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入院初期の被虐待児が包まれ,護られている感覚を培うためのケアの分析

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Academic year: 2021

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(1)

入院初期の被虐待児が包まれ,護られている感覚を

培うためのケアの分析

著者

鎌田 佳奈美

発行年

2005-09-07

(2)

氏 名(本籍)

学位 の 種類

学位記番 号

学位授与年月日

学位論文題目

鎌田 佳奈美(大阪府)

修 士(看護学)

修 士第 65号

平成17年9月7日 入院初期の被虐待児が“包まれ,護られている”感覚を培うためのケ アの分析

(3)

別紙様式’3 ′

文  内  容  要

※整理番号・・

67

氏   名(ふりがな) かま た か な み 鎌 田 佳 奈 美 修士論文題目 入院初期の被虐待児が“包まれ、護られている”感覚を培うためのケアの分析 研究の目的: 本研究は、入院初期の被虐待児が“包まれ、護られている’’感覚を培うために、看護師が彼らをどのよう に受容しているのかを明らかにすることを目的とする。 研究方法: 質的帰納的研究方法を用いた。常時、被虐待児が入院している小児病棟に5年以上勤務した経験の ある看護師12名を対象に、半構成的質問紙を用いて面接調査を行った。調査期間は平成16年6月∼9 月で、データはKJ法の手法を取り入れて分析した。 結果および考察: 面接によって得られた2,352の意味項目から、11の上位カテゴリー、25の中位カテゴリー、 69の下位カテゴリーを抽出した。上位カテゴリーは【日常生活を脅かさない】、【人との温かい関 係を経験してもらう】、【自己調整能力を培うことをサポートする】、【言動の背後にあるものがわ かる】、【看護師自身の感情をコントロールする】、【他機関・チーム間で協働する】【被虐待児が生 きていく力を培うことを目指す】、【今、必要なケアを行う】、【病院で被虐待児をケアすることに 葛藤がある】、【被虐待児へのケアに戸惑いがある】、【身体の傷が治れば他児と同じケアをする】 であった。看護師は、入院初期の被虐待児が“包まれ、護られている”感覚を培うために、【日常 生活を脅かさない】、【人との温かい関係を経験してもらう】ケアを基盤としながら、彼らの言動 の変化を見極め、【自己調整能力を培うことをサポートする】ケアを展開していた。看護師が行っ ていたケアは、被虐待児の安心感や安全感につながり、彼らにとって治療的な要素を備えたもの であると考えられる。また、このようなケアを推し進めるためには、被虐待児の【言動の背後に あるものがわかる】、【看護師自身の感情をコントロールする1、【他機関・チーム間で協働する】 ことが必要で、ケアに対して【被虐待児が生きていく力を培うことを目指す】との、長期的な人 格発達をめざした認識をもつことが被虐待児の回復過程を促進すると考えられた。

総括:

今回の結果は、被虐待児の日常生活のなかで看護師が実践していた具体的なケアである。これらのケ アは、入院初期の被虐待児が“包まれ、護られている”感覚を培い、その後の人格発達に役立っではな いかと思われる。さらに看護師の知識を積み重ねることで、被虐待児への支援方法の構築につながるの ではないかと考える。

(備考)1.研究の目的・方法・結果・考察・総括の順に記載すること。(1200字程度)

2.※印の欄には記入しないこと。

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