得増加の傾斜は-4∼12dB/decade,④直線的に増加する最大周波数の利得は-4∼ 8dB・⑤位相が1800±100の周波数範囲は下限の値が0・1∼0・4=z,上限の値が0.1∼1.4Hzであった。 以上固視機能検査法として,我々はこれまでの報告で平均ボード線図として示し,視覚的に全体の特性を捉 えやすい利点があったが・利得の折点周波数や位相が1800±100の周波数範囲や利得増加の傾斜などの健常者 の値の範囲を決めることが困難である欠点があった。そのため,被験者別特性測定値の平均よりの評価を用いる ことにより,個々の検査項目の平均値と標準偏差を計算して・健常者の値の範囲を数値として示すことができ, 臨床例との比較が容易になった。 3.研究(2):迷路障害例の検討について 迷路障害例の水平視性・迷路性眼運動系の検査を行い,次の結果を得た。 両側迷路障害例‥基準範囲に比べて,視横国視頭振り検査で・利得の折点周波数が低下し,暗所開眼視標イメー ジ頭振り検査で・0・1Hzにおける利得が低下し・周波数の増加に伴う利得の増加が直線的でなかった。 一側迷路障害例‥基準範囲に比べて・視模固視頭振り検査で・利得の折点周波数が発症2カ月以内の症例の75 %・発症2カ月以上の症例の55%が低下した。暗所開眼視標イメージ頭振り検査で,0・1=zにおける利得が発症 2カ月以内の症例の75%・発症2カ月以上の症例の64%が低下し,周波数の増加に伴う利得の増加が発症2カ月 以内の症例の100%・発症2カ月以上の症例の73%が直線的でなかった0すなわち,発症2カ月以内に比べ,2 カ月以上では少なかった。そして・経過観察した2名では一視梼固視の条件では利得の折点周波数が基準範囲に 比べ・初回には低下していたが・㌃回目には範囲内となった。従って・発症後初期には視標固視の条件で利得の 折点周波数の低下や・暗所開眼視標イメージの条件で0・1=zにおける利得の低下や,周波数の増加に伴う利得の 増加が直線的でないことがあっても,時間が経つにつれ前庭代償によりこれらが改善していくものと思われた。 論文審査の結果の要旨 申請者大野通敏は,迷路性固視機能検査法について日常外来で容易にできる地磁気センサを用いた固視機能 検査装置を開発し・この装置を使用して伝達関数を計算することにより健常者の基準範囲を提示した。その結果, 迷路障害例との比較が容易になりその特徴を示した0この知見は平衡神経科学の進歩に少なからず寄与するもの と認める。 [主論文公表誌] 迷路性固視機能検査法に関する研究 1)迷路性固視機能検査法に関する研究 一地磁気センサによる基準範囲一 平成7年4月発行 Equilibrium Res54(2):225∼235 2)迷路性固視機能検査法に関する研究 一迷路障害例の検討一 平成7年8月発行 Equilibrium Res54(4):379∼392 118

参照

関連したドキュメント

a b Patterned model of compressional property of thin dress fabrics, a at the maximum pressure Pmax=50 gf/cm2 standard, b at Pmax=10 gf/cm2.. Compression and recovery processes

心臓核医学に心機能に関する標準はすべての機能検査の基礎となる重要な観

冷却後可及的速かに波長635mμで比色するド対照には

(問5-3)検体検査管理加算に係る機能評価係数Ⅰは検体検査を実施していない月も医療機関別係数に合算することができる か。

添付資料 4 SDC 3/INF.10: Information collected by the intersessional Correspondence Group on Intact Stability regarding second generation intact

機器表に以下の追加必要事項を記載している。 ・性能値(機器効率) ・試験方法等に関する規格 ・型番 ・製造者名

電子式の検知機を用い て、配管等から漏れるフ ロンを検知する方法。検 知機の精度によるが、他

経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を