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““十勝農業ビジョン2011″”が目指すもの”

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北畜会報 50 : 1-3, 2008

特 集

“十勝農業ビジョン

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"

が目指すもの

高 橋 敏

十勝農業協同組合連合会 帯広市西3条南 7丁目 14番地

.策定の目的と経過

十勝農協連では十勝農業の中期的な振興計画を

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年 ごとに策定しており,今次計画はタイトルの通り

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年が目標年である.策定の目的は「管内農家が意欲を 持って生産を行えるよう魅力ある十勝農業の姿を展望 し,その実現のために必要となる課題を提起すること」 である. 従来は独自の調査・検討により,生産面を主眼に策 定していたが,今回は管内農協で構成する IJAネット ワーク十勝」との連携により,流通・販売,農家経営, 農協組織など農業振興全般を対象としている.計画は 冊子の形で管内の全農家・農協役職員および関係機関 に配付した.

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計画の骨子

農産・畜産全体の基本目標は,産出額

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億円,

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戸当たり農業所得

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万円である.これは前回計画 に比較し産出額は同額農業所得は

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万円引き上げた ものであり,近年の情勢下,多少高めの目標と言える. なお,前回計画の目標はほぼ達成されている. 計画ではさらに,その根拠として品目ごとの作付面 積や家畜頭数,生産性や販売価格の水準などの積み上 げを示し,さらに目標達成のための課題を整理してい る.

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畜産部門の内容

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酪農は生乳生産目標を年

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万トン・

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億円とした. 生産量を

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年度に比べ7万トン増とする一方,乳 価の下落を織り込んだ、.

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年からの生産調整によ り経産牛が

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頭以上減少しているため,乳牛資源 の早急な回復と, 1頭あたりの乳量増が目標達成の 前提条件となる.

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黒毛和種の素牛生産は明るい情勢にある.府県産地 の生産縮小などから素牛価格は当面堅調と想定さ れ,十勝は繁殖牛の8 %増頭と資質の揃った子牛の 安定供給により,素牛産地の地位をより高める計画 である.ホル牡やF 1についても数%の増産を計画

十勝における農業産出額の推移と目標

3,000 2,500 産 出 2,000 額 ft1500 円 1,000 500

1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2011年 (実績:農林水産統計) 困 耕 種 部 門 口 畜 産 部 門 受理 2007年11月12日

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敏 高橋

十勝における畜産部門の産出額推移と目標

1,400 800 200 600 400 1,200 1.000 産 出 額 (億円) 2011年 口その他 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 (実績:農林水産統計) 圏 乳 用 牛 口 生 乳 白 肉 用 牛

140,000 100.000 飼 養 80,000 頭 数 60,000 頭 20,000 120,000 40,000

十勝における生乳産出額と経産牛飼養頭数

800 700 600 500 400 300 200 100 産 出 額 ( 億 円 ) 0 2011年 -・-経産牛飼養頭数 1996年1997年1998年1999年2000年2001年2002年2003年2004年2005年 亡コ産出額 (産出額実績:農林水産統計、飼養頭数実績:十勝畜産統計)

-バルク乳温遠隔監視体制による高品質乳の生産 .十勝型和牛晴育・育成技術による優良素牛の生 産および、,肥育技術の向上 ・広域的な家畜防疫体制の強化による伝染性疾病 の侵入・拡散の防止

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生産コストの低減と生産性向上 -総合的な飼養管理技術の確立による生涯乳量の 増加 ・とうもろこしサイレージ多給型飼料給与体系の 確立 -関係機関の連携による総合的な乳房炎対策 ・適正な種雄牛選定と受精卵の活用による優秀な している. (3)養豚は大幅な増頭が見込まれるが,養鶏は現状維持, 馬産は戸数・頭数とも漸減が予想される.

目標実現への課題

以上の目標を達成するための課題を次の通り挙げ る.十勝農協連は今後 5年間の事業をこれらに照準を 合わせて推進する.試験研究機関のご支援をお願い致 したい. (1)安全で高品質な畜産物の生産 ・生産履歴システムによる安全・品質管理の徹底

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-2-“十勝農業ビジョン20日"が目指すもの 乳用後継牛の増殖 ・和牛の育種価情報の活用と優良受精卵供給体制 の整備 -コントラクターの利用による機械コストの削減

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農作業支援体制の充実 -コントラクター組織の拡充 -酪農ヘルパーの増強と技術レベルの向上 -共同日甫育・育成施設における飼養管理技術の高 位平準化 (4)生産基盤の強化 -堆肥流動化の促進と耕畜連携による循環型農業 の確立

-3--草地管理の適正化と飼料用とうもろこしの増産 による自給飼料生産力の強化

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環境の保全 -硝酸態窒素や搾乳施設雑排水による水質汚染の 防止 (6)規模拡大の促進 -大型化に対応した生産技術・経営手法の確立 (7)組織の強化 -農協職員の専門性向上 -広域フィールドアドバイザーによる技術普及体 制の強化

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参照

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